JP5093019B2 - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents
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しかしながら、この一成分現像方式の現像装置では、摩擦荷電部材の接触位置で強いストレスを受けることからトナーが劣化し易く、そのためにトナーの帯電性が比較的早期に損なわれる。また、トナー規制部材やトナー担持部材の表面がトナーや外添剤で汚染されることによってトナーへの電荷付与性が低下し、かぶり等の問題を引き起こし易くなるので、結果的に、現像装置の寿命が比較的短くなってしまう。
しかしながら、この二成分現像方式の現像装置では、現像領域においてキャリアが存在するため、潜像担持体上にキャリアが移行し、画像上にキャリアに起因する画像劣化が生じ易くなるという難点がある。
相互の摩擦接触によって互いに異なる極性に帯電するトナー及びキャリアと、前記トナーの表面に離脱可能に保持された状態で供給され該トナーとは異なる極性に帯電する荷電粒子と、を含む現像剤を貯える現像剤貯留部と、
磁石を内包し、その周面に前記現像剤貯留部からの現像剤を担持する現像剤担持体と、
該現像剤担持体と前記静電潜像担持体とに対向して配置されるトナー担持体と、
前記現像剤担持体と前記トナー担持体との間に第1の電界を形成して、前記現像剤担持体が担持している現像剤中のトナーを前記トナー担持体に転移させると共に、前記トナーの表面の前記荷電粒子の一部をトナーから分離させて現像剤中に回収させる、第1の電界形成手段と、
前記トナー担持体と前記静電潜像担持体との間に第2の電界を形成して、トナー担持体が担持しているトナーを前記静電潜像担持体上の潜像部に転移させて静電潜像をトナー画像として可視像化する、第2の電界形成手段と、を備え、
前記トナー担持体が複数設けられ、
前記現像剤担持体の周面の移動方向に関して最上流側のトナー担持体の周面の移動方向が、前記現像剤担持体の周面の移動方向に対し両者の対向部において同方向に設定される一方、最下流側のトナー担持体の周面の移動方向は、前記現像剤担持体の周面の移動方向に対し両者の対向部において逆方向に設定されており、
トナーの帯電性とは逆極性に帯電する前記荷電粒子の添加量が、トナー全量に対する重量比で0.1〜3%の範囲内である、
ことを特徴としたものである。
荷電粒子のトナーに対する付着強度を前記範囲とすることで、長期にわたって使用した場合におけるトナーの帯電安定性をより確実に維持することができる。
また、トナーの帯電性とは逆極性に帯電する前記荷電粒子の添加量を、トナー全量に対する重量比で0.1〜3%の範囲内としたことにより、長期にわたって使用してもトナーの帯電安定性を良好に維持することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る電子写真式画像形成装置の画像形成に関連する部分を示している。
本実施形態に係る画像形成装置M1は、電子写真方式により像担持体(感光体)1上に形成されたトナー像を用紙等の転写媒体Pに転写して画像形成を行うもので、複写機,プリンタ,ファクシミリ、或いはそれらの機能を複合的に備えた複合機の何れであってもよい。
電子写真装置に用いられる像担持体1,帯電手段6,露光手段7,転写手段8,清掃手段9等には、周知の電子写真方式の技術を任意に使用することができる。例えば、帯電手段6として図1では帯電ローラが示されているが、像担持体1と非接触の帯電装置であってもよい。
これら第1,第2の現像ローラ21A,21Bは共に、前記像担持体1及び現像剤搬送ローラ23の両方に対向するように、図1における上下方向に配設され、前記現像剤搬送ローラ23の周面の移動方向(矢印Y1方向)に関して、上流側に第1現像ローラ21Aが、下流側に第2現像ローラ21Bが、それぞれ位置設定されている。
現像後、現像ローラ21A,21B上に残存するトナーは、現像剤搬送ローラ23との対向部において、現像剤搬送ローラ23上に形成された磁気ブラシによって摺擦・撹乱され、現像剤中に回収される。
