JP2006326855A - インクジェット方式画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サブタンクと印字ヘッドの配置位置に関係無く、印字ヘッド内のインクに作用する圧力を適正な範囲内に保てるインクジェット方式画像形成装置を提供する。
【解決手段】サブタンク80内の上部には、空気が満たされた円形の空間82が形成されている。インクは、サブタンク80内の下部に満たされている。空間82は、サブタンク80の上壁80aと円形の内壁88で囲まれており、この囲まれた部分(空間82)にターボ式の空気ファン85が配置されている。サブタンク80の上壁80aには、空間82を大気に連通させる(空間82と外部をつなぐ)大気連通管84aが取り付けられている。この大気連通管84aには、大気連通管84aを開閉する大気開放バルブ84が取り付けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、印字ヘッドから記録媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェット方式画像形成装置に関する。
印字ヘッド(記録ヘッド)から記録媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェット方式画像形成装置(インクジェット記録装置)が知られている。このインクジェット方式画像形成装置では、一般に、インクが吐出される複数のノズルが高密度に形成された小型の印字ヘッドを用いて高精細な画像を形成できる。また、この小型の印字ヘッドを複数配置して、各印字ヘッドに異なる色のインクを供給することにより、比較的安価で小型な構成で記録媒体にカラー画像を形成できる。インクジェット方式画像形成装置は上記のような利点を有するので、業務用、家庭用を問わず、プリンタ、ファクシミリ及び複写機など、様々な画像出力装置に用いられている。
上記のようなインクジェット方式画像形成装置では、印字ヘッドからのインク吐出動作を安定化させるために、印字ヘッド内のインクを所定の負圧に維持する(印字ヘッド内のインクに作用する圧力を所定の負圧に保つ)ことが重要である。このため、一般には、印字ヘッドにインクを供給するインク供給系中に負圧発生手段を備え、その負圧発生手段によって負圧を付与したインクを印字ヘッドに供給している。
このような負圧発生手段として、インクタンク内に収容したスポンジ状のインク吸収体の毛管作用を利用して負圧を発生する構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、他の負圧発生手段として、可撓性のインクバッグと弓形ばねとを備えた構成も知られている(例えば、特許文献2参照。)。さらに、他の負圧発生手段として、印字ヘッドよりも下方にインクタンクを配置しておき、水頭差を利用してインクに負圧を付与する構成も知られている(例えば、特許文献3参照。)。
上記のような負圧発生手段によって一定の負圧が付与されたインクは、印字ヘッドからのインク吐出に伴って上昇する印字ヘッド内の負圧との差圧によって、インクタンクから印字ヘッド内に引き込まれるように供給される。この結果、印字ヘッド内が一定の負圧に保たれることになる。
特開2002−1988号公報 特開平06−198904号公報 特開2003−11380号公報
上述したような負圧発生手段を備えたインク供給系では、上述したように、印字ヘッドからのインク吐出に伴って印字ヘッド内の負圧が上昇し、この上昇する負圧に起因した圧力差を利用して、インクタンクから印字ヘッド内にインクを引き込むように供給している。このため、単位時間当りに印字ヘッドから吐出されるインクの量が急増したときは、インクタンクから印字ヘッドへのインクの供給が追いつかず、この結果、印字ヘッド内の負圧が上昇する(印字ヘッド内のインクに作用する圧力が一定の圧力よりも低い圧力となる)ことがある。この逆に、単位時間当りに印字ヘッドから吐出されるインクの量が急減したときは、インクの慣性によって印字ヘッド内の負圧が下降する(印字ヘッド内のインクに作用する圧力が一定の圧力よりも高い圧力となる)ことがある。
このように印字ヘッド内の負圧が変動した場合、印字ヘッドからのインク吐出動作が不安定となって、記録媒体に形成される画像の品位(記録品位)の低下を招くおそれがある。特に、大判サイズの記録媒体に画像を高速で記録するような産業用の印刷装置では、単位時間当りに印字ヘッドから吐出されるインクの量が大きく変化するので印字ヘッド内の負圧が変動し易い。このため、高い記録品位の要求に応えるためにも印字ヘッド内の負圧の変動を小さく抑えることが重要となる。
また、同様に、インクタンク内に収容したスポンジ状のインク吸収体の毛管作用を利用して負圧を発生する構成や、可撓性のインクバッグと弓形ばねとを備えた構成による負圧発生手段はインクタンク内のインク使用量に応じて(インク残量に応じて)発生負圧量が大きくなっていくとういう問題がある。
ところで、大判サイズの記録媒体に画像を高速で記録するような産業用の印刷装置では、ユーザの交換するインクタンクと印字ヘッドとの間であって、この印字ヘッドよりも下方の位置にインクタンク(以下サブタンクという)を配置しておき、水頭差を利用してインクに負圧を付与する構成が広く採用されている。ところが、水頭差を利用するためにサブタンクと印字ヘッドの配置位置が上記のように限定されて制約されており、この制約から装置全体構成の自由度に少なからず影響が与えられる。
本発明は、上記事情に鑑み、サブタンクと印字ヘッドの配置位置に関係無く、印字ヘッド内のインクに作用する圧力を適正な範囲内に保てるインクジェット方式画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のインクジェット方式画像形成装置は、インクを吐出するノズルが形成された印字ヘッドの該ノズルに接続された、インクが貯められたタンクを備え、前記ノズルから記録媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェット方式画像形成装置において、
(1)前記タンク内の空間の圧力を制御する圧力制御手段を備えたことを特徴とするものである。
ここで、
(2)前記タンクは、前記空間を大気に連通させる大気連通管が取り付けられたものであり、
