JP2007322566A - 現像装置、これを備えた画像形成装置及びローラ間の隙間測定方法 - Google Patents

現像装置、これを備えた画像形成装置及びローラ間の隙間測定方法 Download PDF

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Masami Ikeda
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Abstract

【課題】現像装置において、現像ローラと磁気ローラの隙間を非接触で容易に測定できるようにする。
【解決手段】現像装置2は、像担持体に対向して配置され像担持体にトナーを供給する現像ローラ20と、現像ローラ20に対向して配置され現像ローラ20にトナーを供給する磁気ローラ21と、現像ローラ20と磁気ローラ21とを隙間を設けて保持する枠体22と、現像ローラと磁気ローラの隙間を測定するための反射部24とを備えている。これにより、カメラCにより隙間を測定した場合、反射部24により光が反射されるので、隙間を明確に測定することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ機等の画像形成装置に用いられる現像装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、一般に、像担持体上の静電潜像を現像するために、トナーを保持した現像ローラからトナーを像担持体に飛翔させる。この場合、像担持体と現像ローラには一定の隙間が設けられており、この隙間が広すぎれば、像担持体上のトナーの濃度が薄くなり、隙間が小さすぎれば、像担持体上のトナーの濃度が濃くなる。このように、隙間を適切に設定することが、形成される画像の品質において重要となる。
更に、他の方式としては、まず、磁石部材を内包した磁気ローラにトナーとキャリアからなる現像剤を保持させる。次に、この磁気ローラと一定の隙間を設けるとともに対向して配置された現像ローラに、磁気ブラシによりトナーのみを供給する。そして、トナーのみの薄層が形成された現像ローラから、現像ローラと一定の隙間を設けるとともに対向して配置された像担持体に、トナーのみを飛翔させて静電潜像を現像するという構成をとるものが存在している(特許文献1)。
この方式は、磁気ローラの磁気ブラシを直接像担持体に当てるものではないから、2成分現像の利点である安定性、高速性等を維持しつつも画像品質の向上を図ることができるものであるが、この方式でも同様に、像担持体と現像ローラと磁気ローラ間のそれぞれの隙間は、形成される画像のトナー濃度に影響を与え、画像形成の品質上重要である。
そのため、画像形成装置の出荷前の段階に、それぞれの隙間を測定する。即ち、隙間が機能上必要とされ、許容できる間隔となっているか検査を行う。そして、この隙間を測定し、検査するものとして、以下に示すようなものが知られている(特許文献2及び特許文献3)。
特許文献2に記載の発明では、像担持体と現像ローラを含んで構成されるプロセスカートリッジを画像形成装置本体に着脱自在とする構成において、像担持体と現像ローラの隙間を測定するための開口部をプロセスカートリッジの枠体に設け、例えば、検査用レーザを開口部から隙間に入光させて隙間を測定している。
又、特許文献3に記載の発明では、像担持体と現像ローラを含んで構成されるプロセスカートリッジを画像形成装置本体に着脱自在とする構成において、像担持体への露光窓を像担持体と現像ローラの間の隙間を測定するための窓として共用し、例えば、検査用レーザを露光窓から隙間に入光させて隙間を測定している。
更に、その他の隙間の測定方法としては、透光性の透明部材を枠体に設け、この透明部材から例えば検査用レーザを隙間に入光させて隙間を測定するということや、カメラにより隙間を撮影して隙間を測定することや、シックネスゲージを用いて隙間を測定するということが行われている。
しかし、特許文献1に記載の発明のように、現像ローラと磁気ローラとがユニット化されている現像装置にあっては、現像装置の枠体に開口部を設けると、この部分から現像剤の飛散が発生してしまうという問題がある。これにより画像形成装置内部の他の構成要素に影響を与えてしまう。例えば、トナー汚れだけでなく、ギア部分にトナーが固着し画像形成装置の寿命を縮めたり、用紙の搬送路にトナーが付着して画像形成の品質に問題を生じさせたりする。従って、現像ローラと磁気ローラとがユニット化されている現像装置にあっては、可能な限り、枠体に開口部は設けるべきではなく、特許文献2記載の構成は採用できない。
