JP2004514562A - 浸漬注入ノズル及びその利用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】鉄鋼製品を生産する連続鋳造法において用いられる、熔融金属、例えば溶鋼をベセルからモールドに誘導するため浸漬吐出ノズルで、理想的なノズルに求められる主要機能をできる限り良く発揮するノズルの提供。
【解決手段】使用時に、実質的に垂直に向けられる軸に沿って延長する管路、上部に少なくとも一つの流入孔、軸に対して傾斜している少なくも二つの下部注出孔、及び、傾斜した注出口の間に略軸方向に位置する少なくも一つの下部注出孔からなるノズルとし、傾斜している下部注出孔の最小結合断面積が、一つ又はそれ以上の略軸方向に位置する注出孔の最小結合断面積の少なくも2倍とする。
【選択図】図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、熔融金属、例えば溶鋼を誘導するためのノズルに関するものである。より詳しくは、鉄鋼製品を生産する連続鋳造法で用いられ、鋳造ノズルとしても知られている、いわゆる、浸漬吐出ノズルに関するものである。
また、この発明は、そのようなノズルを用い、熔融金属を誘導する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
連続鋳造による鉄鋼製品の製法において、熔融した鉄鋼は、レードル(ladle)からタンディッシュとして知られている大きなベセル(vessel)に注入される。
タンディッシュは、1つ以上の注出孔を有し、溶鋼は、タンディッシュの注出孔から1つ又はそれ以上のモールドのそれぞれに流入され、モールドのなかで冷却固形化し、切れ目のない長さの金属の鋳造物が連続的に形成される。
浸漬吐出ノズルは、長い管体を有する一般的な形状で、通常、硬質パイプやチューブのような外観を有するもので、タンディッシュとモールドの間に配設され、それを経由して、溶鋼をタンディッシュからモールドに誘導するものである。
【0003】
理想的な浸漬吐出ノズルの主な機能は、以下のとおりである。
第1に、ノズルは溶鋼がタンディッシュからモールドに流入する際に、望ましくない鉄鋼の酸化を引き起こす空気との接触を防止する機能を発揮するものである。
第2に、ノズルにとり、より望ましいことであるが、溶鋼をモールドに、できる限り滑らかに、かつ乱流を起さないような状態で導入することである。何故ならば、モールド内の乱流は、吸込み(entrainment)として知られている、溶鋼表面のフラックスの鉄鋼内への引き込みを起こし、鉄鋼鋳造品に不純物を発生させるからである。
モールド内の乱流は、また、モールドの内壁の滑性を阻害するものである。
モールドにおけるフラックスの機能の一つとして、鉄鋼表面が空気に接触するのを防止するという機能以外に、モールド内壁面を滑性化し、鉄鋼がモールドの壁面で接着し固化することを防止する機能がある。
また、フラックスは、その結果として形成される、鉄鋼鋳造品の表面欠陥の形成を防止するものである。
したがって、浸漬吐出ノズルにより乱流を最小にすることは、この発明にとり重要な目的である。加えて、乱流は、モールドに損傷を与える危険性を有するストレスを発生させる。さらに、モールドにおける乱流は、モールド内における熱分布を不均一にして、鋼の均一な固形化を阻害し、鋳造された鋼製品の品質と組成を不均一にする。
この後者の問題は、溶鋼をモールド内へ均一に誘導し、モールドの壁面に近接した溶鋼が、最も早く固形化して形成される外殻を均一に形成させ、鋳造された鋼製品の品質と組成を均一にするという、浸漬吐出ノズルの第3の機能に関連するものである。
理想的な浸漬吐出ノズルの第4の機能は、モールド内の鋼のメニスカス表面における定常波が、変動することを防止し又は減少させることである。モールド内への溶鋼の導入は、鋼の表面に通常定常波を発生させ、モールド内に導入される鋼の流れにおける不均一性、あるいは変動が定常波の変動を発生させる。
そのような変動は、モールドにおける乱流と同様な効果を有し、鋳造される鋼内にモールド用フラックスの吸込み(entrainment)を生じ、モールド用フラックスによるモールド側面の滑性効果を阻害し、モールド内の熱分布に悪影響を与えるものである。
【0004】
上記の機能の全てを、でき得る限りよく発揮する浸漬吐出ノズルを設計し製造することは、極めて困難なことと認識されるものである。溶鋼の速い流れに伴う応力と、熱に耐える浸漬吐出ノズルを設計し製造することのみならず、モールド内における溶鋼の均一分散に対する要求に、組み合わされた乱流の抑制についての要求は、流体力学上の極めて複雑な問題を提起するものである。
