JP2001514985A - 空気パージを行うことなく半永久的プリントヘッドを使用可能にする空気蓄積制御手段を備えた印刷システム - Google Patents

空気パージを行うことなく半永久的プリントヘッドを使用可能にする空気蓄積制御手段を備えた印刷システム

Info

Publication number
JP2001514985A
JP2001514985A JP2000509592A JP2000509592A JP2001514985A JP 2001514985 A JP2001514985 A JP 2001514985A JP 2000509592 A JP2000509592 A JP 2000509592A JP 2000509592 A JP2000509592 A JP 2000509592A JP 2001514985 A JP2001514985 A JP 2001514985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
printhead
fluid
air
ink supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000509592A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3909802B2 (ja
Inventor
パフロフスキー・ノーマン・イー・ジュニア
ハウク・マーク
バリナガ・ジョン・エー
ヴェンツェル・ドナルド・イー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US09/037,550 external-priority patent/US6203146B1/en
Application filed by Hewlett Packard Co filed Critical Hewlett Packard Co
Publication of JP2001514985A publication Critical patent/JP2001514985A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3909802B2 publication Critical patent/JP3909802B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17556Means for regulating the pressure in the cartridge
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17506Refilling of the cartridge
    • B41J2/17509Whilst mounted in the printer
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/1752Mounting within the printer
    • B41J2/17523Ink connection