又、現像ローラと磁気ローラとがユニット化されている現像装置にあっては、像担持体への露光窓を現像ローラと磁気ローラの隙間を測定するための窓として共用することはできないという問題があり、特許文献3記載の構成も採用できない。
又、隙間測定用の透明部材を設ける場合には、透明部材を嵌め込むための穴を設けるとともに、ユニットの組立において透明部材を取り付けるという工程を要することとなり、組立、製造において複雑化するという問題がある。
又、カメラにより、現像ローラと磁気ローラの隙間を撮影して隙間を測定する場合にあっては、このような現像装置では上述のとおり、枠体に開口部を設けるべきでない。そうすると、隙間と枠体の間は暗部となっていることから、カメラで隙間を撮影しても、隙間を測定し難いという問題がある。
更に、シックネスゲージにより、現像ローラと磁気ローラの隙間を接触式にて測定すれば、シックネスゲージにより、現像ローラ又は磁気ローラを傷つけてしまう場合があるという問題がある。この傷は画像形成に影響を与えてしまう。
特開2003−167424 特開平5−323693号(特許請求の範囲、図1) 特開平5−2292号(特許請求の範囲、図1)
このように、磁気ローラと現像ローラの双方を有する現像装置においては、現像装置の枠体に開口部を設けることができず、更に、非接触にて現像ローラと磁気ローラ間の隙間を測定することが困難であるという問題があった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、現像ローラと磁気ローラを備えた現像装置において、現像ローラと磁気ローラとの隙間の測定を、開口部、透明部材を設けることなく非接触で、かつ、簡易に行えるようにした現像装置を提供することを課題とする。又、現像ローラと磁気ローラの隙間が的確に設定された画像形成装置を提供することを課題とする。更に、非接触にて簡易に現像ローラと磁気ローラの隙間を測定する方法を提供することを課題とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、現像装置において、像担持体に対向して配置され前記像担持体にトナーを供給する現像ローラと、前記現像ローラに対向して配置され前記現像ローラにトナーを供給する磁気ローラと、前記現像ローラと前記磁気ローラとを隙間を設けて保持する枠体と、前記枠体に設けられ、前記現像ローラと前記磁気ローラの隙間を測定するための反射部とを備えることとした。
請求項2に係る発明は、請求項1の発明において、前記反射部は、白色又は蛍光色からなることとした。
請求項3に係る発明は、画像形成装置において、請求項1又は2に記載の現像装置を備えることとした。
請求項4に係る発明は、隙間測定方法において、前記請求項1又は2に記載の現像装置において、前記隙間をカメラにより撮影し、前記隙間の間隔を測定することとした。
請求項5に係る発明は、請求項4記載の隙間測定方法において、前記反射部と前記隙間を結ぶ直線上に測定位置を設けることとした。
請求項1に係る発明よれば、現像装置において、像担持体に対向して配置され像担持体にトナーを供給する現像ローラと、現像ローラに対向して配置され現像ローラにトナーを供給する磁気ローラと、現像ローラと磁気ローラとを隙間を設けて保持する枠体と、枠体に設けられ、現像ローラと磁気ローラの隙間を測定するための反射部とを備えたので、開口部を設けることなくカメラ等により隙間を測定した場合、反射部により光が反射され、隙間を明確に測定することができる。又、現像装置の枠体に開口部を設けないから、開口部を設ける場合に比べてトナーの飛散もない。更に、シックネスゲージを用いることもないから、現像ローラ及び磁気ローラを傷つけることもない。又、透明部材を現像装置に設ける場合に比べ、容易に製造できる。
請求項2に係る発明は、請求項1の発明において、反射部は、白色又は蛍光色からなるので、光を良く反射し、又は発光するから、カメラ等で隙間を測定した場合、明確に隙間を捉えることができる。
請求項3に係る発明は、画像形成装置において、請求項1又は2に記載の現像装置を備えることとしたので、画像形成上、許容範囲内に的確に隙間が設定された現像装置を備えた画像形成装置を提供でき、形成される画像の品質がよく、かつ、安定したものとすることができる。
