JP4628312B2 - 給液装置 - Google Patents

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Description

本発明は給液装置に係り、特に給液ノズルのレバー操作により被給液タンクへ給液される液体の流量を調整するように構成された給液装置に関する。
例えば、自動車の燃料タンク(被給液タンク)にガソリンなどの油液(液体)を給液する給油ノズル(給液ノズル)を操作して給油する場合、操作者は、給油ノズルのノズルレバーを操作してノズルの弁機構を開弁することで燃料タンクへの液体給液を行える。このような給油ノズルを有する給油装置(給液装置)では、ポンプにより送液された油液を給油ノズルのレバー操作により給油ノズルの弁機構の弁開度を手動で調整して燃料タンクに給油される流量を調整している(例えば、特許文献1参照)。
また、給油ノズルには燃料タンクより油液が溢れ出すのを防止するために、給油ノズルの筒先が燃料タンク内の油液に接した場合にこれを検知して、自動的に燃料タンクへの給油を停止する液面検知機構が設けられている。
一方、自動車の燃料タンクの給油口のパイプ形状は、車種によって異なり、例えば給油口の近くで曲げられている場合があり、また、燃料タンク自体の形状も様々なものが存在する。従って、燃料タンクの形状やパイプ形状等の違いに起因して、給油ノズルの吐出パイプを給油口の奥まで挿入した状態でノズルレバーを全開位置まで操作すると、ポンプにより送液された油液が勢い良く給油口の内壁に噴出されるため、給油ノズルより吐出された油液がスムーズに燃料タンク内に入らず、給油パイプ内にとどまることにより、給油ノズルの液面検知機構が給油パイプ内の油液を検出してしまい、給油が停止することになる。
この場合、操作者は、給油ノズルのノズルレバーを再度開弁操作するとともにノズルレバーの操作量を調整して給油ノズルよりの油液の吐出流量を調整することにより給油を行っている。
特開2002−284298号公報
しかしながら、従来、燃料タンクへの油液の吐出量は操作者の手動操作によって給油ノズルのレバーの操作位置を調整することにより行われるため、このレバー操作に慣れていない操作者にとっては、吐出流量の調整がうまく行えないことに起因して、例えば、吐出流量を絞らずに給油することにより液面検知機構を何度も作動させてしまうことにより、給油時間が大幅に延長されたり、また、吐出流量を絞りすぎて給油を行った場合にも給油時間が大幅に延長してしまうという問題があった。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した給液装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
本発明は、手動操作により給液量を調整するためのレバーを有し、当該レバーの操作により被給液タンクへ給液される液体の流量を調整する弁機構を有する給液ノズルと、
該給液ノズルに設けられ、前記給液ノズルの吐出パイプ先端が前記被給液タンクの液面に接触した場合に当該給液ノズルよりの液体の供給を停止する液面検知手段と、
該給液ノズルへ液体を給液するための給液経路と、
該給液経路を介して前記給液ノズルに液体を給液するためのポンプと、
前記給液経路を流れる液体の流量を計測する流量計と、
該流量計から出力された流量パルスを積算して流量を演算する流量積算手段と、
前記給液経路に設けられ、前記給液ノズルより吐出される液体の流量を制御する可変絞りと、
前記液面検知手段により前記給液ノズルよりの液体の供給が停止された場合に前記可変絞りの絞り量を増加させ、前記給液ノズルによる吐出可能な最大吐出流量を低下させる可変絞り調整手段と、
を有する給液装置において、
前記可変絞り調整手段は、前記給液ノズルよりの給液が停止した際、前記給液ノズルよりの給液が停止されるまでに前記給液ノズルより連続して供給された液体の供給量としての連続供給量が予め定められた所定供給量以下であった場合に前記可変絞りの絞り量を増加させることにより前記給液ノズルによる吐出可能な最大吐出流量を低下させ、当該連続供給量が当該所定供給量を超えていた場合に前記可変絞りの絞り量を維持することにより前記給液ノズルによる吐出可能な最大吐出流量を維持することにより、上記課題を解決するものである。
