JP5459490B2 - 液体収容容器及び画像形成装置 - Google Patents

液体収容容器及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5459490B2
JP5459490B2 JP2010053091A JP2010053091A JP5459490B2 JP 5459490 B2 JP5459490 B2 JP 5459490B2 JP 2010053091 A JP2010053091 A JP 2010053091A JP 2010053091 A JP2010053091 A JP 2010053091A JP 5459490 B2 JP5459490 B2 JP 5459490B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
ink
head
tank
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010053091A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011183732A (ja
Inventor
達郎 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2010053091A priority Critical patent/JP5459490B2/ja
Publication of JP2011183732A publication Critical patent/JP2011183732A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5459490B2 publication Critical patent/JP5459490B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は液体収容容器及び画像形成装置に関し、特に液滴を吐出する液体吐出ヘッドを備える画像形成装置及びこの画像形成装置に使用される液体収容容器に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)からなる記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置が知られている。この液体吐出記録方式の画像形成装置は、記録ヘッドからインク滴を、搬送される用紙(紙に限定するものではなく、OHPなどを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体あるいは記録媒体、記録紙、記録用紙などとも称される。)に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行なうものであり、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
なお、本願において、液体吐出記録方式の「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。また、「インク」とは、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を3次元的に造形して形成された像も含まれる。
このような、画像形成装置として用いられるインクジェット記録装置におけるインク供給方式として、記録ヘッド側にサブタンク(バッファタンク、ヘッドタンクなども同義とする。)を、装置本体側にメインタンクを配置して、メインタンクからサブタンクにインクを補充供給し、サブタンクから記録ヘッドにインクを供給する方式が知られている。
このようなインク供給系にあっては、サブタンクのインク残量を検出してメインタンクからインクを補給する必要がある。サブタンクのインク残量を検出する構成としては、例えば、液体収容部の一壁面を形成する可撓性部材に当接して可撓性部材の変位に応じて変位する変位部材を備えるものが知られている(特許文献1)。
一方、サブタンクとして、内容積が変化する可撓性部材からなる袋状部材で、周囲に内側に折り込まれた折り目(ガゼット)を設けられた液体収容袋(インク袋)を使用するものがある。
従来の粉体収容容器としては、使用済みのトナー収容器の取扱いの容易性、収縮性を安定して確保したりするために、柔軟な材料で形成され、内圧が減少することで減容する袋状部材と、その内部に収納された現像剤を排出するための現像剤排出口を備えた現像剤収納容器において、袋状部材が内圧の減少により減容する時に屈折する袋状部材の屈折箇所よりも袋状部材上の他部の剛性を高める剛性強化手段を有するものが知られている(特許文献2)。
特開2005−059490号公報 特許第4009821号公報
