JPH0772699A - カラー画像形成方法 - Google Patents

カラー画像形成方法

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JPH0772699A
JPH0772699A JP19692494A JP19692494A JPH0772699A JP H0772699 A JPH0772699 A JP H0772699A JP 19692494 A JP19692494 A JP 19692494A JP 19692494 A JP19692494 A JP 19692494A JP H0772699 A JPH0772699 A JP H0772699A
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JP
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magnetic
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JP19692494A
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English (en)
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Masakazu Fukuchi
真和 福地
Satoru Haneda
哲 羽根田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯電工程と像露光工程と現像工程とを複数回
繰り返し、感光体上に複数の色のトナー像を形成した後
で、該複数の色のトナー像を転写材に転写してカラー画
像を得るカラー画像形成方法において、カラートナーに
よる画像の均一性が良く、質の高い画像が得られる。 【構成】 帯電工程と像露光工程と現像工程とを複数回
繰り返し、感光体上に複数の色のトナー像を形成した後
で、該複数の色のトナー像を転写材に転写してカラー画
像を得るカラー画像形成方法において、2回目以降の現
像工程は、搬送量が0.01〜0.04g/cm2に規制された磁
性キャリアとトナーとからなる二成分現像剤の現像剤層
を内部に複数の磁極からなる磁石体を有する現像剤搬送
体上に保持して現像領域に搬送すると共に、交番電界下
で前記現像剤層により静電潜像を非接触現像するカラー
画像形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像形成方法に
関し、更に詳述すれば、電子写真法に於いて感光体上に
順次形成される静電潜像に対して複数の色のトナー像を
形成した後で、この感光体上の複数色のトナー像を転写
材に転写してカラー画像を得るカラー画像形成方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記のカラー画像形成方法に用いられる
現像装置としては、次のような方式のものが、小型化が
容易であることから広く採用されている。即ち、現像剤
搬送体としての現像スリーブ表面に、その裏側に位置す
る磁石体の作用によって磁性現像剤の磁気刷子を形成さ
せ、磁性現像剤を現像領域に供給して現像バイアス下で
像担持体上に静電潜像にトナーを付着させる方式のもの
である。
【0003】近年、電子写真複写装置に於ける複写速度
の高速化及び複写物の高濃度化の要請が強くなり、それ
に伴って像担持体の運動を高速にして静電潜像を短時間
で確実に現像することが望まれるようになってきてい
る。また、オフィス等で文書のカラー化が進んでいる趨
勢から、カラーハードコピーを複写するニーズが高まっ
てきている。また、高速性、かつ高解像力性に併せて色
再現性の良好なカラー複写装置を実現するために好適な
現像方式の出現が望まれるようになってきている。
【0004】現像の高速化の要求に応えるには、現像ス
リーブを複数設けた現像装置を使用することが考えられ
るが、これでは現像装置が大型になって前述したメリッ
トが失われてしまう。
【0005】現像剤は、磁性トナーからなる一成分現像
剤と、非磁性トナーと磁性キャリアとからなる二成分現
像剤とに大別される。二成分現像剤は、トナーに黒色乃
至褐色の磁性体を含ませる必要がなくて色の鮮明なトナ
ー像を得ることができ、トナーの帯電制御も容易である
ので、カラー複写に好適である。また像担持体(感光
体)上に複数色のトナー像を重ねて形成するカラー複写
方式では、先に現像されたトナー像を破壊することがな
いよう、磁気刷子を像担持体に接触させないで行う非接
触現像法が好適である。非接触現像は、現像剤搬送体上
野現像剤を像担持体に接触することなく、現像剤搬送体
に交流及び/又は直流バイアスを印加して現像領域に交
番電界を形成し、トナーを飛翔させて静電潜像に付着さ
せる方式である。
【0006】二成分現像剤を用いて非接触現像或いは接
触に近い現像法で現像を行う例としては、特開昭56-144
452、同57-139761、同59-67565、同59-91453、同59-121
077、同59-154469、同59-181362号公報を挙げることが
できる。
【0007】カラー複写を行う場合、カラートナーで十
