JP4935351B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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本発明は、液体を吐出して被記録体に画像を形成するための液体吐出装置に関し、特に、メインタンクから吐出ヘッドと共に移動するサブタンクへ適宜液体を補充するステーション供給方式の液体吐出装置に関する。
例えばインクジェットプリンタなどの液体吐出装置におけるインク供給方式の1つとして、ステーション供給方式(オンデマンド方式ともいう)というものがある。この方式の記録装置は、吐出ヘッドと共に移動するサブタンクと、該サブタンクへインクを補充するインク補充部とを備え、所定のタイミングでインク補充部を動作させ、サブタンクへのインク補充を行なうようになっている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に開示された液体吐出装置の場合、吐出した液滴数を積算するカウント手段(ソフトカウント手段)を有し、該カウント手段の結果に応じてサブタンク内の液体残量を管理するような構成となっている(特許文献1の段落0083参照)。
特開2005−47058号公報
ところで、上記カウント手段によって液体残量を管理する場合、液体の吐出以外の原因(例えば、蒸発)による液体の消費量は考慮されないため、液体残量を正確に取得することは困難である。残量を正確に取得できなければ、吐出ヘッドへサブタンクから空気が吸引されるのを回避するためには、余裕をみて液体残量が多い状態で液体補充をしなければならない。すると、液体補充処理が頻繁に行われることとなるため、これを避けて液体補充回数を低減のためにはサブタンクが大型化してしまう。
また、液体残量を正確に取得できないため、サブタンクでのオーバーフローを避けるため、実際より少なめにしか液体を補充することができず、補充後のサブタンク内の液体充填率を高めるのが困難である。一方、サブタンクに光学センサを設けて液体残量を正確に検出することも可能ではあるが、この場合は、サブタンクが重量化して駆動機構の大型化を招来すると共に、液滴吐出装置の大型化・重量化・高コスト化が避けられなくなる。
そこで本発明は、ステーション方式の液体吐出装置において、サブタンクに液体残量を検出するセンサを設けずとも、液体補充後のサブタンクの充填率を向上させることができ、更に、サブタンクの大型化や、液滴吐出装置の大型化・重量化・高コスト化を抑制することができる液滴吐出装置を提供することを目的とする。
本発明は上述したような事情に鑑みてなされたものであり、本発明に係る液体吐出装置は、液体を吐出して被記録体に画像を形成する吐出ヘッドと、該吐出ヘッドと共に移動して該吐出ヘッドへ供給する液体を貯蔵するサブタンクと、メインタンクを有して該メインタンク内の液体を前記サブタンクへ補充する液体補充部と、該液体補充部の動作を制御する制御部とを備え、該制御部は、前記サブタンクへの液体補充の際には、前記メインタンクを前記サブタンクに連通させ、該サブタンク内の残留液体を前記メインタンクへ一旦回収してから、該メインタンクから前記サブタンクへ液体を補充するよう前記液体補充部を動作させるべく構成され、前記サブタンクは、前記メインタンクからの液体補充の際に該メインタンクに連通する第1連通口と、前記吐出ヘッドに連通する第2連通口と、前記第1連通口及び前記第2連通口の間において、前記サブタンクの内底面から上方に向けて立設されると共に前記サブタンクの一の内側面から他の内側面にかけて延在する立設部とを有し、前記第1連通口及び前記第2連通口は、前記立設部の上端よりも前記サブタンクの内底面側にて開口し、前記立設部と前記サブタンクの内側面とで仕切られた前記第2連通口側の空間は、前記サブタンクから前記メインタンクへ残留液体が回収されたときに、前記第2連通口及びその近傍に所定量の液体を残存させる液体残存部を成している。
このような構成により、事前にサブタンク内の残留液体を回収してから改めて液体を補充するため、サブタンクに液量を測るセンサを設けずとも、液体補充部から所定量の液体を補充することによって補充後におけるサブタンク内の液体の充填率を高めることができる。また、サブタンクの大型化や、液滴吐出装置の大型化・重量化・高コスト化を抑制することができる。
また、このような構成とすることにより、液体補充処理に際して残留液体が回収されても、第2連通口及びその近傍に所定量の液体が残存するため、吐出ヘッドへエアが侵入するのを防止することができる。
また、このような構成とすることにより、簡易な構成によって液体残存部を形成することができる。また、立設部がない場合と比べると、液体残存部の面積を小さくすることができるため、サブタンク内に一定量の液体を残存させた場合の残存液体の深さが大きくなる。従って、第1連通口から吐出ヘッド側へのエアの侵入をより一層防止しやすくなる。
また、前記第1連通口は、内定面にて開口するよう形成されていてもよい。例えば、メインタンクに連通する第1連通口は、サブタンクの内定面に開口を有するように形成されていてもよいし、サブタンクの内側面下部に開口を有して該開口が内底面に接するように形成されていてもよい。このような構成とすることにより、第1連通口を通じてサブタンク内の液体を回収する際、回収漏れを極力低減することができる。
