JP4940945B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体を吐出して被記録体に画像を形成するための液体吐出装置に関し、特に、サブタンク内の液体を加圧して吐出ヘッドへ送り込むことで、吐出ヘッド内の液体を強制的に吐出させるパージ動作によるメンテナンスを行うタイプの液体吐出装置に関する。
液体吐出装置の一例として、インクジェット式の記録装置がある。該記録装置は、記録ヘッドからインクを吐出することにより、記録用紙などの被記録体に画像を形成する。インク等の吐出液体は粘性を有するため、所定時間毎またはユーザの指示等により記録ヘッドをメンテナンスする必要がある。特許文献1,2にこのメンテナンスの例が開示されている。
即ち、特許文献1には、インクタンクと記録ヘッドとをチューブで連通させ、該チューブを介してインクタンクから記録ヘッドへインクを供給する所謂チューブ方式の記録装置が開示されている。そしてこの記録装置の場合、インクタンク内のインク残量を検出するためのセンサを有し、該センサで検出されたインク残量に応じた圧力でインクを供給することによりパージ動作を実行している。
また、特許文献2には、記録ヘッドに接続されたサブタンクにメインタンクからインクを供給する所謂ステーション方式(オンデマンド方式ともいう)の記録装置が開示されている。この記録装置の場合、画像の記録に際してメインタンクからサブタンクへインクを補給したときに、記録ヘッドの吐出口をキャップで覆い、キャップ内を吸引又は加圧することによって記録ヘッド内をメンテナンスしている。
特開2001−212982号公報 特開2004−58663号公報
ところで、ステーション方式の液体吐出装置のメンテナンスでは、上記の例の他、サブタンク内を加圧することにより吐出ヘッド側へ液体を強制的に供給し、吐出ヘッドの吐出孔から液体を吐出させるパージ動作が行われる場合がある。このようなパージ動作によってメンテナンスを行う場合、サブタンク内のインク残量に依存して加圧時のサブタンクの内圧が変わってしまう。
例えば、インク残量が少ない場合(サブタンク内の余剰容積が大きい場合)には、パージ動作に必要なサブタンクの内圧を十分に上げられず、適切なメンテナンスを行えない可能性がある。一方、内圧を上げるために大型のポンプを搭載した場合には、液体吐出装置が大型化すると共にコスト高となって好ましくない。
そこで本発明は、ステーション方式の液体吐出装置において、ポンプの大型化を避けつつ、サブタンクの内圧を十分に上げたパージ動作により、適切なメンテナンスを実現することができる構成を提供することを目的とする。
本発明は上述したような事情に鑑みてなされたものであり、本発明に係る液体吐出装置は、液体を吐出して被記録体に画像を形成する吐出ヘッドと、該吐出ヘッドと共に移動して該吐出ヘッドへ供給する液体を貯蔵するサブタンクと、該サブタンクへ液体を補充する液体補充部と、前記サブタンク内の液体を加圧して前記吐出ヘッドへ送り込むことで、前記吐出ヘッド内の液体を強制的に吐出させるパージ動作を行うパージ部と、前記液体補充部および前記パージ部の動作を制御する制御部とを備え、該制御部は、前記パージ部による前記パージ動作を実行する場合に、この実行に先がけて、前記液体補充部により、前記サブタンク内の液体量が所定量を超えた量となるように液体を補充させるよう構成されており、前記パージ部は、前記サブタンクへ導入する圧縮空気を蓄えるチャージタンクを備え、前記液体補充部によって前記所定量を超えて前記サブタンクに液体が補充された後であって且つパージ前の前記サブタンクの余剰容積VSが以下の(1)式を満たすゼロ値より大きい所定値であるように前記サブタンクへ補充される液体量が定められており、前記制御部は、前記パージ動作の実行に先がけて前記サブタンクへ液体を補充する場合の液体補充の速度が、被記録体に画像を形成する場合のサブタンクへの液体補充の速度よりも大きくなるよう前記液体補充部を動作させるべく構成されていてもよい。
このような構成により、ステーション方式の液体吐出装置において、サブタンク内を加圧するパージ動作の実行前に、サブタンクへ液体を補充し、サブタンク内の液体を所定量以上にすることができる。従って、実際にパージ動作を実行するときには、大型のポンプを用いずともサブタンクの内圧を十分に上げることができ、メンテナンスの実行に適したパージ動作を実現することができる。また、パージ動作を行うにあたって必要な最低の圧力PSOをサブタンク内に付与した場合であっても、適切なメンテナンスを実現することができる。なお、最低圧力PSOとしては、サブタンクから吐出ヘッドの吐出口に至る途中に存在する気泡を排出することができる圧力が一例として挙げられる。また、補充後の前記サブタンクの余剰容積VSをゼロ値より大きい所定値とすれば、上記(1)式を満たすべくサブタンクが満タンになるまで液体を補充する必要がなく、上記(1)式を満たす範囲内で補充液体量を低減することができる。その結果、液体の補充を開始してからパージ動作を完了するまでの期間を短縮することができる。また、パージ動作の実行に先がけてサブタンクへ液体を補充する場合の液体補充の速度を、被記録体に画像を形成する場合のサブタンクへの液体補充の速度よりも大きくなるよう液体補充部を動作させれば、パージ動作によるメンテナンスを早期に完了させることができる。
Figure 0004940945
また、前記制御部は、被記録体に画像を形成する場合の前記サブタンクへの液体補充の速度が、前記吐出ヘッドの液体吐出口に形成されたメニスカスを破壊しない程度の速度となる一方、前記パージ動作の実行に先がけて前記サブタンクへ液体を補充する場合の液体補充の速度が、前記メニスカスを破壊する大きさとなるように、前記液体補充部を動作させるべく構成されていてもよい。このような構成とすることにより、被記録体に画像を形成する場合の液体補充に際しては、吐出口に形成されたメニスカスが破壊されず、液体の吐出特性を良好に維持することができる一方、パージ動作前の液体補充に際しては、加圧によってメニスカスを破壊できる程度の速度で液体を補充するため、パージ動作によるメンテナンスを早期に完了させることができる。
また、前記制御部は、前記パージ部によるパージ動作の実行後に、前記液体補充部をして再度サブタンクへ液体を補充させるべく構成されていてもよい。このような構成とすることにより、パージ動作の実行によって低減したサブタンク内の液体を補充するため、メンテナンス後の画像形成に係る処理量(スループット)の低減を防止することができる。