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 プリントヘッドから空気をパージすることなく、複数インク補給容器の使用の間にプリントヘッドに導入される空気を収納することができる印刷システムを提供する。 【解決手段】インクを受け取る流体入力部制御信号に応答して該インクを吐出する噴射部分を有する半永久的プリントヘッド(12)を含むインクジェット印刷システム(10)が開示される。該印刷システムは、また、1ボリュームのインクを格納し、プリントヘッドにインクを供給するように構成される取り替え可能インク補給容器(14)を含む。該プリントヘッドは複数ボリュームのインクの使用期間にわたって使用することが可能である。該印刷システムは、プリントヘッドおよび取り替え可能インク補給容器と流体的に接続する流体蓄積部を含める。流体蓄積部は、プリントヘッドから空気をパージすることなく、複数インク補給容器の使用の間にプリントヘッドに導入される空気を収納することができるように適用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 関連特許 本出願は、6年8月30日出願の"Printer Using Print Cartridge with Internal P
ressure Regulator"と題する米国特許出願第08/706051号、1997年8月19日出願の
"InkJet Printing System with Off-Axis Ink Supply and High Performance Tu
bing"と題する米国特許出願第08/914832号、1995年12月4日出願の"Self Sealing
Fluid Interconnect with Double Sealing Septum"と題する米国特許出願第08/
566821号および1996年2月29日出願の"Anti Outgassing Ink Composition and Me
thod for Using the Same"と題する米国特許出願第08/1608922号に関連するもの
であり、これら出願特許の内容の全体が本明細書における引用によって本明細書
に組み入れられている。
【0002】 背景技術 本発明は、インクジェット・プリンタおよびそれと同等のものに関するもので、
特に、空気排除メカニズムを必要としない半永久的プリントヘッドを利用するイ
ンクジェット印刷システムに関するものである。
【0003】 インクジェット印刷システムは、(用紙のような)印刷媒体を横切って往復運動
するキャリッジに搭載されるインクジェット・プリントヘッドを利用することが
多い。プリントヘッドが印刷媒体を横切って運動するにつれて、制御電子部品が
、プリントヘッドの噴射部分を起動して、印刷媒体上にイメージまたは文字を形
成するため噴射ノズルからインク滴を放出すなわち噴射させる。インク補給容器
がプリントヘッド噴射部分にインクの補充を行う。
【0004】 一部の印刷システムは、プリントヘッドとは別に取り替えることが可能なイン
ク補給容器を利用する。インク補給容器が使い尽くされると、そのインク補給容
器は取り除かれ、新しいインク補給容器と取り替えられる。プリントヘッドは、
インク補給容器が使い尽くされた時ではなく、プリントヘッドの耐用期間の終了
の近くで取り替えられる。取り替え可能なプリントヘッドが複数のインク補給容
器を利用することができる能力を持つ場合、このプリントヘッドは"半永久的"プ
リントヘッドと呼ばれる。これは、各インク容器と共に取り替えられる使い捨て
プリントヘッドとは対照的である。
【0005】 半永久的プリントヘッドに関する大きな問題点は、適切な圧力調整ができない
ことによる早めの故障である。この障害を理解するため、プリントヘッドの動作
を考察する必要がある。適切に動作するため、多くのプリントヘッドはある動作
圧力範囲を持つ。これは、典型的には−1と−6水インチの間という狭い範囲の
わずかに負のゲージ圧力に維持されなければならない。ゲージ圧力は、大気圧に
対して測定される圧力を意味し、本明細書で引用される圧力はすべてゲージ圧力
である。圧力がプラスになると、印刷動作および印刷システム格納動作は悪影響
を受ける。印刷動作の間に、圧力が正圧になると、インク滴がしたたり落ちて、
噴射停止を引き起こす。格納の間、圧力が正圧になると、プリントヘッドからイ
ンク滴がしたたり落ちることになる。格納の間したたり落ちるインクは、蓄積し
て、プリントヘッドおよびプリンタ部品の上で固まる。この固まったインクが、
プリントヘッドの溶滴放出を永久に妨げ、結果としてコストのかかるプリンタの
修理が必要となる。正圧を回避するため、プリントヘッドは、負圧を維持する内
部機構を活用する。
【0006】 プリントヘッドに存在する空気がそのような維持を妨げることがある。プリン
トヘッドに初期的にインクが満たされる時、空気泡がそこに残されることが多い
。加えて、外気からプリントヘッドに入る拡散物や排出空気と呼ばれるインクか
ら出る溶解空気を含む多数の発生源から導入される空気がプリントヘッド耐用期
間にわたって蓄積する。温度上昇または気圧降下のような環境変化の間、プリン
トヘッドの内側の空気は包含される空気の総量に比例して膨張する。この膨張は
、負圧を維持する内部機構に反するものである。プリントヘッドの内部機構は、
限られた範囲の環境的激変に対しては、これら環境的変化を補償することができ
る。この範囲を越えると、プリントヘッドにおける圧力は正圧になる。
【0007】 空気累積問題に対する解決策の1つは、使い捨てプリントヘッドの使用であっ
た。使い捨てプリントヘッドに関するインクの量は、空気累積を臨界しきい値以
下に保つように調整することができる。そのようなインク量が小さい場合、プリ
ントヘッドの頻繁な取り替えのため印刷コストが増大する。その代わりに、プリ
ントヘッド取り替えの頻度を減らすためインク補給容器を大きくすることができ
る。しかしながら、印刷の適用がコンパクトなデスクトップ・プリンタである時
、大きなインク補給容器は問題となる。プリントヘッドが取り替えられる都度大
きいインク補給容器が取り替えられる使い捨てプリントヘッドを活用するシステ
ムの1例が、"Continuous Ink Refill System for Disposable Ink Jet Cartrid
ges Having a Predetermined Ink Capacity"と題する米国特許第5,369,429号に 記載されている。
【0008】 空気累積問題に対するもう1つの解決策は、半永久的プリントヘッドの利用を
可能にする空気パージ機構の使用であった。空気パージ手法の1例が、"Purging
System for Ink Jet Recording Apparatus"と題する米国特許第4,558,326号に 記載されている。空気パージシステムに関しては、(1)パージ・メカニズムのた めに付加されるプリンタ・コスト、(2)空気と共に外へ排出されがちなインクへ の対応に関連する信頼性問題(これはプリンタ保守要件を増加させる可能性があ る)、および、(3)(プリントヘッドのインク放出機構を経由して空気がパージさ れる場合)インク放出機構における空気の残留などの問題がある。特に、空気パ ージ・メカニズムは、プリンタに対する保守の必要性を増加させる。
【0009】 このように、低コストで、少ない保守作業で、信頼性が高く、かつ、比較的コ
ンパクトなサイズのデスクトップ・プリンタを可能にするインク供給技術を使用
する半永久的プリントヘッドの印刷システムが求められている。
【0010】 発明の開示 本発明は、インクを受け取る流体入力部および制御信号に応答してインクを吐出
する放出部分を有する半永久的プリントヘッドを含むインクジェット印刷システ
ムに関するものである。該印刷システムは、また、1ボリュームのインクを貯蔵
するプリントヘッドにインクを提供するように構成される取り替え可能インク補
給容器を含む。このプリントヘッドは、複数ボリュームのインクの耐用期間にわ
たって継続動作する能力を持つ。該印刷システムは、プリントヘッドおよび取り
替え可能インク補給容器と流体的に接続する流体蓄積部を含む。該流体蓄積部は
、複数インク補給容器の使用の間プリントヘッドから空気をパージすることなく
プリントヘッドに導入される空気を収納するように適応される。
【0011】 本発明の好ましい1つの実施形態は、流体入力部に流体的に接続してインクを
プリントヘッドに供給するインク供給装置に関連する。このインク供給装置は、
プリントヘッドの耐用期間の間に導入されるすべての空気を蓄積部が収納するこ
とができるように、プリントヘッドへの空気流入を制御するように適応される。
【0012】 発明の実施形態 図1は、本発明のインクジェット印刷システム10を示している。インクジェッ
ト印刷システム10は流体導管16を経由して取り替え可能インク補給容器14
に接続されるプリントヘッド12を含む。プリントヘッド12は、流体導管16
からインクを受け取って、放出機構が印刷システム制御電子部品20の制御の下
媒体(図示されてない)の上にインクを選択的に吐出することを可能にする。
【0013】 流体導管16は取り替え可能インク補給容器14からインクを受け取る。流体
導管16は、取り替え可能インク補給容器14の流体出口28に流体的に接続す
