JP4947098B2 - 搬送具、現像剤収容器及び画像形成装置 - Google Patents

搬送具、現像剤収容器及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、搬送具、現像剤収容器及び画像形成装置に関する。
現像剤によって潜像を現像する画像形成装置においては、現像装置に現像剤を補給するための消耗品として、装置に着脱自在な現像剤収容器が利用されている。この現像剤収容器は、例えばトナーカートリッジ(現像剤収容器)と呼ばれており、現像剤を封入した筒状の容器本体と、その容器本体内に収容された搬送具とを備えている(例えば特許文献1〜4)。この搬送具は、例えば針金を容器本体の内径に合わせて螺旋状に巻いたものである。この搬送具は、一定方向に回転させられることにより、容器本体に収容されている現像剤を、その容器本体の端部に設けられた排出口へと攪拌しながら搬送する。現像剤収容器の排出口から排出された現像剤は、現像装置へと補給される。
特開平10−247009号公報 特開2000−305344号公報 特開2006−53446号公報 特開2002−268344号公報
本発明は、現像剤を搬送するための搬送具を現像剤収容器内で回転させたときに、その搬送具の外縁と現像剤収容器の内面に挟み込まれる現像剤に対して加えられる力を低減することを目的とする。
上述の目的を達成するため、請求項1に係る搬送具の発明は、回転軸と、前記回転軸から当該回転軸の軸方向と交差する方向に延びる複数の支持部と、一端が前記支持部の各々により支持され、他端が当該軸方向とは異なる方向に延びる孤状の複数の孤状部材と、を備え、少なくとも1つの前記孤状部材において、当該孤状部材の前記他端における外縁から前記回転軸までの距離が、当該孤状部材の前記一端における外縁から前記回転軸までの距離よりも長いことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の構成において、前記孤状部材の端における当該孤状部材の太さが、前記孤状部材の端における当該孤状部材の太さよりも太いことが好ましい。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の構成において、前記回転軸の軸方向に対して垂直な方向から見たときに、前記回転軸の軸方向で隣り合う前記弧状部材の一部が互いに重なっていることが好ましい。
上述の目的を達成するため、請求項4に係る現像剤収容器の発明は、現像剤を収容する収容室と、前記現像剤を当該収容室から排出する排出口とを有する容器本体と、前記容器本体内において回転する搬送具であって、回転軸と、前記回転軸から当該回転軸の軸方向と交差する方向に延びる複数の支持部と、一端が前記支持部の各々により支持され、他端が当該軸方向とは異なる方向に延びる孤状の複数の孤状部材と、を備え、少なくとも1つの前記孤状部材において、当該孤状部材の前記他端における外縁から前記回転軸までの距離が、当該孤状部材の前記一端における外縁から前記回転軸までの距離よりも長い搬送具と、を備えることを特徴とする。
上述の目的を達成するため、請求項5に係る画像形成装置の発明は、像を保持する像保持体と、前記像保持体に潜像を形成する潜像形成手段と、前記潜像を現像する現像手段と、現像された像を記録媒体に転写する転写手段と、転写された像を記録媒体に定着させる定着手段と、前記現像手段に用いられる現像剤を収容する収容室と、当該収容室から排出する排出口とを有する容器本体と、前記容器本体内において回転する搬送具であって、回転軸と、前記回転軸から当該回転軸の軸方向と交差する方向に延びる複数の支持部と、一端が前記支持部の各々により支持され、他端が当該軸方向とは異なる方向に延びる孤状の複数の孤状部材と、を備え、少なくとも1つの前記孤状部材において、当該孤状部材の前記他端における外縁から前記回転軸までの距離が、当該孤状部材の前記一端における外縁から前記回転軸までの距離よりも長い搬送具とを有する現像剤収容器と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の搬送具によれば、孤状部材の他端における外縁から回転軸までの距離と、当該孤状部材の一端における外縁から回転軸までの距離とが等しい搬送具に比べ、現像剤を搬送するための搬送具を現像剤収容器内で回転させたときに、その搬送具の外縁と現像剤収容器の内面に挟み込まれる現像剤に対して加えられる力を低減することができる。
請求項2に記載の搬送具によれば、孤状部材の他端における外縁から回転軸までの距離と、当該孤状部材の一端における外縁から回転軸までの距離とが等しい搬送具に比べ、現像剤を搬送するための搬送具を現像剤収容器内で回転させたときに、その搬送具の外縁と現像剤収容器の内面に挟み込まれる現像剤に対して加えられる力を低減することができる。
請求項3に記載の搬送具によれば、粉体を回転軸の軸方向一側から他側に向けて搬送することができる。
請求項4に記載の現像剤収容器によれば、孤状部材の他端における外縁から回転軸までの距離と、当該孤状部材の一端における外縁から回転軸までの距離とが等しい搬送具に比べ、現像剤を搬送するための搬送具を現像剤収容器内で回転させたときに、その搬送具の外縁と現像剤収容器の内面に挟み込まれる現像剤に対して加えられる力を低減することができる。
