JP4941589B1 - 空気式防舷材及びその搬送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 折り畳み時における作業性を改善して、搬送時における利便性を確保すると共に、折り畳み時や搬送時に伴う損傷の発生を抑制して耐久性を向上させるようにした空気式防舷材及びその搬送方法を提供する。
【解決手段】 空気式防舷材1における胴体部分2bの外面に長手方向に延びる少なくとも1本の折り目3を形成すると共に、この空気式防舷材1から空気を排出した後、鏡体部分2a、2aを胴体部分2bの上面にして平坦状に押し潰し、しかる後、折り目3を境界にして上面側に折り畳むと共に、折り畳んだ状態でコンテナに積み込んで搬送する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、空気式防舷材及びその搬送方法に関し、さらに詳しくは、搬送時における利便性を確保すると共に、耐久性の低下を抑制するようにした空気式防舷材及びその搬送方法に関するものである。
一般に、空気式防舷材は、円筒状の胴体部分とその両端に連結する椀状の鏡体部分とを備えた袋体により構成されている。このように構成された空気式防舷材は、胴体部分の外径が2.5m以上になると、膨らました状態における陸上での移送が道路法に基づく車両の制限(幅2.5m、長さ10m、高さ3.8m)により制約を受けるため、膨らました状態での車両による移送ができないという問題がある。
この対策として、従来、空気式防舷材から空気を排出して平坦状に押し潰すと共に、これを車両のコンテナの幅に対応させて折り畳み、折り畳んだ状態でコンテナに積み込んで搬送することが行われてきた。
ところが、この種の空気式防舷材の袋体は、スチールコードや有機繊維コードなどにより補強されたゴム層によって構成されているため、袋体自体が剛直であって所望の形態に折り畳むことが難しく、さらには、最大級の空気式防舷材にあっては荷重が4.8トンにも達し、折り畳み作業にはクレーンなどの重機を使用する必要があるため、安全性に対する充分な配慮と多くの時間を要し、作業性が極めて悪いという問題があった。また、折り畳み作業時には、袋体に対して局部的に無理な力が加わるために、袋体の外面が損傷を受け易く、さらには、折り畳みに伴い生じた皺により強度の低下や耐久性の低下を招くという問題があった。
このような問題を解消するために、袋体を構成するゴム膜の外周面に新たな部材を配置して、折り畳みの際に生じる局部的な屈曲歪みを低減させることによって、耐久性を向上させるようにした提案がある(例えば、特許文献1参照)。ところが、この提案にあっては、折り畳み時における作業性の改善には直接結びつかないため、さらなる改善が求められてきた。
特開2006−291628号公報
本発明の目的は、上述する問題点を解消するもので、折り畳み時における作業性を改善して、搬送時における利便性を確保すると共に、耐久性の低下を抑制するようにした空気式防舷材及びその搬送方法を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の空気式防舷材は、円筒状の胴体部分と、該胴体部分の両端に連なる椀状の鏡体部分とを備えた袋体からなる空気式防舷材において、前記袋体の外面における前記胴体部分の長手方向に少なくとも1本の折り目を形成したことを特徴とするものである。
また、本発明の空気式防舷材の搬送方法は、円筒状の胴体部分と、該胴体部分の両端に連結する椀状の鏡体部分とを備えた袋体からなり、かつ該袋体の外面に長手方向に延在する折り目を形成した空気式防舷材をコンテナに積み込んで搬送するに際して、前記袋体から空気を排出した後、前記鏡体部分を上面にして平坦状に押し潰し、しかる後、該袋体を前記折り目を境界にして幅方向に折り畳むと共に、折り畳んだ状態でコンテナに積み込んで搬送することを特徴とするものである。
本発明によれば、空気式防舷材を構成する袋体の外面における胴体部分の長手方向に少なくとも1本の折り目を形成し、この折り目を境界にして折り畳み作業を行うようにしたので、所望の形状への折り畳みを可能にしながら、折り畳み時における作業性を改善すると共に、折り畳みに伴う耐久性の低下を抑制することができる。
さらに、折り目の形成により、折り畳み後の袋体の形状が安定するので、コンテナに積み込む際などの搬送時に外傷を受けることがなくなり、搬送に伴う耐久性の低下を抑制することができる。
