JP4936954B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は燃料供給装置に係り、特に吐出される流速によって生じる負圧を利用して液面を検知すると共に、弁体を閉弁動作させる給液ノズルを用いて燃料を供給するよう構成された燃料供給装置に関する。
燃料供給装置として、ガソリンスタンドなどの給油所に設置された給液装置を例に挙げて以下説明する。近年、運転者自身が給液ノズルの操作を行なうセルフサービス方式の給液装置が広く普及しており、給液ノズルの操作に慣れていない運転者も自動車への燃料供給を行なう場合も多い。
給液ノズルは、燃料タンクに供給された油液の液面が上昇して給液口の近傍に達すると、液面を検知して自動的に閉弁動作する自動閉弁機構が設けられており、給液口から油液がオーバーフローすることを防止するように構成されている。
ここで、給液ノズルの一般的な構成について説明する。図1は給液ノズルの縦断面図である。図2は給液ノズルの横断面図である。図1及び図2に示されるように、給液ノズル10は、自動車の燃料タンクの給液口に挿入される吐出パイプ12と、吐出パイプ12の先端側に設けられた空気導入口14と、吐出パイプ12に連通された給液流路の途中に設けられノズルレバー16に応動して開閉する主弁体18が着座する弁座20と、吐出パイプ12より吐出される液体の流速に応じて負圧を発生させる負圧発生部22とを有する。
さらに、給液ノズル10は、負圧発生部22で発生した負圧により空気導入口14から空気を吸引する空気吸引管路24と、負圧発生部22の圧力に応じて変位するダイヤフラム26と、ダイヤフラム26に係止され、ノズルレバー16の開弁操作により主弁体18の弁軸28を開弁位置に係止し、空気導入口14が液面に閉塞されて空気吸引管路24からの空気導入が遮断されることにより変位するダイヤフラム26の作動により主弁体18の弁軸28と29との係止を解除する係止部材30とを有する。
この給液ノズル10では、液面が吐出パイプ12の下方に離間している給液途中の状況において、負圧発生部22で流速に応じた負圧を発生させるため、空気導入口14から空気が負圧発生部22に導入されており、ダイヤフラム26が係止部材30による弁軸28,29の係止を保持する係止位置にある。給液に伴ってタンク内の液面が上昇することにより、空気導入口14が閉塞されると、空気導入口14からの空気導入が停止するため、ダイヤフラム26が負圧発生部22からの負圧により係止解除方向に動作して係止部材30を弁軸28,29から離間させる。
これにより、ノズルレバー16が連結された弁軸29に対して弁軸28が軸方向に移動するため、主弁体18は、弁軸28と共に閉弁方向に動作して弁座20に当接し、給液を停止させる。給液ノズル10は、このような自動閉弁機構を内蔵しているので、ノズルレバー16を開弁操作したままでも液面が空気導入口14を閉塞した時点で給液を自動的に停止することができる。
一方、給液ノズル10の自動閉弁機構が動作して給液が停止された場合に、運転者が表示器に表示された給液量または給液金額の1桁の数値がゼロとなるようにノズルレバー16を開弁操作することがある。その際、運転者は、給液ノズル10のノズルレバー16を断続的に開弁操作することで、少量ずつの給液を複数回行なうことにより給液量または給液金額の端数をゼロに合わせるようにしている。
このように、給液ノズル10のノズルレバー16を断続的に開弁操作する併せ込み操作を行なう場合、給液が終了するまでに余計な時間を要することになる。このような併せ込み操作に要する時間を短縮する手段として、給液量の小数点以下の端数が表示され、且つ流量計により計測された累積流量値が「.90」から「.99」になるまでの経過時間が所定時間以上であるとき、併せ込み操作を行っているものと判断して弁機構の1段弁を閉弁させ、2段弁により小流量による整数給液を可能にするように弁開度を制御するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−79996号公報