また、前記液体補充部と前記パージ部とは、前記被記録体の搬送経路を挟んで配設されていてもよい。このような構成とすることにより、重量バランスよくレイアウトされた液体吐出装置を実現することができる。
また、前記液体補充部と前記パージ部とは、前記被記録体の搬送経路により仕切られる2つの領域のうち一方の領域にて隣接配置されていてもよい。このような構成とすることにより、パージ動作を実行する際の吐出ヘッド及びサブタンクの位置と、該パージ動作に先がけて行う液体補充を実行する際の吐出ヘッド及びサブタンクの位置とが比較的近接する。従って、液体補充が完了してからパージ動作を開始するまでに、吐出ヘッド及びサブタンクが両位置間を移動する時間を短縮することができ、メンテナンスにかかる総時間を短縮することができる。
また、前記液体補充部が前記パージ部よりも前記搬送経路寄りに配置されていてもよい。このような構成とすることにより、メンテナンス時以外の画像形成時にも動作し、パージ部より動作頻度の高い液体補充部が搬送経路寄りになり、吐出ヘッド及びサブタンクは液体補充部へ短時間で位置することができる。従って、液体補充動作を迅速化することができ、液体吐出装置の処理能力の向上を図ることができる。
また、前記液体補充部は、前記サブタンクへ補充する液体を貯蔵するメインタンクを有し、前記制御部は、前記メインタンクを前記サブタンクに連通させ、該サブタンク内の残留液体を前記メインタンクへ一旦回収してから、該メインタンクから前記サブタンクへ液体を補充する一連の液体補充動作を行わせるよう前記液体補充部を動作させるべく構成されていてもよい。このような構成とすることにより、サブタンク内の液体残量を検出するセンサを別個に設けずとも、サブタンク内へ一定量の液体を補充することができる。従って、サブタンクの大型化・重量化、ひいては液体吐出装置の大型化・重量化を回避することができる。
また、前記液体補充部は、前記サブタンク内の液体を前記メインタンクに向けて移動させる吸引動作と、前記メインタンク内の液体を前記サブタンクに向けて移動させる加圧動作とを実行可能なポンプ手段を有していてもよい。このような構成とすることにより、このポンプ手段を動作させることによって、一連の液体補充動作を実行することができる。
また、前記制御部は、前記パージ部による前記パージ動作を実行する場合において、前回の前記サブタンクへの液体補充が行われた後に、前記吐出ヘッドからの液体の吐出が行われたときに限って、前記液体補充動作を実行させるべく構成されていてもよい。このような構成とすることにより、パージ動作を実行する場合であっても、前回の液体補充後に液体が吐出されてなければ改めて液体補充をせずに済むため、メンテナンスにおいて液体補充に要する時間分だけ所要時間を短縮することができる。
本発明に係る液体吐出装置によれば、ポンプの大型化を避けつつ、サブタンクの内圧を十分に上げたパージ動作により、適切なメンテナンスを実現することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態に係る液体吐出装置について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
[記録装置の構成]
図1は、本発明の実施形態に係る液体吐出装置を備えた記録装置1の外観構成を示す斜視図であり、本実施の形態では記録装置1として所謂複合機を図示している。図1に示すように記録装置1は、インクジェット方式によって画像を記録すべく液体吐出装置を成すプリンタ部2を、略直方体形状の筐体1aの下部に備え、且つスキャナ部3を筐体1aの上部に備えて構成された多機能装置であり、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能を有している。
記録装置1は、パーソナルコンピュータ等の外部情報機器と接続されて、該コンピュータ等から送信されたデータに基づき、被記録体としての記録用紙に画像を記録する。また、記録装置1は、デジタルカメラ等が接続されることにより、該デジタルカメラ等から出力されるデータに基づいて写真を記録用紙に記録したり、メモリカード等の各種記憶媒体が装填されることにより、該記憶媒体に記録されたデータに基づいて画像を記録用紙に記録したりすることも可能になっている。
図1に示すように記録装置1は、下部のプリンタ部(液体吐出装置)2の正面(前側)に開口4を有しており、この開口4の内側には、下側の給紙トレイ5と上側の排紙トレイ6とが2段にして設けられている。給紙トレイ5には複数枚の記録用紙が収容でき、例えば、A4サイズ以下の各種サイズの記録用紙が複数枚収容できるようになっている。
プリンタ部2の正面の右下部分には扉7が開閉自在に設けられ、該扉7の内方にはメインタンク搭載部8(図3参照)が設けられている。従って、扉7が開かれるとメインタンク搭載部8が正面側に露出し、メインタンク(インクカートリッジ)9(図3参照)が着脱可能になる。メインタンク搭載部8は、使用されるインク色に対応した収容室が備えられている。本プリンタ部2では、5色のカラーインク、すなわち、染料インクであるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、フォトブラック(PBk)と、顔料インクであるブラック(Bk)とが使用される。したがって、メインタンク搭載部8には5つの収容室が区画されており、各収容室に、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、フォトブラック(PBk)、ブラック(Bk)の各色インクを貯留するメインタンク9が収容される。
記録装置1の上部に設けられたスキャナ部3は、所謂フラットベッドスキャナとして構成されている。即ち、図1に示されるように記録装置1の上面には、該記録装置1の天板として開閉自在に設けられた原稿カバー10が備えられている。そして、原稿カバー10の下側に、原稿が載置されるプラテンガラスや原稿の画像を読み取るイメージセンサなどが配設されている。
記録装置1の正面上部には、プリンタ部2やスキャナ部3を操作するための操作パネル11が設けられている。操作パネル11は、各種操作ボタンや液晶ディスプレイから構成されており、記録装置1は、ユーザによる操作パネル11の操作の結果、該操作パネル11から出力される指示に基づいて動作可能になっている。また、記録装置1が外部のコンピュータに接続されている場合には、該コンピュータからプリンタドライバ又はスキャナドライバを介して送信される指示に基づいても記録装置1は動作する。