請求項5に記載の画像形成装置によれば、、孤状部材の他端における外縁から回転軸までの距離と、当該孤状部材の一端における外縁から回転軸までの距離とが等しい搬送具に比べ、現像剤を搬送するための搬送具を現像剤収容器内で回転させたときに、その搬送具の外縁と現像剤収容器の内面に挟み込まれる現像剤に対して加えられる力を低減することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の斜視図である。 画像形成装置の内部構造を示す図である。 画像形成装置の斜視図である。 本発明の実施形態による現像剤収容器を示す分解斜視図である。 現像剤収容器の縦断面図である。 現像剤収容器の横断面図である。 図6中の矢視VII−VII方向から見た要部断面図である。 弧状搬送部材の変形と搬送性能とを示す説明図である。 変形例(2)による現像剤の搬送状態を示す図である。 変形例(2)による搬送具を示す斜視図である。 変形例(3)による弧状搬送部材を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
なお、以下の図面において、利用者が画像形成装置を正面から見たときの前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とする。そして、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方,後方,右方,左方,上方,下方,または前側,後側,右側,左側,上側,下側という。前後方向は、この画像形成装置における主走査方向であり、左右方向は、画像形成装置における副走査方向であり、下方向は重力方向である。また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味する。
[画像形成装置の全体構成]
図1は、本実施形態に係る画像形成装置Uの斜視図である。
図1において、画像形成装置Uは、上端部に配置された自動原稿搬送装置U1と、自動原稿搬送装置U1を支持する装置本体U2とを有する。装置本体U2の上部には、媒体の一例としてのシートが排出される排紙部TRhが設けられている。装置本体U2の下部には、シートを収容する複数の給紙部TR1〜TR4が着脱可能に装着されている。装置本体U1の上部前面には、前面開閉部材の一例としてのフロントカバーUaが開閉可能に支持されている。
図2は画像形成装置Uの内部構造を示す図である。
自動原稿搬送装置U1は、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて収容される原稿給紙部TG1と、原稿給紙部TG1から給紙されて装置本体U2上端の透明な原稿読取り面PG上の原稿読取位置を通過して搬送される原稿Giが排出される原稿排紙部TG2とを有している。自動原稿搬送装置U1は、利用者が画像形成動作開始等の作動指令信号を入力操作する操作部UI、露光光学系A等を有している。自動原稿搬送装置U1の原稿読取り面PG上を搬送される原稿、または手動で原稿読取り面PG上に置かれた原稿からの反射光は、露光光学系Aを介して、固体撮像素子CCDで赤:R、緑:G、青:Bの電気信号に変換される。画像情報変換部IPSは、固体撮像素子CCDから入力されるRGBの電気信号を黒:K、イエロー:Y、マゼンタ:M、シアン:Cの画像情報に変換して一時的に記憶し、これらを潜像形成装置駆動回路DLに出力する。なお、原稿画像が単色画像、いわゆる、モノクロの場合は、黒のみの画像情報が潜像形成装置駆動回路DLに入力される。潜像形成装置駆動回路DLは、図示しない各色Y,M,C,Kの各駆動回路を有し、入力された画像情報に応じた信号を、各色毎に配置された潜像形成装置LHy,LHm,LHc,LHkに出力する。
装置本体U2内に配置された可視像形成装置Uy,Um,Uc,Ukはそれぞれ、Y,M,C、およびKの各色の可視像を形成する装置である。潜像形成装置LHy〜LHkの各潜像書込光源から出射されたY,M,C,Kの潜像書込光は、それぞれ、回転する像保持体PRy,PRm,PRc,PRkに入射する。潜像形成装置LHy〜LHkは、例えばLEDアレイにより構成されている。Y:イエローに対応する可視像形成装置Uyは、回転する像保持体PRy、帯電器CRy,潜像形成装置LHy、現像装置Gy、転写器T1y、像保持体清掃器CLyを有している。これらの像保持体PRy、帯電器CRy及び像保持体清掃器CLyは、装置本体U2に対して一体的に着脱可能な像保持体ユニットとして構成されている。可視像形成装置Um,Uc,Ukはいずれも、可視像形成装置Uyと同様の構成である。
各像保持体PRy,PRm,PRc,PRkはそれぞれの帯電器CRy,CRm,CRc,CRkにより帯電された後、画像書込位置Q1y,Q1m,Q1c,Q1kにおいて、潜像書込光Ly,Lm,Lc,Lkにより、その表面に静電潜像が形成される。これらの静電潜像は、現像領域Q2y,Q2m,Q2c,Q2kにおいて、現像装置Gy,Gm,Gc,Gkの現像剤保持体の一例としての現像ロールR0y,R0m,R0c,R0kに保持された現像剤により現像されて、可視像の一例であるトナー像となる。これらのトナー像は、中間転写体の一例としての中間転写ベルトBに接触する1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kに搬送される。
