JP4508197B2 - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
トナーとキャリアを含み、上記トナーとキャリアは相互の摩擦接触によって上記トナーが第1の極性に帯電されると共に上記キャリアが上記第1の極性とは異なる第2の極性に帯電される現像剤と、
第1の搬送部材と、
第1の領域を介して上記第1の搬送部材に対向し、第2の領域を介して上記静電潜像担持体に対向する第2の搬送部材と、
上記第1の搬送部材と上記第2の搬送部材との間に第1の電界を形成して、上記第1の搬送部材が保持している現像剤中のトナーを上記第2の搬送部材に移動させる第1の電界形成手段と、
上記第2の搬送部材と上記静電潜像担持体との間に第2の電界を形成して、上記第2の搬送部材が保持している上記トナーを上記静電潜像担持体の静電潜像に移動させて上記静電潜像を可視像化する第2の電界形成手段と、
上記現像剤に上記荷電粒子を補給する補給部を備えており、
上記現像剤は更に荷電粒子を含み、上記荷電粒子は、チタン酸ストロンチウム、酸化チタン、アルミナ、チタン酸バリウムから選択された少なくとも一つの無機金属粒子を含み、個数平均粒径が100nm〜850nmの範囲にあって、上記第2の極性に帯電可能であり、上記トナーの表面に離脱可能に保持された状態で供給され、上記トナーの表面から分離した後、上記トナーが上記キャリアの表面に付着してできる上記キャリア表面のスペントに吸着され、上記キャリアとの間に作用するストレスによって上記キャリアの表面に保持され又は打ち込まれ、上記トナーとの摩擦接触によって上記トナーを上記第1の極性に帯電することを特徴とする。
画像形成装置によってシート材料に転写されて可視画像を形成する第1の粒子と、上記第1の粒子との摩擦接触によって上記第1の粒子に所定の極性の電荷を付与する第2と第3の粒子を含み、上記第3の粒子は上記第1の粒子の表面に保持されている現像剤を用意する第1の工程と、
上記第1の粒子の表面に保持されている第3の粒子を上記第1の粒子から分離させる第2の工程と、
上記第1の粒子から分離した上記第3の粒子を上記第2の粒子の表面に保持させる第3の工程と、
上記第2の粒子の表面に保持された上記第3の粒子を上記第1の粒子と摩擦接触させて上記第1の粒子に上記所定の極性の電荷を付与する第4の工程を有することを特徴とする。
図1は、本発明に係る電子写真式画像形成装置の画像形成に関連する部分を示す。画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、およびそれらの機能を複合的に備えた複合機のいずれであってもよい。画像形成装置1は、静電潜像坦持体である感光体12を有する。実施形態において、感光体12は円筒体で構成されているが、本発明はそのような形態に限定されるものでなく、代わりに無端ベルト式の感光体も使用可能である。感光体12は、図示しないモータに駆動連結されており、モータの駆動に基づいて矢印14方向に回転するようにしてある。感光体12の周囲には、感光体12の回転方向に沿って、帯電ステーション16、露光ステーション18、現像ステーション20、転写ステーション22、およびクリーニングステーション24が配置されている。
現像装置34は、第1の成分粒子である非磁性トナーと第2の成分粒子である磁性キャリアを含む2成分現像剤と以下に説明する種々の部材を収容するハウジング42を備えている。図面を簡略化することで発明の理解を容易にするため、ハウジング42の一部は削除してある。ハウジング42は感光体12に向けて開放された開口部44を備えており、この開口部44の近傍に形成された空間46にトナー搬送部材(第2の搬送部材)である現像ローラ48が設けてある。現像ローラ48は、円筒状の部材(第2の回転円筒体)であり、感光体12と平行に且つ感光体12の外周面と所定の現像ギャップ50を介して、回転可能に配置されている。
供給領域90でスリーブ60から現像ローラ48にトナー6を効率的に移動させるために、現像ローラ48とスリーブ60は電界形成装置110と電気的に接続されている。電源の具体例が図5A〜図9に示してある。
一般に、トナーとキャリアを主成分とする2成分現像剤は、キャリアの表面にトナーが付着してできる汚れ(スペント)が発生し、これがキャリアの寿命を低下させる。そこで、この問題を解消するために、本発明では、2成分現像剤に第3の成分として荷電粒子(インプラント粒子)が添加されている。
