JP4938195B2 - 液体金属の流量制御用スライディングゲート - Google Patents

液体金属の流量制御用スライディングゲート Download PDF

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Description

【0001】
本発明の背景
本発明の技術分野
本発明は、金属鋳造に関するものである。より具体的には、金属鋳造中の液体金属を制量するための方法と装置とに関するものである。
【0002】
関連する技術の説明
三枚の板を持った制量ゲートが、タンディッシュのような注湯容器から流出する液体金属の流量を制御するために使われている。例えば、制量ゲートは、連続鋳造機のタンディッシュから鋳型へ流れる液体鋼の流量を制御するために使われることがある。
【0003】
制量ゲートは、耐火部品の装置からなり、各々の耐火部品は流路を持っている。耐火部品の中の流路(すなわち、穴もしくは孔)は、ゲートを通して完全な流路を与えるように互いに組立てられ、このゲートは、注湯容器と流体的に連通しており、そしてこの流路を通って液体金属が流れることが可能となることがある。
【0004】
一つの部品つまりスロットル板が、ゲートを通過する液体金属の流量を制御するために制量ゲート装置の中で横に滑動するように、制量ゲートの耐火部品は組立てられそして機械的手段によって固定される。スロットル板を様々な位置に滑らすことにより、ゲートは、注湯容器から流出する流れの流量を制御するために、閉鎖か、部分開放か、完全開放かのいずれかでありうる。
【0005】
いくつかの問題が、制量ゲートをもつターンディッシュから流出する液体鋼の流れの制御に、一般的に付随する。これらの問題は:(1)ゲートの流路における金属流れの屈曲であって、液体金属の過大な乱流と不均衡な吐出を引き起こし得るものと;(2)金属あるいは非金属物質の蓄積による流路の激しい不均等な目詰まりであって、流路の壁に付着し、その結果、所望の流量でよどみのない液体金属の吐出を獲得するための能力の損失をともなうものと;(3)制量ゲートの耐火部品の、局所的で加速された侵食であって、この侵食の結果生じる液体金属の汚染と、制御の若しくは金属漏出の潜在的損失と、をともなうものとを含んでいる。
【0006】
図1と2を参照すると、三枚板制量ゲート装置10(以後“ゲート10”と呼ぶ)は一般的に五個の基本部品である、穴ノズル20と、上板30と、スロットル板40と、下板50と、吐出管60とからなる。液体金属(図示されない)は上端でゲート10に流入し下端でゲート10から吐出する。
【0007】
穴ノズル20はパイプで、これは、注湯容器(図示されない)から流路孔22へ流入する液体金属の入口を穴ノズル20の上端に与える。上板30は穴ノズル20の下端と接していて、流路孔32を含んでいる。上板30の流路孔32の中心軸35は、図2に示されるように、穴ノズル20の流路孔22の中心軸25と同一線上にある。
【0008】
スロットル板40は上板30の下端と接している。ゲート10は、スロットル板40がゲート10の他の部品に対して横に滑ることができるようになっている。下板50はスロットル板40の下面に接していて、流路孔52を含んでいる。下板50の流路孔52の中心軸55は穴ノズル20の流路孔22の中心軸25と同一線上にある。
【0009】
吐出管60は下板50の下端に接していて、流路孔62を含んでいる。吐出管60の流路孔62の中心軸65は、穴ノズル20の流路孔22の中心軸25と同一線上にある。
【0010】
穴ノズル20と上板30と下板50と吐出管60のそれぞれにおける流路孔22と32と52と62との中心軸25と35と55と65は、それぞれ、同一線上にあって、全てが一緒になってゲート10の“主中心軸”15を形成している。
【0011】
図3〜5に示されるように、スロットル板40は、完全開放(図3)と、部分開放(図4)と、ゲート閉鎖(図5)位置との間で滑動する。図4に示されるように、通常運転の間は、ゲート10を通過する液体金属の流量が、所望の流量で制量、すなわち設定・制御、され得るように、スロットル板40は部分開放位置に設定される。図3に示されるように、スロットル板40は、ゲート10を通過する液体金属の流量を最大化するために、完全開放位置をとる。図5に示されるように、スロットル板40は閉鎖位置をとることもあり、この位置はゲート10を通過する液体金属の流れを止めることとなる。
【0012】
