JP2024079968A - 液体供給機構、液体貯留タンク、カートリッジ、及び、液体吐出装置 - Google Patents

液体供給機構、液体貯留タンク、カートリッジ、及び、液体吐出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】液体貯留タンク内における液面の高さをほぼ一定に保つ液体供給機構を提供する。【解決手段】液体供給機構は、液体貯留タンクと、液体貯留タンクに対して装着可能なカートリッジと、を備える。液体貯留タンクは、カートリッジが液体貯留タンクに装着された状態において、カートリッジと液密に接続され、且つ、カートリッジと第1の大気連通部とを大気連通させることが可能な第2の接続部を含む。未使用のカートリッジが液体貯留タンクに装着された時点において、第2の接続部は、カートリッジに貯留されている液体の液面より下方に位置する。【選択図】図5

Description

本開示は、液体供給機構、液体貯留タンク、カートリッジ、及び、液体吐出装置に関する。
従来、液体を吐出しながら記録を行う液体吐出ヘッドに連通するタンクに対して、液体を貯留したカートリッジを装着し、カートリッジから液体貯留タンクに液体を供給することが可能な液体吐出装置が知られている。
特許文献1には、大気連通部を有する液体貯留タンクと、大気連通口を有するカートリッジと、を備える液体吐出装置が開示されている。
特開2019-25818号公報
ところが、特許文献1に開示の構成では、液体吐出装置の使用時において、液体貯留タンクとカートリッジとの双方が個別に大気連通するため、双方の内部にて液面の高さが等しくなるまでインクが流動する。このため、液体貯留タンクの内部にて、液面の高さを一定に保つことが困難となる。
その結果、カートリッジに貯留されている液体が使い切られるまでの間、液体貯留タンクの内部では、液面の高さが大きく変動することになる。液体貯留タンク内における液面の高さが大きく変動することにより、液体貯留タンクと連通している液体吐出ヘッドに掛かる圧力も大きく変動するため、安定した記録動作を行うことが困難となり得る。
そこで、本開示は、液体貯留タンク内における液面の高さをほぼ一定に保つ液体供給機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本開示の液体供給機構は、液体を吐出するための液体吐出ヘッドに連通するように構成された液体貯留タンクと、前記液体貯留タンクに供給するための液体を貯留し、前記液体貯留タンクに対して装着可能に構成されたカートリッジと、を備え、前記液体貯留タンクは、前記液体貯留タンクの内部と外部とを大気連通させる第1の大気連通部と、前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着された状態において、前記カートリッジと前記液体貯留タンクとを液体連通可能に構成された第1の接続部と、前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着された状態において、前記カートリッジと液密に接続され、且つ、前記カートリッジと前記第1の大気連通部とを大気連通可能に構成された第2の接続部と、を含み、未使用の前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着された時点において、前記第2の接続部は、前記カートリッジに貯留されている液体の液面より下方に位置することを特徴とする。
本開示の液体供給機構によれば、液体貯留タンク内における液面の高さをほぼ一定に保つことができる。
一実施形態における液体吐出装置の一例を示す図 一実施形態におけるサブタンクの構成を説明する図。 一実施形態におけるカートリッジの一例を示す図。 一実施形態における第1の接続部と液体供給部との接続を説明する図。 一実施形態におけるサブタンク及びカートリッジの模式的な断面図。 一実施形態におけるサブタンクの一例を示す図。 一実施形態におけるカートリッジの模式的な断面図。 一実施形態におけるサブタンク及びカートリッジの模式的な断面図。 一実施形態における液体供給機構の一例を示す図。 一実施形態におけるサブタンク及びカートリッジの模式的な断面図。
[第1の実施形態]
<液体吐出装置>
図1は、本実施形態における液体吐出装置100の一例を示す図である。
図1(a)は、液体吐出装置100の外観斜視図である。
本明細書において参照する図面において、X方向及びY方向は、水平面上で互いに直交する2方向を示す。Z方向は、鉛直方向を示す。また、+Y方向は液体吐出装置100の前方を、-Y方向は後方を、-X方向は左方を、+X方向は右方を、+Z方向は上方を、-Z方向は下方を、それぞれ示す。また、以下の説明において、特に断りのない限り、上方、下方、及び、左右は、液体吐出装置100を通常の状態で使用する姿勢における方向を示す。
図1(a)に示す様に、液体吐出装置100は、その外殻を構成する筐体101を備える。液体吐出装置100は、画像を記録する機能を有する装置である。例えば、液体吐出装置100は、シリアル型のインクジェットプリンターである。筐体101の内部には、内部に液体(例えば、インク)を貯留しており、且つ、使い切り型である、第1のカートリッジ102が収容されている。尚、本実施形態では、第1のカートリッジ102の個数が4つである場合を想定して説明するが、第1のカートリッジ102の個数は、1つ以上であれば、4つに限られない。
図1(b)は、液体の供給経路を示す模式図である。
図1(b)に示す様に、液体吐出装置100は、液体を吐出しながら画像を記録する液体吐出ヘッド103と、液体吐出ヘッド103にチューブ104を介して接続されている液体供給機構106と、を備える。液体供給機構106は、液体吐出ヘッド103に連通するように構成された第1のサブタンク108と、第1のサブタンク108に供給するための液体を貯留し、第1のサブタンク108に対して着脱自在に構成された第1のカートリッジ102、を備える。チューブ104は、その一端が液体吐出ヘッド103に他端が第1のサブタンク108に接続されている。チューブ弁105は、チューブ104の開閉を制御する。
本実施形態において、第1のサブタンク108は、第1のカートリッジ102から供給された液体を一時的に貯留する液体貯留タンクとして機能する。第1のサブタンク108には、タンクの内部と外部とを大気連通させる第1の大気連通部107が形成されている。一方、第1のカートリッジ102には、第1のカートリッジ102の内部と外部とを大気連通させる第2の大気連通部109が形成されている。