分に現像しないと、得られる複写物は見栄えの悪い再現
性の良くないものになってしまう。そのため、従来のカ
ラー複写では、磁気刷子を高速回転させて現像を行って
いるが、この回転のトルクが大きくなり、また刷子の掃
目が出たり、濃度も十分にはならず、満足し得るような
画像を複写物が得られていないのが現状である。
【0008】反転現像の場合は、上記の問題に加えて、
非画像部(白地部)、特に画像部(着色部)周辺の非画
像部には、感光体上に静電荷の極性とは逆極性の電荷を
もつ現像剤が付着し易く、かぶりによる画質の劣化や現
像剤の無駄な消費が起こるという厄介な問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、帯電工程と
像露光工程と反転現像工程とを複数回繰り返し、感光体
上に複数の色のトナー像を形成した後で、該複数の色の
トナー像を転写材に転写してカラー画像を得るカラー画
像形成方法において、2回目以降の現像工程は、所定の
搬送量に規制された磁性キャリアとトナーとからなる二
成分現像剤の現像剤層を内部に複数の磁極からなる磁石
体を有する現像剤搬送体上に保持して現像量的に搬送す
ると共に、交番電界下で前記現像剤層により静電潜像を
非接触現像するように構成することにより、カラートナ
ーによる画像の均一性が良く、質の高い画像が得られる
カラー画像形成方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0010】本発明者は、鋭意研究の結果、現像領域へ
の現像剤の搬送量を0.01〜0.04g/cm2の範囲内の量と
することにより、現像剤搬送体上で現像剤全層が自由に
運動し得る状態になり、その結果、現像効率の向上及び
均一な現像性が達成されることを見出した。本発明の上
記の知見によってなされたものである。
【0011】現像剤の搬送量が0.01g/cm2未満である
と得られる可視像の濃度が不十分となり、これが0.04g
/cm2を超えると非画像部(白地部)にも現像剤が付着
してかぶりが起こり、また、画像部周縁等に付着してか
ぶりが起こり、また、画像部周縁等にキャリア付着が発
生し易く、いずれも良質な可視像が得られなくなる。
【0012】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明のカラー画
像形成方法は、帯電工程と像露光工程と現像工程とを複
数回繰り返し、感光体上に複数の色のトナー像を形成し
た後で、該複数の色のトナー像を転写材に転写してカラ
ー画像を得るカラー画像形成方法において、2回目以降
の現像工程は、搬送量が0.01〜0.04g/cm2に規制され
た磁性キャリアとトナーとからなる二成分現像剤の現像
剤層を内部に複数の磁極からなる磁石体を有する現像剤
搬送体上に保持して現像領域に搬送すると共に、交番電
界下で前記現像剤層により静電潜像を非接触現像するこ
とを特徴とするものである。
【0013】また、前記磁性キャリアは、磁性体粒子に
樹脂の被覆処理を施すか又は、磁性体微粒子の分散樹脂
粒子とすることを特徴とする。
【0014】さらに、前記磁石体が前記現像領域で交番
磁界を形成することを特徴とする。
【0015】
【実施例】本発明の具体的実施例を説明する前に本発明
へ適用にふさわしい、二成分現像剤を用いた非接触現像
法を説明する。
【0016】現像領域における像担持体と現像剤搬送体
との間隙d(mm)(以下、単に間隙dという場合があ
る)、現像バイアスの交流成分の電圧VAC及び周波数f
(Hz)の値を単独で定めても、優れた画像を得ることは出
来ず、これらのパラメータは相互密接に関連しているこ
とが明らかとなった。そこで、現像バイアスの交流成分
の電圧や周波数等のパラメータを変化させつつ、図1に
示すような現像装置で実験を行ったところ、図2及び図
3に示すような結果を得られた。この現像装置は、現像
剤搬送体である非磁性のスリーブ42及び磁気ロール43が
回転することにより、現像剤Deをスリーブ42の周面上
矢印B方向に搬送させ、現像剤Deの現像領域Eに供給
している。なお、現像剤Deは磁性キャリアと非磁性ト
ナーから成る二成分現像剤で、該キャリアは、平均粒径
30μm、磁化50emu/g、抵抗率1014Ωcm以上の樹脂コー
ティングされた球状キャリアであり、なお、抵抗率は粒
子を0.50cm2の断面積を有する容器に入れてタッピング
した後、詰められた粒子上に1kg/cm2の荷重を掛け、
荷重と底面電極との間に1000V/cmの電界が生ずる電圧
を印加したときの電流値を読み取ることで得られた値で
ある。該トナーは熱可塑性樹脂90wt%、顔料(カーボン
ブラック)10wt%に荷電制御剤を少量添加し混練粉砕
し、平均粒径10μmとしたものを用いた。現像剤Deは
磁気ロール43が矢印A方向、スリーブ42が矢印B方向に
回転することにより、矢印B方向に搬送される。現像剤
Deは、搬送途中で穂立て規制ブレード40によりその厚
さが規制される。現像剤溜り47内には、現像剤Deの撹
拌が十分に行われるよう撹拌スクリュー41が設けられて
おり、現像剤溜り47内のトナーが消費されたときには、
トナー供給ローラ39が回転することにより、トナーホー
パー38からトナーTが補給される。そして、スリーブ42
と像担持体である感光体ドラム9との間には、現像を行
