JPH03290680A - 現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は電子写真装置における現像装置に関するもので
ある。

［従来の技術］ 従来、この種の現像装置の一例として第５図に示すよう
な構成のものがある。この現像装置は二成分磁気ブラシ
法によるものであり、トナーホッパ１２８から供給され
たトナー１３０は、筐体１２６内で攪拌羽根１３４によ
ってキャリア１３２と攪拌され、負に帯電される。この
帯電されたトナー１３０は静電気力によってキャリア１
３２に付着する。キャリア１３２は現像スリーブ１４２
内に設けられた磁気ロール１４０によって磁気吸引力を
受け、現像スリーブ１４２上に磁気ブラシを形成し、現
像スリーブ１４２の回転にともなって現像領域に搬送さ
れる。そして、磁性体の穂高規制部材１３６によって磁
気ブラシの穂立ち高さが規制され、この磁気ブラシが感
光体ドラム１１１を摺擦することによって静電潜像が可
視像に現像される。

「発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上述のような現像装置には、次のような
問題点があった。

現像装置内のトナーはキャリアと摩擦帯電されるが、キ
ャリアにトナーが付着していたりキャリアのコート剤が
剥がれるなとの原因で、キャリアの帯電性能が悪くなり
未帯電のトナーが生じることがある。またキャリアの摩
擦帯電されないトナー同士が摩擦帯電することで、逆極
性のトナーが生じることがある。これらの梯子を第６図
に示す。

こうして生じた未帯電のトナー及び逆極性のトナーは感
光体ドラム上の潜像形成部以外の部分にファンデルワー
ルス力、鏡像力及び静電引力等により付着し、画像の下
地かぶりの原因となる。

本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、未帯電のトナー及び逆極性のトナーによる画
像の下地かぶりが発生しない、良好な画像を得ることの
できる現像装置を提供することを目的としている。

［課題を解決するための手段］ この目的を達成するために本発明の現像装置は、感光体
上の潜像形成面の手前に設けられ、搬送手段上の未帯電
のトナー及び所望の極性とは逆極性のトナーを除去する
除去手段を備える。

［作用コ 上記の構成を有する本発明の現像装置において、攪拌手
段によりトナーとキャリアが攪拌され前記トナーが帯電
され、搬送手段により感光体上の潜像形成面まで前記帯
電トナーが搬送される。このとき除去手段により前記搬
送手段上の未帯電のトナー及び所望の極性とは逆極性の
トナーが除去される。

［実施例コ 以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。

第１図に本発明を適用した電子写真装置を示す。

この電子写真装置は二成分磁気ブラシ現像法による反転
現像のものである。

感光体ドラム１１の周囲には帯電スコロトロン１３、光
走査装置１５、トナー現像器２０、転写器２２がそれぞ
れ設けられている。また転写器２２と感光体ドラム１１
との間にはＰＰＣ紙２４が設けられている。

感光体ドラム１１は帯電スコロトロン１３によって初期
電位Ｖｏに負帯電された後、光走査装置１５によって露
光され、静電潜像が形成される。

この静電潜像はトナー現像器２０によって可視像に現像
され、転写器２２によってＰＰＣ紙２紙上４上写される
。

次に第２図を用いてトナー現像器２０について詳述する
。

トナー現像器２０はトナー容器２８と現像タンク２９と
で構成され、トナー容器２８中にはトナー３０が蓄えら
れており、トナーローラ３１の回転によりトナー３０は
現像タンク２９中に落ちるように構成されている。トナ
ー３０は負帯電性の絶縁性のトナー（バインダ樹脂とし
てスチレン−アクリル系など）である。現像タンク２９
中には、攪拌羽根３４、現像スリーブ４２が設けられ、
表面を正帯電するようにコーティング（例えばシリコン
系樹脂等による）されたフェライトキャリア３２かトナ
ー３０と適切な混合比で納められている。現像スリーブ
４２は現像タンク２９の開口部を通して感光体ドラム１
１に対向しており、その内部には磁気ロール４０が内蔵
される。また現像スリーブ４２近傍には後述する除去装
置６０が設けられている。

