JP5034739B2 - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
固定配置された磁石ローラおよび該磁石ローラを内包し、その周囲を回転可能に支持された円筒スリーブを有してなり、上記現像剤を収容する現像槽の開口部に配置された第1の搬送部材と、
第1の領域を介して上記第1の搬送部材に対向し、第2の領域を介して上記静電潜像担持体に対向する第2の搬送部材と、
上記第1の搬送部材と上記第2の搬送部材との間に第1の電界を形成して、上記第1の搬送部材が保持している現像剤からトナーを上記第2の搬送部材に移動・分離させる第1の電界形成手段と、
上記第2の搬送部材と上記静電潜像担持体との間に第2の電界を形成して、上記第2の搬送部材が保持している上記トナーを上記静電潜像担持体の静電潜像に移動させて上記静電潜像を可視像化する第2の電界形成手段を備えており、
上記キャリアは体積平均粒径が20〜50μm、106/4π(A/m)磁場での磁化が100〜300mWb/m2、比抵抗が1012〜1015Ωcmであり、
第1の搬送部材の磁石ローラの中心軸に対する垂直断面Sにおいて、磁石ローラにおける第2の搬送部材に最も近い磁極が、2つの磁束密度のピークを有し、円筒スリーブ回転方向について上流側のピークP1および下流側のピークP2が以下の関係式;
ピークP1の磁束密度≦ピークP2の磁束密度
(但し、ピークP1の磁束密度=ピークP2の磁束密度のとき、上記垂直断面Sにおいて磁石ローラ中心軸を中心とする中心角を、磁石ローラ中心軸と第2の搬送部材中心軸とを結ぶ線分Lを基準(0°)に、該線分Lより円筒スリーブ回転方向を負方向として、該方向と逆方向を正方向として表した場合、ピークP1の中心角A1の絶対値はピークP2の中心角A2の絶対値より大きい)を満たすことを特徴とする現像装置、ならびに上記現像装置を含む画像形成装置に関する。
図1は、本発明に係る電子写真式画像形成装置の画像形成に関連する部分を示す。画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、およびそれらの機能を複合的に備えた複合機のいずれであってもよい。画像形成装置1は、静電潜像坦持体である感光体12を有する。実施形態において、感光体12は円筒体で構成されているが、本発明はそのような形態に限定されるものでなく、代わりに無端ベルト式の感光体も使用可能である。感光体12は、図示しないモータに駆動連結されており、モータの駆動に基づいて矢印14方向に回転するようにしてある。感光体12の周囲には、感光体12の回転方向に沿って、帯電ステーション16、露光ステーション18、現像ステーション20、転写ステーション22、およびクリーニングステーション24が配置されている。
現像装置34は、第1の成分粒子である非磁性トナーと第2の成分粒子である磁性キャリアを含む2成分現像剤と以下に説明する種々の部材を収容する現像槽(ハウジング)42を備えている。図面を簡略化することで発明の理解を容易にするため、現像槽42の一部は削除してある。現像槽42は感光体12に向けて開放された一連の開口部(44、52)を備えており、この開口部44の近傍に形成された空間46にトナー搬送部材(第2の搬送部材)である現像ローラ48が設けてある。現像ローラ48は、円筒状の部材(第2の回転円筒体)であり、感光体12と平行に且つ感光体12の外周面と所定の現像ギャップ50を介して、回転可能に配置されている。
ピークP1の磁束密度≦ピークP2の磁束密度
を満たす。図2は、図1に示す磁石ローラ58の中心軸Xに対する垂直断面Sにおける磁束密度分布を模式的に表す図である。磁極N1がピークを1つしか示さない場合、磁気ブラシが中心に集中してトナー供給側もトナー回収側も磁気ブラシ密度が疎になるので、ゴーストが発生したり、画像ムラが発生したりする。ピークP1の磁束密度がピークP2の磁束密度を越えると、P2の磁気ブラシ密度が疎になるので、ゴーストが発生したり、画像ムラが発生したりする。
条件(1);ピークP1の磁束密度<ピークP2の磁束密度、かつ、ピークP1の中心角A1の絶対値≧ピークP2の中心角A2の絶対値;または
条件(2);ピークP1の磁束密度=ピークP2の磁束密度、かつ、ピークP1の中心角A1の絶対値>ピークP2の中心角A2の絶対値。
ピークP2は、トナー回収性能のさらなる向上の観点から、磁束密度が80〜120mTであることが好ましく、中心角A2は−20〜−40°であることが好ましい。