前記可変絞り調整手段は、前記給液ノズルよりの液体の供給が停止されている時間が所定の停止時間に達した場合に作動することが望ましい。
前記可変絞り調整手段は、前記給液ノズルから前記被給液タンクへ供給された液体の供給量が前記連続供給量よりも大きい所定供給量以下の場合に作動することが望ましい。
本発明によれば、給液ノズルよりの給液が停止した際、給液ノズルよりの給液が停止されるまでに給液ノズルより連続して供給された液体の供給量としての連続供給量が予め定められた所定供給量以下であった場合に可変絞りの絞り量を増加させることにより給液ノズルによる吐出可能な最大吐出流量を低下させ、当該連続供給量が当該所定供給量を超えていた場合に可変絞りの絞り量を維持することにより給液ノズルによる吐出可能な最大吐出流量を維持するため、ノズルレバーの調整による流量調整操作に要する労力を軽減することができ、例えば、ノズル操作に慣れていない初心者が給液操作する場合でも、給液ノズルから吐出される液体の流量を被給液タンクの形状や被給液タンクを構成する給液口に連通するパイプの形状に応じて自動的に調整することができるので、燃料タンクへの給液時間を短縮することができる。
また、給液ノズルよりの液体の供給が停止されている時間が所定の停止時間に達した場合に可変絞り調整手段が作動することにより、ノズル操作により吐出流量が減少している(吐出流量が所定吐出流量未満である)にも拘らず、吐出流量を不要に低下させることを防止できる。よって、被給液タンクへの給油時間を短縮することができる。
また、給液ノズルから被給液タンクへ供給された液体の供給量が連続供給量よりも大きい所定供給量以下の場合に可変絞り調整手段が作動することにより、被給液タンクへの給液開始前に可変絞りの絞り量が増加されることを防止することができる。よって、被給液タンクへの給液時間を短縮することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明による給液装置の一実施例を模式的に示す構成図である。図1に示されるように、給油装置(給液装置)11は給油所に設置され、装置本体12の側面には給油ノズル(給液ノズル)13に接続された給油ホース15が引き出されている。給油ノズル13は通常、装置本体12の側面に設けられたノズル掛け14に掛止されており、例えば顧客の自動車が給油所に到着すると、操作者は給油ノズル13をノズル掛け14から外し自動車の燃料タンク16の給油口16aに挿入して給油を行う。
給油ノズル13は、例えば、前述した特許文献1に記載されているように、ノズルレバーの回動操作により弁開度を調整される弁機構、油液の流速によって負圧を発生させる負圧発生部、一端が負圧発生部に連通され、他端が吐出パイプの先端付近に開口する空気導入口を有して空気を吸引する吸引管、給液による液面上昇により空気導入口が閉塞されると負圧によって閉弁動作する液面検知機構(液面検知手段)とを有する。
また、給油ノズル13は、ノズル本体の側面に設けられた継手に給油ホース15が接続されており、給油ホース15は装置本体12内において、送液管路(給液経路)20に接続されている。この送液管路20は、地下タンク21まで延在して挿入されており、その途中にはポンプ22,流量計24,無段電磁弁(可変絞り)27が配設されている。
無段電磁弁27は、駆動信号の周波数及びデューティーに応じた弁開度で開弁して給油ノズル13へ供給される油液の流量を調整する。尚、無段電磁弁27の構成については、後述する。
また、装置本体12の前面には、流量計24により計測された瞬時流量を積算して得られる給油量を表示する給油量表示器26が配設され、装置本体12の側面には無段電磁弁27の絞り量制御を解除させるための絞り量調整解除スイッチ(解除指示手段)28が設けられている。そして、上記ノズル掛け14のノズルスイッチ14a,ポンプ22のポンプモータ22a、流量計24の流量パルス発信器24a、給油量表示器26、無段電磁弁27、絞り量調整解除スイッチ28は、制御回路25に接続されている。
制御回路25は、給油ノズル13がノズル掛け14より外されてノズルスイッチ14aからの信号が入力されると、ポンプ22のポンプモータ22aが起動して地下タンク21内の油液を汲み上げると共に、給油ノズル13より吐出される油液の吐出流量が後述の最大吐出流量以下となるように無段電磁弁27の弁開度を制御する。
