JP2574969B2 - 自動満たん給油装置 - Google Patents
自動満たん給油装置Info
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- JP2574969B2 JP2574969B2 JP4183471A JP18347192A JP2574969B2 JP 2574969 B2 JP2574969 B2 JP 2574969B2 JP 4183471 A JP4183471 A JP 4183471A JP 18347192 A JP18347192 A JP 18347192A JP 2574969 B2 JP2574969 B2 JP 2574969B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フルオート給油システ
ムと呼ばれる自動満たん給油装置に関する。
ムと呼ばれる自動満たん給油装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、典型的な先行技術を説明するた
めのタイミングチャートである。給油所の地下に埋設さ
れる貯留タンク内には、レギュラガソリン、ハイオクガ
ソリンおよび軽油などの燃料油が貯留され、これらの燃
料油はポンプによって汲上げられて給油ノズルに圧送さ
れる。給油ノズルは、給油作業者が把持する給油ノズル
本体と、本体から屈曲して延びる吐出管とを有し、吐出
管の先端部には前記燃料油の液または泡などを検出する
液検出手段が設けられている。満たん給油を行う際に
は、給油を受けにきた車両の燃料タンクの給油口に前記
給油ノズルの吐出管を挿入した状態で給油ノズル本体に
設けられる操作レバーを引くと、この本体に内蔵される
手動の流量制御弁が開かれて吐出管から燃料油が吐出さ
れて燃料タンク内への給油が行われる。
めのタイミングチャートである。給油所の地下に埋設さ
れる貯留タンク内には、レギュラガソリン、ハイオクガ
ソリンおよび軽油などの燃料油が貯留され、これらの燃
料油はポンプによって汲上げられて給油ノズルに圧送さ
れる。給油ノズルは、給油作業者が把持する給油ノズル
本体と、本体から屈曲して延びる吐出管とを有し、吐出
管の先端部には前記燃料油の液または泡などを検出する
液検出手段が設けられている。満たん給油を行う際に
は、給油を受けにきた車両の燃料タンクの給油口に前記
給油ノズルの吐出管を挿入した状態で給油ノズル本体に
設けられる操作レバーを引くと、この本体に内蔵される
手動の流量制御弁が開かれて吐出管から燃料油が吐出さ
れて燃料タンク内への給油が行われる。
【0003】すなわち、時刻t1で給油ノズルがノズル
ケースから外されると、ポンプが汲上げ動作を開始し、
給油ノズルの吐出管を給油を受けにきた車両の燃料タン
クの給油口へ挿入し、時刻t2で給油ノズルの操作レバ
ーを引くと、前記手動の流量制御弁が開放されて、前記
ポンプによって圧送されてきた燃料油が吐出管から吐出
される。このとき、ポンプと給油ノズルとを接続する送
油経路に介在される電磁弁は閉じられており、この電磁
弁に関して送油経路の上流側と下流側とに連通するバイ
パス管路によってたとえば10〜12リットル/分程度
の小流量に制限した状態で、時刻t3までの設定時間W
2の間に約0.3リットルを給油した後、前記電磁弁を
開いてたとえば40リットル/分程度の大流量に切換
え、吐出管の先端部付近に設けられる液検出手段によっ
て燃料油の液または泡が検出されるまで大流量で給油が
続けられる。時刻t4で、前記液検出手段が燃料油の液
または泡を検出すると、ポンプを停止するとともに電磁
弁を閉じて給油を一旦停止し、予め定める時間、たとえ
ばW1=5秒を経過した時刻t5から再び小流量で0.
3リットルを給油し、時刻t6で大流量に切換える。そ
の後、時刻t7で前記液検出手段が再び燃料油の液また
は泡を検出すると、時刻t8まで給油を停止した後、時
刻t9で大流量に切換え、時刻t10の検出で給油を停
止し時刻t11で再び小流量に切換える。この時刻t1
1から時間W2が経過する前に液検出手段が燃料油の液
または泡を検出すると、満たんになったものと判断して
時刻t12でポンプを停止して給油動作が終了する。
ケースから外されると、ポンプが汲上げ動作を開始し、
給油ノズルの吐出管を給油を受けにきた車両の燃料タン
クの給油口へ挿入し、時刻t2で給油ノズルの操作レバ
ーを引くと、前記手動の流量制御弁が開放されて、前記
ポンプによって圧送されてきた燃料油が吐出管から吐出
される。このとき、ポンプと給油ノズルとを接続する送
油経路に介在される電磁弁は閉じられており、この電磁
弁に関して送油経路の上流側と下流側とに連通するバイ
パス管路によってたとえば10〜12リットル/分程度
の小流量に制限した状態で、時刻t3までの設定時間W
2の間に約0.3リットルを給油した後、前記電磁弁を
開いてたとえば40リットル/分程度の大流量に切換
え、吐出管の先端部付近に設けられる液検出手段によっ
て燃料油の液または泡が検出されるまで大流量で給油が
続けられる。時刻t4で、前記液検出手段が燃料油の液
または泡を検出すると、ポンプを停止するとともに電磁
弁を閉じて給油を一旦停止し、予め定める時間、たとえ
ばW1=5秒を経過した時刻t5から再び小流量で0.