請求項4に係る発明は、隙間測定方法において、請求項1又は2に記載の現像装置において、隙間をカメラにより撮影し、前記隙間の間隔を測定することとしたので、非接触にて現像ローラと磁気ローラの隙間を測定でき、隙間をシックネスゲージ等により接触して測定する場合のように現像ローラ及び磁気ローラを傷つけることもなくなる。
請求項5に係る発明は、請求項4記載の隙間測定方法において、反射部と隙間を結ぶ直線上に測定位置を設けることとしたので、隙間を通過し枠体内に入光し、反射部で反射して再び隙間を通過する光を捉えやすく、確実に隙間を測定することができる。
以下、本発明の実施形態について図1〜6を参照しつつ説明する。本実施形態では、電子写真方式でタンデム型のフルカラーの画像形成装置1について説明する。但し、本実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。
まず、図1及び図2を用いて、本発明の実施形態における現像装置2を備えた画像形成装置1の概略を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1の概略構成を示す正面から見た断面図である。図2は、本発明の実施の形態に係る画像形成部10a、10a、10c、10dの拡大断面図である。
図1に示すように、この画像形成装置1は、ブラックの画像を形成する画像形成部10aと、イエローの画像を形成する画像形成部10bと、シアンの画像を形成する画像形成部10cと、マゼンタの画像を形成する画像形成部10dを備えている。これらの4つの画像形成部10a〜10dは一定の間隔をおいて一列に配置されている。
この各画像形成部10a〜10dは、各感光体ドラム11a〜11d、各帯電ローラ12a〜12d、各ドラムクリーニングローラ13a〜13d、各クリーニング部材14a〜14dと現像装置2a〜2dを備えているが、各画像形成部10a〜10dの詳細は後述する。
露光手段としての光学ユニット15は、ホストコンピュータ(不図示)からそれぞれ入力される画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調されたレーザ光15a、15b、15c、15dがレーザ出力部(不図示)から出力し、各感光体ドラム11a〜11d表面を走査露光することにより、各帯電ローラ12a〜12dで帯電された各感光体ドラム11a〜11d表面に画像情報に応じた各色の静電潜像を形成する。
転写手段としての転写ローラ16a、16b、16c、16dは、各一次転写ニップ部にて無端ベルト状の中間転写ベルト30を介して各感光体ドラム11a〜11dにそれぞれ当接している。中間転写ベルト30は、テンションローラ31、駆動ローラ32、従動ローラ33間に張架されており、駆動ローラ32の駆動によって正面視時計方向に回転(移動)される。中間転写ベルト30は、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム、ポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム等のような誘電体樹脂によって構成されている。
駆動ローラ32は、中間転写ベルト30を介して二次転写ローラ34と当接して、二次転写部を形成している。二次転写ローラ34は、中間転写ベルト30に接離自在に設置されている。また、二次転写部の転写材搬送方向の下流側には、定着ローラ40aと加圧ローラ40bを有する定着装置40が設置されている。
次に、図2に基づき、各画像形成部10a〜10dについて詳述する。
図2に示すように、各画像形成部10a〜10dは、それぞれ像担持体としての感光体ドラム11a、11b、11c、11dと、各感光体ドラム11a〜11dを帯電させるための帯電ローラ12a、12b、12c、12dと、ドラムクリーニングローラ13a、13b、13c、13dと、クリーニング部材14a、14b、14c、14d及び現像装置2a〜2dがそれぞれ設置されている。尚、各現像装置2a〜2dの構成の詳細は、後述する。
この画像形成部10a〜10dのうち、前記各感光体ドラム11a〜11dは、例えば、アルミニウム製のドラムの外周面上に正帯電のOPC感光体からなる光導電層を有しており、駆動装置(不図示)によって所定のプロセススピードで正面視反時計方向に回転駆動されている。
帯電手段としての前記各帯電ローラ12a〜12dは、帯電バイアス電源(不図示)から印加される帯電バイアスによって各感光体ドラム11a〜11d表面を所定電位に均一に帯電させるものであり、所定のプロセススピードで正面視時計方向に回転駆動されている。