(a)は本発明の実施形態による空気式防舷材の概形を示す正面図で、(b)はその側面図である。 空気式防舷材を構成する袋体の構造を示す一部断面図である。 本発明の他の実施形態による図1(a)に相当する空気式防舷材の正面図である。 (a)及び(b)はそれぞれ本発明のさらに他の実施形態による図1(a)及び(b)に相当する空気式防舷材の正面図及び側面図である。 (a)は図4(a)及び(b)に示す空気式防舷材から空気を排出して、袋体を平坦状に押し潰した状態を示す平面図で、(b)は(a)のX−X矢視断面における拡大端面図である。 図5(a)に示す袋体を折り目を境界にして矢印方向に折り畳んだ状態を示す平面図である。 (a)及び(b)はそれぞれ本発明のさらに他の実施形態による図1(b)に相当する鏡体部分の側面図である、 本発明の実施形態による折り目の構造を例示する一部断面図である。 (a)及び(b)はそれぞれ本発明の他の実施形態による折り目の構造を例示する一部断面図である。 (a)及び(b)はそれぞれ本発明のさらに他の実施形態による図5(b)に相当する袋体の端面図である。
以下、本発明の構成につき添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1(a)は、本発明の実施形態による空気式防舷材の概形を示す正面図で、(b)はその側面図である。図1(a)及び(b)において、空気式防舷材1は、円筒状の胴体部分2bとその両端に連結する椀状の鏡体部分2a、2aとを備えた袋体2により構成されている。そして、椀状の鏡体部分2a、2aの中央部には口金部6が配置され、この口金部6には、図示しない空気給排口が設けられ、袋体2の内部に空気が供給されるようになっている。
なお、図1(a)では、胴体部分2bと鏡体部分2a、2aとの境界を実線により表示した。以下の各図において同じ。また、空気式防舷材1の種類によっては、鏡体部分2aの中央部に配置される口金部6は、一方の鏡体部分2aにのみ配置される場合がある。
袋体2は、図2に例示するように、内層ゴム5aと外層ゴム5bとの間に補強層4を介挿して構成されている。内層ゴム5aと外層ゴム5bとを構成するゴム組成物としては、天然ゴム又は天然ゴム、スチレン・ブタジエンゴム、ブタジエンゴムより選択される2種以上のゴムからなるゴム組成物が好適に用いられるが、これらに限られるものではなく、クロロプレンゴム、ニトリル・ブタジエンゴムなどのジエン系ゴムや、EPDMなどのオレフィン系ゴム及びこれらのブレンドゴムなどからなるゴム組成物などを目的に応じて用いることができる。また、補強層4には、ポリエステルやナイロンなどに代表される有機繊維コードやスチールコードが好ましく使用される。
そして、本発明の空気式防舷材1では、図1(a)に示すように、袋体2の外面における胴体部分2bの長手方向に少なくとも1本(図では2本)の実線で示す折り目3、3を形成し、この折り目3、3を境界にして、後述するように、袋体2を幅方向(紙面の上下方向)に折り畳んで、車両に積載するようにしている。これにより、大型の空気式防舷材であっても、道路法による制約を受けることなしに、陸上での搬送を可能にしている。
このように、本発明の空気式防舷材1は、袋体2の外面における胴体部分2bの長手方向に直線状に延在する折り目3、3を形成したので、袋体2を折り畳むに際して、この折り目3、3を境界にして折り畳むことができるため、所望の形状への折り畳みを可能にしながら、折り畳み時における作業性を改善することができると共に、折り畳み時における無理な外力が低減されるため、折り畳みに伴う袋体2の耐久性の低下を抑制することができる。
なお、上述する図1(a)の実施形態では、胴体部分2bの長手方向に2本の折り目3、3を形成した場合を示したが、折り目3の数は、これに限られるものではなく、図3に例示するように、1本の折り目3を形成する場合があり、さらには後述するように、3本以上の折り目3を形成する場合がある。
図4(a)及び(b)は、本発明の他の実施形態を示し、本実施形態では、鏡体部分2a、2aの外面にも、図4(b)に示すように、少なくとも1本(図では2本)の幅方向(紙面の左右方向)に延びる折り目3、3を形成している。このように、鏡体部分2a、2aの外面にも折り目3、3を形成したことにより、袋体2の折り畳み作業性をさらに改善させることができる。
なお、上述する実施形態のように、胴体部分2bと鏡体部分2a、2aとにそれぞれ折り目3、3を形成する場合には、後述する図5(a)に示すように、袋体2を平坦状に押し潰した段階において、それぞれの折り目3、3が長手方向に連続するように、胴体部分2bと鏡体部分2a、2aとにおいて、それぞれ折り目3、3の間隔が調整される。そして、この袋体2を平坦状に押し潰した状態で、折り目3、3を境界にして図6に示すように折り畳むようにしている。