記録装置1の正面の左上部分にはスロット部12が設けられている。スロット部12には、記憶媒体である各種小型メモリカードが装填可能であり、操作パネル11において所定の操作を行うことにより、スロット部12に装填された小型メモリカードに記憶されたデータが読み出し可能となっている。読み出されたデータは、操作パネル11の液晶ディスプレイに表示させることも可能であり、この表示に基づいて任意に選択された画像をプリンタ部2により記録用紙に記録させることができる。
図2は、プリンタ部2の構成を示す模式的断面図である。図2に示すように、記録装置1の底部近傍には給紙トレイ5が設けられており、該給紙トレイ5の上方にはプラテン18が設けられている。このプラテン18の更に上方には、後に詳述するが記録ヘッド(吐出ヘッド)20及びサブタンク21等がキャリッジ19に搭載されて成る画像記録ユニット22が設けられている。また、給紙トレイ5の奥側部分からは用紙搬送経路23が延設されている。該用紙搬送経路23は、給紙トレイ5の奥側部分から上方へ向かい更に正面側へ向かうように湾曲した湾曲パス24と、該湾曲パス24の終点から前方へ延びるストレートパス25とから成り、画像記録ユニット22の配設箇所以外の部分では、所定間隔で対向する外側ガイド面と内側ガイド面とで構成されている。
給紙トレイ5の直上には、該給紙トレイ5内の記録用紙を用紙搬送経路23へ供給する給紙ローラ26が設けられている。また、用紙搬送経路23における湾曲パス24の下流部分近傍には、搬送ローラ27及びピンチローラ28から成る一対の搬送ローラ対29が、両ローラ27,28によって用紙搬送経路23を上下から挟むようにして設けられている。更に、用紙搬送経路23におけるストレートパス25の下流部分近傍には、排紙ローラ30及びピンチローラ31から成る一対の排紙ローラ対32が、両ローラ30,31によって用紙搬送経路23を上下から挟むようにして設けられている。上述した記録ヘッド20とプラテン18とは、搬送ローラ対29と排紙ローラ対32との間にて、ストレートパス25を上下から挟むようにして設けられている。
従って、給紙トレイ5内の記録用紙は、給紙ローラ26によって用紙搬送経路23へ供給され、続いて搬送ローラ対29によって用紙搬送経路23上を湾曲パス24からストレートパス25へと搬送される。ストレートパス25に到達した記録用紙は、ここで記録ヘッド20から吐出するインクにより画像が記録され、記録が完了すると排紙ローラ対32によってストレートパス25から排出されて排紙トレイ6(図1参照)へ収容されるようになっている。
また、記録装置1は記録用紙への画像の記録の他、後述するようにサブタンク21へのインク補充処理や、記録ヘッド20のメンテナンス処理などを実行可能になっている。そして、画像記録ユニット22の前方には、後述するインク補充部(液体補充部)88が設けられている。
図3は、プリンタ部2の主要構成を示す平面図であり、画像記録ユニット22がインクを補充するための所定のポジション(インク補充ポジション50)に位置している状態を実線で、画像記録ユニット22がメンテナンスをするための所定のポジション(パージポジション51)に位置している状態を二点鎖線で示している。図3に示すように、用紙搬送経路23のストレートパス25の上方には、左右(記録用紙の搬送方向に直交する方向)に長寸の平板状を成す一対のガイドレール38,39が配置されている。これらガイドレール38,39は、前後方向(記録用紙の搬送方向)に所定距離を隔てて、ガイドレール38がガイドレール39の後方に位置するようにして設けられている。これらのガイドレール38,39は、記録装置1(図1参照)の筐体1a内に設けられて、プリンタ部2を構成する各構成要素を支持するフレームの一部をなしている。ガイドレール38,39には、画像記録ユニット22を構成するキャリッジ19が、ガイドレール38,39の延設方向(左右方向)に往復して摺動可能に支持されている。
図3に示すように、ガイドレール39の上面には、ベルト駆動機構40が配設されている。ベルト駆動機構40は、用紙搬送経路23の幅方向の両端付近にそれぞれ設けられた駆動プーリ(図示せず)と従動プーリ43との間に、内側に歯が設けられた無端環状のタイミングベルト44が張架されて構成されている。駆動プーリ42の軸にはキャリッジモータ45が連結されており、該キャリッジモータ45から駆動力が入力されることで駆動プーリが回転される。この回転を受けて、タイミングベルト44が駆動プーリと従動プーリ43との間で周回運動する。
キャリッジ19は、その底部においてタイミングベルト44に固着されているため、タイミングベルト44の周回運動に従ってガイドレール38,39上を左右へ往復移動する。また、キャリッジ19には記録ヘッド20及びサブタンク21が搭載されているため(図2参照)、キャリッジ19の移動と共に記録ヘッド20は左右方向たる主走査方向に往復移動することとなる。
図3に示すように、平面視でガイドレール38,39の左端近傍はインク補充ポジション50となっており、該インク補充ポジション50にはメインタンク9がメインタンク搭載部8に装填された状態で配置されている。そして、ガイドレール38,39に沿って移動するキャリッジ19がこのインク補充ポジション50に位置すると(図3の状態)、後述するようにメインタンク9からサブタンク21へのインク補充処理が実行可能となっている。また、平面視でガイドレール38,39の右端近傍、即ち、用紙搬送経路23を挟んでインク補充ポジション50の反対側は、パージポジション51となっており、該パージポジション51にはメンテナンス機構(パージ部)55が配設されている。従って、キャリッジ19がこのパージポジション51に位置すると(図3にて二点鎖線で示す状態)、後述するようにメンテナンス機構55によって記録ヘッド20がパージ処理され、インク流路のメンテナンスが実行可能となっている。
[画像記録ユニット及びインク補充部の構成]
次に、画像記録ユニット22及びインク補充部88の構成について説明する。図4は、主として画像記録ユニット22及びインク補充部88の構成を示す断面図であり、図3に示すプリンタ部2の一部を切断線IV−IVによって切断したときの構成を示している。