この1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kにおいて、中間転写ベルトBの裏面側に配置された1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kには、制御部Cにより制御される電源回路Eからトナーの帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加される。各像保持体PRy〜PRk上のトナー像は、1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kにより中間転写ベルトBに1次転写される。1次転写後の像保持体PRy,PRm,PRc,PRk表面の残留物や付着物は、像保持体清掃器CLy,CLm,CLc,CLkにより除去される。これにより、像保持体PRy,PRm,PRc,PRk表面が清掃される。清掃された像保持体PRy,PRm,PRc,PRk表面は、帯電器CRy,CRm,CRc,CRkにより再帯電される。
像保持体PRy〜PRkの上方には、上下移動可能且つ前方に引き出し可能な中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが配置されている。ベルトモジュールBMは、上述した中間転写ベルトBと、中間転写体駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRdと、中間転写体張架部材の一例としてのテンションロールRtと、蛇行防止部材の一例としてのウォーキングロールRwと、従動部材の一例としてのアイドラロールRfと、二次転写領域対向部材の一例としてのバックアップロールT2aと、上述した1次転写器T1y,T1m,T1c,T1kとを有している。中間転写ベルトBは、各ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2aにより構成される中間転写体支持部材の一例としてのベルト支持ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2aにより、回転移動可能に支持されている。バックアップロールT2aに接する中間転写ベルトBの表面に対向する位置に、2次転写部材の一例としての二次転写ロールT2bが配置されており、各ロールT2a,T2bにより2次転写器T2が構成されている。また、2次転写ロールT2bおよび中間転写ベルトBの対向する領域には、2次転写領域Q4が形成される。1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kにおいて、一次転写器T1y,T1m,T1c,T1kにより中間転写ベルトB上に順次重ねて転写された単色または多色のトナー像は、2次転写領域Q4に搬送される。
可視像形成装置Uy〜Ukの下方には、ガイド部材の一例としての左右一対のガイドレールGRが4段設けられており、前記ガイドレールGRには、給紙部TR1〜TR4が前後方向に出入可能に支持されている。前記給紙部TR1〜TR4に収容されたシートSは、媒体取出し部材の一例としてのピックアップロールRpにより取り出され、媒体捌き部材の一例としてのさばきロールRsにより1枚ずつ分離される。そして、シートSは、媒体搬送路の一例であるシート搬送路SHに沿って媒体搬送部材の一例としての複数の搬送ロールRaにより搬送され、2次転写領域Q4のシート搬送方向上流側に配置された転写領域搬送時期調節部材の一例としてのレジロールRrに送られる。前記シート搬送路SH、シート搬送ロールRa、レジロールRr等によりシート搬送装置が構成されている。
レジロールRrは、中間転写ベルトBに形成されたトナー像が2次転写領域Q4に搬送されてくる時期を合わせて、シートSを2次転写領域Q4に搬送する。シートSが2次転写領域Q4を通過する際、バックアップロールT2aは接地されており、2次転写器T2bには制御部Cにより制御される電源回路Eからトナーの帯電極性と逆極性の2次転写電圧が印加される。このとき、中間転写ベルトB上のトナー像は、2次転写器T2によりシートSに転写される。2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写体清掃器の一例としてのベルトクリーナCLbにより清掃される。このように、画像形成装置Uでは、一次転写器T1y〜T1k、中間転写ベルトB及び二次転写器T2により、像保持体PRy〜PRk表面のトナー像をシートSに転写する転写装置が構成されている。トナー像が2次転写されたシートSは、定着装置Fの加熱用定着部材の一例としての加熱ロールFhおよび加圧用定着部材の一例としての加圧ロールFpの圧接領域である定着領域Q5に搬送され、この定着領域を通過する際に加熱定着される。加熱定着されたシートSは、媒体排出部材の一例としての排出ローラRhから、媒体排出部の一例としての排紙部TRhに排出される。
