JP2005010348A - 現像装置及び現像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像された画像における斑の発生を抑制することができると共に、現像性を高めることのできる現像装置及び現像方法を得る。
【解決手段】ドナーロール14からトナー26を移動させることにより感光体12に対して非接触で静電潜像を現像する際に、ドナーロール14と感光体12との間に設けられたワイヤ電極16に第1の交流電圧を交流電源32により印加すると共に、第1の交流電圧に当該第1の交流電圧と略同期した第2の交流電圧を重畳した第3の交流電圧を交流電源34によりドナーロール14に印加する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、現像装置及び現像方法に係り、より詳しくは、ドナー構造体からトナーを移動させることにより電荷保持面に対して非接触で静電潜像を現像する現像装置及び現像方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
非接触でトナーにより現像を行う手法としては、幾つかの周知の現像法がある。まず、一成分現像剤を用い、現像ロールと感光体の間にAC(交流)+DC(直流)の電界を印加してトナーを飛翔現像させるのがジャンピング現像法と呼ばれる手法であり、主に小型プリンタに採用されている。この手法で適用される現像ロールのバイアスは、周波数が1〜5kHz程度で、電位差が2〜3kVpp程度のパルス電圧である。
【0003】
また、特許文献1では、二成分現像剤を用いていながら、ドナーロールと呼ばれる薄膜絶縁性コーティングロールにトナー層を作成し、ドナーロールと感光体との間にAC+DCのパルス電界を印加してトナーを飛翔現像させる手法が開示されている。この手法は、ハイブリッドジャンピング現像法と呼ばれており、中・高速プリンターに適した手法である。なお、この手法におけるドナーロールのバイアスは、上述したジャンピング現像法と同様である。
【0004】
ここで、図4を参照して、ハイブリッドジャンピング現像法について説明する。同図において、交流電源50は、アースとドナーロール14の間に矩形波で2.5kVpp/3kHz前後のAC電位差を与える。直流電源52は、アースとドナーロール14の間に−300V前後の電位差を与える。直流電源54は、ドナーロール14とマグネットロール18の間に−200V前後の電位差を与える。
【0005】
二成分現像剤24は図示しない攪拌手段によってキャリアがプラスに、トナー26がマイナスに帯電している。二成分現像剤24はマグネットロール18の表面に吸着され、時計回りに搬送されて、トリマープレート22の規制を受けて所定の層厚になる。
【0006】
続いて二成分現像剤24は、ドナーロール14の近傍にまで移動すると、直流電源54によるドナーロール14とマグネットロール18の電位差−200Vによってマイナスのトナー26だけが二成分現像剤24から剥がされてドナーロール14に移り、均一なトナー層を形成する。
【0007】
ドナーロール14に移動したトナー26は時計回りに搬送される。トナー26は続いて感光体12に面する近傍まで運ばれると、交流電源50による感光体12とドナーロール14のAC電位差2.5kVpp/3kHzによって激しく空間振動し、感光体12とドナーロール14の間を往復することになる。
【0008】
感光体12とドナーロール14の最も近接している付近では、直流電位差は交流に比べて小さく、空間ギャップで往復運動が規制される。ただし、ドナーロール14の回転に伴い感光体12とギャップが増大するにつれて直流電源52の作用を受け、感光体12上の潜像のイメージ部では、DC電位差+200Vによってトナー26の往復運動は感光体12側に偏り、一方、感光体12上の潜像の背景部では、DC電位差−400Vによってトナー26はドナーロール14側に偏って往復運動する。こうして、潜像にはトナー像が完成する。
【0009】
以上のようなハイブリッドジャンピング現像法や前述のジャンピング現像法は非接触の現像法ではあるが、重ね現像を行うハイライトカラープリンタの下流現像器としては用いられない。感光体と現像ロール間、又は感光体とドナーロール間は高圧の交流電界が作用し、ロール上の現像エリアのトナーは激しく振動して、上流現像器で現像された感光体上の先行他色トナー像に影響を及ぼし、乱したり剥ぎ取ってしまうからである。この現象をスキャベンジ(Scavenge)作用と呼んでいる。従って、重ね現像を行うハイライトカラープリンタの下流現像手法としてはスキャベンジレス(Scavenge−less)な非接触現像手法が望まれる。
【0010】
そこで、特許文献2では、クラウド現像と呼ばれるスキャベンジレスな非接触現像法が開示されている。現像エリアに電極を配置し、その電極と現像ロール間でAC+DC電界によりトナーをクラウド状態にし、現像ロールと感光体間のDC又はAC+DC電界でクラウドトナーを感光体に飛翔させて潜像を現像させる手法である。この場合、電極は現像ロール近傍に配置し、電極に印加したAC+DCバイアスは現像ロール上のトナーを振動させてクラウド状態にさせるが、感光体上の先行トナー像には作用しない程度に抑える必要がある。