ところで、上述したガゼットを有する液体収容部材を有するサブタンクを使用する場合、液体収容部材に接触して変位する変位部材を使用して液体収容部材のインク量を検出するようにした場合、液体収容部材が同じ折り目から畳まれるように収縮せずに、折り目の部分で部分的に膨出した状態で収縮することがある。そのため、液体収容部材内の液体残量が減っているにもかかわらず、変位部材が所定量変位しないために、液体収容部材内の液体残量をただしく検出できないという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ガゼットが設けられて内容積が変化する液体収容部材を液体残量の検出精度を向上することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る液体収容容器は、
液滴を吐出する液体吐出ヘッドに供給する液体を収容する液体収容容器であって、
前記液体を収容する内容積が変化する液体収容部材と、
一端が揺動可能に支持され、他端が前記液体収容部材の表面に接触して、前記液体収容部材内の液体量に応じて変位する変位部材と、を備え、
前記液体収容部材は、
前記液体吐出ヘッドに前記液体を供給する供給口部を有し、
前記液体供給口部からの液体供給方向に沿う縁部の少なくとも一部に内側に折り込まれた折り目部が設けられ
前記折り目部を形成している面には、前記折り目部の外方への膨らみを規制する規制部材が設けられ
前記変位部材は、前記液体収容部材の前記折り目部以外の表面に接触し、
前記変位部材が接触する領域は、前記液体供給方向において、前記規制部材が設けられた領域内である
構成とした。
本発明に係る画像形成装置は、液滴を吐出する液体吐出ヘッドに液体を供給する本発明に係る液体収容容器を備えている構成とした。
本発明に係る液体収容容器によれば、液体収容部材が収縮するときに変位部材が接触する部位が折り目の影響で畳まれなくなることが防止されて、液体残量の検出精度が向上する。
本発明に係る画像形成装置によれば、本発明に係る液体収容容器を備えている構成としたので、液体収容容器の液体残量の検出精度が向上する。
本発明に係る液体収容容器を備える本発明に係る画像形成装置の一例の全体構成を説明する正面概略説明図である。 同じく要部平面説明図である。 同装置のインク供給系の説明に供する説明図である。 サブタンクの側面説明図である。 同じくケースを除いた側面説明図である。 同じくケースを除いた斜視説明図である。 同サブタンクの作用説明に供する満タン状態の模式的斜視説明図である。 同じく作用説明に供するインク残量下限状態の模式的斜視説明図である。 比較例のサブタンクの作用説明に供する満タン状態の模式的斜視説明図である。 同じく作用説明に供するインク残量下限状態の模式的斜視説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る液体収容容器を備える本発明に係る画像形成装置の一例について図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の全体構成を説明する概略構成図、図2は同装置の模式的平面説明図である。
この画像形成装置はライン型画像形成装置であり、装置本体1と、用紙Pを積載し給紙する給紙トレイ2と、印刷された用紙Pを排紙積載する排紙トレイ3と、用紙Pを給紙トレイ2から排紙トレイ3まで搬送する搬送ユニット4と、搬送ユニット4によって搬送される用紙Pに液滴を吐出し印字する記録ヘッドを構成するヘッドモジュール51を含む画像形成ユニット5と、印刷終了後又は所要のタイミングで画像形成ユニット5の各ヘッドの維持回復を行う維持回復機構であるヘッドクリーニング装置6と、ヘッドクリーニング装置6を開閉する搬送ガイド部7と、画像形成ユニット5のヘッドモジュール51にインクを供給するサブタンクで構成されるインクタンクユニット8と、インクタンクユニット8にインクを供給するメインタンクユニット9とを備えている。
装置本体1は、図示しない前後側板及びステーなどで構成されており、給紙トレイ2上に積載されている用紙Pは、分離ローラ21及び給紙ローラ22によって1枚ずつ搬送ユニット4に給紙される。
搬送ユニット4は、搬送駆動ローラ41Aと搬送従動ローラ41Bと、これらのローラ41A、41B間に掛け回された無端状の搬送ベルト43とを備えている。この搬送ベルト43の表面には複数の図示しない吸引孔が形成されており、搬送ベルト43の下部には用紙Pを吸引する吸引ファン44が配置されている。また、搬送駆動ローラ41A、搬送従動ローラ41B上部には、それぞれ搬送ガイドローラ42A、42Bが図示しないガイドに保持されて、自重にてベルト43に当接している。
搬送ベルト43は、搬送駆動ローラ41Aが図示しないモータにより回転されることで周回移動し、用紙Pは搬送ベルト43上に吸引ファン44により吸い付けられ、搬送ベルト43の周回移動によって搬送される。なお、搬送従動ローラ41B、搬送ガイドローラ42A、42Bは搬送ベルト43に従動して回転する。また、搬送ベルト43の下側には空吐出で搬送ベルト43に付着した空吐出滴を除去する空吐出クリーニング装置45が配置されている。