前記各ドラムクリーニングローラ13a〜13dは、例えば、回転軸の外周にEPDMのような弾性を有する素材を円筒状に設けたものであり、各感光体ドラム11a〜11dの表面にそれぞれ残った転写残トナーを除去して回収するものであり、所定のプロセススピードで正面視反時計方向に回転駆動されている。
前記各クリーニング部材14a〜14dは、所定の方向に回転し、各帯電ローラ12a〜12dの表面に付着したトナー等の異物(帯電生成物)を除去する。このため、クリーニング部材14a〜14dは、棒状の支持部材に樹脂製等のブラシを巻き付けたローラ状のものである。
次に、上記した画像形成装置による画像形成動作について説明する。
画像形成開始信号が発せられると、所定のプロセススピードで回転駆動される各感光体ドラム11a〜11dは、各帯電ローラ12a〜12dによって一様に正極性に帯電される。そして、各光学ユニット15は、入力されるカラー色分解された画像信号をレーザ出力部(不図示)にて光信号にそれぞれ変換し、変換された光信号であるレーザ光15a〜15dを帯電された各感光体ドラム11a〜11d上でそれぞれ走査露光して静電潜像を形成する。
そして、先ず感光体ドラム11d上に形成された静電潜像に、感光体ドラム11dの帯電極性(正極性)と同極性の現像バイアスが印加された現像装置2dによりマゼンタのトナーを付着させて、トナー像として可視像化する。その後、マゼンタのトナー像は、感光体ドラム11dと転写ローラ16d間の一次転写部にて一次転写バイアス(トナーと逆極性(負極性))が印加された転写ローラ16dにより、回転(移動)している中間転写ベルト30上に一次転写される。
マゼンタのトナー像が転写された中間転写ベルト30は画像形成部10c側に回転(移動)される。そして、画像形成部10cにおいても、前記同様にして感光体ドラム11cに形成されたシアンのトナー像が、中間転写ベルト30上のマゼンタのトナー像上に重ね合わせて、一次転写部にて転写される。
以下、同様にして中間転写ベルト30上に重畳転写されたマゼンタ、シアンのトナー像上に、画像形成部10b、10aの感光体ドラム11b、11aで形成されたイエロー、ブラックのトナー像を各一次転写部にて順次重ね合わせて、フルカラーのトナー像を中間転写ベルト30上に形成する。中間転写ベルト30上で重ね合わせられたトナー像は二次転写部で搬送されてきた転写材に二次転写され、転写材は定着装置40に搬送されてトナー像が溶融定着された後、排出部44より排出される。
上記した一次転写時において、各感光体ドラム11a〜11d上に残留している一次転写残トナーは、各ドラムクリーニングローラ13a〜13dによってそれぞれ除去されて回収される。また、二次転写後に中間転写ベルト30上に残った二次転写残トナー等は、ベルトクリーニングローラ35で除去されて回収される。
また、単色画像(例えばモノクロ画像)を得る場合は、特定の画像形成部(例えば画像形成部10a)より中間転写ベルト30上に単色(例モノクロ画像)の可視画像が一次転写され、以下上記したフルカラー画像を形成する場合と同様のプロセスを経て、単色画像を得ることができる。
尚、ここで図1中に示す矢印は用紙等の転写材の搬送方向である。給紙装置41又は手差しトレイ42から転写材が搬送路43に送り込まれ、二次転写部で転写後、定着装置40でトナー像が定着され、転写材は排出部44より排出される。
次に、図3〜図4に基づき、本発明の実施形態における各現像装置2a〜2dについて述べる。
図3は、本発明の実施の形態に係る現像装置2の構成を示すための右正面から見た斜視図である。図4は、本発明の実施形態に係る現像装置2の概略構成を示す断面図である。尚、各現像装置2a〜2dの構成は、同様であるので、以下、主として現像装置2aを例にして説明する。従って、他の現像装置2b〜2dも同様に説明できるものであり、以下、特に説明がない限り現像装置2aについての説明は、現像装置2b〜2dにもあてはまる。
まず、画像形成装置1の本体には、ブラックのトナーとキァリアからなる現像剤を収納しブラックを現像する現像装置2aと、イエローのトナーとキァリアからなる現像剤を収納しイエローの画像を現像する現像装置2bと、シアンのトナーとキァリアからなる現像剤を収納しシアンの画像を現像する現像装置2cと、マゼンタのトナーとキァリアからなる現像剤を収納しマゼンタの画像を現像する現像装置2dと4つの現像装置(現像ユニット)が備えられている。これらの4つの現像装置2は、各画像形成部10a〜10dの一部を構成している(図1参照)。