【0011】
また、特許文献3では、この技術を高速プリンタ向けに二成分現像剤で実現させた技術が開示されており、ハイブリッドスキャベンジレス現像法として知られている。この現像法は、マグネットロールとドナーロールを有し、トナー層が形成されたドナーロールの現像エリア近傍にAC+DCバイアスを印加した電極をおいてスキャベンジレスなクラウド現像を行うものである。
【0012】
このようなことから、重ね現像を行う高速なハイライトカラープリンタの下流側の現像法としては電極を用いるハイブリッドスキャベンジレス現像法が最適であると考えられる。
【0013】
ここで、図5を参照して、ハイブリッドスキャベンジレス現像法について説明する。同図において、感光体12は潜像を有し、背景部は−700V前後で、イメージ部は−100V前後の電位をもち、同図右方向へ所定の速度で動き、現像後はトナー像を保持する。ドナーロール14は絶縁性材料で薄くコーティングされ、表面にトナー層を保持する。ワイヤ電極16はドナーロール14に沿って軸方向に張架され、両端は固定されている。マグネットロール18は時計方向に回転し、二成分現像剤24を搬送する。
【0014】
マグネット20はマグネットロール18の内部にあって静止しており、二成分現像剤24をマグネットロール18の表面に吸着する。トリマープレート22はマグネットロール18によって搬送される二成分現像剤24を規制し、所定の層厚にする。
【0015】
二成分現像剤24は磁性粉キャリアとトナーからなる。磁性粉キャリアとしては代表的な鉄粉系キャリアや磁性粉分散型の樹脂系キャリアでもよい。トナー26は、二成分現像剤24から分離されたものである。直流電源60は、アースとドナーロール14との間に−300V前後の電位差を与える。直流電源62は、ドナーロール14とマグネットロール18の間に−200V前後の電位差を与える。交流電源64は、ドナーロール14とワイヤ電極16の間に正弦波で700Vpp/10kHz前後のAC電位差を与える。
【0016】
二成分現像剤24は図示しない攪拌手段によってキャリアがプラスに、トナー26がマイナスに、各々帯電している。二成分現像剤24はマグネットロール18の表面に吸着されて時計回りに搬送され、トリマープレート22の規制を受けて所定の層厚になる。
【0017】
続いて二成分現像剤24はドナーロール14の近傍にまで移動すると、直流電源62によるドナーロール14とマグネットロール18の電位差−200Vによってマイナスのトナー26だけが二成分現像剤24から剥がされてドナーロール14に移り、均一なトナー層を形成する。ドナーロール14に移動したトナー26は、時計回りに搬送される。
【0018】
トナー26は続いてワイヤ電極16の近傍まで運ばれると、交流電源64によるワイヤ電極16とドナーロール14のAC電位差700Vpp/10kHzによって激しく振動し、ドナーロール14の表面からの拘束を失ってクラウド状態になる。
【0019】
ワイヤ電極16の近傍においてクラウド状態となったトナー26は、直流電源60による感光体12上の潜像のイメージ部とドナーロール14の電位差+200Vによってイメージ部にのみ移動して感光体12上のイメージ部に移る。
【0020】
一方、感光体12上の潜像の背景部とドナーロール14の電位差は−400Vであるので、トナー26はドナーロール14側に戻されることになり、感光体12上の潜像の背景部にはトナー26が載らない。こうして潜像にはトナー像が完成する。
【0021】
この現像過程において、もし、潜像部に先行する異色トナー像があったとしても、先行するトナー像を乱すことはない。トナーの振動はワイヤ電極近傍においてのみ発生し、またワイヤ電極によるAC電界作用も感光体表面まで影響しないからである。ただし、ワイヤ電極のAC電位を1kV以上に大きくしたり、周波数を5kHz以下に小さくすると電界の作用空間が広がったり、トナーの空間振動が大きくなって先行する異色トナー像を徐々に乱すことになる。
【0022】
一方、特許文献4では、以上のようなハイブリッドスキャベンジレス現像法の流れを汲む現像法が開示されており、ワイヤ電極のみならずドナーロールにもAC+DCバイアスを印加して改善したものが記述されている。
【0023】
ここで、図6を参照して、従来技術による、重ね現像を行うハイライトカラープリンタ120の具体例について簡単に説明する。
【0024】
図示しない駆動手段によってドライブロール70が回り、ベルト状の感光体71を駆動させる。反時計回りに回る感光体71上のあるイメージフレームは第1帯電器72によって−700V前後までチャージされ、続いて第1露光装置73によって−100Vの潜像が描き込まれる。続いてハイブリッドジャンピング現像法が適用された第1現像装置74によってマイナスの黒トナーが現像される。続いて第1除電ランプ75によってイメージフレームの潜像が消去される。