このため、現像剤搬送ローラ23の表面に担持され該現像剤搬送ローラ23と共に回転移動する現像剤は、現像剤搬送ローラ23の周面と第1現像ローラ21Aの周面の同方向(矢印Y1,Y2方向)への移動に伴って下流側へ移動し易くなる。その結果、現像剤が上流側へ(つまり、第1現像ローラ21Aよりも外側へ)飛散することが有効に抑制される。
このように、現像剤搬送ローラ23の周面の移動方向(矢印Y1方向)と第2現像ローラ21Bの周面の移動方向(つまり、その周面上のトナーの移動方向:矢印Y3方向)とを、両者23,21Bの対向部において逆方向とすることで、より高い摺擦・撹乱効果が得られ、残存トナーの回収性を高めることができる。
残存トナーを回収した現像剤搬送ローラ23上の現像剤は、現像槽28との対向位置にて現像剤搬送ローラ23から剥離されて現像槽28に回収され、現像槽28内で混合攪拌される。
現像剤搬送ローラ23は、前述のように、固定配置された磁石ローラ23mと、これを内包する回転自在なスリーブローラ23sとから構成されている。磁石ローラ23mは、スリーブローラ23sの回転方向に沿って、N1,S2,N2,S3,N3,N4,S1の7つの磁極を有している。
上流側の第1現像ローラ21Aの回転方向(矢印Y2方向)は、前述のように、現像剤搬送ローラ23のスリーブローラ23sの回転方向(矢印Y1方向)と同じ、つまり両者の対向部において互いに同方向になるように設定されている。この回転方向(矢印Y2方向)は、像担持体1の回転方向(矢印Y4方向)とは互いに逆方向である。また、下流側の第2現像ローラ21Bの回転方向(矢印Y3方向)は、現像搬送ローラ23のスリーブローラ23sの回転方向(矢印Y1方向)とは逆方向、つまり両者の対向部において互いに逆方向になるように設定されている。この回転方向(矢印Y3方向)は、像担持体1の回転方向(矢印Y4方向)と互いに同方向である。
現像装置2は、通常、像担持体1の潜像に現像された分のトナーを現像槽28内に補給する為の補給部、及び現像剤搬送ローラ23上の現像剤量を規制するための現像剤薄層化用の規制部材24を有している。補給部は、補給トナーを収納したトナーボトル3と、現像槽28内へのトナー補給量を制御するためのトナー補給ローラ27とを備えている。
尚、参考までに、従来のハイブリッド方式の現像装置を備えた画像形成装置の画像形成に関連する部分を図5に示す。この従来例に係る画像形成装置M2では、現像装置102が単一の現像ローラ121のみを備えている点、現像剤搬送ローラ123の磁石ローラ123mにおける磁極の数および配置が異なる点などを除いては、図1に示した本実施形態に係る画像形成装置M1と同様の基本構成を備えている。
次に、本実施形態に係る現像装置2において重要な役割を果たす、トナーに外添した逆極性粒子について説明する。
図1に示した現像装置2では、現像ローラ21A,21Bと現像剤搬送ローラ23の間に、第1の電界形成手段4によって、現像剤からトナーを分離するトナー分離電界が形成される。このトナー分離電界により、現像剤中のトナーを電気的に現像ローラ21A,21Bの表面に分離・担持させると同時に、トナーの帯電極性と逆極性の逆極性粒子は、トナーから分離されて現像剤中に引き戻される。この引き戻された後の逆極性粒子をキャリア表面に付着させることにより、耐刷によるキャリア劣化に伴うトナーの帯電量低下を逆極性粒子との摩擦帯電により補うことができる。
以下に、本発明で使用可能なバイアス印加の条件について説明する。
第1の電界形成手段4と第2の電界形成手段5によって、現像部電界と供給部電界とが、それぞれ直流電界の場合と振動電界の場合とに設定でき、その組み合わせによって4通りの条件を設定できる。図2A及び2B、図3並びに図4に、トナーが負極性で反転現像を行う場合のバイアス電源の接続例を示す。