液体吐出装置100は、液体吐出ヘッド103が備える吐出口の吐出性能を回復させる吸引回復機構110を備える。吸引回復機構110は、液体吐出ヘッド103の吐出口面を覆うキャップ111、吸引ポンプ113、及び、一端がキャップ111に他端が吸引ポンプ113に接続された吸引チューブ112を含む。
本実施形態において、第1のサブタンク108は、液体を貯留した第1のカートリッジ102を装着するための装着部114を備える。装着部114は、第1のカートリッジ102が備える液体供給部に接続される第1の接続部115と、第1のカートリッジ102が備える第2の大気連通部109に接続される第2の接続部116と、を含む。
第1の接続部115は、第1のカートリッジ102が第1のサブタンク108に装着された状態において、第1のカートリッジ102と第1のサブタンク108とを液体連通させることができるように構成されている。第2の接続部116は、第1のカートリッジ102がこの液体貯留タンクに装着された状態において、第1のカートリッジ102と液密に接続される。そして、第2の接続部116は、第1のカートリッジ102と第1のサブタンク108が備える第1の大気連通部107とを大気連通させることができるように構成されている。第2の接続部116は、第1のカートリッジ102が第1のサブタンク108に装着された状態で、第1のカートリッジ102の壁部と第1のサブタンク108の壁部との間に位置する。
更に、図1(b)には示していないが、液体吐出装置100は、液体吐出ヘッド103を主走査させる走査機構、液体吐出ヘッド103により記録される記録媒体を搬送する搬送機構、及び、筐体101の内部に含まれる構成を制御する制御装置等を備える。記録媒体の一例として、記録用紙等が挙げられる。
第1のカートリッジ102が第1のサブタンク108に装着されると、第1のカートリッジ102の内部に貯留されている液体は、第1のサブタンク108に供給される。第1のサブタンク108は、第1のカートリッジ102から供給された液体を一時的に貯留する。その後、吸引回復機構110により、吸引回復動作が行われる。吸引回復動作では、キャップ111により液体吐出ヘッド103が備える全ての吐出口が覆われ、その状態で吸引ポンプ113が駆動する。すると、キャップ111の内部が負圧にされ、液体吐出ヘッド103から、吸引チューブ112を介して、液体が吸引されて排出される。これにより、液体吐出ヘッド103が備える吐出口の吐出性能が回復する。
吸引回復時に、併せて、チューブ弁105によりチューブ104が開かれることにより、第1のサブタンク108から液体吐出ヘッド103に液体が供給される。これにより、第1のカートリッジ102から液体吐出ヘッド103に至る液体供給経路が形成され、液体吐出ヘッド103は、液体を吐出可能な状態となる。
<第1のサブタンク108>
図2は、本実施形態における第1のサブタンク108の構成を説明する図である。
図2(a)は、本実施形態における第1のサブタンク108の一例を示す外観斜視図である。
図2(a)に示す様に、第1のサブタンク108の後壁部には、第1の接続部115として導入管201、第2の接続部116として中空針202、及び、第1の大気連通部107として大気連通口203が、形成されている。第1のサブタンク108の前壁部には、チューブ104(図1(b)参照)に接続可能であって、液体を流出させる流出口204が、形成されている。
導入管201は、第1のサブタンク108の後壁部の下方部から後方に突出している。導入管201の先端部(図中の+Y方向側の端部)には、導入管201の外部から内部に液体を導入するため導入口205が形成されている。本例では、導入口205は、導入管201の先端部にて上方を向いて開口している。中空針202は、導入管201が形成されている位置よりも上方において、第1のサブタンク108の後壁部から後方に突出している。
図2(b)は、図2(a)に示したIIb-IIb線の模式的な断面図である。
図2(b)に示す様に、第1のサブタンク108は、第1のカートリッジ102(図1(b)参照)から供給された液体を一時的に貯留するタンク貯留室206を備える。タンク貯留室206には、液体を通さずに気体を通す気液分離部材から構成された、第1の半透膜207及び第2の半透膜208が配される。更に、第1のサブタンク108には、タンク貯留室206から流出口204に液体を通すタンク流路209が形成されている。
中空針202には、基端側に位置し且つタンク貯留室206に連通する第1の開口210と、先端側に位置し且つ中空針202の内部と外部とを大気連通させる第2の開口211と、が形成されている。第1の開口210から第2の開口211までは大気連通している。つまり、中空針202には、第1の開口210から第2の開口211まで大気連通する気体流路が形成されているといえる。第1の開口210は、第1の半透膜207により覆われている。大気連通口203は、第2の半透膜208により覆われている。第1の半透膜207及び第2の半透膜208が配されることにより、タンク貯留室206から、中空針202、大気連通口203、又はこれらの両方を介して、液体が流出することが抑制されている。
記録動作時、及び、吸引回復動作時には、タンク貯留室206から、タンク流路209及び流出口204を介して、液体吐出ヘッド103(図1(b)参照)に液体が供給される。尚、第1のサブタンク108の内部には、種類の異なる液体(例えば、色の異なるインク)を貯留するための複数のタンク貯留室206が画成されX方向に配列している。導入管201、中空針202、大気連通口203、及び、流出口204は、複数のタンク貯留室206のそれぞれに対応して形成されている。
<第1のカートリッジ102>
図3は、本実施形態における第1のカートリッジ102の一例を示す図である。図3(a)は、本実施形態における第1のカートリッジ102の模式的な外観斜視図である。図3(b)は、本実施形態における第1のカートリッジ102の模式的な側面図である。
図3(a)及び図3(b)に示す様に、第1のカートリッジ102は、略直方体形状をなす中空箱状のカートリッジ筐体301を備える。カートリッジ筐体301は、第1のサブタンクに装着された状態で、第1のサブタンクが位置する方向(つまり、-Y方向)を向く第1の前壁部302と、第1の前壁部302よりも上方に位置し、且つ、-Y方向側に位置する、第2の前壁部303と、を含む。カートリッジ筐体301には、第1のサブタンクに装着された状態で、第1の前壁部302及び第2の前壁部303と反対方向(つまり、+Y方向)を向く後壁部304が含まれる。カートリッジ筐体301には、第1のサブタンクに装着された状態で、+X方向を向く右壁部305、-X方向を向く左壁部306、+Z方向を向く上壁部307、及び、略-Z方向を向く底壁部308が含まれる。