【0025】
該イメージフレームは黒トナー像を載せたまま第2帯電器76によって再び−700Vまでチャージされ、続いて第2露光装置77によって−100Vの潜像が描き込まれる。続いてハイブリッドスキャベンジレス現像法が適用された第2現像装置78によってマイナスの赤トナーが現像され、赤と黒のハイライト像が完成する。続いて第2除電ランプ79によってイメージフレームの潜像は再び消去される。
【0026】
続いて極性反転器80によって黒トナー及び赤トナーはプラスに極性反転され、転写部に進む。
【0027】
一方、図示しない用紙供給装置から送られた用紙が転写部で該イメージフレームと当接し、転写器81によって用紙がマイナス帯電することにより、該イメージフレームのプラスのトナー像は用紙側に転写される。更に、除電器82により転写用紙の帯電は低減され、転写用紙は剥離ロール83によって感光体71から剥離され、搬送ベルト84によって定着器85に送れられて定着像が完成し、定着用紙は図示しない排出手段に送られる。
【0028】
一方、残留トナー像を載せたイメージフレームはプレクリーナ除電ランプ86で残留電位を除去した後、クリーナ87に進んで残留トナーが除去され、次のイメージサイクルに進む。
【0029】
【特許文献1】
特開平10−10861号公報
【特許文献2】
米国特許第4868600号明細書
【特許文献3】
特開平4−214581号公報
【特許文献4】
米国特許第5010367号明細書
【0030】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したハイブリッドスキャベンジレス現像法では、現像エリアに配置したワイヤ電極が短期間で局所的に汚れてしまい、トナークラウドを発生させるためのAC電界効果が軸方向で局所的に弱まり、現像された画像に斑が発生しやすい、という問題点があった。
【0031】
すなわち、この現像法では、ワイヤ電極とドナーロール間にはAC+DCの電流が流れているが、当該ワイヤ電極の表面はトナーが付着しているため、トナーが電気的抵抗となって熱が発生する。また、ワイヤ電極の表面のトナー自体も振動しているため、電極表面との間で機械的な摩擦熱も生じる。このため、経時的にはワイヤ電極表面にトナーが溶着してしまう、所謂コンタミネーション(Contamination)が発生することになる。トナーは高抵抗であるので、ワイヤ電極は、コンタミネーションが発生したところで局所的に電気抵抗が増大し、電界効果が低下してトナークラウドが発生しにくくなる。
【0032】
また、ハイブリッドスキャベンジレス現像法では、先行する異色トナー像に対するスキャベンジレスを維持するために、ワイヤ電極のACバイアスは高圧方向に制限があり、現像性が低い、という問題点もあった。
【0033】
すなわち、ワイヤ電極とドナーロール間に印加するAC電圧を大きくすると、AC電界が感光体表面にまで作用し、スキャベンジしてしまうので制限されるし、更にワイヤ電極とドナーロールとのギャップは僅か20μm程度なので、AC電界としては非常に大きくなり、所謂エアブレークダウン(Air Breakdown)が発生し、電流が急激に流れ過ぎて画質欠陥を生じさせることとなる。
【0034】
これに対し、ワイヤ電極の周波数を上げることにより、ドナーロール表面のトナーを振動させる回数を増加させて、ある程度の現像性増加の効果を得るようにすることも考えられる。
【0035】
しかしながら、この方法は、周波数を上げることに起因するAC電源の容量アップによるコストの増加、高圧線からの漏れ電波の増大、電気的ノイズの懸念の増大等の新たな障害が生じるため、好ましくない。
【0036】
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであり、現像された画像における斑の発生を抑制することができると共に、現像性を高めることのできる現像装置及び現像方法を提供することを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の現像装置は、ドナー構造体からトナーを移動させることにより電荷保持面に対して非接触で静電潜像を現像する現像装置であって、前記ドナー構造体と前記電荷保持面との間の前記ドナー構造体近傍に設けられた電極と、前記電極に第1の交流電圧を印加する第1の印加手段と、前記第1の交流電圧に当該第1の交流電圧と略同期した第2の交流電圧を重畳した第3の交流電圧を前記ドナー構造体に印加する第2の印加手段と、を備えている。
【0038】
請求項1記載の現像装置は、ドナー構造体からトナーを移動させることにより電荷保持面に対して非接触で静電潜像を現像するものであり、ドナー構造体と電荷保持面との間の前記ドナー構造体近傍に電極が設けられる。なお、この電極は、前述したハイブリッドスキャベンジレス現像法で適用されていた電極に相当するものである。
【0039】