うため、現像バイアスを印加すべく直流電源45が設けら
れていると共に、現像剤Deの現像領域Eで振動させ、
現像剤Deが感光体ドラム9に十分に供給されるよう
に、交流電源46が直流電源45と直列に設けられている。
Rは保護抵抗である。
【0017】図2は、感光体ドラム9とスリーブ42との
間隙dを1.0mm、現像剤層厚を0.5mm、感光体の帯電電位
を600V、現像バイアスの直流成分を200V交流成分の周
波数を1KHzに設定したときの交流成分の振幅の感光体
ドラム9上の露光部(電位は0V)に形成されるトナー
像の画像濃度との関係を示している。交流電界強度の振
幅EACは現像バイアスの交流電圧の振幅VACを間隙dで
割った値である。図2に示す曲線A、B、Cはトナーの
平均帯電量が夫々30μC/g、20μC/g、15μC/gに
荷電制御されたものを用いた場合の結果である。A、
B、Cの三つの曲線は共に、電界交流成分の振幅が200
V/mm以上で交流成分の効果が現れる。
【0018】図3は、現像バイアスの交流成分の周波数
を2.5KHzとし、図2の実験時と同一の条件により、交流
の電界強度EACを変化させたときの画像濃度の変化を示
す。
【0019】この実験例によると、前記交流電界強度の
振幅EACが500V/mmを超えると画像濃度が大きくなっ
た。
【0020】なお、図2、図3の結果からわかるように
画像濃度がある振幅を境にして大きく変化するが、この
ある振幅の値は曲線A、B、Cからわかるように、トナ
ーの平均帯電量にあまり依存せず得られるものである。
その理由は次のように考えられる。即ち、二成分現像剤
では、トナーはキャリアとの摩擦やトナーどうしの相互
摩擦により帯電し、トナーの帯電量は広い範囲にわたっ
て分布していると予想され、大きな帯電量をもつトナー
が優先的に現像されると考えられる。荷電制御剤によ
り、平均帯電量を制御しても、これらの大きな帯電量を
もつトナーの占める割合は大きく変化せず、その結果、
現像特性の変化は一応見られるものの大きくは観測され
ないと考えられる。
【0021】さて、図2、図3と同様な実験を条件を変
えながら行ったところ、交流電界強度の振幅EACと、周
波数fの関係について整理でき、図4に示すような結果
を得た。
【0022】図4において、Aで示した領域は現像ムラ
が起こりやすい領域、Bで示した領域は交流成分の効果
が現れない領域、Cで示した領域はトナーがスリーブ42
の方へ逆戻りしやすい領域、D、Eは交流成分の効果が
現れ十分の現像濃度が得られ、かつ既に形成されている
トナー像の破壊が起こらない領域で、Eは特に好ましい
領域である。
【0023】画像濃度が交流電界強度の振幅EACに対
し、増加傾向にある領域、例えば図2の濃度曲線Aにつ
いては、交流電界強度の振幅EACが0.2〜1.2KV/mmとな
る領域については、現像バイアスの交流成分がスリーブ
からトナーを飛翔する閾値を超え易く働きをし、小さな
帯電量のトナーでも感光体ドラム9に付着され、現像に
供される。従って、交流電界強度の振幅が大きくなるに
従い、画像濃度が大きくなるのである。
【0024】一方、画像濃度が交流電界強度の振幅EAC
に対し飽和する領域、図2の曲線Aでは交流電界強度の
振幅EACが1.2KV/mm以上の領域については、以下のよ
うにこの現象を説明することについては、以下のように
この現象を説明することができる。即ち、この領域では
交流電界強度の振幅が大きくなるに従ってトナーは強く
振動し、トナーが凝集して形成しているクラスターが壊
れ易くなり、大きな電荷をもつトナーだけが選択的に感
光体ドラム9に付着され、小さな電荷をもつトナー粒子
は現像されにくくなる。また、小さな電荷をもつトナー
は、一度感光体ドラム9に付着しても鏡像力が弱いた
め、交流バイアスによりスリーブ42に戻りやすい、更に
交流成分の電界強度の振幅が大きすぎることにより感光
体ドラム9表面の電荷がリークすることによって、トナ
ーが現像されにくくなるという現象も起こりやすくな
る。実際にはこれらの要因が重なって画像濃度が交流成
分の増加に対し、一定になっていると考えられる。
【0025】本発明で用いられる二成分現像剤はキャリ
アとして磁性キャリアと、トナーとして非磁性トナーと
から構成されることが特に好ましい。
【0026】トナーの構成は一般に次の通りである。
【0027】(1)熱可塑性樹脂:結着剤 80〜90wt% 例:ポリスチレン、スチレンアクリル重合体、ポリエス
テル、ポリビニルブチラール、エポキシ樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリエチレン、エチレン酢ビ共重合体などが混
合される場合が多い。
【0028】(2)顔料:着色材 0〜15wt% 例:黒:カーボンブラック 青:銅フタロシアニン、スルホンアミド誘電染料 黄:ベンジジン誘導体 マゼンタ:ポリタングストリン酸、ロータミンBレーキ
ー、カーミン6Bなど (3)荷電制御剤 0〜5wt% 例:プラス:ニグロシン系(電子供与性) マイナス:有機錯体(電子受容性) (4)流動化剤 例:コロイダルシリカ、硫水性シリカが代表的であり、
その他、シリコンワニス、金属石ケン、非イオン界面活
性剤などがある。
【0029】(5)クリーニング剤 感光体におけるトナーのフィルミングを防止する。