図4に示すように画像記録ユニット22は、矩形筐体を成すキャリッジ19に記録ヘッド20及びサブタンク21等が搭載されて構成されている。記録ヘッド20は複数のプレート(図示せず)が積層されて成り、内部にインク流路(図示せず)が形成され、該インク流路の下流側開口がインクを吐出するノズル孔20aを成している。
サブタンク21は左右方向寸法が前後方向寸法に比して小さい直方体形状を成し、各色に1つずつ合計5つ用意されている。図4に示すようにサブタンク21は所定容量のサブインク室21Aを有し、内底部の前側部分に設けられた第1連通口61と、内底部の後側部分に設けられた第2連通口62とを有している。サブタンク21は、第2連通口62を介して記録ヘッド20が有するインク流路の上流側開口に連通しており、サブインク室21A内のインクを記録ヘッド20へ供給可能となっている。
また、サブインク室21Aの前方には、インク補充時に該サブインク室21Aとメインタンク9のメインインク室9Aとを連通させるリフィルポート弁64が設けられている。より詳しくは、第1連通口61の前方に、該第1連通口61を介してサブインク室21Aと連通するリフィル室63が設けられ、該リフィル室63の下部には外部と連通するリフィルポート63Aが形成されている。そして、リフィルポート弁64は、リフィル室63内に収容されており、リフィルポート63Aに挿通されて上下動可能な弁体64Aと、リフィルポート63Aを閉じる方向(図4における下方)へ向けて弁体64Aを付勢するコイルスプリング64Bと、シール部材64Cとから構成されている。このリフィルポート弁64は、弁体64Aに外力が働かない状態ではコイルスプリング64Bの付勢力によりリフィルポート63Aを閉ざす一方、弁体64Aを上方(リフィル室63の内側)へ移動させるよう外力を付与すると、リフィルポート63Aを開放して外部とサブインク室21Aとを連通させる。
また、サブタンク21の前部には圧力調整部70が設けられている。この圧力調整部70は、サブタンク21の上側壁部の上面に形成されたラビリンス構造65を介してサブインク室21Aに連通する負圧調整室71と、該負圧調整室71の上方に位置する正圧調整室72とを有している。また圧力調整部70は、パージ時に負圧調整室71を介して外部とサブインク室21Aとを連通する負圧調整弁73と、正圧調整室72及び負圧調整室71を介して外部とサブインク室21Aとを連通す正圧調整弁74とを有している。負圧調整弁73は、リフィルポート弁64と同様の構成を有しており、負圧調整室71と外部とを連通する連通孔71Aに挿通されて上下動可能な弁体73Aと、連通孔71Aを閉じる方向へ弁体73Aを付勢するコイルスプリング73Bと、シール部材73Cとから構成されている。そして、この負圧調整弁73は、弁体73Aに外力が働かない状態ではコイルスプリング73Bの付勢力により連通孔71Aを閉ざす一方、弁体73Aを上方(負圧調整室71の内側)へ移動させるよう外力を付与すると、連通孔71Aを開放して外部と負圧調整室71とを連通させる。
一方、メインタンク9はインク補充部88を構成するものであり、図3に示すように左右方向寸法が前後方向寸法に比して小さい直方体形状を成し、各色に1つずつ合計5つ用意されている。また、図4に示すように、メインタンク9は所定容量のメインインク室9Aを有し、底部近傍にはこのメインインク室9Aに連通するインク供給口80が設けられ、上部には正圧調整弁81とポンプ82とが設けられている。
この正圧調整弁81は弁体81Aとこれを付勢するコイルスプリング81Bとを有し、メインインク室9Aの内圧を所定の正圧値以下に維持する。即ち、メインインク室9Aの内圧が所定の正圧値以下の状態ではメインインク室9Aと外部とを遮断し、内圧が所定の正圧値を超えると、メインインク室9Aと外部とを連通させる。また、正圧調整弁81が有する弁体81Aの端面からは、長寸棒状のプッシュロッド81Cが後方へ向かってポンプ82側へ延設されている。
ポンプ82は、後述するようにサブインク室21Aへのインク補充およびサブインク室21Aからのインク回収のため、メインインク室9Aの容積を変更するものであり、シリンダ83と、該シリンダ83内に収容された長寸棒状のピストン84と、該ピストン84を駆動するピニオンギヤ85とから構成されている。より詳しくは、ポンプ82を構成するピストン84は、その上部に形成されたラックギヤ84Aと、先端に設けられたピストンクラウン84Bとから構成されている。
ラックギヤ84Aはピニオンギヤ85と噛合し、ピストン84はピニオンギヤ85の回転駆動に伴ってシリンダ83内を前後方向へ往復動する。その際、ピストンクラウン84Bは、シリンダ83の内壁面に気密的に摺接しながら往復動する。また、シリンダ83の一端側の壁部には小径の孔が形成されており、正圧調整弁81が有するプッシュロッド81Cはこの孔を貫通してシリンダ83内まで延びている。従って、ピストン84が前方へ移動すると、ピストンクラウン84Bがプッシュロッド81Cを介して弁体81Aを前方へ押動し、正圧調整弁81は開放される。
メインタンク9の底部近傍に設けられたインク供給口80は、メインタンク9外に配設されたチューブ86を介し、サブタンク21に設けられたリフィルポート弁64にジョイントされるジョイント弁87が取り付けられている。このジョイント弁87は、上下方向へ可動な弁体87A、及び該弁体87Aを上方へ付勢するコイルスプリング87B等から構成されている。そしてジョイント弁87は、弁体87Aに外力が働いていない状態ではコイルスプリング87Bの付勢力により閉じられ、弁体87Aに下方向きの外力が働いてコイルスプリング87Bの付勢力に抗って弁体87Aが下方へ移動すると、メインインク室9Aはチューブ86及びジョイント弁87を通じて外部と連通する。
このようなジョイント弁87は、昇降機構104によって上下動されるようになっている。従って、画像記録ユニット22がインク補充ポジション50に位置するときに、この昇降機構104によりジョイント弁87を上昇させると、ジョイント弁87の弁体87Aとリフィルポート弁64の弁体64Aとが互いに押動し合い、両弁64,87は共に開放される。その結果、メインタンク9のメインインク室9Aとサブタンク21のサブインク室21Aとは、弁64,87を介して互いに連通する。
本実施の形態では、上述した構成のうち、メインインク室9A及びポンプ82等を備えるメインタンク9、チューブ86、ジョイント弁87、昇降機構104、ポンプ82と噛合するピニオンギヤ85、及び該ピニオンギヤ85を駆動するためのピニオンギヤ駆動回路105(図5参照)等により、インク補充部88が構成されている。