ここで、本発明では、第1の印加手段によって上記電極に第1の交流電圧が印加され、第2の印加手段によって第1の交流電圧に当該第1の交流電圧と略同期した第2の交流電圧を重畳した第3の交流電圧がドナー構造体に印加される。なお、ここでいう「略同期」には‘同期’も含まれる。
【0040】
これにより、ドナー構造体と電荷保持面との間の交流電位差によるトナーの空間振動が補完しているため、電極に局所的にトナーによるコンタミネーションが発生してトナークラウドの発生量が低減しても、現像された画像における斑の発生を抑制することができる。
【0041】
また、同様の理由により、ドナー構造体のトナーの拘束力は非常に弱いため、スキャベンジレスな現像手法であるにもかかわらず現像性を高めることができる。
【0042】
このように、請求項1に記載の現像装置によれば、ドナー構造体からトナーを移動させることにより電荷保持面に対して非接触で静電潜像を現像する際に、前記ドナー構造体と前記電荷保持面との間に設けられた電極に第1の交流電圧を印加すると共に、前記第1の交流電圧に当該第1の交流電圧と略同期した第2の交流電圧を重畳した第3の交流電圧を前記ドナー構造体に印加しているので、現像された画像における斑の発生を抑制することができると共に、現像性を高めることができる。
【0043】
なお、請求項1に記載の発明は、請求項2記載の発明のように、前記第2の交流電圧を、前記第1の交流電圧に略同期し、かつ略同位相であるものとすることが好ましい。なお、ここでいう「略同位相」には‘同位相’も含まれる。
【0044】
一方、上記目的を達成するために、請求項3記載の現像装置は、マグネット構造体により磁性粉キャリアとトナーが含まれた現像剤を吸着し、ドナー構造体に前記マグネット構造体から前記トナーを移動させ、前記ドナー構造体から前記トナーを移動させることにより電荷保持面に対して非接触で静電潜像を現像する現像装置であって、前記ドナー構造体と前記電荷保持面との間に設けられた電極と、前記電極に第1の交流電圧を印加する第1の印加手段と、前記第1の交流電圧に当該第1の交流電圧と略同期した第2の交流電圧を重畳した第3の交流電圧を前記ドナー構造体に印加する第2の印加手段と、前記第3の交流電圧に略同期した第4の交流電圧を前記マグネット構造体に印加する第3の印加手段と、を備えている。
【0045】
請求項3記載の現像装置は、マグネット構造体により磁性粉キャリアとトナーが含まれた現像剤を吸着し、ドナー構造体に前記マグネット構造体から前記トナーを移動させ、前記ドナー構造体から前記トナーを移動させることにより電荷保持面に対して非接触で静電潜像を現像するものであり、ドナー構造体と電荷保持面との間の前記ドナー構造体近傍に電極が設けられる。なお、この電極は、前述したハイブリッドスキャベンジレス現像法で適用されていた電極に相当するものである。
【0046】
ここで、本発明では、第1の印加手段によって上記電極に第1の交流電圧が印加され、第2の印加手段によって第1の交流電圧に当該第1の交流電圧と略同期した第2の交流電圧を重畳した第3の交流電圧がドナー構造体に印加され、更に、第3の印加手段によって第3の交流電圧に略同期した第4の交流電圧がマグネット構造体に印加される。なお、ここでいう「略同期」には‘同期’も含まれる。
【0047】
これにより、ドナー構造体と電荷保持面との間の交流電位差によるトナーの空間振動が補完しているため、電極に局所的にトナーによるコンタミネーションが発生してトナークラウドの発生量が低減しても、現像された画像における斑の発生を抑制することができる。
【0048】
また、同様の理由により、ドナー構造体のトナーの拘束力は非常に弱いため、スキャベンジレスな現像手法であるにもかかわらず現像性を高めることができる。
【0049】
このように、請求項3に記載の現像装置によれば、マグネット構造体により磁性粉キャリアとトナーが含まれた現像剤を吸着し、ドナー構造体に前記マグネット構造体から前記トナーを移動させ、前記ドナー構造体から前記トナーを移動させることにより電荷保持面に対して非接触で静電潜像を現像する際に、前記ドナー構造体と前記電荷保持面との間に設けられた電極に第1の交流電圧を印加すると共に、前記第1の交流電圧に当該第1の交流電圧と略同期した第2の交流電圧を重畳した第3の交流電圧を前記ドナー構造体に印加し、かつ前記第3の交流電圧に略同期した第4の交流電圧を前記マグネット構造体に印加しているので、現像された画像における斑の発生を抑制することができると共に、現像性を高めることができる。
【0050】
なお、請求項3に記載の発明は、請求項4記載の発明のように、前記第2の交流電圧を、前記第1の交流電圧に略同期し、かつ略同位相であるものとし、前記第4の交流電圧を、前記第3の交流電圧に略同期し、かつ略同位相であるものとすることが好ましい。なお、ここでいう「略同位相」には‘同位相’も含まれる。
【0051】
また、請求項3又は請求項4に記載の発明は、請求項5記載の発明のように、前記第4の交流電圧の振幅を大きくするための付加交流電源を更に備えることが好ましい。
【0052】