上述する場合において、袋体2を平坦状に押し潰した段階で、胴体部分2bと鏡体部分2a、2aとに形成した折り目3、3が長手方向に連続し易くするために、鏡体部分2a、2aに形成する折り目3の幅を胴体部分2bに形成した折り目3の幅よりも広幅に形成しておくことが好ましい。これにより、鏡体部分2a、2aの折り畳み操作が胴体部分2bに形成した折り目3に沿って円滑に行えるようになるので、折り畳み作業性をさらに向上させることができる。
本発明において、袋体2の折り畳み操作は、以下に記載する手順により行われる。なお、以下の説明では、図4(a)及び(b)の実施形態による空気式防舷材1の折り畳み操作について、その手順を記載する。
すなわち、最初に袋体2から空気を排出した後、図5(a)に示すように、鏡体部分2a、2aをそれぞれ上面にして平坦状となるように押し潰す。この押し潰し操作は、両側の鏡体部分2a、2aをそれぞれ胴体部分2bの上面に重ね合わせるようにして押し潰すとよい。なお、図5(b)は図5(a)のX−X矢視断面における端面拡大図を示す。
その後、図6に示すように、この袋体2を折り目3、3を境界にして上面側の幅方向(図の上下方向)に折り畳む。そして、この袋体2を折り畳んだ状態でコンテナに積み込んで搬送する。したがって、折り畳んだ後の袋体2の幅Wはコンテナの幅よりも狭幅になるように設定される。これにより、コンテナに積み込む際には、折り目3、3の形成により、折り畳み後の袋体2の形状が安定しているので、搬送時に外傷を受けることが低減され、搬送に伴う耐久性の低下を抑制することができる。
なお、鏡体部分2a、2aを上面にして平坦状に押し潰した図5(a)の段階では、鏡体部分2a、2aはそれぞれ椀状の形態を保持しているため、これを平坦状に押し潰して折り畳み易くするために、鏡体部分2a、2aの外面には、図7(a)及び(b)に例示するように、胴体部分2bの中心軸(図では口金部6)を中心にして、同心円状又は放射状に折り目3を形成しておくとよい。これにより、袋体2を折り畳む図6の段階において、鏡体部分2a、2aが折り目3の位置で屈曲変形して平坦状に変形し易くなり、折り畳み操作を円滑に行うことができる。
なお、図7(a)及び(b)の実施形態では、鏡体部分2a、2aの外面に形成する同心円状の折り目3の数を2本とし、放射状の折り目3の数を6本にした場合を示したが、折り目3の数はこれらに限定されるものではなく、胴体部分2bの外径や鏡体部分2a、2aの椀状形態に応じて適宜設定される。
上述する実施例において、鏡体部分2a、2aには、同心円状又は放射状の折り目3に加えて、図4(b)に例示する幅方向に延在する折り目3を形成する場合がある。これにより、袋体2の折り畳み作業を一層円滑に行うことができる。
本発明において、袋体2の外面に形成する折り目3は、折り畳み時における作業性を向上させる観点から、図8に例示するように、凹溝3aにより構成することが好ましい。これにより、袋体2を折り目3側(図の上方側)に折り畳む際に、凹溝3aの開口部が閉鎖する方向に屈曲変形するため、この屈曲変形に伴い折り畳み作業を円滑に行なうことができる。
本発明において、凹溝3aの深さdを外層ゴム5の厚さtの1/3〜2/3、好ましくは5〜25mmとし、凹溝3aの開口幅wを凹溝3aの深さdの1〜10倍、好ましくは10〜200mmに設定するとよい。これにより、袋体2の耐久性を阻害することなしに、折り畳み作業性を向上させることができる。
ここで、凹溝3aの深さdが外層ゴム5の厚さtの1/3未満又は5mm未満であると、折り畳み作業性が低下することになり、凹溝3aの深さdが外層ゴム5の厚さtの2/3超又は25mm超になると、補強層4に対する外層ゴム5の保護効果が低減して、袋体2の耐久性が低下する原因になる。
また、凹溝3aの開口幅wが凹溝3aの深さd未満又は10mm未満であると、折り畳み作業性が低下することになり、凹溝3aの開口幅wが凹溝3aの深さdの10倍超又は200mm超になると、補強層4に対する外層ゴム5の保護効果が低減して、袋体2の耐久性が低下する原因になる。
本発明において、さらに好ましくは、袋体2の内面に、図9(a)及び(b)に例示するように、凹溝3aに対向させて、凹条3b又は凸条3cを形成するとよい。これにより、凹溝3aの位置における袋体2の屈曲変形が加速されて、袋体2の折り畳み操作を一層円滑に行うことができる。
また、本発明の袋体2は、鏡体部分2a、2aを上面にして平坦状に押し潰す段階において、胴体部分2bの押し潰し操作を円滑に行わせるために、図10(a)に示すように、胴体部分2bにおける反転位置2bx、2byにそれぞれ長手方向に延在する折り目3を形成するとよい。
さらに、袋体2を折り目3、3を境界にして折り畳む段階において、この折り畳み操作を円滑に行わせるために、図10(b)に示すように、胴体部分2bの下面(図の左側)における折り返し位置2bz、2bz(図5(b)の折り目3、3に対応する背面側の位置)にそれぞれ長手方向に延在する折り目3を形成するとよい。