トナー、キャリア、荷電粒子、および現像剤に含まれる他の粒子の具体的な材料を説明する。
好適に使用される荷電粒子は、トナーの帯電極性に応じて適宜選択される。荷電粒子の個数平均粒径は、例えば、100〜1000nmである。キャリアとの摩擦接触により負極性に帯電するトナーを用いる場合、荷電粒子は、トナーとの接触により正極性に帯電する微粒子が用いられる。そのような微粒子は、例えば、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム、アルミナ等の無機微粒子やアクリル樹脂、ベンゾグァナミン樹脂、ナイロン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂等の、熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂で構成できる。微粒子を構成する樹脂にトナーとの接触により正極性に帯電する正荷電制御剤を含有させてもよい。正荷電制御剤には、例えば、ニグロシン染料、四級アンモニウム塩等が使用できる。荷電粒子は含窒素モノマーで構成してもよい。含窒素モノマーを構成する材料には、例えば、アクリル酸2−ジメチルアミノエチル、アクリル酸2−ジエチルアミノエチル、メタクリル酸2−ジメチルアミノエチル、メタクリル酸2−ジエチルアミノエチル、ビニールピリジン、N−ビニールカルバゾール、ビニールイミダゾールがある。
トナーには、画像形成装置で従来から一般に使用されている公知のトナーを使用できる。トナー粒径は、例えば約3〜15μmである。バインダー樹脂中に着色剤を含有させたトナー、荷電制御剤や離型剤を含有するトナー、表面に添加剤を保持するトナーも使用できる。
トナーに使用されるバインダー樹脂は、限定的ではないが、例えば、スチレン系樹脂(スチレンまたはスチレン置換体を含む単重合体または共重合体)、ポリエステル樹脂、エポキシ系樹脂、塩化ビニル樹脂、フェノール樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、またはそれらの樹脂を任意に混ぜ合わせたものである。バインダー樹脂は、軟化温度が約80〜160℃の範囲、ガラス転移点が約50〜75℃の範囲であることが好ましい。
着色剤は、公知の材料、例えば、カーボンブラック、アニリンブラック、活性炭、マグネタイト、ベンジンイエロー、パーマネントイエロー、ナフトールイエロー、フタロシアニンブルー、ファーストスカイブルー、ウルトラマリンブルー、ローズベンガル、レーキーレッド等を用いることができる。着色剤の添加量は、一般に、バインダー樹脂100重量部に対して、2〜20重量部であることが好ましい。
荷電制御剤は、従来から荷電制御剤として知られている材料が使用できる。具体的に、正極性に帯電するトナーには、例えばニグロシン系染料、4級アンモニウム塩系化合物、トリフェニルメタン系化合物、イミダゾール系化合物、ポリアミン樹脂が荷電制御剤として使用できる。負極性に帯電するトナーには、Cr、Co、Al、Fe等の金属含有アゾ系染料、サリチル酸金属化合物、アルキルサリチル酸金属化合物、カーリックスアレーン化合物が荷電制御剤として使用できる。荷電制御剤は、バインダー樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部の割合で用いることが好ましい。
その他、現像剤の流動化を促進する流動化剤を添加してもよい。流動化剤には、例えば、シリカ、酸化チタン、酸化アルミニウム等の無機微粒子や、アクリル樹脂、スチレン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等の樹脂微粒子が使用できる。特にシランカップリング剤、チタンカップリング剤、およびシリコンオイル等で疎水化した材料を用いるのが好ましい。流動化剤は、トナー100重量部に対して、0.1〜5重量部の割合で添加させることが好ましい。これら添加剤の個数平均一次粒径は9〜100nmであることが好ましい。
キャリアは、従来から一般に使用されている公知のキャリアを使用できる。バインダー型キャリアやコート型キャリアのいずれを用いてもよい。キャリア粒径は、限定的ではないが、約15〜100μmが好ましい。