[メンテナンス機構の構成]
図5は、画像記録ユニット22がパージポジション51に位置している状態のプリンタ部2の一部を、図3に示す切断線V−Vによって切断したときの断面図であり、主にメンテナンス機構55と画像記録ユニット22との断面構成を示している。図5に示すように、画像記録ユニット22がパージポジション51に位置しているとき、負圧調整弁73の下方にはメンテナンス機構55が配設されている。
該メンテナンス機構55は、圧縮空気を供給すべくチャージタンク110aを有する加圧ポンプ110、該加圧ポンプ110からの圧縮空気を導出する可撓性チューブ111、該可撓性チューブ111の先端に連結された気体導入部材112、該気体導入部材112に下方から当接する偏心カム113、該偏心カム113を回転駆動させるモータ114、及び、気体導入部材112を上下方向へスライド可能に支持するよう定置されたガイド115を備えている。
気体導入部材112は、上下動可能であって上方に位置しているときに画像記録ユニット22の負圧調整弁73の弁体73Aを押動し、加圧ポンプ110と負圧調整室71とを連通させるものである。この気体導入部材112は、偏心カム113に下面が接して設けられた当接部112aと、該当接部112aに支持される連通部材112bとを有している。この連通部材112bは、可撓性チューブ111の先端部が接続されると共に、ガイド115の内周面に接触してこれにより案内されて昇降自在となっている。また、連通部材112bは、可撓性チューブ111と連通する内部通路112cを有し、該内部通路112cの上部開口の周縁部には円環形のシール部材112dが取り付けられている。
[記録装置の機能説明]
図6は、上述したような構成の記録装置1が有する機能を説明するためのブロック図である。図6に示すように、記録装置1は制御部100を備え、該制御部100は図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random-Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、及び入出力インタフェース等から構成されている。制御部100には、既に説明したスキャナ部3、操作パネル11、及びスロット部12(図1参照)が接続されている。また制御部100には、搬送機構駆動回路101、記録ヘッド駆動回路102、キャリッジ駆動回路103、昇降機構104、及びピニオンギヤ駆動回路105が接続されており、このうち昇降機構104及びピニオンギヤ駆動回路105はインク補充部88を構成している。更に制御部100には、加圧ポンプ110とモータ114とが接続されており、これらはメンテナンス機構55を構成している。制御部100に接続されたこれらの各モジュールは、制御部100からの指示信号に基づき、以下に説明するような動作を実行する。
搬送機構駆動回路101は、図示しないモータを駆動して該モータの出力軸に接続された搬送ローラ対29及び排紙ローラ対32(図2も参照)を回転させ、用紙搬送経路23に沿って記録用紙を搬送させる。記録ヘッド駆動回路102は、制御部100からの信号に基づいて決定されるインク量及び吐出タイミングで、記録ヘッド20から記録用紙へ向けてインクを吐出させる。また、制御部100は、記録ヘッド駆動回路102へ出力した上述したような指示信号に基づき、各色のインクの吐出量の累積値を算出し、サブタンク21のインク残量を算出する。
キャリッジ駆動回路103は、キャリッジモータ45(図3参照)に接続されており、該キャリッジモータ45を回転駆動させることによってキャリッジ19を左右方向へ移動させる。昇降機構104は、制御部100からの信号に基づいて駆動し、ジョイント弁87を昇降動させる。また、ピニオンギヤ駆動回路105は、図示しないモータを駆動して該モータの出力軸に接続されたピニオンギヤ85を回転させ、ポンプ82を駆動してメインインク室9Aの容積を変更する。
メンテナンス機構55が有するモータ114は、制御部100からの信号に基づいて回転駆動し、これによって偏心カム113を公転させ、気体導入部材112を昇降動作させる。また、メンテナンス機構55が有する加圧ポンプ110は、制御部100からの信号に基づいて駆動し、可撓性チューブ111及び気体導入部材112を通じて圧縮空気を導出する。
更に制御部100は、外部情報機器としてのパーソナルコンピュータ(PC:以下、「コンピュータ」と略称する)106に接続されている。そして、コンピュータ106又は操作パネル11からの信号に基づいて指示信号を出力するようになっている。
次に、上述したような記録装置1の動作について説明する。
[インク補充処理]
はじめに、画像を記録する際の、メインタンク9からサブタンク21へのインク補充処理に係る動作について説明する。記録装置1は、サブタンク21のサブインク室21A内のインク残量が所定の閾値以下に減ると制御部100によりインク補充部88を駆動し、インク補充処理を実行するが、本実施の形態に係る記録装置1はステーション供給方式を採用しており、この処理の実行に際して、サブタンク21からメインタンク9へ残留インクを一旦回収し、その後、メインタンク9からサブタンク21へインクを補充するという下記に詳説する一連のインク補充動作を行う。
図7は、インク補充処理に係る記録装置1の動作を説明するためのフローチャートである。図8は、インク補充処理中の画像記録ユニット22及びインク補充部88の状態変化を示す模式図であり、(a)はインク補充前のメインタンク9とサブタンク21とを連通した状態、(b)はサブタンク21からインクを一旦回収した状態、(c)はサブタンク21へインクを補充した状態を夫々示している。なお、既に示した図4は、インク補充前であってメインタンク9とサブタンク21とを連通させていない状態が示されている。
図7に示すように記録装置1は、記録用紙への画像の記録を行い(ステップ1)、1枚分の記録が完了した時点で(ステップ2)、サブタンク21内のインク残量が所定の閾値以下になったか否かを判断する(ステップ3)。インク残量が閾値を超える値であれば(ステップ3:NO)ステップ1に戻って次の記録用紙への記録を行い、インク残量が閾値以下であると判断した場合は(ステップ3:YES)、キャリッジモータ45(図5参照)を駆動してキャリッジ19をインク補充ポジション50に位置させる(ステップ4)。このときメインタンク9とサブタンク21とは、図4に示す位置関係となっている。