【0030】例:脂肪酸金属塩、表面に有機基をもつ酸
化ケイ素酸、フッ素系界面活性剤がある。
【0031】(6)充填剤 画像の表面光沢の改良、原材料費の低減を目的とする。
【0032】例:炭酸カルシウム、クレー、タルク、顔
料などがある。
【0033】これらの材料の他に、かぶりやトナー飛散
を防ぐため磁性体を含有させてもよい。
【0034】磁性粉としては、0.1〜1μmの四三酸化
鉄、γ-酸化第二鉄、二酸化クロム、ニッケルフェライ
ト、鉄合金粉末などが提案されているが、現在の所、四
三酸化鉄が多く使用されトナーに対して0.5〜75wt%含
有される。磁性粉の種類や量によってトナーの抵抗はか
なり変化するが、十分な抵抗を得るためには、磁性体量
を55wt%以下にすることが好ましい。また、カラートナ
ーとしては、鮮明な色を保ためには、磁性体量を10wt%
以下とすることが望ましい。特に0.5〜5wt%が好まし
い。
【0035】その他圧力定着用トナーに適する樹脂とし
ては、約20kg/cm程度の力で塑性変形して紙に接着する
ように、ワックス、ポリオレフィン類、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体、ポリウレタン、ゴムなどの粘着性樹脂な
どが選ばれる。カプセルトナーも用いることができる。
【0036】以上の材料の用いて、従来公知の製造方法
によりトナーを作ることができる。
【0037】本発明の構成において、更に好ましい画像
を得るためにこれらのトナー粒子は、解像力との関係か
ら通常平均粒径が50μm程度以下であることが望まし
い。本手段ではトナー粒径に対して原理的な制限はない
が、解像力、トナー飛散や搬送の関係から通常1〜15μ
m程度が好ましく用いられる。
【0038】また、繊細な点や線を或いは階調性をあげ
るために磁性キャリア粒子は磁性体粒子と樹脂とから成
る粒子例えば磁性粉と樹脂との樹脂分散系や樹脂コーテ
ィングされた磁性粒子であって、さらに好ましくは球形
化されている。平均粒径が好ましくは50μm以下、特に
好ましくは30μm以下5μm以上の粒子が好適である。
【0039】また、良好な画像形成の妨げになるキャリ
ア粒子にバイアス電圧によって電荷が注入されやすくな
って像担持体面にキャリアが付着し易くなるという問題
やバイアス電圧が十分に印加されなくなるという問題点
を発生させないために、キャリアの抵抗率は108Ωcm以
上好ましくは1013Ωcm以上、更に好ましくは1014Ωcm以
上の絶縁性のものがよく、更にこれらの抵抗率で、粒径
が上述したものがよい。
【0040】このような微粒子化されたキャリアの製造
方法は、トナーについて述べた磁性体の熱可塑性樹脂を
用いて、磁性体の表面を樹脂で被覆するかあるいは磁性
体微粒子を分散含有させた樹脂で粒子を作るかして、得
られた粒子を従来公知の平均粒径選別手段で粒径選別す
ることによって得られる。
【0041】そして、トナーとキャリアの撹拌性及び現
像剤の搬送性を向上させ、また、トナーの荷電制御性を
向上させてトナー粒子同志やトナー粒子とキャリア粒子
の凝集を起こりにくくするために、キャリアを球形化す
ることが望ましいが、球形の磁性キャリア粒子は、樹脂
被覆キャリア粒子では、磁性体粒子にできるため球形の
ものを選んでそれに樹脂の被覆処理を施すこと、磁性体
微粒子分散系のキャリアでは、できるだけ、磁性体の微
粒子を用いて、分散樹脂粒子形成後に熱風や熱水による
球形化処理を施すこと、或いはスプレードライ法によっ
て直接球形の分散樹脂粒子を形成すること等によって製
造される。
【0042】本発明で言う現像剤搬送量について説明す
る。
【0043】図1で現像剤Deは穂立て規制ブレード40
で量を規制され、スリーブ42と磁気ロール43の相対的回
転により、スリーブ42上に所定量の現像剤が担持、搬送
される。現像領域Eでは量規制された現像剤Deが感光
体ドラム9上の静電潜像に非接触で対向し、潜像電界現
像バイアス磁気力などの総和の結果としてトナーで現像
される。
【0044】ここで、現像剤搬送量とは現像領域Eで、
スリーブ42の単位表面積当たり搬送されている現像剤の
重量を言う。即ち、現像に奇与可能な現像剤量のことを
意味する。
【0045】例えば、現像剤搬送体表面積10cm2上の現
像剤の重量が0.25gであった場合、現像剤搬送量は0.02
5g/cm2と計算される。
【0046】図5は、後述する実験に使用した現像装置
の断面図である。
【0047】図5において、138はトナー補給器、139は
スポンジローラ、141−1及び141−2は撹拌スクリュ
ー、144はスクレーパ、142は現像スリーブ、143は磁気
ロール、140は穂立て規制ブレード、R−2は抵抗、146
は交流電源、145は直流電源である。
【0048】トナー補給器138から供給されたトナーは
スポンジローラ139と撹拌スクリュー141−1、141−2
の作用により現像スリーブ142と磁気ロール143からなる
現像部へ送り込まれる。現像後スリーブ142上には穂立
て規制ブレード140によって厚みを一定に規制された、
トナーとキャリアからなる現像剤Deの層が形成され、
これによって感光体ドラム109表面に形成された潜像を
現像する。144は現像剤を掻き取るスクレーパで、現像
