JP4939327B2 - キャリブレーション回路及びこれを備える半導体装置、並びに、メモリモジュール - Google Patents

キャリブレーション回路及びこれを備える半導体装置、並びに、メモリモジュール Download PDF

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Description

本発明はキャリブレーション回路及びこれを備える半導体装置に関し、特に、出力バッファのインピーダンスを調整するためのキャリブレーション回路及びこれを備える半導体装置に関する。また、本発明は、このような半導体装置を有するメモリモジュールに関する。
近年、半導体装置間(CPUとメモリ間など)におけるデータ転送には、非常に高いデータ転送レートが要求されており、これを実現するため、入出力信号の振幅はますます小振幅化されている。入出力信号が小振幅化すると、出力バッファに対するインピーダンスの要求精度は非常に厳しくなる。
出力バッファのインピーダンスは、製造時のプロセス条件によってばらつくのみならず、実使用時においても、周辺温度の変化や電源電圧の変動の影響を受ける。このため、出力バッファに高いインピーダンス精度が要求される場合には、インピーダンス調整機能を持った出力バッファが採用される(特許文献1〜5参照)。このような出力バッファに対するインピーダンスの調整は、一般に「キャリブレーション回路」と呼ばれる回路を用いて行われる。
特許文献3〜5に記載されているように、キャリブレーション回路には出力バッファと同じ構成を有するレプリカバッファが含まれている。そして、キャリブレーション動作を行う場合、キャリブレーション端子に外部抵抗を接続した状態で、キャリブレーション端子に現れる電圧と基準電圧とを比較し、これによってレプリカバッファのインピーダンスを調整する。そして、レプリカバッファの調整内容を出力バッファに反映させることによって、出力バッファのインピーダンスを所望の値に調整する。
特開2002−152032号公報 特開2004−32070号公報 特開2006−203405号公報 特開2005−159702号公報 特開2007−110615号公報
このように、キャリブレーション端子には外部抵抗を接続する必要があるが、半導体装置を回路基板に高密度実装しようとすると、場合によっては複数個の半導体装置に対して外部抵抗を共有する必要が生じる。このような場合、キャリブレーション端子に接続される容量成分が増大することから時定数が大きくなり、キャリブレーション端子に現れる出力波形が鈍ってしまう。その結果、キャリブレーション動作に時間がかかるという問題が起きる。
しかも、一連のキャリブレーション動作を行う期間(キャリブレーション期間)は、通常、クロック数(例えば64クロック)によって規定されるため、クロックの周波数が高くなればなるほどキャリブレーション期間は短くなる。このため、出力波形の鈍りによる影響は、クロックの周波数が高くなるほど顕著となる。
本発明は、このような問題を解決すべくなされたものであって、本発明の目的は、改良されたキャリブレーション回路及びこれを備える半導体装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、キャリブレーション端子に現れる電圧をより高速に安定させることが可能なキャリブレーション回路及びこれを備える半導体装置を提供することである。
また、本発明のさらに他の目的は、このような半導体装置が搭載されたメモリモジュールを提供することである。
本発明によるキャリブレーション回路は、キャリブレーション端子を駆動する第1のレプリカバッファと、第1のレプリカバッファに並列接続された第1のプリエンファシス回路と、少なくともキャリブレーション端子に現れる電圧に基づいて第1のレプリカバッファのインピーダンスを変化させる制御部とを備え、制御部は、第1のレプリカバッファの導通期間の初期において第1のプリエンファシス回路を導通させることを特徴とする。
また、本発明による半導体装置は、データ出力端子と、データ出力端子を駆動する出力バッファと、上記のキャリブレーション回路とを備え、出力バッファの一部がレプリカバッファと同じ回路構成を有していることを特徴とする。
さらに、本発明によるメモリモジュールは、上記の半導体装置と、上記の半導体装置が搭載された回路基板と、回路基板に搭載され、キャリブレーション端子に接続された抵抗素子とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1のレプリカバッファの導通期間の初期において第1のプリエンファシス回路が導通することから、例えば複数個の半導体装置に対して外部抵抗を共有している場合であっても、キャリブレーション端子に現れる電圧をより高速に安定させることができる。このため、クロックの周波数が高いためにキャリブレーション期間が短い場合であっても、正常なキャリブレーション動作を行うことが可能となる。
第1のプリエンファシス回路はインピーダンスが可変であることが好ましい。この場合、制御部は、第1のレプリカバッファのインピーダンスに応じて、第1のプリエンファシス回路のインピーダンスを変化させることが好ましい。これによれば、第1のプリエンファシス回路が第1のレプリカバッファに与える影響をほぼ一定とすることが可能となる。
本発明によるキャリブレーション回路は、第1のレプリカバッファと実質的に同じ回路構成を有する第2のレプリカバッファと、第2のレプリカバッファに直列接続された第3のレプリカバッファと、第3のレプリカバッファに並列接続された第2のプリエンファシス回路とをさらに備え、制御部は、第2のレプリカバッファと第3のレプリカバッファの接続点に現れる電圧に基づいて第3のレプリカバッファのインピーダンスを変化させることが好ましい。これによれば、第1のレプリカバッファと第3のレプリカバッファの整合性が高まることから、より正確なキャリブレーション動作を行うことが可能となる。