図4に示す接続例では、現像剤搬送ローラ23に接続された第1の電源S5は、現像剤搬送ローラ23とグランドGとの間に、直流電源のみを有し、交流電源は備えていない。現像ローラ21(第1,第2の現像ローラ21A,21B)に接続された第2の電源S6は、現像ローラ21(21A,21B)とグランドGとの間に接続された直流電源と交流電源とを有する。
以下に、本発明で使用可能な現像剤について説明する。
本実施形態において、現像剤は、トナー、トナーを帯電するためのキャリア、及びトナーに対して逆極性に荷電する粒子からなるものであり、逆極性粒子はトナーに外添されている。例えば、トナーがキャリアによって負に帯電されるとき、逆極性粒子は現像剤中で正に帯電されている正荷電性粒子である。また、例えば、トナーがキャリアによって正に帯電されるとき、逆極性粒子は現像剤中で負に帯電されている負帯電粒子である。
トナーとして負帯電性トナーを用いる場合、逆極性粒子としては、正帯電性を有する微粒子が用いられる。例えば、チタン酸ストロンチウム,チタン酸バリウム,チタン酸カルシウム,アルミナ等の無機微粒子や、アクリル樹脂,ベンゾグァナミン樹脂,ナイロン樹脂,ポリイミド樹脂,ポリアミド樹脂等の熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂で構成された微粒子を使用することができ、また、樹脂中に正荷電制御剤を含有させたり、含窒素モノマーの共重合体を構成するようにしても良い。ここで、上記の正荷電制御剤としては、例えばニグロシン染料,四級アンモニウム塩等を使用することができる。
バインダー型キャリアは、磁性体微粒子をバインダー樹脂中に分散させたものであり、キャリア表面に正または負帯電性の帯電性微粒子を固着させたり、表面コーティング層を設けることもできる。バインダー型キャリアの極性等の帯電特性は、バインダー樹脂の材質,帯電性微粒子,表面コーティング層の種類等によって制御することができる。
バインダー型キャリアに用いられるバインダー樹脂としては、ポリスチレン系樹脂に代表されるビニル系樹脂,ポリエステル系樹脂,ナイロン系樹脂,ポリオレフィン系樹脂などの熱可塑性樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂が例示される。
バインダー型キャリア表面への帯電性微粒子あるいは導電性微粒子の固着は、例えば、磁性樹脂キャリアと微粒子とを均一に混合し、磁性樹脂キャリアの表面に、これら微粒子を付着させた後、機械的・熱的な衝撃力を与え、微粒子を磁性樹脂キャリア中に打ち込むようにして固定することにより行われる。この場合、微粒子は磁性樹脂キャリア中に完全に埋設されるのではなく、その一部を磁性樹脂キャリア表面から突き出すようにして固定される。
図1に示されるように複数(2本)の現像ローラ21A,21Bを有する現像装置2が組み込まれた画像形成装置M1を用いて画像形成を行うに際し、長期にわたって安定したトナー帯電性を維持する観点から、荷電粒子(逆極性粒子)のトナーへの添加量や付着強度を種々に変更したトナーを用意し、これらトナーを図1の画像形成装置M1の現像剤に適用して耐刷試験を行い、試験前後でのトナー帯電量の変化を調べる実験を行った。
(実施例1)
以下の方法によって製造されたトナー等を用いた。
・トナー:湿式造粒法により作成された体積平均粒径約6.5μmのトナー母材100重量部に対し、第1の疎水性シリカ0.2重量部と第2の疎水性シリカ0.5重量部と疎水性酸化チタン0.5重量部をヘンシェルミキサー(三井金属鉱山社製)を用いて、ミキサー回転速度40m/sで5分間外添処理し、次に、個数平均粒径350nmのチタン酸ストロンチウムをトナー母材粒子100重量部に対して0.1重量部添加し、上記ヘンシェルミキサーを用いてミキサー回転速度20m/sで15分間外添処理することにより、トナーT1を得た。
現像剤には、上記キャリアとトナーを用いた。現像剤中のトナー比率は8%とした。尚、この場合、トナー比率とは、現像剤全量に対するトナー,外添剤および逆極性粒子の合計量の割合である(以下、同様)。