次に、インク補充部88を駆動してメインタンク9とサブタンク21とをジョイントする。即ち、昇降機構104を駆動してジョイント弁87を上昇させ、図8(a)に示すように該ジョイント弁87及びリフィルポート弁64を介してサブインク室21Aとメインインク室9Aとを連通させる(ステップ5)。
両インク室9A,21Aが連通すると、ピニオンギヤ85を回転させてピストン84を後方へ移動させ、メインインク室9A内を負圧にすることにより、図8(b)に示すようにサブインク室21A内の残留インクをメインインク室9Aへ一旦回収する吸引動作を行なう(ステップ6)。回収処理の完了後、ピニオンギヤ85を逆回転させてピストン84を前方へ移動させ、メインインク室9A内を正圧とすることにより、図8(c)に示すようにメインインク室9Aからサブインク室21Aへインクを補充する加圧動作を行なう(ステップ7)。そして、ピニオンギヤ85を所定角度(回転数)だけ回転させることによりインクの補充が完了すると、ステップ1に戻って次の記録用紙への記録を再開する。
このように、本実施の形態に係る記録装置1のインク補充処理においては、サブインク室21A内の残留インクを一旦回収するため、メインインク室9Aからのインクの補充時には、サブインク室21A内の空き容量が常に略一定となる。従って、サブタンク21にインク量を検出するためのセンサを設けなくても、サブインク室21Aの最大容量まで精度よくインクを補充することができる。
[パージ処理]
次に、メンテナンス時に実行されるパージ処理に係る動作について説明する。図9は、パージ処理に係る動作を説明するための模式的な図面であり、(a)は加圧ポンプ110と負圧調整室71とが非連通状態のときの構成、(b)は両者が連通状態のときの構成、(c)は両者が連通状態で圧縮空気が加圧ポンプ110から導入されているときの構成を夫々示している。なお、図9におけるメンテナンス機構55は、図示の便宜上、気体導入部材112が有する連通部材112b及びシール部材112dのみを示している。
メンテナンス機構55は、画像記録ユニット22がパージポジション51(図3参照)に位置する状態で、制御部100からの信号に基づき下記のように動作する。即ち、画像記録ユニット22がパージポジション51に位置すると、負圧調整室71の下部に設けられた連通孔71Aが、気体導入部材112の連通部材112bに対向配置される(図9(a))。ここで、図5に示すモータ114が駆動して偏心カム113がモータ114の出力軸回りに公転すると、偏心カム113によって気体導入部材112が押し上げられる。これに伴って、気体導入部材112の連通部材112bは、負圧調整弁73の弁体73Aを、コイルスプリング73Bの付勢力に抗って上方へ押動し、負圧調整室71と外部とが連通孔71Aを介して連通される。
気体導入部材112が最も上方まで押し上げられると、負圧調整弁73の弁体73Aにより負圧調整室71と正圧調整室72との間は遮断されることとなり、一方、気体導入部材112の連通部材112bの上端に取り付けられた円環形のシール部材112dが、負圧調整室71の底部外面に、連通孔71Aを内方に位置するようにして気密に当接する(図9(b))。このとき、連通部材112bの内部通路112cと負圧調整室71とが連通し、その結果、図5に示す加圧ポンプ110、可撓性チューブ111、連通部材112bの内部通路112c、負圧調整室71、及びサブタンク21のサブインク室21Aが、互いに連通状態となる。そして、加圧ポンプ110からサブインク室21Aへ、所定の圧力で圧縮空気が導入され、サブインク室21A内のインクが記録ヘッド20へ強制的に供給される(図9(c))。これにより、記録ヘッド20のインク流路に残留していたインクがノズル孔20aから強制排出され、記録ヘッド20のパージが完了する。
[メンテナンス処理]
上述したような記録装置1における記録ヘッド20のメンテナンス処理について説明する。図10は、該メンテナンス処理を説明するためのフローチャートである。図10に示すように、メンテナンス処理に際して制御部100は、前回のメンテナンス実行時からの経過時間、または操作パネル11を操作したユーザからの指示に基づき、メンテナンスを実行すべきタイミングにあると判断すると(ステップ10)、サブインク室21A内のインク残量を取得し(ステップ11)、この値が所定の閾値V1以下であるか否かを判断する(ステップ12)。ここで、インク残量については、サブインク室21Aの容量から、前回のメンテナンス時以降のインク吐出累積量を差し引くことによって取得することができるが、サブタンク21に残量検出センサを別途設けた場合には、このセンサからの出力信号に基づいて取得することもできる。
ステップ12にて、インク残量が閾値V1以下であると判断した場合には(ステップ12:YES)、サブインク室21A内の余剰容積VSが大きい状態である。従って、このままでパージ処理を実行すると、適切なパージ処理の実行に必要となるサブタンク21内の最低圧力PSOを確保できない可能性がある。そこで、キャリッジモータ45を駆動してキャリッジ19をインク補充ポジション50に位置させ、図7を用いて既に説明したインク補充処理を実行する(ステップ13)。そして、このインク補充処理の間に、加圧ポンプ110を駆動してチャージタンク110aの内圧(チャージ圧)を所定の圧力PCにまで昇圧する(ステップ14)。
サブタンク21内のインク量が所定値V1を越えた量となってインク補充処理が完了すると(ステップ15)、キャリッジモータ45を駆動してキャリッジ19をパージポジション51に位置させ、図9を用いて既に説明したパージ処理を実行する(ステップ17)。
一方、ステップ12にて、インク残量が閾値V1を越えていると判断した場合には(ステップ12:NO)、サブインク室21A内の余剰容積VSが小さく、適切なパージ処理の実行に必要となるサブタンク21内の最低圧力PSOを確保できる状態となっている。そこで、インク補充処理(ステップ13)をすることなく、加圧ポンプ110を駆動してチャージタンク110aの内圧を圧力PCにまで昇圧し(ステップ16)、パージ処理を実行する(ステップ17)。
更に、本実施の形態に係る記録装置1の場合、ステップ17でのパージ処理が完了すると、当該処理で消費したインクを補充するため、キャリッジ19をインク補充ポジション50に位置させ、図7を用いて既に説明したインク補充処理を実行する(ステップ18)。これにより、メンテナンス処理後の画像形成に係る処理量(スループット)の低減を防止することができる。そして、このインク補充処理の完了(ステップ19)により、一連のメンテナンス処理が完了する。