この場合、第2のプリエンファシス回路は、少なくとも第3のレプリカバッファの導通期間において非導通状態に保持されることが好ましい。第1のレプリカバッファとは異なり、第2及び第3のレプリカバッファはキャリブレーション端子に接続されていないケースが一般的であるため、第2のプリエンファシス回路を動作させると、キャリブレーション波形がオーバーシュートするからである。
或いは、第2のレプリカバッファと第3のレプリカバッファの接続点に設けられたダミー容量をさらに備え、制御部は、第3のレプリカバッファの導通期間の初期において第2のプリエンファシス回路を導通させることもまた好ましい。ダミー容量は、キャリブレーション端子に接続される容量成分とほぼ同等の容量値を有していることが好ましい。これらによれば、第1のレプリカバッファと第3のレプリカバッファの整合性がよりいっそう高まることから、よりいっそう正確なキャリブレーション動作を行うことが可能となる。
この場合、第2のプリエンファシス回路はインピーダンスが可変であり、制御部は、第3のレプリカバッファのインピーダンスに応じて、第2のプリエンファシス回路のインピーダンスを変化させることが好ましい。これによれば、第2のプリエンファシス回路が第3のレプリカバッファに与える影響をほぼ一定とすることが可能となる。
このように、本発明によれば、レプリカバッファの導通期間の初期においてプリエンファシス回路が導通することから、複数個の半導体装置に対して外部抵抗を共有している場合であっても、キャリブレーション端子に現れる電圧をより高速に安定させることができる。このため、クロックの周波数が高いためにキャリブレーション期間が短い場合であっても、正常なキャリブレーション動作を行うことが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい第1の実施形態によるキャリブレーション回路100の回路図である。
図1に示すように、本実施形態によるキャリブレーション回路100は、レプリカバッファ110,120,130と、レプリカバッファ110,120,130のインピーダンスを制御する制御部とを備えている。制御部には、インピーダンスコードを生成するアップダウンカウンタ140と、アップダウンカウンタ140が生成するインピーダンスコードをラッチするラッチ回路141,142が含まれている。
レプリカバッファ110,120,130は、後述する出力バッファの一部と同じ回路構成を有している。そして、レプリカバッファ110,120,130を用いてインピーダンスの調整を行い、その結果を出力バッファに反映させることによって、出力バッファのインピーダンスを所望の値に設定する。これがキャリブレーション回路100の役割である。
また、本実施形態によるキャリブレーション回路100は、レプリカバッファ110に並列接続されたプリエンファシス回路171が設けられている。後述するように、プリエンファシス回路171は、レプリカバッファ110の導通期間の初期において活性化する。
図2は、レプリカバッファ110及びプリエンファシス回路171の回路図である。
図2に示すように、レプリカバッファ110とプリエンファシス回路171は、電源電位VDDとキャリブレーション端子ZQとの間に並列接続されている。
レプリカバッファ110は、電源電位VDDに対して並列接続された5つのPチャンネルMOSトランジスタ111〜115と、一端がこれらトランジスタのドレインに接続された抵抗119によって構成されている。同様に、プリエンファシス回路171は、電源電位VDDに対して並列接続された5つのPチャンネルMOSトランジスタ111a〜115aと、一端がこれらトランジスタのドレインに接続された抵抗119aによって構成されている。抵抗119,119aの他端は、キャリブレーション端子ZQに接続されている。レプリカバッファ110及びプリエンファシス回路171は、プルアップ機能のみを有し、プルダウン機能は有していない。
トランジスタ111〜115のゲートには、レプリカバッファ110の前段に設けられたレプリカ制御回路110aを介して、インピーダンスコードDRZQP1〜DRZQP5がそれぞれ供給されている。これにより、レプリカバッファ110に含まれる5個のトランジスタは、個別にオン/オフ制御を行うことができる。同様に、トランジスタ111a〜115aのゲートには、プリエンファシス回路171の前段に設けられたプリエンファシス制御回路171aを介して、インピーダンスコードDRZQP1a〜DRZQP5aがそれぞれ供給されている。これにより、プリエンファシス回路171に含まれる5個のトランジスタについても、個別にオン/オフ制御を行うことができる。
尚、図1及び図2においては、インピーダンスコードDRZQP1〜DRZQP5を纏めてDRZQPと表記し、インピーダンスコードDRZQP1a〜DRZQP5aを纏めてDRZQPaと表記している。インピーダンスコードDRZQPとインピーダンスコードDRZQPaは常に同じ値を取るが、後述するように、活性化期間が互いに異なっている。
レプリカ制御回路110aは、インピーダンスコードDRZQP1〜DRZQP5のスルーレートなどを調整する回路である。後述するレプリカ制御回路120a,130aも同様である。一方、プリエンファシス制御回路171aは、インピーダンスコードDRZQPが活性化期間の初期において、インピーダンスコードDRZQPaを活性化させる回路である。