現像剤搬送ローラ23には−500Vの直流電圧を印加し、現像ローラ21Aと現像ローラ21Bには、振幅1.6kV,DC成分−300V,マイナス側デューティ(duty比40%,周波数2kHzの矩形波の現像バイアスを印加した。従って、これより負極性に帯電したトナーを現像剤搬送ローラ23から現像ローラ21Aと現像ローラ21Bに供給する方向の電位差は1000V,逆に現像ローラ21A上と現像ローラ21B上のトナーを現像剤搬送ローラ23に回収する方向の電位差は600Vである。
個数平均粒径350nmのチタン酸ストロンチウムをトナー母材粒子100重量部に対して1.5重量部添加し、上記ヘンシェルミキサーを用いてミキサー回転速度20m/sで20分間外添処理することにより、トナーT2を得た。その他の条件は、前記実施例1と同一である。
個数平均粒径350nmのチタン酸ストロンチウムをトナー母材粒子100重量部に対して3.0重量部添加し、上記ヘンシェルミキサーを用いてミキサー回転速度40m/sで25分間外添処理することにより、トナーT3を得た。その他の条件は、実施例1と同一である。
個数平均粒径350nmのチタン酸ストロンチウムをトナー母材粒子100重量部に対して0.1重量部添加し、上記ヘンシェルミキサーを用いてミキサー回転速度40m/sで25分間外添処理することにより、トナーT4を得た。その他の条件は、実施例1と同一である。
個数平均粒径350nmのチタン酸ストロンチウムをトナー母材粒子100重量部に対して1.5重量部添加し、上記ヘンシェルミキサーを用いてミキサー回転速度40m/sで35分間外添処理することにより、トナーT5を得た。その他の条件は、実施例1と同一である。
個数平均粒径350nmのチタン酸ストロンチウムをトナー母材粒子100重量部に対して3.0重量部添加し、上記ヘンシェルミキサーを用いてミキサー回転速度40m/sで45分間外添処理することにより、トナーT6を得た。その他の条件は、実施例1と同一である。
個数平均粒径350nmのチタン酸ストロンチウムをトナー母材粒子100重量部に対して0.1重量部添加し、上記ヘンシェルミキサーを用いてミキサー回転速度40m/sで40分間外添処理することにより、トナーT7を得た。その他の条件は、実施例1と同一である。
個数平均粒径350nmのチタン酸ストロンチウムをトナー母材粒子100重量部に対して1.5重量部添加し、上記ヘンシェルミキサーを用いてミキサー回転速度40m/sで50分間外添処理することにより、トナーT8を得た。その他の条件は、実施例1と同一である。
個数平均粒径350nmのチタン酸ストロンチウムをトナー母材粒子100重量部に対して3.0重量部添加し、上記ヘンシェルミキサーを用いてミキサー回転速度50m/sで30分間外添処理することにより、トナーT9を得た。その他の条件は、実施例1と同一である。
個数平均粒径350nmのチタン酸ストロンチウムをトナー母材粒子100重量部に対して0.08重量部添加し、上記ヘンシェルミキサーを用いて、ミキサー回転速度20m/sで5分間外添処理することにより、トナーH1を得た。その他の条件は、実施例1と同一である。
個数平均粒径350nmのチタン酸ストロンチウムをトナー母材粒子100重量部に対して3.3重量部添加し、上記ヘンシェルミキサーを用いてミキサー回転速度20m/sで15分間外添処理することにより、トナーH2を得た。その他の条件は、比較例1と同一である。
個数平均粒径350nmのチタン酸ストロンチウムをトナー母材粒子100重量部に対して0.08重量部添加し、上記ヘンシェルミキサーを用いてミキサー回転速度40m/sで20分間外添処理することにより、トナーH3を得た。その他の条件は、比較例1と同一である。
個数平均粒径350nmのチタン酸ストロンチウムをトナー母材粒子100重量部に対して3.3重量部添加し、上記ヘンシェルミキサーを用いてミキサー回転速度40m/sで40分間外添処理することにより、トナーH4を得た。その他の条件は、比較例1と同一である。
