JP4941255B2 - ハイブリッド車両の駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、固定比変速装置を備えたハイブリッド車両の駆動装置に関する。
内燃機関に加えて、電動機やモータジェネレータなどの動力源を備えるハイブリッド車両が知られている。ハイブリッド車両では、内燃機関を可及的に高効率状態で運転する一方、駆動力やエンジンブレーキの過不足を電動機又はモータジェネレータで補う。
例えば、特許文献1には、固定比変速装置を備えることにより、無段変速比モードと固定変速比モードの両方の変速モードを有する、いわゆるマルチモードタイプのハイブリッド車両の駆動装置が記載されている。
特開2005−155891号公報
しかしながら、特許文献1に記載のハイブリッド車両の駆動装置では、変速を行う場合において、様々な制約(駆動力変化の抑制、モータジェネレータの出力可能な最大トルク)を守りつつ、短時間に変速することが考慮されていない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、様々な制約を守りつつ、短時間に変速することが可能なハイブリッド車両の駆動装置を提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、エンジンと、第1及び第2のモータジェネレータと、前記第1のモータジェネレータの出力が伝達される第1入力軸と連結する第1回転要素と、前記エンジンと連結する第2回転要素と、前記第2モータジェネレータと連結する第3回転要素とを含む相互に差動回転可能な複数の回転要素を備えた動力分配機構と、車軸に繋がる出力軸と、前記第1入力軸との接続を制御する第1クラッチと、前記出力軸と、前記第3回転要素と連結する第2入力軸との接続を制御する第2クラッチとを備える固定比変速装置と、前記第1クラッチが前記出力軸と前記第1入力軸との接続を分離し、かつ、前記第2クラッチが前記出力軸と前記第2入力軸との接続を結合している状態と、前記第1クラッチが前記出力軸と前記第1入力軸との接続を結合し、かつ、前記第2クラッチが前記出力軸と前記第2入力軸との接続を分離している状態とを切り替える変速時において、前記第1のモータジェネレータと接続された係合要素の回転数を前記第2のモータジェネレータと接続された係合要素の回転数に同期させる回転同期制御を行う制御手段と、を備えるハイブリッド車両の駆動装置であって、前記制御手段は、前記第1のモータジェネレータに出力されるトルクを最大トルク以下として回転同期時間を算出するとともに、算出された前記回転同期時間に基づいて、回転同期制御開始直前と回転同期制御中とで前記エンジンの軸に発生するトルクが同じ大きさとなるように回転同期制御中のエンジントルクを算出し、算出された前記回転同期時間及び前記回転同期制御中のエンジントルクで変速制御を行う。
上記のハイブリッド車両の駆動装置は、いわゆるマルチモードのハイブリッド車両の駆動装置であり、エンジン、第1及び第2のモータジェネレータ、動力分配機構、固定比変速装置、制御手段、を備える。動力分配機構は、前記エンジン及び前記第1並びに第2のモータジェネレータと接続されている。固定比変速装置は、前記動力分配機構と接続されている。前記制御手段は、例えばECU(Electronic Control Unit)であり、固定変速比モードでの変速時において、前記第1のモータジェネレータと接続された係合要素の回転数を前記第2のモータジェネレータと接続された係合要素の回転数に同期させる回転同期制御を行う。ここで、前記制御手段は、前記第1のモータジェネレータに出力されるトルクを最大トルク以下として回転同期時間を算出するとともに、算出された前記回転同期時間に基づいて、回転同期制御開始直前と回転同期制御中とで前記エンジンの軸に発生するトルクが同じ大きさとなるように回転同期制御中のエンジントルクを算出し、算出された前記回転同期時間及び前記回転同期制御中のエンジントルクで変速制御を行う。このようにすることで、駆動力の段差を発生させることなく、かつ、第1のモータジェネレータに出力されるトルクが、出力可能な最大トルクを超えないという制約を満たした最短の回転同期時間で、変速制御を行うことができる。
上記のハイブリッド車両の駆動装置の他の一態様は、前記制御手段は、前記回転同期時間が回転同期最大時間を越える場合には、前記回転同期最大時間を回転同期時間とし、前記回転同期最大時間に基づいて、回転同期制御中のエンジントルクを算出する。このようにすることで、回転同期最大時間が予め設定されている場合であっても、回転同期最大時間を越えることなく、かつ、第1のモータジェネレータが、出力可能な最大トルクを超えることなく、変速制御を行うことができる。
エンジンと、第1及び第2のモータジェネレータと、前記エンジン及び前記第1並びに第2のモータジェネレータと接続された動力分配機構と、前記動力分配機構と接続された固定比変速装置と、固定変速比モードでの変速時において、前記第1のモータジェネレータの回転数と接続された係合要素の回転数を前記第2のモータジェネレータと接続された係合要素の回転数に同期させる回転同期制御を行う制御手段と、を備えるハイブリッド車両の駆動装置では、前記制御手段は、前記第1のモータジェネレータに出力されるトルクを最大トルク以下として回転同期時間を算出するとともに、算出された前記回転同期時間に基づいて、回転同期制御開始直前と回転同期制御中とで前記エンジンの軸に発生するトルクが同じ大きさとなるように回転同期制御中のエンジントルクを算出し、算出された前記回転同期時間及び前記回転同期制御中のエンジントルクで変速制御を行う。このようにすることで、駆動力の段差を発生させることなく、かつ、第1のモータジェネレータに出力されるトルクが、出力可能な最大トルクを超えないという制約を満たした最短の回転同期時間で、変速制御を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
[第1実施形態]
図1に本発明を適用したハイブリッド装置の駆動装置の概略構成を示す。図1の例は、固定比変速装置を備えた、いわゆるマルチモードタイプのハイブリッド車両の駆動装置であり、エンジン1、第1のモータジェネレータMG1、第2のモータジェネレータMG2、ECU(Electronic Control Unit)10、動力分配機構20、コントローラ41、蓄電装置42、を備える。図1において、動力源に相当するエンジン1と、第1のモータジェネレータMG1と、第2のモータジェネレータMG2と、が動力分配機構20に連結されている。また、第1のモータジェネレータMG1と、動力分配機構20と、が変速装置6に連結されている。変速装置6には、出力軸3が連結されている。モータジェネレータMG1、MG2はインバータなどのコントローラ41を介してバッテリーなどの蓄電装置42に接続されており、そのコントローラ41によって制御されて電動機あるいは発電機として動作するように構成されている。
エンジン1は燃料を燃焼して動力を発生する熱機関であり、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンなどが挙げられる。第1のモータジェネレータMG1はエンジン1からトルクを受けて回転することにより主として発電を行うものであり、発電に伴う反力トルクが作用する。第1のモータジェネレータMG1の回転数を制御することにより、エンジン1の回転数が連続的に変化する。このような変速モードを無段変速モードという。無段変速モードは、後述する動力分配機構20の差動作用により実現される。
第2のモータジェネレータMG2は、駆動トルク又はブレーキ力を補助(アシスト)する装置である。駆動トルクをアシストする場合、第2のモータジェネレータMG2は電力の供給を受けて電動機として機能する。一方、ブレーキ力をアシストする場合には、第2のモータジェネレータMG2は、駆動輪から伝達されるトルクにより回転させられて電力を発生する発電機として機能する。
ECU(Electronic Control Unit)10は、図示しないCPU、ROM、RAM、A/D変換器及び入出力インターフェイスなどを有している。ECU10は、車速、要求駆動力、蓄電装置42の充電量(SOC)などの入力データ及び予め記憶しているデータを利用して演算を行い、その演算の結果を各モータジェネレータMG1、MG2を制御するための指令信号としてコントローラ41に出力し、またいずれかのクラッチC1〜C3を動作させて所定の運転モードあるいは変速段を設定する指令信号を出力するように構成されている。また、ECU10は、各種センサからの検出信号に基づいて、コントローラ41に指令信号を出力することにより、エンジン1、第1のモータジェネレータMG1、第2のモータジェネレータMG2、の制御を行う。各種センサの例としては、エンジン1のクランク角を検出するクランク角センサ、第1のモータジェネレータMG1及び第2のモータジェネレータMG2の夫々の回転数(正確には「角速度」であるが、以下では単に「回転数」と称す)を検出する回転数センサなどがある。ECU10は、クランク角センサからの検出信号に基づいて、エンジン1の回転数を求め、回転数センサからの検出信号に基づいて、第1のモータジェネレータMG1の回転数、及び、第2のモータジェネレータMG2の回転数を求める。従って、ECU10は、本発明における制御手段として機能する。
動力分配機構20は、いわゆるダブルピニオン式の遊星歯車機構を含んで構成される。具体的には、動力分配機構20は、相互に同軸上に配置されたサンギヤ23と、リングギヤ21と、サンギヤ23に噛み合わされた第2ピニオンギヤ24aと、この第2ピニオンギヤ24b及びリングギヤ21に噛み合わされた第1ピニオンギヤ24bと、第1ピニオンギヤ24a及び第2ピニオンギヤ24bを自転可能かつ公転可能に支持しているキャリア25とを有している。
エンジン1は、リングギヤ21と連結されており、エンジン1からの動力は、リングギヤ21に伝達される。また、第2のモータジェネレータMG2は、キャリア25を介して第1ピニオンギヤ24a及び第2ピニオンギヤ24bと連結されている。第1ピニオンギヤ24a及び第2ピニオンギヤ24bは、キャリア26を介して、入力軸32と連結されている。第1のモータジェネレータMG1は、入力軸31と連結されている。入力軸31は、クラッチC3を介してサンギヤ23と連結されている。クラッチC3は、入力軸31とサンギヤ23との間の接続を制御する。クラッチC3がオンにされることにより、第1のモータジェネレータMG1の出力がサンギヤ23に出力される。
変速装置6は、固定比変速装置であり、クラッチC1、C2を備えている。クラッチC1は、出力軸3と入力軸31との間の接続を制御し、クラッチC2は、出力軸3と入力軸32との間の接続を制御する。クラッチC1がオンにされることにより、第1のモータジェネレータMG1の出力が入力軸31を介して出力軸3に出力される。クラッチC2がオンにされることにより、第2のモータジェネレータMG2の出力が入力軸32を介して出力軸3に出力される。変速装置6は、ECU10からの制御信号に基づいて、クラッチC1、C2を制御することにより、固定変速比モードによる変速を行う。具体的には、変速装置6は、クラッチC1がオフ、クラッチC2がオンにされている状態と、クラッチC1がオン、クラッチC2がオフにされている状態と、の間で切り替えることにより、変速を行う。以下では、クラッチC1がオフ、クラッチC2がオンにされ、第2のモータジェネレータMG2の出力が入力軸32を介して出力軸3に出力されている状態を「1速」の状態であるとし、また、クラッチC1がオン、クラッチC2がオフにされ、第1のモータジェネレータMG1の出力が入力軸31を介して出力軸3に出力されている状態を「2速」の状態であるとする。
「1速」から「2速」へと切り替える場合について説明する。変速装置6は、まず、クラッチC1がオフ、クラッチC2がオンにされている状態(「1速」の状態)から、クラッチC1、C2の両方がオンにされている状態(「1速+2速」の状態)へと切り替える。その後、変速装置6は、クラッチC1、C2の両方がオンにされている状態(「1速+2速」の状態)から、クラッチC1がオン、クラッチC2がオフにされている状態(「2速」の状態)へと切り替える。このようにして、変速装置6は、「1速」から「2速」へと切り替える。ここで、「1速+2速」の状態では、クラッチC1、C2の両方がオンにされている状態となっているので、クラッチC1における入力軸31と接続されたクラッチ板の回転数と、クラッチC2における入力軸32と接続されたクラッチ板の回転数と、が一致する必要がある。即ち、サンギヤ23の回転数とキャリア26の回転数とが一致する必要がある。従って、クラッチC1における入力軸31と接続されたクラッチ板が第1のモータジェネレータMG1と接続されたクラッチ板に相当し、クラッチC2における入力軸32と接続されたクラッチ板がモータジェネレータMG2と接続されたクラッチ板に相当する。なお、ここで、クラッチ板には限られず、係合する係合要素であればどれでもよく、例えばドグクラッチで係合することもできる。
図2は、モータMG1、MG2、エンジンについての固定変速比モードにおける共線図を示している。図2(a)において、実線は、「1速」の状態における、第1のモータジェネレータMG1と接続されたサンギヤ23、第2のモータジェネレータMG2と接続されたキャリア26、エンジン1と接続されたリングギヤ21の共線図を示している。即ち、クラッチC1がオフにされ、クラッチC2がオンにされているときの共線図を示している。図2(b)において、実線は、「1速+2速」の状態における、サンギヤ23、キャリア26、リングギヤ21の共線図を示している。即ち、クラッチC1、C2がオンにされているときの共線図を示している。図2(b)において、破線は、図2(a)に示した「1速」の状態における共線図を示している。
図2(b)に示すように、「1速+2速」の状態では、サンギヤ23の回転数をキャリア26の回転数に一致させる必要がある。例えば、「1速」の状態で、点A1で示す第1のサンギヤ23の回転数がq1であるとし、点Bで示す第2のキャリア26の回転数がq2であるとすると、「1速+2速」の状態では、サンギヤ23の回転数を、点A2で示すように、キャリア26の回転数と同じ回転数であるq2にする必要がある。つまり、図2(b)の破線矢印で示すように、第1のモータジェネレータMG1にトルクを出力させて、サンギヤ23の回転数をq1からq2へと変化させる必要がある。以下では、点A2を同期ポイントと称する。
このように、サンギヤ23の回転数を同期ポイントまで調整するためには、第1のモータジェネレータMG1にかかるエンジン1のエンジントルクの分力と第1のモータジェネレータMG1のイナーシャトルクとの和以上のトルクを、所定時間の間(以下では、この所定時間を「回転同期時間」と称する)、第1のモータジェネレータMG1に出力し続ける必要がある。
ここで、フル加速時などにおいては、駆動力の段差を発生させることなく、かつ、第1のモータジェネレータMG1に出力されるトルクが、第1のモータジェネレータMG1の出力可能な最大トルクを超えることなく、なるべく短い時間で変速されることが求められる。
第1のモータジェネレータMG1の出力可能な最大トルクを超えないようにするためには、第1のモータジェネレータMG1に出力するトルクを抑える必要がある。第1のモータジェネレータMG1に出力するトルクを抑えるためには、第1のモータジェネレータMG1にかかるエンジン1のエンジントルクの分力を減らすか、かつ/又は、第1のモータジェネレータMG1のイナーシャトルクを減らすことが必要である。エンジントルクの分力は、エンジントルクを減らすことにより減らすことができ、第1のモータジェネレータMG1のイナーシャトルクは、回転同期時間を長くすることにより減らすことができる。そこで、第1実施形態に係るハイブリッド車両の制御方法では、これらのことを考慮して求められた以下の式(1)、(2)を用いて、回転同期時間、及び、回転同期制御中のエンジントルクを算出することとする。具体的には、第1実施形態に係るハイブリッド車両の駆動方法では、ECU10は、以下の式(1)を用いて、第1のモータジェネレータMG1に出力されるトルクを最大トルクとして回転同期時間を算出し、その後、算出された回転同期時間に基づいて、以下の式(2)を用いて、回転同期制御開始直前と回転同期制御中とでエンジン1の軸に発生するトルクが同じ大きさとなるように回転同期制御中のエンジントルクを算出することとする。以下に、具体的に述べる。
まず、回転同期制御開始直前のエンジントルクTebefore、回転同期制御開始直前のエンジン角加速度ωebefore、回転同期制御による第1のモータジェネレータMG1(以下では、「反力側MG」と称することもある)の回転数の変化量Δωm、第1のモータジェネレータMG1の最大トルクTMMAX、を、以下の式(1)に代入することにより、回転同期時間Δtを算出する。その後、算出された回転同期時間Δtを、以下の式(2)に代入することにより、回転同期制御中のエンジントルクTeafterを算出する。
Figure 0004941255
Figure 0004941255
式(1)の物理的な意味について説明する。式(1)の分母における項γ(Tebefore−Ie・ωebefore)は、エンジン1の軸に発生するトルクの第1のモータジェネレータMG1にかかる分力を示している。ここで、エンジン1の軸に発生するトルクとは、エンジン1におけるエンジントルクとイナーシャトルクの和である。そして、式(1)の分母で示されるTMMAX+γ(Tebefore−Ie・ωebefore)が、時間Δtの間、第1のモータジェネレータMG1の回転数をΔωm分だけ落とすのに使われるトルクを示している。例えば、TMMAXが−100[Nm]で、エンジン1の軸に発生するトルクの第1のモータジェネレータMG1にかかる分力γ(Tebefore−Ie・ωebefore)が60[Nm]であるとすると、式(1)の分母の値は、−40[Nm]となる。即ち、この場合には、−40[Nm]のトルクが、時間Δtの間、第1のモータジェネレータMG1の回転数をΔωm分だけ落とすのに使われるトルクということになる。この時間Δtが最短の回転同期時間である。