る導管入口26を含む。
【0014】 印刷動作の間、インクは、インク補給容器14から導管16を経由してプリン
トヘッド12へ流れ、それによって、放出機構18のノズル(図示されていない)
によってインク溶滴が放出されることが可能となる。プリントヘッド12は、半
永久的であるので、大きいボリュームのインクを印刷する能力を持つ。従って、
インク補給容器14は定期的に取り替えられる。例えば、1つの実施形態におい
て、プリントヘッドは450ccのインクの印刷に耐えると期待されている。こ
の実施形態においては、各インク補給容器14はプリントヘッド12に30cc
のインクを補給し、従って、このプリントヘッド12は15個のインク補給容器
の使用に耐えると期待されている。
【0015】 本発明の1つの側面は、印刷システムにおける空気蓄積を制限し、蓄積する空
気を収納するために使用される技術に関係する。図1および以下に示されるよう
に、印刷システム10はプリントヘッド12に最終的に蓄積する空気の多数の発
生源を持つ。 (l)初期的空気−これは、プリントヘッド12が印刷システム10に取り付けら れる前に存在する空気泡を指す。 (2)プリントヘッド接続−これは、プリントヘッド12が導管16に接続される 時導入される空気を指す。 (3)導管始動−これは、導管16に初期的に存在し、印刷システム10が最初に 使用される時プリントヘッド12に流れ込む空気を意味する。 (4)拡散−これは、プリントヘッド12の耐用期間にわたってプリントヘッド1 2および導管16に拡散流入する空気を指す。 (5)インク補給容器接続−これは、各インク補給容器14が導管16に接続され る時導入される空気を意味する。 (6)インク補給容器浮遊空気−これは、インク補給容器14に存在し、導管16 を経由して最終的にプリントヘッド12に流入する空気泡を意味する。 (7)空気放出−これは、インクがプリントヘッド12を通過する間に分解によっ て発生する空気を指す。
【0016】 本発明のもう1つの側面は、上述の発生源によって印刷システム10に導入さ
れる空気をプリントヘッド12が収納することを可能にする蓄積部である。プリ
ントヘッド12からインクがしたたり落ちるのを防止するため、プリントヘッド
12が内部負圧を維持することは重要である。印刷を行わない期間にプリントヘ
ッド12が環境温度および気圧の大幅な変化に遭遇すると、プリントヘッド12
の内側の気泡が膨張してプリントヘッド12の圧力を増加させる傾向がある。プ
リントヘッドは、負圧を維持するためこのような膨張を補償する蓄積部29を含
む。しかしながら、蓄積部29は、それが補償することができる量に上限を持つ
。これは、空気に対する"貯蔵容量"と呼ばれる。
【0017】 蓄積部29の貯蔵容量は、蓄積部の設計および環境動作範囲によって決定され
る。この環境範囲は、蓄積部29が最大限度の気泡膨張に対応することができる
上限温度および下限気圧によって定義される。典型的実施形態において、この上
限は、恒圧において温度140°Fである。従って、蓄積部は、140°Fの温
度まで貯蔵容量と等しい量の空気の膨張に対応しなければならない。典型的実施
形態において、貯蔵容量は4.5ccである。言い換えると、この典型的な蓄積 部は、外気温(約70°F)から140°Fまで、充満空間における負圧を維持し
ながら、4.5ccの気泡の膨張を補償しなければならない。
【0018】 本発明の別の1つの側面は、空気の発生源が貯蔵容量を超えないことを保証す
るように選択される"空気予算"に関係する。空気予算の範囲内で、空気発生源の
各々に割り当てられる空気の量が選択される。次の表1は、空気予算の1例を示
している。
【0019】
【表1】発生源別空気予算 空気予算値 初期 0.3cc プリントヘッド接続 0.1cc 導管始動 1.3cc 拡散(導管、プリントヘッド) 1.0cc インク容器接続 0.1cc インク容器浮遊空気 0.1cc 空気放出 1.6cc 予算項目合計=4.5cc
【0020】 すべての予算項目の合計は4.5ccという貯蔵容量に等しい。いずれの予算 項目も、他の項目が空気予算の合計が貯蔵容量を超えないことを保証するように
相応に減少することを前提とすれば、増加することができる。
【0021】 本発明の別の1つの側面は、蓄積される空気総量を貯蔵容量レベルより下に保
つことのできる低いレベルに各空気発生源が維持されることを保証するために使
用される技術に関連する。空気を収納し、導入される空気を制限する手法を図2
乃至図13を参照して以下記述する。
【0022】 図2は、印刷システム10の1つの好ましい実施形態を表している。印刷シス
テム10は、媒体(図示されていない)が印刷領域32に送られる前と後の両方に
おいて媒体をそれぞれ格納する入力トレイ30Aおよび出力トレイ30Bを含む
。キャリッジ34が、複数のプリントヘッド12を支持して、プリントヘッド1
2に関連する複数の放出器18が媒体上にインクを選択的に吐出するように印刷
領域32を走査する。各プリントヘッド12は導管16を経由して複数の対応す
るインク補給容器14のうちの1つからインクを受け取る。プリントヘッド12
は、各々複数のインク補給容器14を利用することができるので、半永久的であ
る。このため、印刷システム10はコンパクトなサイズとすることができる。こ
の好ましい実施形態のインク補給容器14は、黒14b、シアン14c、マジェ
ンタ14mおよびイエロー14yを含む異なる顔料インクを利用する。黒インク
補給容器14bは約75ccの容量を持ち、カラー・インク補給容器14c、1
4mおよび14yはそれぞれ約30ccの容量を持つ。比較的大きい75cc黒
インク補給容器と取り付け互換性のある30cc黒インク補給容器も存在する。
インク補給容器のサイズは、印刷システム10のサイズに影響を与えることを避
け、使用耐用期間を考慮に入れて、十分小さいように選択される。同時に、容器
のサイズは、許容可能な低い取り替え率を実現できるようにできるだけ大きく選
択される。各プリントヘッド12は、約450ccのインクの使用に耐えるので、
複数のインク補給容器を利用することが可能であり、従って、半永久的である。
【0023】 プリントヘッド12の貯蔵容量を図3乃至図5を参照して以下記述する。図3
は、流体導管16に接続しているプリントヘッド12の概要を図示している。プ
リントヘッド12は、到来圧力で流体導管16からインクを受け取り、到来圧力
より低く制御された内圧で放出器18にインクを送達する。放出器18は、制御
された内圧で1つの量のインクを貯蔵する充満空間38に流体的に接続される。
インクは、不純物を取り除くため放出器18に到達する前にフィルタ・エレメン
ト39を通過する。
【0024】 充満空間38における負圧は、アクチュエータ40とバルブ42を含む調整機
構を使用して制御される。放出器18が媒体上にインクを吐出するにつれて、充
満空間38におけるインクは枯渇する。これは充満空間38の内圧を減じる。内
圧が低圧しきい値に達すると、それに応じてアクチュエータ40がバルブ42を
開けることによって、インクが流体導管16から充満空間38へ流れ込む。この
ようなインクの導入が充満空間38の圧力を上げる。内圧が高圧しきい値に達す
ると、それに応じてアクチュエータ40がバルブ42を閉じる。このように、充
満空間38における圧力は、低圧しきい値と高圧しきい値の間で調整される。
【0025】 図4は、プリントヘッド12の1つの好ましい実施形態の拡大図である。プリ
ントヘッド12は、導管16からインクを受け取るための流体入口22および媒
体(図示されていない)上に選択的にインクを吐出する放出器部分18を含む。プ
リントヘッド12はまた内部調整機構を含む。内部調整機構は、図5を参照して
後述される空気導管43を含む。
【0026】 図5の(A)、(B)および(C)は、図4のプリントヘッド12を符号5A方向か
ら見た断面図である。プリントヘッド12の圧力調節システムの機能面を一層明
確に示すため、プリントヘッド12の内部構成は単純化されている。図3および
図5を比較する場合同じエレメントを識別するため同じ符号が使用されている。
【0027】 プリントヘッド12は、放出器部分18を支持する外側の囲い44を含む。充
満空間38は放出器部分18と流体のやりとりをする。充満空間38の内部には
、充満空間38にインクを選択的に流入させるためのアクチュエータ40および
バルブ42がある。
【0028】 バルブ42は、流体入口22に流体的に接続してインクを充満空間38に流入
させるノズル46およびノズル46を密封するバルブ・シート48を含む。バル
ブ・シート48は、バルブ42の確実な密封を保証することができるような弾性
材料で形成される。バルブ・シート48は、調整車軸に対して回転する圧力調整
てこ50に固定して取り付けられている。図5の(A)−(C)に示されているよう
に、てこ50の回転が充満空間38における圧力の変化に基づいてバルブ42を
開閉する。
【0029】 プリントヘッド12は、また、蓄積てこ車軸52Aに対して回転する蓄積てこ
52を含む。ばね54が、調整バルブてこ50と蓄積てこ52を接続させて、両
方のてこを相互にバイアスさせる。ばねは、調整車軸50Aに対するより蓄積部
車軸に対して比較的接近して接続される。
【0030】 膨張可能な袋56が、蓄積てこ52と調整てこ50の間に配置される。膨張可