第1の前壁部302には、第1のカートリッジ102が第1のサブタンク108(図1(b)参照)に装着された際に液体を供給する円筒状の液体供給部309が配されている。液体供給部309の先端部(図中における-Y方向側の端部)には、第1のカートリッジ102を第1のサブタンク108(図1(b)参照)に装着する際に導入管201(図2(a)及び図2(b)参照)が挿入される第1の挿入口310が形成されている。つまり、液体供給部309は、第1の接続部115(図1(b)参照)と液体連通することができるように構成されている。
第2の前壁部303には、第1のカートリッジ102が第1のサブタンク108(図1(b)参照)に装着された状態で、第1のカートリッジ102の内部と第1のサブタンク108の内部とを大気連通させる第2の大気連通部109が形成されている。第2の大気連通部109は、第2の接続部116(図1(b)参照)に液密に接続されることによって、第1の大気連通部107(図1(b)参照)と大気連通することができるように構成されている。
第2の大気連通部109には、第1のカートリッジ102を第1のサブタンク108(図1(b)参照)に装着する際に中空針202(図2(a)及び図2(b)参照)が挿入される第2の挿入口311が含まれる。第2の挿入口311は、第2の前壁部303を貫通する貫通口である。第2の挿入口311は、未使用の状態における第1のカートリッジ102の内部に貯留されている液体の液面よりも下方に形成されている。第1のカートリッジ102が未使用の状態において、第2の前壁部303には、第1のカートリッジ102の外側から第2の挿入口311を密閉する密閉部材312(例えば、フィルム)が貼着されている。
図3(c)は、本実施形態における第1のカートリッジ102の模式的な断面図である。図3(c)は、未使用の第1のカートリッジ102が通常の使用姿勢をとる場合の液体の貯留状態を示している。
図3(c)に示す様に、第1のカートリッジ102は、その内部に液体を貯留しているカートリッジ貯留室313を備える。第1のカートリッジ102が未使用の状態において、カートリッジ貯留室313の液面の高さは、第2の挿入口311よりも上方に位置している。カートリッジ貯留室313において、液体が貯留されている領域の上方には大気が存在する空間314がある。この状態において、第2の挿入口311は、カートリッジ貯留室313に貯留されている液体の液面より下方に位置する。
第1のカートリッジ102の内部には、第2の挿入口311からカートリッジ貯留室313の空間314まで大気連通するカートリッジ流路315が形成されている。カートリッジ流路315の途中には、液体を通さずに気体を通す気液分離部材で構成された、第3の半透膜316が配される。
底壁部308の一部には、第1のカートリッジ102の使用時の姿勢において後端から前端に向かって下がる様に傾斜する傾斜面317が形成されている。これにより、第1のカートリッジ102の内部では、液体は、カートリッジ貯留室313から、傾斜面317に沿って、液体供給部309に向かって円滑に導かれる。液体供給部309の内部には、第1の挿入口310を開閉する第1の弁機構318が配されている。
<第1の接続部115と液体供給部309との接続>
図4は、本実施形態における第1の接続部115と液体供給部309との接続を説明する図である。
図4(a)は、第1の接続部115が、液体供給部309に接続されていない状態を示す図である。
図4(a)に示す様に、第1の弁機構318は、環状の封止部材401、第1の挿入口310に対して進退可能に配された第1の弁402、第1の弁402を付勢する第1の付勢手段403、及び、第1の付勢手段403を支持する第1の支持部404を含む。封止部材401の一例として、第1の挿入口310の周囲を封止する様に配されたOリングが挙げられる。第1の弁402は、第1の付勢手段403(例えば、コイルばね)に付勢された状態で、封止部材401に密接することで、封止部材401を密閉する。従って、この状態では、液体供給部309内の液体は、第1の挿入口310から流出しない。
図4(b)は、第1の接続部115が、液体供給部309に接続された状態を示す図である。第1のカートリッジ102が第1のサブタンク108(ここでは、不図示)に装着される際、第1のカートリッジ102は、図中の-Y方向に向かって移動させられる。そうすると、相対的に、第1のサブタンク108が備える導入管201が、第1のカートリッジ102が備える第1の挿入口310に挿入される。つまり、導入管201が、第1の挿入口310を備える液体供給部309の内部に侵入する。
図4(b)に示す様に、導入管201が液体供給部309の内部に侵入すると、導入管201は、第1の弁402を押圧して、第1の付勢手段403の付勢力に抗して第1の弁402を後方(図中の+Y方向)へ移動させる。そうすると、第1の弁402は、封止部材401から離間する。
これにより、液体供給部309の内部では、第1の弁402が開いた状態となり、液体供給部309の内部と、導入管201の内部と、が導入口205を介して液体連通する。この様な構成によれば、カートリッジ貯留室313から液体供給部309に流れた液体は、導入口205から導入管201の内部に導入される。そして、液体は、導入管201の内部を通過してタンク貯留室206(図1(b)参照)に流入する。
以上の様に、第1のカートリッジ102は、未使用の状態において、第1の弁402によって内部が密閉された状態に保たれる。このため、輸送時等において、第1のカートリッジ102がいかなる姿勢になろうとも、内部の液体は、外部へ流出しない。尚、図4に示す第1のカートリッジ102は、記録動作に使用する液体の種類毎に用意されている。各カートリッジは、貯留している液体の種類(例えば、色)が異なる点を除き、同一の構成を備える。
<大気連通機構>
図5は、本実施形態における第1のサブタンク108に第1のカートリッジ102を装着した際における、大気の連通過程と、液体の移動と、を模式的に説明する断面図である。尚、ここでは、大気の連通に関係ない第1の弁機構等の図示を省略する。
図5(a)は、第1のカートリッジ102を第1のサブタンク108に装着する前の状態を示す図である。
図5(a)に示す様に、第1のカートリッジ102が第1のサブタンク108に装着されず、液体が第1のサブタンク108に充填される前の状態において、中空針202は、第1のカートリッジ102に貯留されている液体の液面よりも下方に位置する。また、この状態では、タンク貯留室206は、大気連通口203を介して、大気連通されている。
一方、第1のカートリッジ102のカートリッジ貯留室313には、液体が貯留されている状態である。また、上述した様に、第2の挿入口311も密閉部材312により、密閉されている。このため、第1のカートリッジ102の内部は、大気連通されていない状態である。
図5(b)は、第1のカートリッジ102を第1のサブタンク108に装着した状態を示す図である。
図5(b)に示す様に、第1のカートリッジ102が第1のサブタンク108に装着される際、まず、第1の挿入口310(図5(a)参照)に導入管201が挿入される。続いて、第1のカートリッジ102に形成された第2の挿入口311(図5(a)参照)に、中空針202が挿入される。この際、密閉部材312(図5(a)参照)が中空針202により貫通される。つまり、密閉部材312(図5(a)参照)は、中空針202により、突き破られる。装着が完了した状態において、中空針202は、第2の挿入口にとの間で液密状態を保っている。
中空針202の形状は、基端部(図中の-Y方向側の端部)から先端部(図中の+Y方向側の端部)に向かって途中までは外径の大きさを維持するが、途中から先端に向かって漸次外径が縮小するテーパ形状である。図示する様に、中空針202における先端の外径は第1のカートリッジ102の第2の挿入口の内径より小さく、中空針202の中腹部の外径は、第2の挿入口の内径以上の大きさである。この様な構成によれば、中空針202が第2の挿入口に所定量挿入されると、中空針202の中腹部が第2の挿入口の内面に密接し、中空針202の外周面と第2の挿入口の内周面との間は、液密状態に保たれる。
そうすると、タンク貯留室206と空間314とが、中空針202及びカートリッジ流路315を介して連通する。これにより、第1のカートリッジ102及び第1のサブタンク108の内部が、空間314、カートリッジ流路315、中空針202、タンク貯留室206、及び、大気連通口203を介して、大気連通される。尚、図中の矢印は、模式的な大気連通の経路を示す。第1のカートリッジ102の内部が大気連通された後、水頭差によって、液体が、カートリッジ貯留室313からタンク貯留室206に流動する。
図5(c)は、液体の充填が完了した状態を示す図である。
図5(c)に示す様に、カートリッジ貯留室313からタンク貯留室206への液体の流動が進むと、タンク貯留室206では、液面が上昇する。液面が上昇し、液面の高さが、中空針202が形成されている高さに達した時、第1のカートリッジ102の内部を大気連通していた中空針202の中空部分が、タンク貯留室206に充填された液体により、塞がれることになる。これにより、第1のカートリッジ102から第1のサブタンク108への液体の流入が停止し、液体の充填が完了する。
図5(d)は、図5(c)に示した状態から液体吐出ヘッド103の吸引回復動作が行われた状態を示す図である。
図5(d)に示す様に、吸引回復機構110(図1(b)参照)により、液体吐出ヘッドの吸引回復動作が行われることにより、液体は、タンク貯留室206からタンク流路209及び流出口204を介して液体吐出ヘッドに供給される。この様にして、記録動作の準備が完了する。その後、液体吐出ヘッド103(図1(b)参照)が記録動作を行うと、タンク貯留室206における液面が下降する。液面の高さが、中空針202が形成されている高さよりも下降すると、中空針202を介して第1のカートリッジ102が大気連通される。そして、再び、第1のカートリッジ102から第1のサブタンク108に液体が流動する。そうすると、タンク貯留室206では、液面が上昇し、中空針202が再度塞がれ、液体の流入が停止する。本実施形態では、この様に、液体の充填と、その停止と、が繰り返される。
従って、第1のカートリッジ102内の液面が中空針202よりも高い位置にある間、第1のサブタンク108の内部で液面の高さが変動したとしても、その変動幅を第1の開口210の大きさの範囲内に留めておくことができる。
よって、本開示の液体供給機構によれば、液体貯留タンク内における液面の高さをほぼ一定に保つことができる。
更に、液体貯留タンクの内部では、液面の高さがほぼ一定に保たれることにより、液体吐出ヘッド103に掛かる圧力もほぼ一定になる。このため、安定した記録動作を行うことが、可能となる。
また、第1のサブタンク108の内部では、液体の量が、液体吐出ヘッド103における安定した記録動作に必要な最小限の量に制御される。これにより、第1のサブタンク108の内部では、液体が蒸発することによって生じる液体の増粘等を抑制することも可能となる。
また、サブタンクとカートリッジとの双方に大気連通部を備えていた従来の構成に対して、第1のカートリッジ102は、従来のカートリッジの様に上壁部307の上面に気体流路が形成された凸部を備えない。本開示の技術では、大気を連通させるための構成は、第1のサブタンク108に集約されている。これにより、第1のカートリッジ102の部品点数を削減すること、及び、第1のカートリッジ102を小型化することも可能となる。
[第2の実施形態]
以下、本開示の技術における第2の実施形態について説明する。以下の説明において、第1の実施形態と同様の又は対応する構成については、同一の符号及び名称を用いて、適宜に説明を省略し、異なる点を中心に説明する。本実施形態では、カートリッジの内部における液体の蒸発を抑制することを目的とする。
<サブタンク>
図6は、本実施形態における第2のサブタンク600の一例を示す図である。
図6(a)は、本実施形態における第2のサブタンク600の外観斜視図である。
図6(a)に示す様に、本実施形態では、第2の開口211が形成される位置が、第1の実施形態と異なる。本実施形態における第2の開口211は、中空針202の周壁部の一部に形成されている。本例では、第2の開口211は、中空針202の先端部において、上方を向く様に開口している。
図6(b)は、図6(a)のVIb-VIb線断面図である。図6(b)に示す様に、中空針202の先端は、開口していない。
<第2のカートリッジ700>
図7は、本実施形態における第2のカートリッジ700の模式的な断面図である。尚、第2のカートリッジ700の外形は、図3(a)、及び、図3(b)に示した例と同等である。
図7に示す様に、第2のカートリッジ700は、第2の挿入口311を密閉する密閉機構701を備える。密閉機構701は、第2のカートリッジ700が未使用の状態において、第2の挿入口311を第2のカートリッジ700の外側から密閉する密閉部材312と、第2のカートリッジ700の内側から密閉する第2の弁機構702を含む。
第2の弁機構702は、第2の挿入口311に対して進退可能に配された第2の弁703と、第2の弁703を第2の挿入口311に向けて付勢する第2の付勢手段704と、第2の付勢手段704を支持する第2の支持部705と、を含む。第2の付勢手段704の一例として、コイルばねが挙げられる。第2のカートリッジ700が第2のサブタンク600(図6(a)及び図6(b)参照)に装着されていない状態において、第2の弁703は、第2の付勢手段704によって第2の挿入口311を密閉する状態である。つまり、第2のカートリッジ700が第2のサブタンク600に装着されていない状態において、第2の挿入口311は第2の弁703によって密閉された状態である。
更に、第2のカートリッジ700の外側では、密閉部材312が第2の挿入口311を密閉している。従って、この状態では、第2のカートリッジ700内の大気は、第2の挿入口311から流出しない。
<第2の大気連通機構>
図8は、本実施形態における第2のサブタンク600に第2のカートリッジ700を装着した際における、大気の連通過程と、液体の移動と、を模式的に説明する断面図である。
図8(a)は、第2のカートリッジ700を第2のサブタンク600に装着する前の状態を示す図である。
図8(a)に示す様に、本実施形態における第2の液体供給機構は、第2のカートリッジ700と、第2のサブタンク600と、を含む。この時点では、第2のカートリッジ700は、第2のサブタンク600にまだ装着されていない状態である。
図8(b)は、第2のカートリッジ700を第2のサブタンク600に装着した状態を示す図である。
図8(b)に示す様に、本実施形態では、中空針202は、第2の挿入口311に侵入する際、密閉部材312を押圧して貫通する。そして、中空針202は、更に第2の挿入口311の内部に侵入すると、第2の弁703を第2の付勢手段704の付勢力に抗して第2の挿入口311から離間する方向へ移動させる。
本実施形態では、第2の弁703を押圧する中空針202の先端に第2の開口211が形成されていないため、大気の連通が妨げられない。つまり、本実施形態では、第2の開口211が、第2の弁703に接しない、中空針202の、周壁部に形成されているため、大気の連通が確保される。第2の弁703が第2の挿入口311から離間することにより、第2の開口211を介して中空針202の内部と、第2のカートリッジ700の内部と、が大気連通する。
尚、図中の矢印は、模式的な大気連通の経路を示す。第2のカートリッジ700の内部が大気連通された後、水頭差によって、液体が、カートリッジ貯留室313からタンク貯留室206に流動する。
図8(c)は、液体の充填が完了した状態を示す図である。
図8(c)に示す様に、カートリッジ貯留室313からタンク貯留室206への液体の流動が進むと、タンク貯留室206では、液面が上昇する。液面が上昇し、液面の高さが、中空針202が形成されている高さに達した時、第2のカートリッジ700の内部を大気連通していた中空針202の中空部分が、タンク貯留室206に充填された液体により、塞がれることになる。これにより、第2のカートリッジ700から第2のサブタンク600への液体の流入が停止し、液体の充填が完了する。
図8(d)は、液体吐出ヘッドの吸引回復動作が行われた状態を示す図である。
図8(d)に示す様に、上述の吸引回復動作が行われることにより、液体は、タンク貯留室206からタンク流路209及び流出口204を介して液体吐出ヘッドに供給される。この様にして、記録動作の準備が完了する。
この様な構成によれば、第2のカートリッジ700内の液体が使い切られる前に、第2のカートリッジ700が第2のサブタンク600から取り外された場合であっても、第2の弁703は第2の付勢手段704の付勢力によって、元の位置に戻る。つまり、第2のカートリッジ700は、再び密閉される。
よって、本実施形態における第2の液体供給機構によれば、第2のカートリッジ700内における液体の蒸発を抑制することができる。更に、第2のカートリッジ700内では、液体の蒸発が抑制されるため、液体の蒸発に起因する粘度上昇も抑制することもできる。
[第3の実施形態]
以下、本開示の技術における第3の実施形態について説明する。以下の説明において、第1の実施形態又は第2の実施形態と同様の又は対応する構成については、同一の符号及び名称を用いて、適宜に説明を省略し、異なる点を中心に説明する。本実施形態では、上記実施形態に対し、サブタンクを更に小型化することを目的とする。
図9は、本実施形態における第3のサブタンク901及び第3のカートリッジ902の一例を示す図である。
図9に示す様に、本実施形態における第3の液体供給機構は、第3のサブタンク901と、第3のカートリッジ902と、を含む。
図9(a)は、本実施形態における第3のサブタンク901の外観斜視図である。本実施形態における中空針202は、第1の実施形態及び第2の実施形態よりも高い位置(+Z方向側)に形成される。
図9(b)は、図9(a)のIXb-IXb線断面図である。
図9(b)に示す様に、本実施形態における第3のサブタンク901は、奥行方向(図中のY方向)における長さが第1の実施形態及び第2の実施形態よりも小さい。また、本実施形態では、第3のサブタンク901における奥行き方向の長さを小さくし、且つ、第3のサブタンク901内に、必要な液体の量を保持することができる高さに、中空針202が形成されている。これにより、第3のサブタンク901に必要な性能を保持しながら、液体吐出装置100(ここでは、不図示)の内部における省スペース化を実現することが可能となる。
図9(c)は、本実施形態における第3のカートリッジ902の外観斜視図である。
図9(c)に示す様に、本実施形態の第2の挿入口311は、第3のサブタンク901の中空針202の高さに合わせて、第1のカートリッジ102(図3(a)よりも、高い位置(+Z方向側)に形成されている。その他の構成は、第1のカートリッジ102と同様である為、詳細な説明は省略する。
<第3の大気連通機構>
図10は、本実施形態における第3のサブタンク901に第3のカートリッジ902を装着した際における、大気の連通過程と、液体の移動と、を模式的に説明する断面図である。
図10(a)~図10(d)に示す様に、本実施形態では、第1の実施形態に比べて薄型化された第3のサブタンク901の内部に、必要となる量の液体を貯留する為に、中空針202は、第1の実施形態よりも上方に形成される。一方、第2の挿入口311も中空針202の高さに合わせた位置に形成される。この様な構成によれば、液体吐出装置の内部における省スペース化と、第3のサブタンク901が本来有する性能の維持と、の両立が可能となる。尚、その他の液体を充填するための動作は、第1の実施形態、及び、第2の実施形態と同様である。
よって、本実施形態における液体供給機構によれば、第3のサブタンク901が有する本来の性能を損なうことなく、更に小型化することができる。
[その他の実施形態]
上述したサブタンク、カートリッジ、又は、これらの両方の構成は、上述した例これらに限られない。例えば、装着部、大気連通部、及び、流出口の位置、個数、又は、形状等は、本開示の技術における機能を満たすことができれば、何れも適宜に変更することが可能である。大気連通部にゴム製のジョイント等が配されてもよい。
第1のカートリッジ102が未使用の状態において、第1の前壁部302には、第1の挿入口310を密閉する密閉部材(例えば、フィルム)が貼着されてもよい。
本開示の技術は、以下の構成を含む。
[構成1]
液体を吐出するための液体吐出ヘッドに連通するように構成された液体貯留タンクと、前記液体貯留タンクに供給するための液体を貯留し、前記液体貯留タンクに対して装着可能に構成されたカートリッジと、を備える液体供給機構であって、
前記液体貯留タンクは、
前記液体貯留タンクの内部と外部とを大気連通させる第1の大気連通部と、
前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着された状態において、前記カートリッジと前記液体貯留タンクとを液体連通可能に構成された第1の接続部と、
前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着された状態において、前記カートリッジと液密に接続され、且つ、前記カートリッジと前記第1の大気連通部とを大気連通可能に構成された第2の接続部と、を含み、
未使用の前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着された時点において、前記第2の接続部は、前記カートリッジに貯留されている液体の液面より下方に位置する、
ことを特徴とする液体供給機構。
[構成2]
前記第2の接続部は、前記液体貯留タンクから突出する中空針を含み、
前記中空針は、
前記液体貯留タンクの内部に連通する第1の開口と
前記中空針の内部と外部とを大気連通させる第2の開口と、
前記第1の開口から前記第2の開口まで大気連通する気体流路と、を含む、
構成1に記載の液体供給機構。
[構成3]
前記第1の大気連通部は、液体の流通を遮断し気体の流通を許容する気液分離部材を含む半透膜で覆われている、
構成1又は2に記載の液体供給機構。
[構成4]
前記第2の接続部は、前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着された状態で、前記カートリッジの壁部と前記液体貯留タンクの壁部との間に位置し、且つ、液体の流通を遮断し気体の流通を許容する気液分離部材を含む半透膜で覆われている、
構成1乃至3の何れか1項に記載の液体供給機構。
[構成5]
前記カートリッジは、前記第2の接続部と液密に接続されることによって、前記カートリッジの内部を、前記第1の大気連通部を介して外部に大気連通させることが可能な第2の大気連通部を含む、
構成1乃至4の何れか1項に記載の液体供給機構。
[構成6]
前記第2の大気連通部は、前記カートリッジの壁部を貫通する貫通口と、該貫通口を介して前記カートリッジ内の空間を大気連通させる気体流路と、を含む、
構成5に記載の液体供給機構。
[構成7]
前記気体流路には、液体の流通を遮断し気体の流通を許容する半透膜が配される、
構成6に記載の液体供給機構。
[構成8]
前記カートリッジは、前記第2の大気連通部を密閉するための密閉機構を更に有し、
前記第2の接続部が前記第2の大気連通部に接続された状態で、前記密閉機構は前記第2の接続部によって内部に押圧された状態である、
構成5乃至7の何れか1項に記載の液体供給機構。
[構成9]
前記カートリッジが未使用の状態において、前記第2の大気連通部は、前記カートリッジの外側から密閉部材によって密閉されており、
前記カートリッジが前記液体供給機構に装着される際、前記密閉部材は、前記第2の接続部により貫通される、
構成8に記載の液体供給機構。
[構成10]
前記密閉機構は、
前記第2の大気連通部に対して進退可能に配された弁と、
前記弁を前記第2の大気連通部に向けて付勢する付勢手段と、を含み、
前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着されていない状態において、前記第2の大気連通部は前記弁によって密閉された状態である、
構成8又は9に記載の液体供給機構。
[構成11]
前記第2の接続部が前記第2の大気連通部に接続される際、前記弁は、前記第2の接続部により、前記付勢手段の付勢力に抗して前記第2の大気連通部から離間する方向へと移動させられる、
構成10に記載の液体供給機構。
[構成12]
前記液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドの吐出口から液体を吸引するための吸引回復機構と、を更に備える、
構成1乃至11の何れか1項に記載の液体供給機構。
[構成13]
液体を貯留するための貯留室と、前記貯留室の液体を液体吐出ヘッドに供給するための流出口と、液体を貯留したカートリッジを装着するための装着部と、前記貯留室の内部と外部とを大気連通させる大気連通部と、を備える液体貯留タンクであって、
前記装着部は、
前記カートリッジが装着された状態において、前記カートリッジと液体連通可能に構成された第1の接続部と、
前記カートリッジが装着された状態において、前記カートリッジと液密に接続され、前記カートリッジと前記大気連通部とを大気連通可能に構成された第2の接続部と、を含み、
前記第2の接続部は、未使用の前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着された時点において、前記カートリッジに貯留されている液体の液面より下方に位置する、
ことを特徴とする液体貯留タンク。
[構成14]
液体を吐出する液体吐出ヘッドに連通する液体貯留タンクに対し、装着可能なカートリッジであって、
前記液体貯留タンクに供給するための液体を貯留する液体貯留室と、
前記液体貯留タンクが有する第1の接続部と液体連通可能に構成された液体供給部と、
前記液体貯留タンクが有する第2の接続部に液密に接続されることによって、前記液体貯留タンクが有する第1の大気連通部と大気連通可能に構成された第2の大気連通部と、を備え、
未使用の前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着された時点において、前記液体貯留室に貯留されている液体の液面は、前記第2の大気連通部よりも上方に位置する、
ことを特徴とするカートリッジ。
[構成15]
前記液体貯留室の空間と前記第2の大気連通部とを連通する気体流路を更に有する、
構成14に記載のカートリッジ。
[構成16]
前記気体流路には、液体の流通を遮断し気体の流通を許容する半透膜が配される、
構成15に記載のカートリッジ。
[構成17]
前記第2の大気連通部を密閉するための密閉機構を更に備え、
前記液体貯留タンクに装着された状態において、前記密閉機構は前記第2の接続部に押圧された状態である、
構成14乃至16の何れか1項に記載のカートリッジ。
[構成18]
前記カートリッジが未使用の状態において、前記第2の大気連通部を外側から密閉する密閉部材を更に備え、
前記カートリッジが前記第2の大気連通部に装着される際、前記密閉部材は、前記第2の接続部により貫通される、
構成14乃至17の何れか1項に記載のカートリッジ。
[構成19]
前記密閉機構は、
前記第2の大気連通部に対して進退可能に配された弁と、
前記弁を前記第2の大気連通部に向けて付勢する付勢手段と、を含み、
前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着されていない状態において、前記第2の大気連通部は前記弁によって、密閉された状態である、
構成17に記載のカートリッジ。
[構成20]
前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着される際、前記弁は、前記第2の接続部により、前記付勢手段の付勢力に抗して前記第2の大気連通部から離間する方向へと移動させられる、
構成19に記載のカートリッジ。
[構成21]
液体を吐出するための液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドに連通するように構成された液体貯留タンクと、前記液体貯留タンクに供給するための液体を貯留し、前記液体貯留タンクに対して装着可能なカートリッジと、を備える液体吐出装置であって、
前記液体貯留タンクは、
前記液体貯留タンクの内部と外部とを大気連通させる第1の大気連通部と、
前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着された状態において、前記カートリッジと前記液体貯留タンクとを液体連通可能に構成された第1の接続部と、
前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着された状態において、前記カートリッジと液密に接続され、且つ、前記カートリッジと前記第1の大気連通部とを大気連通可能に構成された第2の接続部と、を含み、
未使用の前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着された時点において、前記第2の接続部は、前記カートリッジに貯留されている液体の液面より下方に位置する、
ことを特徴とする液体吐出装置。

Claims (21)

  1. 液体を吐出するための液体吐出ヘッドに連通するように構成された液体貯留タンクと、前記液体貯留タンクに供給するための液体を貯留し、前記液体貯留タンクに対して装着可能に構成されたカートリッジと、を備える液体供給機構であって、
    前記液体貯留タンクは、
    前記液体貯留タンクの内部と外部とを大気連通させる第1の大気連通部と、
    前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着された状態において、前記カートリッジと前記液体貯留タンクとを液体連通可能に構成された第1の接続部と、
    前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着された状態において、前記カートリッジと液密に接続され、且つ、前記カートリッジと前記第1の大気連通部とを大気連通可能に構成された第2の接続部と、を含み、
    未使用の前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着された時点において、前記第2の接続部は、前記カートリッジに貯留されている液体の液面より下方に位置する、
    ことを特徴とする液体供給機構。
  2. 前記第2の接続部は、前記液体貯留タンクから突出する中空針を含み、
    前記中空針は、
    前記液体貯留タンクの内部に連通する第1の開口と
    前記中空針の内部と外部とを大気連通させる第2の開口と、
    前記第1の開口から前記第2の開口まで大気連通する気体流路と、を含む、
    請求項1に記載の液体供給機構。
  3. 前記第1の大気連通部は、液体の流通を遮断し気体の流通を許容する気液分離部材を含む半透膜で覆われている、
    請求項1又は2に記載の液体供給機構。
  4. 前記第2の接続部は、前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着された状態で、前記カートリッジの壁部と前記液体貯留タンクの壁部との間に位置し、且つ、液体の流通を遮断し気体の流通を許容する気液分離部材を含む半透膜で覆われている、
    請求項1又は2に記載の液体供給機構。
  5. 前記カートリッジは、前記第2の接続部と液密に接続されることによって、前記カートリッジの内部を、前記第1の大気連通部を介して外部に大気連通させることが可能な第2の大気連通部を含む、
    請求項1又は2に記載の液体供給機構。
  6. 前記第2の大気連通部は、前記カートリッジの壁部を貫通する貫通口と、該貫通口を介して前記カートリッジ内の空間を大気連通させる気体流路と、を含む、
    請求項5に記載の液体供給機構。
  7. 前記気体流路には、液体の流通を遮断し気体の流通を許容する半透膜が配される、
    請求項6に記載の液体供給機構。
  8. 前記カートリッジは、前記第2の大気連通部を密閉するための密閉機構を更に有し、
    前記第2の接続部が前記第2の大気連通部に接続された状態で、前記密閉機構は前記第2の接続部によって内部に押圧された状態である、
    請求項5に記載の液体供給機構。
  9. 前記カートリッジが未使用の状態において、前記第2の大気連通部は、前記カートリッジの外側から密閉部材によって密閉されており、
    前記カートリッジが前記液体供給機構に装着される際、前記密閉部材は、前記第2の接続部により貫通される、
    請求項8に記載の液体供給機構。
  10. 前記密閉機構は、
    前記第2の大気連通部に対して進退可能に配された弁と、
    前記弁を前記第2の大気連通部に向けて付勢する付勢手段と、を含み、
    前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着されていない状態において、前記第2の大気連通部は前記弁によって密閉された状態である、
    請求項8に記載の液体供給機構。
  11. 前記第2の接続部が前記第2の大気連通部に接続される際、前記弁は、前記第2の接続部により、前記付勢手段の付勢力に抗して前記第2の大気連通部から離間する方向へと移動させられる、
    請求項10に記載の液体供給機構。
  12. 前記液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドの吐出口から液体を吸引するための吸引回復機構と、を更に備える、
    請求項1又は2に記載の液体供給機構。
  13. 液体を貯留するための貯留室と、前記貯留室の液体を液体吐出ヘッドに供給するための流出口と、液体を貯留したカートリッジを装着するための装着部と、前記貯留室の内部と外部とを大気連通させる大気連通部と、を備える液体貯留タンクであって、
    前記装着部は、
    前記カートリッジが装着された状態において、前記カートリッジと液体連通可能に構成された第1の接続部と、
    前記カートリッジが装着された状態において、前記カートリッジと液密に接続され、前記カートリッジと前記大気連通部とを大気連通可能に構成された第2の接続部と、を含み、
    前記第2の接続部は、未使用の前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着された時点において、前記カートリッジに貯留されている液体の液面より下方に位置する、
    ことを特徴とする液体貯留タンク。
  14. 液体を吐出する液体吐出ヘッドに連通する液体貯留タンクに対し、装着可能なカートリッジであって、
    前記液体貯留タンクに供給するための液体を貯留する液体貯留室と、
    前記液体貯留タンクが有する第1の接続部と液体連通可能に構成された液体供給部と、
    前記液体貯留タンクが有する第2の接続部に液密に接続されることによって、前記液体貯留タンクが有する第1の大気連通部と大気連通可能に構成された第2の大気連通部と、を備え、
    未使用の前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着された時点において、前記液体貯留室に貯留されている液体の液面は、前記第2の大気連通部よりも上方に位置する、
    ことを特徴とするカートリッジ。
  15. 前記液体貯留室の空間と前記第2の大気連通部とを連通する気体流路を更に有する、
    請求項14に記載のカートリッジ。
  16. 前記気体流路には、液体の流通を遮断し気体の流通を許容する半透膜が配される、
    請求項15に記載のカートリッジ。
  17. 前記第2の大気連通部を密閉するための密閉機構を更に備え、
    前記液体貯留タンクに装着された状態において、前記密閉機構は前記第2の接続部に押圧された状態である、
    請求項14乃至16の何れか1項に記載のカートリッジ。
  18. 前記カートリッジが未使用の状態において、前記第2の大気連通部を外側から密閉する密閉部材を更に備え、
    前記カートリッジが前記第2の大気連通部に装着される際、前記密閉部材は、前記第2の接続部により貫通される、
    請求項14に記載のカートリッジ。
  19. 前記密閉機構は、
    前記第2の大気連通部に対して進退可能に配された弁と、
    前記弁を前記第2の大気連通部に向けて付勢する付勢手段と、を含み、
    前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着されていない状態において、前記第2の大気連通部は前記弁によって、密閉された状態である、
    請求項17に記載のカートリッジ。
  20. 前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着される際、前記弁は、前記第2の接続部により、前記付勢手段の付勢力に抗して前記第2の大気連通部から離間する方向へと移動させられる、
    請求項19に記載のカートリッジ。
  21. 液体を吐出するための液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドに連通するように構成された液体貯留タンクと、前記液体貯留タンクに供給するための液体を貯留し、前記液体貯留タンクに対して装着可能なカートリッジと、を備える液体吐出装置であって、
    前記液体貯留タンクは、
    前記液体貯留タンクの内部と外部とを大気連通させる第1の大気連通部と、
    前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着された状態において、前記カートリッジと前記液体貯留タンクとを液体連通可能に構成された第1の接続部と、
    前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着された状態において、前記カートリッジと液密に接続され、且つ、前記カートリッジと前記第1の大気連通部とを大気連通可能に構成された第2の接続部と、を含み、
    未使用の前記カートリッジが前記液体貯留タンクに装着された時点において、前記第2の接続部は、前記カートリッジに貯留されている液体の液面より下方に位置する、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
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