個数平均粒径350nmのチタン酸ストロンチウムをトナー母材粒子100重量部に対して0.08重量部添加し、上記ヘンシェルミキサーを用いてミキサー回転速度50m/sで15分間外添処理することにより、トナーH5を得た。その他の条件は、比較例1と同一である。
個数平均粒径350nmのチタン酸ストロンチウムをトナー母材粒子100重量部に対して3.3重量部添加し、上記ヘンシェルミキサーを用いてミキサー回転速度50m/sで45分間外添処理することにより、トナーH6を得た。その他の条件は、比較例1と同一である。
以上の試料トナーT1〜T9,H1〜H6について、トナーに対する荷電粒子(逆極性粒子:チタン酸ストロンチウム)の付着強度を調べた。
この付着強度は、トナー4gをポリオキシエチルフェニルエーテルの0.2%水溶液40gに濡れさせ、超音波式ホモジナイザーUS−1200T(日本精機社製:仕様周波数15kHz)にて、本体装置に付属の振動指示値を示す電流計の値が60μA(50W)を指し示すように超音波エネルギーを調整し、5分間印加した後の荷電粒子の残存率を蛍光X線により算出し、この残存率(%)を当該試料トナーにおける荷電粒子の付着強度とした。
・◎:帯電量の差分が8μc/g以下で、帯電性が非常に安定しており実用上問題はない。
・○:帯電量の差分が9〜15μc/gで、帯電性が安定しており実用上問題はない。
・×:帯電量の差分が16μc/g以上で、帯電性が不安定で実用上問題が生じる怖れがある。
このように、本発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、変更および改良等がなされるものであることは、いうまでもない。
2 現像装置
4 第1の電界形成手段
5 第2の電界形成手段
21A 第1現像ローラ
21B 第2現像ローラ
22a,22b トナー層
23 現像剤搬送ローラ
23m 磁石ローラ
23s スリーブローラ
24 規制部材
25 現像剤
28 現像槽
M1 画像形成装置
Claims (3)
- 少なくともトナーとキャリヤとを含む現像剤を用いて、静電潜像担持体上の静電潜像を可視像化する現像装置であって、
相互の摩擦接触によって互いに異なる極性に帯電するトナー及びキャリアと、前記トナーの表面に離脱可能に保持された状態で供給され該トナーとは異なる極性に帯電する荷電粒子と、を含む現像剤を貯える現像剤貯留部と、
磁石を内包し、その周面に前記現像剤貯留部からの現像剤を担持する現像剤担持体と、
該現像剤担持体と前記静電潜像担持体とに対向して配置されるトナー担持体と、
前記現像剤担持体と前記トナー担持体との間に第1の電界を形成して、前記現像剤担持体が担持している現像剤中のトナーを前記トナー担持体に転移させると共に、前記トナーの表面の前記荷電粒子の一部をトナーから分離させて現像剤中に回収させる、第1の電界形成手段と、
前記トナー担持体と前記静電潜像担持体との間に第2の電界を形成して、トナー担持体が担持しているトナーを前記静電潜像担持体上の潜像部に転移させて静電潜像をトナー画像として可視像化する、第2の電界形成手段と、を備え、
前記トナー担持体が複数設けられ、
前記現像剤担持体の周面の移動方向に関して最上流側のトナー担持体の周面の移動方向が、前記現像剤担持体の周面の移動方向に対し両者の対向部において同方向に設定される一方、最下流側のトナー担持体の周面の移動方向は、前記現像剤担持体の周面の移動方向に対し両者の対向部において逆方向に設定されており、
トナーの帯電性とは逆極性に帯電する前記荷電粒子の添加量が、トナー全量に対する重量比で0.1〜3%の範囲内である、
ことを特徴とする現像装置。 - 前記荷電粒子のトナーに対する付着強度が残存率で20%以上80%未満の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
- 請求項1又は2に記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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