能袋56の第1の表面は空気導管を経由して大気と接し、袋56の第2の表面は
充満空間38の中のインクと接触する。かくして、袋56は充満空間38と大気
の間の圧力差に応答して膨張および収縮する。袋56、調整てこ50およびばね
54は、図3を参照して上述したアクチュエータ40と同様の機能を果たす。
【0031】 図5の(A)は、袋56が完全にしぼんでいるプリントヘッド12の初期状態を
示している。印刷が始まると、放出器18によって放出されるインク量を補償す
るため袋56は膨張する。袋の体積は増加して、ばね54によって生まれる力に
抗しながら一方の側で蓄積てこ52を、他方の側で調整てこ50を押し始める。
【0032】 袋56の中の圧力が十分に高い時、両方のてこは相互に逆の外側方向に旋回し
始める。蓄積てこ52上でばね54によって発生されるモーメントは調整てこ5
0上でばね54によって発生されるモーメントより小さいので、蓄積てこ52が
先ず動き始める。蓄積てこは、図5の(B)に示されているように、外側囲い44
に接触するまで動く。
【0033】 蓄積てこ52が完全に延伸すると、調整てこ50が動き始め、最後に、図5の
(C)に示されているように、バルブ・シート48がノズル46から離れるように
持ち上げられ、バルブ42が開く。そこで、インクが導管16からノズル46を
経由して充満空間38に流れ込む。流入インクが、充満空間38の圧力を増加さ
せ、てこ50、52に対する袋56の力を減少させ、そのためバルブ42が閉じ
る。この結果、プリントヘッド14は図5の(B)に示されているような状態にな
る。
【0034】 前述のように、負圧が充満空間38において維持されることが重要である。蓄
積部は、充満空間38に空気が存在する時でさえこの負圧を維持するように機能
する。ばね54の相対的な取り付け位置のため、蓄積部てこは、通常動作の間、
囲い44に押しつけられたままである。プリントヘッドの使用期間が進むと、空
気泡58がプリントヘッド12に蓄積する傾向がある。印刷システム10の格納
および休止の間、環境の温度が変化する可能性がある。理想的気体法則に従えば
、気泡58は温度上昇に応答して膨張し、それに従って袋56はしぼむ。袋56
がしぼむにつれ、蓄積部てこ52が袋56に対する圧力を維持するように動く。
【0035】 このように、蓄積部てこ52および袋56は、プリントヘッド12における一定
の負圧を保証し、蓄積部てこの運動範囲を通して正圧を防止する。
【0036】 典型的システムにおいては、蓄積部52の運動範囲は、指定された環境動作範
囲に対して充満空間38の負圧を維持しながら、充満空間38に累積される空気
を4.5ccという貯蔵容量まで許容する。累積された空気が4.5ccを越える
と、プリントヘッド12からインクがたれ落ちて、プリントヘッドおよびプリン
タ故障を引き起こし、放出器18の動作に影響を及ぼす結果となる。かくして、
すべての空気発生源の累積量は、貯蔵容量4.5cc未満に保たれなければなら ない。
【0037】 圧力調整器および蓄積部を備え持つ別の形態がある。図3を再び参照すれば、
バルブ42は電磁弁のような電子機械的バルブとすることができる。アクチュエ
ータ40は、バルブ42を開閉するための回路に信号を送る圧力変換器とするこ
とができる。空気を蓄積する容量を備えるため、充満空間38の外壁は少なくと
も部分的に柔軟でなければならない。そのようにする1つの手段は、充満空間3
8を大気から切り離し、空気泡膨張に応じて動くことができるゴム仕切り板60
を備える。仕切り板60は蓄積部29と同じ機能を果たす。代替的には、蓄積部
29と同じ機能を果たすばね仕掛け袋によって充満空間38を取り囲むことも可
能である。各代替的蓄積部の設計は、それ自身の空気累積制限および貯蔵容量を
持つ。正圧の有害な影響を回避するため、空気発生源の総和は、この貯蔵容量未
満に保たれなければならない。
【0038】 空気発生源およびそれら空気発生源をそれぞれの予算範囲内に維持するために
使用される手法を図6乃至図13を参照して以下記述する。全般的予算目標を達
成するため、各発生源に予算を割り当て、制御することは、本発明の重要な側面
である。
【0039】 第1の空気発生源は、プリントヘッド12が印刷システム10に取り付けられ
る前にプリントヘッド12に初期的に存在する空気である。1つの典型的実施形
態において、この発生源に対して予算として割り当てられる空気は0.3ccで あるが、これは、製造工程によって導入される空気、製造と取り付けの間にプリ
ントヘッド12へ拡散侵入する空気、および、流体入口22または放出器部分1
8を通してプリントヘッド12に流入する空気を含む。これらの値を最小にする
ため、以下に述べるような多数の設計および組立方法がプリントヘッド12の製
造のため利用される。
【0040】 プリントヘッド12が製造される時、プリントヘッド12にインクを満たす際
空気が導入される。そのような空気を最小にするために、次のようなインク充て
んプロセスが使用される。(1)流体入口22にC02ガスの発生源をあて、プリント
ヘッド12に存在するガスのほとんどすべてがC02から構成されるようになるま でプリントヘッド12の放出器18に真空源をあてることによって、プリントヘ
ッド12に初期的にC02ガスを送り込まれる。(2)次に、プリントヘッド12がイ
ンクで満たされるまで流体入口22に脱気されたインクの源を、放出器18に真
空源をそれぞれあてることによって、プリントヘッド12は脱気されたインク( すなわち溶解酸素が飽和レベルより小さいインク)で満たされる。上記充てんプ ロセスの間に残される気泡は主にC02から成るもので、それはすぐにインクに溶 け込む。更に、気泡から気体は抜き去られているので、(空気のような)気泡中の
不純物はインクに吸収される。
【0041】 プリントヘッド12は、また、インク充てんプロセスとプリントヘッド12へ
のプリンタへの取り付けの間に拡散侵入する空気を最小限にとどめるようにする
ため、高い空気拡散障壁材で製造される。好ましい実施形態において、プリント
ヘッド12の外側囲い44は、LCP(液晶重合体)で製造される。PET(テレ フタル酸ポリエチレン)または金属をかぶせられたプラスチックのような他の高 障壁材もまた効果的にはたらく。袋56は、好ましくは、少なくとも1つの層が
高い空気拡散障壁特性を持つ多重積層プラスチック薄膜から形成される。1つの
好ましい高障壁材は、PVDC(ポリ塩化ビニリデン)である。粘着性および柔軟
性を最大にするため、LDPE(低密度ポリエチレン)のようなその他の層を利用
することも可能である。
【0042】 図6および図7に示されているように、第2の空気発生源は、導管出口24と
流体入口22の間で"プリントヘッド接続"が確立される時導入される。図6は、
キャリッジ34へのプリントヘッド12の初期取り付けを示している。プリント
ヘッド12は実質的に下方への運動で挿入することによってキャリッジ34に取
り付けられる。挿入と共に、導管出口24がプリントヘッド12の流体入口22
に接続する。流体入口22と導管出口24の間の流体接続の詳細は図7の(A)−
(C)に示されている。図7の(A)は、導管出口24への流体的接続を行う位置に
置かれたプリントヘッド12を示している。図7の(B)は、流体的接続の前の導
管出口24を示している。図7の(C)は、流体入口22と導管出口24の間の流
体的接続の完了した状態を示している。
【0043】 プリントヘッド12の流体入口22は、閉じた鈍い下端、外側から見えない内
径(図示されていない)および横方向孔66を持つ、下方へ延びる中空針62を含
む。内径は、図5の(A)−(C)に示されたようにノズル46へまた横方向孔66
に流体的に接続する。針62は導風板68によって取り囲まれている。
【0044】 導管出口24は上方へ延びる中空の円筒状の格納器70を含む。中空格納器7
0は導管16と流体接続する入口72を持つ。中空格納器70は、折れ曲りキャ
ップ76によって格納器70に確保される事前スリット隔壁74を支持する上端
を持つ。密封部材78がばね80によって隔壁74に押しつけられている。
【0045】 プリントヘッド12がキャリッジ34に取り付けられる時、導風板68が隔壁
74を針62に位置あわせするのに役立つ。導管入口24の上端は、流体入口2
2と正しくかみ合わせできるサイズとされる。導管入口24の上端の直径は、導
風板68によって収納されることができるように小さくなければならず、また、
流体入口22と導管出口24の間での配置変化を制御できるような大きさでなけ
ればならない。そのような構成によって、針62と隔壁74の間の信頼できる流
体接続が保証される。流体接続の間、針62が密封部材78を円筒状収納器70
の中へ押し下げる。このようにして、最終的挿入位置において、インクは、導管
16から、収納器入口72を経由して、密封部材78のまわりで、横方向孔66
、内径66、更にノズル46へと流れ込む(図7参照)。
【0046】 空気予算の範囲内にとどまるため、導管出口24と流体入口22の間の流体的
切り離しおよび再接続がプリントヘッド12に最小限度の空気の量を導入するこ
とが重要である。プリントヘッド12が導管16から切り離される場合、導管1
6に負圧が存在する可能性がある。負圧は空気を導管出口24に引き入れる傾向
を持つ。これを防ぐため、針62が引っ込められた後直ちに隔壁74が自己密封