スリーブ142表面の現像剤を掻き落とす。なお、矢印a
は現像剤の移動方向、矢印bは磁気ロールの回転方向で
ある。現像スリーブ142には抵抗R−2を介して交流電
源146及び直流電源145が接続され、スリーブ142と感光
体ドラム109の間に現像バイアスが印加される。
【0049】予備実験1 スリーブ142と穂立て規制ブレード140との間隙(以下、
現像剤層厚規制ギャップと呼ぶ。)gと現像領域Eに於
ける現像剤搬送量との関係を調べたところ、図6に示す
結果が得られた。
【0050】現像装置の操作条件は次の通りである。
【0051】 スリーブ φ24mm 表面加工なしの非磁性ステンレス鋼製 スリーブ回転数 30rpm 磁気ロールNS交互配列 10極 磁気ロール回転数 800rpm 磁気ロール表面磁束密度 800ガウス 現像剤 キャリア 樹脂分散型磁性キャリア 比抵抗≧1013Ωcm 重量基準平均粒径 20μm 磁化約50emu/g(1000ガウスの磁束密度下において) トナー 重量基準平均粒径 11μm 流動化剤 疎水性シリカ トナー重量に対して 0.4wt% トナー濃度 20wt% 穂立て規制ブレード 非磁性ブレード 図6から、現像剤層厚規制ギャップgは、0.01〜0.065m
mの範囲では現像剤搬送量との関係は直線的であり、両
者は比例関係である。
【0052】スリーブ142の回転数を10〜300rpmの範
囲、磁気ロール143の回転数100〜1500rpmの範囲に変化
させて、上記の同様の実験を行ったところ、図6と略同
様の結果が得られた。このことから、上記の条件内で
は、現像剤層厚規制ギャップgが現像剤搬送量を決定す
る主たる因子であることが理解できる。
【0053】予備実験2 磁気ロール143の回転数を変化させ、感光体ドラム109の
画像部(静電潜像形成部)の表面電位と画像濃度との関
係を求めた。
【0054】操作条件は次の通りである。
【0055】1.感光体ドラム a.感光層 Se系 b.線速度 150mm/sec 2.表面電位 a.帯電電位 +1000V b.画像部電位 + 900V c.露光部電位 + 0V 3.現像剤 a.キャリア 磁性粉分散系 平均粒径(重量基準)20μm 比抵抗 1014Ωcm以上 磁化 約50emu/g(σ1000) σ1000:1000ガウスの磁束 密度中での磁化 b.トナー 樹脂 スチレン・アクリル系 平均粒径(重量基準)11μm 4.現像装置 a.スリーブ 非磁性ステンレス製 24mmφ 線速度 30mm/secで回転 b.磁石 8極 スリーブ表面磁束密度 800ガウス 100〜1500rpmで回転 5.現像条件 a.感光体スリーブ間最近接ギャップ 0.9mm b.規制ギャップ 0.3mm c.現像バイアス 交流分 電圧(実効値)1.0KV 周波数 2KHz 直流分 +650V d.現像剤搬送量 0.024g/cm2 結果は図7に示す通りである。
【0056】磁気ロールを100〜1500rpmで回転させた場
合、画像部−非画像部表面電位差約600V近くから画像
濃度は1.0近く又は達し、800Vでは十分な濃度得られ
た。磁気ロールを回転させずに固定した(0rpm)場合
現像剤の搬送が安定せず又は不十分で、スリーブ上にム
ラができ、濃度ムラが出たり画像濃度も広い結果となっ
た。
【0057】現像画像の均一性についても磁気ロールを
回転した場合と止めた場合では差が生じた。反射型濃度
計で画像部をスキャンした例を図8に示す。スキャン方
向は現像方向と直角の方向である。
【0058】予備実験3 現像剤層厚規制ギャップgを変化させて現像剤の搬送量
を変化させ、現像剤搬送量と画像濃度との関係を求め
た。
【0059】操作条件は、磁気ロール143の回転数を800
rpmに一定とした以外は、前記実施例1に於けると同様
である。
【0060】結果は図9に示す通りである。
【0061】現像剤搬送量0.01g/cm2未満では画像部
濃度が低下し、0.04g/cm2を越えると非画像部濃度の
カブリがあった。
【0062】搬送量が0.01g/cm2未満の場合、感光体
ドラム109とスリーブ142間ギャップを狭くしていくと濃
度は高くなるが、あまり狭くしすぎるとギャップの精度
出しが難しくなる。また、現像剤の搬送ムラがあって好
ましくない。
【0063】搬送量が0.04g/cm2を越えると、ギャッ
プを広くすればある程度カブリはとれるが、それに伴っ
て濃度が下がる傾向があった。またトナー飛散も多くな
り好ましくない。また、キャリア飛散、キャリア付着も
次第に顕著になり好ましくない。
【0064】実施例1 本発明の現像方法を、本出願人が先に特開昭60-75850号
公報、同60-76766号公報及び特開昭60-166549号に開示
したカラー画像記録方法に適用した。
【0065】図10にはカラー画像形成装置を示す。
【0066】この装置は原稿を光学走査して、その光像
をダイクロイックプリズムなどで色分解し、各々の分解
光をラインイメージセンサ(CCDなど)で受光し電気
信号に変換し、更にデジタル信号に変換分離回路等によ
り得られた原稿の色信号を半導体レーザー、LED、液
晶ヘッドなどの書込み装置によって感光体上にかき込む
ことにより静電潜像を形成する所謂デジタル型カラー複
写機である。現像方式は反転現像方式とした。