また、給油ノズル13は、ノズルレバー13aの操作位置によって内蔵された弁の弁開度が調整される構成となっており、且つノズルレバー13aの先端を任意の操作位置に掛止する掛止部(図示せず)が設けられている。給油ノズル13のノズルレバー13aが操作されると、燃料タンク16への給油が開始され、流量計24の流量パルス発信器24aから流量パルスが制御回路25に出力される。
そして、制御回路25は、流量パルス発信器24aから出力された流量パルスを積算して給油量表示器26に給油量を表示させると共に、満タン給油制御あるいはプリセット給油制御を行う。
図2は制御回路25の構成を示すブロック図である。図2に示されるように、制御回路25は、後述する給油制御処理を実行するCPU30と、各データが記憶されるRAM(記憶手段)31と、プリセット給油制御プログラムが格納されたROM32と、信号の入出力を行うI/Oインタフェース33とを有する。RAM31は、バッテリ34からの電源供給により記憶状態を維持している。また、I/Oインタフェース33には、ノズル掛け14のノズルスイッチ14aと、流量計24の流量パルス発信器24aと、表示器26と、無段電磁弁27と、絞り量調整解除スイッチ28と、プリセットスイッチ35が接続されている。
尚、本実施例においては、ROM32は、無段電磁弁27への電圧印加時間に対する吐出流量との関係を表す基準データを予め記憶する記憶手段として機能する。また、ROM32には、液面検知手段により液体の供給が停止された場合に無段電磁弁27の絞り量を増加させ、給油ノズル13による吐出可能な最大吐出流量を低下させるように無段電磁弁27の絞り量を制御する制御プログラム(可変絞り調整手段)が格納されている。また、RAM31は、上記流量計測値を時系列的に記憶する記憶手段として機能する。
また、制御回路25は、最大吐出流量が予め設定された所定吐出流量以上の場合、及び流量計24により計測された瞬時流量が予め設定された所定流量以上の場合に上記制御プログラムによって演算処理を行う。すなわち、制御回路25は、給油する際に無段電磁弁27の特性(電圧印加時間に対する吐出流量との関係)を求めた後、液面検知による給液停止後は予め記憶された条件に基づいて当該無段電磁弁27を絞り、給油ノズル13による吐出流量を段階的に減少させるようにデューティーを補正して無段電磁弁27に駆動信号を供給する。
図3は無段電磁弁27の構成を示す縦断面図である。図3に示されるように、無段電磁弁27は、弁本体40と、弁本体40の弁座41に離着座する弁体42と、弁体42の弁軸42aが挿入されるソレノイド43と、弁体42の弁軸42aを閉弁方向に付勢するコイルバネ44とを有する。また、弁本体40は、油液が流入する流入口45と、弁座41の開口41aを通過した油液が給油ノズル13へ吐出される流出口46とを有する。弁体42は、コイルバネ44のバネ力により弁座41に当接する閉弁位置に付勢されており、油液の圧力が作用しても開弁しないように押圧されている。
また、ソレノイド43は、制御回路25からの駆動信号により励磁されると、弁体42の弁軸42aを上方に吸引する方向の電磁力を発生し、弁体42をコイルバネ44のバネ力に抗して開弁動作させる。そして、無段電磁弁27は、ソレノイド43に入力される駆動信号の1周期当りのデューティー(オン状態とオフ状態との比)によって開弁方向の電磁力を弁体42に作用させることにより、所望とする流量の吐出流量が得られるように、弁体42の弁開度が調整される。従って、弁体42は、ソレノイド43のある周波数の周期的な電磁力と、コイルバネ44のバネ力とがバランスする弁開度の位置に微少振動した状態で保持される。
制御回路25は、後述するように液面検知による給液停止後、無段電磁弁27の絞り量を増加させて給油ノズル13の最大吐出流量を減少させ、液面検知後の追加供給操作時に誤ってノズルレバーを全開位置に操作しても給油ノズル13からの吐出流量を抑制して吐出された油液が給油口から噴きこぼれることが防止される。
ここで、制御回路25が実行する給液制御処理につき図4のフローチャートを併せ参照して説明する。図4に示されるように、制御回路25は、S11でRAM31に格納された各変数をクリアする。次のS12では、無段電磁弁27を全開したときの給油装置11の送液管路20及びポンプ22により送液可能な最大吐出可能流量(瞬時流量)及び最低吐出流量(瞬時流量)を設定する。本実施例では、例えば、最大吐出可能流量を40L/minに設定し、最低吐出流量を20L/minに設定する。