上述するように、本発明の空気式防舷材1では、コンテナに積み込む際に、袋体2の外面がコンテナの枠などに接触して外傷を受けないようにするために、折り畳み後の袋体2の幅W(図6参照)をコンテナの幅よりやや狭幅になるようにする必要がある。したがって、袋体2の外面に形成する折り目3の位置は、あらかじめこれを積み込むコンテナの幅に対応させて形成しておく必要がある。
なお、上述する実施形態では、胴体部分2bの長手方向に少なくとも1本の折り目3を形成し、この折り目3を境界にして袋体2を折り畳んで、折り畳み後の袋体2の幅Wをコンテナの幅よりも狭幅にすることを前提にして説明してきたが、本発明の空気式防舷材1では、図6に示す折り畳み後の袋体2の長さがコンテナの長さを超えるような場合には、胴体部分2bの径方向にも折り目3を形成して、この折り目3を境界にして折り畳むことにより袋体2の長さを調整する場合がある。
また、上述する実施形態では、胴体部分2bの長手方向及び鏡体部分2a、2aの幅方向に形成する折り目3をそれぞれ連続して延設することを前提にして説明してきたが、本発明の空気式防舷材1では、これら折り目3を、折り畳み作業性を阻害しない範囲において、それぞれ断続的に延設することが許容される。
上述するように、本発明の空気式防舷材1は、袋体2の外面における胴体部分2bの長手方向に少なくとも1本の折り目3を形成することにより、所望の形状への折り畳みを可能にしながら、折り畳み時における作業性を改善すると共に、折り畳み及びその搬送に伴う耐久性の低下を抑制するようにしたもので、特に胴体部分2bの外径が2.5m以上の大型の空気式防舷材1に対して好ましく適用することができる。
外径を3.3m、長さを6.5mとする空気式防舷材を作製し、これを幅2.2m、長さ12mのコンテナに積み込んで搬送するために、空気式防舷材の胴体部分2b及び鏡体部分2a、2aの外面に凹溝3aを形成しなかった従来防舷材(従来例)と、胴体部分2b及び鏡体部分2a、2aの外面にそれぞれ表1に示すように凹溝3aを形成した本発明防舷材(実施例1〜6)とをそれぞれ作製した。
なお、実施例1、2では胴体部分2bに形成した2本の凹溝3aの上下方向の間隔を2mに設定(実施例3〜6においても同様)し、実施例2では鏡体部分2aに形成した2本の凹溝3aの上下方向の間隔を2.4mに設定した。また、各防舷材において、内層ゴム5aの厚さを15mmに設定し、外層ゴム5bの厚さを30mmに設定した。
これら7種類の空気式防舷材をそれぞれ図5(a)及び図6に示す手順により折り畳むと共に、折り畳んだ状態でコンテナに積み込んで、空気を排出した直後からコンテナに積載するまでに要した時間をそれぞれ測定した。そして、その所要時間を従来例を基準にして、どの程度短縮できたかを算出して、その結果を表1に併記した。
Figure 0004941589
表1より、本発明防舷材は、凹溝3aを形成しなかった従来防舷材に比して、折り畳み作業性が大幅に改善されていることを確認した。
1 空気式防舷材
2 袋体
2a 鏡体部分
2b 胴体部分
3 折り目
3a 凹溝
3b 凹条
3c 凸条

Claims (7)

  1. 円筒状の胴体部分と、該胴体部分の両端に連なる椀状の鏡体部分とを備えた袋体からなる空気式防舷材において、
    前記袋体の外面における前記胴体部分の長手方向に少なくとも1本の折り目を形成した空気式防舷材。
  2. 前記両端の鏡体部分の外面に少なくとも1本の幅方向に延びる折り目を形成した請求項1に記載の空気式防舷材。
  3. 前記両端の鏡体部分の外面に前記胴体部分の中心軸を中心にした少なくとも1本の同心円状の折り目を形成した請求項1又は2に記載の空気式防舷材。
  4. 前記両端の鏡体部分の外面に前記胴体部分の中心軸を中心にした放射状の折り目を形成した請求項1又は2に記載の空気式防舷材。
  5. 前記折り目が凹溝からなる請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気式防舷材。
  6. 前記袋体の内面に前記凹溝に対向させて凹条又は凸条を形成した請求項5に記載の空気式防舷材。
  7. 円筒状の胴体部分と、該胴体部分の両端に連結する椀状の鏡体部分とを備えた袋体からなり、かつ該袋体の外面に長手方向に延在する折り目を形成した空気式防舷材をコンテナに積み込んで搬送するに際して、
    前記袋体から空気を排出した後、前記鏡体部分を上面にして平坦状に押し潰し、しかる後、該袋体を前記折り目を境界にして上面側に折り畳むと共に、折り畳んだ状態でコンテナに積み込んで搬送する空気式防舷材の搬送方法。
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