図1の現像装置を有する画像形成装置と図11に示す現像装置を備えた画像形成装置を用いて、荷電粒子の効果を調べた。実験用に、荷電粒子を担持していないトナーAと、荷電粒子を担持したトナーBを用意した。
トナーAの製造方法は以下のとおりである。湿式造粒法で作成された体積平均粒径約6.5μmのトナー母材100重量部に、複数の添加剤−第1の疎水性シリカ0.2重量部、第2の疎水性シリカ0.5重量部、疎水性酸化チタン0.5重量部−を添加した。次に、三井鉱山社製のヘンシェルミキサを用い、添加剤が添加されたトナー母材を攪拌して添加剤をトナー母材の表面に付着させ、負極帯電性のトナーAを得た。ミキサの回転速度は40m/秒、攪拌時間は3分間であった。第1の疎水性シリカは、個数平均一次粒径16nmのシリカ(#130:日本アエロジル社製)を疎水化剤のヘキサメチルジラザン(HMDS)で表面処理して得たものである。第2の疎水性シリカは、固体平均一次粒径20nmのシリカ(#90:日本アエロジル社製)をHMDSで表面処理して得たものである。疎水性酸化チタンは、個数平均一次粒径30nmのアナターゼ型酸化チタンを、水系湿式環境で、疎水化剤のイソブチルトリメトキシシランにより表面処理して得たものである。
トナーBの製造方法は以下のとおりである。トナーAに、荷電粒子として個数平均粒径350nmのチタン酸ストロンチウムを添加した。荷電粒子の添加量は、トナーAに含まれるトナー母材粒子100重量部に対して、2重量部であった。次に、荷電粒子が添加されたトナーAを三井鉱山社製のヘンシェルミキサで攪拌し、トナーの表面に荷電粒子を付着させて、トナーBを得た。ミキサの回転速度は40m/秒、攪拌時間は3分間であった。
実験に用いたキャリアは、コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製bizhub C350キャリアである。このキャリアは、磁性体からなるキャリアコア粒子にアクリル系樹脂をコーティングしたコート型キャリアである。
現像装置は図1に示す形態の現像装置を使用した。現像剤は、上述のキャリアとトナーBを用いた。現像剤中のトナー比率を8%に調整した。トナー比率は、現像剤全体の重量に対する、トナーと荷電粒子を含む添加材との合計重量の割合である。電界形成装置は、図9に示す形態を採用し、搬送ローラに直流電圧VDC2:−500ボルトを印加し、現像ローラには、直流電圧VDC1:−300ボルトと交流電圧を印加した。交流電圧は、周波数:2kHz、振幅VP−P:1,600ボルト、マイナスデューティ比(トナー回収デューティ比):40%、プラスデューティ比(トナー供給デューティ比):60%の矩形波であった(図13参照)。したがって、負極性に帯電したトナーをスリーブから現像ローラにバイアスする供給電位差(トナー供給電圧)は1,000ボルト、現像ローラからスリーブにトナーをバイアスする回収電圧差(トナー回収電圧)は600ボルトである。
実施例1と同一の現像剤を用いた。現像装置は、図11に示す現像装置を用いた。スリーブには、振幅1,400ボルト、直流電圧−300ボルト、マイナスデューティ比50%、周波数4kHzの矩形波を印加した。スリーブと感光体の現像ギャップは0.3mmに設定した。その他の条件は、実施例1と同一である。
荷電粒子を有するトナーBに代えて、荷電粒子の無いトナーAを用いた。その他の条件は、実施例1と同一である。
コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製複写機bizhub C350を改造した画像形成装置を用い、複数の条件で画像面積率5%のオリジナル画像を50,000枚印刷した。10,000枚の印刷ごとに現像装置内の現像剤をサンプリングし、トナー帯電量を測定した。結果を図14に示す。この図から明らかなように、実施例1では、印刷枚数の増加に拘わらず、トナーの帯電量はほぼ一定の値を維持した。これに対し、比較例1,2では、印刷枚数の増加と共にトナーの帯電量が低下した。