(3)前記圧力制御手段は、前記大気連通管を通して前記空間に空気を出し入れすることにより、前記タンク内の前記空間の圧力を制御するものであってもよい。
また、
(4)前記圧力制御手段は、前記空間内に配置されたものであってもよい。
さらに、
(5)前記圧力制御手段は、前記タンクの外部で前記大気連通管に接続されたものであってもよい。
さらにまた、
(6)前記タンクは、それぞれに前記大気連通管が取り付けられた複数のものであり、
(7)前記圧力制御手段は、前記複数のタンクそれぞれに取り付けられた大気連通管に接続された一つのものであってもよい。
さらにまた、
(8)前記圧力制御手段は、タ−ボ式の空気ファンであって、その回転数を変化させることにより、前記空間の圧力を制御するものであってもよい。
さらにまた、
(9)前記印字ヘッドは、前記ノズルに供給されるインクが貯められた液室が形成されたものであり、
(10)前記タンクは、前記液室にインクを供給するサブタンクであってもよい。
さらにまた、
(11)前記圧力制御手段は、画像形成中に前記印字ヘッドから吐出されるインクの単位時間当たりの量に基づいて前記空間の圧力を制御するものであってもよい。
さらにまた、
(12)前記圧力制御手段は、前記印字ヘッド内の圧力を検出する圧力センサの検出値に基づいて前記空間の圧力を制御するものであってもよい。
さらにまた、上記のインクジェット方式画像形成装置は、
(13)前記液室と前記タンクとを接続するインク循環路と、
(14)該インク循環路にインクを循環させる循環ポンプとを備えてもよい。
さらにまた、
(15)前記インク循環路は、前記液室と前記タンクとを接続する、異なる2本のインク流路で構成されたものであり、
(16)これら2本のインク流路のうち少なくとも1本のインク流路中に前記循環ポンプが取り付けられていてもよい。
さらにまた、
(17)前記循環ポンプは、正逆転していずれの方向にもインクを循環させるものであってもよい。
なお、本明細書でいう、「記録」(画像形成とも称する)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も含むものとする。
また、「記録媒体」(シートとも称する)とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも含むものとする。
さらに、「インク」とは、上記「記録」の定義と同様に広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を含むものとする。
本発明によれば、圧力制御手段によって制御されたタンク内の空間の圧力は、このタンクとノズルが接続されているので、ノズル内のインクに作用する。従って、圧力制御手段でタンク内の空間の圧力を制御することにより、ノズル内のインクに作用する圧力を適正な範囲内の負圧に保てる。この結果、ノズルから安定してインクが吐出されるので、記録品位が向上し、また、タンクの設置位置が限定されないため装置全体構成の自由度が向上する。
本発明は、記録紙などの記録媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェット方式のプリンタに実現された。
図1を参照して、本発明のインク供給装置が組み込まれたプリンタの一例を説明する。
図1は、本発明のインク供給装置が組み込まれたプリンタの一例を模式的に示す正面図である。
プリンタ10は、このプリンタ10に画像情報を送るホストPC(パソコン)12に接続されている。プリンタ10には、4つ(4本)の印字ヘッド22K、22C、22M、22Yが記録媒体(ここではロ−ル紙)Pの搬送方向(矢印A方向)に並んで配置されている。4つの印字ヘッド22K、22C、22M、22Yからはそれぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエローの各色のインクが吐出される。これら4つの印字ヘッド22K、22C、22M、22Yは、所謂ラインヘッドであり、図1の紙面に直交する方向(矢印A方向に直交する方向)に延びている。これら4つの印字ヘッド22K、22C、22M、22Yの長さは、プリンタ10で印字できる記録媒体のうち最大の幅(図1の紙面に直交する方向の長さ)よりもやや長い。また、これら4つの印字ヘッド22K、22C、22M、22Yは、画像形成中は固定されて動かない。
4つの印字ヘッド22K、22C、22M、22Yから安定してインクを吐出できるように、プリンタ10には、回復ユニット40が組み込まれている。この回復ユニット40によって、印字ヘッド22K、22C、22M、22Yからのインク吐出状態は初期のインク吐出状態に回復する。回復ユニット40には、回復動作のときに4つの印字ヘッド22K、22C、22M、22Yのインク吐出口形成面22Ks、22Cs、22Ms、22Ysからインクを除去するキャッピング機構50が備えられている。キャッピング機構50は各印字ヘッド22K、22C、22M、22Yに独立して設けられており、図1の例では6色分(即ち、6つのキャッピング機構50)が示されているが、このうち2色分は印字ヘッド追加時の予備的な機構である。キャッピング機構50は、周知のブレード、インク除去部材、ブレード保持部材、キャップ等から構成されている。
ロ−ル紙Pはロール紙供給ユニット24から供給され、プリンタ10に組み込まれた搬送機構26によって矢印A方向に搬送される。搬送機構26は、ロ−ル紙Pを載置して搬送する搬送ベルト26a、この搬送ベルト26aを回転させる搬送モータ26b、搬送ベルト26aに張力を与えるローラ26cなどから構成されている。
ロ−ル紙Pに画像を形成する際には、搬送中のロ−ル紙Pの記録開始位置がブラックの印字ヘッド22Kの下に到達した後に、記録データ(画像情報)に基づいて印字ヘッド22Kからブラックインクを選択的に吐出する。同様に印字ヘッド22C、印字ヘッド22M、印字ヘッド22Yの順に、各色のインクを吐出してカラー画像をロ−ル紙Pに形成する。プリンタ10には、上記の部品・部材の他、各印字ヘッド22K、22C、22M、22Yに供給されるインクを貯めておくメインタンク28K、28C、28M、28Yや、印字ヘッド22K、22C、22M、22Yにインクを供給したり回復動作をしたりするための各種ポンプ(図3等参照)などが備えられている。
図2を参照して、プリンタ10の電気的な系統を説明する。