更に、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の発明は、請求項6記載の発明のように、前記第3の交流電圧を嵩上げするための嵩上手段を更に備えることが好ましい。
【0053】
一方、上記目的を達成するために、請求項7記載の現像方法は、ドナー構造体からトナーを移動させることにより電荷保持面に対して非接触で静電潜像を現像すると共に、前記ドナー構造体と前記電荷保持面との間の前記ドナー構造体近傍に電極が設けられた現像装置の現像方法であって、前記電極に第1の交流電圧を印加すると共に、前記第1の交流電圧に当該第1の交流電圧と略同期した第2の交流電圧を重畳した第3の交流電圧を前記ドナー構造体に印加するものである。
【0054】
従って、請求項7に記載の現像方法によれば、現像装置に対して請求項1に記載の発明と同様に作用させることができるので、請求項1に記載の発明と同様に、現像された画像における斑の発生を抑制することができると共に、現像性を高めることができる。
【0055】
更に、請求項8記載の現像方法は、マグネット構造体により磁性粉キャリアとトナーが含まれた現像剤を吸着し、ドナー構造体に前記マグネット構造体から前記トナーを移動させ、前記ドナー構造体から前記トナーを移動させることにより電荷保持面に対して非接触で静電潜像を現像すると共に、前記ドナー構造体と前記電荷保持面との間の前記ドナー構造体近傍に電極が設けられた現像装置の現像方法であって、前記電極に第1の交流電圧を印加すると共に、前記第1の交流電圧に当該第1の交流電圧と略同期した第2の交流電圧を重畳した第3の交流電圧を前記ドナー構造体に印加し、かつ前記第3の交流電圧に略同期した第4の交流電圧を前記マグネット構造体に印加するものである。
【0056】
従って、請求項8に記載の現像方法によれば、現像装置に対して請求項3に記載の発明と同様に作用させることができるので、請求項3に記載の発明と同様に、現像された画像における斑の発生を抑制することができると共に、現像性を高めることができる。
【0057】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係る現像装置及び現像方法の実施の形態について詳細に説明する。
【0058】
〔第1実施形態〕
まず、図1を参照して、本実施の形態に係る現像装置10の構成について説明する。
【0059】
同図に示すように、本実施の形態に係る現像装置10は、ワイヤ電極16と、ドナーロール14と、マグネットロール18と、トリマープレート22と、を含んで構成されている。なお、これらの構成要素は、図5に示したハイブリッドスキャベンジレス現像法による現像装置110と同様のものである。
【0060】
ワイヤ電極16のドナーロール14と反対側に位置された感光体12は、上流側で形成された潜像を有し、背景部は−700V前後で、イメージ部は−100V前後の電位を有すると共に、同図右方向へ所定の速度で移動するものとされており、現像後は上記潜像を顕在化したトナー像を保持するものである。
【0061】
ドナーロール14は絶縁性材料で薄くコーティングされ、表面にトナー層を保持する。ワイヤ電極16はドナーロール14に沿って軸方向に張架され、両端は固定されている。マグネットロール18は時計方向に回転し、二成分現像剤24を搬送する。マグネット20はマグネットロール18の内部にあって静止しており、二成分現像剤24をマグネットロール18の表面に吸着する。
【0062】
トリマープレート22はマグネットロール18によって搬送される二成分現像剤24を規制し、所定の層厚にする。二成分現像剤24は磁性粉キャリアとトナー26からなる。
【0063】
直流電源30と交流電源32は、アースとワイヤ電極16の間に−300V、700Vpp/10kHz前後の電位差を印加する。交流電源34は、ドナーロール14とワイヤ電極16の間に、交流電源32によるAC電位差に同期し同位相とされた900Vpp前後のAC電位差を加算(重畳)する。直流電源36は、ドナーロール14とマグネットロール18の間に−200V前後の電位差を加算する。なお、以上のような構成の現像装置10を、本発明の発明者は、「トリプルACシンクロ現像システム」と称している。
【0064】
次に、本実施の形態に係る現像装置10の作用を説明する。二成分現像剤24は図示しない攪拌手段によってキャリアがプラスに、トナー26がマイナスに、各々帯電している。
【0065】
二成分現像剤24はマグネットロール18の表面に吸着されて時計回りに搬送され、トリマープレート22の規制を受けて所定の層厚とされる。続いて二成分現像剤24はドナーロール14の近傍にまで移動すると、直流電源36によるドナーロール14とマグネットロール18との間の電位差−200Vによってマイナスのトナー26だけが二成分現像剤24から剥がされてドナーロール14に移り、均一なトナー層を形成する。ドナーロール14に移動したトナー26は、時計回りに搬送される。
【0066】