ベルトモジュールBMの上方には、イエローY,マゼンタM,シアンC,黒Kの各現像剤を収容する現像剤収容器の一例であって、現像剤を画像形成装置Uに搬送して補給する現像剤収容器の一例としての現像剤収容器Ky,Km,Kc,Kkが配置されている。各現像剤収容器Ky,Km,Kc,Kkに収容された現像剤は、現像装置Gy,Gm,Gc,Gkによる現像剤の消費に応じて、図示しない現像剤補給路を経由して各現像装置Gy,Gm,Gc,Gkに補給される。現像剤は、例えば、磁性のキャリアと、外添剤が付与されたトナーとを含む二成分現像剤である。
画像形成装置Uは上側枠体UFと下側枠体LFとを有しており、上側枠体UFには、可視像形成装置Uy〜Ukおよび可視像形成装置Uy〜Ukよりも上方に配置された部材、すなわち、ベルトモジュールBM等が支持されている。また、下側枠体LFには、給紙部TR1〜TR4を支持するガイドレールGRおよび各部TR1〜TR3から給紙を行う給紙部材、すなわち、ピックアップロールRp,さばきロールRs,シート搬送ロールRa等が支持されている。
ここで、図3は、画像形成装置UのフロントカバーUaが開放されて、イエローの現像剤収容器Kyが取り外された状態の説明図である。画像形成装置UのフロントカバーUaは、装置本体U1に蝶番Ubにより回転可能に支持されている。より具体的には、フロントカバーUaは、画像形成動作が実行されるときやその待機時の通常位置(図1)と、現像剤収容器Ky〜Kkや可視像形成装置Uy,Um,Uc,Ukの交換等の保守作業が行われるときの保守作業位置(図3)との間で、その位置が移動可能である。フロントカバーUaの内側には、装置本体U1の前面部材の一例としてのフロントパネルU4が支持されており、このフロントパネルU4には、補給容器装着部の一例として、円筒状の各色の現像剤収容器Ky〜Kkが挿抜されて着脱される円筒孔状の装着部1y、1m、1c,1kが形成されている。また、フロントパネルU4には、可視像形成装置用装着部の一例として、可視像形成装置UY〜UKが挿抜されて着脱されるプロセスカートリッジ装着部2y,2m,2c,2kが形成されている。
[現像剤収容器の全体構造]
現像剤収容器Ky〜Kkの構造は概ね共通であるから、以下では、現像剤収容器Kyを例に挙げて現像剤収容器の構成について説明する。
図4は、現像剤収容器Kyの構造を説明するための分解斜視図である。
現像剤収容器Kyは、容器本体11と、蓋体17と、搬送具20と、カップリング30とを備えている。容器本体11は、紙やプラスチックス等により成型された有底の円筒状部材であり、その内部の円筒状の収容室に現像剤を収容している。この容器本体11の底部12には孔13が設けられており、この孔13にカップリング30の一部が挿入される。また、容器本体11の底部12に近い側の外周面には、現像装置に現像剤を送り出すための現像剤排出口15が設けられている。現像剤排出口15には、この現像剤排出口15を開閉する扉16が、容器本体11の周方向に往復移動可能な状態で設けられている。
この扉16は、現像剤収容器が画像形成装置Uに装着されていないときには現像剤排出口15を閉じており、現像剤収容器が画像形成装置Uに装着されているときには現像剤排出口15を開くように、開閉動作を行う。容器本体11の開口部14に蓋体17が挿入又は噛み合わされることで、開口部14が閉じられて、現像剤収容器Ky内に、密閉された閉空間となる収容室が形成される。
容器本体11内には、その容器本体11内の収容室の長手方向とほぼ同等の長さを有する搬送具20が収容される。この搬送具20は、例えば、PP:ポリプロピレン、HDPE:高密度ポリエチレン、PA(ナイロン):ポリアミド、ABS:アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、PPEアロイ:ポリフェニレンエーテルアロイ、POM:ポリアセタールなどの熱可塑性樹脂材料が、全体として螺旋状となるように一体成形されたものである。搬送具20の回転軸21の一端は、孔13に挿入されたカップリング30に連結される。画像形成装置側に設けられたモータなどの駆動装置(図示略)によってカップリング30が矢印A方向に回転させられると、それに連結された搬送具20も矢印A方向に回転することになる。これにより、搬送具20は、容器本体11内に収容された現像剤を搬送方向(矢印B)に搬送する(図5および図6参照)。
[搬送具20の構造]
ここで、図4乃至図9を参照しつつ搬送具20の構造について詳細に説明する。図5は現像剤収容器の縦断面図、図6は現像剤収容器の横断面図、図7は図6中の矢視VII−VII方向から見た要部断面図である。
搬送具20は、断面が十字状となる回転軸21の周りに、現像剤を搬送する役割を果たす搬送部が設けられてなる。搬送部は、回転軸21の一方の端部に設けられた掻出搬送部材23と、回転軸21の軸方向に沿って設けられた16個の弧状搬送部材24A〜24Pと、回転軸21の他方の端部に設けられた排出搬送部材29とを備えている。回転軸21の他方の端部には、カップリング30が取り付けられる取付部22が設けられている。現像剤は、回転軸21の軸方向に沿って、この取付部22が設けられていない側から、取付部22が設けられている側、つまり一方から他方へと矢印B方向に搬送される。
以下、回転軸21において取付部22が設けられていない側の端部は、現像材の搬送方向上流側に位置するから、「上流側端部」と呼ぶ。一方、回転軸21において取付部22が設けられている側の端部は、現像材の搬送方向下流側に位置するから、これを「下流側端部」と呼ぶことにする。
弧状搬送部材24A〜24Pは、回転軸21の上流側端部から下流側端部に向かって、その回転軸21の軸方向に対して千鳥状となるように配置されている。掻出搬送部材23は回転軸21の上流側端部に最も近い位置に設けられており、弧状搬送部材24A〜24Pは、掻出搬送部材23よりも搬送方向下流側に設けられている。この掻出搬送部材23と弧状搬送部材24A〜24Pとでは果たす機能が少し異なる。即ち、掻出搬送部材23は、回転軸21の上流側端部近傍の領域に集まっている現像剤を、その領域から掻き出しながら下流側端部に向かう方向へと攪拌しつつ搬送する機能を担う。一方、弧状搬送部材24A〜24Pは、各々の位置から見て搬送方向上流側にある搬送部材から搬送されてくる現像剤を、下流側端部に向かう方向へと攪拌しつつ搬送する機能を担う。
なお、以下では、掻出搬送部材23と弧状搬送部材24A〜24Pについて、特に区別して説明する必要のない場合には、搬送部材23,24と総称することにする。同様に、弧状搬送部材24A〜24Pについて、特に区別して説明する必要のない場合には、弧状搬送部材24と総称する。
排出搬送部材29は、回転軸21から突出した略U字状を成しており、搬送方向上流側から下流側へと搬送されて最終的に現像剤排出口15近傍に溜まった現像剤をほぐしつつ、現像剤排出口15から外部に押し出す機能を担う。
[掻出搬送部材23の構造]
次に、掻出搬送部材23の構造について説明する。
図4に示すように、掻出搬送部材23は、螺旋状の弧を描く外縁を有する弧部23Aと、この弧部23Aを支持する支持部23B〜23Dからなる。弧部23Aと、支持部23B〜23Dとは、それぞれ所定の太さを有する棒状の部材であり、回転軸21、弧部23A及び支持部23B〜23Dの間には間隙が存在する。支持部23B〜23Dは、第1支持部23Bと、中間支持部23Cと、第2支持部23Dに分けられる。第1支持部23Bは、回転軸21の上流側端部にて、当該回転軸21に直交する方向に設けられたほぼ直線状の部材である。中間支持部23Cは、第1支持部23Bよりも搬送方向下流側の位置であって、回転軸21の回転方向に対しては当該第1支持部23Bから180°右回転した位置にて、回転軸21に直交する方向に設けられたほぼ直線状の部材である。第2支持部23Dは、中間支持部23Cよりも搬送方向下流側の位置であって、回転軸21の回転方向に対しては当該中間支持部23Cから180°右回転した位置にて、回転軸21に直交する方向に設けられたほぼ直線状の部材である。
第1支持部23Bの先端部分は、弧部23Aの一方の端部を支持し、第2支持部23Dの先端部分は、弧部23Aの他方の端部を支持し、中間支持部23Cの先端部分は、弧部23Aの円弧中央付近を支持している。上述したように、中間支持部23Cの位置は第1支持部23Bから180°右回転した位置であり、第2支持部23Dの位置は中間支持部23Cから180°右回転した位置であるから、弧部23Aは開き角度360°の螺旋形状となる。開き角度とは、回転軸21から平行な方向から見たときに、弧部の両端から回転軸21に下ろした2本の垂線がなす角度のことである。つまり、弧部23Aの両端から回転軸21に下ろした2本の垂線がなす角度は360°となる。
さらに、図5に示すように、弧部23Aのうち、第1支持部23Bから中間支持部23Cに至るまでの間と、中間支持部23Cから第2支持部23Dに至るまでの間には、それぞれ、直線状の段部23Eが設けられている。これは一体成形した搬送具20を金型から抜き出しやすいように直線状になっているだけであるから、一体成形するときの問題さえなければ湾曲形状であってもよい(後述する弧部25も同様)。また、第1支持部23Bは、回転軸21の上流側端部の位置からさらに上流側(図中右方向)に突出する突出部23B1を有しており、この突出部23B1の先端部分が弧部23Aの端部を支持している。
[排出搬送部材29の構造]
次に、排出搬送部材29の構造について説明する。
図6に示すように、排出搬送部材29は、搬送具20が容器本体11に収容されたときに、ちょうど現像剤排出口15に対向する位置に設けられている。また、回転軸21に垂直な方向から見たときに、回転軸21において搬送方向最下流側に配置された弧状搬送部材24Pと、排出搬送部材29の少なくとも一部とが互いに重なりあっている。
[弧状搬送部材24の構造]
次に、弧状搬送部材24の構造について説明する。
弧状搬送部材24の一例として、搬送方向上流側に位置した弧状搬送部材24B,24Cを例に挙げ、図7を参照しつつこれらの構造を説明する。なお、図7において、符号の最後のアルファベットは、弧状搬送部材24A乃至24Pの最後につくアルファベットと同じ意であり、同一のアルファベットが付された弧状搬送部材24A〜24Pの構成要素であることを示している。
この弧状搬送部材24B,24Cは、回転方向前側に位置する固定端26B,26Cと回転方向後側に位置する自由端27B,27Cとを有する弧部25B,25Cと、回転軸21から収容室断面の径方向に向けて設けられ、弧部25B,25Cを前記回転軸21の軸方向に対して傾けた状態で固定端26B,26Cにて回転軸21に支持する支持部28B,28Cとを備える。回転軸21から平行な方向から見たときに、弧部25B,25Cのそれぞれの両端から回転軸21に下ろした2本の垂線がなす角度、つまり、弧部25B,25Cの開き角度は例えば155°である。回転軸21、弧部25B,25C及び支持部28B,28Cはそれぞれ棒状の部材であり、これら回転軸21、弧部25B,25C及び支持部28B,28Cのそれぞれの間には間隙が存在する。