図2は、図1のプリンタの電気的な系統を示すブロック図である。
ホストPC12から送信された記録データやコマンドはインターフェイスコントローラ102を介してCPU100に受信される。CPU100は、プリンタ10の記録データの受信、記録動作、ロ−ル紙Pのハンドリング等全般の制御を掌る演算処理装置である。CPU100では、受信したコマンドを解析した後に、記録データの各色成分のイメージデータをイメージメモリ106にビットマップ展開して描画する。記録前の動作処理としては、出力ポート114、モータ駆動部116を介してキャッピングモータ122とヘッドアップダウンモータ118を駆動し、各印字ヘッド22K、22C、22M、22Yをキャッピング機構50から離して記録位置(画像形成位置)に移動させる。
続いて、出力ポート114、モータ駆動部116を介してロ−ル紙Pを繰り出すロールモータ(図示せず)、及び低速度でロ−ル紙Pを搬送する搬送モータ120等を駆動してロ−ル紙Pを記録位置に搬送する。一定速度で搬送されるロ−ル紙Pにインクを吐出し始めるタイミング(記録タイミング)を決定するための先端検知センサ(図示せず)でロ−ル紙Pの先端位置を検出する。その後、ロ−ル紙Pの搬送に同期して、CPU100はイメージメモリ106から対応する色の記録データを順次に読み出し、この読み出したデータを各印字ヘッド22K、22C、22M、22Yに印字ヘッド制御回路112経由して(介して)転送する。
CPU100の動作はプログラムROM104に記憶された処理プログラムに基づいて実行される。プログラムROM104には、制御フローに対応する処理プログラム及びテーブルなどが記憶されている。また、作業用のメモリとしてワークRAM108を使用する。各印字ヘッド22K、22C、22M、22Yのクリーニングや回復動作時に、CPU100は、出力ポート114、モータ駆動部116を介してポンプモータ124を駆動し、インクの加圧、吸引等の制御を行う。
図3から図5までを参照して、プリンタ10のインク供給装置について説明する。
図3(a)は、インクジェット方式画像形成装置に組み込まれたインク供給装置を示す模式図であり、(b)は、サブタンク内の空間を(a)よりも拡大して示す平面図である。図4は、印字ヘッドをクリーニングする際の手順を示すフロー図である。図5は、インク吐出面からインクを拭き取る手順を示す模式図であり、(a)は拭き取り開始前を示し、(b)は、拭き取り終了直後を示し、(c)は、拭き取り終了後の待機状態を示す。図3では、印字ヘッド22Kにインクを供給したり、この印字ヘッド22Kを回復させたりするためのインク供給装置を示すが、他の印字ヘッド22C、22M、22Yについても同じ構成のインク供給装置が備えられている。また、図3と図5では、図1と図2に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
プリンタ10(図1参照)には、印字ヘッド22Kにインクを供給するインク供給装置60が組み込まれている。インク供給装置60は、プリンタ10の本体に着脱自在なインクタンク70と、このインクタンク70と印字ヘッド22Kとをつなぐインク供給路62の途中に配置されたサブタンク80などから構成されている。サブタンク80の下に印字ヘッド22Kが配置されている。サブタンク80に貯められたインクの液面は、印字ヘッド22Kのノズル22Knのインク吐出口よりも上方に位置する。
サブタンク80と印字ヘッド22Kは、1つのインク流路64で接続されて(つながれて)いる。サブタンク80と印字ヘッド22Kは同一のフレーム(図示せず)に固定されており、印字ヘッド22Kと共にサブタンク80及びインク流路64は移動する。ただし、後述する説明で明らかなようにサブタンク80と印字ヘッド22Kは別フレ−ムに固定されていても本発明による効果を損なうことはない。
インク流路64は、サブタンク80の底部と印字ヘッド22Kの液室(インクが貯められる部屋)22Krの上部とを接続する。また、インク流路64には、所定のタイミングでインク流路64を開閉する待機バルブ67が取り付けられている。さらに、インク流路64のうち待機バルブ67とサブタンク80の間の部分には、インク流路64内のインク圧力を検出する圧力検出センサ81が取り付けられている。
サブタンク80の全体形状は直方体である。サブタンク80内の上部には、空気が満たされた円形の空間82が形成されている。この空間82には、インクが満たされることはない。インクは、サブタンク80内の下部に満たされている。空間82は、図3に示すように、サブタンク80の上壁80aと円形の内壁88で囲まれており、この囲まれた部分(空間82)にターボ式の空気ファン85(本発明にいう圧力制御手段の一例である)が配置されている。
サブタンク80の上壁80aには、空間82を大気に連通させる(空間82と外部をつなぐ)大気連通管84aが取り付けられている。この大気連通管84aには、大気連通管84aを開閉する大気開放バルブ84が取り付けられている。大気開放バルブ84を開くことにより空間82と外部はつながり、大気開放バルブ84を閉じることにより大気連通管84aが閉じる。プリンタ10が非稼動時であるときは大気連通管84aを閉じておきサブタンク80内のインク蒸発を防止する。なお、サブタンク80には、このサブタンク80に貯められているインク(貯蔵インク)の液面レベルを検知する周知の液面検知センサ86が取り付けられている。
大気開放バルブ84を開いた状態で、空気ファン85を正回転させる(図3(b)の矢印C方向に回転させる)ことにより、空間82の空気の一部が大気連通管84aを通って外部に排出される。この結果、空間82内の圧力は大気圧よりも低くなり、この低い圧力はサブタンク80内のインクI、インク流路64内のインク、液室22Kr内のインク、ノズル22Kn内のインクに作用し、このインクに負圧を与える(一定の圧力よりも低い圧力を作用させる)。この逆に、大気開放バルブ84を開いた状態で、空気ファン85を反回転させる(図3(b)の矢印C方向とは反対方向に回転させる)ことにより、空間82には大気連通管84aを通って外部の空気が導入される。この結果、空間82内の圧力は大気圧よりも高くなり、この高い圧力はサブタンク80内のインクI、インク流路64内のインク、液室22Kr内のインク、ノズル22Kn内のインクに作用し、このインクに一定の圧力よりも高い圧力を作用させる。このように空気ファン85をいずれかの方向に回転させて大気連通管84aを通して空間82に空気を出し入れすることによって空間82の圧力が制御され、ノズル22Kn内のインクに作用する負圧を制御できる。また、空気ファン85の回転数を変化させることにより空間82の圧力を制御できる。