ここで、各現像装置2a〜2dは、それぞれ各感光体ドラム11a〜11d上に形成される各静電潜像に各色のトナーを付着させてトナー像として現像(可視像化)する。各現像装置2a〜2dによる現像方法としては、例えばトナー粒子に対して磁性キャリアを混合したものを現像剤とする2成分現像法を用いることができる。
ここで、図3及び4に示すように、現像装置2aは、主として現像ローラ20、磁気ローラ21、枠体22、撹拌ローラ23a、23b、及び後に詳述する反射部24、穂切りブレード25により構成されている。
図3に示すように、現像装置2は、正面視前後方向に長く構成されており、画像形成装置1には、図中の矢印の方向で挿脱自在に挿入される。即ち、本実施形態におけるカラーの画像形成装置1では、現像装置2が計4本備え付けられる。
図4に示すように、前記現像ローラ20は、ローラ軸20aと、ローラ軸20aが挿通されるスリーブ20bと、スリーブ20bの両端を嵌入するとともに、ローラ軸20aの両端が突出されるキャップ20cと、ローラ軸20aに固着された磁石部材M1とで円筒形状に構成されている。スリーブ20bとキャップ20cは、例えばアルミニウム製であって、回転可能に支持され、図示しない駆動機構により一体に回転駆動される。一方、ローラ軸20aは、図示しない支持部材により回転不能に枠体22に支持され、磁石部材M1が所定の周まわりの角度で支持される。そして、現像ローラ20は所定の隙間を設けて感光体ドラム11aに対向するように配置される。
前記磁気ローラ21は、ローラ軸21aと、ローラ軸21aが挿通されるスリーブ21bと、スリーブ21bの両端を嵌入するとともに、ローラ軸21aの両端が突出されるキャップ21cと、ローラ軸21aに固着された磁石部材M2〜8の計7本の磁石部材とで円筒形状に構成されている。スリーブ21bとキャップ21cは、例えばアルミニウム製であって、回転可能に支持され、図示しない駆動機構により一体に回転駆動される。一方、ローラ軸21aは、図示しない支持部材により回転不能に枠体22に支持され、磁石部材M2〜8が所定の周まわりの角度で支持される。そして、磁気ローラ21は、所定の隙間を設けて現像ローラ20に対向するとともに、撹拌ローラ23aの上部に配置される。
前記枠体22は、現像ローラ20や磁気ローラ21、撹拌ローラ23、反射部24、穂きりブレード25等を支持する。
前記撹拌ローラ23は、2本で構成されておりこの撹拌ローラ23aと23bにより現像剤を撹拌して現像剤中のトナーを所定のレベルに帯電させる。これによりトナーは、キャリアに保持される。又、前記穂きりブレード25は、磁気ローラ21上に形成された磁気ブラシの層規制を行うためのものであり、磁気ブラシを所定の高さに調節できる。
ここで、現像を行う際の動作を説明する。まず、磁気ローラ21は、外周面上に、撹拌ローラ23により撹拌された主として磁性体のキャリアとトナーからなる現像剤を保持する。撹拌ローラ23aの上方の位置で磁気ローラ21に現像剤が供給される。
そして、磁気ローラ21内部に配置された磁石部材M2〜8によりキャリアによる磁気ブラシを形成する。この磁気ブラシを現像ローラ20にあて、現像ローラ20にトナーの供給を行うとともに、感光体ドラム11aに飛翔されずに残ったトナーの回収も行い、クリーニングも行う。
これにより、現像ローラ20の外周表面上にトナーのみの薄層が形成される。そして、このトナーを感光体ドラム11aに飛翔させ、感光体ドラム11a上の静電潜像が現像される。この場合、磁気ブラシを直接感光体ドラム11aに当てるものではないから、いわゆる磁気ブラシによるはけめもなくなり、形成された画像の品質が向上する。
ここで、現像ローラ20の磁石部材M1と磁気ローラ21の磁石部材M2は互いに対向するように配置できる。例えば、磁石部材M1をS極とし、磁石部材M2をN極として対向させる。この様に配置することで、現像ローラ20と磁気ローラ21の対向位置に良好な磁気ブラシを形成することができる。
更に、他の磁石部材Mは、例えば図4における磁石部材M3をS極に、磁石部材M4をN極に、磁石部材M5をS極に、磁石部材M6をS極に、磁石部材M7をN極に、磁石部材M8をS極とするように交互に配置することができる。尚、磁石部材Mの本数はこれに限られるものではなく、各磁極部材Mの磁極の配置もこれに限られない。