図5,6に示すように、回転軸21に垂直な方向から見たときに、隣り合う弧状搬送部材24の一部は互いに重なり合うような関係となっている。弧状搬送部材24B,24C,24Dの例で説明すると、まず、弧状搬送部材24Cの固定端を支持する支持部は、搬送方向上流側に向かって1つ隣にある弧状搬送部材24Bの自由端よりも搬送方向上流側の位置に設けられている。そして、弧状搬送部材24Cの自由端は、搬送方向下流側に向かって1つ隣にある弧状搬送部材24Dの固定端を支持する支持部よりも搬送方向下流側に位置している。隣り合う弧状搬送部材24の一部が互いに重なり合うという関係は、他の弧状搬送部材24においても同様であり、さらに掻出搬送部材23と隣り合う弧状搬送部材24A、および排出搬送部材29と隣り合う弧状搬送部材24Pにおいても同様に、一部が互いに重なり合う関係となる。
回転軸21の軸方向から例えば弧状搬送部材24Cを見た場合、弧部25Cの外径は、固定端26Cから自由端27Cに向かうに従って大きくなっている。例えば、弧部25Cが固定端26Cから自由端27Cに向かうに従って徐々にこの外側に膨らむような形状であってもよいし、弧部25Cの太さが固定端26Cから自由端27Cに向かうに従って徐々に太くなっていてもよい。
回転軸21の中心から固定端26Cの外縁に至るまでの距離をr1とし、回転軸21の中心から自由端27Cの外縁に至るまでの距離をr2とすると、その関係はr1<r2となる。この結果、図7に示すように固定端26Cの外縁と容器本体11の内面との間の距離をS1とし、自由端27Cの外縁と容器本体11の内面との間の距離をS2とすると、その関係は、S1>S2となる。例えば、容器本体11の内径をφ51mmとすると、r1=24.5mm,r2=25.0mm、S1=1.0mm、S2=0.5mmといった具合である。弧状搬送部材24C以外の弧状搬送部材24も、このような形状である。1つの弧状搬送部材24に着目すると、固定端26は現像剤の搬送方向上流側に位置し、自由端27は現像剤の搬送方向下流側に位置しているから、弧部25の外径は搬送方向上流側で小さく、搬送方向下流側で大きい。この結果、弧部25の外縁と容器本体11の内面との間の距離は、搬送方向上流側で大きく、搬送方向下流側で小さくなる。
[搬送具20の作用]
搬送具20の外縁と容器本体11の内面との間の距離が小さいと、現像剤の搬送中に搬送具20の外縁と容器本体11の内面との間を通って逃げる現像剤の量が少なくなるから、現像剤を搬送するときの搬送効率を高めるには、両者の間の距離を小さくすればよい。しかしながら、搬送効率が高くなるということは、現像剤が搬送具20から受ける力も大きくなることを意味している。例えば、搬送具20の外縁と容器本体11の内面との間にある現像剤がそのような力を継続的に受けることで、現像剤同士が固着して現像剤の塊が発生し易くなる。
前述したように、弧状搬送部材24の固定端26側における距離S1は、自由端27側の距離S2より大きいから、搬送具20を回転させた際に、固定端26と外縁と容器本体11の内面との間にある現像剤が大きな力を継続的に受ける機会が減り、現像剤の固着が抑制される。一方、自由端27側における距離S2は、固定端26側の距離S1より小さいから、現像剤の搬送効率が高くなる。
さらに、搬送具20(弧状搬送部材24)の効果について、図8を参照しつつ説明する。図8は、現像剤を搬送する際に発生する弧状搬送部材24の変形状態を示した模式図である。
現像剤収容器Kyでは、搬送具20(弧状搬送部材24)が矢印A方向に回転すると、弧部25が後方に現像剤を押して搬送する反作用で、弧部25が力を受けて変形する。
例えば、弦巻状、螺旋状に巻かれた、いわゆるコイル状の金属製の搬送具20をそのまま樹脂製にした場合、強度が不足して弧部25の螺旋が広がり、容器本体11の内面と弧部25とが接触して擦れ、搬送具20の駆動に必要な駆動力、いわゆるトルクが高くなるという問題があった。また、容器本体11の内面との接触により、変形して折れ曲がったり、破断したりする恐れもあった。さらに、螺旋状の弧状搬送部材24を補強する目的で、回転軸21から弧部25に向けて径方向に延びる支持部28を多数個設けることも考えられるが、この場合でも、螺旋の広がりを十分に押さえきれず、容器本体11の内面と接触して、高トルクになっていた。
これに対して、本実施形態による搬送具20では、弧部25が反作用で力を受けると、片持ち状態で自由端27が力を逸らしたり、受け流すように変形する。
したがって、本実施形態にあっては、金属に比べて強度が弱い樹脂材料を使用しても、搬送抵抗や駆動トルクが過大にならず、且つ破損しにくく、原材料費や大量生産時の作製費用等が低減された搬送具20が実現、提供可能になる。
また、力を受け流しやすく、搬送抵抗が低減された搬送具20では、負荷時の弧部25の塑性変形が低減され、現像剤の負荷が無くなると、弾性復元で元に戻りやすくなっている。よって、本実施形態による搬送具20は、従来の構成に比べて、現像剤の搬送時に受ける力による変形に対する復元性が向上している。すなわち、経時的に搬送具20が塑性変形して、現像剤の搬送性能が変化することが低減されている。