を行い、空気が導管16に入るのを防ぐ。しかしながら、使用期間が進むにつれ
、隔壁74が収縮して、針62が引っ込められた後隔壁74が直ちに自己密封で
きなくなる可能性がある。迅速で信頼できる密封を保証するため、密封部材78
は導管出口24の冗長な密封を提供する。表1の空気予算は、この流体的切り離
しおよび再接続に関して0.1ccの空気を割り当てているが、導管出口24の 信頼できる自己気密特性のため、プリントヘッド12に関して導入される実際の
空気は大きくない。
【0047】 第3の空気発生源は、プリントヘッド12が初期的に取り付けられる時導管1
6に存在する、"導管始動"と呼ばれる空気である。1つの典型的実施形態におい
て、これは、プリントヘッド12に1.3cc未満の空気を与える。図1に戻れ ば、流体導管16は信頼性問題に対処するため初期的に空とされる。例えば、製
造の後顧客への出荷の間、印刷システム10は、流体導管16において(流体導 管16に損傷を与える)インクの凝固および膨張を引き起こす可能性のある温度 変動を経験することがある。この理由から流体導管16は初期的に乾燥状態で工
場から出荷される。
【0048】 第4の空気発生源は、プリントヘッド12が印刷システムに取り付けられてい
る間にプリントヘッド12および導管16に流入する空気拡散である。1つの典
型的実施形態において、プリントヘッドおよび導管の製造のため高い空気拡散障
壁材を使用することによって総拡散量は1.0cc未満に保たれる。上述のよう に、プリントヘッドは高拡散隔壁ポリマで製造される。流体導管は、温度23°
Cおよび相対湿度0%において100cc・mil/(100in2・day・atm)と いう酸素透過性特性を持つ低空気拡散材料で製造されるチューブを含む。このチ
ューブにふさわしい柔軟ポリマの例には、PVDC(ポリアクリル酸エステル塩 化ビニリデン・コポリマ)、ECTFE(エチレン・クロル・トリフルオロ・エチ
レン)およびPCTFE(ポリクロロ・トリフルオロ・エチレン)コポリマが含ま れる。
【0049】 図8および図9に示されているように、第5の空気発生源は、インク補給容器
14と導管16の間のインク補給容器接続である。図8は、受け入れステーショ
ン36への下方挿入に備えた位置におかれたインク補給容器14を示す。本発明
に関係しない細部は省略してある。インク補給容器14は流体出口28と流体的
に接続する流体貯蔵器82を含む。インク補給容器14が受け入れステーション
36に挿入されると、流体出口28が導管入口26と連結して、インクが流体貯
蔵器82から導管16およびプリントヘッド12へ流れる。
【0050】 インク補給容器接続の一層の詳細が図9に示されているが、図9は図8のイン
ク補給容器を符号9A−9Aから見た拡大図で、流体的接続のみを示している。
図9の(A)は、流体接続の前の流体出口28および導管入口26を示している。
【0051】 インク補給容器14の流体出口28は、インク補給容器シャーシ86から下方
へ延びる中空円筒状突起84を含む。中空突起84は、貯蔵器82と流体接続す
る上端および折れ曲りキャップ90によって突起84に確保される事前スリット
隔壁88を支持する下端を有する。密封部材92はばね94によって隔壁88に
対して押しつけられる。
【0052】 流体入口26は、閉じた鈍い上端、外側からは見えない内径(図示されていな い)および横方向孔98を持つ、上方へ延びる中空針96を含む。内径は、横方 向孔98に流体的に接続する。横方向孔98の反対側の針96の端は、プリント
ヘッド12にインクを供給するため導管16に流体的に接続している。滑動環管
100が、針96を取り囲み、柔軟部分102を含む。滑動環管100は、柔軟
部分102が横方向孔98を大気から密封する位置を維持するように、ばね10
4によって上方へバイアスされている。
【0053】 導管出口26は、また、滑動環管100を取り囲み、上方へ延びる突起105
を含む。上方へ延びる突起105は、環管100を滑動させる保持力を針96に
与え、流体出口28に位置あわせ機能を与える。
【0054】 図9の(B)は、流体出口28と導管入口26の間の流体的接続を示している。
インク補給容器が受け入れステーションに取り付けられると、流体出口28の下
側すなわち末端部が、先ず、突起105の傾斜部分105aおよび内部表面10
5bにかみ合い、針96と位置をあわせるように案内される。次に、流体出口2
8の下端が滑動環管100を押し下げる。同時に、針96が隔壁88に入り、隔
壁88を通過して密封部材92を円筒状突起84に押し上げる。このようにして
、完全にさし込まれた位置において、インクが、インク貯蔵器82から、突起8
4を通過して、密封部材92の周囲で、横方向孔98へ、流体導管16へそして
プリントヘッド12へ流れ込む。
【0055】 インク補給容器14の取りはずしの際、隔壁88が中空針96から引き出され
、流体出口28および導管入口26が図9の(A)に示されているような状態へ戻
ることを可能にする。
【0056】 流体出口28は、導管16への空気の流入を避けるように流体入口26に確実
にかみ合うことのできる大きさにされる。流体出口28は、横方向孔98と中空
突起84の内部の間の接続を確実にするため、滑動環管100に正しくかみ合い
、滑動環管100をリップ105cから十分に遠くへ離すように押すことのでき
る長さでなければならない。流体出口28の下端の直径は、突起105に収納で
きるように小さいものでなければならないが、突起105の傾斜部分105aお
よび内部表面105bにかみ合う時針96と隔壁88の間の位置あわせ変動を制
御できるような大きさでなければならない。
【0057】 複数のインク補給容器が導管入口26に対して接続および切り離されるので、
導管入口6と流体出口28の間の流体的切り離しおよび再接続によって導管16
に導入される空気が最小限度の量であることは重要である。インク補給容器14
が導管16から切り離される時、導管16にわずかな負圧が存在する可能性があ
り、これが導管入口26に空気を引き込む傾向を持つ。これを防ぐため、インク
補給容器14が切り離される時、滑動環管が直ちに横方向孔98を密封する。流
体出口側では、隔壁88および密封部材92が直ちに自己密封して、空気がイン
ク補給容器14に流入するのを防ぐ。インク補給容器14が空気導入を防ぐよう
に切り離しおよび再接続されるとすれば、この点は重要である。表1の空気予算
は、プリントヘッド12の耐用期間にわたってインク補給容器14の接続に対し
て0.1ccの空気を割り当てているにすぎない。
【0058】 第6の空気発生源は、インク補給容器14における"インク補給容器浮遊空気"
すなわち気泡であり、これがインク補給容器14から導管16を経由してプリン
トヘッド12へ流れ込む。この浮遊空気は、初期的には、貯蔵器82や流体出口
28に存在する。1つの好ましい実施形態において、インク補給容器14は、図
8に示されているように、実質的に垂直方向に取り付けられる。浮遊空気はすべ
てインク補給容器14の上方部分へ活発に上昇する傾向がある。このような構成
の場合、"インク補給容器浮遊空気"の空気予算への寄与は0.1ccである。
【0059】 しかしながら、インク補給容器14に十分な浮遊空気が存在するとすれば、イ
ンク補給容器14のインクがほとんど枯渇する時、そのような空気が導管16に
送られる可能性がある。このように、インク補給容器14に累積することができ
る空気泡の総量を制限することは望ましい。
【0060】 インク補給容器浮遊空気は、主としてインク補給容器材料および製造プロセス
によって影響を受ける。図10および図11は、インク補給容器14の1つの好
ましい実施形態の分解図および完全に組み立てられた図である。本発明に付随し
ない細部は除外してある。図10を参照すれば、インク補給容器14の組立は次
のようなステップを含む。
【0061】 1. 外に延伸する流体出口突起84および周辺密封表面106を含むシャーシ8
6を用意する。
【0062】 2. 貯蔵器82を形成するようにフィルム薄板108を周辺密封表面106へ付
着および密封する。フィルム薄板は高空気拡散隔壁多重積層構造である。好まし
い実施形態において、層は金属(銀)をかぶせられたナイロンのPETおよびLD
PEを含む。
【0063】 3. ばね94、密封部材92、事前スリット隔壁88および折れ曲りキャップ9
0を突起84に組み付けて流体出口28を形成する。
【0064】 4.充てんポート110にCO2を噴射して充てんポート110から空気を抜くこと
によってインク補給容器にCO2を満たす。貯蔵器に空気が実質的に残存しない状 態になるまでこのCO2噴射と空気抜きのプロセスを繰り返す。
【0065】 5.充てんポート110から空気を抜いた後、充てんポート110を通して脱気 されたインクでインク補給容器を満たす。
【0066】 7.インク補給容器をキャップ112およびシェル114に入れる。このように 組み立てられたインク補給容器14は図9に示されている。
【0067】 上述されたプロセスは2つの主要な観点から初期的に存在しかつ累積される浮
遊空気を最小限度にとどめる。第1に、プリントヘッド12に関して上述したよ
うに、CO2流入および脱気充てんプロセスがインク補給容器14に存在する初期 浮遊空気をパージする。第2に、フィルム薄板108のための材料選択が、流体
貯蔵器82への空気の拡散を最小にして、空気の導管16への流入開始時点での