インクタンク70には、このインクタンク70内のインクの有無を検出する検出センサ(図示せず)が取り付けられている。また、プリンタ10の本体にインクタンク70を装着するときに接続されるエア−流路には、インクタンク70の内部圧力を大気圧にするための大気開放バルブ(タンクバルブ)74が取り付けられている。液面検知センサ86が、サブタンク80内のインク液面が一定レベル以下になったことを検知したときは、タンクバルブ74が開放され、供給ポンプ72が稼動し始めてインクタンク70からインクが吸引されてサブタンク80に供給される。一方、液面検知センサ86が、サブタンク80内のインク液面が予め決められている上限レベルになったことを検知したときは、供給ポンプ72が停止し、タンクバルブ74が密閉されてインクの供給は停止される。なお、供給ポンプ72としてはチュ−ブポンプが用いられ、非稼動時には流路が遮断される(インクタンク70とサブタンク80間の流路が遮断される)。
印字ヘッド22Kのクリ−ニング動作について説明する。
ここでいうクリ−ニング動作とは、印字ヘッド22Kのインク吐出品位を継続的に維持するために行われる動作をいい、経過時間や吐出状況等の条件を満たした場合、又は、画像品位に異状が見られる場合等に自動的に若しくは任意で実施される。
図4のフローに示すように、クリーニング動作は、クリーニング指令を受信することにより開始される(S401)。クリーニング指令を受信した後、大気開放バルブ84、待機バルブ67が順次に開放される(S402〜S403)。続いて、空気ファン85がサブタンク内の空気を加圧させる方向(矢印C方向とは反対の方向)に回転し(S404)、サブタンク80内を加圧し、サブタンク80からインク流路64を経由してフィルタ−90に濾過されたインクが印字ヘッド22Kに圧送される。このインクの圧送によって、記録動作中等に印字ヘッド22Kの液室22Krに溜まった泡や、印字ヘッド22Kのノズル22Kn周辺部に存在する泡やゴミ等の異物が排出されて除去される。
さらに一定時間経過後、待機バルブ67を閉じ、空気ファン85を停止させ、大気開放バルブ84を閉じる(S405〜S407)。なお、この状態では印字ヘッド22Kの各ノズル22Knの開口を含むフェイス面22Ksにインクが付着して汚れた状態である。この汚れを除去するために、図5に示すように、キャッピング機構50に固定されたワイパー52でフェイス面22Ksを拭く。この動作の際は、先ず、図5(a)に示すように、印字ヘッド22Kが回復キャップ54の上方に移動する(S408)。続いて、回復キャップ54が矢印B方向に移動することにより、図5(b)に示すように、フェイス面22Ksに付着しているインクなどの汚れがワイパー52で拭き取られる(S409)。この動作はワイピング動作と呼ばれる。ワイピング動作終了後は、図5(c)に示すように、印字ヘッド22Kは再びキャッピングされて待機状態となる(S410)。この待機状態にある印字ヘッド22Kはフェイス面22Ksを回復キャップ54でキャッピングされている(塞がれている)ので、ノズル22Knにあるインクの増粘が防止される。なお、印字ヘッド22Kから排出されたインク(廃インク)は回復キャップ54に受けられて吸引ポンプ92(図3参照)によって吸引される。この廃インクはフィルター94(図3参照)で濾過されて異物が除去された(スクリ−ニングした)後にインクタンク70に再び戻される。また、上記したワイピング動作だけが適宜のタイミングで実施されることがある。
図6を参照して、空気ファン85によって印字ヘッド22K内の圧力を調整する技術について説明する。
図6は、インク供給装置を示す拡大図である。図6では、図3に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
記録時(画像形成時)には印字ヘッド22Kに適正な負圧を付与する(印字ヘッド22Kのインク吐出口(ノズルの出口)においてインクのメニスカスが形成されるような圧力をインクに与える)必要がある。このような負圧を付与するためには、待機バルブ67及び大気開放バルブ84を開放状態にしておく。この状態でサブタンク内の空気の圧力を減圧させる方向(図3の矢印C方向)に空気ファン85を回転させることにより、サブタンク80内が減圧される。サブタンク80内の減圧に伴って、サブタンク80とインク流路64で接続されたノズル22Kn、液室22Kr内も同様に減圧される。
なお、上記した待機バルブ67、及び大気開放バルブ84としては、図6に示すように、ソレノイドのプランジャー130に一体化されたバルブシ−ト132によってインク流路の遮断を行う電磁バルブが採用されるが、本発明においてはこれらの方式を何ら限定するものではなく他の方式のものを採用しても何ら問題無い。
図7と図8を参照して、待機モ−ドから記録動作までの手順を説明する。
図7は、待機モ−ドから記録動作までの手順を示すフロー図である。図8(a)は、回復キャップにキャッピングされた印字ヘッドを示す模式図であり、(b)は、記録動作中の印字ヘッドの位置を示す模式図である。
待機モ−ド時に印字指令を受信することにより(S701)、大気開放バルブ84が開放される(S702)。続いて、待機バルブ67が開いてサブタンク80と印字ヘッド22Kをつなぐインク流路64が開放される(S703)。本実施例ではサブタンク80が印字ヘッド22Kの上方に配置されているので、大気開放バルブ84と加圧バルブ67が開くことにより印字ヘッド22Kのノズル22Knには水頭圧力が作用し、サブタンク80からインク流路64を通って印字ヘッド22Kにインクが流れ込もうとする。ここで、空気ファン85を作動させ、サブタンク80内を減圧する(空気ファン85を図3の矢印C方向に回転させて空気を大気開放管84aから外部に排出する)(S704)。なお、サブタンク80内の減圧値は上記の水頭圧力以上に設定される。これにより印字ヘッド22Kのノズル22Knに負圧が付与される(作用する)。この結果、上述したように、印字ヘッド22K内のインクに負圧が与えられて(作用して)インク吐出口においてインクのメニスカスが形成されることとなる。