両ピークの境界Qは、トナー供給性と回収性との両立の観点から、中心角Bが−10〜+10°であることが好ましい。
供給領域90でスリーブ60から現像ローラ48にトナー6を効率的に移動させるために、現像ローラ48とスリーブ60は電界形成装置110と電気的に接続されている。電源の具体例が図5A〜図9に示してある。
現像剤は少なくともトナーとキャリアを含む2成分現像剤である。2成分現像剤は一般に、キャリアの表面にトナーが付着してできる汚れ(スペント)が発生し、これがキャリアの寿命を低下させる。そこで、この問題を解消するために、本発明では、2成分現像剤に第3の成分として荷電粒子(インプラント粒子)が添加されることが好ましい。
トナー、キャリア、荷電粒子、および現像剤に含まれる他の粒子の具体的な材料を説明する。
好適に使用される荷電粒子は、トナーの帯電極性に応じて適宜選択され、トナーとの摩擦接触によりトナーの帯電極性とは逆の極性に帯電される粒子が使用され、通常はキャリアとの摩擦接触により、トナーの帯電極性と逆極性に帯電される粒子が使用される。荷電粒子の平均一次粒径は、例えば、100〜1000nmである。詳しくは例えば、キャリアとの摩擦接触により負極性に帯電されるトナーを用いる場合、荷電粒子は、トナーとの接触により正極性に帯電される粒子が用いられ、通常はキャリアとの摩擦接触により正極性に帯電される粒子が使用される。そのような粒子は、例えば、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、アルミナ等の無機粒子やアクリル樹脂、ベンゾグァナミン樹脂、ナイロン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂等の、熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂で構成できる。荷電粒子を構成する樹脂にトナーとの接触により正極性に帯電する正荷電制御剤を含有させてもよい。正荷電制御剤には、例えば、ニグロシン染料、四級アンモニウム塩等が使用できる。荷電粒子は含窒素モノマーで構成してもよい。含窒素モノマーを構成する材料には、例えば、アクリル酸2−ジメチルアミノエチル、アクリル酸2−ジエチルアミノエチル、メタクリル酸2−ジメチルアミノエチル、メタクリル酸2−ジエチルアミノエチル、ビニールピリジン、N−ビニールカルバゾール、ビニールイミダゾールがある。
トナーには、画像形成装置で従来から一般に使用されている公知のトナーを使用できる。トナー粒径は、例えば約3〜15μmである。バインダー樹脂中に着色剤を含有させたトナー、荷電制御剤や離型剤を含有するトナー、表面に添加剤を保持するトナーも使用できる。
トナーに使用されるバインダー樹脂は、限定的ではないが、例えば、スチレン系樹脂(スチレンまたはスチレン置換体を含む単重合体または共重合体)、ポリエステル樹脂、エポキシ系樹脂、塩化ビニル樹脂、フェノール樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、スチレンアクリル樹脂、窒素含有アクリル樹脂またはそれらの樹脂を任意に混ぜ合わせたものである。バインダー樹脂は、軟化温度が約80〜160℃の範囲、ガラス転移点が約50〜75℃の範囲であることが好ましい。
着色剤は、公知の材料、例えば、カーボンブラック、アニリンブラック、活性炭、マグネタイト、ベンジンイエロー、パーマネントイエロー、ナフトールイエロー、フタロシアニンブルー、ファーストスカイブルー、ウルトラマリンブルー、ローズベンガル、レーキーレッド等を用いることができる。着色剤の添加量は、一般に、バインダー樹脂100重量部に対して、2〜20重量部であることが好ましい。
荷電制御剤は、従来から荷電制御剤として知られている材料が使用できる。具体的に、正極性に帯電するトナーには、例えばニグロシン系染料、4級アンモニウム塩系化合物、トリフェニルメタン系化合物、イミダゾール系化合物、ポリアミン樹脂が荷電制御剤として使用できる。負極性に帯電するトナーには、Cr、Co、Al、Fe等の金属含有アゾ系染料、サリチル酸金属化合物、アルキルサリチル酸金属化合物、カーリックスアレーン化合物が荷電制御剤として使用できる。荷電制御剤は、バインダー樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部の割合で用いることが好ましい。
その他、現像剤の流動化を促進する流動化剤を添加してもよい。流動化剤には、例えば、シリカ、酸化チタン、酸化アルミニウム等の無機微粒子や、アクリル樹脂、スチレン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等の樹脂微粒子が使用できる。特にシランカップリング剤、チタンカップリング剤、およびシリコーンオイル等で疎水化した材料を用いるのが好ましい。流動化剤は、トナー100重量部に対して、0.1〜5重量部の割合で添加させることが好ましい。これら添加剤の個数平均一次粒径は9〜100nm、特に9〜100nm未満であることが好ましい。
本発明においてキャリアは比較的小径、低磁力および高抵抗のものを使用する。これによって供給回収領域でのトナー供給時の磁気ブラシを比較的軟らかく、均一で、しかも緻密なものとすることができる。またトナー回収時の磁気ブラシを比較的硬く、均一でしかも緻密なものとすることができる。特に高抵抗のキャリアを使用するので、トナー供給後のカウンタチャージが残留し、回収部でのトナー回収が促進される。また小径かつ低磁力のキャリアを使用するので、磁気ブラシが均一かつ緻密になる。
キャリアの比抵抗は1×1012〜1×1015Ωcmであり、好ましくは1×1012〜1×1014Ωcmである。比抵抗が小さすぎると、電荷注入によりキャリアが現像ローラに付着する。また、トナーの回収能力が低下する。比抵抗が大きすぎると、現像ローラへのトナー移動量が減少する。
キャリアの体積平均粒径は20〜50μmであり、好ましくは25〜40μmである。粒径が小さすぎると、キャリアが現像ローラに付着する。また、トナーの回収能力が低下する。粒径が大きすぎると、磁気ブラシが粗くなり現像ローラ上のトナー層が不均一となる。
(キャリアa1の製造)
ポリエステル樹脂100部に対し、粒径が0.45μmのマグネタイト粉200部をスーパーミキサーで混合し、この混合物を溶融混練した。冷却後、2mmに粗粉砕し、更に微粉砕・分級によりキャリアa1を得た。キャリアa1は平均粒径が20μm、磁化が100mWb/m2、比抵抗が1012Ωcmであった。
(キャリアa2の製造)
亜鉛系フェライト粉を200部用いたこと以外、キャリアa1と同様の方法によりキャリアa2を得た。キャリアa2は平均粒径が20μm、磁化が100mWb/m2、比抵抗が1013Ωcmであった。
(キャリアa3の製造)
マグネタイトを180部用いたこと以外、キャリアa1と同様の方法によりキャリアa3を得た。キャリアa3は平均粒径が20μm、磁化が90mWb/m2、比抵抗が1012Ωcmであった。
(キャリアa4の製造)
粒径1.5μmのマグネタイトを200部用いたこと以外、キャリアa1と同様の方法によりキャリアa4を得た。キャリアa4は平均粒径が20μm、磁化が100mWb/m2、比抵抗が1016Ωcmであった。
粉砕条件を変えて平均粒径を30μmとしたこと以外、キャリアa1と同様の方法によりキャリアb1を得た。キャリアb1は平均粒径が30μm、磁化が100mWb/m2、比抵抗が1012Ωcmであった。
粉砕条件を変えて平均粒径を40μmとしたこと以外、キャリアa1と同様の方法によりキャリアc1を得た。キャリアc1は平均粒径が40μm、磁化が100mWb/m2、比抵抗が1012Ωcmであった。
粉砕条件を変えて平均粒径を50μmとしたこと、および亜鉛系フェライト粉を300部用いたこと以外、キャリアa1と同様の方法によりキャリアd1を得た。キャリアd1は平均粒径が50μm、磁化が100mWb/m2、比抵抗が1012Ωcmであった。
(キャリアd2の製造)
平均粒径50μmのMnZnフェライト球に20%のポリスチレン−ブチルメタクリレート/テトラヒドロフラン溶解液を用いて転動流動装置でコーティングを施してキャリアd2を得た。キャリアd2は平均粒径が50μm、磁化が300mWb/m2、比抵抗が1015Ωcmであった。
(キャリアd3の製造)
溶解液濃度を30%にしたこと以外、キャリアd2と同様の方法によりキャリアd3を得た。キャリアd3は平均粒径が50μm、磁化が300mWb/m2、比抵抗が1016Ωcmであった。
(キャリアd4の製造)
飽和磁化特性のより低いMnZnフェライト球を選択したこと以外、キャリアd2と同様の方法によりキャリアd4を得た。キャリアd4は平均粒径が50μm、磁化が100mWb/m2、比抵抗が1015Ωcmであった。
粉砕条件を変えて平均粒径を60μmとしたこと以外、キャリアa1と同様の方法によりキャリアe1を得た。キャリアe1は平均粒径が60μm、磁化が100mWb/m2、比抵抗が1012Ωcmであった。