【0067】図10において、Aは読取りユニット、Bは
書込みユニット、Cは画像形成部、Dは給紙部である。
【0068】読取りユニットAにおいて、201はプラテ
ンガラスで、原稿202はこのプラテンガラス201上に置か
れる。原稿202は、スライドレール203上を移動するキャ
リッジ204に設けた蛍光灯205及び206によって照明され
る。可動ミラーユニット208にはミラー209及び209′が
設けられスライドレール203上を移動し、キャリッジ204
に設けられている第一ミラー207との組合せでプラテン
ガラス201上に原稿202の光像をレンズ読取りユニット22
0へ導出する。
【0069】キャリッジ204及び可動ミラーユニット208
はステッピングモータ210によりワイヤ215を介して駆動
されるプーリ211、212、213、214により、それぞれV及
び1/2Vの速度で同方向に駆動される。プラテンガラ
ス201の両端部で裏面側には標準白色板206、207が設け
られ、原稿読取り走査開始前及び走査終了後に標準白色
信号が得られるように構成されている。
【0070】レンズ読取りユニット220はレンズ221、磁
気駆動部350aに接続する増幅器AMPからの位置信号
とアナログ入力信号とを受けて磁気駆動部350aを駆動
させ、振動子に固定されたガルバノミラー351をコイル
に流れる電流によって規定量だけ往復振動させるように
している。
【0071】図15は、図14の書込みユニット350を使用
したカラープリンタの概要を示し、図中、ECの外部制
御部、DUは半導体レーザ331を駆動させる駆動ユニッ
ト、241aは帯電器241の電源であり、その他の図10、図
14と共通する部分は同じ符号を付して示してある。
【0072】(比較実施例1)現像剤搬送量を0.05g/
cm2、0.08g/cm2の2点を選び、他は前記実施例1と同
じ条件で現像を行った。その結果、非画像部のカブリが
搬送量が多くなるにつれ増加し、また、画像部へのキャ
リア付着、トナー飛散も顕著により、長期的な実用に耐
え得るレベルではなかった。
【0073】(比較実施例2)現像剤搬送量を0.007g
/cm2、0.005g/cm2のプリズム222、第一読取り基板22
4、レッドチャンネル(以下R−chという)CCD22
5、第二読取り基板226、シアンチャンネル(以下C−c
hという)CCD227から構成される。
【0074】第一ミラー207、ミラー209、ミラー209′
により伝達された原稿光像はレンズ221により集束さ
れ、プリズム222内に設けられたダイクロイックミラー2
23によりR−ch像とC−ch像とに分離され、第一読
取り基板224上に設けられたR−chCCD225及び第二
読取り基板226上に設けられたC−chCCD227の受光
面に夫々結像される。
【0075】前記蛍光灯205、206はカラー原稿の読取り
に際して光源にもとずく特定の色の強調や減衰を防ぐた
め市販の温白色系蛍光灯が用いられ、またチラツキ防止
のための40KHzの高周波電源で点灯され管壁の定温保持
あるいはウォームアップ促進のためポジスタ使用のヒー
タで保温されている。
【0076】前記R−chCCD225及びC−chCC
D227から出力された画像信号は、後述する信号処理部
Eにおいて信号処理される。信号処理部Eにおいて、後
述するトナーの色に応じ色分解された色信号が出力さ
れ、書込みユニットBに入力される。
【0077】書込みユニットBは図11に示すように構成
され、半導体レーザ331で発生されたレーザビームは駆
動モータ330により回転されるポリゴンミラー332より回
転走査され、Fθレンズ333−1を経て反射鏡337により
光路を曲げられて感光体ドラム109の表面上に投射され
輝線339を形成する。334はビーム走査開始を検出するた
めのインデックスセンサで、335、336は倒れ角補正用の
シリンドリカルレンズである。338a、338b、338cは
反射鏡でビーム走査光路及びビーム検知の光路を形成す
る。
【0078】走査が開始されるとビームがインデックス
センサ334によって検知され、第一の色信号によるビー
ムの変調が開始される。変調されたビームは、図10の帯
電器241により予め一様に帯電されている感光体ドラム1
09上に走査する。レーザビームによる主走査と感光体ド
ラム109の回転による副走査によりドラム表面に第一の
色に対応する潜像が形成されてゆく。この潜像は例えば
赤色トナーの装填された現像装置243により現像され
て、ドラム表面にトナー像が形成される。得られたトナ
ー像は、ドラム面に保持されたまま、感光体ドラム表面
より引き離されているクリーニング装置246の下を通過
しつぎのコピーサイクルにはいる。感光体ドラム109は
帯電器241により再び帯電される。
【0079】次いで信号処理部Eから出力された第二の
色信号が書込みユニットBに入力され、前記の第一の色
信号の場合と同様にしてドラム表面への書込みが行われ
潜像が形成される。潜像は第二の色、例えば青色のトナ
ーを装填した現像装置244によって現像される。この青
色トナー像はすでに形成されている前記の赤色トナー像
の上に重ねて形成される。
【0080】245は黒色トナーを有する現像装置で、信
号処理部で発生される制御信号に基づいてドラム表面上