制量ゲートの構成部品は、一体化されたり分割されたりすることがある。例えば、部品の数量を減らすために、ゲート710が、わずか三個の部品からなることがあり、図6に示されるように、この中で穴ノズルが、上板と一体化されて第一部品712を形成し、および/あるいは下板が、吐出管と一体化されて第二部品714を形成し、スロットル板740と流体的に連通して選択的に置かれることもある。図7に示されるように、穴ノズル812とスロットル板813と下板814とを持つゲート810の吐出管をより簡単に取り替えるために、下板814が二枚の板816と818とに分けられることもある。
【0013】
基本的な三枚板ゲートのいくつかの変形が使用される。例えば、図1〜5に示されるゲートとは似ていないもので、これらの図の中で穴ノズル20はテーパ付き円錐断面孔22を持ち、また板30及び50との中の孔32及び52と、吐出管60の孔62とは単純な円筒を形成するが、図8に示されるようにゲート110は、円筒状の孔122を持つ穴ノズル120と、円錐断面穴132を持つ上板130とをスロットル板140の中の孔とともに持つことがあり、そして下板150と吐出管160は、図1〜5のゲート110におけるものと同様である。また、図9に示されるように、ゲート210は、穴ノズル220と上板230とのそれぞれにおける円錐断面穴222と232とをスロットル板240の中の孔と共に持つことがあり、そして下板250と吐出管260は、図1〜5のゲート110におけるものと同様である。また図10に示されるようにゲート310は、放物線形の孔322を有する穴ノズル320と、円錐形孔332を有する上板330とをスロットル板340の孔と共に持っており、そして下板350と吐出管360は図1〜5のゲート110におけるものと同様である。
【0014】
図11は別の変更のゲート410を図示しており、そこではスロットル板440の中の円筒孔442は、スロットル板440を通過する流れをゲート410の主中心軸415の方へ戻すように導こうとして、板面443に対して斜めに傾いている。図12と13は、ゲート410の部分開放とゲート閉鎖状態とをそれぞれ図示している。
【0015】
ゲート410において、穴ノズル420の中の孔422,432,442,452及び462と、上板430と、スロットル板440と、下板450と、吐出管460は、それぞれ、ほぼ軸対称である。例えば、孔は、円筒形か円錐形の断面形状である。穴ノズル420の中心軸425,435,455及び465と、上板430と、下板450と、吐出管460とは、ほぼ同一線上にある。
【0016】
制量ゲートの別の変更が、スロットル板が閉じたときのスロットル板のより良いドレイン排出を提供するために、改良されてきた。例えば図14から16は、穴ノズル520と、上板530と、スロットル板540と、下板550と、吐出管560とを含んでいるゲート510が、開放と部分開放と閉鎖ゲート状態にそれぞれあることを示している。ゲート510は、図16に示されるように、ゲートが閉鎖状態にあるときに孔542のドレイン排出を可能とするため、スロットル板の流路孔542が下端546の近くの一方の側にある特有なドレイン用切込み544によって拡大していることを除いて、図1〜5のゲートと同様である。このことはスロットル板孔542の中に液体金属を閉じ込めることを防ぎ、この液体金属はそうしなければゲート510が一時的に閉鎖されたときに凝固されることとなる。
【0017】
図17〜19は、穴ノズル620と、上板630と、スロットル板640と、下板650と、吐出管660とを含んだ別のゲート610が、開放と部分開放と閉鎖ゲート状態にそれぞれあることを示しており、このゲートは別のドレインの特徴を提供する。円錐孔断面652は、下板650の上端で、下板650の下面656における穴652の径より大きい径を、下板650の上面654に持っている。
【0018】
残念ながら前述のゲート構造は全て、ゲートが部分開放である場合に、曲がりくねった液体金属流路を提供する。なお部分開放は、液体金属が注がれる間は標準的な作動位置である。制量ゲートは最大流量で設計されるが、最大流量の約50%で作動されることが意図されている。このことは、所望のゲート制御応答を確実にし、また余剰能力を与えるが、この余剰能力は、高い生産量あるいは大型鋳造品のために時々必要とされることがある。それ故、液体金属が注がれている間は部分開放ゲートが標準的であり、これは流路のサイズは、鋳造の最大流量に対応するために十分な開口を提供するように大きくなければならないためであるが、しかし一般的にゲートは最大流量未満で作動される。ノズルを通過する液体金属流の所要あるいは所望の量は、一般的に鋳造工程の間で変化し、通常は最大値をかなり下回り、ほとんどの場合最大値の30%から70%の範囲にある。この結果として、部分開放の際にこれらゲートに形作られた、曲げられ捻じ曲げられた流路は:(1)液体金属の非対称な吐出と;(2)流路における過大な乱流と;(3)耐火材料の加速された侵食を受けやすいことがありうる局部的な部位と;(4)流れの過大な絞りと;(5)流路の重要位置における目詰まりの急速な形成と、を生じさせる。最終的な結果は、ゲート構成部品の耐用年数を短くさせ、また運用コストを増大させることである。