また、前記第2連通口は、内底面にて開口するよう形成されていてもよい。例えば、上記第1連通口と同様に、第2連通口は、サブタンクの内定面に開口を有するように形成されていてもよいし、サブタンクの内側面下部に開口を有して該開口が内底面に接するように形成されていてもよい。このような構成とすることにより、液体残留部に残留した液体に没しやすくなるため、第2連通口から吐出ヘッドへの液体の侵入を効果的に防止することができると共に、液体残留部に残留させる液体量を低減させることも可能である。残留液体量を低減した場合には、液体補充処理を実行する時期までに、より多くの液体を吐出することができるため、液体補充処理の頻度を低減することができる。
また、前記液体補充部は、前記サブタンク内の液体を前記メインタンクに向けて移動させる吸引動作と、前記メインタンク内の液体を前記サブタンクに向けて移動させる加圧動作とを実行可能なポンプ手段を有していてもよい。このような構成とすることにより、液体回収処理と液体補充処理とを、1つのポンプ手段による吸引動作と加圧動作とによって実現することができる。
また、前記ポンプ手段はピストンであってもよい。このような構成とすることにより、特に液体補充処理において、簡易な構成のポンプ手段によって所定量の液体を正確に補充することができる。
本発明に係る液体吐出装置によれば、サブタンクに液体残量を検出するセンサを設けずとも、液体補充後のサブタンクの充填率を向上させることができ、更に、サブタンクの大型化や、液滴吐出装置の大型化・重量化・高コスト化を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る液体吐出装置について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
[記録装置の構成]
図1は、本発明の実施形態に係る液体吐出装置を備えた記録装置1の外観構成を示す斜視図であり、本実施の形態では記録装置1として所謂複合機を図示している。図1に示すように記録装置1は、インクジェット方式によって画像を記録すべく液体吐出装置を成すプリンタ部2を、略直方体形状の筐体1aの下部に備え、且つスキャナ部3を筐体1aの上部に備えて構成された多機能装置であり、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能を有している。
記録装置1は、パーソナルコンピュータ等の外部情報機器と接続されて、該コンピュータ等から送信されたデータに基づき、被記録体としての記録用紙に画像を記録する。また、記録装置1は、デジタルカメラ等が接続されることにより、該デジタルカメラ等から出力されるデータに基づいて写真を記録用紙に記録したり、メモリカード等の各種記憶媒体が装填されることにより、該記憶媒体に記録されたデータに基づいて画像を記録用紙に記録したりすることも可能になっている。
図1に示すように記録装置1は、下部のプリンタ部(液体吐出装置)2の正面(前側)に開口4を有しており、この開口4の内側には、下側の給紙トレイ5と上側の排紙トレイ6とが2段にして設けられている。給紙トレイ5には複数枚の記録用紙が収容でき、例えば、A4サイズ以下の各種サイズの記録用紙が複数枚収容できるようになっている。
プリンタ部2の正面の右下部分には扉7が開閉自在に設けられ、該扉7の内方にはメインタンク搭載部8(図3参照)が設けられている。従って、扉7が開かれるとメインタンク搭載部8が正面側に露出し、メインタンク(インクカートリッジ)9(図3参照)が着脱可能になる。メインタンク搭載部8は、使用されるインク色に対応した収容室が備えられている。本プリンタ部2では、5色のカラーインク、すなわち、染料インクであるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、フォトブラック(PBk)と、顔料インクであるブラック(Bk)とが使用される。したがって、メインタンク搭載部8には5つの収容室が区画されており、各収容室に、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、フォトブラック(PBk)、ブラック(Bk)の各色インクを貯留するメインタンク9が収容される。
記録装置1の上部に設けられたスキャナ部3は、所謂フラットベッドスキャナとして構成されている。即ち、図1に示されるように記録装置1の上面には、該記録装置1の天板として開閉自在に設けられた原稿カバー10が備えられている。そして、原稿カバー10の下側に、原稿が載置されるプラテンガラスや原稿の画像を読み取るイメージセンサなどが配設されている。
記録装置1の正面上部には、プリンタ部2やスキャナ部3を操作するための操作パネル11が設けられている。操作パネル11は、各種操作ボタンや液晶ディスプレイから構成されており、記録装置1は、ユーザによる操作パネル11の操作の結果、該操作パネル11から出力される指示に基づいて動作可能になっている。また、記録装置1が外部のコンピュータに接続されている場合には、該コンピュータからプリンタドライバ又はスキャナドライバを介して送信される指示に基づいても記録装置1は動作する。