しかしながら、上記従来の燃料供給装置では、運転者が流量計により計測された累積流量値を表示器で見ながら給液ノズルのノズルレバーを操作することになるため、給液ノズルが挿入された給液口を見ていないので、給液口から油液が溢れても気付かない場合があり、運転者が知らないうちに油液が溢れて給油所のコンクリート面に油液が撒かれた状態になってしまうおそれがあった。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した燃料供給装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
(1)本発明は、ノズルレバーの操作により開弁または閉弁動作する弁体の弁開度に応じた流量の燃料を吐出し、該燃料の流速によって発生する負圧により空気を導入する空気導入口が液面に閉塞されることで該弁体の弁部の係止を解除して該弁部を閉弁動作させる自動閉弁機構を有する給液ノズルと、
該給液ノズルに燃料を供給する燃料供給手段と、
該燃料供給手段から供給される燃料の流量を計測する流量計と、
を有する燃料供給装置において、
前記流量計により計測されている流量がゼロを超え、かつ、所定低流量以下であるか否かを判定する第1の低流量判定手段と、
前記第1の低流量判定手段により、流量がゼロを超え、かつ、所定低流量以下の給液がなされていると判定されている時間が、所定時間継続しているか否かを判定する第2の低流量判定手段と、
第2の低流量判定手段により前記所定時間継続していると判定された場合に、それ以降の整数となる数値を目標流量として設定する目標流量設定手段と、
該目標流量設定手段により設定された目標流量が供給されたとき前記燃料供給手段を停止させるプリセット制御手段と、
を備えることにより、上記課題を解決するものである。
(2)本発明は、ノズルレバーの操作により開弁または閉弁動作する弁体の弁開度に応じた流量の燃料を吐出し、該燃料の流速によって発生する負圧により空気を導入する空気導入口が液面に閉塞されることで該弁体の弁部の係止を解除して該弁部を閉弁動作させる自動閉弁機構を有する給液ノズルと、
該給液ノズルに燃料を供給する燃料供給手段と、
該燃料供給手段から供給される燃料の流量を計測する流量計と、
を有する燃料供給装置において、
前記流量計により計測されている流量がゼロを超え、かつ、所定低流量以下であるか否かを判定する第1の低流量判定手段と、
前記第1の低流量判定手段により、流量がゼロを超え、かつ、所定低流量以下の給液がなされていると判定されている時間が、所定時間継続しているか否かを判定する第2の低流量判定手段と、
第2の低流量判定手段により前記所定時間継続していると判定された場合に、それ以降の給液量と単価から求まる金額の端数がゼロとなる数値を目標金額として設定する目標金額設定手段と、
該目標金額設定手段により設定された目標金額に相当する流量が供給されたとき前記燃料供給手段を停止させるプリセット制御手段と、
を備えることにより、上記課題を解決するものである。
(3)本発明は、ノズルレバーの操作により開弁または閉弁動作する弁体の弁開度に応じた流量の燃料を吐出し、該燃料の流速によって発生する負圧により空気を導入する空気導入口が液面に閉塞されることで該弁体の弁部の係止を解除して該弁部を閉弁動作させる自動閉弁機構を有する給液ノズルと、
該給液ノズルに燃料を供給する燃料供給手段と、
該燃料供給手段から供給される燃料の流量を計測する流量計と、
を有する燃料供給装置において、
前記流量計により計測されている流量がゼロを超え、かつ、所定低流量以下であるか否かを判定する第1の低流量判定手段と、
前記第1の低流量判定手段により、流量がゼロを超え、かつ、所定低流量以下の給液がなされていると判定されている時間が、所定時間継続しているか否かを判定する第2の低流量判定手段と、
第2の低流量判定手段により前記所定時間継続していると判定された場合に、それ以降の整数となる数値を目標流量として設定する目標流量設定手段と、
前記第2の低流量判定手段により前記所定時間継続していると判定された場合に、それ以降の給液量と単価から求まる金額の端数がゼロとなる数値を目標金額として設定する目標金額設定手段と、
前記目標流量設定手段により設定された目標流量、または前記目標金額設定手段により設定された目標金額に相当する流量が供給されたとき前記燃料供給手段を停止させるプリセット制御手段と、
前記目標流量設定手段または前記目標金額設定手段の何れかを指定する併せ込みモード指定手段と
を備えることにより、上記課題を解決するものである。
(4)本発明は、前記第2の低流量判定手段が、前記給液ノズルのノズルレバーを開弁操作して給液が開始されてから所定時間経過した後或いは所定の給液量に達した後に、前記第1の低流量判定手段により、流量がゼロを超え、かつ、所定低流量以下の給液がなされていると判定されている時間が、所定時間継続しているか否かを判定することを特徴とすることにより、上記課題を解決するものである。
本発明によれば、流量がゼロを超え、かつ、所定低流量以下の給液がなされていると判定されている時間が、所定時間継続していると判定された場合に、それ以降の整数となる数値を目標流量として設定し、当該目標流量が供給されたとき燃料供給手段を停止させるため、給液ノズルの自動閉弁機構による給液を停止した後の所謂併せ込み操作をしようとすると、給液量または給液金額の端数をゼロになるように自動的に給液を停止させるプリセット制御を行なうことができ、流量表示器を見なくても併せ込みが行えることになる。そのため、操作者は、燃料タンクの給液口及び給液ノズルから目を離すことなく併せ込みが自動的に行なわれて給液を停止させられるので、給液口から油液が溢れることがなく、万が一油液が溢れそうになった場合には、給液ノズルのノズルレバーを閉弁位置に戻すことで油液が溢れることを防止することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図3は本発明による燃料供給装置の一実施例を示す構成図である。図3に示されるように、燃料供給装置100は、運転者(顧客)自身が給液操作を行なうセルフサービス方式の計量機からなる。燃料供給装置100の筐体120側面には、給液ノズル130に接続された給液ホース140が引き出されている。給液ノズル130は、通常、筐体120の側面に設けられたノズル掛け150に掛止されており、例えば顧客の車両160が給油所に到着すると、給液ノズル130がノズル掛け150から外されて車両160の燃料タンク160aの給液口160bに挿入される。
上記ノズル掛け150に設けられたノズルスイッチ150aは、給液ノズル130がノズル掛け150から外されると、オフからオンになり、給液ノズル130がノズル掛け150に戻されると、オンからオフに切り換わる。
給液ホース140は、継手142を介して筐体120内で送液系路を形成する給液管路(給液経路)170に接続されている。この給液管路170の先端170aは、油液貯蔵タンクとしての地下タンク180まで延在して挿入されており、給液管路170の途中には流量計190、給液ポンプ200が配設されている。また、給液管路170には、給液ノズル130へ供給される油液の供給を制御するための流量制御弁230が配設されている。この流量制御弁230は、弁体の弁開度を調整するためのアクチュエータを有しており、アクチュエータに入力される制御信号により給液ノズル130へ供給する流量を制御するように構成されている。
尚、地下タンク180は油種毎に設けられており、例えばレギュラーガソリンが貯溜されており、その他の油種の地下タンクも図示しないが別個に設けられている。また、燃料供給装置100には、各油種毎に複数の給液ノズルが設けられているが、図3では説明の便宜上一の給液ノズル130のみが示してある。また、給液ノズル130は、前述した図1及び図2に示す給液ノズル10と同様に流速に応じて発生する負圧を利用して主弁の係止を解除させる自動閉弁機構を有する構成になっているので、その構成の説明は省略する。
また、給液ノズル130が上記ノズル掛け150から外されると、ノズルスイッチ150aがオンになると共に、給液ポンプ200が起動される。そして、給液ノズル130の吐出パイプ132が給液口160bに挿入されると、給液ノズル130のノズルレバー(図1、図2参照)の開弁操作により給液可能な状態になる。
制御装置(制御手段)250は、ノズルスイッチ150a、流量計190のパルス発信器190aから出力された各信号が供給されると共に、所定の演算処理を行って給液ポンプ200のポンプモータ200a、流量制御弁230を制御し、流量表示器270に計測された現在の給液量を表示させる。また、制御装置250のメモリ252には、流量計190による流量を読み込み、当該流量から所定低流量以下の給液が所定時間継続しているか否かを判定する制御プログラム(低流量判定手段)と、低流量以下の給液が所定時間継続していると判定された場合に、それ以降の整数となる数値を目標流量として設定する制御プログラム(目標流量設定手段)と、設定された目標流量が供給されたとき燃料供給手段を停止させる制御プログラム(プリセット制御手段)とが格納されている。
ここで、制御装置250が実行する制御処理について説明する。図4は制御装置250が実行する制御処理を説明するためのメインフローチャートである。図5はS18の低流量判定処理のサブルーチンを説明するためのフローチャートである。
図4のS11において、制御装置250は、ノズルスイッチ150aがオンか否かをチェックする。運転者(顧客)が給液ノズル130をノズル掛け150から外すと、ノズルスイッチ150aがオン(YESの場合)になるため、S12に進み、流量表示器270の表示をゼロリセットする。
次のS13では、給液ポンプ200のポンプモータ200aを起動させて地下タンク180の油液を汲み上げる。続いて、S14に進み、流量制御弁230を開弁(弁開度全開)する。そして、運転者が給液ノズル130の吐出パイプ132を給液口160bに挿入した後に、給液ノズル130のノズルレバーを開弁方向に操作することで、大流量による給液が開始される。
次のS15では、目標給液量Qをゼロ(未設定)、低流量判定時間Tをゼロにセットする。
続いて、S16に進み、給液ノズル130のノズルレバーが開弁操作されて給液が開始されている場合、流量計190のパルス発信器190aから出力された流量パルスを積算して流量を計測する。
S17では、給液開始と共に計測された流量計測値を流量表示器270に表示する。次のS18では、流量計190により計測された流量計測値が予め設定された低流量以下(ゼロを含まない低流量範囲のことを意味する)に入っているか否かを判定する低流量判定処理(詳細は後述する)を行なう。
S18の低流量判定処理(詳細は図5に示す)が終了すると、S19に進み、計測された積算流量が目標給液量(目標量)と等しいか否かをチェックする。このS19の目標給液量は、後述する低流量判定処理のS37で小数点以下を切り捨てされた現在の給液量に1.00を加算した値が目標給液量Qに設定される。
S19において、計測された積算流量が目標給液量Qに達していない場合(NOの場合)、S20に進み、ノズルスイッチ150aがオフか否かをチェックしており、ノズルスイッチ150aがオン(NOの場合)であるときは、上記S16に戻り、S16以降の処理を繰り返す。また、S20において、ノズルスイッチ150aがオフ(YESの場合)であるときは、給液ノズル130がノズル掛け150に戻されたため、給液が終了したものと判断してS21に進み、流量制御弁230を閉弁し、給液ポンプ200のポンプモータ200aへの通電を停止して今回の給液処理を終了する。
また、上記S19において、計測された積算流量が目標給液量Qと等しい場合(YESンの場合)は、流量計190によって計測された給液量(積算流量)が目標給液量Qに達しているため、S22に進み、流量制御弁230を閉弁し、給液ポンプ200のポンプモータ200aへの通電を停止する。これにより、給液終了時の給液量が端数を含まない整数値となる。さらに、S23に進み、ノズルスイッチ150aがオフか否かをチェックしており、ノズルスイッチ150aがオフ(NOの場合)であるときは、待機状態となり、ノズルスイッチ150aがオン(YESの場合)であるときは、給液ノズル130がノズル掛け150に戻されたため、給液が終了したものと判断して今回の給液処理を終了する。
ここで、上記S18の低流量判定処理の詳細について説明する。図5のS31で、目標給液量Qがゼロ(未設定:満タン給液モード)か否かをチェックする。S31において、目標給液量Qがゼロでない場合(NOの場合)は、目標給液量が設定済みであると判定して低流量判定処理を終了する。
また、上記S31において、目標給液量Qがゼロの場合(YESの場合)は、目標給液量Qが未設定であるので、S32に進み、流量計190のパルス発信器190aから出力された流量パルスの周期又は単位時間当たりのパルス数から流速を算出する。
続いて、S33では、算出された流速が予め設定された下限判定値以上で、且つ予め設定された上限判定値以下であるか否かをチェックする(第1の低流量判定手段)。このS33において、現在の流速が下限判定値以上で上限判定値以下の低流量範囲(ゼロを含まない)に入っていない場合(NOの場合)は、給液ノズル130の弁開度が全開状態であり、まだ給液ノズル130で併せ込み操作が行なわれていないので、S34に進み、低流量判定時間Tをゼロにセットする。
また、上記S33において、現在の流速が下限判定値以上で上限判定値以下の低流量範囲(ゼロを含まない)に入っている場合(YESの場合)は、給液ノズル130で併せ込み操作が行なわれているものと判断して、S35に進み、低流量判定時間Tに1を加算する。
続いて、S36では、低流量判定時間Tが判定時間tに達したか否かをチェックする(第2の低流量判定手段)。S36において、T<tのときは(NOの場合)、低流量判定時間Tが判定時間tに達していないので、今回の低流量判定処理を終了する。例えば、S35の処理回数が1回の場合には、低流量判定時間T=1に対してt=5とすると、(T<t)であるので、今回の低流量判定処理を終了する。尚、このS36の処理は、低流量範囲内(ゼロを含まない)の給液が所定時間継続しているかを判定する処理に相当しており、併せ込み操作の有無を正確に判定することができる。上記低流量範囲がゼロを含まないのは、例えば、給液ノズル130をノズル掛け150から外した後、すぐに給液操作を行なわない場合を併せ込み操作であると誤判定しないようにするためである。



また、上記S36において、T≧tのときは(YESの場合)、低流量判定時間Tが判定時間t以上に達しているので、給液ノズル130で併せ込み操作が行なわれているものと判定して、S37に進む。例えば、t=5が設定されている場合にS35の処理を5回繰り返してT=5の場合には、t=5に対してT=5(T≧t)であるので、S37に進む。
S37では、小数点以下を切り捨てされた現在の給液量に1.00を加算した値を目標給液量に設定する。これにより、目標給液量Qは、前述したS19で給液量と対比される規準値となる数値であり、現在の給液量の数値から次の整数となる数値が設定される。例えば、現在の給液量が29.3リットルであれば、29.0に1.0を加算した30.0が目標給液量Qとして設定される。これにより、S19における目標給液量Qは、常に整数の数値が設定されている。
次のS38では、流量制御弁230の弁開度を小流量に絞り、給液ノズル130から吐出される流量を減少させる。これで、低流量判定処理は終了して前述したS19の処理に戻る。
この低流量判定処理により、目標給液量が、S37で小数点以下を切り捨てされた現在の給液量に1.00を加算した値が目標給液量Qに設定されるため、低流量による併せ込み操作が行なわれた場合は、常に端数のない整数値で給液が停止するようにプリセット制御を行なうことができる。よって、給液ノズル130を操作する操作者が給液口160bを見ないで給液ノズル130を操作している場合でも給液口160bから油液が溢れることを防止することができる。
次に変形例について説明する。図6は低流量判定処理の変形例1を示すフローチャートである。図6において、前述した図5の処理と同じ処理は、同一符号を付してその説明を省略する。
図6のS37aでは、目標金額の端数がゼロとなるように演算する。この変形例1では、上記S19において、給液金額が目標金額に達したか否かをチェックすることになる。
S37aでは、まず、給液量と単価を乗じて現在の給液金額を算出する。次に、現在の給液金額を100で割り、仮金額とする。このとき、小数点以下の数値は、切り捨てられる。次に現在の給液金額の端数がゼロになるように仮金額に100を乗じ、さらに100を加算して、端数がゼロになった目標金額を得る。
次に目標金額を単価で割って目標給液量を求める。これにより、変形例1では、S19においては、給液金額の端数がゼロとなる目標給液量を用いてプリセット制御を行なうことができ、給液金額の端数をゼロとした給液が可能になる。
図7は低流量判定処理の変形例2を示すフローチャートである。図7において、前述した図5の処理と同じ処理は、同一符号を付してその説明を省略する。
図7のS37b〜S37dでは、図3に破線で示す選択スイッチ(併せ込みモード指定手段)300の金額選択ボタン310または給液量選択ボタン320の何れか一方がオンに操作された場合、給液金額を目標量とするプリセット制御、あるいは給液量を目標量とするプリセット制御を選択的に行なうようにプリセット制御モードを指定することができる。
S37bにおいて、選択スイッチ300の給液量選択ボタン320がオンに操作された場合は、S37cに進み、前述したS37と同様に、小数点以下を切り捨てされた現在の給液量に1.00を加算した値を目標給液量に設定する。
また、S37bにおいて、金額選択ボタン310がオンに操作された場合は、S37dに進み、前述したS37aと同様に、目標金額の端数がゼロとなるように演算する。
このように、変形例2では、金額選択ボタン310または給液量選択ボタン320を操作することにより給液金額を目標量とするプリセット制御、あるいは給液量を目標量とするプリセット制御を指定することができるので、操作者の好みに応じたプリセット制御を行なえる。
図8は低流量判定処理の変形例3を示すフローチャートである。図8において、前述した図5の処理と同じ処理は、同一符号を付してその説明を省略する。
図8のS31aでは、目標量がゼロ(未設定)で、且つ給液量が予め設定された判定開始量以上の場合(YESの場合)にS32に進み、前述したS32以降の処理を実行する。また、S31aにおいて、目標量がゼロ(未設定)でないか、または給液量が予め設定された判定開始量未満の場合(NOの場合、即ち、前記給液ノズルのノズルレバーを開弁操作して給液が開始されてからの給液量が判定開始量未満の場合)には、低流量判定処理を行なわずにS19に戻る。
また、S31aにおいて、目標量がゼロ(未設定)であるか、または給液量が予め設定された判定開始量以上の場合(YESの場合、即ち、前記給液ノズルのノズルレバーを開弁操作して給液が開始されてからの給液量が判定開始量以上の場合)には、前述したS32以降の処理を実行する。
これにより、給液開始から給液量が所定量(判定開始量)に達するまでは、低流量判定処理を行なわないため、給液開始直後のレバー操作や自動閉弁機構の誤動作等により流量が安定していない状況を除外することができる。そのため、給液ノズル130の操作に慣れていない運転者が操作する場合でも確実に併せ込み操作時の低流量判定処理を確実に行なうことが可能になる。
なお、本実施の形態においては、前記給液ノズルのノズルレバーを開弁操作して給液が開始されてからの給液量が判定開始量未満の場合は低流量判定処理を行うようにしているが、これに代えて、前記給液ノズルのノズルレバーを開弁操作して給液が開始されてからの経過時間が所定の経過時間以上となった場合に低流量判定処理を行うようにしても良い。
上記実施例では、給油所に設置された燃料供給装置を例に挙げて説明したが、これに限らず、給油所以外の施設に設置された燃料供給装置にも本発明を適用することができるのは勿論である。
また、上記実施例では、ガソリンや軽油などの油液を給液する燃料供給装置について説明したが、油液以外の液体燃料を供給する場合にも本発明を適用することができるのは勿論である。
給液ノズルの縦断面図である。 給液ノズルの横断面図である。 本発明による燃料供給装置の一実施例を示す構成図である。 制御装置250が実行する制御処理を説明するためのメインフローチャートである。 S18の低流量判定処理のサブルーチンを説明するためのフローチャートである。 低流量判定処理の変形例1を示すフローチャートである。 低流量判定処理の変形例2を示すフローチャートである。 低流量判定処理の変形例3を示すフローチャートである。
符号の説明
100 燃料供給装置
130 給液ノズル
150 ノズル掛け
150a ノズルスイッチ
160 車両
160a 燃料タンク
160b 給液口
170 給液管路
180 地下タンク
190 流量計
200 給液ポンプ
230 流量制御弁
250 制御装置(制御手段)
252 メモリ
270 流量表示器
300 選択スイッチ
310 金額選択ボタン
320 給液量選択ボタン

Claims (4)

  1. ノズルレバーの操作により開弁または閉弁動作する弁体の弁開度に応じた流量の燃料を吐出し、該燃料の流速によって発生する負圧により空気を導入する空気導入口が液面に閉塞されることで該弁体の弁部の係止を解除して該弁部を閉弁動作させる自動閉弁機構を有する給液ノズルと、
    該給液ノズルに燃料を供給する燃料供給手段と、
    該燃料供給手段から供給される燃料の流量を計測する流量計と、
    を有する燃料供給装置において、
    前記流量計により計測されている流量がゼロを超え、かつ、所定低流量以下であるか否かを判定する第1の低流量判定手段と、
    前記第1の低流量判定手段により、流量がゼロを超え、かつ、所定低流量以下の給液がなされていると判定されている時間が、所定時間継続しているか否かを判定する第2の低流量判定手段と、
    第2の低流量判定手段により前記所定時間継続したと判定された場合に、それ以降の整数となる数値を目標流量として設定する目標流量設定手段と、
    該目標流量設定手段により設定された目標流量が供給されたとき前記燃料供給手段を停止させるプリセット制御手段と、
    を備えたことを特徴とする燃料供給装置。
  2. ノズルレバーの操作により開弁または閉弁動作する弁体の弁開度に応じた流量の燃料を吐出し、該燃料の流速によって発生する負圧により空気を導入する空気導入口が液面に閉塞されることで該弁体の弁部の係止を解除して該弁部を閉弁動作させる自動閉弁機構を有する給液ノズルと、
    該給液ノズルに燃料を供給する燃料供給手段と、
    該燃料供給手段から供給される燃料の流量を計測する流量計と、
    を有する燃料供給装置において、
    前記流量計により計測されている流量がゼロを超え、かつ、所定低流量以下であるか否かを判定する第1の低流量判定手段と、
    前記第1の低流量判定手段により、流量がゼロを超え、かつ、所定低流量以下の給液がなされていると判定されている時間が、所定時間継続しているか否かを判定する第2の低流量判定手段と、
    第2の低流量判定手段により前記所定時間継続していると判定された場合に、それ以降の給液量と単価から求まる金額の端数がゼロとなる数値を目標金額として設定する目標金額設定手段と、
    該目標金額設定手段により設定された目標金額に相当する流量が供給されたとき前記燃料供給手段を停止させるプリセット制御手段と、
    を備えたことを特徴とする燃料供給装置。
  3. ノズルレバーの操作により開弁または閉弁動作する弁体の弁開度に応じた流量の燃料を吐出し、該燃料の流速によって発生する負圧により空気を導入する空気導入口が液面に閉塞されることで該弁体の弁部の係止を解除して該弁部を閉弁動作させる自動閉弁機構を有する給液ノズルと、
    該給液ノズルに燃料を供給する燃料供給手段と、
    該燃料供給手段から供給される燃料の流量を計測する流量計と、
    を有する燃料供給装置において、
    前記流量計により計測されている流量がゼロを超え、かつ、所定低流量以下であるか否かを判定する第1の低流量判定手段と、
    前記第1の低流量判定手段により、流量がゼロを超え、かつ、所定低流量以下の給液がなされていると判定されている時間が、所定時間継続しているか否かを判定する第2の低流量判定手段と、
    第2の低流量判定手段により前記所定時間継続していると判定された場合に、それ以降の整数となる数値を目標流量として設定する目標流量設定手段と、
    前記第2の低流量判定手段により前記所定時間継続していると判定された場合に、それ以降の給液量と単価から求まる金額の端数がゼロとなる数値を目標金額として設定する目標金額設定手段と、
    前記目標流量設定手段により設定された目標流量、または前記目標金額設定手段により設定された目標金額に相当する流量が供給されたとき前記燃料供給手段を停止させるプリセット制御手段と、
    前記目標流量設定手段または前記目標金額設定手段の何れかを指定する併せ込みモード指定手段と
    を備えたことを特徴とする燃料供給装置。
  4. 前記第2の低流量判定手段は、前記給液ノズルのノズルレバーを開弁操作して給液が開始されてから所定時間経過した後或いは所定の給液量に達した後に、前記第1の低流量判定手段により、流量がゼロを超え、かつ、所定低流量以下の給液がなされていると判定されている時間が、所定時間継続しているか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の燃料供給装置。
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