図8は搬送部の変形と搬送性能との説明図であり、図8(A)は実施形態のように下流側に向けて搬送部が延びる場合の変形と搬送性能とを模式的に示した説明図、図8(B)は上流側に向けて搬送部が延びる場合の変形と搬送性能とを示した説明図である。
図6、図7、図8(A)において、本実施形態による搬送具20では、螺旋に沿って配置された弧状の弧部25は、搬送方向Bの下流側に向けて延びている。仮に、弧部025が、図8(B)に示すように、搬送方向Bの上流側に延びている場合、撹拌、搬送時に現像剤から弧部025が受ける力で、図8(B)に示す破線のように弧部025の自由端27側が基端側に向けて変形する。この場合、軸方向に垂直な断面に投影した弧部025の固定端026から自由端027までの長さは、変形前の長さL01に比べて、変形後の長さL02の方が短くなる。この長さL01,L02が、現像剤を下流側に搬送する有効領域に対応しており、図8(B)に示す構成では、変形に伴って現像剤の搬送能力が低下する恐れがある。
一方、図8(A)に示す構成では、現像剤の撹拌搬送時に弧部25が力を受けて変形すると、変形前の長さL1に比べて、変形後の長さL2の方が長くなり、現像剤の搬送能力が低下することが低減されている。また、弧部25の前側表面251は、力を受ける部分が、変形前は、搬送方向Ybに対して傾斜しているが、変形した状態では、搬送方向Ybに対して垂直に近くなり、現像剤を押して搬送する能力が向上している。
さらに、弧状搬送部材24では、弧部25の弧の中心角が155°程度に設定されており、360°を越えないように設定されており、変形時に弧部25の自由端27の変形量が比較的小さくなっており、容器本体11の内面に接触しにくくなっている。したがって、中心角が大きく、変形量が大きな場合に比べて、自由端27と容器本体11の内周面との接触による騒音やトルク上昇が低減されている。
また、容器本体11の搬送方向に沿って、搬送方向下流側に現像剤が多く分布しやすい構成となっており、搬送方向上流側に行くほど弧部25に作用する負荷が少なくなっている。これに応じて、搬送具20では、負荷が少なく、破断の恐れが少ない上流側端部に配置された掻出搬送部材23は、360°の弧部23Aを配置することが可能となっており、複数の支持部23B〜23Dで支持される弧部23Aは、変形時に螺旋の広がりが抑制される。
[変形例]
上記実施形態を次のように変形してもよい。
(1)前記実施形態では、弧状搬送部材24A乃至24Pの各々において、固定端26側の外径が自由端27側の外径よりも小さい場合を例示したが、これに限らず、弧状搬送部材24A乃至24Pのうち、少なくとも1つの弧状搬送部材において、固定端26側の外径が自由端27側の外径よりも小さければよい。なお、掻出搬送部材23及び弧状搬送部材24の個数は、いずれも任意である。
(2)上記実施形態による搬送具20では、弧状搬送部材24として全て同じ形状のものを回転軸21の軸方向に配置するものとして延べた。この搬送具20は、前述した如く、搬送具20を回転させることで、容器本体11内の現像剤が上流側端部から下流側端部に搬送される。搬送された現像剤は、図9の模式図に示すように、状態T1のようになって現像剤排出口15付近にピークを持つ形状となる。しかし、現像剤は微粒化されているため、状態T1を維持できずに崩れてしまい二点鎖線で示すようななだらかな形状の状態T2となることがある。この状態T2のような形状では、現像剤排出口15から排出される現像剤の量が少なくなり、現像剤の補給の支障が生じることがある。
そこで、図10に示す搬送具201のような形状とする。この搬送具201は、実施形態で述べた搬送具20とほぼ同様に形成されており、回転軸21の一方に形成された掻出搬送部材231、他方に形成された排出搬送部材291、これらの部材間に形成された弧状搬送部材241Aから241Pを有する。そして、弧状搬送部材241Aから241Pのうち、搬送方向上流側に位置した弧状搬送部材241Aから241H(領域b)の弧部25の幅寸法が他の弧部25の幅寸法に比べて大きく、搬送方向下流側に位置した弧状搬送部材241Iから241Pまでが弧部25の幅寸法が他の弧部25の幅寸法に比べて小さくなるように形成されている。この幅寸法とは、回転軸21の軸方向から例えば弧部25を見た場合の弧部25の幅のことである。このような形状となった搬送具201は、上流側に位置した弧部25の搬送能力が、下流側に位置した弧部25よりも搬送能力も高くなるため、搬送された現像剤が状態T1に近い状態を維持することになる。
(3)前記実施形態では、回転軸21の径方向に延びる支持部28によって弧部25の固定端26を片持ち支持する構成としたが、本発明はこれに限らず、図11に示す模式図のように形成してもよい。この変形例(4)に示す弧状搬送部材242は、一方が固定端262で他端が回転方向後側となる自由端272となった弧部252と、当該弧部252を回転軸21の軸方向に対して傾けた状態で、前記固定端262を前記回転軸21に支持する支持部282と、この支持部282から回転軸21を中心にして90°移動した位置に設けられ、前記弧部252を補強支持する補強部292とを具備する。