【0019】
部分開放時にこれらのゲートにより生成された乱れた流れが、ゲート210(図9)と410(図11〜13)とに関して図20と21にそれぞれ図式的に描かれている。図20では、流路212の中の流れ271が、スロットル板240の上部張出し248に衝突し(領域Aにて)、この張出しは流れ271のこの部分を孔242の開口の方に急激に曲げている。流れ272は、流れの残りの部分であるが、これはずっと小さな程度で曲げられる。この主に片側へ曲がった流れは流れ273を、スロットル板の上端248の下方においてスロットル板孔242の表面から離れさせ、そして孔242の方へ向け直させる。スロットル板孔242の中で作られた高速噴流274は、流路212の主中心軸215から大きく傾けられる。この傾けられた噴流は、下板250の中の孔252の一方の側に当たり(領域B)そして板230により作られた張出しの下で再循環流275に流れを注ぎ込む。上述した流れの厳しい曲げと傾きは、下板250と吐出管260とにおいて:(1)流路212の片側に限定された高速流276と;(2)流路212の大部分を占める甚だしい乱流部278と279とを含んでいる広範囲な再循環流277と、をともなう非対称な流動様式を生成する。
【0020】
この流れの性質は、それが大きな圧力損失に至らしめ、また目詰まりと侵食とを促進させるので、不適当なものである。流れの激しい曲げと傾きとそしてその耐火材料への衝突が(たとえば、領域AとBにおける)、流れを過大に絞り、また液体金属の吐出が、目詰まり物質の蓄積により更に容易に妨げられる。再循環流275は、スロットル板240の孔242に非金属の目詰まり物質を蓄積するための理想的な条件を提供する流入流れを供給され、これがゲートの性能に対しての重大な問題である。吐出管260における流れの非対称性は、一方の側に集中された噴流277と、もう一方の側に乱れた再循環流279とを持ち:(1)吐出管260からの液体金属の非対称な吐出であって、鋳造金属の品質に有害な影響を与える非対称な吐出と;(2)吐出管260の不均等で急速な目詰まりと、を生じさせる。領域Bにおけるような、孔252の側面への流れの衝突は、局所的な手に負えない侵食のために問題を悪化させもする。
【0021】
図21を参照すると、ゲート410が部分開放のときに、ゲート410の主中心軸415の方へ流れを導き戻す一つの試みが失敗しており、それどころか曲がりくねった流路と流れ場の非対称性とに関する問題を悪化させている。図21は、スロットル板440の中の傾斜した円筒孔442と下板450の中の円錐断面孔452とを持つゲート410に関する流動様式を示している。流動様式は、図20の流れに類似しているがさらに非対称である。特に、傾斜スロットル孔の流れ471はより急激に曲げられて、そこでそれはスロットル板440の上面張出し446に衝突し(領域A)、一方、流れ472は流れ471に比較して僅かに曲げられる。図20と21を比較して説明するが、これは、傾斜円筒孔442のために孔242の入口が本質的に右方向に移動させられて、より長い張出し446を効果的に出現させ、この張出し446が、より小さな上面の張出しと互いに影響しあう流れ271よりも流れ471を主中央軸415に対してより直角になるよう駆り立てるためである。
【0022】
スロットル板440にある穴442の傾斜は、分離された流れ473の範囲の拡大を、図20のスロットル板240の中の孔242の一方の側におけるものと比較して、促進もする。高速流れ474はゲート410の主中心軸415からさらに大きく傾斜し、下板孔452の一方の側により直接的に衝突する(領域B)。噴流の増加した直接的衝突は、上板張出し446の下で、再循環流475と476との割合を増やし、そして吐出管460に入る高速流れ477を流路462の一方の側へ制限することを強める。その次に、乱流478、479、480の範囲の拡大が流路462のもう一方の側にある。従って流量は過大に絞られ、そして吐出管460に入る流れの非対称性は更に強まり、目詰まりと侵食を促進する。
【0023】
従って、ゲートが部分開放のときに、ゲートの主中心軸の方に流れを戻すために、スロットル板の中の流路を曲げたり傾斜させたりすることにより流れが対称になるよう改善することが企てられた制量ゲート構造は、不完全であって、稼動中により多くの問題を引き起こすことがありうる。
