JP2010069953A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この空気入りタイヤ1は、一対のビードコア2と、これらのビードコア2間に架け渡されたカーカス層4とを備えている。また、カーカス層4の端部がタイヤ幅方向外側に巻き返されてビードコア2を包み込んでいる。また、カーカス層4の巻き返し部に配置されてカーカス層4を補強するカーカス補強層5と、カーカス層4の端部およびカーカス補強層5の端部をタイヤ幅方向外側から覆うと共に複数層の端部補強層6とが設けられている。
【選択図】 図1
Description
この空気入りタイヤ1は、ビードコア2と、ビードフィラー3と、カーカス層4とを含んで構成される(図1参照)。ビードコア2は、環状構造を有し、左右一対を一組として構成される。ビードフィラー3は、ビードコア2のタイヤ径方向外周に配置されてタイヤのビード部を補強する。カーカス層4は、左右のビードコア2、2間にトロイダル状に架け渡されてタイヤの骨格を構成する。また、カーカス層4の両端部は、ビードフィラー3を包み込むようにタイヤ幅方向外側に巻き返されて係止される。なお、この実施例では、カーカス層4が単層構造を有するスチール製のカーカスプライにより構成されている。
また、空気入りタイヤ1は、カーカス補強層5をビード部に有する(図1参照)。カーカス補強層5は、カーカス層4の巻き返し部に配置されてカーカス層4を補強する。例えば、この実施例では、カーカス補強層5が単層構造を有するスチール製の補強プライにより構成されている。また、カーカス補強層5がカーカス層4の巻き返し部の外側に積層されてビードコア2を包み込むように配置されている。また、タイヤ子午線方向の断面視にて、カーカス補強層5のタイヤ幅方向外側の端部とカーカス層4の端部とが略近傍かつタイヤ径方向に位置をずらして配置されている。なお、カーカス補強層5は、カーカス層4の端部からビードコア2を包み込むように配置されていても良いし(図1参照)、カーカス層4の巻き返し部分にのみ配置されていても良い(図示省略)。
以上説明したように、この空気入りタイヤ1では、端部補強層6がカーカス層4の端部とカーカス補強層5の端部とをタイヤ幅方向外側から覆って配置されるので、ビード部の倒れ込みが低減される(図1参照)。これにより、カーカス層4の巻き返し端部の歪みが抑制されるので、タイヤとリムとの嵌合状態が不良な場合においてもビード部の耐久性が確保される利点がある。例えば、タイヤが規定リムのリムフランジ高さよりも低いリムフランジ高さを有するリムに組み付けられると、タイヤとリムとの嵌合不良が発生する。すると、ビード部の倒れ込みが発生したときに、カーカス層の巻き返し端部の歪みが過大となり、ビード部の耐久性が悪化する。
なお、この空気入りタイヤ1では、端部補強層6が簾状に配列されたスチールコード材から成ることが好ましい(図1参照)。かかる構成では、例えば、端部補強層が有機繊維コードから成る構成と比較して、ビード部の倒れ込みが効果的に低減される。これにより、ビード部の耐久性が適正に確保される利点がある。
2 ビードコア
3 ビードフィラー
4 カーカス層
5 カーカス補強層
6 端部補強層
Claims (9)
- 一対のビードコアと、これらのビードコア間に架け渡されたカーカス層とを備えると共に、前記カーカス層の端部がタイヤ幅方向外側に巻き返されて前記ビードコアを包み込む空気入りタイヤであって、
前記カーカス層の巻き返し部に配置されて前記カーカス層を補強するカーカス補強層と、前記カーカス層の端部および前記カーカス補強層の端部をタイヤ幅方向外側から覆って配置されると共に複数層の端部補強層とを有することを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記端部補強層が簾状に配列されたスチールコード材から成る請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 複数の前記端部補強層が相互に前記スチールコード材の繊維方向を交差させて配置される請求項2に記載の空気入りタイヤ。
- タイヤ周方向に対する前記スチールコード材の繊維方向の傾斜角度が0[deg]以上40[deg]以下の範囲内にある請求項2または3に記載の空気入りタイヤ。
- 前記端部補強層がコートゴム材に被覆されると共に前記コートゴム材のJIS−A硬度(JIS−K6263準拠)が60以上95以下の範囲内にある請求項1〜4のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- タイヤ子午線方向の断面視にて、前記ビードコアの重心位置からタイヤ径方向に引いた垂線とビードベース部との交点Bをとるときに、
交点Bから前記端部補強層のタイヤ径方向外側の端部までのタイヤ径方向の距離HUと、交点Bから前記端部補強層のタイヤ径方向内側の端部までのタイヤ径方向の距離HLと、交点Bを基準とした規定リムのリムフランジ部の高さHFとが、1.0≦HU/HF≦2.5、0.5≦HL/HF≦1.0の関係を有する請求項1〜5のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。 - 交点Bから前記カーカス層の巻き上げ端部までのタイヤ径方向の距離P_TUHと、交点Bを基準とした規定リムのリムフランジ部の高さHFとが、1.3<P_TUH/HF<1.8の関係を有する請求項1〜6のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 前記カーカス層の巻き上げ端部における前記ビードフィラーの厚さGaが10.0[mm]≦Ga≦16.0[mm]の範囲内にある請求項1〜7のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 重荷重用ラジアルタイヤに適用される請求項1〜8のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
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JP2008237054A JP2010069953A (ja) | 2008-09-16 | 2008-09-16 | 空気入りタイヤ |
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JP2008237054A JP2010069953A (ja) | 2008-09-16 | 2008-09-16 | 空気入りタイヤ |
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JP2010069953A true JP2010069953A (ja) | 2010-04-02 |
Family
ID=42202147
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JP2008237054A Pending JP2010069953A (ja) | 2008-09-16 | 2008-09-16 | 空気入りタイヤ |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012046155A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りラジアルタイヤ |
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-
2008
- 2008-09-16 JP JP2008237054A patent/JP2010069953A/ja active Pending
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