トナー26は続いてワイヤ電極16の近傍まで運ばれると、交流電源34によるワイヤ電極16とドナーロール14との間のAC電位差700Vpp/10kHzによって激しく振動し、ドナーロール14の表面からの拘束を失ってクラウド状態になる。
【0067】
また、それと同時に、交流電源32及び交流電源34により生成された交流電圧を同期同位相で加算させた感光体12とドナーロール14との間のAC電位差1.6kVpp/10kHzによってトナー26は空間振動し、ドナーロール14の表面から感光体12までには届かない範囲で往復することになる。以上の作用により、ドナーロール14上のトナー26は二重に活性化される。
【0068】
ドナーロール14は直流電源30によって−300V前後の電位を有し、感光体12上の潜像のイメージ部に対して電位差+200Vを有するため、空間を振動するクラウドトナーは感光体12上のイメージ部に移る。
【0069】
一方、感光体12上の潜像の背景部とドナーロール14の直流電位差は−400Vであるので、トナー26はドナーロール14側に戻されることになり、感光体12上の潜像の背景部にはトナー26が載らない。こうして、潜像にはトナー像が完成する。
【0070】
この現像過程において、もし、潜像部に先行する異色トナー像があったとしても、先行するトナー像を乱すことはない。トナー26の空間振動は、ドナーロール14の表面から感光体12上の潜像の背景部にまでは達しないからである。
【0071】
ただし、ドナーロール14の交流電位を2.5kVpp以上で、かつ周波数を5kHz以下に小さくすると、電界の作用空間が広がったり、トナー26の空間振動が大きくなってハイブリッドジャンピング現像に近い設定になり、先行する異色トナー像を乱すことになる。
【0072】
ワイヤ電極16に印加される電圧の交流成分及び直流成分をそれぞれVw(ac)、Vw(dc)とし、ドナーロール14−ワイヤ電極16間の交流電位差をVdw(ac)、マグネットロール18−ドナーロール14間の直流電位差をVdm(dc)とすれば、ドナーロール14に印加される電圧の交流成分Vd(ac)、直流成分Vd(dc)は各々次のようになる。
【0073】
Vd(ac)=Vw(ac)+Vdw(ac)
Vd(dc)=Vw(dc)
また、マグネットロール18に印加される電圧の交流成分Vm(ac)、直流成分Vm(dc)は各々次のようになる。
【0074】
Vm(ac)=Vd(ac)=Vw(ac)+Vdw(ac)
Vm(dc)=Vw(dc)+Vdm(dc)
各交流成分は同期しかつ同位相であるため、以上のような単純な加算演算が成立する。
【0075】
図2には、ドナーロール14のバイアス40、マグネットロール18のバイアス42、及びワイヤ電極16のバイアス44の経時的な変化の一例が示されている。同図に示すように、各バイアス40、42、44は、互いに同期し、かつ同位相のものとなっていることがわかる。
【0076】
以上詳細に説明したように、本実施の形態では、ドナーロール14からトナーを移動させることにより感光体12に対して非接触で静電潜像を現像する際に、ドナーロール14と感光体12との間に設けられたワイヤ電極16に第1の交流電圧を交流電源32により印加すると共に、第1の交流電圧に当該第1の交流電圧と略同期した第2の交流電圧を重畳した第3の交流電圧を交流電源34によりドナーロール14に印加しているので、現像された画像における斑の発生を抑制することができると共に、現像性を高めることができる。
【0077】
特に、本実施の形態では、前記第2の交流電圧を、前記第1の交流電圧に略同期し、かつ略同位相であるものとしているので、上記斑の発生を抑制する効果及び現像性を高める効果を最大限に得ることができる。
【0078】
〔第2実施形態〕
本第2実施形態では、上記第1実施形態に係る現像装置10を、更に改良したものの形態例について説明する。
【0079】
図3には、本第2実施形態に係る現像装置10Bの構成が示されている。同図に示すように、現像装置10Bは、交流電源34と直流電源36との間の分岐点からドナーロール14に至る電圧供給路に直流電源38を介在させると共に、直流電源36からマグネットロール18に至る電圧供給路に交流電源39を介在させている点のみが、上記第1実施形態に係る現像装置10と異なっている。
【0080】
ここで、直流電源30と交流電源32は、アースとワイヤ電極16の間に−200V、700Vpp/10kHz前後の電位差を印加する。
【0081】
交流電源34は、ドナーロール14とワイヤ電極16の間に900Vpp前後のAC電位差を加算する。同時に直流電源38が−100V程度の電位を加算する。
【0082】
また、直流電源36は、ドナーロール14とマグネットロール18の間に−200V前後の電位差を加算する。同時に交流電源39が250Vpp前後のAC電位差を加算する。
【0083】
この構成によれば、ドナーロール14に印加される電位は交流成分のみならず直流成分でもワイヤ電極16よりも絶対値が大きくなっている。これは、ワイヤ電極16がマイナスのトナー26の蓄積によってマイナス方向に電位が嵩上げされることを予め見込んで、ワイヤ電極16の直流成分を低めに設定するものである。このようにドナーロール14の電位とワイヤ電極16の電位の直流成分は異なっていてもよい。
【0084】
一方、マグネットロール18の電位は直流成分のみならず交流成分でもドナーロール14より絶対値が大きくなっている。これは、マグネットロール18からドナーロール14へのトナー26の移動を促進するためである。このように、ドナーロール14の電位とマグネットロール18の電位の交流成分は異なっていてもよい。
【0085】
以上詳細に説明したように、本実施の形態では、上述した第1実施形態に係る現像装置と同様の効果を奏することができると共に、マグネットロール18に印加する交流電圧(本発明の「第4の交流電圧」に相当。)の振幅を大きくするための交流電源39を備えているので、マグネットロール18からドナーロール14へのトナーの移動を、より促進することができる。
【0086】
また、本実施の形態では、ドナーロール14に印加する交流電圧(本発明の「第3の交流電圧」に相当。)を嵩上げするための直流電源38を備えているので、ワイヤ電極16がマイナス電位のトナーの蓄積によりマイナス方向に電位が嵩上げされることを予め見込んでワイヤ電極16に印加する電圧の直流成分を低めに設定することができ、ワイヤ電極16に対して適正レベルの電圧を印加することができる。
【0087】
なお、上記各実施の形態では、本発明の「電極」として、ドナーロール14に沿って軸方向に張架され、かつ両端が固定されたワイヤ電極16を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の電極として、例えば、網目状のグリッド電極を適用する形態とすることもできる。この場合も、上記各実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0088】
また、上記各実施の形態では、本発明の「ドナー構造体」として、円柱形状のドナーロール14を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、高絶縁性のドナーベルトを適用する形態とすることもできる。この場合も、上記各実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0089】
また、上記各実施の形態では、交流電源32、34、39を、正弦波交流を出力するものとした場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各交流電源を、例えば、矩形波を出力するものとする形態とすることもできる。ただし、この場合は、電界効果、トナー振動効果は程度が異なり、エッジのシャープ差(立ち上がりの速さの差)なども影響するので、AC振幅を正弦波のそれより小さくする等とすることが好ましい。
【0090】
また、上記各実施の形態では、各バイアスの交流電圧を同期同位相とした場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、位相が多少ずれていても上記各実施の形態と略同様の効果を奏することができる。本発明者による図1に示した構成とされた現像装置を用いた実験によれば、ワイヤ電極とドナーロールとの間のバイアスの位相は、15度前後ずれていても略同様の効果を得ることができた。同様に、ドナーロールとマグネットロールとの間のバイアスの位相も、20度前後ずれていても略同様の効果を得ることができた。なお、当該実験は、感光体12とドナーロール14との間の距離(図1の垂直距離)が0.3〜0.5mmであり、ドナーロール14とワイヤ電極16との間の距離(図1の垂直距離)が10〜50μmとして行った。
【0091】
更に、本実施の形態において示した現像装置の構成(図1、図3参照)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1及び請求項2に係る現像装置と、請求項7に係る現像方法によれば、ドナー構造体からトナーを移動させることにより電荷保持面に対して非接触で静電潜像を現像する際に、前記ドナー構造体と前記電荷保持面との間に設けられた電極に第1の交流電圧を印加すると共に、前記第1の交流電圧に当該第1の交流電圧と略同期した第2の交流電圧を重畳した第3の交流電圧を前記ドナー構造体に印加しているので、現像された画像における斑の発生を抑制することができると共に、現像性を高めることができる、という効果が得られる。
【0093】
また、請求項3乃至請求項6に係る現像装置と、請求項8に係る現像方法によれば、マグネット構造体により磁性粉キャリアとトナーが含まれた現像剤を吸着し、ドナー構造体に前記マグネット構造体から前記トナーを移動させ、前記ドナー構造体から前記トナーを移動させることにより電荷保持面に対して非接触で静電潜像を現像する際に、前記ドナー構造体と前記電荷保持面との間に設けられた電極に第1の交流電圧を印加すると共に、前記第1の交流電圧に当該第1の交流電圧と略同期した第2の交流電圧を重畳した第3の交流電圧を前記ドナー構造体に印加し、かつ前記第3の交流電圧に略同期した第4の交流電圧を前記マグネット構造体に印加しているので、現像された画像における斑の発生を抑制することができると共に、現像性を高めることができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る現像装置の構成を示す模式図である。