以上に説明したように、記録装置1のメンテナンス処理においては、サブタンク21内のインク残量が所定値V1以下である場合には、パージ処理に先がけてインク補充処理を実行する。これにより、サブタンク21内の余剰容積VSを小さくし、加圧ポンプ110から圧縮空気を導入してパージを実行したときに、適切なパージ処理を実行可能とさせるサブタンク21内の最低圧力PSOを確保できるようになっている。
そのため、ステップ13でのインク補充量については、補充処理完了後のサブタンク21内の余剰容積VSが、下記の(1)式
Figure 0004940945
を満たすような値と定めることができる。
(1)式中、PCは、チャージタンク110a内の気体のチャージ圧であり、即ち、パージ処理による気体導入開始時のチャージタンク110aの内圧である。PSOは、既に説明したように、適切なパージ処理を実行するのに必要なサブタンク21内の最低圧力であり、より詳しくは、加圧ポンプ110からの気体導入が完了してチャージタンク110aとサブインク室21Aとの内部圧力が平衡状態となったときのサブインク室21Aの内圧である。また、PO,VCは、それぞれ大気圧とチャージタンク110aの容積とを意味している。
なお、上記(1)式は、チャージタンク110aとサブインク室21Aとの内部圧力が平衡状態となったときのサブインク室21Aの内圧をPSとしたときに、パージ前後の圧力と容積との関係に着目した[PCC+POS=PS(VC+VS)]という条件と、サブインク室21Aの内圧PSについての[PS≧PSO]という条件に基づいて算出される。
また、ステップ13でのインク補充後の余剰容積VSは、ゼロ以上の値であればよい。即ち、パージ処理前のインク補充処理では、必ずしもサブタンク21内を満タンまでインクを充填する必要はなく、上記(1)式を満たす範囲で可及的少なくインクを補充してもよい。そうすることにより、インク補充処理に要する時間を短縮することができ、メンテナンス動作を早期に完了することができる。
また、ステップ12にて事前のインク補充の要否判断の基準とするインク残量についての閾値V1は、パージ時のサブタンク21内に圧力PSOを確保可能とするインク残量と定めることができ、サブタンク21のサブインク室21Aの容積をV2とすると、[V1=V2−VS]と定義される。
また、図10を用いた上記説明では、ステップ12においてインク残量と閾値V1とを比較することによりインク補充の要否を判断しているが、判断基準はこれに限られない。例えば、前回サブタンク21へインクが補充された後、1度も記録ヘッド20からインクを吐出していない場合には、パージ処理前のインク補充処理は不要と判断することができる。従って、図10のフローチャートに沿って説明すると、メンテナンス実行タイミングと判断(ステップ10)した後、制御部100が過去のインク吐出に関する履歴(RAM等に記録されている)を検索することにより、前回のサブタンク21へのインク補充後にインク吐出がされていないことが判明した場合には、ステップ11,12の動作をスキップし、チャージタンク110aの昇圧(ステップ16)及びパージ処理(ステップ17)へと直接移行すればよい。
本実施の形態に係る記録装置1では、画像形成時のインク補充速度SP1と、パージ前のインク補充速度SP2とを異なる値に設定している。具体的には、サブタンク21へインクを補充するとき、記録ヘッド20内の残留インクがノズル孔20aから若干吐出される場合がある。そして、画像形成時のインク補充、即ち、複数枚の記録用紙に連続して画像を形成する途中でサブタンク21内のインクが不足し次の記録用紙へ画像を形成するためにインクを補充する場合は、記録ヘッド20のノズル孔20aに存在するインクの状態を、画像形成に適した状態(メニスカス)のまま維持する必要がある。一方、パージ前のインク補充では、後のパージ処理によって新たなメニスカスが形成されることとなるため、インク補充によってメニスカスが破壊されても不都合は生じない。
従って、記録装置1では、画像形成時のインク補充ではメニスカスが破壊されない程度の速度SP1に抑え、パージ前のインク補充では速度SP1より大きくメニスカスが破壊される程度の速度SP2にし、パージ前のインク補充処理を早期に完了できるようにしている。また、上述したインク補充後のサブタンク21の余剰容積VSやチャージタンク110aのチャージ圧VCは、このようなインク補充速度SP2を達成できることを1つの条件として定められている。
ところで、上述した説明では用紙搬送経路23の左右に、インク補充ポジション50とパージポジション51とが分かれて配設された構成(図3参照)を示したが、メンテナンス時にインク補充処理とパージ処理とを連続的に実行する本実施の形態に係る記録装置1の場合、次のように異なる構成を採用することもできる。
図11は、インク補充ポジション50とパージポジション51との異なる配置形態を示す模式図である。図11に示す構成では、用紙搬送経路23(主に、ストレートパス25)によって仕切られる2つの領域A1,A2のうち、一方の領域A1にて、インク補充ポジション50とパージポジション51とが隣接配置されている。このような構成により、メンテナンス時に連続的に実行されるインク補充処理(図10のステップ13,18)とパージ処理(図10のステップ17)との間において、キャリッジ19の移動距離が小さくなり、移動時間を短縮することができる。
また、図11に示す構成では、インク補充ポジション50の方がパージポジション51よりも用紙搬送経路23に近接するように配設されている。このような構成により、画像形成時のキャリッジ19は、用紙搬送経路23上からインク補充ポジション50まで早期に移動することができ、画像形成時の実行頻度がより高いインク補充処理を早期に完了することができる。