累積された空気をしきい値未満に保つ。
【0068】 プリントヘッド12における空気累積の第7の発生源は、空気放出である。こ
の空気放出のメカニズムは、インクがプリントヘッド12の充満空間38を通り
抜ける際発生する溶解度変化である。インクが充満空間38に入ると、インクの
中の溶解空気の溶解度が減少して、その結果、インクから拡散された空気が充満
空間38の気泡となる。以下に更に説明されるように、この溶解度減少は主に温
度によって誘発される。
【0069】 図12は、水に対する溶解度曲線であって、水温に対する空気の水への溶解度
を点描している。曲線から見てとれるように、温度が上昇すれば、水の溶解度は
減少する。本発明に関連する熱式インクジェット・インクは少なくとも部分的に
水に基づいている。従って、多くの場合、そのようなインクは、図12に例示さ
れているものと同様の形状を持つ空気溶解度曲線を有する傾向がある。
【0070】 プリントヘッド12が動作している時、放出器部分18は充満空間38におけ
るインクを暖める。そのため、放出器部分18に近いインクが空気に対して飽和
状態を越え、その結果インクから拡散された空気が充満空間38の気泡となり、
気泡の大きさは増大する。
【0071】 放出空気の量を減少させる1つの手段は、溶解度曲線のこう配を減らし、従っ
て空気放出率を低下させる効果を持つ反空気放出添加剤を含めることである。こ
のような効果を持つ好ましい添加物は、エトキシレート化グリセリンである。し
かし、本発明に適切なその他種々の反空気放出添加物があり、それらには、2- ピロリドン、N−メチル・ピロリドン、エチレングリコール、2-プロパノール、
1-プロパノール、シクロヘキサノール、EHPDが含まれる。 次のリストは更に別の添加物を示す。 (a)アセトン、メチルエチルケトンおよびジアセトン・エーテルのようなケトン またはケトアルコール。 (b)ジオキサンのようなエーテル。 (c)酢酸エチル、乳酸エチル、炭酸エチレンおよび炭酸プロピレンのようなエス テル。 (d)1,4ブタンジオール、1,2ペンタネジオール、1,5ペンタネジオールおよび1,2 ヘキサネジオールのようなジオール。 (e)エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ネ オペンチル・グリコール、ポリエチレングリコール、テトラエチレングリコール
、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール
・グリセリンおよびチオジグリコールのような多価アルコール。 (f)ジエチレングリコール・モノ・メチル(またはエチル)エーテルおよびテトラ エチレングリコール・モノ・メチル(またはエチル)エーテルのようなアルキレン
グリコールから導出される比較的低いアルキル・モノエーテルまたはジエーテル
【0072】 上記の要素またはその混合物のうちの1つである反空気放出添加物が重量的に
少なくとも2%好ましくは12%以上の範囲で存在することが望ましい。以下は 、空気放出特性を制御したインクの例である。
【0073】成分 重量% 反空気放出添加物 12 (エトキシレート化グリセリンなど) 着色剤 6 (C.Iダイレクト黒52) インク媒体 80 (水プラス付加的溶媒) 付加的組み合わせ成分 2 (例えば殺傷材、界面活性剤、にじみ制御剤、緩衝剤等々)
【0074】 上記例示された黒インクは、約25°Cと60°Cの間で水よりも約l/2以下
に減少する溶解度曲線に対するタンジェントの平均こう配を持つ。換言すれば、
25°Cと60°Cの間の当該インクにおける空気の溶解度の変化は、添加材の
付加によって水に対して予想される変化の約半分に減少する。その結果、そのよ
うな添加物を含む典型的な黒インクは、水の空気放出率の1/2以下に減少した
空気放出率を持つ。これが1.6ccという空気予算に寄与する結果を生む。
【0075】 空気放出率を増加させるインク補給容器14の1つの側面はインク高圧密封法
である。高いインク流入率印刷を必要とする印刷システムの場合、典型的には、
貯臓器82とプリントヘッド12の間の圧力降下の影響を排除するため、高圧密
封法が実施される。図11を参照すれば、インク補給容器14の1つの好ましい
実施形態は、インク補給容器14に関連する高圧密封手段116を含む。高圧密
封手段116は、インク補給容器14と一体となるポンプである。代替的には、
高圧密封手段116は、貯臓器82を取り囲む領域と流体的に接続する給気口で
ある。与圧されたガスの供給源が高圧密封手段116に接続され、貯蔵器82に
含まれるインクを与圧する。いずれのケースにおいても、高圧密封手段は流体出
口28において与圧されたインクを提供する。
【0076】 高圧密封法は、ヘンリー法を通してインク補給容器14に含まれるインクにお
けるガスの溶解度を上げる。一定の圧力が適用されるならば、インクは時間の経
過と共に空気に対して次第に飽和して、プリントヘッド12の運動の間にインク
の空気放出率が増加する。溶解される空気を減少させる1つの方法は、高圧密封
手段116を間欠的圧力源にして、印刷のため必要な時にのみ導管16に送られ
るインクを与圧し、通常印刷システム10が休止している時は流体出口28の圧
力を解放するものである。大部分の時間は印刷を行わない時間として費やされる
ので、これは、高圧密封法によって寄与される空気放出の部分を最小限度にとど
める。
【0077】 以上、種々の空気累積発生源および空気蓄積を予算の範囲内に維持する種々の
手法を記述した。これらは、典型的な印刷システムに関して表1に要約されてい
る。典型的システムに関するこれら発生源の総和は約4.5ccである。これら 発生源の総和が4.5ccを越えれば、圧力調整の故障が発生して、プリントヘ ッド12のインクが印刷システムに漏れ広がる可能性がある。
【0078】 流体導管16が流体出口28と流体入口22を切り離すように流体的に接続さ
れる印刷システムが上述された。図13は、"キャリッジ搭載"構成でプリントヘ
ッド12'に直接連結するように取り付けられる代替的インク補給容器14'を示
している。インク補給容器14'はプリントヘッド12'の流体入口22'に直接 接続される流体出口28'を含む。このような構成によって、その間に配置され る導管16の必要性が排除される。これは、導管始動、導管拡散および流体接続
の1つを含む主要空気発生源のいくつかを排除する。これは、プリントヘッド寿
命を長くするか、さもなければ、必要とされる空気貯蔵容量を減少させる効果を
持つであろう。
【0079】 別の1つの代替形態は、圧力調整機能や蓄積機能をプリントヘッド12'では なくインク補給容器14'に持たせるものである。これは、プリントヘッド12'
における正確な圧力制御は犠牲となるが、全般的流体供給システムを単純化する
傾向を持つであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷システムを表し、該印刷システムに影響を及ぼす空気の
発生源を併せて示すブロック図である。
【図2】本発明を利用するプリンタの1つの好ましい実施形態の透視図である
【図3】本発明のプリントヘッドの1つの好ましい実施形態のブロック図であ
る。
【図4】本発明のプリントヘッドの1つの好ましい実施形態の拡大図である。
【図5】図4のプリントヘッドの5A−5Aから見た拡大ブロック図である。
【図6】本発明の印刷システムのキャリッジ部分へ挿入する体勢にあるプリン
トヘッドを表すブロック図である。
【図7】(A)は本発明の導管出口へ接続される体勢にあるプリントヘッドを表
すブロック図であり、(B)は導管出口の断面図であり、(C)はプリントヘッドと
導管出口の間の流体的接続を表す断面図である。
【図8】インク補給容器収納ステーションへの挿入の位置にあるインク補給容
器と共に、図2の印刷システムに使用されるタイプのインク補給容器収納ステー
ションを表すブロック図である。
【図9】(A)は流体出口と流体入口の間の流体的接続の前の流体出口および導
管入口の断面図であり、(B)は流体的接続の後の流体出口および導管入口の断面
図である。
【図10】1つの好ましい実施形態のインク補給容器の部品の組立前の拡大ブ
ロック図である。
【図11】1つの好ましい実施形態のインク補給容器のブロック図である。
【図12】水における空気の対温度溶解度を表すグラフ図である。
【図13】本発明の代替実施形態におけるインク補給容器およびプリントヘッ
ドを表すブロック図である。
【符号の説明】
10 インクジェット印刷システム 12 インクジェット・プリントヘッド 14 取り替え可能インク補給容器 16 流体導管 18 インク放出器 22 流体入口 28 流体出口 29 空気蓄積部 38 内部充満空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),CN,JP,K R (72)発明者 バリナガ・ジョン・エー アメリカ合衆国97210オレゴン州ポートラ ンド、ノースウェスト29アヴェニュー、 2055、ナンバー 7 (72)発明者 ヴェンツェル・ドナルド・イー アメリカ合衆国97321オレゴン州アルバニ ー、ノースウェスト12アヴェニュー 2820 Fターム(参考) 2C056 KB05 KB08 KB14 KB19 KB37 KC02 KC05 KC14 KC16 KC21 KC27