次に、式(2)の物理的な意味について説明する。式(2)を変形すると、以下の式(3)で表すことができる。
Figure 0004941255
式(3)は、回転同期制御開始直前と回転同期制御中とで、エンジン1の軸に発生するトルクを同じ大きさにするということを示している。つまり、式(2)は、回転同期制御開始直前と回転同期制御中とで、エンジン1の軸に発生するトルクを同じ大きさにすることが可能な、回転同期制御中のエンジントルクTeafterを算出することを示している。従って、式(2)で求められたエンジントルクTeafterで変速制御を行うことにより、駆動力の段差を抑えることが可能となる。
第1実施形態に係るハイブリッド車両の駆動方法では、回転同期時間Δtの間、第1のモータジェネレータMG1に対し最大トルクを出力するとともに、エンジン1に対しエンジントルクTeafterを出力することにより、変速制御が行われる。このようにすることで、駆動力の段差を発生させることなく、かつ、第1のモータジェネレータMG1に出力されるトルクが、第1のモータジェネレータMG1の出力可能な最大トルクを超えないという制約を満たした最短の回転同期時間Δtで、変速制御を行うことができる。
(第1実施形態に係る制御処理)
図3は、第1実施形態に係る駆動装置の制御処理を示すフローチャートである。図3を用いて、第1実施形態に係る駆動装置の制御処理について説明する。
ステップS101において、ECU10は、例えば、シフトポジションセンサ等からの信号に基づいて、運転者からの変速要求があるか否かを判定する。ECU10は、運転者からの変速要求がないと判定した場合には(ステップS101:No)、本制御処理を終了する。一方、ECU10は、運転者からの変速要求があったと判定した場合には(ステップS101:Yes)、ステップS102の処理へ進む。
ステップS102において、ECU10は、回転同期制御開始直前のエンジントルクTebefore、回転同期制御開始直前のエンジン角加速度ωebefore、同期制御による第1のモータジェネレータMG1の回転数の変化量Δωm、を求める。具体的には、ECU10は、エンジン1に供給した制御信号に基づいて、回転同期制御開始直前のエンジントルクTebeforeを求めることができ、クランク角センサ15からの検出信号に基づいて、回転同期制御開始直前のエンジン角加速度ωebeforeを求めることができる。また、ECU10は、先に述べたように、回転数センサからの検出信号に基づいて、第1のモータジェネレータMG1の回転数、第2のモータジェネレータMG2の回転数を夫々求めることができるので、第1のモータジェネレータMG1の回転数と第2のモータジェネレータMG2の回転数とに基づいて、同期制御による第1のモータジェネレータMG1の回転数の変化量Δωmを求めることができる。
ステップS103において、ECU10は、ステップS101で得られた情報に基づいて、式(1)、(2)を用いて、回転同期時間Δt、回転同期制御中のエンジントルクTeafterを求める。ステップS104において、ECU10は、ステップS102で求められた、回転同期時間Δt、回転同期制御中のエンジントルクTeafterで、変速制御を実施した後、本制御処理を終了する。このようにすることで、駆動力の段差を発生させることなく、かつ、第1のモータジェネレータMG1の出力可能な最大トルクを超えないという制約を満たした最短の回転同期時間Δtで、変速制御を行うことができる。
なお、上述の実施形態では、第1のモータジェネレータMG1に出力されるトルクは、最大トルクであるとしているが、これに限られるものではない。第1のモータジェネレータMG1に出力されるトルクは、最大トルクよりも小さくてもよい。この場合には、式(1)〜(2)におけるTMMAXの値として、第1のモータジェネレータMG1に出力されるトルク(最大トルクよりも小さいトルク)を代入すれば、第1のモータジェネレータMG1のトルクが最大トルクであった場合のときと同様にして、回転同期時間Δt、及び、回転同期制御中のエンジントルクTeafterを求めることができる。