3リットルを給油し、時刻t6で大流量に切換える。そ
の後、時刻t7で前記液検出手段が再び燃料油の液また
は泡を検出すると、時刻t8まで給油を停止した後、時
刻t9で大流量に切換え、時刻t10の検出で給油を停
止し時刻t11で再び小流量に切換える。この時刻t1
1から時間W2が経過する前に液検出手段が燃料油の液
または泡を検出すると、満たんになったものと判断して
時刻t12でポンプを停止して給油動作が終了する。
【0004】このような先行技術では、液検出手段によ
って燃料油の液または泡が検出されるたびに給油動作を
一旦停止して小流量に切換えた後、大流量に戻すという
給油パターンが繰返されるので、給油の時間が比較的短
くてすむけれども、大流量の場合には燃料タンクの給油
管内での油面上昇速度が早く、満たん付近になると時刻
t4,t7,t10で検出するたびに、給油管内を勢い
良く上昇してきた泡が給油口から溢れてしまい、車体な
どを汚損し、溢れた燃料油が無駄になってしまうという
問題がある。
って燃料油の液または泡が検出されるたびに給油動作を
一旦停止して小流量に切換えた後、大流量に戻すという
給油パターンが繰返されるので、給油の時間が比較的短
くてすむけれども、大流量の場合には燃料タンクの給油
管内での油面上昇速度が早く、満たん付近になると時刻
t4,t7,t10で検出するたびに、給油管内を勢い
良く上昇してきた泡が給油口から溢れてしまい、車体な
どを汚損し、溢れた燃料油が無駄になってしまうという
問題がある。
【0005】上述の先行技術の問題を解決する他の先行
技術では、図5に示されるように、液検出手段によって
燃料油の液または泡が時刻t4で検出されると、時間W
1の間給油を停止して、時刻t5から小流量のままで給
油を行い、以降小流量のみによる給油と給油停止とが繰
返され、時刻t16で小流量で給油を開始した後、時間
W2が経過するまでの時刻t17で液検出手段が検出し
たとき、給油を終了する。
技術では、図5に示されるように、液検出手段によって
燃料油の液または泡が時刻t4で検出されると、時間W
1の間給油を停止して、時刻t5から小流量のままで給
油を行い、以降小流量のみによる給油と給油停止とが繰
返され、時刻t16で小流量で給油を開始した後、時間
W2が経過するまでの時刻t17で液検出手段が検出し
たとき、給油を終了する。
【0006】このような他の先行技術では、液検出手段
が燃料油の液または泡を検出するたびに小流量で給油が
行われるので、給油口から燃料油の泡が溢れてしまうお
それはないけれども、給油開始早々に油の跳ね返り等の
影響で液検知手段が作動してしまった場合には、給油時
間が長くなるという問題がある。
が燃料油の液または泡を検出するたびに小流量で給油が
行われるので、給油口から燃料油の泡が溢れてしまうお
それはないけれども、給油開始早々に油の跳ね返り等の
影響で液検知手段が作動してしまった場合には、給油時
間が長くなるという問題がある。
【0007】上記の各先行技術において、前者の満たん
近くになっても大流量で給油することによる燃料油の溢
れ、および後者の低流量給油による給油時間の長期化と
いう問題を解決するには、ポンプモータの回転数を周波
数変換法などの周知の速度制御法によって電気的に制御
して、満たん付近の液または泡の検出後に給油量を緩慢
に上昇させながら給油することが考えられるけれども、
上記の電気的制御を行うために別途インバータ等を組込
まなければならないため、コストが高くなってしまうと
いう問題がある。
近くになっても大流量で給油することによる燃料油の溢
れ、および後者の低流量給油による給油時間の長期化と
いう問題を解決するには、ポンプモータの回転数を周波
数変換法などの周知の速度制御法によって電気的に制御
して、満たん付近の液または泡の検出後に給油量を緩慢
に上昇させながら給油することが考えられるけれども、
上記の電気的制御を行うために別途インバータ等を組込
まなければならないため、コストが高くなってしまうと
いう問題がある。
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、安価なコストで、満たん付近で燃料油が給油口か
ら溢れることなしに給油時間を短縮して満たん給油を行
うことができるようにした自動満たん給油装置を提供す
ることである。
的は、安価なコストで、満たん付近で燃料油が給油口か
ら溢れることなしに給油時間を短縮して満たん給油を行
うことができるようにした自動満たん給油装置を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポンプによっ
て汲上げられた燃料油を給油ノズルに圧送し、この給油
ノズルの先端付近で燃料油の液または泡を検出する液検
出手段からの出力に応答して、前記給油ノズルから吐出
される燃料油の吐出量を一旦制限した後、小流量に切換
えて給油を継続させるため、大流量、小流量、停止の3
態様の流量制御手段を備えた自動満たん給油装置におい
て、前記流量制御手段は、最初の給油の開始から一定の
給油量以内に前記液検出手段が燃料油の液または泡を検
出したときには、予め定める第1時間W1だけ給油を停
止させ、その後の給油は、小流量で予め定める第2時間
W2だけ給油した後、大流量に切換える動作を繰返し、
前記一定の給油量または給油時間を超えた状態で前記液
検出手段が燃料油の液または泡を検出したときには、前
記予め定める第1時間W1だけ給油を停止させ、その後
の給油は小流量に切換える動作を繰返し、この状態で前
記第2時間W2未満で液検出手段が燃料油の液または泡
を検出したとき、前記ポンプを停止することを特徴とす
る自動満たん給油装置である。
て汲上げられた燃料油を給油ノズルに圧送し、この給油
ノズルの先端付近で燃料油の液または泡を検出する液検
出手段からの出力に応答して、前記給油ノズルから吐出
される燃料油の吐出量を一旦制限した後、小流量に切換
えて給油を継続させるため、大流量、小流量、停止の3
態様の流量制御手段を備えた自動満たん給油装置におい
て、前記流量制御手段は、最初の給油の開始から一定の
給油量以内に前記液検出手段が燃料油の液または泡を検
出したときには、予め定める第1時間W1だけ給油を停
止させ、その後の給油は、小流量で予め定める第2時間
W2だけ給油した後、大流量に切換える動作を繰返し、
前記一定の給油量または給油時間を超えた状態で前記液
検出手段が燃料油の液または泡を検出したときには、前
記予め定める第1時間W1だけ給油を停止させ、その後
の給油は小流量に切換える動作を繰返し、この状態で前
記第2時間W2未満で液検出手段が燃料油の液または泡
を検出したとき、前記ポンプを停止することを特徴とす
る自動満たん給油装置である。
【0009】
【作用】本発明に従えば、最初の給油の開始から一定の
給油量以内に液検出手段が燃料油の液または泡を検出し
たとき、予め定める第1時間W1だけ給油を停止させ、
その後は予め定める第2時間W2だけ小流量で給油して
大流量に切換え、前記一定の給油量を超えた状態で液検
出手段が燃料油の液または泡を検出したとき、予め定め
る第1時間W1だけ給油を停止させた後、小流量に切換
える動作を繰返して満たんまで給油を行うように前記ポ
ンプが流量制御手段によって制御される。このように液
検出手段が燃料油の液または泡を検出すると給油を第1
時間W1だけ停止させるので、車両の燃料タンクにつな
がる給油管内で発生した燃料油の泡を前記給油管の形状
にかかわらず、短時間で消滅させることができる。この
ように検出直後に給油量を完全に停止した後、その検出
した時点が最初の給油の開始から一定の給油量以内であ
れば、大流量で給油を行う。このようにして給油停止に
よる短時間の泡の消沈および大流量での給油によって前
記最初の給油の開始から一定の給油量に至るまでの給油
量を可及的に多くすることができる。また前記最初の給
油から一定の給油量を超えてからは、液検出手段によっ
て燃料油の液または泡を検出したときには一旦給油を停
止するけれども、その後の給油は小流量で行われ、この
ような停止および小流量給油が繰返されるので、車両の
給油口付近まで油面が上昇した状態であっても、燃料油
の液の飛沫が給油口から飛散したり、燃料油の泡が溢れ
出るという不具合を防ぐことができる。このようにして
流量を大流量、小流量、停止の3つの態様で切換える流
量制御手段において、一定の給油量に達した後は低流量
および停止の2つの態様だけによる給油に切換えるだけ
で、満たん近くに給油された状態であっても、燃料油の
液または泡が給油口から溢れることなしに、給油時間を
短縮して短時間で満たん給油を行うことができ、インバ
ータなどの高価な制御機器を用いることなく安価に自動
満たん給油装置を実現することができる。
給油量以内に液検出手段が燃料油の液または泡を検出し
たとき、予め定める第1時間W1だけ給油を停止させ、
その後は予め定める第2時間W2だけ小流量で給油して
大流量に切換え、前記一定の給油量を超えた状態で液検
出手段が燃料油の液または泡を検出したとき、予め定め
る第1時間W1だけ給油を停止させた後、小流量に切換
える動作を繰返して満たんまで給油を行うように前記ポ
ンプが流量制御手段によって制御される。このように液
検出手段が燃料油の液または泡を検出すると給油を第1
時間W1だけ停止させるので、車両の燃料タンクにつな
がる給油管内で発生した燃料油の泡を前記給油管の形状
にかかわらず、短時間で消滅させることができる。この
ように検出直後に給油量を完全に停止した後、その検出
した時点が最初の給油の開始から一定の給油量以内であ
れば、大流量で給油を行う。このようにして給油停止に
よる短時間の泡の消沈および大流量での給油によって前
記最初の給油の開始から一定の給油量に至るまでの給油
量を可及的に多くすることができる。また前記最初の給
油から一定の給油量を超えてからは、液検出手段によっ
て燃料油の液または泡を検出したときには一旦給油を停
止するけれども、その後の給油は小流量で行われ、この
ような停止および小流量給油が繰返されるので、車両の
給油口付近まで油面が上昇した状態であっても、燃料油
の液の飛沫が給油口から飛散したり、燃料油の泡が溢れ
出るという不具合を防ぐことができる。このようにして
流量を大流量、小流量、停止の3つの態様で切換える流
量制御手段において、一定の給油量に達した後は低流量
および停止の2つの態様だけによる給油に切換えるだけ
で、満たん近くに給油された状態であっても、燃料油の
液または泡が給油口から溢れることなしに、給油時間を
短縮して短時間で満たん給油を行うことができ、インバ
ータなどの高価な制御機器を用いることなく安価に自動
満たん給油装置を実現することができる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の全体の構成を示
す系統図である。給油所の地下に埋設される貯留タンク
内には、レギュラガソリン、ハイオクガソリンおよび軽
油などの燃料油が個別に貯留され、各貯留タンク内の燃
料油はポンプ3によって管路4から汲上げられる。ポン
プ3によって汲上げられた燃料油は、管路5、流量計
6、管路7、電磁弁等を利用した自動の流量制御弁V
1、管路8、および給油ホース9を経て、給油ノズル1
0に圧送される。
す系統図である。給油所の地下に埋設される貯留タンク
内には、レギュラガソリン、ハイオクガソリンおよび軽
油などの燃料油が個別に貯留され、各貯留タンク内の燃
料油はポンプ3によって管路4から汲上げられる。ポン
プ3によって汲上げられた燃料油は、管路5、流量計
6、管路7、電磁弁等を利用した自動の流量制御弁V
1、管路8、および給油ホース9を経て、給油ノズル1
0に圧送される。
【0011】前記給油ノズル10は、給油ノズル本体1
1と、本体11から延びる吐出管13とを有し、本体1
1には操作レバー14を操作することによって開閉する
手動の流量制御弁V2が内蔵される。また吐出管13の
先端部15付近には液検出手段である液面センサS1な
いしはその関連機構が設けられる。この液面センサS1
は、たとえばフォトカプラ、超音波検出器、本件出願人
によって提案された特開平1−279096に見られる
ような負圧上昇によるダイヤフラムの変位を検出する負
圧検出器、あるいは負圧の上昇を直接に検出する半導体
形圧力検出器などを適宜選択して用いることができる。
1と、本体11から延びる吐出管13とを有し、本体1
1には操作レバー14を操作することによって開閉する
手動の流量制御弁V2が内蔵される。また吐出管13の
先端部15付近には液検出手段である液面センサS1な
いしはその関連機構が設けられる。この液面センサS1
は、たとえばフォトカプラ、超音波検出器、本件出願人
によって提案された特開平1−279096に見られる
ような負圧上昇によるダイヤフラムの変位を検出する負
圧検出器、あるいは負圧の上昇を直接に検出する半導体
形圧力検出器などを適宜選択して用いることができる。
【0012】前記流量制御弁V1に関して両側に接続さ
れる各管路7,8は、バイパス管路16によって接続さ
れる。このバイパス管路16は、流量制御弁V1が閉じ
られた状態で10〜12リットル/分程度の流量で前記
ポンプ3によって汲上げられた燃料油の通過を許容し、
小流量給油が行われる。また流量制限弁V1が開かれた
状態では、各管路7,8が連通して、40リットル/分
程度で送油され、大流量給油が行われる。このようにし
て流量制御弁V1を開閉制御することによって小流量ま
たは大流量に選択的に切換えて送油することができる。
れる各管路7,8は、バイパス管路16によって接続さ
れる。このバイパス管路16は、流量制御弁V1が閉じ
られた状態で10〜12リットル/分程度の流量で前記
ポンプ3によって汲上げられた燃料油の通過を許容し、
小流量給油が行われる。また流量制限弁V1が開かれた
状態では、各管路7,8が連通して、40リットル/分
程度で送油され、大流量給油が行われる。このようにし
て流量制御弁V1を開閉制御することによって小流量ま
たは大流量に選択的に切換えて送油することができる。
【0013】このようにして給油ノズル10へ供給され
る燃料油の送油量は、前記流量計6に関連して設けられ
る流量パルス発信器17によって、電気的に検出され
る。この流量パルス発信器17は、たとえば0.01リ
ットル毎に1パルスの流量パルス信号s1を出力し、こ
の流量パルス信号s1は計数回路18によって計数され
る。計数回路18によって計数された計数値s2は、図
示しない給油装置本体に設けられる表示器19によって
表示される。この表示器19は、たとえば複数のプラズ
マ表示管などによって実現される。
る燃料油の送油量は、前記流量計6に関連して設けられ
る流量パルス発信器17によって、電気的に検出され
る。この流量パルス発信器17は、たとえば0.01リ
ットル毎に1パルスの流量パルス信号s1を出力し、こ
の流量パルス信号s1は計数回路18によって計数され
る。計数回路18によって計数された計数値s2は、図
示しない給油装置本体に設けられる表示器19によって
表示される。この表示器19は、たとえば複数のプラズ
マ表示管などによって実現される。
【0014】前記給油装置本体にはまた、給油ノズル1
0が着脱自在に掛け止められるノズルケース20が設け
られ、ノズルケース20には給油ノズル10が掛け止め
られているか否かを検出するノズル検知スイッチS2が
設けられる。このノズル検知スイッチS2は、給油ノズ
ル10がノズルケース20へ掛け止められた状態ではロ
ーレベルであり、外されているときにはハイレベルのノ
ズル検知信号s3を出力する。ノズル検知信号s3がロ
ーレベルからハイレベルに切換わると、モータ制御回路
21がモータ制御信号s4を出力してモータ23が回転
し、このモータ23の回転によって前記ポンプ3が駆動
される。また前記流量制御弁V1は、弁制御回路24か
らの弁制御信号s5によって開閉制御される。給油ノズ
ル10の本体11には、たとえばLEDなどによって実
現される表示ランプ25が設けられ、この表示ランプ2
5は満たん判定回路26からの表示信号s6によって点
灯、点滅および消灯される。
0が着脱自在に掛け止められるノズルケース20が設け
られ、ノズルケース20には給油ノズル10が掛け止め
られているか否かを検出するノズル検知スイッチS2が
設けられる。このノズル検知スイッチS2は、給油ノズ
ル10がノズルケース20へ掛け止められた状態ではロ
ーレベルであり、外されているときにはハイレベルのノ
ズル検知信号s3を出力する。ノズル検知信号s3がロ
ーレベルからハイレベルに切換わると、モータ制御回路
21がモータ制御信号s4を出力してモータ23が回転
し、このモータ23の回転によって前記ポンプ3が駆動
される。また前記流量制御弁V1は、弁制御回路24か
らの弁制御信号s5によって開閉制御される。給油ノズ
ル10の本体11には、たとえばLEDなどによって実
現される表示ランプ25が設けられ、この表示ランプ2
5は満たん判定回路26からの表示信号s6によって点
灯、点滅および消灯される。
【0015】本件給油装置にはまた、自動満たん給油に
よる停止状態を解除するための解除スイッチSW1、給
油モード切換スイッチSW2および後述するように最初
の給油の開始から一定の給油量を設定するための設定手
段27が設けられる。前記解除スイッチSW1は、自動
満たん給油機能で満たん停止したときに、給油作業者が
追加給油が可能であると判断したときに押圧操作するこ
とによって、解除信号s7が満たん判定回路26に出力
されて停止状態が解除される。また給油モード切換スイ
ッチSW2は、自動満たん給油機能が解除されるバイク
モード、自動満たん給油機能で給油を行う通常給油モー
ド、および小流量で給油を続け、液面センサS1が液面
を検出しなくても一定の給油量または一定の時間毎に給
油を停止しその後再開する難給油モードを有し、各モー
ドに対応したモード切換信号s8を満たん判定回路26
に出力する。上記の管路7,8、バイパス管路16、モ
ータ制御回路21、弁制御回路24、満たん判定回路2
6および電磁弁V1を含んで流量制御手段を構成する。
よる停止状態を解除するための解除スイッチSW1、給
油モード切換スイッチSW2および後述するように最初
の給油の開始から一定の給油量を設定するための設定手
段27が設けられる。前記解除スイッチSW1は、自動
満たん給油機能で満たん停止したときに、給油作業者が
追加給油が可能であると判断したときに押圧操作するこ
とによって、解除信号s7が満たん判定回路26に出力
されて停止状態が解除される。また給油モード切換スイ
ッチSW2は、自動満たん給油機能が解除されるバイク
モード、自動満たん給油機能で給油を行う通常給油モー
ド、および小流量で給油を続け、液面センサS1が液面
を検出しなくても一定の給油量または一定の時間毎に給
油を停止しその後再開する難給油モードを有し、各モー
ドに対応したモード切換信号s8を満たん判定回路26
に出力する。上記の管路7,8、バイパス管路16、モ
ータ制御回路21、弁制御回路24、満たん判定回路2
6および電磁弁V1を含んで流量制御手段を構成する。
【0016】前記バイクモードは、一般に2輪自動車お
よび原動機付自転車に備えられる燃料タンクの容量が4
輪自動車などに比べて比較的小さいために、自動満たん
給油機能で給油を行うよりも作業者が直接に給油を行う
方が確実で、給油時間も頻繁な給油/停止動作で行うよ
りも短くてすむために設けられている。また通常給油モ
ードは、4輪普通自動車および大形車などに給油を行う
に当たって、作業者が給油作業に拘束されるのを防止す
るために設けられている。さらに難給油モードは、車両
の燃料タンクから給油口に延びる給油管の形状によって
は泡出ちが多く、あるいは流入が悪く、小流量であって
も給油を行うことが困難である場合などのために設けら
れている。これらの各モードは、給油を受けにきた車両
を給油作業者が見て判断し、対応する各モードに切換え
操作が行われる。
よび原動機付自転車に備えられる燃料タンクの容量が4
輪自動車などに比べて比較的小さいために、自動満たん
給油機能で給油を行うよりも作業者が直接に給油を行う
方が確実で、給油時間も頻繁な給油/停止動作で行うよ
りも短くてすむために設けられている。また通常給油モ
ードは、4輪普通自動車および大形車などに給油を行う
に当たって、作業者が給油作業に拘束されるのを防止す
るために設けられている。さらに難給油モードは、車両
の燃料タンクから給油口に延びる給油管の形状によって
は泡出ちが多く、あるいは流入が悪く、小流量であって
も給油を行うことが困難である場合などのために設けら
れている。これらの各モードは、給油を受けにきた車両
を給油作業者が見て判断し、対応する各モードに切換え
操作が行われる。
【0017】さらに設定手段27は、複数の置数キーお
よび設定回路などによって構成され、キー入力された給
油量または給油時間に対応する設定値信号s9を満たん
判定回路26に出力する。
よび設定回路などによって構成され、キー入力された給
油量または給油時間に対応する設定値信号s9を満たん
判定回路26に出力する。
【0018】図2は自動満たん給油装置1の動作を説明
するためのフローチャートであり、図3は自動満たん給
油装置1の給油動作に対応したタイミングチャートであ
る。ステップn1で給油ノズル10がノズルケース20
から外される(時刻t1)と、ノズル検知スイッチS2
のノズル検知信号s3はローレベルからハイレベルに変
化し、これによってステップn2で計数回路18がリセ
ットされて計数値信号s2に応答して、表示器19は前
回の給油による表示を帰零させる。またモータ制御回路
21はモータ制御信号s4を出力してモータ23の回転
を開始させ、ポンプ3を駆動させる。このとき、弁制御
回路24は、弁制御信号s5によって流量制御弁V1を
閉鎖させ、作業者が給油モード切換スイッチSW2を通
常給油モードにセットするとともに、設定手段27によ
って設定値をたとえば5リットルに設定する。
するためのフローチャートであり、図3は自動満たん給
油装置1の給油動作に対応したタイミングチャートであ
る。ステップn1で給油ノズル10がノズルケース20
から外される(時刻t1)と、ノズル検知スイッチS2
のノズル検知信号s3はローレベルからハイレベルに変
化し、これによってステップn2で計数回路18がリセ
ットされて計数値信号s2に応答して、表示器19は前
回の給油による表示を帰零させる。またモータ制御回路
21はモータ制御信号s4を出力してモータ23の回転
を開始させ、ポンプ3を駆動させる。このとき、弁制御
回路24は、弁制御信号s5によって流量制御弁V1を
閉鎖させ、作業者が給油モード切換スイッチSW2を通
常給油モードにセットするとともに、設定手段27によ
って設定値をたとえば5リットルに設定する。
【0019】このような操作によって満たん判定回路2
6は、前記給油モード切換スイッチSW2からの通常給
油モードに対応したモード切換信号s8を入力するとと
もに、設定手段27から前記設定値5リットルに対応す
る設定値信号s9を入力し、これらの信号s8,s9を
入力することによって、表示信号s6を出力し、表示ラ
ンプ25を点灯させて通常給油モードで給油動作が開始
されたことを報知させる。
6は、前記給油モード切換スイッチSW2からの通常給
油モードに対応したモード切換信号s8を入力するとと
もに、設定手段27から前記設定値5リットルに対応す
る設定値信号s9を入力し、これらの信号s8,s9を
入力することによって、表示信号s6を出力し、表示ラ
ンプ25を点灯させて通常給油モードで給油動作が開始
されたことを報知させる。
【0020】このような状態でステップn3に移り、作
業者は給油ノズル10の吐出管13を車両の給油口に挿
入した状態で操作レバー14を引く(時刻t2)と、ポ
ンプ3によって汲上げられた燃料油はバイパス管路16
を介して小流量で吐出管13から燃料タンク内へ吐出さ
れる。このときの流量は、流量計6によって計量され、
この計量値に対応して流量パルス発信器17は流量パル
ス信号s1を出力し、計数回路18が計数する。計数回
路18による計数値がたとえば予め設定された流量、た
とえば0.3リットルに達すると、満たん判定回路26
はステップn4で弁制御回路24に判定信号s10を出
力し、これによって、弁制御回路24は弁制御信号s5
を出力して流量制御弁V1を開放させる(時刻t3)。
これによって管路7,8が連通し、ポンプ3によって汲
上げられた燃料油は大流量で吐出管13から吐出されて
小流量から大流量に切換えられる。
業者は給油ノズル10の吐出管13を車両の給油口に挿
入した状態で操作レバー14を引く(時刻t2)と、ポ
ンプ3によって汲上げられた燃料油はバイパス管路16
を介して小流量で吐出管13から燃料タンク内へ吐出さ
れる。このときの流量は、流量計6によって計量され、
この計量値に対応して流量パルス発信器17は流量パル
ス信号s1を出力し、計数回路18が計数する。計数回
路18による計数値がたとえば予め設定された流量、た
とえば0.3リットルに達すると、満たん判定回路26
はステップn4で弁制御回路24に判定信号s10を出
力し、これによって、弁制御回路24は弁制御信号s5
を出力して流量制御弁V1を開放させる(時刻t3)。
これによって管路7,8が連通し、ポンプ3によって汲
上げられた燃料油は大流量で吐出管13から吐出されて
小流量から大流量に切換えられる。
【0021】ステップn5で、液面センサS1が燃料油
の液または泡を検出する(時刻t4)と、液面センサS
1からの検出信号s11が出力されて満たん判定回路2
6に入力される。そして、ステップn6で、満たん判定
回路26は判定信号s10を出力して弁制御回路24か
ら弁制御信号s5を出力させ、流量制御弁V1を閉鎖さ
せるとともに、判定信号s12をモータ制御回路21に
出力してモータ制御信号s4を出力し、時間W1の間だ
けモータ23を停止させる(時刻t4)。ステップn7
で満たん判定回路26は、最初の給油の開始、すなわち
流量パルス発信器17から最初の流量パルス信号s1の
入力があったとき(時刻t2)から設定手段27によっ
て設定された給油量aリットルすなわち5リットルを給
油したか否かを計数値信号s2に基づいて判断する。こ
のとき設定値aリットル以内であればステップn8へ移
り、モータ23が回転を開始してポンプ3が駆動され、
汲上げられた燃料油は、まずバイパス管路16を介して
小流量で吐出される。
の液または泡を検出する(時刻t4)と、液面センサS
1からの検出信号s11が出力されて満たん判定回路2
6に入力される。そして、ステップn6で、満たん判定
回路26は判定信号s10を出力して弁制御回路24か
ら弁制御信号s5を出力させ、流量制御弁V1を閉鎖さ
せるとともに、判定信号s12をモータ制御回路21に
出力してモータ制御信号s4を出力し、時間W1の間だ
けモータ23を停止させる(時刻t4)。ステップn7
で満たん判定回路26は、最初の給油の開始、すなわち
流量パルス発信器17から最初の流量パルス信号s1の
入力があったとき(時刻t2)から設定手段27によっ
て設定された給油量aリットルすなわち5リットルを給
油したか否かを計数値信号s2に基づいて判断する。こ
のとき設定値aリットル以内であればステップn8へ移
り、モータ23が回転を開始してポンプ3が駆動され、
汲上げられた燃料油は、まずバイパス管路16を介して
小流量で吐出される。
【0022】ステップn9で、前記モータ23が再駆動
されてからの時間がW2(=0.3リットル)に達した
か否かが判断される。時間W2に達していればステップ
n10で流量制御弁V1が開放されて大流量へ移行し前
記ステップn5〜ステップn8の動作が繰返される。前
記時間がW2(=0.3リットル)未満であればステッ
プn11へ移り、満たん判定回路26において液面セン
サS1によって燃料油の液または泡が検出されたか否か
が判断される。燃料油の液または泡が検出されなければ
前記ステップn9へ戻り、検出されたときにはステップ
n12でモータ23が停止されるとともに表示ランプ2
5が点滅表示されて満たんであることが報知され、ステ
ップn13で給油作業が終了する。
されてからの時間がW2(=0.3リットル)に達した
か否かが判断される。時間W2に達していればステップ
n10で流量制御弁V1が開放されて大流量へ移行し前
記ステップn5〜ステップn8の動作が繰返される。前
記時間がW2(=0.3リットル)未満であればステッ
プn11へ移り、満たん判定回路26において液面セン
サS1によって燃料油の液または泡が検出されたか否か
が判断される。燃料油の液または泡が検出されなければ
前記ステップn9へ戻り、検出されたときにはステップ
n12でモータ23が停止されるとともに表示ランプ2
5が点滅表示されて満たんであることが報知され、ステ
ップn13で給油作業が終了する。
【0023】前記ステップn7において、液面センサS
1による燃料油の液または泡の検出時の給油量が設定値
aを超えていれば(時刻t5)、ステップn14へ移
り、モータ23の回転動作が開始(時刻t6)されてポ
ンプ3が駆動され、小流量の状態のまま給油が継続され
るが、ステップn15で液面センサS1が燃料油の液ま
たは泡を検知すると(時刻t8)、ステップn16で前
記ステップn14におけるモータ23の再駆動のときか
ら時間W2(=0.3リットル)未満か否かが判断され
る。W2未満であればステップn17へ移り、モータ2
3が停止されるとともに、表示ランプ25が点滅表示さ
れ、ステップn18で追加給油がない場合、すなわち解
除スイッチSW1が押圧操作されない場合にはステップ
n13へ移り、給油動作が終了する。また前記ステップ
n16で時間W2に達していれば、ステップn21でW
1=2秒間モータ23を停止した後、ステップn14へ
戻ってモータ23を再駆動させ(時刻t9)、時間W2
内に検出すれば(時刻t10)、給油が終了する。
1による燃料油の液または泡の検出時の給油量が設定値
aを超えていれば(時刻t5)、ステップn14へ移
り、モータ23の回転動作が開始(時刻t6)されてポ
ンプ3が駆動され、小流量の状態のまま給油が継続され
るが、ステップn15で液面センサS1が燃料油の液ま
たは泡を検知すると(時刻t8)、ステップn16で前
記ステップn14におけるモータ23の再駆動のときか
ら時間W2(=0.3リットル)未満か否かが判断され
る。W2未満であればステップn17へ移り、モータ2
3が停止されるとともに、表示ランプ25が点滅表示さ
れ、ステップn18で追加給油がない場合、すなわち解
除スイッチSW1が押圧操作されない場合にはステップ
n13へ移り、給油動作が終了する。また前記ステップ
n16で時間W2に達していれば、ステップn21でW
1=2秒間モータ23を停止した後、ステップn14へ
戻ってモータ23を再駆動させ(時刻t9)、時間W2
内に検出すれば(時刻t10)、給油が終了する。
【0024】前記ステップn18で追加給油を行うと判
断したときにはステップn19へ移り、解除スイッチS
W1を押圧操作する。これによってモータ23の駆動が
開始されるとともに、表示ランプ25が点灯され、前記
ステップn14へ戻る。
断したときにはステップn19へ移り、解除スイッチS
W1を押圧操作する。これによってモータ23の駆動が
開始されるとともに、表示ランプ25が点灯され、前記
ステップn14へ戻る。
【0025】前記設定値aは、たとえば1〜10リット
ルまでの間で1リットル毎に設定することが可能である
が、必ずしも給油毎に設定し直す必要は無く、一度設定
しておくと次に変更されるまでその設定が有効となるも
のであっても良い。なおモード切換スイッチSW2の場
合には無設定時は通常給油モードによる給油が行われ、
他のモードは設定した時1回に限り有効で、その後自動
的に通常モードへ復帰するものであっても良い。
ルまでの間で1リットル毎に設定することが可能である
が、必ずしも給油毎に設定し直す必要は無く、一度設定
しておくと次に変更されるまでその設定が有効となるも
のであっても良い。なおモード切換スイッチSW2の場
合には無設定時は通常給油モードによる給油が行われ、
他のモードは設定した時1回に限り有効で、その後自動
的に通常モードへ復帰するものであっても良い。
【0026】また上述の実施例では表示ランプ25を給
油ノズル10の本体11に設けるようにしたけれども、
本発明の他の実施例として給油装置本体に設けるように
してもよい。
油ノズル10の本体11に設けるようにしたけれども、
本発明の他の実施例として給油装置本体に設けるように
してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、設定値に
達するまでの間は液検出手段に燃料油の飛沫などが跳ね
返りによって付着しても小流量のみの給油に切換ること
なしに大流量へ戻って給油が継続して給油時間の短縮化
を図り、また前記設定値以降であれば液検知後は小流量
で給油を行って液または泡を溢れさせることなく満たん
直近まで給油を行うことができるので、ポンプモータを
制御するためにインバータなどの高価な制御機器を用い
ることなく、安価に自動満たん給油装置を実現すること
ができる。
達するまでの間は液検出手段に燃料油の飛沫などが跳ね
返りによって付着しても小流量のみの給油に切換ること
なしに大流量へ戻って給油が継続して給油時間の短縮化
を図り、また前記設定値以降であれば液検知後は小流量
で給油を行って液または泡を溢れさせることなく満たん
直近まで給油を行うことができるので、ポンプモータを
制御するためにインバータなどの高価な制御機器を用い
ることなく、安価に自動満たん給油装置を実現すること
ができる。
【図1】本発明の一実施例の全体の構成を示す系統図で
ある。
ある。
【図2】自動満たん給油装置1の動作を説明するための
フローチャートである。
フローチャートである。
【図3】自動満たん給油装置1の動作に対応するタイミ
ングチャートである。
ングチャートである。
【図4】典型的な先行技術を説明するためのタイミング
チャートである。
チャートである。
【図5】他の先行技術を説明するためのタイミングチャ
ートである。
ートである。
1 自動満たん給油装置 3 ポンプ 6 流量計 10 給油ノズル 11 給油ノズル本体 13 吐出管 14 操作レバー 15 先端部 16 バイパス管路 17 流量パルス発信器 18 計数回路 19 表示器 20 ノズルケース 21 モータ制御回路 23 モータ 24 弁制御回路 25 表示ランブ 26 満たん判定回路 27 設定手段 V1,V2 流量制御弁 S1 液面センサ S2 ノズル検知スイッチ SW1 解除スイッチ SW2 給油モード切換スイッチ s1 流量パルス信号 s2 計数値信号 s3 ノズル検知信号 s4 モータ制御信号 s5 弁制御信号 s6 表示信号 s7 解除信号 s8 モード切換信号 s9 設定値信号 s10 判定信号 s11 検出信号 s12 判定信号
Claims (1)
- 【請求項1】 ポンプによって汲上げられた燃料油を給
油ノズルに圧送し、この給油ノズルの先端付近で燃料油
の液または泡を検出する液検出手段からの出力に応答し
て、前記給油ノズルから吐出される燃料油の吐出量を一
旦制限した後、小流量に切換えて給油を継続させるた
め、大流量、小流量、停止の3態様の流量制御手段を備
えた自動満たん給油装置において、 前記流量制御手段は、最初の給油の開始から一定の給油
量以内に前記液検出手段が燃料油の液または泡を検出し
たときには、予め定める第1時間W1だけ給油を停止さ
せ、その後の給油は、小流量で予め定める第2時間W2
だけ給油した後、大流量に切換える動作を繰返し、前記
一定の給油量または給油時間を超えた状態で前記液検出
手段が燃料油の液または泡を検出したときには、前記予
め定める第1時間W1だけ給油を停止させ、その後の給
油は小流量に切換える動作を繰返し、この状態で前記第
2時間W2未満で液検出手段が燃料油の液または泡を検
出したとき、前記ポンプを停止することを特徴とする自
動満たん給油装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4183471A JP2574969B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 自動満たん給油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4183471A JP2574969B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 自動満たん給油装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0648496A JPH0648496A (ja) | 1994-02-22 |
JP2574969B2 true JP2574969B2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=16136380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4183471A Expired - Fee Related JP2574969B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 自動満たん給油装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2574969B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3845862B2 (ja) * | 2002-06-11 | 2006-11-15 | 株式会社タツノ・メカトロニクス | 給油装置 |
JP4628312B2 (ja) * | 2006-06-02 | 2011-02-09 | トキコテクノ株式会社 | 給液装置 |
JP4826811B2 (ja) * | 2007-06-20 | 2011-11-30 | 株式会社タツノ・メカトロニクス | 給油装置 |
JP7295712B2 (ja) * | 2019-06-12 | 2023-06-21 | トキコシステムソリューションズ株式会社 | 燃料供給装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0723185B2 (ja) * | 1990-05-22 | 1995-03-15 | 株式会社富永製作所 | 満タン給油装置 |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP4183471A patent/JP2574969B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0648496A (ja) | 1994-02-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071024 Year of fee payment: 11 |
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