【0005】
米国特許第5,785,880は、流路分割材により、底部の注出孔が二つの吐出口に分割されているノズルを開示している。このノズルの形状は、溶鋼流を分割し、減速させるためで、吐出口の幅と長さに沿って、殆ど均一な流速分布を与えるものであるとされている。
このノズルの形状は、モールド内の鋼のメニスカス表面における定常波の変動割合を、減少させるという結果を有するとされている。
【0006】
米国特許第5,785,880の部分継続出願である米国特許第5,944,261は、二つの注出口のそれぞれが、整流板により二つに分割されている浸漬注入ノズルを開示している。
それでは、ノズルから排出される溶鋼流量の大部分が、中心にある二つの注出口から排出されるとされている。
この特定の形状と配置による整流板は、主流を分割すると共に、ノズルから排出される際に、その主流と外側の流れとを合流させ、それによりノズルから流出する熔融金属の速度を低下させ、モールド内での乱流の発生を抑えるものであるとされている。
【0007】
米国特許第5,944,261の部分継続出願である米国特許第6,027,051は、米国特許第5,944,261に開示の形状の改変物を開示するもので、溶鋼の外側流の効果的な放出角度は、流量によって変更されるとし、一定の流量範囲において、滑らかで静止状態のメニスカス表面を調整する効果を有するものとされている。
【0008】
上記特許を検討することにより、きわめて容易に導き出される結論の一つは、浸漬注入ノズルの形状において、小さなことと思われるもの、あるいは無意味なものと思われるものですら、ノズルからの、あるいはノズルを通る溶鋼の流路模様について劇的な効果を持つとされ、液体を輸送する管体の僅かな設計変更でさえ、流体の流路模様に甚大な影響を与え、流体の流路特性を完全に変更することができ、流体力学の無秩序性の結果が示されることである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上記記載の理想的なノズルの主要機能を、できる限り良く発揮する浸漬注入ノズルを提供すべく検討されたものである。
この発明は、下記に述べるように、上記記載の特許の教示とは全く異なる方法で、この目的を達成するべく検討されたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、その第1の態様によれば、ベセルからモールドへ熔融金属流を誘導するノズルであって、使用時に実質的に垂直に向けられる軸に沿って延長する管体からなり、上部に少なくとも一つの流入孔、軸に対して傾斜している少なくも二つの下部注出孔、および、傾斜した注出孔の間に略軸方向に設けられている少なくも一つの下部注出孔を有し、傾斜している下部注出孔の、断面積の和の最小値が、一つ又はそれ以上の略垂直に設けられた注出孔の、断面積の和の最小値の少なくも2倍であるものである。
【0011】
この発明の第1の態様は、傾斜している下部注出孔の、断面積の和の最小値が一つ又はそれ以上の略垂直に設けられた注出孔の、断面積の和の最小値の少なくも2倍であることにより、傾斜している下部注出孔から流出する、熔融金属のノズルを通過する熔融金属全量に対する比が、略軸方向に設けられた注出孔から流出するものに比較して、実質的に意義ある大きさを有する点に利点を有するものである。
好ましくは、傾斜している下部注出孔から流出する熔融金属の少なくも55%が流出し、熔融金属の45%を超えない量が、略軸方向に設けられた注出孔から流出することである。より好ましくは、傾斜している下部注出孔から少なくも60%が流出し、熔融金属の40%を超えない量が、略軸方向に設けられた注出孔から流出することである。
傾斜している下部注出孔の垂直に対しての傾斜により、この注出孔から流出する熔融金属の下向き垂直速度は、垂直に向けて伸ばされた注出孔の場合よりも小さくなっている。これは、モールドに注入される金属の多くの下向き速度を減少する効果を生み、結果としてモールド内に発生する乱流を減少させる。
これは、米国特許第5,944,261や第6,027,051の教示、すなわち、総熔融金属量の多くが、上部(外側)出口よりも、下部(中央)出口から流出、特に55〜85%が中央出口から、15〜45%が外側出口から流出すべきとする教示とは、全く相反するものである。
【0012】