第３図に除去装置６０を拡大して示す。

導電性ロール５０にはバイアス電圧Ｖｌが印加されてお
り、付着したトナーを掻き落とすスクレーバ５２が圧接
されている。スクレーパ５２は全体が弾性を有する金属
で構成されており、導電性ロール５０に接する部分のみ
絶縁性の樹脂５６で形成されている。また金属部分は接
地されている。

次に作用を説明する。

現像タンク２９内でトナー３０とフェライトキャリア３
２とが攪拌羽根３４で攪拌され、トナー３０は負に、フ
ェライトキャリア３２は正に帯電する。帯電されたトナ
ー３ｏはフェライトキャリア３２に付着し、フェライト
キャリア３２は磁気ロール４０によって吸引されて現像
スリーブ４２上に付着し、磁気ブラシ４４となって現像
スリーブ４２の回転にともなって現像領域に運ばれる。

トナー３０の帯電分布はある程度法がりを持っており、
未帯電のトナー及び逆極性の正に帯電したトナーが存在
していることがある。これらの未帯電トナー及び正帯電
のトナーは導電性ロール５０にファンデルワールス力お
よび静電気力によって付着し、現像領域にはほぼ一様に
所定の極性に帯電（この場合は負帯電）したトナーのみ
が運ばれ、現像領域に運ばれたトナー３０はブレード３
６で層厚が規制された後、感光体ドラム１１上に形成さ
れた静電潜像に付着し、可視像に現像する。

導電性ロール５０上のトナーはスクレーパ５２によって
掻き落とされ、再び現像タンク２９内に戻される際にス
クレーパ５２の金属部分を通過するが、金属部分は接地
されているので、トナーはここで電荷を除去される。し
たがって、トナーが再び現像タンク２９内に戻されて攪
拌を受ける時に、逆極性のトナーが生じるのを抑えるこ
とができる。

現像スリーブ４２のバイアス電圧ｖｂと、初期帯電電位
ｖ０、露光部の電位Ｖｅｒおよび導電性ロール５０のバ
イアス電圧Ｖ、との関係を第４図に示す。この図に示す
ように、導電性ロール５０のバイアス電圧Ｖ、はｖｏと
ほぼ等しくなるように選ばれる。

以上、詳述したことから明らかなように本実施例の電子
写真装置のトナー現像器２０では、現像領域に運ばれる
トナー３０から未帯電のトナー及び逆極性のトナーを導
電性ロール５０が除去するので、画像の下地かぶりが発
生しない、良好な画像を得ることができる。

尚、本発明は上記に詳述した実施例に限定されるもので
はなく、その趣旨を逸脱しない範囲で変更を加えること
は可能である。

［発明の効果コ 以上、詳述したことから明らかなように本発明の現像装
置では、現像領域に運ばれるトナーから未帯電のトナー
及び逆極性のトナーを除去手段が除去するので、画像の
下地かぶりが発生しない、良好な画像を得ることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図から第４図までは本発明を具体化した実施例を示
すもので、第１図は本発明を適用した電子写真装置の構
成図、第２図はトナー現像器の構成図、第３図は除去装
置の構成図、第４図は各バイアス電圧値の関係を示すグ
ラフである。また第５図は従来の現像装置の構成図、第
６図はトナーの帯電分布を示すグラフである。 図中、１１は感光体ドラム、２０はトナー現像器、３０
はトナー、３２はフェライトキャリア、３４は攪拌羽根
、４２は現像スリーブ、５０は導電性ロールである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、攪拌手段によりトナーとキャリアを攪拌し前記トナ
   ーを帯電させ、搬送手段により画像情報に基づく潜像の
   形成された感光体上の潜像形成面まで前記帯電トナーを
   搬送し、前記潜像を現像する電子写真装置における現像
   装置において、前記潜像形成面の手前に設けられ、前記
   搬送手段上の未帯電のトナー及び所望の極性とは逆極性
   のトナーを除去する除去手段を備えたことを特徴とする
   現像装置。