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリントヘッドにインクを供給する取り替え可能インク補給容器
    を有するタイプのインクジェット印刷システムであって、 インクを受け取る流体入力部および制御信号に応答してインクを選択的に吐出
    する放出部分を有し、複数のインク・ボリュームを印刷する能力を持つ半永久的
    インクジェット・プリントヘッドと、 複数のインク・ボリュームのうちの1つを貯蔵し、インクをインクジェット・
    プリントヘッドに供給するように構成される取り替え可能インク補給容器と、 インクジェット・プリントヘッドおよび取り替え可能インク補給容器に流体的
    に接続し、インクジェット・プリントヘッドから空気をパージすることなく該プ
    リントヘッドが複数のインク・ボリュームを印刷することを可能にする動作範囲
    内にプリントヘッド圧力範囲を維持するようにインクジェット・プリントヘッド
    に導入される空気を補償する蓄積部と、 を備えるインクジェット印刷システム。
  2. 【請求項2】上記プリントヘッドが、 放出部分に流体的に接続する内部充満空間と、 流体入力からインクを受け取って充満空間にインクを供給する機能を持ち、充
    満空間における指定された負圧を維持するため充満空間における圧力変化に応答
    して開閉する調整器バルブと、 を更に含む、請求項1に記載のインクジェット印刷システム。
  3. 【請求項3】上記プリントヘッドが放出部分に流体的に接続する内部充満空間
    を含み、流体蓄積部が、外側大気と接触する第1の表面および内部充満空間にお
    けるインクと接触する第2の表面を持つ柔軟部材を含み、上記柔軟部材が、充満
    空間における負の内圧を維持するため気泡膨張に応じて収縮する、請求項1に記
    載のインクジェット印刷システム。
  4. 【請求項4】一方の端においてプリントヘッドと、他方の端で流体入力部と、
    それぞれ流体的に接続する流体導管を更に含む、請求項1に記載のインクジェッ
    ト印刷システム。
  5. 【請求項5】半永久的プリントヘッドが少なくとも5個のインク補給容器の耐
    用期間にわたって印刷を行うことができる、請求項1に記載のインクジェット印
    刷システム。
  6. 【請求項6】プリントヘッドに1補給ボリュームのインクを供給する取り替え
    可能インク補給容器と、制御信号に応答してインクの溶滴を放出する放出器部分
    を持つプリントヘッドと、を備えるインクジェット印刷システムであって、 該プリントヘッドが、放出器部分にインクを供給する充満空間、および、取り
    替え可能インク補給容器からプリントヘッドへの一方通行のインクの流れを提供
    するバルブを含み、 該バルブが充満空間における指定された負圧を維持するため充満空間における
    圧力変化に応答して開閉し、 該充満空間が各取り替え可能インク補給容器の使用と共に増加する累積された
    空気を収納し、 該プリントヘッドが、充満空間の負圧範囲を維持するため蓄積された空気の膨
    張を補償する蓄積部を含む、インクジェット印刷システム。
  7. 【請求項7】上記バルブが、充満空間にインクを送るノズルおよび該ノズルを
    密封して充満空間へのインクの流れを停止させるバルブ・シートを含む、請求項
    6に記載のインクジェット印刷システム。
  8. 【請求項8】前記バルブ・シートが、旋回できるように取り付けられたてこに
    取り付けられる、請求項7に記載のインクジェット印刷システム。
  9. 【請求項9】流体蓄積部が、外側大気と接触する第1の表面および内部充満空
    間におけるインクと接触する第2の表面を持つ柔軟部材を含み、上記柔軟部材が
    、充満空間における負の内圧を維持するため気泡膨張に応じて収縮する、請求項
    6に記載のインクジェット印刷システム。
  10. 【請求項10】上記充満空間が、柔軟部材に対してバイアス力を与える負の内
    圧を持ち、該バイアス力が一定のしきい値を超える時バイアス力がバルブを開く
    、請求項9に記載のインクジェット印刷システム。
  11. 【請求項11】取り替え可能プリントヘッド、流体導管および取り替え可能イ
    ンク補給容器を備える印刷システムであって、 上記プリントヘッドが、取り替え可能プリントヘッドから空気をパージするこ
    となく複数のインク・ボリュームを印刷する能力を持ち、制御信号に応答してイ
    ンクの溶滴を放出する放出器部分と、放出器部分と接続する内部充満空間と、充
    満空間において累積される空気の膨張を補償する蓄積部と、充満空間にインクを
    供給するため充満空間に流体的に接続する流体入口と、を含み、 上記流体導管が、上記流体入口に流体的に接続するように構成される自己密封
    式導管出口を有し、該導管出口が流体入口から外される時空気が流体出口に入る
    のを防止するため該導管出口が自己密封し、上記流体導管が自己密封式導管入口
    を含み、 上記取り替え可能インク補給容器が、導管入口に流体的に接続するように構成
    される流体出口を有し、導管入口が流体入口から外される時空気が流体入口に入
    るのを防止するため該導管入口が自己密封し、更に、上記取り替え可能インク補
    給容器が、流体出口に流体的に接続し、複数のインク・ボリュームのうちの1つ
    を包含する流体貯蔵器を含む、印刷システム。
  12. 【請求項12】上記流体導管が、温度23°Cおよび相対湿度0%において1
    00cc・mil/(100in2・day・atm)という酸素透過性特性を持つ高空気 障壁材料で形成される部分を含む、請求項11に記載の印刷システム。
  13. 【請求項13】上記高空気障壁材料が、ポリアクリル酸エステル塩化ビニリデ
    ン・コポリマ、エチレン・クロル・トリフルオロ・エチレンおよびポリクロロ・
    トリフルオロ・エチレンから構成されるグループから選択されるポリマである、
    請求項12に記載の印刷システム。
  14. 【請求項14】上記流体出口と上記充満空間の間に配置され、それらと流体的
    に接続し、充満空間における指定負圧を維持するため充満空間における圧力変化
    に応答して開閉するバルブを更に備える、請求項11に記載の印刷システム。
  15. 【請求項15】制御信号に応答してインクを吐出する放出器部分を有し、複数
    のインク・ボリュームを印刷する能力を持ち、放出器部分と流体的に接続する充
    満空間を含む半永久的プリントヘッドを含む印刷システムにインクを供給する装
    置であって、上記内部充満空間が、プリントヘッド障害を防止するため負の内圧
    を持ち、負の内圧を維持する間該充満空間に貯蔵能力を最高限度とする空気を収
    納するように拡張および収縮を行うように構成される蓄積部を含み、更に、自己
    流体密封接続デバイスに流体的に接続し、 該インク供給装置が、該印刷システムに取り外し可能なように取り付けられ、
    複数のインク・ボリュームの1つを貯蔵する貯蔵器と、 上記貯蔵器に流体的に接続され、上記貯蔵器が該印刷システムに接続される時
    上記流体接続デバイスに流体的に接続するように構成される流体出口と、 を備え、 上記貯蔵器が該印刷システムに接続される時インクが上記貯蔵器から上記流体
    出口を通って上記充満空間へ流れ出て、この際該充満空間へ浮遊空気およびイン
    ク中の未溶解空気が持ち込まれ、貯蔵器、流体出口およびインクが印刷システム
    から空気をパージすることなくプリントヘッドの寿命の間貯蔵量未満の空気を蓄
    積するように構成される、インク供給装置。
  16. 【請求項16】上記蓄積部が、外側大気と接触する第1の表面および内部充満
    空間におけるインクと接触する第2の表面を持つ柔軟部材を含み、上記柔軟部材
    が、充満空間における負の内圧を維持するため気泡膨張に応じて収縮する、請求
    項15に記載のインク供給装置。
  17. 【請求項17】該プリントヘッドが、上記充満空間および上記流体出口と流体
    的に接続し、上記放出部分の適切な動作を保証する充満空間における負圧範囲を
    維持するため充満空間における圧力変化に応答して開閉するバルブを含む、請求
    項15に記載のインク供給装置。
  18. 【請求項18】上記流体出口が、上記流体接続デバイスと接続および切り離し
    される時0.02cc未満の空気を導入するように適応される、請求項15に記 載のインク供給装置。
  19. 【請求項19】上記流体接続デバイスが、出口孔を含み、滑動環管によって取
    り囲まれた針を含み、上記流体出口が密封位置から滑動環管を動かすため上記針
    および滑動環管にかみ合うように構成され、上記滑動環管が流体出口に流体的に
    接続する出口孔を未密封位置に密封する、請求項15に記載のインク供給装置。
  20. 【請求項20】上記針および滑動環管が円筒状突起によって取り囲まれていて
    、上記流体出口が、上記針と上記流体出口の末端部の間の位置あわせおよび適切
    な流体接続を可能にしながら円筒状突起に収納されることができるサイズにされ
    る、請求項19に記載のインク供給装置。
  21. 【請求項21】上記インクが、水の空気放出率より空気放出率を低くする添加
    物を含む、請求項15に記載のインク供給装置。
  22. 【請求項22】上記添加物が重量的にインクの少なくとも2パーセントという
    濃度である、請求項21に記載のインク供給装置。
  23. 【請求項23】上記添加物が重量的にインクの少なくとも10パーセントとい
    う濃度である、請求項22に記載のインク供給装置。
  24. 【請求項24】上記印刷システムが、上記充満空間に流体的に接続する第1の
    端部、上記自己密封式流体接続デバイスに流体的に接続する第2の端部、および
    その間に配置され、該第1の端部が上記プリントヘッドおよび該プリントヘッド
    に対して静止している上記自己密封型接続デバイスと共に走査することを可能に
    する柔軟部分を有する流体導管を含む、請求項15に記載のインク供給装置。
  25. 【請求項25】上記自己密封型接続デバイスがプリントヘッドと共に走査する
    、請求項15に記載のインク供給装置。
  26. 【請求項26】制御信号に応答してインクを吐出する放出器部分および該放出
    器部分にインクを供給する内部充満空間を含み、複数のインク・ボリュームを印
    刷する能力を持つプリントヘッド、および、上記内部充満空間に流体的に接続し
    、上記プリントヘッドに関連する流体入力部を備える印刷システムにインクを供
    給するインク供給装置であって、 該インク供給装置が、 上記流体入力部に流体的に接続する流体出口と、 上記流体出口に流体的に接続して複数のインク・ボリュームの1つを貯蔵する
    ことのできる流体貯蔵器と、 を備え、 上記流体貯蔵器および上記内部充満空間が、上記流体出口が上記流体入力部に
    流体的に接続する時上記放出器部分に対するインク供給システムを形成するため
    流体的に接続され、 上記インク供給システムが、インクジェット・プリントヘッドから空気をパー
    ジすることなく該プリントヘッドが複数のインク・ボリュームを印刷することを
    可能にするように該インク供給システムに導入される空気を収納するように適用
    される流体蓄積部を含む、インク供給装置。
  27. 【請求項27】上記インク供給システムが上記流体貯蔵器を上記プリントヘッ
    ドに流体的に接続させる調節器バルブを更に含み、該調整器バルブが上記放出器
    の適切な動作を可能にする圧力領域を維持するため上記内部充満空間における圧
    力変化に応答して開閉する、請求項26に記載のインク供給装置。
  28. 【請求項28】上記流体蓄積部が上記プリントヘッドに一体的に組み込まれて
    いる、請求項26に記載のインク供給装置。
  29. 【請求項29】上記流体蓄積部が上記流体貯蔵器に一体的に組み込まれている
    、請求項26に記載のインク供給装置。
  30. 【請求項30】上記流体蓄積部が、上記放出器部分の適切な動作を可能にする
    動作圧力範囲を持つ放出器部分へのインクの供給を保証する正確な圧力調整を行
    う、請求項29に記載のインク供給装置。
  31. 【請求項31】当該装置が10ccと100ccの間の供給可能なインクを含
    むインク補給容器である、請求項26に記載のインク供給装置。
  32. 【請求項32】インクを受け取る流体入力部、媒体上にインク滴を放出する放
    出器部分、初期的空気蓄積量を持ち上記放出器部分にインクを送る充満空間およ
    び蓄積部を備える半永久的プリントヘッドを含む印刷システムのためのインク供
    給方法であって、 第1のボリュームのインクが上記放出器部分に供給されている間に上記充満空
    間に第1のボリュームの空気を追加しながら上記供給可能インクの上記第1のボ
    リュームを上記流体入力部に流体的に接続するステップと、 動作圧力範囲内の負圧にプリントヘッドを維持するためプリントヘッドに蓄積
    された空気の上記初期および上記第1のボリュームの空気の膨張を補償するステ
    ップと、 第2のボリュームのインクが上記放出器部分に供給されている間に上記充満空
    間に第2のボリュームの空気を追加しながら上記供給可能インクの上記第2のボ
    リュームを上記流体入力部に流体的に接続するステップと、 動作圧力範囲内の負圧にプリントヘッドを維持するためプリントヘッドに蓄積
    された空気の上記初期、上記第1および上記第2のボリュームの空気の膨張を補
    償するステップと、 を含むインク供給方法。
  33. 【請求項33】プリントヘッドにおける負圧を維持するためプリントヘッドの
    圧力変化に応答して調整バルブを開閉するステップを更に含む、請求項32に記
    載のインク供給方法。
  34. 【請求項34】上記蓄積部が、外側大気と接触する第1の表面および上記充満
    空間と接触する第2の表面を持ち、上記充満空間が、上記第2の表面を上記充満
    空間に引き寄せる傾向がある充満空間内の負圧に比例して上記第2の表面に対し
    て圧力を加える、請求項32に記載のインク供給方法。
  35. 【請求項35】上記プリントヘッドが、上記圧力に反するてこの力を上記第2
    の表面に加える蓄積部てこを更に備え、上記蓄積部が累積された空気の膨張に応
    じて膨張および収縮する際に該蓄積部てこが上記第2の表面の運動を追跡して旋
    回する、請求項34に記載のインク供給方法。
JP2000509592A 1997-08-18 1998-08-14 空気パージを行うことなく半永久的プリントヘッドを使用可能にする空気蓄積制御手段を備えた印刷システム Expired - Fee Related JP3909802B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US91483297A 1997-08-18 1997-08-18
US08/914,832 1997-08-18
US09/037,550 US6203146B1 (en) 1998-03-09 1998-03-09 Printing system with air accumulation control means enabling a semipermanent printhead without air purge
US09/037,550 1998-03-09
PCT/US1998/016964 WO1999008876A1 (en) 1997-08-18 1998-08-14 Printing system with air accumulation control means enabling a semipermanent printhead without air purge