続いて、印字ヘッド22Kをワイピング位置へ移動させて(S705)、図4と図5を参照して説明したワイピング動作を実施し(S706)、その後、図8(b)に示すように、印字ヘッド22Kを降下させて記録位置に移動させる(S707)。上述したようにサブタンク80、インク流路64、及び印字ヘッド22Kは同一のフレームに固定されているので、印字ヘッド22Kが降下してもインク流路64は確保されたままであり、印字ヘッド22Kには上記の負圧が作用したままである。
上記のように印字ヘッド22Kが降下して所定の記録位置に達した後、記録動作(画像形成)が実行される(S708)。この記録動作の終了後、図8(a)に示すように、印字ヘッド22Kは上昇して回復キャップ54によってキャッピングされる(S709)。その後、空気ファン85を停止し(S710)、続いて、待機バルブ67を閉めて(S711)、さらに大気開放バルブ84を閉めて(S712)再び待機モ−ドとなって、このフローを終了する。
なお、記録動作(画像形成)が実行されている間、サブタンク80に設置された液面検知センサ86によってサブタンク80内のインク液面が一定レベル以下になったことが検知された場合は、タンクバルブ74を開放してインク供給ポンプ72が作動し、液面検知センサ86がインク液面の上限レベルを検知するまでインクタンク70からサブタンク80にインクを供給する。この場合、サブタンク80内に流入するインクの体積に相当する体積の空気を空気ファン85が直ちにサブタンク80外へ排出し、サブタンク80内の圧力に許容外の変動が発生しないようにする必要がある。従って、空気ファン85としては、サブタンク80内に流入するインクの体積に相当する体積の空気を直ちにサブタンク80外へ排出できる能力をもつ必要がある。但し、設置スペ−ス等の問題から上記の条件を満たすような空気ファンを設置できない場合は、一時記録動作(画像形成)を休止してインクを供給してもよい。また、インク供給動作終了後、インク供給ポンプ72が停止してタンクバルブ74が密閉される。ところで、インク供給ポンプ72にはチュ−ブポンプを用いており、非作動時にはインク流路を遮断状態に保つので、サブタンク80内の圧力がインクタンク70側に伝播する(空気ファン85による発生圧力が逃げる)ことはないが、供給ポンプ72として非作動時にインク流路の遮断能力のない方式のものを使用する場合は、流路の開閉を行うバルブをさらに設置すると良い。
記録動作中はノズル22Knからインクが吐出するので、液室22Krからノズル22Knにインクが供給されて液室22Kr内のインクが減少する。この場合、記録スピ−ド(印字速度)に連動した印字ヘッド22Kの吐出周波数、及び形成画像に依存ずる印字ヘッド22Kのノズル全体に対する吐出ノズルの割合(印刷デューティ)に応じてインクの流れが発生し、インク流路64を流れるインク量が変動することに起因して、印字ヘッド22Kのノズル22Knに作用する圧力が変動する。
この圧力変動は印字ヘッド22Kのインク吐出状態に影響を及ぼすので、空気ファン85の回転数を制御することにより上記の圧力変動を抑制できる。この制御について説明する。
ノズル22Knから単位時間当たりに吐出するインクの量が低減(減少)していく場合は、空気ファン85が矢印C方向に回転するときの回転数を上げる。これにより、空間82の空気が大気連通管84aを通って外部に排出されるのでサブタンク80内のインクに作用する圧力が減少して、液室22Kr内の負圧(すなわち、ノズル22Kn内の負圧)が大きくなる(負圧が上昇する)。従って、インク吐出量の低減に伴う印字ヘッド22K内の負圧の下降が抑えられるので、印字ヘッド22K内を一定の負圧に保てる。
一方、ノズル22Knから単位時間当たりに吐出するインクの量が増加していく場合は、空気ファン85が矢印C方向に回転するときの回転数を下げる。また、単位時間当たりのインクの吐出量が特に多い場合には空気ファン85の作動を停止もしくは逆転させる(矢印C方向とは反対方向に回転させる)。これにより、液室22Kr内の負圧(すなわち、ノズル22Kn内の負圧)が小さくなる(負圧が下降する)。従って、印字ヘッド22K内が過度に負圧になることが防止される。上記のような制御をすることによりノズル22Knに常に適切な負圧を付与できる。
上記のような制御を実施するためには、印字ヘッド22K内の圧力の変動を検出するために圧力検出センサ81(図3等参照)をインク流路64に接続しておき、この圧力検出センサ81の検出値を空気ファン85の駆動回路にフィ−ドバックさせる方法が考えられる。すなわち、圧力検出センサ81で検出された圧力に基づいて空気ファン85の回転数を制御して、印字ヘッド22K内の圧力を調整する。この調整については、図9と図10を参照して後述する。
また、形成画像及びインク吐出の頻度(周波数)に基づいて空気ファン85の最適な駆動テ−ブルを予め作成しておき、この駆動テ−ブルに基づいて空気ファン85を回転させる方法が考えられる。すなわち、印字ヘッド22Kから吐出されるインクの単位時間当たりの量に基づいて空気ファン85の回転数と回転方向を制御して、印字ヘッド22K内の圧力を制御(調整)する。なお、印字ヘッド22K内の圧力変動に起因するノズル22Knからのインク吐出状態の変化が形成画像の品位上問題のないレベルであれば、空気ファン85を一定条件で作動させてもよい。
上記した圧力検出センサ81で検出された圧力に基づいて空気ファン85の回転数を制御して、印字ヘッド22K内の圧力を調整する技術について図9と図10を参照して詳細に説明する。
図9は、図6のインク供給装置が動作する際の一例を示すタイムチャートである。図10は、図6のインク供給装置が動作する手順の一例を示すフロー図である。
先ず、図9を参照して、図6のインク供給装置の動作を、印字ヘッド22Kの印刷デューティと印字ヘッド22Kに作用する圧力との観点から説明する。
印字ヘッド22Kからインクを吐出しない非吐出時の状態(印刷デューティOFF(0%)の状態)301のときは、空気ファン85は印字ヘッド22Kをインク吐出動作可能な状態にしておくために、符号302で示すように空気ファン85が一定圧力を発生する(印字ヘッド22Kに一定圧力を作用させる)ようにしておき、符号303で示すように印字ヘッド22Kの圧力を制御する。印字ヘッド22Kからインクの吐出を開始する場合(符号304)は、このインク吐出に先立って空気ファン85が発生する圧力を大気圧(0mmAq)に予め近づける(負圧を減らす)(符号306、305)。また、印刷が開始された後も、印刷デューティの変化に応じて空気ファン85が発生する圧力の制御を行う。
この用に印字ヘッド22Kからのインク吐出状態に応じて空間82の圧力を空気ファン85で制御し、インク吐出に起因する圧力変化を緩和し、好ましいインク吐出可能領域内307に負圧が制御されるようにする。ここで、印字ヘッド22Kに作用する圧力を大気圧に近づけても、この圧力がインク吐出可能領域内307に収まらない場合は、空気ファン85を矢印C方向(図3参照)とは反対方向に逆転(サブタンク80の空間85に外部の空気を入れる)させて、大気圧よりも高い圧力状態(正圧)311になるように制御する。逆に、印刷デューティが減少する場合(符号310)は、空気ファン85が発生する圧力を負圧にする(符号309)。
以上のような印刷デューティに基づいて空気ファン85の駆動を制御することにより、インクの慣性力に起因した印刷デューティの変化への応答の遅れによって不規則な圧力変化(符号308)は見られるものの、負圧が概ね好ましいインク吐出可能領域内307に制御されるようになる。
図10を参照して圧力制御の手順の一例を示す。この手順は、図2に示したプリンタの制御系の構成にあっては、ROM104に格納されたプログラム等に従ってCPU100が実行する。
まず、印刷データの有無を確認し(S1001)、印刷データがある場合は、空気ファン85を矢印C方向に(図3参照)回転させ始め(S1002)、印刷を開始する(S1003)。続いて、上記の圧力検出センサ81で圧力を検出する(S1004)。この検出された圧力が所定範囲内のときは、空気ファン85をそのまま回転させて印刷を続行し、印刷が終了したか否かが判定される(S1005)。印刷が終了したと判定されたときは、このフローを終了する。印刷が終了していないと判定されたときは、S1004に戻って、再び、上記の圧力検出センサ81で圧力を検出する(S1004)。
S1004において検出された圧力が所定の下限値よりも高い場合は、印字ヘッド22K内の圧力が大気圧よりも高くなるおそれがあるので、空気ファン85の矢印C方向の回転数を速めることにより空間82の圧力を低くして印字ヘッド22K内の圧力が上記の所定範囲内になるように制御し(S1006)、印刷が終了したか否かが判定される(S1005)。印刷が終了したと判定されたときは、このフローを終了する。印刷が終了していないと判定されたときは、S1004に戻って、再び、上記の圧力検出センサ81で圧力を検出する(S1004)。
S1004において検出された圧力が所定の下限値よりも低い場合は、印字ヘッド22K内の圧力が大気圧よりもかなり低くなりインクが吐出しないおそれがあるので、空気ファン85の矢印C方向の回転数を下げて(遅くして)空間82の圧力をあまり低くせずに印字ヘッド22K内の圧力が上記の所定範囲内になるように制御し(S1007)、印刷が終了したか否かが判定される(S1005)。印刷が終了したと判定されたときは、このフローを終了する。印刷が終了していないと判定されたときは、S1004に戻って、再び、上記の圧力検出センサ81で圧力を検出する(S1004)。
空気ファン85は、大気連通管84aを通して空間82内の空気を出し入れするものであれば形式を限定するものではない。例えばギア形式やネジ方式といった、通常液体中で使用されるポンプ等も使用可能である。但し、本発明の構成では、一般的にタ−ボ形といわれる空気ファンの使用が好ましい。この理由は、上述したように空気ファン85によってサブタンク80内を減圧した後、記録動作(画像形成)中に使用されるインクや、インクタンク70からサブタンク80へのインク供給によりサブタンク80内外からインクの流出入があり、このような場合、タ−ボ形式の空気ファンであればサブタンク80内に一定範囲の圧力を作用させたままで大気との間で空気の出入りをでき、サブタンク80の内圧力に大きな変動を及ぼしにくいからである。
なお、印刷の進捗に応じて印刷デューティが変化した時に制御を行うのではなく、予め印刷データに基づいて空気ファン85の制御曲線を定め、これに基づいてフィードフォワード的に空気ファン85を制御するように構成してもよい。また、実際に印字ヘッドの圧力を検出する圧力検出センサの検出出力に基づいて、空気ファンを制御してもよい。
以上説明したように、プリンタ10では、空気ファン85を駆動することによって負圧が発生し、この負圧が液室22Krに作用して印字ヘッド22K内のインク(ノズル22Kn内のインク)に作用する圧力を適正な範囲内の負圧に保てる。この結果、記録品位が向上する。また、サブタンク80と印字ヘッド22Kの位置関係が限定されないので装置全体構成の自由度が向上する。
上記した実施例1では、印字ヘッド22Kよりも上方にサブタンク80が配置されているが、本発明ではこのような配置に限定するものではない。この例として、印字ヘッド22Kよりも下方にサブタンク80が配置されたインク供給装置160について図11を参照して説明する。
図11は、実施例2のインク供給装置を示す模式図である。この図では、図3に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
実施例2のインク供給装置160では、印字ヘッド22Kよりも下方にサブタンク80が配置されている。このような位置関係であっても、印字ヘッド22K内を適正な負圧に保つために外部から圧力を作用させるような場合においては空気ファン85を利用できる。
また、上記のように印字ヘッド22Kとサブタンク80の位置関係に拘らず空気ファン85によって印字ヘッド22K内を適切な負圧に保てるので、従来の水頭差による差圧に頼った装置等と比較して、サブタンク80の設置位置の規制を受けることがなく、装置の設計自由度も向上する。
実施例1では、空気ファン85を回転(駆動)させることにより、印字ヘッド22Kに作用する圧力を制御すると共に、クリ−ニング時に印字ヘッド22Kを加圧してインクを排出する例を説明した。しかし、空気ファン85は一般的に高圧力を発生するのに向かず、印字ヘッドの形態によっては印字ヘッドを十分に加圧できずに十分なクリ−ニング効果を得られない。また、一方向からの加圧では印字ヘッドの液室内の泡を十分に除去できない場合がある。
実施例3では、実施例1に述べた記録動作(画像形成)のシステムはそのままに、上述したクリ−ニング能力を向上させた例を説明する。
図12と図13を参照して、プリンタ10に組み込まれたインク供給装置について説明する。
図12は、プリンタに組み込まれたインク供給装置を示す模式図である。図12では、図3に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。図13は、印字ヘッドをクリーニングする際の手順を示すフロー図である。
図13に示すようにサブタンク80と印字ヘッド22Kは、2つのインク流路(本発明にいうインク循環路の一例である)64,66で接続されて(つながれて)いる。インク流路64は、サブタンク80の底部と印字ヘッド22Kの液室(インクが貯められる部屋)22Krの上部とを接続する。一方、インク流路66は、インク流路64が接続された部分とは異なる部分でサブタンク80の底部と印字ヘッド22Kの液室22Krの上部とを接続する
インク流路66には、サブタンク80と液室22Krの間でインクを循環させる循環ポンプ65が取り付けられている。また、インク流路66には、所定のタイミングでインク流路64を開閉するポンプバルブ69が取り付けられている。一方、インク流路64には、所定のタイミングでインク流路64を開閉する待機バルブ67が取り付けられている。
印字ヘッド22Kのクリ−ニング動作について説明する。
ここでいうクリ−ニング動作とは、印字ヘッド22Kのインク吐出品位を継続的に維持するために行われる動作をいい、経過時間や吐出状況等の条件を満たした場合、又は、画像品位に異状が見られる場合等に自動的に若しくは任意で実施される。
図13のフローに示すように、クリーニング動作は、クリーニング指令を受信することにより開始される(S1301)。クリーニング指令を受信した後、大気開放バルブ84、ポンプバルブ69、待機バルブ67が順次に開放される(S1302〜S1304)。続いて、循環ポンプ65が作動して(矢印D方向の回転)(S1305)、サブタンク80からインク流路64、印字ヘッド22Kを経由してインクが圧送され、循環ポンプ65を経て再びサブタンク80に至る循環流動が実施される。このインクの圧送によって、記録動作中等にフィルタ−91のサブタンク80側に溜まった泡をサブタンク80へ押し流す。ただし、この循環流動中にはインク流路64での流路抵抗によって印字ヘッド22Kの液室22Krは負圧となる。このため、印字ヘッド22Kのノズル面22Ksから外部の空気を引き込まない(メニスカスを維持する)ように、循環ポンプ65によるインク循環流量をある値以下に抑える必要がある。
続いて、循環ポンプ65を逆転させ(矢印E方向の回転)(S1306)、サブタンク80からインク流路66を経由して印字ヘッド22Kにインクが圧送される。このインクの圧送によって、記録動作中等にフィルタ−90のサブタンク80側に溜まった泡を再びサブタンク80へ押し流す。
循環ポンプ65を一定時間だけ作動させた後、待機バルブ67を閉めて(S1307)インク流路64を遮断する(閉じる)。これにより印字ヘッド22Kの液室22Krに大きな正圧力が加わる(作用する)。この大きな正圧力によって、印字ヘッド22Kの各ノズル22Knからはインクが排出されて、このノズル22Knやその周辺部に存在する泡やゴミ等の異物がインクと共に除去される。
さらに一定時間経過後、循環ポンプ65を停止させ(S1308)、ポンプバルブ69と大気開放バルブ84を順に閉じる(S1309、S1310)。なお、この状態では印字ヘッド22Kの各ノズル22Knの開口を含むフェイス面22Ksにインクが付着して汚れた状態である。この汚れを除去するために、キャッピング機構に固定されたワイパーでフェイス面22Ksを拭くワイピング動作(S1311,S1312)を実施するがこの動作はすでに説明済みであるので詳細な説明は省略する。ワイピング動作終了後は、印字ヘッド22Kは再びキャッピングされて待機状態となる(S1313)。さらに印字ヘッド22Kから排出されたインク(廃インク)は回復キャップ54に受けられて吸引ポンプによって吸引される。
図14を参照して、本発明の実施例4を説明する。
図14は、実施例4のサブタンクを示す模式図である。図14では、図3に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
実施例4のサブタンク80では、空気ファン85がサブタンク80の外部で大気連通管84aの先端部に取り付けられている。空気ファン85を回転させることにより空間82の空気が大気連通管84aを通って出し入れされて空間82の圧力が制御され、印字ヘッド22K(図12参照)に作用する負圧が制御される。
図15を参照して、本発明の実施例5を説明する。
図15は、実施例5のプリンタのサブタンクと空気ファンを示す模式図である。
上記した各実施例では、一つのサブタンク80(図3等参照)に一つの空気ファン85を取り付けた例を示したが、実施例5では、3つのサブタンク80,180,280に一つの空気ファン85を取り付けて、各サブタンク80,180,280の空間82(図3等参照)の圧力を制御する例を説明する。
サブタンク80には、その内部と外部とをつなぐ大気連通管84aが形成されている。同様に、サブタンク180には、その内部と外部とをつなぐ大気連通管184aが形成されており、サブタンク280には、その内部と外部とをつなぐ大気連通管284aが形成されている。各大気連通管84a,184a,284aは一つの大気連通管384aに接続されている。この大気連通管384aが外部と直接に接続されており、大気連通管384aには大気開放バルブ384が取り付けられている。大気連通管384aの先端部(大気開放バルブ384を挟んで大気連通管84aとは反対側の部分)には空気ファン85が取り付けられている。大気開放バルブ384を開いた状態で空気ファン85を回転させることにより各サブタンク80,180,280内の空間82(図3等参照)の空気が大気連通管84a,184a,284a,384aを通って出し入れされて空間82の圧力が制御され、各サブタンク80,180,280に接続された印字ヘッドに作用する負圧が制御される。なお、上記の例では、3つのサブタンクに一つの空気ファンを接続したが、サブタンクは2つでも4つ以上でもよい。