以上に述べたことから分かるように、第1実施形態に係るハイブリッド車両の駆動方法では、第1のモータジェネレータMG1に出力されるトルクを最大トルク以下として回転同期時間を算出するとともに、算出された回転同期時間に基づいて、回転同期制御開始直前と回転同期制御中とでエンジンの軸に発生するトルクが同じ大きさとなるように回転同期制御中のエンジントルクを算出することとする。これにより、駆動力の段差を発生させることなく、かつ、第1のモータジェネレータMG1に出力されるトルクが、第1のモータジェネレータMG1の出力可能な最大トルクを超えないという制約を満たした最短の回転同期時間Δtで、変速することができる。また、ECU10は、回転同期制御開始直前のエンジントルクTebefore、回転同期制御開始直前のエンジン角加速度ωebefore、同期制御による第1モータジェネレータMG1の回転数の変化量Δωmが分かれば、即ち、回転同期制御開始直前の各種パラメータの値さえ分かれば、回転同期時間Δtを算出することができる。従って、このハイブリッド車両の駆動方法を用いることにより、最短の回転同期時間Δtをリアルタイムに求めることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態においても、ハイブリッド車両の駆動装置の構成は、図1で示した構成と同じ構成となっている。
上述の第1実施形態では、回転同期時間Δtについては、特に制限がされていなかった。しかし、もし、回転同期時間の最大時間(回転同期最大時間)が予め設定されている場合には、式(1)で求められた回転同期時間Δtが回転同期最大時間を越えると、第1実施形態に係るハイブリッド車両の駆動方法を適用することができなくなる。
そこで、第2実施形態に係るハイブリッド車両の駆動方法では、回転同期時間Δtが回転同期最大時間を越えた場合には、予め設定された回転同期最大時間を回転同期時間とし、当該回転同期最大時間に基づいて、回転同期制御中のエンジントルクを算出することとする。具体的には、以下の式(4)、(5)に回転同期最大時間を代入することにより、回転
同期時のエンジントルクを算出する。
Figure 0004941255
Figure 0004941255
式(4)、(5)は、回転同期最大時間を越えないことを優先して、ある程度の駆動力の段差を許容することを示している。このようにすることで、回転同期最大時間が予め設定されている場合であっても、回転同期最大時間を越えることなく、かつ、第1のモータジェネレータMG1の出力可能な最大トルクを超えることなく、変速制御を行うことができる。
(第2実施形態に係る制御処理)
図4は、第2実施形態に係る駆動装置の制御処理を示すフローチャートである。図4を用いて、第2実施形態に係る駆動装置の制御処理について説明する。
ステップS201〜ステップS203までの処理は、図4のフローチャートで述べたステップS101〜ステップS103までの処理と同じ処理であるので、説明を省略する。
ステップS204において、ECU10は、式(1)で求められた回転同期時間Δtが、回転同期最大時間を越えているか否かについて判定する。回転同期最大時間は、予め実験などによって求められ、ECU10のROMなどに記録されている。ECU10は、回転同期時間Δtが回転同期最大時間を越えていないと判定した場合には(ステップS204:No)、ステップS206の処理へ進む。一方、ECU10は、回転同期時間Δtが回転同期時間を越えていると判定した場合には(ステップS204:Yes)、ステップS205の処理へ進む。
ステップS205において、ECU10は、ステップS201で得られた情報、及び、回転同期最大時間に基づいて、式(4)、(5)を用いて、回転同期時間Δt、回転同期時のエンジントルクTeafterを求める。
ステップS206において、ECU10は、ステップS203又はステップS205で求められた回転同期時間Δt、回転同期制御中のエンジントルクTeafterで、変速制御を実施した後、本制御処理を終了する。このようにすることで、回転同期時間Δtが回転同期最大時間を越えている場合であっても、回転同期最大時間を越えることなく、かつ、第1のモータジェネレータMG1の出力可能な最大トルクを超えることなく、変速制御を行うことができる。
なお、ここで、ステップS204において、回転同期時間Δtが回転同期時間を越えている場合には、ステップS205の処理へ進めるとしているが、これに加えて、回転同期時間Δtが0以下として求められた場合であっても、ステップS205の処理へ進めるとしてもよい。回転同期時間Δtが0以下として求められた場合とは、どれだけ回転同期時間を延ばしても、第1のモータジェネレータMG1の最大トルクを超えない限り、回転数を同期させることができないような場合を示す。このようにすることで、何らかの理由により、第1のモータジェネレータMG1の最大トルクが低減してしまい、回転同期時間Δtが0以下として求められた場合であっても、回転同期最大時間を越えることなく、かつ、第1のモータジェネレータMG1の出力可能な最大トルクを超えることなく、変速制御を行うことができる。