レプリカバッファ110に含まれるトランジスタ111〜115の並列回路は、導通時に所定のインピーダンス(例えば120Ω)となるように設計されている。しかしながら、トランジスタのオン抵抗は製造条件によってばらつくとともに、動作時における環境温度や電源電圧によって変動することから、必ずしも所望のインピーダンスが得られるとは限らない。このため、実際にインピーダンスを120Ωとするためには、オンさせるべきトランジスタの数を調整する必要があり、かかる目的のために、複数のトランジスタからなる並列回路を用いている。
インピーダンスを微細且つ広範囲に調整するためには、並列回路を構成する複数のトランジスタのW/L比(ゲート幅/ゲート長比)を互いに異ならせることが好ましく、2のべき乗の重み付けをすることが特に好ましい。この点を考慮して、本実施形態では、トランジスタ111のW/L比を「1」とした場合、トランジスタ112〜115のW/L比をそれぞれ「2」、「4」、「8」、「16」に設定している(W/L比の値は相対値であり、実際のW/L比を表しているものではない。以下同様)。
これにより、インピーダンスコードDRZQP1〜DRZQP5によってオンさせるトランジスタを適宜選択することによって、製造条件によるばらつきや温度変化などにかかわらず、並列回路のオン抵抗をほぼ120Ωに固定させることができる。
また、抵抗119の抵抗値は例えば120Ωに設計されている。これにより、トランジスタ111〜115からなる並列回路がオン状態となれば、キャリブレーション端子ZQからみたレプリカバッファ110のインピーダンスは240Ωとなる。抵抗119としては、例えばタングステン(W)抵抗を用いることができる。
一方、特に限定されるものではないが、プリエンファシス回路171に含まれるトランジスタ111a〜115aからなる並列回路は、導通時にレプリカバッファ110のインピーダンスの0.1倍〜2倍程度となるように設計されている。その他の点については、レプリカバッファ110と同様である。これは、0.1倍未満であるとプリエンファシス回路171の効果が十分に得られないおそれがあるからであり、2倍超であるとチップ面積が不必要に増大するおそれがあるからである。
図3は、インピーダンスコードDRZQP,DRZQPaと得られるインピーダンスとの関係を示す模式的なグラフである。
図3に示すインピーダンスImp1は、レプリカバッファ110の導通時に得られる特性である。図3に示すように、レプリカバッファ110のインピーダンスImp1は、インピーダンスコードDRZQPのコードに応じて連続的に変化する。また、インピーダンスImp2は、プリエンファシス回路171の導通時に得られる特性である。図3に示すように、プリエンファシス回路171のインピーダンスImp2は、レプリカバッファ110のインピーダンスImp1と連動して変化する。
図1に示すレプリカバッファ120についても、抵抗119の他端が接点Aに接続されている他は、図2に示したレプリカバッファ110と同一の回路構成を有している。したがって、レプリカバッファ120に含まれる5つのトランジスタのゲートには、レプリカ制御回路120aを介してインピーダンスコードDRZQP1〜DRZQP5が供給される。
図4は、レプリカバッファ130の回路図である。
図4に示すように、レプリカバッファ130は、接地電位に対して並列接続された5つのNチャンネルMOSトランジスタ131〜135と、一端がこれらトランジスタのドレインに接続された抵抗139によって構成されている。抵抗139の他端は、接点Aに接続されている。レプリカバッファ130はプルダウン機能のみを有し、プルアップ機能は有していない。
トランジスタ131〜135のゲートには、レプリカバッファ130の前段に設けられたレプリカ制御回路130aを介して、インピーダンスコードDRZQN1〜DRZQN5がそれぞれ供給されている。これにより、レプリカバッファ130に含まれる5個のトランジスタは、個別にオン/オフ制御を行うことができる。尚、図1及び図4においては、インピーダンスコードDRZQN1〜DRZQN5を纏めてDRZQNと表記している。
トランジスタ131〜135からなる並列回路についても、導通時に例えば120Ωとなるように設計されている。また、抵抗139の抵抗値も、例えば120Ωに設計されている。これにより、トランジスタ131〜135からなる並列回路がオン状態となれば、接点Aからみたレプリカバッファ130のインピーダンスは、レプリカバッファ110,120と同様、240Ωとなる。
トランジスタ131〜135についても、トランジスタ111〜115と同様、W/L比に2のべき乗の重み付けをすることが特に好ましい。具体的には、トランジスタ131のW/L比を「1」とした場合、トランジスタ132〜135のW/L比をそれぞれ「2」、「4」、「8」、「16」に設定すればよい。
図1に戻って、アップダウンカウンタ140は、インピーダンスコードDRZQP,DRZQNを個別にカウントアップ及びカウントダウン可能なカウンタ回路である。つまり、アップダウンカウンタ140は、インピーダンスコードDRZQPをカウントする第1の動作モードと、インピーダンスコードDRZQNをカウントする第2の動作モードを有しており、その切り替えは終了判定回路161の出力である切り替え信号P/Nによって制御される。
インピーダンスコードDRZQPは、比較信号COMP1に基づいてカウントアップ及びカウントダウンされ、インピーダンスコードDRZQNは、比較信号COMP2に基づいてカウントアップ及びカウントダウンされる。
比較信号COMP1は、コンパレータ回路151によって生成される。コンパレータ回路151は、キャリブレーション端子ZQの電位と基準電位(VDD/2)とを比較する回路であり、その大小関係に基づいてアップダウンカウンタ140を制御する。具体的には、キャリブレーション端子ZQの電位が基準電位よりも高い場合には、インピーダンスコードDRZQPをカウントダウンさせ、これによりレプリカバッファ110のインピーダンスを上昇させる。逆に、キャリブレーション端子ZQの電位が基準電位よりも低い場合には、インピーダンスコードDRZQPをカウントアップさせ、これによりレプリカバッファ110のインピーダンスを低下させる。コンパレータ回路151に供給される基準電位は、基準電位生成回路191によって生成される。