(キャリアe2の製造)
MnZnフェライト球の平均粒径を60μmとしたこと以外、キャリアd4と同様の方法によりキャリアe2を得た。キャリアe2は平均粒径が60μm、磁化が100mWb/m2、比抵抗が1015Ωcmであった。
粉砕条件を変えて平均粒径を60μmとしたこと以外、キャリアa1と同様の方法によりf1を得た。キャリアf1は平均粒径が60μm、磁化が100mWb/m2、比抵抗が1012cmであった。
(キャリアf2の製造)
粉砕条件を変えて平均粒径を15μmとしたこと以外、キャリアa1と同様の方法によりf2を得た。キャリアf2は平均粒径が15μm、磁化が100mWb/m2、比抵抗が1012cmであった。
(キャリアf3の製造)
平均粒径20μmのフェライト球を用い、キャリアd3と同様の方法によりf3を得た。キャリアf3は平均粒径が20μm、磁化が100mWb/m2、比抵抗が1016cmであった。
(キャリアf4の製造)
粒径が0.35μmのマグネタイト粉を200部用いたこと以外、キャリアa1と同様の方法によりf4を得た。キャリアf4は平均粒径が20μm、磁化が100mWb/m2、比抵抗が1011cmであった。
(キャリアf5の製造)
飽和磁化特性がより高いフェライト球を選択したこと以外、キャリアd2と同様の方法によりf5を得た。キャリアf5は平均粒径が20μm、磁化が350mWb/m2、比抵抗が1015cmであった。
平均粒径はコールターカウンター(コールター社製)によって測定される。
(キャリア磁化)
磁化は磁気特性測定装置(旭製作所社製)によって106/4π(A/m)磁場で測定された値を用いている。
(キャリア比抵抗)
キャリアの比抵抗は、2cm2の電極間にキャリア0.5gを充填し、500g/cm2の加重をかけてギャップを測定し、500Vの電圧印加持の電流値と電極面積・ギャップとから算出する。
スチレン−メタクリレートエステル系樹脂(Mw;220000、Mn;8300、Tg;58℃)100重量部にカーボンブラック6重量部、S34(オリエント化学社製)4重量部を高速せん断混合機で混合し、熱混練の後、冷却・粉砕・分級を行い、体積平均粒径6μmのトナー粒子を得た。トナー粒子に対して平均一次粒径0.3〜1μmのチタン酸ストロンチウム1重量%、および平均一次粒径60nmの疎水化処理シリカ0.5重量%処理したものを使った。トナーAの帯電量は−40μC/gであった。
Mw;260000、Mn;9000のポリエステル樹脂を使用したこと以外、トナーAの製造方法と同様の方法によりトナーBを得た。トナーBの帯電量は−60μC/gであった。
トナーAの樹脂とアミノアクリル樹脂(Mw;210000、Mn;8000)の割合を8:2としたこと以外、トナーAの製造方法と同様の方法によりトナーCを得た。トナーCの帯電量は−25μC/gであった。
トナーの帯電量は、ブローオフ粉体帯電量測定装置(東芝ケミカル社製)を用い、鉄粉キャリア(Z−150/250)(パウダーテック社製)に対してトナーサンプルを濃度0.2wt%で混合したものを、ターブラーミキサーで1分間混合した際の値で示してある。装置条件はSUS400mesh、ブロー圧力1kgf/cm2、60秒値である。
トナーAと表1に記載の粒径、磁化および比抵抗を有するキャリアとをトナー混合比12重量%で混合して現像剤を得た。
コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製bizhub C350用磁石ローラにおいて、現像ローラと最も近い磁極N1の磁束密度分布が表1に記載のピークP1およびP2ならびにピーク境界を示すように磁極形状を調整した。
上記現像剤および磁石ローラを、図1に示す形態の現像装置を組み込んだ画像形成装置(bizhub C350;コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)に搭載した。この画像形成装置を用いて、B/W比3%の画像を5万枚プリントした。
サンプル画像を目視により観察し、評価した。
◎;画像ムラは全くなかった;
○;画像ムラがわずかに認められた;
△;画像ムラが一部で明らかに認められたが、実使用上問題なかった;
×;画像ムラが全面にわたって認められた。
サンプル画像よりベタ画像部の濃度を反射濃度計(ベックマン社製)により測定した。画像濃度は高いほど好ましく、1.00以上が実使用上問題のない範囲であり1.05以上が好ましい範囲であり、1.2以上がより好ましい範囲である。