図16に示す実験装置170を用いて荷電粒子の帯電極性を確認した。実験装置170は、固定円筒体172と、円筒体172の内部に回転可能に配置されたマグネットローラ174と、マグネットローラ174を囲む外筒176を有する。円筒体172と外筒176との間には、負極性のトナーを円筒体172から外筒176に向けて電気的に付勢しない電界、すなわち、トナーと逆極性の荷電粒子を円筒体172から外筒176に向けて付勢する電界を加えた。そして、荷電粒子を含むトナーBとキャリアからなる現像剤を攪拌した後、攪拌後の現像剤を円筒体172の外周面に保持させてマグネットローラ174を回転した。結果、円筒体172から外筒176に向かう電界付勢力を受けた荷電粒子のチタン酸ストロンチウムが現像剤から分離して離脱し、外筒176の内面上に確認された。これにより、チタン酸ストロンチウムがトナーとは逆の極性(正極性)に帯電していることが分かる。
以上より、現像装置の中で、トナーとは逆の極性に帯電するチタン酸ストロンチウムがキャリアの表面に付着し、それにより、キャリアがトナーを帯電する能力の低下を補い、長期に亘ってトナーの帯電量が必要な値に保たれることが分かった。
実施例1で用いたトナーBと図1の現像装置を用いて、スリーブと現像ローラの間で現像剤に作用する電界の強さを変化させ、画像面積率が5%の画像を50,000枚印刷後、現像ローラの表面に担持されているトナー帯電量の低下量を測定した。実験の条件と結果を、表1,2に示す。
〔比較例3〕
図1の現像装置と図17の現像装置を用いて、面積画像率5%の画像を50,000枚印刷し、トナー帯電量の低下と画像メモリの発生を調べた。図17の現像装置が図1の現像装置と異なる点は、スリーブ60の回転方向、磁石体58における磁極の配置、規制板62の取付位置である。結果を表3に示す。
トナーBの他に複数のトナーC〜Gを用意して、トナー帯電量の変化を調べた。トナーC〜Gは、それぞれ個数平均粒径210nm、140nm、70nm、850nm、1,000nmのチタン酸ストロンチウムからなる荷電粒子をトナーAに添加し攪拌して得た。荷電粒子の添加量は、トナー母材粒子100重量部に対して2重量部とした。攪拌は、ヘンシェルミキサを用いて、40m/秒の攪拌速度で3分間行った。その他の条件は実施例1と同一である。
トナーBの他に複数のトナーH〜Kを用意して、トナー帯電量の変化を調べた。トナーH〜Kは、それぞれ個数平均粒径150nmの酸化チタン、個数平均粒径200nmのアルミナ、個数平均粒径500nmのチタン酸バリウム、個数平均粒径200nmのメラミン樹脂ビーズからなる荷電粒子をトナーAに添加し攪拌して得た。荷電粒子の添加量は、トナー母材粒子100重量部に対して2重量部とした。攪拌は、ヘンシェルミキサを用いて、40m/秒の攪拌速度で3分間行った。その他の条件は実施例1と同一である。
〔比較例4〕
現像装置に荷電粒子を含む現像剤を装填し、トナー補給部の容器に荷電粒子を含まないトナーを装填し、画像面積率5%の画像を50,000枚印刷し、10,000枚ごとに現像ローラ上のトナーの帯電量を測定した。結果を、実施例1及び比較例2の結果とともに、図20に示す。図20のグラフに示すように、比較例4では、当初現像装置内に充填されている荷電粒子が消費されるまで(約、10,000枚の印刷まで)は帯電量の低下が見られなかったが、その後は印刷枚数の増加と共にトナーの帯電量が減少した。50,000枚の印刷が終了後、現像剤からキャリアをサンプリングして走査電子顕微鏡で表面を観察したところ、図15Aの写真とは異なり、キャリアの表面にチタン酸ストロンチウムは認められなかった。この実験から、荷電粒子を含む現像剤を現像装置に充填しても、その後の荷電粒子の補充がなければ、キャリアがトナーを荷電する能力が次第に低下することから、トナー補給機構を備えた現像装置にあっては補給用トナーに荷電粒子を含ませておくことが望ましいことが分かる。
Claims (10)
- トナーとキャリアを含む現像剤を用いて、静電潜像担持体上の静電潜像を可視像化する現像装置であって、
トナーとキャリアを含み、上記トナーとキャリアは相互の摩擦接触によって上記トナーが第1の極性に帯電されると共に上記キャリアが上記第1の極性とは異なる第2の極性に帯電される現像剤と、
第1の搬送部材と、
第1の領域を介して上記第1の搬送部材に対向し、第2の領域を介して上記静電潜像担持体に対向する第2の搬送部材と、
上記第1の搬送部材と上記第2の搬送部材との間に第1の電界を形成して、上記第1の搬送部材が保持している現像剤中のトナーを上記第2の搬送部材に移動させる第1の電界形成手段と、