比較信号COMP2は、コンパレータ回路152によって生成される。コンパレータ回路152は、レプリカバッファ120とレプリカバッファ130との接点Aの電位と、基準電位(VDD/2)とを比較する回路であり、その大小関係に基づいてアップダウンカウンタ140を制御する。具体的には、接点Aの電位が基準電位よりも高い場合には、インピーダンスコードDRZQNをカウントアップさせ、これによりレプリカバッファ130のインピーダンスを低下させる。逆に、接点Aの電位が基準電位よりも低い場合には、インピーダンスコードDRZQNをカウントダウンさせ、これによりレプリカバッファ130のインピーダンスを上昇させる。コンパレータ回路152に供給される基準電位は、基準電位生成回路192によって生成される。
図1に示すように、比較信号COMP1,COMP2は、終了判定回路161にも供給される。終了判定回路161は、レプリカバッファ110のインピーダンスが所定のレベルに達したことに応答して終了信号END1を生成し、レプリカバッファ130のインピーダンスが所定のレベルに達したことに応答して終了信号END2を生成する回路である。レプリカバッファ110,130のインピーダンスが所定のレベルに達したか否かの判断は、それぞれ比較信号COMP1,COMP2を参照することによって行われる。一例として、比較信号COMP1,COMP2が変化した場合に、レプリカバッファ110,130のインピーダンスが所定のレベルに達したと判断することができる。或いは、比較信号COMP1,COMP2が複数回連続して変化した場合に、レプリカバッファ110,130のインピーダンスが所定のレベルに達したと判断することもできる。本発明において、インピーダンスが所定のレベルに達したか否かの判断条件については、特に限定されない。
終了信号END1,END2は、それぞれラッチ回路141,142に供給される。このため、終了信号END1が活性化すると、アップダウンカウンタ140にてカウントしているインピーダンスコードDRZQPがラッチ回路141にラッチされる。同様に、終了信号END2が活性化すると、アップダウンカウンタ140にてカウントしているインピーダンスコードDRZQNがラッチ回路142にラッチされる。
また、本実施形態によるキャリブレーション回路100は、スタートコード発生回路180を有している。スタートコード発生回路180は、キャリブレーションコマンドZQCSの発行に応答して、アップダウンカウンタ140にスタートコードを供給する回路である。アップダウンカウンタ140に供給するスタートコードは、ラッチ回路141,142に保持されているインピーダンスコードである。
以上が本実施形態によるキャリブレーション回路100の構成である。そして、実際にキャリブレーション回路100を動作させる場合には、図1に示すように、キャリブレーション端子ZQに外部抵抗Rを接続する。キャリブレーション端子ZQには所定の寄生容量が存在し、複数の半導体装置にて一つの外部抵抗Rを共有する場合には、特に寄生容量が大きくなる。
次に、本実施形態によるキャリブレーション回路100の動作について説明する。
図5は、1回の調整ステップにおける、インピーダンスコードDRZQP,DRZQPaの活性化期間、並びに、キャリブレーション端子ZQの電位変化を説明するためのタイミング図である。
図5に示すように、本実施形態では、外部クロックCKの8周期分(=8tCK)の期間において1回の調整ステップが実行される。これは、1回の調整ステップにはコード更新期間、コンパレータ応答時間、判定時間などが必要であり、外部クロックCKの周波数が高い場合には、外部クロックCKが活性化するたびに毎回調整ステップを実行することが不可能だからである。
1回の調整ステップにおいては、時刻t1〜t3の間の期間T1だけインピーダンスコードDRZQPが活性化し、時刻t1〜t2の間の期間T2だけインピーダンスコードDRZQPaが活性化する。したがって、期間T1においてレプリカバッファ110が導通状態となり、期間T2においてプリエンファシス回路171が導通状態となる。
このように、時刻t1〜t2の間の期間T2においては、プリエンファシス回路171も同時に導通することから、レプリカバッファ110が単独でオンする場合よりも高い駆動能力でキャリブレーション端子ZQがプルアップされる。このため、キャリブレーション端子ZQの電位は速やかに上昇する。
その後、時刻t2〜t3の間の期間T3になると、プリエンファシス回路171はオフ状態となり、キャリブレーション端子ZQはレプリカバッファ110だけで駆動される。このため、キャリブレーション端子ZQの電位は、レプリカバッファ110のインピーダンスによって決まる所定の値となる。
図5には、プリエンファシス回路171を用いない場合におけるキャリブレーション端子ZQの電位変化が破線Xで示されている。破線Xに示すように、プリエンファシス回路171を用いない場合には、キャリブレーション端子ZQの電位が所定の値となるまでにかなりの時間を要してしまう。特に、複数の半導体装置にて一つの外部抵抗Rを共有する場合には、キャリブレーション端子ZQに付加される寄生容量が大きいことから、より長い時間がかかってしまう。
これに対し、本実施形態では、レプリカバッファ110の導通期間の初期においてプリエンファシス回路171を導通させていることから、キャリブレーション端子ZQの電位を所定の値まで速やかに引き上げることが可能となる。
図6は、キャリブレーション動作時におけるレプリカバッファの出力変化の一例を示す模式的な波形図である。
図6に示す例では、レプリカバッファ110,120,130のインピーダンスが目標値よりも高いため、キャリブレーション端子ZQの電位が目標値である基準電位(=VDD/2)よりも低くなっており、接点Aの電位が基準電位よりも高くなっているケースを示している。
そして、キャリブレーションコマンドが発行されると、スタートコード発生回路180は、ラッチ回路141に保持されているインピーダンスコードDRZQPをアップダウンカウンタ140に供給する。キャリブレーションコマンドの発行時においては、アップダウンカウンタ140はインピーダンスコードDRZQPをカウントアップ又はカウントダウンする第1の動作モードが選択されており、このため、ラッチ回路141の内容がインピーダンスコードDRZQPとして取り込まれる。
そして、コンパレータ回路151を用いてキャリブレーション端子ZQの電位と基準電位との比較を行い、その結果に応じて、アップダウンカウンタ140によりインピーダンスコードDRZQPをカウントアップ又はカウントダウンする。図6に示す例では、レプリカバッファ110のインピーダンスが高いことから、キャリブレーション端子ZQの電位は基準電位よりも低くなっており、このため、インピーダンスコードDRZQPがカウントアップされる。その結果、レプリカバッファ110のインピーダンスは1ステップ低下し、キャリブレーション端子ZQの電位も1ステップ上昇する。
このような動作を複数サイクル(図6に示す例では4サイクル)実行し、キャリブレーション端子ZQの電位が基準電位VDD/2に到達すると、終了判定回路161は終了信号END1を発生し、これに応答してラッチ回路141は現在のインピーダンスコードDRZQPをラッチする。さらに、終了判定回路161は切り替え信号P/Nを活性化させる。これに応答して、アップダウンカウンタ140の動作モードが切り替わり、インピーダンスコードDRZQNをカウントアップ又はカウントダウンする第2の動作モードとなる。また、スタートコード発生回路180は、ラッチ回路142に保持されているインピーダンスコードDRZQNをアップダウンカウンタ140に供給する。このため、ラッチ回路142の内容がインピーダンスコードDRZQNとしてアップダウンカウンタ140に取り込まれる。
そして、コンパレータ回路152を用いて接点Aの電位と基準電位との比較を行い、その結果に応じて、アップダウンカウンタ140によりインピーダンスコードDRZQNをカウントアップ又はカウントダウンする。図6に示す例では、レプリカバッファ130のインピーダンスが高いことから、接点Aの電位は基準電位よりも高くなっており、このため、インピーダンスコードDRZQNがカウントアップされる。その結果、レプリカバッファ130のインピーダンスは1ステップ低下し、接点Aの電位も1ステップ低下する。
このような動作を複数サイクル(図6に示す例では4サイクル)実行し、接点Aの電位が基準電位VDD/2に到達すると、終了判定回路161は終了信号END2を発生し、これに応答してラッチ回路142は現在のインピーダンスコードDRZQNをラッチする。
このような動作により、レプリカバッファ110,120,130のインピーダンスが所望の値(例えば120Ω)に調整される。そして、ラッチ回路141,142にラッチされたインピーダンスコードDRZQP,DRZQNは、後述する出力バッファのインピーダンス調整に用いられる。
以上説明したように、本実施形態によるキャリブレーション回路100は、プリエンファシス回路171を備えていることから、キャリブレーション端子ZQの電位を速やかにプルアップすることが可能となる。このため、複数の半導体装置にて一つの外部抵抗Rを共有する場合であっても、高速にキャリブレーション動作を行うことが可能となる。
図7は、キャリブレーション回路100を備える半導体装置200の主要部を示すブロック図である。
図7に示す半導体装置200は、キャリブレーション回路100の他、データ入出力端子DQに接続された出力バッファ210及び入力バッファ220を備えている。入力バッファ220の構成については、本発明の要旨と直接関係がないため、本明細書での説明は省略する。
出力バッファ210の動作は、前段回路230より供給される動作信号230P,230Nによって制御される。図7に示すように、前段回路230には、キャリブレーション回路100より供給されるインピーダンスコードDRZQP,DRZQNが供給されている。
図8は、出力バッファ210の回路図である。
図8に示すように、出力バッファ210は、並列接続された5つのPチャンネルMOSトランジスタ211p〜215pと、並列接続された5つのNチャンネルMOSトランジスタ211n〜215nとを備えている。これらトランジスタ211p〜215pとトランジスタ211n〜215nとの間には、抵抗218,219が直列に接続されており、抵抗218と抵抗219の接続点がデータ入出力端子DQに接続されている。
トランジスタ211p〜215pのゲートには、動作信号230Pを構成する5つの動作信号231P〜235Pが供給されている。また、トランジスタ211n〜215nのゲートには、動作信号230Nを構成する5つの動作信号231N〜235Nが供給されている。これにより、出力バッファ210に含まれる10個のトランジスタは、10本の動作信号231P〜235P,231N〜235Nによって、個別にオン/オフ制御がされる。動作信号231P〜235Pは動作信号230Pを構成する信号群であり、動作信号231N〜235Nは動作信号230Nを構成する信号群である。
出力バッファ210のうち、PチャンネルMOSトランジスタ211p〜215p及び抵抗218からなるプルアップ回路PUは、図2に示したレプリカバッファ110(120)と同じ回路構成を有している。また、NチャンネルMOSトランジスタ211n〜215n及び抵抗219からなるプルダウン回路PDは、図4に示したレプリカバッファ130と同じ回路構成を有している。
したがって、トランジスタ211p〜215pからなる並列回路及びトランジスタ211n〜215nからなる並列回路は、いずれも導通時に例えば120Ωとなるように設計されている。また、抵抗218,219の抵抗値は、いずれも例えば120Ωに設計されている。これにより、トランジスタ211p〜215pからなる並列回路及びトランジスタ211n〜215nからなる並列回路の一方がオン状態となれば、データ入出力端子DQからみた出力バッファのインピーダンスは240Ωとなる。
実際の半導体装置においては、このような出力バッファ210が並列に複数個設けられ、使用する出力バッファの数によって出力インピーダンスを選択可能に構成される。つまり、一つの出力バッファのインピーダンスをXとすると、Y個の出力バッファを並列に使用することによって出力インピーダンスをX/Yとすることが可能となる。
図9は、前段回路230の回路図である。
図9に示すように、前段回路230は、5つのOR回路301〜305と、5つのAND回路311〜315によって構成されている。OR回路301〜305には、出力制御回路240からの選択信号240Pが共通に供給されているとともに、キャリブレーション回路100からのインピーダンスコードDRZQP1〜DRZQP5がそれぞれ供給されている。一方、AND回路311〜315には、出力制御回路240からの選択信号240Nが共通に供給されているとともに、キャリブレーション回路100からのインピーダンスコードDRZQN1〜DRZQN5がそれぞれ供給されている。
出力制御回路240の出力である選択信号240P,240Nは、データ入出力端子DQから出力すべきデータの論理値などに応じて制御される。具体的には、データ入出力端子DQからハイレベルの信号を出力する場合には、選択信号240P,240Nがローレベルに設定され、データ入出力端子DQからローレベルの信号を出力する場合には、選択信号240P,240Nがハイレベルに設定される。また、出力バッファ210を終端抵抗として用いるODT(On Die Termination)機能を使用する場合には、選択信号240Pをローレベルとし、選択信号240Nをハイレベルとする。
OR回路301〜305の出力である動作信号231P〜235P(=230P)と、AND回路311〜315の出力である動作信号231N〜235N(=230N)は、図7に示すように、出力バッファ210に供給される。
以上が半導体装置200の構成である。このような構成により、出力バッファ210は、キャリブレーション回路100にて調整されたインピーダンスと同じインピーダンスにて動作することが可能となる。
図10は、本実施形態による半導体装置200を備えるメモリモジュール290の構成を示す模式図である。
図10に示すメモリモジュール290は、複数の半導体装置200が搭載された回路基板291と、回路基板に搭載された抵抗素子Rとを備えている。本例では、1個の抵抗素子Rが2個の半導体装置200に対して共有されている例を示している。このような場合、キャリブレーション端子ZQに付加される寄生容量がかなり大きくなるが、上述の通り、半導体装置200に含まれるキャリブレーション回路100には第1のプリエンファシス回路171が設けられていることから、キャリブレーション端子ZQに現れる電圧を高速に安定させることが可能となる。
図11は、本発明の好ましい実施形態によるメモリモジュール290を用いたデータ処理システム300の構成を示すブロック図である。
図11に示すデータ処理システム300は、データプロセッサ320と、本実施形態による半導体装置を含むメモリモジュール290が、システムバス310を介して相互に接続された構成を有している。データプロセッサ320としては、例えば、マイクロプロセッサ(MPU)、ディジタルシグナルプロセッサ(DSP)などを含まれるが、これらに限定されない。図11においては簡単のため、システムバス310を介してデータプロセッサ320とメモリモジュール290とが接続されているが、システムバス310を介さずにローカルなバスによってこれらが接続されていても構わない。
また、図11には、簡単のためシステムバス310が1組しか描かれていないが、必要に応じ、コネクタなどを介しシリアルないしパラレルに設けられていても構わない。また、図11に示すデータ処理システムでは、ストレージデバイス340、I/Oデバイス350、ROM360がシステムバス310に接続されているが、これらは必ずしも必須の構成要素ではない。
ストレージデバイス340としては、ハードディスクドライブ、光学ディスクドライブ、フラッシュメモリなどが挙げられる。また、I/Oデバイス350としては、液晶ディスプレイなどのディスプレイデバイスや、キーボード、マウスなどの入力デバイスなどが挙げられる。また、I/Oデバイス350は、入力デバイス及び出力デバイスのいずれか一方のみであっても構わない。さらに、図11に示す各構成要素は、簡単のため1つずつ描かれているが、これに限定されるものではなく、1又は2以上の構成要素が複数個設けられていても構わない。
次に、本発明の好ましい第2の実施形態について説明する。
図12は、本発明の好ましい第2の実施形態によるキャリブレーション回路400の回路図である。
図12に示すように、本実施形態によるキャリブレーション回路400は、プリエンファシス回路172が追加されている点において、図1に示したキャリブレーション回路100と相違している。その他の点は、キャリブレーション回路100と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
プリエンファシス回路172は、レプリカバッファ130に並列接続された回路であり、上述したプリエンファシス回路171に対応する回路である。このように、本実施形態では、プルアップ側であるレプリカバッファ110にプリエンファシス回路171が接続され、プルダウン側であるレプリカバッファ130にプリエンファシス回路172が接続されていることから、上述したキャリブレーション回路100よりも、レプリカバッファ110,130の整合性が高くなる。このため、より正確なキャリブレーション動作を行うことが可能となる。
但し、プリエンファシス回路171とは異なり、プリエンファシス回路172には対応するプリエンファシス制御回路が設けられていない。つまり、プリエンファシス回路172はダミー回路であり、導通することはない。これは、レプリカバッファ110については外部に接続されたキャリブレーション端子ZQを駆動する必要があるのに対し、レプリカバッファ130は負荷容量の小さい接点Aを駆動すれば足りることから、プリエンファシス回路172を活性化させる必要がないからである。むしろ、プリエンファシス回路172を活性化させてしまうと、キャリブレーション動作時における接点Aの電位がオーバーシュートし、かえってキャリブレーション動作に時間がかかるおそれがある。
このように、本実施形態によるキャリブレーション回路400は、プルダウン側のレプリカバッファ130にダミーのプリエンファシス回路172が接続されていることから、より正確なキャリブレーション動作を行うことが可能となる。
次に、本発明の好ましい第3の実施形態について説明する。
図13は、本発明の好ましい第3の実施形態によるキャリブレーション回路500の回路図である。
図13に示すように、本実施形態によるキャリブレーション回路500は、プリエンファシス制御回路172aと、ダミー容量173が追加されている点において、図12に示したキャリブレーション回路400と相違している。その他の点は、キャリブレーション回路400と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
プリエンファシス制御回路172aは、インピーダンスコードDRZQNが活性化期間の初期において、インピーダンスコードDRZQNaを活性化させる回路であり、プリエンファシス制御回路171aに対応する回路である。本実施形態では、プリエンファシス制御回路172aが設けられていることにより、レプリカバッファ130の導通期間の初期においてプリエンファシス回路172が導通状態となる。
プリエンファシス回路172は、プリエンファシス回路171と同様、インピーダンスが可変であり、レプリカバッファ130のインピーダンスに応じて、プリエンファシス回路172のインピーダンスも変化する。このため、プリエンファシス回路172がレプリカバッファ130に与える影響をほぼ一定とすることが可能となる。
一方、ダミー容量173は接点Aに接続されている。ダミー容量173は、キャリブレーション端子ZQに接続される容量成分とほぼ同等の容量値を有している。
つまり、第2の実施形態において説明したように、負荷容量の少ない接点Aを駆動する際に、プリエンファシス回路172を活性化させるとオーバーシュートが生じる。しかしながら、本実施形態では、接点Aにダミー容量173が接続されているため、接点Aはキャリブレーション端子ZQと同じ条件を有している。このため、プルダウン側の調整においてプリエンファシス回路172を活性化させることが可能となり、プルアップ側の調整とプルダウン側の調整をほぼ同じ条件で行うことが可能となる。
但し、キャリブレーション端子ZQの負荷は、搭載される回路基板などによって異なるため、製造時において一義的に決まるものではない。例えば、1個の半導体装置に対して1個の外部抵抗Rを割り当てる場合と、2個の半導体装置に対して1個の外部抵抗Rを割り当てる場合とでは、キャリブレーション端子ZQの負荷は大きく異なる。この点を考慮して、本実施形態では、ダミー容量173の容量値が可変であり、選択信号SELによって切り替えることが可能とされている。これにより、キャリブレーション端子ZQの実際の負荷とダミー容量173の容量値を事後的に一致させることが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、レプリカバッファ110,120,130を構成するトランジスタのサイズとしては、出力バッファ210を構成するトランジスタのサイズと同一である必要はなく、インピーダンスが実質的に同じである限り、シュリンクしたトランジスタを用いても構わない。
また、上記実施形態では、出力バッファやレプリカバッファを構成する並列回路として、5つのトランジスタからなる並列回路を用いているが、並列接続するトランジスタ数としてはこれに限定されるものではない。
さらに、上記実施形態では、まずプルアップ側のレプリカバッファ110のインピーダンス調整を行い、さらに、レプリカバッファ120のインピーダンスを基準としてプルダウン側のレプリカバッファ130のインピーダンス調整を行っている。しかしながら、本発明においてこの順序は特に限定されず、プルダウン側からインピーダンス調整を行っても構わない。
さらに、上記実施形態では、プルアップ側のレプリカバッファ110については、外部抵抗を基準としてインピーダンス調整を行い、プルダウン側のレプリカバッファ130については、レプリカバッファ120を基準としてインピーダンス調整を行っている。しかしながら、本発明がこれに限定されるものではなく、例えば、プルアップ側及びプルダウン側とも、外部抵抗を基準としてインピーダンス調整を行う方式であっても構わない。
本発明の好ましい第1の実施形態によるキャリブレーション回路100の回路図である。 レプリカバッファ110及びプリエンファシス回路171の回路図である。 インピーダンスコードDRZQP,DRZQPaと得られるインピーダンスとの関係を示す模式的なグラフである。 レプリカバッファ130の回路図である。 インピーダンスコードDRZQP,DRZQPaの活性化期間、並びに、キャリブレーション端子ZQの電位変化を説明するためのタイミング図である。 キャリブレーション動作時におけるレプリカバッファの出力変化の一例を示す模式的な波形図である。 キャリブレーション回路100を備える半導体装置200の主要部を示すブロック図である。 出力バッファ210の回路図である。 前段回路230の回路図である。 半導体装置200を備えるメモリモジュール290の構成を示す模式図である。 メモリモジュール290を用いたデータ処理システム300の構成を示すブロック図である。 本発明の好ましい第2の実施形態によるキャリブレーション回路400の回路図である。 本発明の好ましい第3の実施形態によるキャリブレーション回路500の回路図である。
符号の説明
100,400,500 キャリブレーション回路
110,120,130 レプリカバッファ
110a,120a,130a レプリカ制御回路
111〜115,111a〜115a トランジスタ
119,119a,139 抵抗
131〜135 トランジスタ
140 アップダウンカウンタ
141,142 ラッチ回路
151,152 コンパレータ回路
161 終了判定回路
171,172 プリエンファシス回路
171a,172a プリエンファシス制御回路
173 ダミー容量
180 スタートコード発生回路
191,192 基準電位生成回路
200 半導体装置
210 出力バッファ
211n〜215n,211p〜215p トランジスタ
218,219 抵抗
220 入力バッファ
230 前段回路
240 出力制御回路
290 メモリモジュール
291 回路基板
301〜305 OR回路
311〜315 AND回路
300 データ処理システム
310 システムバス
320 データプロセッサ
340 ストレージデバイス
350 I/Oデバイス

Claims (13)

  1. キャリブレーション端子を駆動する第1のレプリカバッファと、前記第1のレプリカバッファに並列接続された第1のプリエンファシス回路と、少なくとも前記キャリブレーション端子に現れる電圧に基づいて前記第1のレプリカバッファのインピーダンスを変化させる制御部とを備え、
    前記制御部は、前記第1のレプリカバッファの導通期間の初期において前記第1のプリエンファシス回路を導通させることを特徴とするキャリブレーション回路。
  2. 前記第1のプリエンファシス回路は、インピーダンスが可変であることを特徴とする請求項1に記載のキャリブレーション回路。
  3. 前記制御部は、前記第1のレプリカバッファのインピーダンスに応じて、前記第1のプリエンファシス回路のインピーダンスを変化させることを特徴とする請求項2に記載のキャリブレーション回路。
  4. 前記第1のレプリカバッファと実質的に同じ回路構成を有する第2のレプリカバッファと、前記第2のレプリカバッファに直列接続された第3のレプリカバッファと、前記第3のレプリカバッファに並列接続された第2のプリエンファシス回路とをさらに備え、
    前記制御部は、前記第2のレプリカバッファと前記第3のレプリカバッファの接続点に現れる電圧に基づいて前記第3のレプリカバッファのインピーダンスを変化させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のキャリブレーション回路。
  5. 前記第2のプリエンファシス回路は、少なくとも前記第3のレプリカバッファの導通期間において非導通状態に保持されることを特徴とする請求項4に記載のキャリブレーション回路。
  6. 前記第2のレプリカバッファと前記第3のレプリカバッファの接続点に設けられたダミー容量をさらに備え、
    前記制御部は、前記第3のレプリカバッファの導通期間の初期において前記第2のプリエンファシス回路を導通させることを特徴とする請求項4に記載のキャリブレーション回路。
  7. 前記第2のプリエンファシス回路はインピーダンスが可変であり、前記制御部は、前記第3のレプリカバッファのインピーダンスに応じて、前記第2のプリエンファシス回路のインピーダンスを変化させることを特徴とする請求項6に記載のキャリブレーション回路。
  8. 前記ダミー容量は、前記キャリブレーション端子に接続される容量成分とほぼ同等の容量値を有していることを特徴とする請求項6又は7に記載のキャリブレーション回路。
  9. 前記ダミー容量の容量値が可変であることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載のキャリブレーション回路。
  10. データ出力端子と、前記データ出力端子を駆動する出力バッファと、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のキャリブレーション回路とを備え、前記出力バッファの一部が前記レプリカバッファと同じ回路構成を有していることを特徴とする半導体装置。
  11. 前記出力バッファのインピーダンスは、前記制御部によって調整されることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  12. 請求項10又は11に記載の半導体装置と、前記半導体装置が搭載された回路基板と、前記回路基板に搭載され、前記キャリブレーション端子に接続された抵抗素子とを備えることを特徴とするメモリモジュール。
  13. 前記回路基板に前記半導体装置が複数個搭載されており、複数個の半導体装置に対して前記抵抗素子が共有されていることを特徴とする請求項12に記載のメモリモジュール。
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