現像ローラ20に、トナーのみの薄層を作る方法として、具体的な例としては、まず、撹拌ローラ23により現像剤を撹拌させてトナーを所定のレベルに帯電させる。そして、磁気ローラ21は、トナーを保持したキャリアによる磁気ブラシを発生させる。この状態で磁気ローラ21に図略の電源により所定のバイアス電圧を印加する。一方、現像ローラ20には、磁気ローラ21に印加した電圧よりも低い所定のバイアス電圧を図略の電源により印加する。この電位差により、トナーのみの薄層が現像ローラ20に形成される。
次に、図5に基づき、本発明の実施形態における枠体22に設けられた反射部24について説明する。図5は、本発明の実施の形態に係る枠体22における反射部24を示した斜視図である。
図5に示すように、反射部24は、枠体22の内面側に設けられている。即ち、図5における反射部24の前面には、現像ローラ20及び磁気ローラ21が支持される。従って、現像装置2が組み立てられた状態では、反射部24は、現像ローラ20と磁気ローラ21と枠体22に隠されてしまうことになり(図4参照)、現像ローラ20と磁気ローラ21の隙間以外からは、ほとんど目視できなくなる。
又、反射部24は、現像ローラ20と磁気ローラ21の軸線方向の長さにおける隙間の全てを測定できるように、現像装置2の前後方向に長く設けられている。ここで、この反射部24は、測定位置P(図6参照)と隙間を結ぶ直線上に設ければよい。これにより、隙間を通過した光が反射部24で反射して、光を再び隙間を通過させることができ、測定位置Pにおいて、この光を捉えることで隙間を測定できる。
又、反射部24は、現像ローラ20と磁気ローラ21のローラ軸20a、21aの中心を結ぶ直線の法線と垂直になるような角度で設けることが可能である。従って、測定位置Pを現像ローラ20と磁気ローラ21のローラ軸20a、21aの中心を結ぶ直線の法線上に設け、かつ、反射部24を、現像ローラ20と磁気ローラ21のローラ軸20a、21aの中心を結ぶ直線の法線と垂直になるような角度で設ければ、隙間の幅を最も広く測定できるとともに、隙間を通過し反射部24で反射し再び隙間を通過する光を最も良く捉えることができる。
ここで、反射部24は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)製等の樹脂製のテープを用いることができ、これを枠体22に貼着する。樹脂としては、PETに限られるものではなく、例えば、フッ素樹脂製や、ポリエステル製など様々なものを用いることができる。
又、反射部24は、例えば、PET製等の樹脂製シートを貼り付けてもよい。この場合も樹脂は、PETに限られるものではなく、様々なものを用いることが可能である。
反射部24には、明度が大きい色を使用するのがよく、白色又は蛍光色のものを用いることができる。このような光を良く反射し、又は発光する色を用いれば、カメラC等により隙間を撮影した場合、隙間を測定しやすくなる。尚、着色する色は、白色、蛍光色に限られるものではないが、黒色は、光を吸収してしまうため、黒色以外の色を用いる必要がある。
更に、反射部24に、テープ又はシートを貼着しなくても、枠体22を塗装することにより反射部24を形成しても構わない。この場合も同様に塗装する際に、白色又は蛍光色を用いることができる。枠体22の内面側の形により、テープ又はシート等を貼着しにくい場合でも対応することができる。
次に、図6を用いて、具体的な隙間の測定について説明する。
図6は、本発明の実施形態に係る現像ローラ20と磁気ローラ21の隙間の測定を説明するための一部を簡略化した断面図である。
図6に示すように、現像ローラ20と磁気ローラ21の間には、隙間が設けられている。そして測定位置PからカメラCにより隙間を測定する。ここで、測定位置Pと隙間を結ぶ直線上に反射部24が設けられている。
測定位置Pの位置における一具体例としては、上述したとおり、現像ローラ20と磁気ローラ21のローラ軸の中心を結ぶ直線の法線上に測定位置Pを設け、反射部24をこの法線と垂直になるように設ける。隙間の幅が最も広く測定できる位置で、カメラCで撮影でき、かつ、カメラCが、隙間を通過した光を最も良く捉えられる位置となり、隙間の測定が確実に行える。尚、測定位置Pの位置は、これに限られず、測定位置Pから隙間を遮蔽されることなく直線上に結べる位置であれば隙間を測定することは可能である。測定位置Pを法線上に配置できない場合にはこのように配置することも可能であるが、測定位置Pの角度から測定値を換算して隙間を求める必要がある。
そして、この撮影したデータ、写真を、例えば、画像処理装置(不図示)にて所定の処理を行えば、現像ローラ20と磁気ローラ21の隙間の測定結果を迅速に処理でき、更に、この画像処理装置のデータにより、不適格の現像装置2を判定することができる。