に黒色トナー像を形成する。これら現像装置243、244、
245のスリーブには交流及び直流のバイアスが印加さ
れ、二成分トナーによるジャンピング現像が行われ、接
地された感光体ドラム109には非接触で現像が行われて
いる。
【0081】このようにして現像された第一の色信号に
よるトナー像と第二の色信号によるトナー像、及び黒ト
ナーで現像されたトナー像の重ね合わされた像は、転写
極250により給紙部の給送ベルト264、給送ローラ263に
より送られてきた記録紙261上に転写される。トナー像
を転写された転写紙は分離極251により感光体から分離
され、さらに定着器252へ搬送されて定着されたカラー
ハードコピーが得られる。
【0082】転写の終了した感光体ドラム240にはクリ
ーニング装置246が接触しブレード247によりクリーニン
グを行い不要トナーをドラム表面から除去する。クリー
ニング装置のローラ249は、クリーニング終了後ブレー
ド247が次の露光と現像に備えてドラム表面から離れる
とき、ドラム表面とブレードの間に取り残された少量の
トナーを除去するためのものであり、ドラムと逆方向に
回転しながらドラム表面との接触部を摺擦し残留トナー
を回収する。
【0083】図10のカラー画像形成装置の現像装置24
3、244、245は図12に示す構造のもので、次の(i)、
(ii)、(iii)の3点以外は図5の現像装置と同じ構
造のものであり、図12では図5と同一の部分には同じ符
号を示してある。
【0084】(i)スリーブ142、磁気ロール143の回転
方向を図5のそれとは逆の方向にしてある。
【0085】(ii)穂立て規制ブレード140−2の位置
を、スリーブ142の回転方向に合わせて第5図とは位置
を変更している。
【0086】(iii)スクレーパ144−2の位置を、スリ
ーブ142の回転方向に合わせて第5図とは位置を変更
し、現像剤溜り中で現像剤De中に埋設させているので
磁性材としている。それは、スリーブ142上に残存する
現像剤をスリーブ142から脱離させ、現像剤Deと一緒
に撹拌するためである。
【0087】画像形成の操作条件は次の通りである。
【0088】画像形成条件 像形成体 感光層 OPC(有機光導電材) ドラム径 140mm 線速度 58mm/sec 表面電位 帯電電位 (現像時の非画像部の電位) −650V 露光部電位 − 10V 像露光条件 光源 半導体レーザー 波長 780±20nm 記録密度 16dots/mm 現像装置 スリーブ 非磁性ステンレス製、18mmφ 線速度20mm/secで回転 マグネット 8極、600rpmで回転 磁束密度 700ガウス(スリーブ表面) 現像剤 キャリア 磁性粉樹脂分散系 平均粒径(重量基準)20μm 比抵抗 1014Ωcm以上 磁化 約50emu/g(σ1000) σ1000:1000ガウスの磁束密度中での磁化 トナー レッド(R) 平均粒径(重量基準)11μm 平均帯電量 10μC/g (トナー濃度15wt%) ブルー(B) 平均粒径(重量基準)11μm 平均帯電量 11μC/g (トナー濃度15wt%) 黒 (K) 平均粒径(重量基準)11μm 平均帯電量 12μC/g (トナー濃度15wt%) 現像条件 感光体・スリーブ間 1.0mm 現像剤層厚 0.2〜0.8mm(静時) (非磁性ブレードで規制) (以下共通) 現像剤搬送量(実測値) レッド現像器I 0.030g/cm2 ブルー現像器II 0.025g/cm2 黒現像器 III 0.032g/cm2 3つ共搬送量を例えば0.025g/cm2にそろえて設定して
もよい。
【0089】現像バイアス A(R) DC-500V AC 1.0KV(実効値)2KHz B(B) DC-500V AC 1.0KV(実効値)2KHz C(K) DC-500V AC 0.8KV(実効値)2KHz 現像順 R→B→K その他のプロセス方式 転写 コロナ転写 定着 熱ローラーで加圧 クリーニング ブレードとクリーニングローラ 本実施例においても十分な高濃度の画像が得られた。レ
ッド、ブルーなどのカラートナーによる画像も均一性が
良く、品の高い画質が得られた。
【0090】黒画像部の濃度は、反射濃度で1.1以上
(露光部)、得られ非画像のカブリやトナー飛散は見ら
れなかった。
【0091】また、感光体の線速度を58mm/secから120
mm/sec、230mm/secまで速めても十分な高濃度が得ら
れた。
【0092】図10の装置に於いて、レーザ書込み部の回
転多面鏡332(図11参照)に替えて同様な機能を有する
振動回転型のミラーユニット(ガルドノミラーと呼ばれ
る)を用いることができる。この書込みユニットBは図
13に示すように構成され、半導体レーザ331で発生した
レーザビームは、駆動部352によって振動されるガルバ
ノミラー351により振動走査され、sin-1θレンズ333−
2を経て反射鏡337により光路を曲げられて感光体ドラ
ム109の表面上に投射される。その他は図11に於けると
同様である。
【0093】図14はミラー振動機構350の原理を示し、
演算増幅器OPは、位置センサ350bを介して2点を選
び、他は前記予備実験2と同じ条件で現像を行った。そ
の結果、画像部−非画像部電位差800V部分の画像濃度
が搬送量が低くなるにつれ低下した。それぞれ0.95、0.
70の最高濃度であった。
【0094】(比較実施例3)実施例3で現像剤搬送量
を黒のみ0.52g/cm2とし、その他は前記実施例1と同
様に像形成を行うと、キャリアの付着やカブリが生じ
た。
【0095】なお、本発明で使用する感光体、現像剤等
は、上記の例に限られるものではなく、例えば感光体を
アモルファスシリコンの光導電層を備える感光体とする
とか、現像剤のキャリアを粒径10〜40μmのフェライト
粉末に樹脂被覆を施したものとするとか、その他、本発
明の精神を逸脱しない限り、種々の変形が可能である。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は帯電工程
と像露光工程と現像工程とを複数回繰り返し、感光体上
に複数の色のトナー像を形成した後で、該複数の色のト
ナー像を転写材に転写してカラー画像を得るカラー画像
形成方法において、2回目以降の現像工程は、搬送量が
0.01〜0.04g/cm2に規制された磁性キャリアとトナー
とからなる二成分現像剤の現像剤層を内部に複数の磁極
からなる磁石体を有す現像剤搬送体上に保持して現像領
域に搬送すると共に、交番電界下で前記現像剤層により
静電潜像を非接触現像するように構成しているので、カ
ラートナーによる画像の均一性が良く、質の高いカラー
画像が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る現像装置の断面図。
【図2】交流成分の振動とトナー画像濃度の関係を示す
特性図。
【図3】現像バイアスの交流の電界強度を変化させたと
きのトナー画像濃度の変化を示す特性図。
【図4】電界強度と交流バイアス周波数を変化させたと
きの画像濃度特性を示すグラフ。
【図5】本発明に係る現像装置の断面図。
【図6】現像剤層厚規制ギャップと現像剤搬送量との関
係を示すグラフ。
【図7】画像部電位と画像濃度との関係を示すグラフ。
【図8】現像方向に直角方向の画像濃度変化を示すグラ
フ。
【図9】現像剤搬送量と画像濃度との関係を示すグラ
フ。
【図10】カラー画像形成装置の構成図。
【図11】レーザ書込み系の構成図。
【図12】本発明に係る現像装置の断面図。
【図13】レーザ書込み系の構成図。
【図14】図13のレーザ書込み系ミラー駆動の原理の位
置例を示すブロック図。
【図15】図13のレーザ書込み系を使用したカラープリ
ンタの概略斜視図。
【符号の説明】
9、109 感光体ドラム 40、140、140−2 穂立て規制ブレード 41、141−1、141−2 撹拌器 42、142 現像剤搬送体(スリーブ) 43、143 磁気ロール 44、144、144−2 スクレーパ 45、145 直流電源 46、146 交流電源 243、244、245 現像装置 De 現像剤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電工程と像露光工程と現像工程とを複
    数回繰り返し、感光体上に複数の色のトナー像を形成し
    た後で、該複数の色のトナー像を転写材に転写してカラ
    ー画像を得るカラー画像形成方法において、2回目以降
    の現像工程は、搬送量が0.01〜0.04g/cm2に規制され
    た磁性キャリアとトナーとからなる二成分現像剤の現像
    剤層を内部に複数の磁極からなる磁石体を有する現像剤
    搬送体上に保持して現像領域に搬送すると共に、交番電
    界下で前記現像剤層により静電潜像を非接触現像するこ
    とを特徴とするカラー画像形成方法。
  2. 【請求項2】 前記磁性キャリアは、磁性体粒子に樹脂
    の被覆処理を施すか又は、磁性体微粒子の分散樹脂粒子
    とすることを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成
    方法。
  3. 【請求項3】 前記磁石体が前記現像領域で交番磁界を
    形成することを特徴とする請求項1または2記載のカラ
    ー画像形成方法。
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