搬送ユニット4の上部には用紙Pに印字する液滴を吐出する複数のヘッドモジュール51で構成される画像形成ユニット5が矢示A方向(及び逆方向)に移動可能に配置されている。この画像形成ユニット5は、維持回復動作時(クリーニング時)にはクリーニング装置6上方まで移動され、画像形成時には図1の位置に戻される。
画像形成ユニット5は、液滴を吐出する複数のヘッド及びヘッドタンクを一体化した液体吐出ヘッドユニット(以下「ヘッドユニット」という。)101とを一列に配列したヘッドモジュール(記録ヘッドユニット)51A、51B、51C、51Dが、用紙搬送方向に沿って並べてラインベース部材52に取付けられて配置されている。
ここでは、ヘッドモジュール51A、51Bの2つのノズル列の一方でイエロー(Y)の液滴を、他方でマゼンタ(M)の液滴を吐出し、また、ヘッドモジュール51C、51Dの2つのノズル列の一方でシアン(C)の液滴を、他方でブラック(K)の液滴を吐出する。つまり、この画像形成ユニット5は、同じ色の液滴を吐出する2つのヘッドモジュール51が用紙搬送方向に並べて配置され、2つのヘッドモジュール51で用紙幅相当の1列分のノズル列が構成されている構成としている。
そして、ヘッドモジュール51の上側にはインクをそれぞれのヘッドユニット101に供給する分配タンク(以下「ディストリビュータ」という。)54がヘッドモジュール51ごとに配列され、ディストリビュータ54とヘッドユニット101とはチューブ55にて接続されている。ディストリビュータ54の上流側には本発明に係る液体収容容器であるサブタンク81が配置されて供給チューブ82を介して接続されている。サブタンク81には上流側には、インクを貯蔵するメインタンク91が配置され、メインタンク91とサブタンク81とは供給チューブ92による供給経路にて接続されている。
搬送ユニット4の下流側には用紙Pを排紙トレイ3に排紙する搬送ガイド部7が設けられている。搬送ガイド部7にて案内されて搬送される用紙Pは排紙トレイ3に排紙される。排紙トレイ3は、用紙Pの幅方向を規制する対のサイドフェンス31と用紙Pの先端を規制するエンドフェンス32を備えている。
維持回復機構(ヘッドクリーニング装置)6は、画像形成ユニット5の各ヘッドモジュール51に対応して、4列分のクリーニング手段61A〜61Dが配置され、1つのクリーニング手段61は、ヘッドモジュール51の各ヘッド101に対応してノズル面をキャッピングするキャップ部材62及びノズル面を払拭するワイピング部材(ワイパ部材)64などで構成されている。なお、各クリーニング手段61のキャップ部材62は各列毎に独立して上下動させることができる構成としている。さらに、クリーニング手段61の下方には、キャップ部材62でヘッドユニット101のノズル面をキャッピングした状態でノズルからインクを吸引するための吸引手段である吸引ポンプ63A〜63Dが配置されている。
また、この画像形成装置においては、印刷終了後、液滴を吐出するヘッドモジュール51の各ヘッドユニット101のノズル面をクリーニング手段61でキャッピングした状態でノズルからインクを吸引する場合、あるいは、ヘッドモジュール51の各ヘッドユニット101のノズル面に付着したインクをワイピング部材で清掃する場合は、図1にも示すように、印刷停止後、搬送ユニット4全体が搬送従動ローラ41Bを支点に矢印B方向に回動し、画像形成ユニット5との間の空間を画像形成時よりも大きくすることで、画像形成ユニット5の移動スペースを確保するようにしている。このとき、ヘッドクリーニング装置6上部に配置されている搬送ガイド部7の搬送ガイド板71も支点72にて矢印C方向上方に回動され、ヘッドクリーニング装置6の上方が開放される。
そして、搬送ユニット4と搬送ガイド部7がそれぞれ解放(解除)された後に、画像形成ユニット5が用紙通紙方向(矢示A方向)に移動し、ヘッドクリーニング装置6上方で停止され、クリーニング手段61が上昇して各ヘッドモジュール51のクリーニング動作(維持回復動作)に移行する。
次に、この画像形成装置のインク供給系の詳細について図3を参照して説明する。
この画像形成装置のインク供給系は、主にメインタンク91と、サブタンク81と、ディストリビュータ54と、ヘッドユニット101とで構成されている。メインタンク91のインクは、供給チューブ92を介してサブタンク81に供給され、サブタンク81から供給チューブ82を介してディストリビュータ54に供給され、ディストリビュータ54から供給チューブ55を介して各ヘッドタンク101に分配供給される。サブタンク81とヘッドユニット101のノズル面との水頭差(−20〜−70mmAq)によって、ヘッドユニット101のノズルのメニスカスを保持するのに適切な負圧を発生させている。ヘッドユニット101は、液滴を吐出するヘッド201と、ヘッド201にインクを供給するヘッドタンク202とで構成されている。