このように構成される弧状搬送部材242においては、補強部292によって弧部252の径方向における変位を抑制する。
(4)各々の搬送部材23,24においては、回転軸21と、弧部と、支持部との間にそれぞれ間隙を設けていたが、この間隙の大きさは任意である。弧部や支持部を太くすることで間隙を小さくすれば、搬送能力は向上するが、現像剤からの反力が大きくなり、搬送部材23,24の変形量を大きく見積もる必要がある。一方、弧部や支持部を細くすることで間隙を大きくすれば、上記とは逆に、搬送能力は低下するが、現像剤からの反力は小さくなり、搬送部材の変形量も小さくなる。
(5)弧状搬送部材24の弧部25の開き角度は、実施形態で例示した155°に限らない。ただし、弧状搬送部材24が現像剤からの反力を受けた際に回転軸21に近づく方向へと倒れやすくするために、弧部25の回転軸21に対する中心角度は360°以下であるべきである。
(6)搬送具20の材料は、樹脂に限らず、適度な柔軟性又は可撓性を有する材料であればよい。また、搬送具20全体を一体成型する必要はなく、回転軸、弧部、支持部など、それぞれ製作した部品を接着などの手段で固定するようにしてもよい。
(7)掻出搬送部材23の弧部23Aの開き角度を360°としていたが、これを弧状搬送部材と同じく360°未満の搬送部材としてもよい。ただし、この搬送部材は、回転軸21において現像剤搬送方向の最上流側に設けられているので、掻き出し能力を確保するべく、回転軸に対する弧部の傾きが、それ以外の弧状搬送部材24における弧部25の傾きよりも大きく、また、その弧部の外縁は、それ以外の弧状搬送部材24における弧部25の外縁よりも、回転軸21から離れた位置で支持されていることが望ましい。
(8)前記実施形態では、現像剤収容器Kyの外径を、容器本体11と、この容器本体11の開口部14を施蓋する蓋体17とから構成するものとしたが、本発明はこれに限らず、筒状体の両方の開口部を蓋で施蓋する形状であってもよい。
Ky,Km,Kc,Kk…現像剤収容器、11…容器本体、12…底部、13…孔、14…開口部、15…現像剤排出口、16…扉、17…蓋体、20,201…搬送具、21…回転軸、22…取付部、23,231…掻出搬送部材、24,24A〜24P,241A〜241P,242A〜242P…弧状搬送部材、23A,25,252…弧部、26,262…固定端、27,272…自由端、28,282…支持部、29,291…排出搬送部材、292…補強部。

Claims (5)

  1. 回転軸と、
    前記回転軸から当該回転軸の軸方向と交差する方向に延びる複数の支持部と、
    一端が前記支持部の各々により支持され、他端が当該軸方向とは異なる方向に延びる孤状の複数の孤状部材と、を備え、
    少なくとも1つの前記孤状部材において、当該孤状部材の前記他端における外縁から前記回転軸までの距離が、当該孤状部材の前記一端における外縁から前記回転軸までの距離よりも長い
    ことを特徴とする搬送具。
  2. 前記孤状部材の端における当該孤状部材の太さが、前記孤状部材の端における当該孤状部材の太さよりも太い
    ことを特徴とする請求項1記載の搬送具。
  3. 前記回転軸の軸方向に対して垂直な方向から見たときに、前記回転軸の軸方向で隣り合う前記弧状部材の一部が互いに重なっている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の搬送具。
  4. 現像剤を収容する収容室と、
    当該収容室から前記現像剤を排出する排出口とを有する容器本体と、
    前記容器内において回転する搬送具であって、回転軸と、前記回転軸から当該回転軸の軸方向と交差する方向に延びる複数の支持部と、一端が前記支持部の各々により支持され、他端が当該軸方向とは異なる方向に延びる孤状の複数の孤状部材と、を備え、少なくとも1つの前記孤状部材において、当該孤状部材の前記他端における外縁から前記回転軸までの距離が、当該孤状部材の前記一端における外縁から前記回転軸までの距離よりも長い搬送具と、を備える
    ことを特徴とする現像剤収容器。
  5. 像を保持する像保持体と、
    前記像保持体に潜像を形成する潜像形成手段と、
    前記潜像を現像する現像手段と、
    現像された像を記録媒体に転写する転写手段と、
    転写された像を記録媒体に定着させる定着手段と、
    前記現像手段に用いられる現像剤を収容する収容室と、当該収容室から前記現像剤を排出する排出口とを有する容器本体と、前記容器内において回転する搬送具であって、回転軸と、前記回転軸から当該回転軸の軸方向と交差する方向に延びる複数の支持部と、一端が前記支持部の各々により支持され、他端が当該軸方向とは異なる方向に延びる孤状の複数の孤状部材と、を備え、少なくとも1つの前記孤状部材において、当該孤状部材の前記他端における外縁から前記回転軸までの距離が、当該孤状部材の前記一端における外縁から前記回転軸までの距離よりも長い搬送具とを有する現像剤収容器と、を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
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