続いて、S13では、給油ノズル13がノズル掛け14から外されたか否かをチェックする。このS13において、ノズルスイッチ14aがオフであれば、給油ノズル13がノズル掛け14から外されたものと判断してS14に進む。そして、S14では、ポンプモータ22aを駆動すると共に、無段電磁弁27のソレノイド43に通電して弁体42を開弁方向に駆動させる。その際、無段電磁弁27に出力される電磁弁信号のデューティーdを100%にセットする。
次のS14では、流量計24から流量パルスが出力されたか否かをチェックする。このS14において、流量計24から流量パルスが出力されたときは、給油ノズル13が自動車の給油口(図示せず)に挿入されてノズルレバーを開弁操作して給液が開始されたものと判断する。
このS15において、流量計24から流量パルスが出力されると、給油開始と判断してS16に進み、パルス停止カウンタTをゼロにセットする。そして、S17では、パルス停止以降または供給開始からのパルス数a(n)を積算(カウント)する。
続いて、S18に進み、給液開始から現在までの供給量b(積算流量)を算出し、RAM31に記憶させる。
次のS19では、解除信号がオンか否かをチェックする。S19において、絞り量調整解除スイッチ28がオンに操作されていないときは、S20に進み、給油ノズル13がノズル掛け14に戻されてノズルスイッチ14aがオンになったか否かをチェックする。S20において、ノズルスイッチ14aがオフのときは、給油ノズル13がノズル掛け14に戻されていないので、上記S15に戻り、S15以降の処理を行う。
また、上記S19において、絞り量調整解除スイッチ28がオンに操作されたときは、S27に進み、設定吐出流量Vを無段電磁弁27が全開のときの供給可能な最大吐出可能流量(例えば、40L/min)に設定し直してS28に進む。このS28では、最大吐出流量が設定吐出流量Vとなるように無段電磁弁27の絞り量を調整して上記S20に進み、給油ノズル13がノズル掛け14に戻されたか否かをチェックし、ノズルスイッチ14aがオフのときは、上記S15に戻り、S15以降の処理を行う。
また、S20において、ノズルスイッチ14aがオンのときは、給油ノズル13がノズル掛け14に戻されて給液操作が終了しているので、S21に進み、ポンプモータ22aを停止すると共に、無段電磁弁27のソレノイド43への通電をオフにして弁体42を閉弁方向に駆動させる。これで、今回の給液制御が終了する。
また、上記S15において、流量計24から流量パルスが出力されないときは、S22に進み、パルス停止カウンタTをカウント(T+1)する。続いて、S23では、パルス停止カウンタTが予め設定された所定給油停止時間(例えば、0.5秒)以上か否か、即ち、給油が停止している時間(給油停止時間)が所定給油停止時間に達したか否か(条件A)をチェックする。
S23において、パルス停止カウンタTにより計測された給油停止時間が予め設定された所定給油停止時間以上でないときは、上記S15に戻り、S15以降の処理を行う。また、S23において、パルス停止カウンタTにより計測された給油停止時間が予め設定された所定給油停止時間以上経過したときは、S23aに進み、設定吐出流量Vが最低吐出流量Vmin以上に設定されているか否かをチェックする。このS23aにおいて、設定吐出流量Vが最低吐出流量Vmin以上に設定されているときは、S23bに進み、流量計24により計測された流量より得られる供給量Qが予め定められた最低供給量Qmin以上か否かをチェックする。
S23bにおいて、流量計24により計測された流量より得られる供給量Qが最低供給量Qmin以上であるときは、燃料タンクへの油液の実際の供給が開始されているものと判断し、S24に進み、現在の供給量b(燃料タンクへの油液の供給を開始してから現在までに燃料タンクへ供給した油液の供給量)が予め定められた所定供給量(例えば、5リットル)以下か否か(条件B)をチェックする。尚、上記S23aにおいて、設定吐出流量Vが最低吐出流量Vmin未満に設定されているとき、あるいは、S23bにおいて、流量計24により計測された流量より得られる供給量Qが最低供給量Qmin未満であるときは、上記S15に戻り、S15以降の処理を行う。
S24において、現在の供給量bが所定供給量以下でないときは上記S15に戻り、現在の供給量bが所定供給量以下のときはS25に進む。そして、S25では、前述のS23において条件Aが成立する直前に行われた燃料タンクへの油液の連続供給量(この連続供給量とは、前回S23において油液の供給の停止が検出されてから今回S23において油液の供給が停止したと判断される間に燃料タンクへ供給された油液の供給量を指す)a(n)がゼロより大きく、かつ、所定量(例えば、1リットル)以下(条件C)か否かをチェックする。このS25において、供給量a(n)がゼロより大きく、かつ、1リットル以下でないときは上記S15に戻り、供給量a(n)がゼロより大きく、かつ、1リットル以下のときはS26に進み、解除信号がオンか否かをチェックする。
S26において、絞り量調整解除スイッチ28がオンに操作されたときは、前述したS27,S28の処理を実行して、設定吐出流量Vを無段電磁弁27が全開のときの供給可能な最大吐出可能流量(例えば、40L/min)に設定し直す。そして、最大吐出流量が設定吐出流量Vとなるように無段電磁弁27の絞り量を調整する。その後は、上記S20に進み、給油ノズル13がノズル掛け14に戻されたか否かをチェックし、ノズルスイッチ14aがオフのときは、給油ノズル13がノズル掛け14に戻されていないので、上記S15に戻り、S15以降の処理を繰り返す。
また、上記S26において、絞り量調整解除スイッチ28がオンに操作されていないときは、S29に進み、現在の設定吐出流量Vを予め定められた所定吐出流量(例えば、5L/min)減少させて給液開始時の最大吐出流量(例えば、40L/min)よりも少ない吐出流量(例えば、35L/min)に設定する。続いて、S30では、設定した吐出流量Vが最低吐出流量Vmin以下(条件D)か否かをチェックする。このS30において、設定した吐出流量Vが最低吐出流量Vmin以下のときはS31に進み、吐出流量Vを最低吐出流量Vminに再設定する。これにより、設定した吐出流量Vが減少し過ぎて、前述の液面検知機構(図示せず)の負圧発生部において発生する負圧が給油ノズル13の弁を閉弁動作させるのに必要な作動力を発生できなくなることにより生ずる油液の給液口からの溢れ出しを防止することができ、また、必要以上に吐出流量Vが減少することにより給液時間が延長してしまうことを防止できる。
また、上記S30において、設定した吐出流量Vが最低吐出流量Vmin以下でないときはS31の再設定処理は省略する。そして、S32では、吐出流量変更回数に1を加算してカウント(n=n+1)する。続いて、S33に進み、最大吐出可能流量がS29或いはS31において設定された設定吐出流量Vとなるように無段電磁弁27の絞り量を調整する。すなわち、上記S29において、設定吐出流量Vを所定吐出流量減少させるように無段電磁弁27のソレノイド43に入力される駆動信号のデューティー比を制御して弁体42による絞り量を制御する。
この後、上記S15に戻り、S15以降の処理を繰り返す。従って、上記条件A〜Dが揃うとS33において、吐出流量Vの設定値が減少して給油ノズル13のノズルレバーを全開位置に操作したとしても給油ノズル13からの最大吐出可能流量が無段電磁弁27の絞り量増加によって自動的に減少する。そして、上記S22〜S33の処理を行う度に無段電磁弁27の絞り量が段階的に増加する。そのため、操作者が給液ノズル13のノズルレバーの操作に慣れていない場合でも液面検知後の追加給液操作を行う際には、給油ノズル13からの最大吐出可能流量が絞られるため、給油ノズル13から吐出される油液が燃料タンクへスムーズに流れずに燃料タンクのパイプ内に滞留することにより液面検知手段が作動して給油ノズル13からの油液の吐出が停止してしまうことが防止される。よって、液面検知機構が頻繁に作動することにより給液時間が延長してしまうことを防止できる。
ここで、上記給液制御処理による吐出流量の制御例を図5乃至図7を参照して説明する。
図5は給液開始後の流量計からのパルス入力信号の停止により最大吐出流量を制御する制御例1を示すグラフである。図5に示すグラフIの制御例1では、最大吐出可能流量Vが40L/minである場合、給油ノズル13の液面検知機構の作動、或いは給液作業者による給油ノズル13のノズルレバーの操作により、給油ノズル13よりの油液の吐出が停止した際に、条件A(上記S23参照)が成立し、かつ、条件C(上記S25参照)が成立した場合には無段電磁弁27の絞り量増加(上記S33参照)によって最大吐出可能流量Vが40L/minから35L/minに減少する。