このようにして、現像装置2において、像担持体に対向して配置され像担持体にトナーを供給する現像ローラ20と、現像ローラ20に対向して配置され現像ローラ20にトナーを供給する磁気ローラ21と、現像ローラ20と磁気ローラ21とを隙間を設けて保持する枠体22と、枠体22に設けられ、前記現像ローラ20と前記磁気ローラ21の隙間を測定するための反射部24とを備えるようにすれば、カメラC等により隙間を測定した場合、反射部24により光が反射されるので、カメラC等により隙間を明確に測定することができる。又、シックネスゲージを用いることもないから、現像ローラ20及び磁気ローラ21を傷つけることもない。又、透明部材を現像装置に設ける場合に比べ、容易に製造できる。
又、反射部24は、測定位置Pと隙間を結ぶ直線上に設けられているようにすれば、隙間を通過し枠体22内に入光し、反射部24で反射して再び隙間を通過する光を捉えやすいように反射部24を設けているから、確実に隙間を測定することができる。
又、反射部24は、白色又は蛍光色からなるようにすれば、光を良く反射し又は、発光するから、カメラC等で測定した場合、明確に隙間を測定できる。
又、画像形成装置1において、上記の現像装置2を備えることとしたので、画像形成上、許容範囲内に的確に隙間が設定された現像装置2を備えた画像形成装置1を提供でき、形成される画像の品質がよく、かつ、安定したものとすることができる。
又、隙間測定方法において、上記いずれかに記載の現像装置2において、隙間をカメラCにより撮影し、前記隙間の間隔を測定することとしたので、非接触にて現像ローラ20と磁気ローラ21の隙間を測定でき、隙間をシックネスゲージ等により接触して測定する場合のように現像ローラ20及び磁気ローラ21を傷つけることもなくなる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、本実施形態にあっては、測定にカメラCを用いたが、このカメラCはデジタル式、アナログ式のいずれを用いることも可能である。
本発明は、画像形成装置における現像装置及びこれを用いた画像形成装置及びローラ間の隙間の測定方法において利用可能である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す正面から見た断面図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成部の拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係る現像装置の構成を示すための右正面から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る現像装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る枠体における反射部を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る現像ローラと磁気ローラの隙間の測定を説明するための一部を簡略化した断面図である。
符号の説明
1 画像形成装置1
2a、2b、2c、2d 現像装置
20 現像ローラ
21 磁気ローラ
22 枠体
24 反射部
P 測定位置
C カメラ

Claims (5)

  1. 像担持体に対向して配置され前記像担持体にトナーを供給する現像ローラと、
    前記現像ローラに対向して配置され前記現像ローラにトナーを供給する磁気ローラと、
    前記現像ローラと前記磁気ローラとを隙間を設けて保持する枠体と、
    前記枠体に設けられ、前記現像ローラと前記磁気ローラの隙間を測定するための反射部とを備えた現像装置。
  2. 前記反射部は、白色又は蛍光色からなることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 請求項1又は2に記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記請求項1又は2に記載の現像装置において、前記隙間をカメラにより撮影し、前記隙間の間隔を測定することを特徴とする隙間測定方法。
  5. 前記反射部と前記隙間を結ぶ直線上に測定位置を設けることを特徴とする請求項4記載の隙間測定方法。
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