【0024】
前述のことは真っ直ぐな液体金属流路を促進する制量ゲートに対する必要性を明らかに示す。
【0025】
本発明の概要
本発明は、流れの制量に関する方法と装置を提供するもので、流体を上板の中の通路を通し次いでスロットル板の中に選択的に通すことを含んでいて、前記上板は入口と出口を持っていて、そのなかで入口と出口はオフセットされているものである。
【0026】
本発明は、真っ直ぐな液体金属流路と、より良い対称性とより少ない乱れの吐出とを促進する制量ゲートを提供し、それによってゲート構成部品の目詰まりと侵食の可能性を低下させる。本発明は、ゲートが部分開放のときに、分離されて乱れた流れの範囲の縮小を提供する。本発明は、侵食性がより低い流れ特性を提供する。本発明は、部分開放時により少ない絞りを提供し、それにより液体金属のより容易な移送を可能にする。本発明は、蓄積の速度を遅くすることと、蓄積の範囲を縮小することと、どのような蓄積の均等性をも改善することとにより、軽減された目詰まり問題を提供する。本発明は、吐出管の中の改善された流れ場の均等性を提供し、それ故、連続鋳造型のような下流側容器の中の金属流れの特性を改善する。本発明は、スロットル板のより簡単なドレイン排出を流れ特性への有害な影響なしに提供する。本発明は、前述された目的のために、本発明の改善された要素と装置とを提供し、その要素と装置は、本発明の意図された目的を達成することにおいて信頼できて効果的である。
【0027】
本発明は以下の図を参照して以下に詳細が説明され、図の全てを通して同一参照符号は常に同一の形体を示す。
【0028】
好ましい実施例の詳細な説明
本発明は、目詰まりが低減された液体金属用制量ゲートを意図していて、この制量ゲートは、上板の中の流路の一つの軸とゲートの主中心軸との間にオフセットを与える上板を含んでいる。
【0029】
図22〜28を参照すると、本制量ゲート1010の第一実施例は、穴ノズル1020と、上板1030と、スロットル板1040と、下板1050と、吐出管1060とを含む。穴ノズル1020の流路孔1022は、円錐断面であってよいが、他の形状が使用されてもよい。スロットル板1040と下板1050とにおけるそれぞれの流路孔1042と1052とは単純な円筒として示されるが、他の形状が使用されてもよい。同様に、吐出管1060の中の流路孔1062は円筒で示されるが、他の形状が使用されてもよい。
【0030】
図23に示されるように、穴ノズル1020と下板1050と吐出管1060とにおけるそれぞれの流路孔1022、1052、1062は、それぞれ、中心軸1025、1055、1065を含み、この中心軸は同一線上にあって主中心軸1015を形成する。上板1030の流路孔1032は、主中心軸1015と同一線上の入口軸1035をもつ入口と、出口軸1033を持つ出口とを持つ。出口軸1033は入口軸1035と同一線上にない。
【0031】
図24と25を参照すると、上板1030の中の流路孔1032は、上部形状1034と下部形状1031とを含んでいる。流路孔1032は二本の軸1033と1035とで構成され、この二本の軸は同一線上にない。二本の軸1033と1035は、二つの形状1031と1034との併存の結果として作られる。上板1030の中の二つの形状1031と1034とは、交差し、そして二本の軸を持つ一つの孔1032を形作る。
【0032】
上板1030の中の形状1034は円錐断面(すなわち、円錐の部分もしくは円錐の切頭体)であってよい。形状1034の中央軸1035は今後、上板1030の中の流路孔1032の入口軸1035と呼ぶ。上板1030の中の第二の形状1031は円筒断面であってよい。形状1031の中心軸1033は今後上板1030の中の流路孔1032の出口軸1033と呼ぶ。出口軸1033は入口軸1035に平行であるが、一直線上にない。二本の軸1033と1035との間隔は今後、オフセット1036と呼ぶ。
【0033】
図23を参照する。上板1030の中の流路孔1032の入口軸1035は、制量ゲート1010の主中心軸1015と同一線上にあるように配置されてよい。上板1030の出口軸1033は、従って、制量ゲート1010の主中心軸1015から、スロットル板1040を開とする進路方向1044にオフセットしている。この構造は、図27に示されるような制量ゲート1010の部分開放時に、より小さな乱れのより優れて対称な流路を提供するが、図26に示されるような制量ゲート1010の完全開放時に、全流量を可能とする比較的真っ直ぐな下方への流路1012をそれでもなお提供する。
【0034】
本発明の利点は、図22と23を図1、2と比較することにより、よりよく理解できる。図1と22の比較により最もよく理解できるように、流路12の一つの端部に接しているか近傍にある、ゲート10の主中心軸15よりも、制量ゲート1010の主中心軸1015の方がより中央に位置している。実際、本発明の前には、ゲート10の主中心軸15は、図3に示されるようにゲート10がほぼ完全開放しているとき、流路12の中心に接しているか接近しているだけが可能であると信じられていた。対照的に、本発明は、図23に示されるように、ゲート1010がはっきりと完全開放未満であるときに、ゲート1010の主中心軸1015の概ね中央の位置を提供する。その結果、本発明は、ゲート1010が部分開放のときに、より真っ直ぐで曲がりの少ない液体金属移送のための流路を提供する。
【0035】
図25を参照する。上板1030の入口軸1035と出口軸1033とのオフセット1036の大きさは、概ね中央に置かれた主中心軸1015をともなって本ゲート1010が開放され得る量に影響を与える。従って、もしゲート1010が作動時に通常は65%開放であるとすると、ゲート1010は、ゲート1010の主中心軸1015を制量ゲートが65%開放のときに流路1012の中央に位置させるようになっていてもよい。別の言葉では、ゲート1010は、ゲート1010が65%開放のとき主中心軸1015が流路に関して中央に位置されるように作られてよいということである。たとえば、穴ノズル1020は、上板の出口穴に対してオフセットされていてよく、相応して中心軸1015を流路に対してオフセットさせている。
【0036】
図26〜28を参照すると、本制量ゲートが、完全開放ゲート位置(図26)、部分開放ゲート位置(図27)、閉鎖ゲート位置(図28)という異なった位置にあるスロットル板1040とともに示されている。図28に示されるように、ゲート閉鎖状態において、本発明は、スロットル板1040の中の流路1042のドレイン排出を、スロットル板流路1042の下部に特別なドレイン用の切込み、あるいは下板1050の中の流路1052の円錐頭頂部を必要とすることなしに、容易に可能とする。このドレインの特徴は、上板1030の入口軸1035に対する出口軸1033のオフセット1036が、上板1030の中の流路1032の下端1037をゲート1010の中心軸1015の方に本質的に移動させた結果から生じる。他の言葉では、上板1030の出口穴1038は主中心軸1015に対してオフセットしているので、ゲート1010を通る流れを止めることは、スロットル板1040を、スロットル板1040の開口1048がシフトされた上板の出口穴1038と流体的に連通していることを終えるまでだけ移動させることを必要とし、それは、スロットル板の出口穴1049が、下板1050の中の流路1052と流体的に連通していることを終える前に生じる。従って、ゲート1010が閉鎖されたとき、スロットル板1040の中の流路孔1042は、下板1050の中の流路1052にドレイン排出可能な状態にある。
【0037】
部分開放の場合における本発明の制量ゲート1010の流路1012における流れのより真っ直ぐでより対称な特性が、図29に図解的に描かれる。流れ1071はスロットル板1040の上張出し1047に衝突し(領域A1)そしてスロットル板1040の開口1048の方へ曲がる。流れ1072は、流れの第二の部分であり、これも曲げられるが、流れ1071とは反対方向に、上板1030の形状1034の入口部1080にそれが衝突するように開口1048の方に、曲げられる(領域A2)。その結果、本発明は、開口1048に流入する流れの二つの側に分けられた曲りを促進し、各々の側でのこの曲がりがゲート1010の主中心軸1015の方に向いている。したがって、スロットル板孔1042に形作られた高速噴流1073は、主中心軸1015から大きく傾かない。高速噴流1073は、ゲート1010の主中心軸1015とほとんど同一線上にあり、その結果流れのより高い対称性を獲得している。
【0038】
噴流1073は、下板1050の中の孔1052の一方の側に強く衝突しないので、再循環流1074、1075、1076の部分は、本発明によって作られていないゲートの中の相当する流れと比較すると、弱まり縮小する。下板1050と吐出管1060の流動様式は、より対称でありまたより均等に広がり、下方への流れ1077,1078,1079が下板1050と吐出管1060の流路1052と1062のより広い部分を占める。
【0039】