メインタンク91は、加圧ポンプ94(P1)によってエアー加圧され、圧力センサ95(S1)が所定圧力になるように制御される。このエアー加圧により内部のインクをサブタンク81側に押し出す。また、メインタンク91には大気開放用の電磁弁95(S1)と、圧力センサ96(S1)とが設けられ、所定以上の圧力になったときには大気開放を行なう。
このメインタンク91からサブタンク81の供給経路には電磁弁(インク供給弁)93(V1)が介在され、電磁弁93を開閉することで供給及び停止を制御することができる。
サブタンク81は、パック式のサブタンクで構成している。すなわち、サブタンク81は、インクを収容する可とう性を有する容積変化が可能な液体収容部材であるインクパック(インク袋)83を密閉ケース84内に収納してなる。パック式サブタンクは、インクと大気を直接触れさせないようにして、インクの水分蒸発による粘度上昇を防ぎ、また、インク中の溶存酸素量を一定に保ち、ヘッドユニット101内に気泡が溜まるのを防ぐことができる。
そして、サブタンク81には、インク袋83とケース84との間の空間81Aを加圧する加圧ポンプ85がチャンバ86を介して接続されている(チューブポンプで連結されている)。また、空間81Aとチャンバとの間には経路を開閉する電磁弁87(V2)が設けられ、またチャンバ86には大気開放用の電磁弁88(Va2)と圧力センサ89(S2)が設けられている。
さらに、サブタンク81内には、インク袋83内の液体量を検出するため、インク袋83に追従して変位する変位部材であるフィラ(検知レバー)181が設けられ、ケース84の外側に、フィラ181の変位を検知する反射型フォトセンサからなる残量センサ182が設けられている。残量センサ182によるフィラ181の検知結果に応じて、インク袋83内のインク残量が下限になったときにインク供給弁93を開いてインクを供給し、インク残量が上限になったときにインク供給弁93を閉じてインク供給を停止する制御を行なって、メインタンク91からサブタンク81へのインク供給を制御する。
また、上述した加圧ポンプ85、電磁弁88、圧力センサ89は、ディストリビュータ54内に溜まった気泡を排気口(大気開放路)155から排出するとき、ヘッドユニット101のノズルの維持回復を加圧方式で行うときに使用する。例えば、ディストリビュータ54に溜まった気泡を排出する場合、検知針(液面検知センサ)157(S3)にて内部の液面を検知しており,液面が下がったときは気泡混入と判断して気泡排出動作を行う。このとき、サブタンク81の加圧ポンプ85で加圧すると同時に気泡排出弁(電磁弁)156(V3)を開放して排気口155から気泡を押し出す。
また、ヘッドユニット101のノズル維持回復の加圧の場合には、チャンバ86内を加圧ポンプ85で所定圧力に高めた後に、電磁弁87(V2)を開いてサブタンク81の空間81Aに圧力を一気に与えることで、パック83に急激にエアー圧力が加わりインクがヘッドユニット101側に押し出される。
ヘッドユニット101のヘッドタンク202にはディストリビュータ54との間にインク供給用の供給チューブ55が接続されている。また、各ヘッドユニット101のヘッドタンク202にはインク排出用の排出チューブ56が接続され、各排出チューブ56は循環経路(循環用マニホールド)57で1つにまとめられて、循環ポンプ58を介してディストリビュータ54に接続されている。
ヘッド201及びヘッドタンク202内のインクと気泡を吸い出すときには、循環ポンプ58にてインクと気泡を吸引してディストリビュータ54に戻し、ディストリビュータ54内で気泡とインクを分離して気泡のみをエアー排出口155から排出させる。
また、ヘッドクリーニング装置6(Mi)のヘッドユニット101のノズル面をキャッピングするキャップ部材62と吸引ポンプ63との間には吸引を行なうキャップ部材62を切り替えるための電磁弁65(Vi)が設けられている。
次に、サブタンクの詳細について図4ないし図7を参照して説明する。なお、図4は同サブタンクの側面説明図、図5は同じくケースを除いた側面説明図、図6は同じくケースを除いた斜視説明図である。
サブタンク81は、前述したように、インク袋81と、ケース84と、フィラ181、残量センサ182とを備えている。
インク袋81は、図7に示すように、可撓性部材を貼り合わせて袋状にしたものであり、縦置き状態で、上部にはメインタンク91から送液されるインクが供給されるインク補給口185と、ディストリビュータ54(ヘッドユニット側)にインクを供給するインク供給口186とを設けている。インク袋83の上部にインク供給口186を設けることで、メインタンク91側からエアーが混入してパック83内に侵入した場合でも、エアーがインク供給口186からディストリビュータ54側に抜け易くなる。
フィラ181は、インク袋83の外面に当接する当接部(接触部)181aの両端部に設けられたアーム部181bが支軸181cにて揺動可能に支持されている。また、残量センサ182に対向するアーム部181bには反射部材181dが設けられている。残量センサ182はケース84の外側に配置され、反射部材181dからの反射光の受光量に応じた検出信号を出力し、この検出信号と閾値とを比較してサブタンク81のインク残量の下限値及び上限値を検出するようにしている。