ゴーストは、サンプル画像に基づいて目視で評価した。
◎;ゴーストは全くなかった;
○;ゴーストがわずかに認められた;
△;ゴーストが一部で明らかに認められたが、実使用上問題なかった;
×;ゴーストが全面にわたって認められた。
キャリア付着は、現像ローラー上のトナー層を粘着テープで剥離し、1cm幅×全長でのキャリアの数を目視で調べた。全く無いのは◎、1〜3個であれば○、4〜5個であれば画像上にノイズが現れないので実使用上問題ないので△であり、5個を越えれば明らかに画像に付着しノイズが現れるので×とした。
トナーAと表1に記載の粒径、磁化および比抵抗を有するキャリアとを、トナーのキャリアに対する被覆率が実施例1の現像剤と同様になるようなトナー混合比で混合して現像剤を得た。
コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製bizhub C350用磁石ローラにおいて、現像ローラと最も近い磁極N1の磁束密度分布が表1に記載のピークP1およびP2ならびにピーク境界を示すように磁極形状を調整した。
上記現像剤および磁石ローラを用いたこと以外、実施例1と同様の方法により、5万枚のプリントおよび評価を行った。
表2に記載のトナーと表2に記載の粒径、磁化および比抵抗を有するキャリアとを、トナーのキャリアに対する被覆率が実施例1の現像剤と同様になるようなトナー混合比で混合して現像剤を得た。
コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製bizhub C350用磁石ローラにおいて、現像ローラと最も近い磁極N1の磁束密度分布が表2に記載のピークP1およびP2ならびにピーク境界を示すように磁極形状を調整した。
上記現像剤および磁石ローラを用いたこと、および現像ローラに印加される交流電圧のVppおよび周波数、現像ギャップDsおよび現像電位を表2に記載のように変更したこと以外、実施例1と同様の方法により、5万枚のプリントおよび評価を行った。
Claims (3)
- トナーとキャリアを含む現像剤を用いて、静電潜像担持体上の静電潜像を可視像化する現像装置であって、
固定配置された磁石ローラおよび該磁石ローラを内包し、その周囲を回転可能に支持された円筒スリーブを有してなり、上記現像剤を収容する現像槽の開口部に配置された第1の搬送部材と、
第1の領域を介して上記第1の搬送部材に対向し、第2の領域を介して上記静電潜像担持体に対向する第2の搬送部材と、
上記第1の搬送部材と上記第2の搬送部材との間に第1の電界を形成して、上記第1の搬送部材が保持している現像剤からトナーを上記第2の搬送部材に移動・分離させる第1の電界形成手段と、
上記第2の搬送部材と上記静電潜像担持体との間に第2の電界を形成して、上記第2の搬送部材が保持している上記トナーを上記静電潜像担持体の静電潜像に移動させて上記静電潜像を可視像化する第2の電界形成手段を備えており、
第1の搬送部材における円筒スリーブの回転方向と第2の搬送部材の回転方向が同じであり、
上記キャリアは体積平均粒径が20〜50μm、106/4π(A/m)磁場での磁化が100〜300mWb/m2、比抵抗が1012〜1015Ωcmであり、
第1の搬送部材の磁石ローラの中心軸に対する垂直断面Sにおいて、磁石ローラにおける第2の搬送部材に最も近い磁極が、2つの磁束密度のピークを有し、円筒スリーブ回転方向について上流側のピークP1および下流側のピークP2が以下の関係式;
ピークP1の磁束密度≦ピークP2の磁束密度
(但し、ピークP1の磁束密度=ピークP2の磁束密度のとき、上記垂直断面Sにおいて磁石ローラ中心軸を中心とする中心角を、磁石ローラ中心軸と第2の搬送部材中心軸とを結ぶ線分Lを基準(0°)に、該線分Lより円筒スリーブ回転方向を負方向として、該方向と逆方向を正方向として表した場合、ピークP1の中心角A1の絶対値はピークP2の中心角A2の絶対値より大きい)を満たすことを特徴とする現像装置。 - ピークP1は磁束密度が50〜80mTであって、中心角A1が10〜40°であり、ピークP2は磁束密度が80〜120mTであって、中心角A2が−20〜−40°であり、両ピークの境界は中心角Bが−10〜+10°であることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
- 請求項1または2に記載の現像装置を含む画像形成装置。
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