以上に述べたことから分かるように、第2実施形態に係るハイブリッド車両の駆動方法では、回転同期時間Δtが回転同期最大時間を越える場合には、回転同期最大時間を回転同期時間とし、回転同期最大時間に基づいて、回転同期制御中のエンジントルクを算出することとする。このようにすることで、回転同期最大時間を越えることなく、かつ、第1のモータジェネレータMG1の出力可能な最大トルクを超えることなく、変速制御を行うことができる。
[変形例]
なお、上述の各実施形態では、「1速」から「2速」へと変速する例について示したが、これとは逆に、「2速」から「1速」へと変速する場合であっても、「1速+2速」の状態を経由する。このときにも、キャリア26の回転数をサンギヤ23の回転数に一致させる必要があるが、この場合についても、本発明を適用可能であるのは言うまでもない。この場合、本発明を適用することにより、第2のモータジェネレータMG2の出力可能な最大トルクを超えることなく、変速制御を行うことができる。
また、上述の各実施形態では、変速装置6におけるクラッチC1、C2の切り替えの際における回転数同期制御を行う場合について述べたが、これに限られない。例えば、上述のハイブリッド車両の駆動装置では、クラッチC3をオンにして、第1のモータジェネレータMG1のトルクをサンギヤ23に伝達する際においても、サンギヤ23の回転数をキャリア26の回転数に一致させる回転数同期制御が行われる。従って、クラッチC3の切り替えの際における回転数同期制御を行う場合についても、本発明を適用可能である。
さらには、マルチモードのハイブリッド車両の駆動装置として、図1に示す構成を示したが、これに限られるものではない。固定変速比モードでの変速の際に回転数同期制御が行われるハイブリッド車両の駆動装置であれば、他の変速装置、動力分配機構を有するものであっても本発明を適用可能である。
マルチモードタイプのハイブリッド車両の駆動機構を示す模式図である。 モータMG1、MG2、エンジンについての共線図を示している。 第1実施形態に係る制御処理のフローチャートを示す図である。 第2実施形態に係る制御処理のフローチャートを示す図である。
符号の説明
MG1、MG2 モータジェネレータ
1 エンジン
3 出力軸
6 変速装置
20 動力分配機構

Claims (2)

  1. エンジンと、
    第1及び第2のモータジェネレータと、
    前記第1のモータジェネレータの出力が伝達される第1入力軸と連結する第1回転要素と、前記エンジンと連結する第2回転要素と、前記第2モータジェネレータと連結する第3回転要素とを含む相互に差動回転可能な複数の回転要素を備えた動力分配機構と、
    車軸に繋がる出力軸と、前記第1入力軸との接続を制御する第1クラッチと、前記出力軸と、前記第3回転要素と連結する第2入力軸との接続を制御する第2クラッチとを備える固定比変速装置と、
    前記第1クラッチが前記出力軸と前記第1入力軸との接続を分離し、かつ、前記第2クラッチが前記出力軸と前記第2入力軸との接続を結合している状態と、前記第1クラッチが前記出力軸と前記第1入力軸との接続を結合し、かつ、前記第2クラッチが前記出力軸と前記第2入力軸との接続を分離している状態とを切り替える変速時において、前記第1のモータジェネレータと接続された係合要素の回転数を前記第2のモータジェネレータと接続された係合要素の回転数に同期させる回転同期制御を行う制御手段と、
    を備えるハイブリッド車両の駆動装置であって、
    前記制御手段は、前記第1のモータジェネレータに出力されるトルクを最大トルク以下として回転同期時間を算出するとともに、算出された前記回転同期時間に基づいて、回転同期制御開始直前と回転同期制御中とで前記エンジンの軸に発生するトルクが同じ大きさとなるように回転同期制御中のエンジントルクを算出し、算出された前記回転同期時間及び前記回転同期制御中のエンジントルクで変速制御を行うことを特徴とするハイブリッド車両の駆動装置。
  2. 前記制御手段は、前記回転同期時間が回転同期最大時間を越える場合には、前記回転同期最大時間を回転同期時間とし、前記回転同期最大時間に基づいて、回転同期制御中のエンジントルクを算出する請求項1に記載のハイブリッド車両の駆動装置。
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