記録装置1の正面の左上部分にはスロット部12が設けられている。スロット部12には、記憶媒体である各種小型メモリカードが装填可能であり、操作パネル11において所定の操作を行うことにより、スロット部12に装填された小型メモリカードに記憶されたデータが読み出し可能となっている。
図2は、プリンタ部2の構成を示す模式的断面図である。図2に示すように、記録装置1の底部近傍には給紙トレイ5が設けられており、該給紙トレイ5の上方にはプラテン18が設けられている。このプラテン18の更に上方には、後に詳述するが記録ヘッド20及びサブタンク21等がキャリッジ19に搭載されて成る画像記録ユニット22が設けられている。また、給紙トレイ5の奥側部分からは用紙搬送経路23が延設されている。該用紙搬送経路23は、給紙トレイ5の奥側部分から上方へ向かい更に正面側へ向かうように湾曲した湾曲パス24と、該湾曲パス24の終点から前方へ延びるストレートパス25とから成り、画像記録ユニット22の配設箇所以外の部分では、所定間隔で対向する外側ガイド面と内側ガイド面とで構成されている。
給紙トレイ5の直上には、該給紙トレイ5内の記録用紙を用紙搬送経路23へ供給する給紙ローラ26が設けられている。また、用紙搬送経路23における湾曲パス24の下流部分近傍には、搬送ローラ27及びピンチローラ28から成る一対の搬送ローラ対29が、両ローラ27,28によって用紙搬送経路23を上下から挟むようにして設けられている。更に、用紙搬送経路23におけるストレートパス25の下流部分近傍には、排紙ローラ30及びピンチローラ31から成る一対の排紙ローラ対32が、両ローラ30,31によって用紙搬送経路23を上下から挟むようにして設けられている。上述した記録ヘッド20とプラテン18とは、搬送ローラ対29と排紙ローラ対32との間にて、ストレートパス25を上下から挟むようにして設けられている。
従って、給紙トレイ5内の記録用紙は、給紙ローラ26によって用紙搬送経路23へ供給され、続いて搬送ローラ対29によって用紙搬送経路23上を湾曲パス24からストレートパス25へと搬送される。ストレートパス25に到達した記録用紙は、ここで記録ヘッド20から吐出するインクにより画像が記録され、記録が完了すると排紙ローラ対32によってストレートパス25から排出されて排紙トレイ6(図1参照)へ収容されるようになっている。
また、記録装置1は記録用紙への画像の記録の他、後述するようにサブタンク21へのインク補充処理を実行可能であり、記録ヘッド20のメンテナンス処理も実行可能になっている。そして、画像記録ユニット22の前方には、後述するインク補充部(液体補充部)88が設けられている。
図3は、プリンタ部2の主要構成を示す平面図であり、画像記録ユニット22がインクを補充するための所定のポジション(インク補充ポジション50)に位置している状態を実線で、画像記録ユニット22がメンテナンスをするための所定のポジション(パージポジション51)に位置している状態を二点鎖線で示している。図3に示すように、用紙搬送経路23のストレートパス25の上方には、左右(記録用紙の搬送方向に直交する方向)に長寸の平板状を成す一対のガイドレール38,39が配置されている。これらガイドレール38,39は、前後方向(記録用紙の搬送方向)に所定距離を隔てて、ガイドレール38がガイドレール39の後方に位置するようにして設けられている。これらのガイドレール38,39は、記録装置1(図1参照)の筐体1a内に設けられて、プリンタ部2を構成する各構成要素を支持するフレームの一部をなしている。ガイドレール38,39には、画像記録ユニット22を構成するキャリッジ19が、ガイドレール38,39の延設方向(左右方向)に往復して摺動可能に支持されている。
図3に示すように、ガイドレール39の上面には、ベルト駆動機構40が配設されている。ベルト駆動機構40は、用紙搬送経路23の幅方向の両端付近にそれぞれ設けられた駆動プーリ(図示せず)と従動プーリ43との間に、内側に歯が設けられた無端環状のタイミングベルト44が張架されて構成されている。駆動プーリ42の軸にはキャリッジモータ45が連結されており、該キャリッジモータ45から駆動力が入力されることで駆動プーリが回転される。この回転を受けて、タイミングベルト44が駆動プーリと従動プーリ43との間で周回運動する。
キャリッジ19は、その底部においてタイミングベルト44に固着されているため、タイミングベルト44の周回運動に従ってガイドレール38,39上を左右へ往復移動する。また、キャリッジ19には記録ヘッド20及びサブタンク21が搭載されているため(図2参照)、キャリッジ19の移動と共に記録ヘッド20は左右方向たる主走査方向に往復移動することとなる。
図3に示すように、平面視でガイドレール38,39の左端近傍はインク補充ポジション50となっており、該インク補充ポジション50にはメインタンク9がメインタンク搭載部8に装填された状態で配置されている。そして、ガイドレール38,39に沿って移動するキャリッジ19がこのインク補充ポジション50に位置すると(図3の状態)、後述するようにメインタンク9からサブタンク21へのインク補充処理が実行可能となっている。また、平面視でガイドレール38,39の右端近傍、即ち、用紙搬送経路23を挟んでインク補充ポジション50の反対側は、パージポジション51となっており、該パージポジション51にはメンテナンス機構(パージ部)55が配設されている。従って、キャリッジ19がこのパージポジション51に位置すると(図3にて二点鎖線で示す状態)、メンテナンス機構55によって記録ヘッド20がパージ処理され、インク流路のメンテナンスが実行可能となっている。
[画像記録ユニット及びインク補充部の構成]
次に、画像記録ユニット22及びインク補充部88の構成について説明する。図4は、主として画像記録ユニット22及びインク補充部88の構成を示す断面図であり、図3に示すプリンタ部2の一部を切断線IV−IVによって切断したときの構成を示している。
図4に示すように画像記録ユニット22は、矩形筐体を成すキャリッジ19に記録ヘッド20及びサブタンク21等が搭載されて構成されている。記録ヘッド20は複数のプレート(図示せず)が積層されて成り、内部にインク流路(図示せず)が形成され、該インク流路の下流側開口がインクを吐出するノズル孔20aを成している。
サブタンク21は左右方向寸法が前後方向寸法に比して小さい直方体形状を成し、各色に1つずつ合計5つ用意されている。図4に示すようにサブタンク21は所定容量のサブインク室21Aを有し、内底部の前側部分に設けられた第1連通口61と、内底部の後側部分に設けられた第2連通口62とを有している。サブタンク21は、第2連通口62を介して記録ヘッド20が有するインク流路の上流側開口に連通しており、サブインク室21A内のインクを記録ヘッド20へ供給可能となっている。
図5を用いてサブタンク21の構成について更に詳説する。図5は、図4に示す画像記録ユニット22のうち、主としてサブタンク21を拡大して示す図面であり、(a)は断面図、(b)は図5(a)のサブタンク21を切断線Va−Vaによって切断したときの構成を夫々示している。
図5(a)に示すように、サブタンク21は合成樹脂製であって側面視で横長の矩形状を成しており、上下方向の略中央位置にて上下に分割される上側筐体21bと下側筐体21cとが、互いに接合されて構成されている。サブタンク21の内底面57は多段状になっており、前後方向の略中央位置にて左右方向へ延びる高さhの立設部57aが形成されている(図5(b)も参照)。該立設部57aは側面視で矩形状を成し、外面が窪んだ底上げ形状となっている。また、サブタンク21の内底面57において、立設部57aの前側は、下側筐体21cに形成された開口にフィルム57dが貼付された構成となっており、このフィルム57dの内面が内底面57の前側部分を成す第1内底面57bとなっている。立設部57aの後側は、下側筐体21cと一体的に形成された平坦な第2内底面57cとなっている。
記録ヘッド20へ通じる上記第2連通口62は、第2内底面57cにて開口している。即ち、第2連通口62は、第2内底面57cの後端部にて上方へ向かって開口するように形成され、その開口面は第2内底面57cと面一になっている。また、立設部57aと第2内底面57cとサブタンク21の側面とで形成されるスペースはインク残存部(液体残存部)58を成しており、サブタンク21内のインク残量が減少した場合であっても、第2連通口62及びその近傍にインクを残存させるスペースとなっている。
サブタンク21の前部には、サブタンク21内をサブインク室21Aとリフィル室63とに仕切る仕切板59が配設されている。この仕切板59は、左右方向寸法がサブタンク21の内側の左右方向寸法と同一であり、上側筐体21bの前側内面から後方へ向かって延び(図5(b)も参照)、途中で屈曲してサブタンク21の内底面近傍まで下方へ延びている。そして、仕切板59の下方への延設部の下端とサブタンク21の内底面(第1内底面57b)との隙間が、上述した第1連通口61を成している。従って、この第1連通口61は、第1内底面57bにて開口し、第1連通口61の内縁下部と第1内底面57bとは面一になっている。
第1連通口61と仕切板59の内方に位置するリフィル室63とは、第1連通口61から上方へ向かって延びる接続通路60を介して連通している。そして、リフィル室63内には、インク補充時にサブインク室21Aとメインタンク9のメインインク室9Aとを連通させるリフィルポート弁64が設けられている。該リフィル室63の下部には外部と連通するリフィルポート63Aが形成されている。そして、リフィルポート弁64は、リフィル室63内に収容されており、リフィルポート63Aに挿通されて上下動可能な弁体64Aと、リフィルポート63Aを閉じる方向(図4における下方)へ向けて弁体64Aを付勢するコイルスプリング64Bと、シール部材64Cとから構成されている。このリフィルポート弁64は、弁体64Aに外力が働かない状態ではコイルスプリング64Bの付勢力によりリフィルポート63Aを閉ざす一方、弁体64Aを上方(リフィル室63の内側)へ移動させるよう外力を付与すると、リフィルポート63Aを開放して外部とサブインク室21Aとを連通させる。
また、サブタンク21の前部には圧力調整部70が設けられている。この圧力調整部70は、サブタンク21の上側壁部の上面に形成されたラビリンス構造65を介してサブインク室21Aに連通する負圧調整室71と、該負圧調整室71の上方に位置する正圧調整室72とを有している。また圧力調整部70は、パージ時に負圧調整室71を介して外部とサブインク室21Aとを連通する負圧調整弁73と、正圧調整室72及び負圧調整室71を介して外部とサブインク室21Aとを連通す正圧調整弁74とを有している。負圧調整弁73は、リフィルポート弁64と同様の構成を有しており、負圧調整室71と外部とを連通する連通孔71Aに挿通されて上下動可能な弁体73Aと、連通孔71Aを閉じる方向へ弁体73Aを付勢するコイルスプリング73Bと、シール部材73Cとから構成されている。そして、この負圧調整弁73は、弁体73Aに外力が働かない状態ではコイルスプリング73Bの付勢力により連通孔71Aを閉ざす一方、弁体73Aを上方(負圧調整室71の内側)へ移動させるよう外力を付与すると、連通孔71Aを開放して外部と負圧調整室71とを連通させる。
一方、メインタンク9はインク補充部88を構成するものであり、図3に示すように左右方向寸法が前後方向寸法に比して小さい直方体形状を成し、各色に1つずつ合計5つ用意されている。また、図4に示すように、メインタンク9は所定容量のメインインク室9Aを有し、底部近傍にはこのメインインク室9Aに連通するインク供給口80が設けられ、上部には正圧調整弁81とポンプ82とが設けられている。
この正圧調整弁81は弁体81Aとこれを付勢するコイルスプリング81Bとを有し、メインインク室9Aの内圧を所定の正圧値以下に維持する。即ち、メインインク室9Aの内圧が所定の正圧値以下の状態ではメインインク室9Aと外部とを遮断し、内圧が所定の正圧値を超えると、メインインク室9Aと外部とを連通させる。また、正圧調整弁81が有する弁体81Aの端面からは、長寸棒状のプッシュロッド81Cが後方へ向かってポンプ82側へ延設されている。
ポンプ82は、後述するようにサブインク室21Aへのインク補充およびサブインク室21Aからのインク回収のため、メインインク室9Aの容積を変更するものであり、シリンダ83と、該シリンダ83内に収容された長寸棒状のピストン84と、該ピストン84を駆動するピニオンギヤ85とから構成されている。より詳しくは、ポンプ82を構成するピストン84は、その上部に形成されたラックギヤ84Aと、先端に設けられたピストンクラウン84Bとから構成されている。
ラックギヤ84Aはピニオンギヤ85と噛合し、ピストン84はピニオンギヤ85の回転駆動に伴ってシリンダ83内を前後方向へ往復動する。その際、ピストンクラウン84Bは、シリンダ83の内壁面に気密的に摺接しながら往復動する。また、シリンダ83の一端側の壁部には小径の孔が形成されており、正圧調整弁81が有するプッシュロッド81Cはこの孔を貫通してシリンダ83内まで延びている。従って、ピストン84が前方へ移動すると、ピストンクラウン84Bがプッシュロッド81Cを介して弁体81Aを前方へ押動し、正圧調整弁81は開放される。
メインタンク9の底部近傍に設けられたインク供給口80は、メインタンク9外に配設されたチューブ86を介し、サブタンク21に設けられたリフィルポート弁64にジョイントされるジョイント弁87が取り付けられている。このジョイント弁87は、上下方向へ可動な弁体87A、及び該弁体87Aを上方へ付勢するコイルスプリング87B等から構成されている。そしてジョイント弁87は、弁体87Aに外力が働いていない状態ではコイルスプリング87Bの付勢力により閉じられ、弁体87Aに下方向きの外力が働いてコイルスプリング87Bの付勢力に抗って弁体87Aが下方へ移動すると、メインインク室9Aはチューブ86及びジョイント弁87を通じて外部と連通する。
このようなジョイント弁87は、昇降機構104によって上下動されるようになっている。従って、画像記録ユニット22がインク補充ポジション50に位置するときに、この昇降機構104によりジョイント弁87を上昇させると、ジョイント弁87の弁体87Aとリフィルポート弁64の弁体64Aとが互いに押動し合い、両弁64,87は共に開放される。その結果、メインタンク9のメインインク室9Aとサブタンク21のサブインク室21Aとは、弁64,87を介して互いに連通する。
本実施の形態では、上述した構成のうち、メインインク室9A及びポンプ82等を備えるメインタンク9、チューブ86、ジョイント弁87、昇降機構104、ポンプ82と噛合するピニオンギヤ85、及び該ピニオンギヤ85を駆動するためのピニオンギヤ駆動回路105(図5参照)等により、インク補充部88が構成されている。
[記録装置の機能説明]
図6は、上述したような構成の記録装置1が有する機能を説明するためのブロック図である。図6に示すように、記録装置1は制御部100を備え、該制御部100は図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random-Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、及び入出力インタフェース等から構成されている。制御部100には、既に説明したスキャナ部3、操作パネル11、及びスロット部12(図1参照)が接続されている。また制御部100には、搬送機構駆動回路101、記録ヘッド駆動回路102、キャリッジ駆動回路103、昇降機構104、及びピニオンギヤ駆動回路105が接続されており、このうち昇降機構104及びピニオンギヤ駆動回路105はインク補充部88を構成している。制御部100に接続されたこれらの各モジュールは、制御部100からの指示信号に基づき、以下に説明するような動作を実行する。
搬送機構駆動回路101は、図示しないモータを駆動して該モータの出力軸に接続された搬送ローラ対29及び排紙ローラ対32(図2も参照)を回転させ、用紙搬送経路23に沿って記録用紙を搬送させる。記録ヘッド駆動回路102は、制御部100からの信号に基づいて決定されるインク量及び吐出タイミングで、記録ヘッド20から記録用紙へ向けてインクを吐出させる。また、制御部100は、記録ヘッド駆動回路102へ出力した上述したような指示信号に基づき、サブタンク21のインク残量をソフトカウントする。即ち、各色のインクの吐出量の累積値(吐出されたインクの総量)を算出し、サブタンク21に収容できるインクの満タン量からこの値を差し引くことにより、サブタンク21の各色のインク残量を個別に算出する。
キャリッジ駆動回路103は、キャリッジモータ45(図3参照)に接続されており、該キャリッジモータ45を回転駆動させることによってキャリッジ19を左右方向へ移動させる。昇降機構104は、制御部100からの信号に基づいて駆動し、ジョイント弁87を昇降動させる。また、ピニオンギヤ駆動回路105は、図示しないモータを駆動して該モータの出力軸に接続されたピニオンギヤ85を回転させ、ポンプ82を駆動してメインインク室9Aの容積を変更する。
更に制御部100は、外部情報機器としてのパーソナルコンピュータ(PC:以下、「コンピュータ」と略称する)106に接続されている。そして、コンピュータ106又は操作パネル11からの信号に基づいて指示信号を出力するようになっている。
次に、上述したような記録装置1のメインタンク9からサブタンク21へのインク補充処理に係る動作について説明する。
[インク補充処理]
記録装置1は、サブタンク21のサブインク室21A内のインク残量が所定の閾値以下に減ると制御部100によりインク補充部88を駆動し、インク補充処理を実行するが、本実施の形態に係る記録装置1はステーション供給方式を採用しており、この処理の実行に際して、サブタンク21からメインタンク9へ残留インクを一旦回収し、その後、メインタンク9からサブタンク21へインクを補充するという下記に詳説する一連のインク補充動作を行う。
図7は、インク補充処理に係る記録装置1の動作を説明するためのフローチャートである。図8は、インク補充処理中の画像記録ユニット22及びインク補充部88の状態変化を示す模式図であり、(a)はインク補充前のメインタンク9とサブタンク21とを連通した状態、(b)はサブタンク21からインクを一旦回収した状態、(c)はサブタンク21へインクを補充した状態を夫々示している。なお、既に示した図4は、インク補充前であってメインタンク9とサブタンク21とを連通させていない状態が示されている。
図7に示すように記録装置1は、記録用紙への画像の記録を行い(ステップ1)、1枚分の記録が完了した時点で(ステップ2)、サブタンク21内のインク残量が所定の閾値以下になったか否かを判断する(ステップ3)。インク残量が閾値を超える値であれば(ステップ3:NO)ステップ1に戻って次の記録用紙への記録を行い、インク残量が閾値以下であると判断した場合は(ステップ3:YES)、キャリッジモータ45(図5参照)を駆動してキャリッジ19をインク補充ポジション50に位置させる(ステップ4)。このときメインタンク9とサブタンク21とは、図4に示す位置関係となっている。
次に、インク補充部88を駆動してメインタンク9とサブタンク21とをジョイントする。即ち、昇降機構104を駆動してジョイント弁87を上昇させ、図8(a)に示すように該ジョイント弁87及びリフィルポート弁64を介してサブインク室21Aとメインインク室9Aとを連通させる(ステップ5)。
両インク室9A,21Aが連通すると、ピニオンギヤ85を回転させてピストン84を後方へ移動させ、メインインク室9A内を負圧にすることにより、図8(b)に示すようにサブインク室21A内の残留インクをメインインク室9Aへ一旦回収する吸引動作を行なう(ステップ6)。
続いて、回収処理の完了後、ピニオンギヤ85を逆回転させてピストン84を前方へ移動させ、メインインク室9A内を正圧とすることにより、図8(c)に示すようにメインインク室9Aからサブインク室21Aへインクを補充する加圧動作を行なう(ステップ7)。そして、ピニオンギヤ85を所定角度(回転数)だけ回転させることによりインクの補充が完了すると、ステップ1に戻って次の記録用紙への記録を再開する。
このように、本実施の形態に係る記録装置1のインク補充処理においては、サブインク室21A内の残留インクを一旦回収するため、メインインク室9Aからのインクの補充時には、サブインク室21A内の空き容量が常に略一定となる。従って、サブタンク21にインク量を検出するためのセンサを設けなくても、サブインク室21Aの最大容量まで精度よくインクを補充することができる。
また、図8(b)に示すように、吸引動作(ステップ6)によりサブインク室21A内の残留インクがメインインク室9Aに回収されたとき、サブタンク21内では、インク残存部58に所定量のインクが残存した状態となっている。従って、第2連通口62に存在するインクの乾燥を抑制でき、また、第2連通口62から記録ヘッド20へのエアの侵入を防止できるようになっている。
[従来の構成との対比]
上述したようにサブタンク21内に立設部57aが設けられた記録装置1の場合、該立設部57aのない従来の構成に比べて、下記のような優れた作用効果を奏する。図9は、本実施の形態に係る記録装置1が備えるサブタンク21のインク残存状態を示す断面図、図10は、立設部57aを有さない従来のサブタンク121のインク残存状態を示す断面図であり、それぞれ、(a)は記録装置1が水平に設置されたときの状態、(b)は角度αだけ前上がりに傾斜して設置されたときの状態、(c)は角度αだけ前下がりに傾斜して設置されたときの状態を示している。また、図9及び図10において、(a)は、インクのほとんどが消費されてインク補充処理を実行する直前の状態(回収処理(図7のステップ6はまだ実行していない状態)を示しており、(b),(c)は、インク補充に際してインク回収処理(図7のステップ6)が実行された直後の状態を示している。なお、図10に示す従来のサブタンク121において、本実施の形態に係るサブタンク21が有する構成に対応する部分には、同じ符号を付している。
図9(a)に示すサブタンク21では、インク補充直前のサブタンク21内には、インク残存部58にのみ、その容量に等しい所定量R01のインクが残存し、立設部57aより前側の第1内底面57bにはほとんどインクは残存していない。一方、図10(a)に示す従来のサブタンク121では、内底面57の全体が平坦なため、第2連通口62に存在するインクの増粘を防止すると共に記録ヘッド20へのエアの侵入を防止するために、所定量R11のインクが残存されている。
ところで、本実施の形態に係る記録装置1のように、インク残量を制御部100がソフトカウントする場合、蒸発によるインク消費を考慮することが困難であるため、実際のインク残量とソフトカウントにより取得したインク残量との差にはバラツキが生じる。従って、インク補充直前にサブタンク21内に残存しておくインク量は、若干多めに設定しておく必要がある。また、一般に第2連通口62の上方の液面には窪みが生じ、第2連通口62へエアが侵入しやすい状態となるため、このようなエアの侵入を適切に防止するためには、深度が比較的大きくなるようにインクを残留しておく必要がある。
ここで、サブタンク21では、このような深度を確保できる高さhの立設部57aが設けられ、インク残存部58に残されたインクは、第2連通口62へのエアの侵入を適切に防止できる深度を有している。一方、従来のサブタンク121では、サブタンク21のような立設部57aがないため、内底面57の全面に亘って所定の深度を有するようにインクを残存させておく必要がある。従って、図9(a)に示すインク残量R01は、図10(a)に示すインク残量R11よりも少なくて済んでいる。その結果、まだ多くのインクが残存している状態でインク補充処理をする必要がなく、サブタンク21内のインクを極力使用した後にインク補充処理をすればよいので、インク補充処理の実行頻度を低減することができる。
次に、記録装置1は、通常は水平面上に載置されることが前提となっているものであるが、場合によっては若干の傾斜面上に載置されてしまうこともある。そして、本実施の形態に係るサブタンク21は、傾斜面上に載置された場合に、インク回収後の残存インク量のバラツキ(即ち、残存インク量の最大値と最小値との差)が、従来のサブタンク121よりも小さくなる。
即ち、図9(b)に示す前上がり状態のとき、サブタンク21内には、第1連通口61の高さを液面として所定量V02のインクが残留する。一方、図10(b)に示す従来のサブタンク121においても、第1連通口61の高さを液面として所定量V12のインクが残留する。しかしながら、本実施の形態に係るサブタンク21には立設部57aが設けられているため、少なくとも立設部57aの突出容積分だけは、残量V02は残量V12よりも少ない値となっている。
一方、図9(c)に示す前下がり状態のとき、サブタンク21内には、立設部57aが堰き止めるようにしてインク残存部58に若干量V03のインクが残存するが、図10(c)に示す従来のサブタンク121においては、堰き止めるものが存在しないので全てのインクが第1連通口61から回収されることとなる。
このように、記録装置1が前後に各5度だけ傾斜する場合を比較すると、本実施の形態に係るサブタンク21では、最大で残量V02のインクが残存し、最小では残量V03のインクが残存するため、その差はV02−V03となる。そして、従来のサブタンク121では、最大で残量V12(>V02)のインクが残存し、最小では残量がゼロとなるため、その差はV12となって、本実施の形態に係るサブタンク21での残量差V02−V03の方が小さくなる。
従って、サブタンク21内のインクを回収した後のインク補充処理において、本実施の形態に係るインク補充部88は、ピストン84の駆動により一定量Vのインクを供給することとなるが、回収後のインク残量にバラツキが少ないため、従来に比してより満タンに近い状態にまでインクを補充することができるように、補充量Vを設定することができる。なお、一定のインク補充量Vとしては、サブタンク21のサブインク室21Aの容量から、想定される最大のインク残量V02を差し引いた値を設定しておけばよい。
本発明は、サブタンクに液体残量を検出するセンサを設けずとも、液体補充後のサブタンクの充填率を向上させることができ、更に、サブタンクの大型化や、液滴吐出装置の大型化・重量化・高コスト化を抑制することができる液体吐出装置に適用することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る液体吐出装置を備えた記録装置の外観構成を示す斜視図である。 図1に示す記録装置が備えるプリンタ部(液体吐出装置)の構成を示す模式的断面図である。 図2に示すプリンタ部の主要構成を示す平面図であり、画像記録ユニットがインクを補充するための所定のポジション(インク補充ポジション)に位置している状態を実線で、画像記録ユニットがメンテナンスをするための所定のポジション(パージポジション)に位置している状態を二点鎖線で示している。 主として画像記録ユニット及びメインタンクの構成を示す断面図であり、図3に示すプリンタ部の一部を切断線IV−IVによって切断したときの構成を示している。 図4に示す画像記録ユニットのうち、主としてサブタンクを拡大して示す図面であり、(a)は断面図、(b)は図5(a)のサブタンクを切断線Va−Vaによって切断したときの構成を夫々示している。 図1に示す記録装置が有する機能を説明するためのブロック図である。 インク補充処理に係る記録装置の動作を説明するためのフローチャートである。 インク補充処理中の画像記録ユニット及びインク補充部の状態変化を示す模式図であり、(a)はインク補充前のカートリッジとサブタンクとを連通した状態、(b)はサブタンクからインクを一旦回収した状態、(c)はサブタンクへインクを補充した状態を夫々示している。 本実施の形態に係る記録装置が備えるサブタンクのインク残存状態を示す断面図であり、(a)は記録装置が水平に設置されたときの状態、(b)は約5度だけ前上がりに傾斜して設置されたときの状態、(c)は約5度だけ前下がりに傾斜して設置されたときの状態を示している。 立設部を有さない従来のサブタンクのインク残存状態を示す断面図であり、それぞれ、(a)は記録装置が水平に設置されたときの状態、(b)は約5度だけ前上がりに傾斜して設置されたときの状態、(c)は約5度だけ前下がりに傾斜して設置されたときの状態を示している。
符号の説明
1 記録装置
2 プリンタ部(液体吐出装置)
9 メインタンク
9A メインインク室
20 記録ヘッド
20a ノズル孔
21 サブタンク
21A サブインク室
21b 上側筐体
21c 下側筐体
22 画像記録ユニット
50 インク補充ポジション
51 パージポジション
57 内底面
57a 立設部
57b 第1内底面
57c 第2内底面
58 インク残存部(液体残存部)
59 仕切板
61 第1連通口
62 第2連通口
63 リフィル室
64 リフィルポート弁
82 ポンプ
84 ピストン
88 インク補充部(液体補充部)
100 制御部

Claims (4)

  1. 液体を吐出して被記録体に画像を形成する吐出ヘッドと、該吐出ヘッドと共に移動して該吐出ヘッドへ供給する液体を貯蔵するサブタンクと、メインタンクを有して該メインタンク内の液体を前記サブタンクへ補充する液体補充部と、該液体補充部の動作を制御する制御部とを備え、
    該制御部は、前記サブタンクへの液体補充の際には、前記メインタンクを前記サブタンクに連通させ、該サブタンク内の残留液体を前記メインタンクへ一旦回収してから、該メインタンクから前記サブタンクへ液体を補充するよう前記液体補充部を動作させるべく構成され
    前記サブタンクは、前記メインタンクからの液体補充の際に該メインタンクに連通する第1連通口と、前記吐出ヘッドに連通する第2連通口と、前記第1連通口及び前記第2連通口の間において、前記サブタンクの内底面から上方に向けて立設されると共に前記サブタンクの一の内側面から他の内側面にかけて延在する立設部とを有し、
    前記第1連通口及び前記第2連通口は、前記立設部の上端よりも前記サブタンクの内底面側にて開口し、
    前記立設部と前記サブタンクの内側面とで仕切られた前記第2連通口側の空間は、前記サブタンクから前記メインタンクへ残留液体が回収されたときに、前記第2連通口及びその近傍に所定量の液体を残存させる液体残存部を成していることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記第1連通口及び前記第2連通口のうち何れか一方又は両方は、前記サブタンクの内底面にて開口するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記液体補充部は、前記サブタンク内の液体を前記メインタンクに向けて移動させる吸引動作と、前記メインタンク内の液体を前記サブタンクに向けて移動させる加圧動作とを実行可能なポンプ手段を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記ポンプ手段はピストンであることを特徴とする請求項に記載の液体吐出装置。
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