図30〜35は本発明による構造の制量ゲート2010の第二実施例を示しており、その中で促進される流動様式が図42と43に描かれている。図36〜38は、それの上板2030の拡大図を示している。図39〜41は、それのスロットル板2040の拡大図を示している。スロットル板2040は、細長いロフトされた孔で形成された断面を持つ流路孔2042を持つ。“ロフティング”は、三次元ソリッドのコンピュータ支援設計技術に妥当な技量を有する者によく知られた術語で、異なった面に存在する二つの閉じた形状を接続するためのひとつの方法であり、前記形状は、円、楕円、または多角形のような形状でである。本明細書で使われるとき、“ロフト”はねじれを伴わない。
【0040】
制量ゲート2010は二つの重要な特徴:(1)図36と38に示されるように、上板2030の中の流路孔2032の一つの軸2033と、ゲート2010の主中心軸2015との間のオフセット2036であって、制量ゲート1010に関して前述したようなものと;(2)上板2030とスロットル板2040とにおける独特な形状の流路孔2032、2034(図36)と2042(図30)であって、それぞれ、スロットル板2040が移動する方向でより狭く、この移動方向に直交する方向に細長くなっているものとを含んでいる。ゆえに、上板2030の出口軸2033の周りに作られた流路孔2032と、スロットル板2040の流路2042とは、軸対称ではないが面対称である。つまり面2039に対して対称である。図33〜35は制量ゲート2010を完全開放状態(図33)と部分開放状態(図34)とゲート閉鎖状態(図35)とで示している。
【0041】
図36〜38を参照すると、上板2030の中の流路孔2032は、面2036にあるが同一線上にない二本の軸2033と2035とを持って設計されている。軸2035は主中心軸2015と同一線上にある。上板2030の流路2032の二本の軸2033と2035は、二つの形状2031と2034の併存の結果として形作られる。上板2030の中の二つの形状2031と2034とは交差して、二本の軸を有する一つの穴232を形作る。上板2030の中の第一形状2034は、上板1030の上端の下で細長い断面になめらかに移行する円形断面を上板2030の上端部で持つロフトされた孔である。円形断面の中心軸2035が入口軸である。上板2030の中の第二形状2031は、面2039に直交する方向に、すなわち面2038に平行に、細長い。この第二形状2031の中心軸2033が出口軸である。出口軸2033は、入口軸2035と平行であるが同一線上にない。二本の軸2033と2035は、間隔もしくはオフセット2036を形成する。
【0042】
流れの極度な非対称性がスロットル板移動方向に発生するので、上板の及びスロットル板の流路の面対称な構造は、開口の横寸法をスロットル板移動方向で減少させる。面対称な構造は、直交方向では非対称性が流れにもたらされないので、開口の寸法を直交方向に増大させる。それ故、本構成は、ゲート2010が部分開放のとき、スロットル板2040の流路2042に形作られた噴流の更なる矯正を提供し、また下板2050と吐出管2060との中の流れの対称性を更に改善する。これは、部分開放の場合、本構造は、流れがスロットル板2040の開口2048に接近するとき、曲げられる流れの割合を減少させ、また流れのこの部分のより対称な曲がりを提供するためである。また、本構造は、図35に示されるスロットル板2040の上の棚2047の広さと、スロットル板2040の中の流路2042の棚下領域2049の広さとを、図29に示される棚1047と棚下領域1049とに比較して、最小限に抑える。なお、それらは目詰まりを低減するための重要な領域である。
【0043】
図39〜41は本発明の第二実施例のスロットル板2040を示している。スロットル板2040は、細長いロフトされた孔により形成された断面を有する流路2042を持っている。
【0044】
図42と43は、部分開放時にゲート2010の第二実施例において生み出される流動様式を図解的に表している。図42で示される流れの特性は、流れの曲がりがそれを通して、概してより対称であること以外は、図29におけるものに非常によく類似している。図43に示される流れの特性は対称かつ均等であって、微小な曲がりを伴っている。上板1030とスロットル板1040との中の流路1032と1042のそれぞれの細長い構成の結果として、流れの大部分が微小な曲がりでゲート2010を通過する。それゆえに、流路は概ね真っ直ぐであり、また流れの過大な絞りがなく、吐出管2060において容易に生成される概ねより対称な流れをともなう。
【0045】
図44〜46は、本発明により作られた制量ゲート3010の第三実施例を示している。図44〜46は、制量ゲート3010を完全開放状態(図44)と部分開放状態(図45)と閉鎖ゲート状態(図46)とで示している。
【0046】
図44〜46を参照すると、制量ゲート3010は主中心軸3015を持っていて、また上板3030の中の流路孔3032は、二本の同一線上にある軸3033と3035を伴って設計されている。軸3033は上板3030の入口軸であり、軸3035は上板3030の出口軸である。スロットル板3040は中心軸3037を持っている。上板3030の中の孔3032は単純な直線状の孔である。
【0047】
軸3033と3035とは、主中心軸3015に対して平行であるがオフセットしている。軸3033と3035は主中心軸3015から間隔3036でオフセットしている。
【0048】
概して、本発明は、他の制量ゲートと比較すると、より少ない流れの絞り、並びに目詰まり速さの低下と目詰まり範囲の減少とに帰着する。再循環流はより狭い範囲でより弱くなり、このことは、スロットル板の孔もしくは穴のような流路の重要部分において、金属あるいは非金属の目詰まり物質の蓄積を抑制する。吐出管における流れの改善された対称性は、吐出管からの液体金属の吐出の均等性を向上させ、型流動特性と鋳造金属品質とへの有益な効果を伴う。また、流路側面への流れの衝突の厳しさが低下し、そして加速された手に負えない侵食の可能性が低下する。
【0049】
本発明は、その詳細な実施例について説明してきたが、本技術分野に知識を有する者には、多くの他の変更と修正、及び別の用途が明らかになるであろう。したがって、本発明が本明細書により限定されないことが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、公知の制量ゲートの部分開放状態における平面図である。
【図2】 図2は、図1のII−II線で切断した、部分開放状態における制量ゲートを示す断面図である。
【図3】 図3は、図2の実施形態を完全開放状態で示した図である。
【図4】 図4は、図2の実施形態を部分開放状態で示した図である。
【図5】 図5は、図2の実施形態をゲート閉鎖状態で示した図である。
【図6】 図6は、第二の公知の制量ゲートを部分開放状態で示した断面図である。
【図7】 図7は、第三の公知の制量ゲートを部分開放状態で示した断面図である。
【図8】 図8は、第四の公知の制量ゲートを部分開放状態で示した断面図である。
【図9】 図9は、第五の公知の制量ゲートを部分開放状態で示した断面詳細図である。
【図10】 図10は、第六の公知の制量ゲートを部分開放状態で示した断面図である。
【図11】 図11は、傾斜したスロットル板孔を持つ第七の公知の制量ゲートを完全開放状態で示した断面図である。
【図12】 図12は、図11の制量ゲートを部分開放状態で示した図である。
【図13】 図13は、図11の制量ゲートをゲート閉鎖状態で示した断面図である。
【図14】 図14は、第八の公知の制量ゲートを完全開放状態で示した断面図である。
【図15】 図15は、図14の制量ゲートを部分開放状態で示した図である。
【図16】 図16は、図14の制量ゲートをゲート閉鎖状態で示した図である。
【図17】 図17は、第九の公知の制量ゲートを完全開放状態で示した断面図である。
【図18】 図18は、図17の制量ゲートを部分開放状態で示した図である。
【図19】 図19は、図17の制量ゲートをゲート閉鎖状態で示した図である。
【図20】 図20は、図9の制量ゲートにおける流動様式を示した図である。
【図21】 図21は、図12の制量ゲートにおける流動様式を示した図である。
【図22】 図22は、本発明によって作られた制量ゲートの実施例を部分開放状態で示した平面図である。
【図23】 図23は、図22のXXIII−XXIII線で切断した断面詳細図である。
【図24】 図24は、図22の制量ゲートの上板を示す拡大平面図である。
【図25】 図25は、図24のXXV−XXV線で切断した断面図である。
【図26】 図26は、図23の実施例を完全開放状態で示した図である。
【図27】 図27は、図23の実施例を部分開放状態で示した図である。
【図28】 図28は、図23の実施例をゲート閉鎖状態で示した図である。
【図29】 図29は、図23の制量ゲートの流動様式を示した図である。
【図30】 図30は、本発明によって作られた制量ゲートの別の実施例を部分開放状態で示した平面図である。
【図31】 図31は、図30のXXXI−XXXI線で切断した断面図である。
【図32】 図32は、図30のXXXII−XXXII線で切断した断面図である。
【図33】 図33は、図31の実施例を完全開放状態で示した図である。
【図34】 図34は、図31の実施例を部分開放状態で示した図である。