一方、前述したインク袋81には、長手方向(インク供給方向)に沿う縁部に内側に折り込まれた折り目部(ガゼット)187が設けられ、折り目部187には外方への膨らみを規制する平板状の規制部材188が設けられている。この場合、規制部材188は、図7に示すように、フィラ181の当接部181aが接触する部位190に対応する部分に設けられていればよい。
また、ケース84の一部はインク袋83の外方への膨らみを規制する剛性を有する膨らみ規制部材としてのカバー191で構成されている。またケース84の下部にはケース83内壁面とインク袋83との間に気体を供給する気体供給口部192が設けられている。
このように構成したサブタンク81の作用について図7及び図8を参照して説明する。
まず、本発明に係るサブタンク81の作用を明確にするため、図9及び図10示す比較例について説明すると、この比較例は、インク袋83の折り目187の部分に規制部材188を設けていない構成であり、図9に示すように、インクを満タン(上限)まで供給したときに、折り目187の一部187aが外側にはみ出してしまう(膨出した)状態になることがある。このような状態でインク袋83内のインクが使用されてインク袋83が縮んだときでも、図10に示すように、折り目187の膨出した一部187aがそのまま外側にはみ出した状態になる。そのため、インク袋83の外面の変化に追従して変位するフィラ181がインク消費量に対応する位置まで変位しなくなり、インク残量のご検知が発生する。
これに対し、本実施形態よるサブタンク81は、インク袋83の折り目187の部分に規制部材188を設けているので、インクを満タン(上限)まで供給したときでも、図7に示すように、折り目187の一部が外側にはみ出してしまう(膨出した)状態になることがない。これにより、インク袋83内のインクが使用されてインク袋83が縮んだときでも、図8に示すように、インク袋83は折り目187がきれいに畳まれるので、フィラ181はインク消費量に対応する位置まで変位することができ、インク袋83のインク残量が下限になったことを正確に検出することができる。
このように、液体を収容する内容積が変化する液体収容部材と、一端が揺動可能に支持され、他端が液体収容部材の表面に接触して、液体収容部材内の液体量に応じて変位する変位部材とを備え、液体収容部材は、検知部材の配設方向に沿う縁部の少なくとも一部に内側に折り込まれた折り目を有し、折り目の変位部材が接触する部位に対応する部分に外方への膨らみを規制する規制部材が設けられている構成とすることで、液体収容部材が収縮するときに変位部材が接触する部位が折り目の影響で畳まれなくなることが防止されて、液体残量の検出精度が向上する。
なお、上記実施形態ではライン型画像形成装置に適用した例で説明しているが、シリアル型画像形成装置にも同様に適用することができる。
1 装置本体
4 搬送ユニット(搬送部)
5 画像形成ユニット
6 クリーニング装置(維持回復機構)
7 搬送ガイド部
8 インクタンクユニット(サブタンクユニット)
9 メインタンクユニット
51 ヘッドモジュール(記録ヘッドユニット)
54 分配タンク(分配部材)
81 サブタンク
91 メインタンク(インクカートリッジ)
101 ヘッドユニット
201 ヘッド
202 ヘッドタンク

Claims (3)

  1. 液滴を吐出する液体吐出ヘッドに供給する液体を収容する液体収容容器であって、
    前記液体を収容する内容積が変化する液体収容部材と、
    一端が揺動可能に支持され、他端が前記液体収容部材の表面に接触して、前記液体収容部材内の液体量に応じて変位する変位部材と、を備え、
    前記液体収容部材は、
    前記液体吐出ヘッドに前記液体を供給する供給口部を有し、
    前記液体供給口部からの液体供給方向に沿う縁部の少なくとも一部に内側に折り込まれた折り目部が設けられ
    前記折り目部を形成している面には、前記折り目部の外方への膨らみを規制する規制部材が設けられ
    前記変位部材は、前記液体収容部材の前記折り目部以外の表面に接触し、
    前記変位部材が接触する領域は、前記液体供給方向において、前記規制部材が設けられた領域内である
    ことを特徴とする液体収容容器。
  2. 前記液体収容部材の外面側に膨らみを規制する膨らみ規制部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体収容容器。
  3. 液滴を吐出する液体吐出ヘッドに供給する請求項1又は2に記載の液体収容容器を備えていることを特徴とする画像形成装置。