【図2】第1実施形態に係る現像装置の要部におけるバイアスの状態を示す波形図である。
【図3】第2実施形態に係る現像装置の構成を示す模式図である。
【図4】従来の現像装置の構成例を示す模式図である。
【図5】従来の現像装置の他の構成例を示す模式図である。
【図6】従来の重ね現像を行うハイライトカラープリンタの構成例を示す概略側面図である。
【符号の説明】
10、10B 現像装置
12 感光体(電荷保持面)
14 ドナーロール(ドナー構造体)
16 ワイヤ電極(電極)
18 マグネットロール(マグネット構造体)
20 マグネット
22 トリマープレート
24 二成分現像剤(現像剤)
26 トナー
30 直流電源
32 交流電源(第1の印加手段)
34 交流電源(第2の印加手段)
36 直流電源(第3の印加手段)
38 直流電源(嵩上手段)
39 交流電源(付加交流電源)
120 ハイライトカラープリンタ

Claims (8)

  1. ドナー構造体からトナーを移動させることにより電荷保持面に対して非接触で静電潜像を現像する現像装置であって、
    前記ドナー構造体と前記電荷保持面との間の前記ドナー構造体近傍に設けられた電極と、
    前記電極に第1の交流電圧を印加する第1の印加手段と、
    前記第1の交流電圧に当該第1の交流電圧と略同期した第2の交流電圧を重畳した第3の交流電圧を前記ドナー構造体に印加する第2の印加手段と、
    を備えた現像装置。
  2. 前記第2の交流電圧を、前記第1の交流電圧に略同期し、かつ略同位相であるものとした
    請求項1記載の現像装置。
  3. マグネット構造体により磁性粉キャリアとトナーが含まれた現像剤を吸着し、ドナー構造体に前記マグネット構造体から前記トナーを移動させ、前記ドナー構造体から前記トナーを移動させることにより電荷保持面に対して非接触で静電潜像を現像する現像装置であって、
    前記ドナー構造体と前記電荷保持面との間の前記ドナー構造体近傍に設けられた電極と、
    前記電極に第1の交流電圧を印加する第1の印加手段と、
    前記第1の交流電圧に当該第1の交流電圧と略同期した第2の交流電圧を重畳した第3の交流電圧を前記ドナー構造体に印加する第2の印加手段と、
    前記第3の交流電圧に略同期した第4の交流電圧を前記マグネット構造体に印加する第3の印加手段と、
    を備えた現像装置。
  4. 前記第2の交流電圧を、前記第1の交流電圧に略同期し、かつ略同位相であるものとし、
    前記第4の交流電圧を、前記第3の交流電圧に略同期し、かつ略同位相であるものとした
    請求項3記載の現像装置。
  5. 前記第4の交流電圧の振幅を大きくするための付加交流電源を更に備えた請求項3又は請求項4に記載の現像装置。
  6. 前記第3の交流電圧を嵩上げするための嵩上手段を更に備えた請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の現像装置。
  7. ドナー構造体からトナーを移動させることにより電荷保持面に対して非接触で静電潜像を現像すると共に、前記ドナー構造体と前記電荷保持面との間の前記ドナー構造体近傍に電極が設けられた現像装置の現像方法であって、
    前記電極に第1の交流電圧を印加すると共に、前記第1の交流電圧に当該第1の交流電圧と略同期した第2の交流電圧を重畳した第3の交流電圧を前記ドナー構造体に印加する
    現像方法。
  8. マグネット構造体により磁性粉キャリアとトナーが含まれた現像剤を吸着し、ドナー構造体に前記マグネット構造体から前記トナーを移動させ、前記ドナー構造体から前記トナーを移動させることにより電荷保持面に対して非接触で静電潜像を現像すると共に、前記ドナー構造体と前記電荷保持面との間の前記ドナー構造体近傍に電極が設けられた現像装置の現像方法であって、
    前記電極に第1の交流電圧を印加すると共に、前記第1の交流電圧に当該第1の交流電圧と略同期した第2の交流電圧を重畳した第3の交流電圧を前記ドナー構造体に印加し、かつ前記第3の交流電圧に略同期した第4の交流電圧を前記マグネット構造体に印加する
    現像方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008122427A (ja) * 2006-01-10 2008-05-29 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
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