本発明は、ポンプの大型化を避けつつ、サブタンクの内圧を十分に上げたパージ動作により、適切なメンテナンスを実現することができる液体吐出装置に適用することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る液体吐出装置を備えた記録装置の外観構成を示す斜視図である。 図1に示す記録装置が備えるプリンタ部(液体吐出装置)の構成を示す模式的断面図である。 図2に示すプリンタ部の主要構成を示す平面図であり、画像記録ユニットがインクを補充するための所定のポジション(インク補充ポジション)に位置している状態を実線で、画像記録ユニットがメンテナンスをするための所定のポジション(パージポジション)に位置している状態を二点鎖線で示している。 主として画像記録ユニット及びメインタンクの構成を示す断面図であり、図3に示すプリンタ部の一部を切断線IV−IVによって切断したときの構成を示している。 画像記録ユニットがパージポジションに位置している状態のプリンタ部の一部を、図3に示す切断線V−Vによって切断したときの断面図であり、主にメンテナンス機構(パージ部)と画像記録ユニットとの断面構成を示している。 図1に示す記録装置が有する機能を説明するためのブロック図である。 インク補充処理に係る記録装置の動作を説明するためのフローチャートである。 インク補充処理中の画像記録ユニット及びインク補充部の状態変化を示す模式図であり、(a)はインク補充前のカートリッジとサブタンクとを連通した状態、(b)はサブタンクからインクを一旦回収した状態、(c)はサブタンクへインクを補充した状態を夫々示している。 パージ処理に係る動作を説明するための模式的な図面であり、(a)は加圧ポンプと負圧調整室とが非連通状態のときの構成、(b)は両者が連通状態のときの構成、(c)は両者が連通状態で圧縮空気が加圧ポンプから導入されているときの構成を夫々示している。 記録装置において実行されるメンテナンス処理を説明するためのフローチャートである。 インク補充ポジションとパージポジションとの異なる配置形態を示す模式図である。
符号の説明
1 記録装置
2 プリンタ部
9 メインタンク
9A メインインク室
19 キャリッジ
20 記録ヘッド
20a ノズル孔
21 サブタンク
21A サブインク室
22 画像記録ユニット
40 ベルト駆動機構
51 パージポジション
55 メンテナンス機構
61 第1連通口
62 第2連通口
63 リフィル室
63A リフィルポート
73 負圧調整弁
87 ジョイント弁
88 インク補充部
100 制御部
104 昇降機構
110 加圧ポンプ
110a チャージタンク

Claims (9)

  1. 液体を吐出して被記録体に画像を形成する吐出ヘッドと、該吐出ヘッドと共に移動して該吐出ヘッドへ供給する液体を貯蔵するサブタンクと、該サブタンクへ液体を補充する液体補充部と、前記サブタンク内の液体を加圧して前記吐出ヘッドへ送り込むことで、前記吐出ヘッド内の液体を強制的に吐出させるパージ動作を行うパージ部と、前記液体補充部および前記パージ部の動作を制御する制御部とを備え、
    該制御部は、前記パージ部による前記パージ動作を実行する場合に、この実行に先がけて、前記液体補充部により、前記サブタンク内の液体量が所定量を超えた量となるように液体を補充させるよう構成されており、
    前記パージ部は、前記サブタンクへ導入する圧縮空気を蓄えるチャージタンクを備え、前記液体補充部によって前記所定量を超えて前記サブタンクに液体が補充された後であって且つパージ前の前記サブタンクの余剰容積VSが以下の(1)式
    Figure 0004940945
    を満たすゼロ値より大きい所定値であるように前記サブタンクへ補充される液体量が定められており、
    前記制御部は、前記パージ動作の実行に先がけて前記サブタンクへ液体を補充する場合の液体補充の速度が、被記録体に画像を形成する場合のサブタンクへの液体補充の速度よりも大きくなるよう前記液体補充部を動作させるべく構成されていることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記制御部は、被記録体に画像を形成する場合の前記サブタンクへの液体補充の速度が、前記吐出ヘッドの液体吐出口に形成されたメニスカスを破壊しない程度の速度となる一方、前記パージ動作の実行に先がけて前記サブタンクへ液体を補充する場合の液体補充の速度が、前記メニスカスを破壊する大きさとなるように、前記液体補充部を動作させるべく構成されていることを特徴とする請求項に記載の液体吐出装置。
  3. 前記制御部は、前記パージ部によるパージ動作の実行後に、前記液体補充部をして再度サブタンクへ液体を補充させるべく構成されていることを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の液体吐出装置。
  4. 前記液体補充部と前記パージ部とは、前記被記録体の搬送経路を挟んで配設されていることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の液体吐出装置。
  5. 前記液体補充部と前記パージ部とは、前記被記録体の搬送経路により仕切られる2つの領域のうち一方の領域にて隣接配置されていることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の液体吐出装置。
  6. 前記液体補充部が前記パージ部よりも前記搬送経路寄りに配置されていることを特徴とする請求項に記載の液体吐出装置。
  7. 前記液体補充部は、前記サブタンクへ補充する液体を貯蔵するメインタンクを有し、
    前記制御部は、前記メインタンクを前記サブタンクに連通させ、該サブタンク内の残留液体を前記メインタンクへ一旦回収してから、該メインタンクから前記サブタンクへ液体を補充する一連の液体補充動作を行わせるよう前記液体補充部を動作させるべく構成されていることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の液体吐出装置。
  8. 前記液体補充部は、前記サブタンク内の液体を前記メインタンクに向けて移動させる吸引動作と、前記メインタンク内の液体を前記サブタンクに向けて移動させる加圧動作とを実行可能なポンプ手段を有していることを特徴とする請求項に記載の液体吐出装置。
  9. 前記制御部は、前記パージ部による前記パージ動作を実行する場合において、前回の前記サブタンクへの液体補充が行われた後に、前記吐出ヘッドからの液体の吐出が行われたときに限って、前記液体補充動作を実行させるべく構成されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の液体吐出装置。
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