JP2010053091A 2010-03-10 2010-03-10 液体収容容器及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP5459490B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010053091A JP5459490B2 (ja) 2010-03-10 2010-03-10 液体収容容器及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010053091A JP5459490B2 (ja) 2010-03-10 2010-03-10 液体収容容器及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011183732A JP2011183732A (ja) 2011-09-22
JP5459490B2 true JP5459490B2 (ja) 2014-04-02

Family

ID=44790578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010053091A Expired - Fee Related JP5459490B2 (ja) 2010-03-10 2010-03-10 液体収容容器及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5459490B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6337719B2 (ja) * 2014-09-24 2018-06-06 ブラザー工業株式会社 印刷装置
JP2021146563A (ja) * 2020-03-18 2021-09-27 ブラザー工業株式会社 画像記録装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3724584B2 (ja) * 2004-04-12 2005-12-07 コニカミノルタホールディングス株式会社 インクジェットプリンタ
JP2006026918A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Seiko Epson Corp 液体容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011183732A (ja) 2011-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5428893B2 (ja) 液体吐出ヘッドユニット及び画像形成装置
JP5531872B2 (ja) 液体吐出ヘッドユニット及び画像形成装置
JP5499989B2 (ja) 画像形成装置
JP4707498B2 (ja) 記録液収容容器及び画像形成装置
JP5169041B2 (ja) 液体吐出ヘッドユニット、画像形成装置
JP4707482B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成装置における負圧維持制御方法
JP5376300B2 (ja) インクジェット記録装置
US8388119B2 (en) Liquid container and image forming apparatus including the liquid container
JP5807406B2 (ja) 画像形成装置
JP2011189701A (ja) 液滴吐出装置の液体補充方法
JP5720273B2 (ja) インク収容容器及び画像形成装置
JP5664373B2 (ja) 画像形成装置
JP5636823B2 (ja) 画像形成装置
JP2005014342A (ja) 液体容器、液体供給装置及び画像形成装置
JP5459490B2 (ja) 液体収容容器及び画像形成装置
US9315039B2 (en) Liquid supplying device, droplet discharge device, and image forming apparatus
JP5287586B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2007130979A (ja) 画像形成装置
JP5402425B2 (ja) 画像形成装置
JP5440361B2 (ja) 液体収容タンク、液体吐出ヘッドユニット及び画像形成装置
JP2012121147A (ja) 画像形成装置
JP2012192646A (ja) 画像形成装置
JP2012161973A (ja) 画像形成装置
JP5201078B2 (ja) 記録剤収容容器及び画像形成装置
JP5423247B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131231

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5459490

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees