JPH0551092A - 給油装置の満たん給油制御装置 - Google Patents

給油装置の満たん給油制御装置

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JPH0551092A
JPH0551092A JP21097291A JP21097291A JPH0551092A JP H0551092 A JPH0551092 A JP H0551092A JP 21097291 A JP21097291 A JP 21097291A JP 21097291 A JP21097291 A JP 21097291A JP H0551092 A JPH0551092 A JP H0551092A
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refueling
liquid level
oil
flow rate
time
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JP21097291A
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Masaji Hashimoto
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Tominaga Manufacturing Co
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Tominaga Manufacturing Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車などの給油タンク内を手間を要するこ
となしに実質的にほぼ満たんにする。 【構成】 燃料油が圧送される給油ノズル10と、この
給油ノズル10に設けられ、負圧の上昇によって液面検
出信号s3を出力する液面検出手段34とを有し、液面
検出手段34からの前記液面検出信号s3に応答して少
なくとも液面検出手段34の液検出位置37に液面が達
するまで流速調整による給油動作を繰返し、前記液検出
位置37に液面が達するまで給油した後、予め定める量
αを追加給油する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば給油所などに
設けられる給油装置に関し、もっと詳しくは負圧の上昇
によって液面を検出する液面検出手段を備えた給油装置
の満たん給油制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】給油所に給油を受けにきた自動車などに
給油する場合、顧客から予め指定された一定の給油量を
給油する場合と、その自動車の燃料タンクが燃料油で満
たされるまで給油する満たん給油を行う場合とがあり、
この満たん給油を行う場合には、前記燃料タンクの給油
口を作業者が目視しながら給油ノズルの操作レバーを操
作して、燃料油の液面が給油口付近に達したことを確認
して、給油動作を停止する。
【0003】このような先行技術では、燃料タンク内の
燃料油の液面が給油口付近に達したとき、給油ノズルに
内蔵される液面検出手段が前記液面よりも先に上昇して
きた燃料油の泡を検出することによって、いわば自動的
に給油動作が停止されるけれども、その泡が消えると、
液面は給油口よりも下方に存在し、したがって前記給油
動作が停止した後にさらに追加給油することが可能であ
り、実質上満たんに達していない。そのため、前述した
ように作業者が目で見ながら少しずつ追加給油を行わな
くてはならず、時間および手間を要してしまう。
【0004】この問題を解決する他の先行技術は、たと
えば特公平3−35198に示されている。この先行技
術を、液面検出手段からの出力に応答して制御される送
油用ポンプの動作に基づいて説明する。図7を参照し
て、時刻t1でポンプが駆動を開始して、時刻t2で液
面よりも上方にある泡を検出したとき、ポンプは停止さ
れる。その後、前記泡が静まるのを待っている時間T1
が経過した時刻t3で再びポンプを駆動して、小流量で
給油し、給油動作を終了してもよいか否かを判定するた
めの比較時間T2が経過した時刻t4から通常の標準流
量で追加給油を行い、再び液面検出手段が燃料油の泡ま
たは飛沫を検出した時刻t5でポンプを停止し、時間T
1だけ泡または飛沫が静まるのを待って、時刻t6から
小流量で給油を行った後、時間T2内で液面検出手段が
泡または飛沫を検出しなければ時刻t7で再び標準流量
でポンプを駆動する。さらに時刻t8で液面検出手段が
泡または飛沫を検知してポンプが停止し、時間T1が経
過した後、時刻t9から前記比較時間T2が経過する前
の時刻t10で泡または飛沫を検出したとき、満たんで
あるものと判断して、給油動作を終了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような図7に示さ
れる先行技術では、小流量給油中に燃料油の液面または
その泡あるいは飛沫が液面検出手段の液検出位置に達し
たとき、予め定める比較時間T2以内であれば満たんに
達したものと判断するように構成されているので、前記
満たんであると判断した時刻t10では、液面が給油タ
ンクの給油口よりも給油ノズルの吐出管の挿入する深さ
に対応する深さだけ下方にあり、したがって前記液面が
給油口直近に達するまでさらに追加給油を行うことがで
き、換言すれば実質的に満たんにはなっていない。
【0006】したがって本発明の目的は、給油作業に手
間を要することなくかつ迅速に、実質的に燃料タンクを
満たんにすることができるようにした給油装置の満たん
給油制御装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポンプから流
量計を介して圧送される燃料油が導かれる給油ノズル
と、流量計が計量した油量に相当する数の流量パルス信
号を出力する流量パルス発信器と、前記給油ノズルに設
けられ、泡あるいは液面の上昇を検出して液面検出信号
を発生させる液面検出手段と、液面検出信号の発生に応
答して一旦流量を制限し、その後、この制限を解除する
動作を繰返すとともに、前記液面検出信号の発生から予
め定めた時間の経過あるいは予め定めた数の流量パルス
の発生を待たずに再度液面検出信号が発生されると一旦
給油を停止し、その後、別途予め定める量を追加給油し
て給油を終了する制御手段とを含むことを特徴とする給
油装置の満たん給油制御装置である。
【0008】また本発明は、前記追加給油の行われる予
め定める量は、端数を生じない値に選ばれることを特徴
とする。
【0009】
【作用】本発明に従えば、液面検出手段からの液面検出
信号に応答して一旦流量を制限し、その後、この制限を
解除する動作を繰返し、前記液面検出信号の発生から予
め定めた時間が経過したとき、あるいは予め定めた数の
流量パルスの発生を待たずに再度、液面検出信号が発生
されたときには、一旦給油を停止した後、別途予め定め
る量が追加給油される。このような追加給油によって、
満たんに給油されるべきタンク内の未給油空間を可及的
に少なくして、実質的に満たんとなるように給油するこ
とが可能となる。
【0010】また本発明に従えば、前記追加給油時の予
め定める量は、端数を生じない値に選ばれる。たとえば
金額的に端数を生じない値であれば、10円単位に選ば
れ、1円単位の端数を生じないように給油することがで
きる。また前記予め定める量を給油量によって設定する
場合には、たとえば0.1リットル単位に選ぶことによ
って、0.01リットル単位以下の端数を生じないよう
に給油することができる。このようにして追加給油時の
予め定める量を端数を生じない値に選ぶことによって、
料金の計算などを簡略化して、精算時の手間を削減する
ことが可能となる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の簡略化した断面
図である。給油所などに備えられる給油装置1は、ハウ
ジング2内にポンプ3を備え、このポンプ3は、ポンプ
モータ4によって駆動され、地下に設けられる図示しな
い貯留タンクに導かれた送油管5を介して汲上げたガソ
リンまたは軽油などの燃料油を、流量計6、送油管7お
よび給油ホース9を介して、給油ノズル10へ圧送す
る。
【0012】前記流量計6によって計測された流量は、
流量パルス発信器11からのたとえば1/100リット
ル毎の流量パルス信号s1のパルス数によって電気的に
検出され、この流量パルス信号s1は本発明に従う満た
ん給油制御装置12に入力される。このような流量パル
ス信号s1に基づいて、給油装置1のハウジング2に備
えられる表示器15に給油量が表示される。
【0013】この満たん給油制御装置12にはまた、前
記給油ノズル10が掛止められるノズルケース13に設
けられるノズル検知スイッチ14からのノズル検知信号
s2が入力される。このノズル検知スイッチ14は、前
記給油ノズル10がノズルケース13に掛止められた状
態ではローレベルであり、外されているときにはハイレ
ベルのノズル検知信号s2を出力する。
【0014】図2は、給油ノズル10の具体的構成を示
す断面図である。前記給油ノズル10の内部流路16に
は、主弁17および副弁18が設けられる。これらの主
弁17および副弁18は、円錐台状圧縮コイルばね19
によって常に閉止される方向、すなわち図2の左方へば
ね付勢される。長手棒状の弁軸20は、手動操作レバー
21が支軸22を中心にして図2において反時計方向に
角変位されると、前記圧縮コイルばね19のばね力に抗
して開弁方向、すなわち図2の右方へ摺動変位され、前
記副弁18および主弁17がこの順序で図2の右方へ変
位して開弁し、前記内部流路16が内部流路23と連通
する。
【0015】前記弁軸20には、主弁17および副弁1
8と同軸に逆止弁25が設けられ、圧縮コイルばね26
によって前記内部流路23を閉弁する方向、すなわち図
2の右方へばね付勢される。前記主弁17または副弁1
8が開かれると、逆止弁25は上流側にある内部流路1
6から流入する燃料油の圧力によって前記弁軸20の軸
線方向に沿って図2の左方へ摺動変位する。そのため、
圧縮コイルばね26のばね力は逆止弁25が前記燃料油
の圧力によって開く程度に弱く設定されている。
【0016】逆止弁25が開かれたときに生じる狭搾部
38に燃料油が流れると、ベンチュリ効果によって導気
路27内が負圧になる。この導気路27は、ダイアフラ
ム29によって大気圧室30と負圧室31とに仕切られ
た前記負圧室31に連通し、前記ダイアフラム29は圧
縮コイルばね32によって図2における上方へばね付勢
されている。このダイアフラム29の大気圧室30側に
臨む表面には遮光片33が固着され、この遮光片33の
両側には、相互に対向して発光ダイオード34aとフォ
トトランジスタ34bとからなるフォトインタラプタ3
4が設けられている。
【0017】負圧室31の負圧の絶対値が小さいと、圧
縮コイルばね32のばね力によって前記ダイアフラム2
9が図2に示されるように上昇しており、前記発光ダイ
オード34aとフォトトランジスタ34bとの間に遮光
片33が介在された状態になっている。したがって発光
ダイオード34aからの光が遮光片33に遮られてフォ
トトランジスタ34bはその光を受光しない。しかし負
圧室31の負圧の絶対値が大きくなると、ダイアフラム
29が前記圧縮コイルばね32のばね力に抗して図2に
おける下方へ変位し、これによって発光ダイオード34
aとフォトトランジスタ34bとの間に介在されていた
遮光片33が両者間から離脱して、発光ダイオード34
aからの光がフォトトランジスタ34bによって受光さ
れ、液面検出信号s3(図1参照)が出力される。前記
フォトインタラプタ34には信号線39が接続されてお
り、この信号線39を介してフォトインタラプタ34か
らの液面検出信号s3は前記満たん給油制御装置12に
導かれる。
【0018】給油ノズル10の吐出管35内には、導気
管36が設けられ、この導気管36の一端部は前記吐出
管35の先端部付近で開口部37を介して大気に開放
し、また導気管36の他端部は前記負圧室31に連通し
ている。
【0019】図3は、満たん給油制御装置12の電気的
構成を示すブロック図である。前記満たん給油制御装置
12は、追加給油量を設定するためのセットキー41a
〜41eを有する追加給油量設定手段42と、この追加
給油量設定手段42からの追加給油信号s4を入力して
前記ポンプモータ4を制御する制御手段43とを含む。
前記追加給油量設定手段42のセットキー41aは、前
記表示器15に表示される給油量がたとえば0.1リッ
トル単位の丁度値となるように設定するときに押圧操作
され、またセットキー41b〜41eは、追加給油量を
それぞれ50、100、150および200ccに設定
するときに押圧操作される。なお、セットキー41a〜
41eをいずれも押圧操作しないときには、自動的に2
0ccの追加給油量に設定される。
【0020】これらのセットキー41b〜41eを選択
するにあたっては、給油作業者の給油されるべき自動車
などの車種に応じた判断にしたがって押圧操作される。
すなわち、軽自動車であれば追加給油量は50cc程度
であると判断してセットキー41bを押圧操作し、また
普通自動車であれば追加給油量が100ccであると判
断してセットキー41cを押圧操作し、大形乗用車であ
れば追加給油量が150ccであると判断してセットキ
ー41dを押圧操作し、さらにトラックなどであれば追
加給油量が200ccであると判断してセットキー41
eを押圧操作する。このような追加給油量設定手段42
からの各セットキー41a〜41eに対応する追加給油
信号s4は、前記制御手段43に入力される。
【0021】この制御手段43は、前記流量パルス発信
器11から出力される流量パルス信号s1を計数し、そ
の計数値信号s5を表示器15に出力して給油量を表示
させ、ノズル検知スイッチ14のノズル検知信号s2が
ローレベルからハイレベルに変化するとリセットされる
計数回路44と、クロック信号s6を出力し続けるクロ
ック信号発振回路45と、給油したときに生じる燃料油
の泡が静まるのを待っている時間T1が設定され、この
待機時間T1に対応する待機時間信号s7を出力する待
機時間設定回路46と、実質的に満たんになっているか
を判定するための比較時間T2が設定され、この比較時
間T2に対応する比較時間信号s8を出力する比較時間
設定回路47と、ノズル検知信号s2がローレベルから
ハイレベルに変化することによってリセットされ、液面
検出信号s3が入力されるとクロック信号s6によって
前記待機時間T1の計時動作を開始し、この待機期間T
1が経過したとき小流量給油信号s9を出力し、また比
較時間T2が経過したときに標準流量給油信号s10を
出力し、さらに前記比較時間T2内に液面検出信号s3
が入力されたときに給油停止信号s11を出力する送油
制御回路48と、送油制御回路48からの信号s9,s
10,s11に応答して前記ポンプモータ4を駆動制御
するためのポンプモータ制御信号s12を出力するモー
タ制御回路49とを含む。前記待機時間T1は、たとえ
ば2秒に選ばれ、前記比較時間T2は、たとえば1秒に
選ばれる。
【0022】図4は、ポンプ3の制御動作を説明するた
めのタイミングチャートである。給油を開始するにあた
って、まず給油ノズル10をノズルケース13から外す
と、ノズル検知スイッチ14のノズル検知信号s2がロ
ーレベルからハイレベルに変化し、この変化によって計
数回路44は前回給油時の計数値がリセットされ、これ
によって表示器15は帰零する。このノズル検知信号s
2の変化によって、送油制御回路48は標準流量給油信
号s10を出力し、この信号s10に応答してモータ制
御回路49がポンプモータ制御信号s12を出力し、こ
れによつて時刻t1でポンプモータ4が電力付勢されて
ポンプ3が駆動を開始する。この状態で、作業者が、図
5に示されるように自動車の給油口50へ給油ノズル1
0の吐出管35を挿入し、手動操作レバー21を引いて
標準流量で給油が開始される。
【0023】こうしてポンプ3によって汲上げられた燃
料油は、流量計6によって計量され、その計量値に対応
する数の流量パルス信号s1が流量パルス発信器11か
ら出力され、これを計数回路44が計数して計数値信号
s5を出力し、表示器15へ給油量として表示させる。
時間経過とともに、燃料タンク内の油量が増加してい
き、燃料タンクに連なる給油管51内に燃料油が上昇し
てくると、図5のラインL1で示されるように、油面あ
るいは泡が吐出管35の開口部37を閉塞し、それまで
吸引されていた空気が遮断される。そのため、負圧室3
1における負圧の絶対値が上昇し、これによってダイア
フラム29が遮光片33とともに圧縮コイルばね32の
ばね力に抗して負圧室31側へ変位し、フォトインタラ
プタ34から液面検出信号s3が出力される。この信号
s3が入力された送油制御回路48は、クロック信号発
振回路45からのクロック信号s6の計時動作を開始
し、待機時間設定回路46に設定されている待機時間T
1(2秒)が経過するまで給油停止信号s11を出力す
る。モータ制御回路49は、前記給油停止信号s11が
入力されると、ポンプモータ4へポンプモータ制御信号
s12を出力して停止させ、ポンプ3の駆動が停止され
る(時刻t2)。この後、時刻t3で待機時間T1が経
過すると、送油制御回路48は比較時間設定回路47か
らの比較時間信号s8に応答して、クロック信号s7の
計時動作を開始し、同時に小流量給油信号s9をモータ
制御回路49へ出力して、ポンプモータ4を低速駆動さ
せ、これによってポンプ3が小流量に対応する速度で駆
動され、比較時間T2(1秒)が経過するまで小流量給
油を続けさせる。
【0024】前記比較時間T2が経過すると、時刻t4
で送油制御回路48は再び標準流量給油信号s10を出
力し、ポンプモータ4を標準流量に対応する回転数で駆
動させ、ポンプ3は標準流量で汲上げ動作を開始する。
【0025】このようにして再び標準流量で給油を行っ
ている途中で、給油管51内の泡が上昇してきて開口部
37を塞ぐと、再び負圧室31内の負圧の絶対値が上昇
してダイアフラム29が負圧室31側へ変位し、フォト
インタラプタ34は液面検出信号s3を出力し、この信
号s3が入力された送油制御回路48は時刻t5で給油
停止信号s11を出力して給油を停止させ、前述と同様
にして待機時間T1を計時した後、時刻t6から比較時
間T2が経過するまで小流量給油を行い、時刻t7で再
び標準流量給油に切換える。
【0026】その後、時刻t8で、再び開口部37が油
面あるいは泡によって塞がれると、フォトインタラプタ
34は液面検出信号s3を出力し、この液面検出信号s
3が入力された送油制御回路48は給油停止信号s11
を出力してポンプモータ4を停止させ、したがってポン
プ3が停止される。こうして待機時間T1が経過するま
で給油動作が停止され、時刻t9で小流量給油が開始さ
れる。このとき、比較時間T2内に前記開口部37が油
またはその泡によって塞がれて、フォトインタラプタ3
4からの液面検出信号s3が出力されると、送油制御回
路48は、時刻t9で給油停止信号s11を出力してポ
ンプ3の小流量給油動作を停止させた後、予め定める待
機時間T1だけクロック信号s6によって計時した後、
追加給油量設定手段42からの追加給油信号s4に対応
する量が給油される間だけポンプモータ4を低速で駆動
して、ポンプ3を小流量で駆動させる。
【0027】すなわち、追加給油量設定手段42のたと
えばセットキー41cが押圧操作されている場合には、
計数回路44からの信号s5が100cc増加したとき
に送油制御回路48は給油停止信号s10を出力し、ポ
ンプ3を停止させる。したがって時刻t11から時刻t
12までの間に、予め設定されたセットキー41cに対
応する給油量(100cc)が追加給油され、給油管5
1内には参照符L2で示される位置まで油面が上昇す
る。この状態で、給油管51の給油口50から給油ノズ
ル10の吐出管35を引抜くことによって、吐出管35
内に溜まっていた燃料油が給油管51内に流れ落ち、液
面は参照符L3で示される位置、すなわち給油口50直
近まで上昇し、実質的にほぼ満たん状態となる。このよ
うにして給油管51内の液面は、前記時刻t10におい
て満たん直近であると判断された後、追加給油量αに対
応する高さH1だけ上昇してその油面が参照符L2で示
される位置となり、この状態で、吐出管35を抜取る
と、その吐出管35内の燃料油が流れ落ちて前記液面L
2が高さH2だけ上昇して参照符L3で示される位置と
なる。このような高さH2に対応する吐出管35内の容
量を、給油作業者が経験的に予め把握しておくことによ
って、前記セットキー41a〜41eを車種に応じて選
択的に押圧操作し、自動的にほぼ満たん状態とすること
ができる。
【0028】またセットキー41aを押圧操作したとき
には、表示器15に表示される給油量が、0.1リット
ル単位で停止するように送油制御回路48は給油停止信
号s11を出力し、これによって0.1リットル単位以
下の給油量の端数が生じないように給油することができ
る。
【0029】図6は、本発明の他の実施例の給油動作を
説明するためのタイミングチャートである。本実施例で
は、開口部37が油あるいはその泡によって塞がれ、フ
ォトインタラプタ34からの液面検出信号s3が送油制
御回路48に入力されたとき、送油制御回路48は給油
停止信号s11を出力せずに、小流量給油信号s9を出
力し、ポンプモータ4を小流量給油で駆動させる。この
ような小流量給油動作を少なくとも前記待機時間T1だ
け続けた後、さらに比較時間T2の間小流量給油動作を
続けるが、比較時間T2の間にフォトインタラプタ34
から液面検出信号s3が時刻t10に出力されると、こ
のとき初めて送油制御回路48は給油停止信号s11を
出力し、ポンプモータ4を前記待機時間T1だけ停止さ
せて時刻t11でポンプモータ制御信号s12を出力
し、時刻t12まで小流量給油を行った後、再び給油停
止信号s11を出力して給油動作を停止する。このとき
の時刻t11から時刻t12の間に給油される追加給油
量αもまた、前述したように複数のセットキー41a〜
41eの押圧操作時、あるいは未操作時の各設定値に対
応している。
【0030】また前述の実施例では、セットキー41a
を押圧操作したときの丁度値として、給油量を0.1リ
ットル単位で給油されるようにしたけれども、このよう
な給油量丁度値に代えて、たとえば金額がたとえば10
円単位となるように給油量を設定するようにしてもよ
い。また前記追加給油量設定手段42のセットキー41
a〜41eの押圧操作は、給油ノズル10をノズルケー
ス13から外す前に行うようにしてもよく、あるいは外
した後に行うようにしてもよい。
【0031】さらに前述の実施例では、送油制御回路4
8からの出力に基づいてポンプモータ4を制御するよう
にしたけれども、本発明の他の実施例として、ポンプ3
を一定の出力で駆動したままで、図1および図3におい
て仮想線で示される開閉弁55と、これを迂回するバイ
パス管路56とを設け、送油制御回路48からの出力に
応答して開閉弁55を開閉制御し、開閉弁55が閉止さ
れたときにはバイパス管路56を介してのみ燃料油を送
る小流量給油を行うようにしてもよい。
【0032】さらに、図6および図7における比較時間
T2を流量パルス信号s1の数(たとえば5パルス)、
また図6における待機時間T1も流量パルス信号s1の
数(たとえば10パルス)に置き換えることも可能であ
る。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、液面検出手段からの液
面検出信号に応答して一旦流量を制限し、その後、この
制限を解除する動作を繰返し、前記液面検出信号の発生
から予め定めた時間が経過したとき、あるいは予め定め
た数の流量パルスの発生を待たずに再度、液面検出信号
が発生されたときには、一旦給油を停止した後、別途予
め定める量が追加給油されるので、実質的に燃料タンク
内をほぼ満たん状態となるように自動的に給油すること
ができる。
【0034】また本発明によれば、前記追加給油時の予
め定める量を端数を生じない値に選ぶようにしたので、
たとえば金銭あるいは給油量などで端数が生じないの
で、料金の支払いあるいは釣り銭の返却などに手間を要
せず、精算時に手間および時間を要しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体の構成を示す系統図で
ある。
【図2】給油ノズル10の具体的構成を示す断面図であ
る。
【図3】満たん給油制御装置12の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図4】満たん給油制御装置12によるポンプモータ4
の制御動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図5】満たん給油制御装置12による給油制御動作に
対応する給油状態を示す給油管51付近の図である。
【図6】本発明の他の実施例の給油制御動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図7】典型的な先行技術の給油制御動作を示すタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
1 給油装置 3 ポンプ 4 ポンプモータ 6 流量計 10 給油ノズル 11 流量パルス発信器 12 満たん給油制御装置 14 ノズル検知スイッチ 34 フォトインタラプタ 41a〜41e セットキー 42 追加給油量設定手段 43 制御手段 44 計数回路 46 待機時間設定回路 47 比較時間設定回路 48 送油制御回路 49 モータ制御回路 s1 流量パルス信号 s2 ノズル検知信号 s3 液面検出信号 s4 追加給油信号 s5 計数値信号 s6 クロック信号 s7 待機時間信号 s8 比較時間信号 s9 小流量給油信号 s10 標準流量給油信号 s11 給油停止信号 s12 ポンプモータ制御信号 T1 待機時間 T2 比較時間 α 追加給油量

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプから流量計を介して圧送される燃
    料油が導かれる給油ノズルと、 流量計が計量した油量に相当する数の流量パルス信号を
    出力する流量パルス発信器と、 前記給油ノズルに設けられ、泡あるいは液面の上昇を検
    出して液面検出信号を発生させる液面検出手段と、 液面検出信号の発生に応答して一旦流量を制限し、その
    後、この制限を解除する動作を繰返すとともに、前記液
    面検出信号の発生から予め定めた時間の経過あるいは予
    め定めた数の流量パルスの発生を待たずに再度液面検出
    信号が発生されると一旦給油を停止し、その後、別途予
    め定める量を追加給油して給油を終了する制御手段とを
    含むことを特徴とする給油装置の満たん給油制御装置。
  2. 【請求項2】 前記追加給油の行われる予め定める量
    は、端数を生じない値に選ばれることを特徴とする請求
    項1記載の給油装置の満たん給油制御装置。
JP21097291A 1991-08-22 1991-08-22 給油装置の満たん給油制御装置 Pending JPH0551092A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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