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001514985A true JP2001514985A (ja) 2001-09-18
JP3909802B2 JP3909802B2 (ja) 2007-04-25

Family

ID=26714240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000509592A Expired - Fee Related JP3909802B2 (ja) 1997-08-18 1998-08-14 空気パージを行うことなく半永久的プリントヘッドを使用可能にする空気蓄積制御手段を備えた印刷システム

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP1003640B1 (ja)
JP (1) JP3909802B2 (ja)
KR (1) KR100532297B1 (ja)
CN (1) CN1099346C (ja)
DE (1) DE69804629T2 (ja)
WO (1) WO1999008876A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006068313A1 (ja) * 2004-12-22 2006-06-29 Canon Kabushiki Kaisha インクタンクおよびインクジェット記録装置
JP2006326855A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Canon Finetech Inc インクジェット方式画像形成装置
US7780277B2 (en) 2001-11-12 2010-08-24 Seiko Epson Corporation Liquid injecting apparatus
JP2011051321A (ja) * 2009-09-04 2011-03-17 Ricoh Co Ltd 液体収容容器、液体収容容器の組立て方法、液体収容容器の分解方法及び画像形成装置
US8083340B2 (en) 2006-03-20 2011-12-27 Seiko Epson Corporation Container and method for storing light-curable ink

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6863387B2 (en) 1998-03-09 2005-03-08 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Ink supply with air diffusion barrier for unsaturated ink
US6547377B2 (en) 1998-03-09 2003-04-15 Hewlett-Packard Company Printhead air management using unsaturated ink
DE60140703D1 (de) 2000-01-21 2010-01-14 Seiko Epson Corp Tintenpatrone
JP2002086702A (ja) * 2000-09-12 2002-03-26 Canon Inc 記録機構、インクジェット記録装置及び記録装置付き撮像装置
FR2816241B1 (fr) * 2000-11-07 2003-03-28 Segepar Systeme anti-retour pour circuit d'alimentation en encre et cartouche d'encre
JP5471461B2 (ja) * 2010-01-08 2014-04-16 セイコーエプソン株式会社 液体容器および液体噴射装置
US9931859B2 (en) * 2014-01-31 2018-04-03 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Removing air from a printing fluid channel
WO2015199703A1 (en) * 2014-06-26 2015-12-30 Hewlett Packard Development Company, L.P. Container assembly
US10442205B2 (en) * 2015-12-22 2019-10-15 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Printing fluid cartridge for a pumped printing fluid system
WO2018139986A1 (en) 2017-01-24 2018-08-02 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Printing fluid recirculation
US11833808B2 (en) 2018-05-03 2023-12-05 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Air purging
US10814634B1 (en) * 2019-07-11 2020-10-27 Xerox Corporation Printhead cap for attenuating the drying of ink from a printhead during periods of printer inactivity
CN115164526B (zh) * 2022-06-28 2023-11-14 中核核电运行管理有限公司 一种放射性淤积物干燥系统

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0660092B1 (en) * 1987-04-15 2003-07-30 Canon Kabushiki Kaisha A remain detector and a liquid injection recording apparatus having the detector
CA2019290A1 (en) * 1990-01-12 1991-07-12 Bruce Cowger Pressure-sensitive accumulator for ink-jet pens
US5745137A (en) * 1992-08-12 1998-04-28 Hewlett-Packard Company Continuous refill of spring bag reservoir in an ink-jet swath printer/plotter
EP0562717B1 (en) * 1992-02-24 1999-04-21 Canon Kabushiki Kaisha A liquid container, an ink jet cartridge comprising a liquid container and an ink jet recording apparatus having such a cartridge
JPH0776094A (ja) * 1993-06-18 1995-03-20 Fuji Xerox Co Ltd インクジェットペン
US5369429A (en) * 1993-10-20 1994-11-29 Lasermaster Corporation Continuous ink refill system for disposable ink jet cartridges having a predetermined ink capacity
EP0714778B1 (en) * 1994-05-17 2000-03-22 Seiko Epson Corporation Ink jet recorder and method of cleaning recording head
US5777646A (en) 1995-12-04 1998-07-07 Hewlett-Packard Company Self-sealing fluid inerconnect with double sealing septum
US5872584A (en) * 1994-10-31 1999-02-16 Hewlett-Packard Company Apparatus for providing ink to an ink-jet print head and for compensating for entrapped air
US5812155A (en) * 1995-10-27 1998-09-22 Hewlett-Packard Company Apparatus for removing air from an ink-jet print cartridge
US5700315A (en) 1996-02-29 1997-12-23 Hewlett-Packard Company Anti-outgassing ink composition and method for using the same

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9498966B2 (en) 2001-11-12 2016-11-22 Seiko Epson Corporation Valve unit
US9616669B2 (en) 2001-11-12 2017-04-11 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus
US8708467B2 (en) 2001-11-12 2014-04-29 Seiko Epson Corporation Liquid injecting apparatus
US8727514B2 (en) 2001-11-12 2014-05-20 Seiko Epson Corporation Liquid injecting apparatus
US10556442B2 (en) 2001-11-12 2020-02-11 Seiko Epson Corporation Valve unit and liquid ejecting apparatus
US10293617B2 (en) 2001-11-12 2019-05-21 Seiko Epson Corporation Valve unit and liquid ejecting apparatus
US8186814B2 (en) 2001-11-12 2012-05-29 Seiko Epson Corporation Liquid injecting apparatus
US8449089B2 (en) 2001-11-12 2013-05-28 Seiko Epson Corporation Liquid injecting apparatus
US7780277B2 (en) 2001-11-12 2010-08-24 Seiko Epson Corporation Liquid injecting apparatus
US10737504B2 (en) 2001-11-12 2020-08-11 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus
US9193159B2 (en) 2001-11-12 2015-11-24 Seiko Epson Corporation Liquid retainer
US8967776B2 (en) 2001-11-12 2015-03-03 Seiko Epson Corporation Liquid ejection apparatus
US10005288B2 (en) 2001-11-12 2018-06-26 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus
US9770917B2 (en) 2001-11-12 2017-09-26 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus
WO2006068313A1 (ja) * 2004-12-22 2006-06-29 Canon Kabushiki Kaisha インクタンクおよびインクジェット記録装置
US7784927B2 (en) 2004-12-22 2010-08-31 Canon Kabushiki Kaisha Ink container and ink jet recording apparatus
JP2006326855A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Canon Finetech Inc インクジェット方式画像形成装置
US8083340B2 (en) 2006-03-20 2011-12-27 Seiko Epson Corporation Container and method for storing light-curable ink
JP2011051321A (ja) * 2009-09-04 2011-03-17 Ricoh Co Ltd 液体収容容器、液体収容容器の組立て方法、液体収容容器の分解方法及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN1099346C (zh) 2003-01-22
JP3909802B2 (ja) 2007-04-25
EP1003640A1 (en) 2000-05-31
DE69804629D1 (de) 2002-05-08
DE69804629T2 (de) 2003-02-13
EP1003640B1 (en) 2002-04-03
KR100532297B1 (ko) 2005-11-29
KR20010022967A (ko) 2001-03-26
WO1999008876A1 (en) 1999-02-25
CN1260750A (zh) 2000-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6203146B1 (en) Printing system with air accumulation control means enabling a semipermanent printhead without air purge
JP3909802B2 (ja) 空気パージを行うことなく半永久的プリントヘッドを使用可能にする空気蓄積制御手段を備えた印刷システム
US6652080B2 (en) Re-circulating fluid delivery system
US6464346B2 (en) Ink containment and delivery techniques
US6012808A (en) Ink container, ink and ink jet recording apparatus using ink container
US6050682A (en) Air removal apparatus for print cartridge
KR100723563B1 (ko) 액체 공급 시스템, 잉크 탱크, 잉크 공급 시스템, 및 잉크젯 기록 장치
JP3572291B2 (ja) 不飽和インクを用いたプリントヘッドのエア管理
JP2001138541A (ja) インクジェット記録装置
AU2002254072A1 (en) Dual serial pressure regulator for ink-jet printing
JP4165725B2 (ja) インク容器
JP2008155617A (ja) インク貯留機構およびインク供給システム
JPH08310003A (ja) インク供給容器
KR20000053434A (ko) 잉크 서플라이 용기 및 용기내에 잉크를 저장하는 방법
JP2009023108A (ja) 液体収納容器、記録ヘッドおよびインクジェット記録装置
JP2005193681A (ja) 流体噴射ヘッドのための再充填可能な流体リザーバ、及び、該流体リザーバを有するインクジェット式プリントヘッド
US7284844B2 (en) Air-driven delivery assembly
JPH0834122A (ja) インクジェットカートリッジ及びそれを備えたインクジェット記録装置
JP2004122500A (ja) 液体収納部と液体使用部とを連通する液体連通構造、および前記液体連通構造を用いた液体供給システムおよびインクジェット記録装置
AU774424B2 (en) Ink container, ink and ink jet recording apparatus using ink container
AU744119B2 (en) Ink container, ink and ink jet recording apparatus using ink container
JP2024079968A (ja) 液体供給機構、液体貯留タンク、カートリッジ、及び、液体吐出装置
KR20050056075A (ko) 잉크젯 카트리지와 그 제조방법
AU1426099A (en) Ink container, ink and ink jet recording apparatus using ink container

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060404

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060912

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100202

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110202

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120202

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130202

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130202

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140202

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees