JPH08300677A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH08300677A
JPH08300677A JP10551095A JP10551095A JPH08300677A JP H08300677 A JPH08300677 A JP H08300677A JP 10551095 A JP10551095 A JP 10551095A JP 10551095 A JP10551095 A JP 10551095A JP H08300677 A JPH08300677 A JP H08300677A
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JP
Japan
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ink
chamber
recording
sub
ink tank
Prior art date
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Withdrawn
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JP10551095A
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English (en)
Inventor
Yuji Kamiyama
雄次 上山
Bunichi Nakamura
文一 中村
Hideo Okada
英生 岡田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH08300677A publication Critical patent/JPH08300677A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定した負圧を発生させることができるとと
もに、インクタンク内のインクを確実に記録ヘッドに導
くことが可能なサブインクタンクを提供することを目的
とする。 【構成】 インクを収容するインク収容部から該インク
を吐出する記録手段にインクを供給するインク供給路を
有するインクジェット記録装置において、このインク供
給路に前記記録手段と前記インク収容部にのみ連通する
インク貯留部31を備えて、このインク貯留部31の内
部に多孔質部材32を配し、この多孔質部材内にインク
と空気との気液界面Aを形成する空気層を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクを吐出して記録
を行うインクジェット記録装置に関し、特にインクを貯
留するインク収容部からインクを吐出する記録手段に至
るまでのインク供給路中にインク貯留部を有するインク
ジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録分野では、記
録液滴を形成するエネルギー発生部からなる記録手段
と、この記録手段に供給するためのインクを収容するイ
ンク収容部(インクタンク)とが一体となったヘッドカ
ートリッジや、記録手段に対してインク収容部自体を取
り外しできるカートリッジ方式としたインクタンクなど
が用いられている。
【0003】記録手段とインク収容部が常時一体である
ヘッドカートリッジを用いるか、記録手段に対して複数
回交換可能な分離タイプのインクタンクを用いるかは、
その用途に応じて選択されるが、現在は小型化とランニ
ングコストの観点から、記録手段とインク収容部が別体
であり、かつ記録装置に対して双方とも分離でき、使用
時に一体にして使用する構成が主流となっている。
【0004】上述したインクタンク内には、圧縮収納さ
れた多孔質体にインクが含浸されている構成が一般的で
ある。これは、記録手段に設けられたノズル等の吐出部
からのインク漏れを防ぐために、多孔質体の毛管力を利
用して記録手段に供給されるインク流れに対する背圧を
用いるからである。なお、この背圧は吐出口部の圧力を
大気圧に対して負とするためのものであることから、以
下負圧と称する。
【0005】しかしながら、業務のために大量に記録等
を行わなければならない場合には、インクタンクの交換
頻度が問われるため、上述した多孔質部材をインク収容
部に用いるカートリッジ形式のものでは、インク収容量
が少ない点で好ましくなかった。
【0006】このため、業務用で大量に記録を行う場合
には、インク収容部にインクを直接貯留する袋状の構成
を用いたカートリッジ形式のものがよく用いられてい
た。
【0007】図4に、袋状のインク収容部を有するイン
クタンクを備えたインクジェット記録装置の一例を示
す。図4において、1は記録ヘッドであり、インクを吐
出するための吐出口1aを備えている。この記録ヘッド
は、不図示のキャリッジに搭載され、被記録媒体等に記
録を行う際に記録走査を行うものである。
【0008】21は記録装置に対して交換可能なインク
タンクであり、21aは記録に用いるためのインクを収
容するインク収容部であり、可撓性の袋状容器である。
また、21bは後述する排インクを収容するための排イ
ンク収容部である。このインクタンク21には、袋状容
器21aのインク消費に伴う変形を可能にする大気連通
口28が設けられている。
【0009】16は、記録ヘッド1の記録走査領域外に
設けられたインク吐出機能を回復させるための回復手段
であって、インク吐出口1aを覆うためのキャップ17
を有する。インク吐出口1aの回復は、ポンプ18によ
りキャップ17を介して吐出口部を吸引することによ
り、吐出用のノズル1aの目詰まり等を解消するもので
ある。
【0010】24は前述した記録ヘッドを搭載するキャ
リッジ等に搭載されるサブインクタンクであり、インク
タンク21から記録ヘッド1にインクを供給するための
インク供給経路中に設けられる一時的なインク貯留部で
ある。このサブインクタンク24内の上部には空気層が
設けられている。
【0011】ここで、24aは記録ヘッド1にサブイン
クタンク24中のインクを供給するためのインク供給部
であり、24bはサブインクタンク24内にインクタン
ク21内のインクを導入するためのインク導入部であ
る。
【0012】そして、24cはサブインクタンク24内
のインク量を調整するためにサブインクタンク24内の
空気やインクを導出するための導出部である。この導出
部24cは前述したインク導入部24bよりも重力方向
において上方に位置し、また、インク供給部24aもイ
ンク導出部24cよりも重力方向において下方に位置す
るように設けられる。そして、前述した空気層はこのイ
ンク導出部24cよりも上方に位置することになる。な
お、サブインクタンク24からのインク等の導出は前述
したポンプ18による圧力変化で行われる。
【0013】ポンプ18を用いてサブインクタンク24
や前述したキャップ17から排出されたインクは、イン
クチューブ7を介して前述した排インク収容部21bに
溜められることになる。
【0014】上述したサブインクタンク24は、通常、
図1に示したように液面を保ち、記録ヘッド1との高低
差を維持して安定した負圧発生を実現している。そし
て、サブインクタンクは密閉形となっているため、イン
クチューブ7及び7aを介して、インクタンク21から
記録ヘッド1へ順次インクが供給される。また、記録走
査等のキャリッジ移動時に生じるサブインクタンク内の
インクの揺動は、前述した空気層がダンパー的な効果を
呈するため、ある程度抑制される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示したような従来のインクジェット記録装置では、イン
クチューブ等に侵入した気泡がサブインクタンクに到達
したり、気温が変化する等の理由により、サブインクタ
ンク内の空気領域が増加、すなわち、インク液面の位置
が下降し負圧が変化するおそれがあるため、少なくとも
定期的にポンプを駆動し、サブインクタンク内の液面位
置を調整する必要があった。このため、インクタンク内
のインクをすべて記録に用いることはできなかった。
【0016】また、インクタンクから記録ヘッドへのイ
ンク供給は、インク吐出に伴う記録ヘッドまたはサブイ
ンクタンク側の圧力降下と毛細管力によるため、インク
残量が少なくなり、インクタンク内の袋状容器が変形し
た場合等にみられるように流路抵抗が多少増加するとイ
ンク供給が困難となり、インクタンク内にインクが残っ
ているにもかかわらず、実質的にインク供給ができなく
なる可能性もあった。
【0017】従って、本発明は安定した負圧を発生させ
ることができるとともに、インクタンク内のインクを確
実に記録ヘッドに導くことが可能なサブインクタンクを
提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための手段として、本発明は、インクを収容するインク
収容部から該インクを吐出する記録手段にインクを供給
するインク供給路を有するインクジェット記録装置にお
いて、該インク供給路に前記記録手段と前記インク収容
部にのみ連通するインク貯留部を備え、該インク貯留部
は内部に負圧発生部材として多孔質部材を配するととも
に、該多孔質部材内にインクと空気との気液界面を形成
する空気層を有する構成を提供するものである。
【0019】また、上記構成に加え、前記インク貯留部
を、多孔質部材が配されない空間部を有する構成とす
る、そして、前記インク貯留部を、前記インクジェット
記録装置に対して着脱可能とする構成を提案するもので
ある。
【0020】さらに、前記インク貯留部が、直接インク
を貯留する第1の室と前記多孔質部材を有する第2の室
とからなり、該第1の室は前記記録手段に連通し、該第
2の室は前記インク収容部に連通し、該第1の室と該第
2の室は、両室を仕切る仕切壁の端部に設けられた連通
部を介して連通する構成も提案するものである。
【0021】
【作用】上述の手段を用いることにより、安定した負圧
を発生し、かつインクタンクからインクを導き、記録ヘ
ッドへのインク供給を促進させることができる。
【0022】
【実施例】以下、図を用いて本発明を詳細に説明する。
なお、各図において同一の符号を付したものは同一の機
能を呈するものとする。
【0023】まず、図1に 本発明に係わるインクジェ
ット装置IJRAの一例として装置の概略斜視図を示
す。図1において、1はインクを吐出するための記録ヘ
ッドであり、2は装置側からの印字信号等を受けるため
に記録ヘッド1に設けられたコネクタパッドである。こ
の記録ヘッド1は記録走査を行わせるためのキャリッジ
3に対して着脱可能に搭載されている。なお、このキャ
リッジ3に設けられたヘッドカバー4には、前述した記
録ヘッド側コネクタパッド2に接続する装置側コネクタ
パッド5が備えられている。
【0024】6はインクを一時的に貯留するサブインク
タンクであり、不図示のメインインクタンクに対して、
インク供給路となるインクチューブ7を介して連通して
いる。図1に示したインクジェット記録装置IJRA
は、カラー記録等に用いることを目的とした複数のイン
クを吐出可能な装置であり、記録ヘッドは各色用に吐出
部を有しており、その数に応じたサブインクタンクが各
色独立した形でキャリッジ3上に搭載されている。本実
施例においては、サブインクタンクはそれぞれブラッ
ク、シアン、マゼンダ、イエロー用に4つ設けられてい
る。
【0025】8はキャリッジ3を記録紙やプラスチック
薄板等の被記録媒体9に対して走査させるためのリード
スクリューであり、10はキャリッジ3の走査を案内す
るためのガイドレールである。ここで、リードスクリュ
ー8はギア11及び12を介して駆動モータ13の正逆
回転に連動し、さらに、リードスクリュー3に刻まれた
螺旋溝14がキャリッジ3に設けられた不図示の係合部
と係合しているため、キャリッジ3の走査は駆動モータ
13の駆動によって装置の長手方向に行われることにな
る。そして、被記録材9は、プラテンローラ15によっ
て搬送される。
【0026】また、被記録材9の搬送領域に隣接して、
後述する記録手段に設けられる吐出部の回復手段が設け
られる。この回復手段は、前記記録ヘッドカートリッジ
の吐出口部(不図示)をキャッピングするためのキャッ
プ部材17と、このキャップ部材17に設けられた内部
開口(不図示)を介して吐出部を吸引回復する吸引手段
18からなる。この吸引手段には、ギア19及び切り替
えクラッチ等の公知の伝達手段により、駆動モータ13
から駆動力が伝達される。
【0027】そして、キャップ部材17の上下動等の移
動は、ギア20等を介して伝達される駆動力によりなさ
れ、吐出口が設けられた部分と密着させることにより吐
出口の吸引回復や乾燥等の低減を可能とする。
【0028】さらに、上述の吸引回復処理は吐出口の目
詰まり等の回復だけでなく、吸引量を変化させることに
より、インクカートリッジから吐出部までのインクを排
出させて微細なゴミや気泡等をフィルター部だけでなく
インク流路内から除去することも可能である。このイン
ク流路の回復処理は定期的に、またはユーザーが必要と
判断した場合に強制的に行われるものであり、良好な印
字品位を維持することが可能となる。
【0029】前述のキャッピング及び吸引回復の各処理
は、キャリッジ3がホームポジション側の領域に来たと
きに、それぞれの対応位置で行われることになる。そし
て、これらの各処理は周知のタイミング及びシーケンス
を利用して任意の態様で、単独または複合的に実施され
る。
【0030】以下、上述したサブインクタンク6につい
て詳述する。
【0031】(第1実施例)図2に本発明の第1実施例
としてのサブインクタンク6を含むインク供給系の概略
断面図を示す。図において、21は記録ヘッド1に供給
するためのインクを貯留するメインインクタンクであ
り、内部にインクを収容した袋状のインク容器22を有
している。23はゴム等からなる弾性部材であり、イン
ク供給路であるインクチューブ7の端部に設けられた針
部材25が挿入されることにより、記録ヘッド側にイン
クを供給可能となる。このインクタンク21には、袋状
容器22のインク消費に伴う変形を可能にする大気連通
口28が設けられている。
【0032】そして、31は本発明に係わるサブインク
タンクであり、内部に多孔質部材からなるインク吸収体
32を備えている。そして、このサブインクタンク31
がキャリッジに装着された場合の底部近傍に記録ヘッド
側へのインク導出口となるインク供給口33が設けられ
ている。なお、本実施例においては多孔質部材を用いた
が、例えば繊維等から形成された毛細管力を発生できる
他の負圧発生部材を用いても良い。
【0033】そして、記録ヘッド1に設けられたインク
導管26がこのインク供給口33に挿入され、インク導
管の端部がインク吸収体32を押圧(圧接)状態となる
ことで、インク連通可能状態となる。ここで、サブイン
クタンク31のインク供給口33は多孔質部材32によ
って覆われている状態なので、インクは多孔質部材のイ
ンク保持力により保持され、記録ヘッド1をサブインク
タンク31から離間させてもインクが漏れることはな
い。しかし、記録ヘッド1とサブインクタンク31とを
連通させた状態での気温等の変化に起因するインク漏れ
を防止するために、図示したようなシール部材27を設
けることが好ましい。
【0034】また、サブインクタンク31とメインイン
クタンク21とは、インクチューブ7によってインク供
給が可能な連通状態となる。ここで、サブインクタンク
31には、インクをサブインクタンク内に導入するため
のインク導入部34を有している。本実施例において
は、このインク導入部34をゴム等からなる弾性部材に
より構成し、メインインクタンク21とインクチューブ
7の接続と同様に、インクチューブ7の端部に設けられ
た針部材25を挿入することにより連通状態となる。
【0035】サブインクタンク31内のインク充填状態
は、図2に示したように初期状態で多孔質部材内に気液
界面Aを形成するようにインク充填がなされる。従っ
て、多孔質部材を介してインク導入部とインク供給口と
のインク連通がなされることになる。このため、多孔質
部材内で形成されるインクメニスカスにより、記録ヘッ
ド1のインク吐出口1aからのインク漏れを防止する背
圧である負圧を安定した状態に維持することができる。
【0036】そして、サブインクタンクを大気に開放せ
ず密閉系としていることにより、記録に伴って記録ヘッ
ドからインクが吐出され、インク導管26近傍のインク
が消費されても、確実にインクタンク21からインクが
供給される。
【0037】この場合のメインインクタンク21からの
インク供給は、サブインクタンク内の減圧により生じる
力だけでなく、多孔質部材のインク保持力も働くため、
インクタンク21内のインクをより強くサブインクタン
ク側に導くことになる。これにより、インク供給ができ
なくなった時のインクタンク内のインク残留をほとんど
なくすことができる。
【0038】なお、前述したサブインクタンク31を大
気に開放した構成としても、多孔質部材の毛細管力によ
りインク供給は可能となる。しかしながら、インク導入
部34近傍のインクまで消費してしまった場合が、前述
した吸引回復を施した場合等に生じる急激な圧力変化に
より、多孔質内のインク流路が分断された場合には、そ
の後の回復処理でインク供給路の再形成が非常に困難と
なる可能性があるので、この観点から、本実施例に示し
た密閉系とすることが望ましい。
【0039】そして、従来の構成以上に、多孔質部材に
よりインクを保持していることにより、記録走査等に起
因するインクの揺動を充分に抑制することができる。
【0040】ここで、サブインクタンク31は、記録ヘ
ッド1に対して着脱可能な構成としている。これは、記
録ヘッド1のインク導管26が多孔質部材32を押圧す
る構成を採用し、多孔質部材32に記録ヘッド側が高い
毛細管力を有するように空孔径に勾配をつけているた
め、長期使用時には多孔質部材がクリープ変形を起こし
て局所的な弾性率変化及び空隙の形成が生じる可能性が
あるからである。従って、サブインクタンクを交換可能
とすることにより、所望の圧力勾配を常に得られ、安定
した負圧発生を実現できる。
【0041】また、負圧発生を高低差でなく、サブイン
クタンク内の多孔質部材により行っているので、インク
タンク21や、インクチューブ7の上下方向配置に自由
度がでるため、インク供給系の小型化を図ることも可能
である。
【0042】本実施例において、サブインクタンク31
内への多孔質部材32の充填は、サブインクタンク内に
空間部35を形成するように行っているが、空気層を形
成していればサブインクタンク内部全体にわたって多孔
質部材を充填しても良い。
【0043】しかし、多孔質部材に気液界面を形成する
という観点から考えると、インク供給口33とインク導
入部34が近接する底部壁(キャリッジに装着した状態
で底部となる壁)に対向する壁側に空間部35を形成す
ることにより、サブインクタンク装着時に容易に気液界
面を形成するように空気層を上方に位置させることがで
きるので、本実施例の構成はより好ましいと言える。
【0044】(第2実施例)図3に、本発明に係わる第
2の実施例を示す。前述した第1実施例と異なるのは、
サブインクタンク31を2室構成とした点である。この
2室は、第1実施例と同様に多孔質部材を収容した室3
6と、直接インクを貯留した室37である。
【0045】この室36と室37は、それぞれの室を仕
切る仕切壁38の端部に設けられた連通部39を介して
連通する。そして、直接貯留室37が記録ヘッド1に接
続され、多孔質部材32を収容した室36がインクタン
ク21に接続される。
【0046】室36には、第1実施例と同様に、多孔質
部材32内に気液界面Aが形成されているが、密閉構造
となっているため、記録ヘッド1からのインク吐出に伴
って室37内のインクが消費された場合、インク容器2
2内のインクは、インクチューブ7、多孔質部材32、
連通部39を介して室37に供給される。
【0047】本実施例においては、記録ヘッド1のイン
ク導管26が多孔質部材に圧接せず、インク中に突出し
た構成となっているので、前述した第1実施例に比べサ
ブインクタンク31から記録ヘッド1までのインク供給
時の流体抵抗が低くなり、よりインク供給性が安定す
る。このため、高速記録等に容易に対応することが可能
である。
【0048】本実施例の場合、記録ヘッドとサブインク
タンクが接続された後に、任意の方法でインクを室37
に充填し、密閉することになる。
【0049】また、第1及び第2の実施例に示したよう
に、サブインクタンク内に多孔質部材を配し、この多孔
質部材内に気液界面を形成するように空気層を設けてい
るので、気温等の変化に起因して空気層内の空気の圧力
が上昇しても、多孔質部材のメニスカス形成力が空気の
体積膨張を抑制するように働くため、インク漏れに対し
ても強い構成となる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成を採
用することにより、記録ヘッドに対して安定した負圧発
生を実現できるとともに、安定したインク供給と、イン
ク収容部であるメインインクタンク内に収容されたイン
クの未使用インクの残留を少なくすることができ、イン
ク供給系の配置の自由度も高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるインクジェット装置の一例を示
す概略斜視図。
【図2】本発明の第1実施例であるインクジェット装置
のインク供給系の一例を示す概略断面図。
【図3】本発明の第2実施例であるインクジェット装置
のインク供給系の一例を示す概略断面図。
【図4】従来のインクジェット記録装置の概略を示す模
式図。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 コネクタパッド(記録ヘッド側) 3 キャリッジ 4 ヘッドカバー 5 コネクタパッド(装置側) 6 サブインクタンク(一時インク貯留部) 7 インクチューブ 8 リードスクリュー 9 被記録媒体 10 ガイドレール 11 ギア 12 ギア 13 駆動モータ 14 螺旋溝 15 プラテンローラ 16 回復手段 17 キャップ部材 18 ポンプ 19 ギア 20 ギア 21 インクタンク 22 袋状インク容器 23 弾性部材 24 サブインクタンク 25 針部材 26 インク導管 27 シール部材 28 大気連通口 31 サブインクタンク 32 多孔質部材 33 インク供給口 34 弾性部材 35 空間部 36 室 37 室 38 仕切壁 39 連通部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを収容するインク収容部から該イ
    ンクを吐出する記録手段にインクを供給するインク供給
    路を有するインクジェット記録装置において、 該インク供給路に前記記録手段と前記インク収容部にの
    み連通するインク貯留部を備え、 該インク貯留部は内部に負圧発生部材を配するととも
    に、 該負圧発生部材内にインクと空気との気液界面を形成す
    る空気層を有することを特徴とするインクジェット記録
    装置。
  2. 【請求項2】 前記インク貯留部は、多孔質部材が配さ
    れない空間部を有することを特徴とする請求項1に記載
    のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記インク貯留部は、前記インクジェッ
    ト記録装置に対して着脱可能であることを特徴とする請
    求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記インク貯留部は、直接インクを貯留
    する第1の室と前記負圧発生部材を有する第2の室とか
    らなり、該第1の室は前記記録手段に連通し、該第2の
    室は前記インク収容部に連通し、該第1の室と該第2の
    室は、両室を仕切る仕切壁の端部に設けられた連通部を
    介して連通することを特徴とする請求項1に記載のイン
    クジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の室は、負圧発生部材が配され
    ない空間部を有することを特徴とする請求項4に記載の
    インクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記インク貯留部は大気に対して密閉系
    であることを特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の
    インクジェット記録装置。
JP10551095A 1995-04-28 1995-04-28 インクジェット記録装置 Withdrawn JPH08300677A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10551095A JPH08300677A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 インクジェット記録装置

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JP10551095A JPH08300677A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 インクジェット記録装置

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JPH08300677A true JPH08300677A (ja) 1996-11-19

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JP (1) JPH08300677A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7318639B2 (en) 2004-04-20 2008-01-15 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet recording apparatus
US7434921B2 (en) 2004-12-09 2008-10-14 Canon Kabushiki Kaisha Liquid container, ink jet recording apparatus and liquid filling method

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