【図35】 図35は、図31の実施例をゲート閉鎖状態で示した図である。
【図36】 図36は、図30〜33の制量ゲートの上板を示す拡大平面図である。
【図37】 図37は、図36のXXXVII−XXXVII線で切断した断面図である。
【図38】 図38は、図36のXXVIII−XXVIII線で切断した断面図である。
【図39】 図39は、図30〜33の制量ゲートのスロットル板を示す拡大平面図である。
【図40】 図40は、図39のXL−XL線で切断した断面図である。
【図41】 図41は、図39のXLI−XLI線で切断した断面図である。
【図42】 図42は、図31の制量ゲートにおける流動様式を示した図である。
【図43】 図43は、図32の制量ゲートにおける流動様式を示した図である。
【図44】 図44は、本発明によって作られた制量ゲートの別の実施例を示す断面図である。
【図45】 図45は、図44の実施例を部分開放状態で示した図である。
【図46】 図46は、図44の実施例を閉鎖状態で示した図である。

Claims (15)

  1. 制量ゲートを含んでいる、溶融金属の連続鋳造における流量制量装置であって、この制量ゲートが前記制量装置の中で:
    入口軸を持つ入口と出口軸を持つ出口とがある第一流路孔を持っている上板と;
    第二流路孔を持っているスロットル板であって、滑動可能に上板と密着していて、上板からの流れを選択的に受け入れるようにされているスロットル板と、を具備していて、
    入口軸と出口軸とがオフセットしており、
    第一流路孔が、複数の形状を併存させることにより形成されており、
    前記複数の形状が、円筒形状と、円錐形状と、それらの組合せと、からなるグループから選択され
    上板の下面における第一流路孔と、スロットル板の上面における第二流路孔とが重なり合う領域の軸線が、制量ゲートの部分開放時において制量ゲートの主中心軸に一致することを特徴とする流量制量装置。
  2. 前記複数の形状が、対称であって、それぞれの対称軸を持っていることを特徴とする請求項1に記載の流量制量装置。
  3. オフセットがオフセット方向に生じていて、前記複数の形状の中の少なくとも一つがオフセット方向に従ってより狭いことを特徴とする請求項1又は2に記載の流量制量装置。
  4. 前記複数の形状が、流れを通して偏向させるための流入口を形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の流量制量装置。
  5. ロットル板が、第一流路孔の出口から流れることができる流体に対して概ね直角な移動方向に従って、上板に対して並進移動可能であることを特徴とする請求項4に記載の流量制量装置。
  6. スロットル板が、第一流路孔を通り過ぎる流れを偏向させる張出しを形成していて、流入口と張出しが、協働して流れを第二流路孔の中に曲げるようにされていることを特徴とする請求項5に記載の流量制量装置。
  7. 第二流路孔が流体を広げるように作られていることを特徴とする請求項5または6に記載の流量制量装置。
  8. 第二流路孔が細長いロフトされた孔であることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載の流量制量装置。
  9. 第二流路孔が、並進移動方向に従って絞られていることを特徴とする請求項5〜8のいずれか一項に記載の流量制量装置。
  10. オフセットが、並進移動方向に従って生ずることを特徴とする請求項5〜9のいずれか一項に記載の流量制量装置。
  11. 制量ゲートが、第三流路孔を持つ下板を更に具備していて、スロットル板の並進移動と関係なく第三流路孔が第二流路孔と流体的に連通するように、前記第三流路孔がスロットル板に対して配置されることを特徴とする請求項5〜10のいずれか一項に記載の流量制量装置。
  12. 第三流路孔が、入口軸と同一線上の第三軸を含んでいることを特徴とする請求項11に記載の流量制量装置。
  13. 第二流路孔が第二軸を持っていることと;
    スロットル板が開放状態のときに、第二軸が出口軸と同一線上にあることと、を特徴とする請求項5〜12のいずれか一項に記載の流量制量装置。
  14. 上板の上面における第一流路孔の入口面積が、上板の下面における第一流路孔の出口面積よりも大であることを特徴とする、請求項1に記載の流量制量装置。
  15. 上板の上面側の第一流路孔の形状が円錐台形状であり、上板の下面側の第一流路孔の形状が円筒形状であることを特徴とする、請求項14に記載の流量制量装置。
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