ノズルの軸に傾斜している注出孔、すなわち外部又は側部注出孔は、例えば、ノズルの軸に対して実質的に直角でも、ノズルの軸、すなわち使用するために展延されたノズルに対して、上向きに傾斜させることもできる。
しかしながら、好ましくは、傾斜した注出孔は、ノズルの軸、すなわち使用するために伸ばされたノズルに対して、下向きに傾斜させることであり、より好ましくは、傾斜した注出孔は、下向きに、ノズルの軸に対して40〜60°の角度で傾斜させることであり、特に好ましくは、ノズルの軸に対して45〜55°の角度、例えばノズルの軸に対して略50°の角度にすることである。
【0013】
傾斜している注出孔の間に、略軸方向に設けられた注出孔は、一つの場合も、複数の場合も、それぞれが注出孔の出口に向かって広がっているのが好ましい。
これには、注出孔を出る熔融金属の速度を降下させ、モールド内の熔融金属に与える衝撃を弱め、モールド内に生じる乱流を最小限にするという利点を有する。
【0014】
この発明の好ましい態様としては、傾斜している注出孔の間に略軸方向に設けられる注出孔を少なくも2個(好ましく2個のみ)設け、その2つの、あるいは全ての注出孔を、その出口に向かって広げたものである。そのような2個の注出孔を設けた態様においては、それらは、ノズルの軸の反対側に対称的に位置させるのが好ましい。
【0015】
略軸方向に位置する注出孔の軸は、又2個以上あるときは、その各々の軸は、ノズルの軸と実質的に同軸にするか、実質的に平行にすることができる。
しかしながら、好ましくは、少なくとも略軸方向に設けた注出孔が、複数ある態様においては、そのような注出孔の各々の軸が、ノズルの軸に対して傾斜しているのが好ましい。好適には、注出孔はノズルの軸に対して、0〜30°の角度で、より好ましくは5〜25°の角度で、特に好ましくは10〜20°、例えば軸に対して略15°の角度で下向きに傾斜しているものである。
【0016】
好ましくは、傾斜した注出孔と略軸方向に設けられる注出孔の方向と間隔は、略軸方向に位置した注出孔から流出した熔融金属流が、使用中に、傾斜した注出孔から流出した熔融金属流と、モールド内で全ての熔融金属が通常の混合以外には、結合しないようになされる。
【0017】
各注出孔の最小断面積は、各注出孔の軸の垂直面を測定したものであり、傾斜した注出孔と、略軸方向に設けられた注出孔の、各断面積の和の最小値は、そのようにして測定されたものを加算したものである。
既述したように、傾斜している下部注出孔の、断面積の和の最小値は1つ又はそれ以上の略垂直に設けられた注出孔の、断面積の和の最小値の少なくも2倍である。
好ましくは、傾斜している下部注出孔の、断面積の和の最小値が1つ又はそれ以上の略垂直に設けられた注出孔の、断面積の和の最小値の少なくも3倍、より好ましくは少なくも4倍あるものである。
【0018】
この発明における第1の態様の好ましい具体例においては、少なくもノズルの傾斜した注出孔が、夫々の軸に直交する、実質的に一定の断面積を、少なくもその長さ部分に沿って有する。
特に好ましい具体例においては、ノズルの傾斜した注出孔は、その実質的な最奥端に、流路制限部位を有し、その流路制限部位を越えた最外端方向では、夫々の傾斜した注出孔の孔は広くなっているものである。
流路制限部位が存在するときは、流路制限部位を越えた夫々の傾斜した注出孔の孔は、その断面積が実質的に一定であるのが好ましい。
【0019】
この発明の第2の態様によれば、ベセルからモールドへ熔融金属流を誘導するノズルであって、使用時に実質的に垂直に向けられる軸に沿って延長する管体からなり、上部に少なくとも1つの流入孔、軸に対して傾斜している少なくも2つの下部注出孔、及び傾斜している下部注出孔の間に実質的に軸方向に設けられている受容部(receptacle)を有し、この受容部は上部に開口部を有し、実質的に平行、及び/又はノズルの下端方向に集束する側壁により規定され、熔融金属がノズルから排出される前に、ノズルを通過する熔融金属の一部を受け入れるものである。
【0020】
この発明の第2の態様は、熔融金属がノズルから排出される前に、ノズルを通過する熔融金属の一部を収容する、ノズルに設けられた受容部が、ノズルを通過する熔融金属流の流速の変動や動揺を鎮める緩衝部材として、通常機能するという利点を有するものである。
これは、ノズルを流出する熔融金属の流速の変動や動揺を鎮め、または少なくともある環境下においては除去するものであり、それによりモールド内における鋼のメニスカス表面における定常波に起こり得る変動を低減させるものである。
結果として、これは、定常波の変動により引き起こされ悪化する、鋳造される鋼へのモールドフラックスの吸込み、モールドの滑性の阻害、モールド内における不良な熱分散などの可能性を、全体的にかつ実質的に低減するという利点を有することになるものである。
【0021】
ノズルに設けられた受容部の減衰効果は、その受容部の実質的に平行、及び/又は集束する側壁で形成される形状と、実質的に軸方向に設けられていることにより生じるものである。
受容部は、傾斜している下部注出孔の間に実質的に垂直に位置することによって、通常、ノズルを通過する熔融金属の、かなりの部分の全荷重を受け、その平行な、及び/又は集束する側壁の故に、それが受ける熔融金属の、運動量のかなりの部分を吸収するものである。
この発明の具体例においては、受容部は、ノズルを通過して流れる熔融金属の一部をノズルから排出する、1つ又はそれ以上の注出孔を有していてもよいものである。
他の具体例においては、受容部はそのような注出孔を有さず、その上部開口部を除いて完全に密閉されたものである。
しかしながら、いずれの例においても、受容部の奏する効果は、受容部から傾斜した注出孔への熔融金属の流れを、通常、一定の形式にするもので、受容部から流出する熔融金属の流れは、ノズルの延長した管体から直接傾斜した注出孔に流れる熔融金属に影響を与え、この部分の金属流の、流速の変動を鎮めるものである。
さらに、1つ又はそれ以上のノズル注出孔を有する受容部から構成される具体例においては、通常、これらの注出孔から流出する熔融金属が有する流速の変動を鎮めるものである。
この発明の第2の態様によるノズル受容部の概念と実体のいずれも、液体金属の流れを外側と内側に分割するための整流板により、液体金属の下部の流れを分散させるために下面を分割することを開示する、米国特許第5,944,262や6,027,051の教示とは全く相反するものである。
【0022】
受容部は、好ましくは、4つの側壁で規定される。
少なくも側壁の2つは、ノズルの下端に向かって集束しているのが好適で、より好ましくは、すべての側壁が、そのように集束しているものである。
受容部の対向する2つの側壁は、ノズル自身の側壁によって形成されるのが好ましく、他の2つの側壁は、ノズル内に設けられる構成体により形成されるのが好ましい。最も好ましいのは、後者の2つの側壁が、この発明の第1の態様について上述した、傾斜した注出孔に設けられた流路制限部位ともなる構成体で形成されることである。
【0023】
この発明の最も好ましい具体例は、この発明の第1と第2の実施態様が、1つの、および同じノズルに結合されているものである。
【0024】
好ましくは、受容部は、2つの実質的に垂直な注出孔の上に設けられることである。受容部の2つの集束する側壁は、好ましくは、傾斜した注出孔と実質的に垂直に設けられた注出孔の、夫々の間の分割体として規定される構成体によって形成される。
【0025】
この発明におけるノズルは、耐熱性材料から形成される。
耐熱性材料としては、好ましくは、例えば炭素結合セラミック材料などのセラミック材料から構成される。
炭素結合セラミック材料は、この業界で良く知られているもので、当業者であれば、この発明のノズルを調製するのに、適切な材料を選択することができる。ノズルは、好ましくは、炭素結合セラミック製品を調製する、一般的な技術である等圧プレスにより形成される。
【0026】
この発明の第3の態様は、この発明の第1の態様におけるノズルを使用する、ベセルからモールドへ熔融金属流を誘導する方法である。
【0027】
この発明の第4の態様は、この発明の第2の態様におけるノズルを使用する、ベセルからモールドへ熔融金属流を誘導する方法である。
【0028】
【発明の実施の形態】
この発明の詳細を、添付された図面を参照しながら、実施例に基づいて以下に説明する。
【0029】
この発明によるノズル10が図面に示され、このノズル10は、使用時に実質的に垂直に向けられる軸に沿って延長する管体11、上部流入孔12、軸に対して傾斜している2つの下部注出孔17、下部注出孔17の間に略軸方向に設けられる2つの下部注出孔23から構成されている。
傾斜している下部注出孔17の、断面積の和の最小値が、略軸方向に設けられた注出孔23の、断面積の和の最小値の略4倍である。
受容部45は、略軸方向に設けられた注出孔23の上部に位置し、2個の傾斜している下部注出孔17の間に、実質的に軸方向に設けられている。受容部45は上部開口部21を有し、ノズルの下端13に向かって集束する側壁14と36によって規定されている。
受容部45は、使用中にノズル10を通過する熔融金属の流れの一部を、熔融金属がノズルから排出される前に受けるものである。
【0030】
ノズル10は、本質的に3つの構成部からなる。ノズルは上部構造に、流入孔12の最上端を末端とする、実質的に断面円形の管を有する。上部構造に続いてノズルの軸に平行な平面で下向き方向に広がり、直交する平面で平に形成されている中部構造11がある。中部構造11の下の下部構造16は、注出孔17,23及び受容部45から構成されている。
【0031】
管体11は、参照番号16により概略的に示されているように、底部に近接して下向きに広がって、それぞれ排出中央点18を有する2個の外側注出孔17を規定し、仮想中央点18を通る仮想中央線は、図3に見られるように、水平線に対し角度αを形成する。
角度αは、好ましくは約35〜45°で、角度αの反対角度、すなわち、延長方向15に対する中央線の角度は約45〜55°である。
【0032】
ノズル10は、さらに、参照番号45で概略的に示される受容部を規定する外側の注出孔17の間に、参照番号20で示される構成体から構成される。
受容部45は、注出孔17及び後述する注出孔から排出される熔融金属の流れを安定化するに十分な容量、形状及び配置を有するものである。
例えば、ノズル10の全長22が約50.8〜76.2cm(20〜30inches)である具体例においては、受容部45は、約16.39〜32.77cm(1〜2cubic inches)の範囲の容量を有すればよい。
【0033】
ノズル10は、また、少なくとも1個、好ましくは2個の注出孔23を低部13に有し、注出孔23は、それぞれ排出中心点24を有し、受容部45から注出孔23のそれぞれに延伸する、少なくも1個の熔融金属輸送路25から構成され、2個の熔融金属輸送路25が図3に示されている。
【0034】
2個の輸送路25は、好ましくは、分割体28(図3参照)と構成体20で形成される。分割体28と構成体20は、輸送路25が長手方向15から外側に分散するように、例えば、中心点24を通る仮想中心線が、水平線に対して形成する角度βが約70〜80°、逆に長手方向に対する角度が約10〜20°になるように規定する。好ましくは、角度βとαは少なくも約30°異なるようにされ、またノズル10は、外側の注出孔17から排出される熔融金属の流れが、全ての流れがモールド内に分散される前に、注出孔23から排出される流れと混合しないように構成される。
【0035】
要素13は、管体11と別々に調製することもできるが、例えば、構成要素の全てが、同じ耐熱性材料から鋳造されるというように、それらは一体としてあるのが好ましい。
【0036】
ノズル10の効果を強めるためには、ノズルは、米国特許第5,205,343及び5,402,993、及びドイツ特許公報第195 05 390及び43 19 195に概略的に示されている構成を有するのが好ましく、そこには、上部12と通路14の、中央部の間の、形状変更や断面形状範囲の増加などが示されている。
すなわち、管体11の第1部分31は、図2や図3に示されるように、実質的に円形の断面積を有し、第2部分32における通路14の断面積は、図3や図4に示されるように、第1部分31の通路14より大きく、異なる断面形状を有している。
例えば、第2部分32における通路14は、図5に示されるように、実質的に長方形の断面を有し、あるいは図6に示されるように、競技用トラック形状をも含む、実質的な楕円形状を有している。
ノズル10の第3部分33は、図3や図4に示されるように、底部13に近接した管体11の外側に向かって開いた部位16を有している。
【0037】
図7及び図8は、受容部45の直ぐ上、及び実質的に受容部45位置におけるノズル10の断面形状の例を示すものである。図7及び8においては、受容部45は、注出孔17に連なる開口部として、実質的に長方形の断面を有するように図示されているが、他の断面形状を採りうることもできる。
それらには、競技用トラック形状をも含む楕円形状や、長方形以外の多角形が含まれる。
【0038】
側壁36は、構成体20の一部をなし、受容体45を規定するもので、輸送路25に向かって傾斜しているか、面取り(radiused)されていることが好まし
い。
構成体20に対する外側部分27もまた、受容体45を規定するもので、傾斜しているか、図3に示されるように面取りされ、注出孔17を通過する熔融金属の流れを、適正に方向付けできるようにされている。
【0039】
注出孔17,23は好ましくは、管体11、構成体20のそれぞれ、及び受容体45に基づいて、大きさや位置が決定され、通路14を通過する熔融金属流の約55〜80%、好ましくは約60〜70%が、注出孔17を通ってノズル10から排出されるようにされる。
同様に、好ましくは、通路14を通過する熔融金属流の約20〜45%、より好ましくは約30〜40%が、注出孔23を通ってノズル10から排出されるようにされる。
【0040】
図9は、熔融鋼のような熔融金属を、熔融金属の液面41を形成するように、厚板鋳造機などのモールド40に導入する方法に用いられる図1〜図8に示されるノズル10の概略図である。
ノズル10は、通常の位置決め機構により、ベセル40内に位置決めされ、全ての注出孔17,23は、液面41の下部に位置決めされており、熔融金属はノズルに導入され、下向きに流れる。
公知の栓43は、タンディッシュ44又は他のベセルからノズル10の頂部12へ、さらには厚板鋳造機のモールド40、あるいは他のベセルへの熔融金属の流速を制御できるものである。
ついで、熔融金属は、金属を受ける受容部45に、熔融溜45を形成させられる。この受容部45は、図3に示されるように、内部注出孔23の上部、好ましくは外部注出孔17の中心点18の上に、実質的に通路14と同心的に、注出孔17,23を通る熔融金属の流れを安定化するために設けられている。
それから、熔融金属は、注出孔17,23を通ってベセル40に流れ込む。
この方法においては、ノズル10を流出する熔融金属の約55〜80%、好ましくは約60〜70%が外部注出孔17から流出し、内部注出孔23から約20〜45%、好ましくは約30〜40%が流出するように行われる。
好ましくは、熔融金属は、内部注出孔23から、水平に対して約70〜80°の角度βで、外部注出孔17から水平に対して約35〜45°の角度αで流出されるようにされる。
【0041】
この方法では、好ましくは、内部注出孔23から流出する熔融金属の流速を、ノズル10の実質的な流出直後において、著しく、例えば、受容部45に流入直前の熔融金属の速度に比較して少なくも50%減少させ、また、2個の内部注出孔23から流出する熔融金属の流れを、ベセル40の底部46に達する前に、再結合させるものである。
この方法は、内部注出孔23から流出する熔融金属の流れを、外部注出孔17から流出する流れと混合しないようにし、それにより、ベセル40に既に流入していた熔融金属と、新しく導入された熔融金属が、よく混合されるようにするものである。
さらに、この方法においては、注出孔17,23から流出する熔融金属流の角度は、流量が増加しても、変化させない、すなわち、好ましい具体例における、注出口17の角度は、常に水平に対して約60〜70°で、流量に応じて変化しないものである。ただし、注出孔17,23から流出する熔融金属流の平均速度は、流量の増加に応じて、実質的に比例的に増加する。
【0042】
ここには、この発明について、最も実際的であると確信されるもの、及びその好ましい態様を含めて、開示され説明されているが、当業者にとり、この発明についてなされるいかなる改変も、この発明の範囲内であり、この発明の範囲は、全ての均等物および方法を包含するように併記した特許請求の範囲を、最も広い解釈に応じてなされるものであることは自明なことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
この発明のノズルを等角図法で示した概略図である。
【図2】
図1のノズルの平面図である。
【図3】
図2の線3−3に沿った長手方向断面図である。
【図4】
図2の線4−4に沿った断面図である。
【図5】
図3の線5−5に沿った断面図である。
【図6】
図5における通路と異なる構成の通路を有しているものを示す図である。
【図7】
図3の線7−7に沿った断面図である。
【図8】
図3の線8−8に沿った断面図である。
【図9】
モールド内に配置された図3のノズルの概略断面図で、ノズルの注出口は、浸漬、すなわち、モールド内の、熔融金属の液面下にあることを示している図である。
【符号の説明】
10 ノズル
11 管体
12 上部流入孔
13 ノズル下端
14 側壁
17 下部注出孔
20 構成体
21 開口部
23 下部注出孔
25 熔融金属輸送路
28 分割体
36 側壁
40 モールド
41 熔融金属液面
45 受容部

Claims (21)

  1. 使用時に、実質的に垂直に向けられる軸に沿って延長する管体からなり、上部に少なくとも1つの流入孔と、軸に対して傾斜している少なくも2つの下部注出孔、及び、傾斜した注出孔の間に略軸方向に設けられている少なくも1つの下部注出孔を有し、傾斜している少なくも2つの下部注出孔の、断面積の和の最小値が、1つ又はそれ以上の、略軸方向に設けられた注出孔の、断面積の和の最小値の少なくも2倍である、ベセルからモールドへ熔融金属流を誘導するノズル。
  2. 使用中に、熔融金属流の少なくも55%が傾斜している注出孔から流出し、45%を超えない量の熔融金属流が、略軸方向に設けられている注出孔から流出する
    請求項1に記載のノズル。
  3. 使用中に、熔融金属流の少なくも60%が傾斜している注出孔から流出し、40%を超えない量の熔融金属流が、略軸方向に設けられている注出孔から流出する
    請求項2に記載のノズル。
  4. 傾斜している注出孔の、断面積の和の最小値が、1つ又はそれ以上の略軸方向に設けられている注出孔の、断面積の和の最小値の少なくも3倍である
    請求項1〜3のいずれかに記載のノズル。
  5. 傾斜している注出孔が、ノズルの軸に対して40°〜60°の角度で下向きに傾斜している
    請求項1〜4のいずれかに記載のノズル。
  6. 傾斜した注出孔の間に略軸方向に設けられた注出孔が、注出孔の出口方向に向かって広がっている
    請求項1〜5のいずれかに記載のノズル。
  7. 傾斜した注出孔の間に略軸方向に設けられた注出孔が、2個存在し、それらがノズルの軸の反対側に殆ど対称的に位置する
    請求項1〜6のいずれかに記載のノズル。
  8. 傾斜した注出孔の間に略軸方向に設けられている注出孔がノズルの軸に対して5°〜25°の角度で下向きに傾斜している
    請求項1〜7のいずれかに記載のノズル。
  9. 傾斜した注出孔が、少なくもその長さ部分において実質的に一定の断面積を有する
    請求項1〜8のいずれかに記載のノズル。
  10. 傾斜した注出孔が、その実質的な最奥端に、流路制限部位を有し、その流路制限部位を越えた最外端方向では、夫々の傾斜した注出孔の孔は、流路制限部位における孔より広くなっている
    請求項1〜9のいずれかに記載のノズル。
  11. 使用中に、実質的に垂直に向けられる軸に沿って延長する管体からなり、少なくとも1つの上部流入孔、軸に対して傾斜している少なくも2つの下部注出孔、及び、傾斜している下部注出孔の間に、実質的に軸方向に設けられている受容部(receptacle)を有し、この受容部は、上部に開口部を有し、実質的に平行、及び/又はノズルの下端方向に集束する側壁により規定され、熔融金属がノズルから排出される前に、ノズルを通過する熔融金属の一部を受け入れるものである
    ベセルからモールドへ熔融金属流を誘導するノズル。
  12. 受容部の側壁の少なくとも2つは、ノズルの下端に向かって集束している
    請求項11に記載のノズル。
  13. 受容部が4つの側壁により規定されるものである
    請求項11又は12に記載のノズル。
  14. 受容部の4つの側壁の全てが、ノズルの下端に向かって集束している
    請求項13に記載のノズル。
  15. 受容部が、略軸方向に位置する2個の注出孔の上部にもうけられている
    請求項11〜14のいずれかに記載のノズル。
  16. 傾斜している注出孔の、断面積の和の最小値が、1つ又はそれ以上の略軸方向に設けられた注出孔の、断面積の和の最小値の少なくも2倍である
    請求項11〜15のいずれかに記載のノズル。
  17. 傾斜している注出孔の、断面積の和の最小値が、1つ又はそれ以上の略軸方向に設けられた注出孔の、断面積の和の最小値の少なくも4倍である
    請求項11〜15のいずれかに記載のノズル。
  18. 傾斜している注出孔が、ノズルの軸に対して40°〜60°の角度で下向きに傾斜している
    請求項11〜17のいずれかに記載のノズル。
  19. 略軸方向に設けられた注出孔が、その出口方向に向かって広がっている
    請求項11〜18のいずれかに記載のノズル。
  20. 略軸方向に設けられた注出孔が、ノズルの軸に対して0°〜30°の角度で下向きに傾斜している
    請求項11〜19のいずれかに記載のノズル。
  21. 請求項1〜20のいずれかに記載のノズルを用いる、ベセルからモールドへ熔融金属流を誘導する方法。
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