上記第2の搬送部材と上記静電潜像担持体との間に第2の電界を形成して、上記第2の搬送部材が保持している上記トナーを上記静電潜像担持体の静電潜像に移動させて上記静電潜像を可視像化する第2の電界形成手段と、
上記現像剤に上記荷電粒子を補給する補給部を備えており、
上記現像剤は更に荷電粒子を含み、上記荷電粒子は、チタン酸ストロンチウム、酸化チタン、アルミナ、チタン酸バリウムから選択された少なくとも一つの無機金属粒子を含み、個数平均粒径が100nm〜850nmの範囲にあって、上記第2の極性に帯電可能であり、上記トナーの表面に離脱可能に保持された状態で供給され、上記トナーの表面から分離した後、上記トナーが上記キャリアの表面に付着してできる上記キャリア表面のスペントに吸着され、上記キャリアとの間に作用するストレスによって上記キャリアの表面に保持され又は打ち込まれ、上記トナーとの摩擦接触によって上記トナーを上記第1の極性に帯電することを特徴とする現像装置。 - 上記第1の電界形成手段は、上記トナーを上記第1の搬送部材から上記第2の搬送部材に向けて移動させる直流電界を形成することを特徴とする請求項1の現像装置。
- 上記第1の電界形成手段は、上記トナーを上記第1の搬送部材から上記第2の搬送部材に向けて移動させる振動電界を形成することを特徴とする請求項1の現像装置。
- 上記第1の電界形成手段によって上記第1の領域に形成される第1の電界が2.5×106V/m以上であることを特徴とする請求項2又は3の現像装置。
- 上記第1の搬送部材は固定磁石体と上記固定磁石体の周囲を回転する第1の回転円筒体を有し、上記第2の搬送部材は第2の回転円筒体を有し、上記第1の回転円筒体と上記第2の回転円筒体は上記第1の領域を介して対向して配置されており、上記第1の回転円筒体の外周面部分と上記第2の回転円筒体の外周面部分が上記第1の領域を逆方向に移動するようにしてあることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの現像装置。
- 上記荷電粒子の比誘電率が8.5以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの現像装置。
- 請求項1〜6のいずれかの現像装置を含む画像形成装置。
- 電子写真方式の画像形成装置に含まれる現像剤を荷電する方法であって、
上記画像形成装置は、静電潜像担持体と、第1の搬送部材と、第1の領域を介して上記第1の搬送部材に対向し第2の領域を介して上記静電潜像担持体に対向する第2の搬送部材と、上記静電潜像担持体からシート材料に転写されて可視画像を形成する第1の粒子と、上記第1の粒子との摩擦接触によって上記第1の粒子に所定の極性の電荷を付与する第2と第3の粒子とを含み、
上記第3の粒子が上記第1の粒子の表面に保持されている現像剤を用意する第1の工程と、
上記第1の粒子の表面に保持されている第3の粒子を上記第1の領域において上記第1の粒子から分離させる第2の工程と、
上記第1の粒子から分離した上記第3の粒子を、上記第2の粒子の表面に付着してできるスペントに吸着させ、上記第2の粒子との間に作用するストレスによって上記第2の粒子の表面に保持させる又は打ち込む第3の工程と、
上記第2の粒子の表面に保持された上記第3の粒子を上記第1の粒子と摩擦接触させて上記第1の粒子に上記所定の極性の電荷を付与する第4の工程と、
上記第1の工程で用意された現像剤に上記第3の粒子を補給する工程を有し、
上記第3の粒子は、チタン酸ストロンチウム、酸化チタン、アルミナ、チタン酸バリウムから選択された少なくとも一つの無機金属粒子を含み、個数平均粒径が100nm〜850nmの範囲にあることを特徴とする現像剤の荷電方法。 - 上記第1の工程において、上記第3の粒子は上記第1の粒子の表面に離脱可能に保持されていることを特徴とする請求項8の方法。
- 上記第2の工程において、上記第1〜第3の粒子は上記第1の搬送部材と上記第2の搬送部材との電位差により生じる電界中におかれ、上記電界から受ける力によって上記第3の粒子が上記第1の粒子から分離されることを特徴とする請求項8又は9の方法。
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