上記した空気ファン85としては、図16(a)に平面図で示すように軸流ファン185を用いても良いし、図16(b)に斜視図で示すようにシロッコファン286を用いても良い。また、印字ヘッド内の空気に圧力を与え、この圧力を印字ヘッドに作用させるシステムであれば本発明に包容される。また、インクを吐出するためのエネルギーとして発熱素子から発生される熱エネルギーを用いた、いわゆるバブルジェット記録方式を採用したインクジェット記録ヘッド(印字ヘッド)に本発明を適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明には他の方式(例えば、圧電素子を用いた方式等)のインクジェット記録ヘッドにも適用できることは明らかである。また、本発明に係るインクジェット方式画像形成装置の機械的構成としては、印字ヘッドを搭載したキャリッジを移動させる間に画像を形成するシリアル記録方式であっても、記録媒体の幅に対応した長さの印字ヘッドに対して記録媒体を相対的に移動させながら画像形成するフルライン記録方式であってもよい。
本発明のインク供給装置が組み込まれたプリンタの一例を模式的に示す正面図である。 図1のプリンタの電気的な系統を示すブロック図である。 (a)は、インクジェット方式画像形成装置に組み込まれたインク供給装置を示す模式図であり、(b)は、サブタンク内の空間を(a)よりも拡大して示す平面図である。 印字ヘッドをクリーニングする際の手順を示すフロー図である。 インク吐出面からインクを拭き取る手順を示す模式図であり、(a)は拭き取り開始前を示し、(b)は、拭き取り終了直後を示し、(c)は、拭き取り終了後の待機状態を示す。 インク供給装置を示す拡大図である。 待機モ−ドから記録動作までの手順を示すフロー図である。 (a)は、回復キャップにキャッピングされた印字ヘッドを示す模式図であり、(b)は、記録動作中の印字ヘッドの位置を示す模式図である。 図6のインク供給装置が動作する際の一例を示すタイムチャートである。 図6のインク供給装置が動作する手順の一例を示すフロー図である。 実施例2のインク供給装置を示す模式図である。 プリンタに組み込まれたインク供給装置を示す模式図である。 印字ヘッドをクリーニングする際の手順を示すフロー図である。 実施例4のサブタンクを示す模式図である。 実施例5のプリンタのサブタンクと空気ファンを示す模式図である。 (a)は、軸流ファンを示す平面図であり、(b)は、シロッコファンを示す斜視図である。
符号の説明
10 プリンタ
22K、22C、22M、22Y 印字ヘッド
64,66 インク流路
65 循環ポンプ
81 圧力検出センサ
80,180,280 サブタンク
82 空間
85 空気ファン

Claims (12)

  1. インクを吐出するノズルが形成された印字ヘッドの該ノズルに接続された、インクが貯められたタンクを備え、前記ノズルから記録媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェット方式画像形成装置において、
    前記タンク内の空間の圧力を制御する圧力制御手段を備えたことを特徴とするインクジェット方式画像形成装置。
  2. 前記タンクは、前記空間を大気に連通させる大気連通管が取り付けられたものであり、
    前記圧力制御手段は、前記大気連通管を通して前記空間に空気を出し入れすることにより、前記タンク内の前記空間の圧力を制御するものであることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット方式画像形成装置。
  3. 前記圧力制御手段は、前記空間内に配置されたものであることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット方式画像形成装置。
  4. 前記圧力制御手段は、前記タンクの外部で前記大気連通管に接続されたものであることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット方式画像形成装置。
  5. 前記タンクは、それぞれに前記大気連通管が取り付けられた複数のものであり、
    前記圧力制御手段は、前記複数のタンクそれぞれに取り付けられた大気連通管に接続された一つのものであることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット方式画像形成装置。
  6. 前記圧力制御手段は、タ−ボ式の空気ファンであって、その回転数を変化させることにより、前記空間の圧力を制御するものであることを特徴とする請求項1から5までのうちのいずれか一項に記載のインクジェット方式画像形成装置。
  7. 前記印字ヘッドは、前記ノズルに供給されるインクが貯められた液室が形成されたものであり、
    前記タンクは、前記液室にインクを供給するサブタンクであることを特徴とする請求項1から6までのうちのいずれか一項に記載のインクジェット方式画像形成装置。
  8. 前記圧力制御手段は、
    画像形成中に前記印字ヘッドから吐出されるインクの単位時間当たりの量に基づいて前記空間の圧力を制御するものであることを特徴とする請求項1から7までのうちのいずれか一項に記載のインクジェット方式画像形成装置。
  9. 前記圧力制御手段は、前記印字ヘッド内の圧力を検出する圧力センサの検出値に基づいて前記空間の圧力を制御するものであることを特徴とする請求項1から7までのうちのいずれか一項に記載のインクジェット方式画像形成装置。
  10. 前記液室と前記タンクとを接続するインク循環路と、
    該インク循環路にインクを循環させる循環ポンプとを備えたことを特徴とする請求項7,8,又は9に記載のインクジェット方式画像形成装置。
  11. 前記インク循環路は、前記液室と前記タンクとを接続する、異なる2本のインク流路で構成されたものであり、
    これら2本のインク流路のうち少なくとも1本のインク流路中に前記循環ポンプが取り付けられたことを特徴とする請求項10に記載のインクジェット方式画像形成装置。
  12. 前記循環ポンプは、正逆転していずれの方向にもインクを循環させるものであることを特徴とする請求項10又は11に記載のインクジェット方式画像形成装置。
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