更に、給油ノズル13よりの油液の吐出が再度停止した際(2回目の給液停止動作)に、条件A(上記S23参照)が成立し、かつ、条件C(上記S25参照)が成立した場合には無段電磁弁27の絞り量増加(上記S33参照)によって最大吐出可能流量Vが35L/minから30L/minに減少する。
更に、給油ノズル13よりの油液の吐出が再度停止した際(3回目の給液停止動作)に、条件A(上記S23参照)が成立し、かつ、条件C(上記S25参照)が成立した場合には無段電磁弁27の絞り量増加(上記S33参照)によって最大吐出可能流量Vが30L/minから25L/minに減少する。
このように、S13〜S33の処理を繰り返すことにより、最大吐出可能流量VをグラフIで示すように段階的に減少させることができる。
また、条件B(上記S24参照)による現在の供給量(燃料タンクへ供給された油液の供給量)が所定供給量(例えば、5リットル)以上のときは、給液時間を短縮するために無段電磁弁27の絞り量の変更を行わず、最大吐出可能流量Vが25L/minになるように制御する。
図6は給液開始後の流量計からのパルス入力信号の停止により最大吐出流量を制御する制御例2を示すグラフである。図6に示すグラフIIの制御例2では、最大吐出可能流量Vが40L/minである場合、給油ノズル13の液面検知機構の作動、或いは給液作業者による給油ノズル13のノズルレバーの操作により、給油ノズル13よりの油液の吐出が停止した際に、条件A(上記S23参照)が成立し、かつ、条件C(上記S25参照)が成立した場合には無段電磁弁27の絞り量増加(上記S33参照)によって最大吐出可能流量Vが40L/minから35L/minに減少する。
しかしながら、給油ノズル13よりの油液の吐出が再度停止した際(2回目の給液停止動作)に、連続供給量(この連続供給量とは、前回S23において油液の供給の停止が検出されてから今回S23において油液の供給が停止したと判断される間に燃料タンクへ供給された油液の供給量を指す)が1リットル以上であった場合には条件C(上記S25参照)が成立せず、よって、無段電磁弁27の絞り量を増加せず、最大吐出可能流量Vが35L/minに維持されるため、その分給液時間を短縮することができる。
このように、制御例2では、S13〜S33の処理を繰り返すことにより、最大吐出可能流量VをグラフIIで示すように段階的に減少させることができると共に、最大吐出可能流量Vが35L/minを維持するように無段電磁弁27の絞り量を増加させないように制御する。
図7は給液開始後の流量計からのパルス入力信号の停止により最大吐出流量を制御する制御例3を示すグラフである。図7に示すグラフIIIの制御例3では、最大吐出可能流量Vが30L/minである場合、給油ノズル13の液面検知機構の作動、或いは給液作業者による給油ノズル13のノズルレバーの操作により、給油ノズル13よりの油液の吐出が停止した際に、条件A(上記S23参照)のパルス停止カウンタTが0.5秒以上で、条件C(上記S25参照)の供給量a(n)がゼロ以上で1リットル以下のときは、無段電磁弁27の絞り量増加(上記S33参照)によって最大吐出可能流量Vが30L/minから25L/minに減少する。
次に、給油ノズル13の2回目の給液停止動作の際に条件A(上記S23参照)と条件C(上記S25参照)とが成立した場合には、無段電磁弁27の絞り量増加(上記S33参照)によって最大吐出可能流量Vが25L/minから20L/minに減少する。
さらに、給油ノズル13の3回目の給液停止動作の際に条件A(上記S23参照)とが成立しているが、条件D((上記S30参照)の設定した吐出流量Vが最低吐出流量Vmin以下)が成立したときは、吐出流量が低下しすぎのため、無段電磁弁27の絞り量の変更を行わず、吐出流量Vを最低吐出流量Vmin(20L/min)に再設定する。これにより、給液時間が無駄に延長されないようにするために最大吐出可能流量Vを20L/minになるように制御する。
このように、S13〜S33の処理を繰り返すことにより、最大吐出可能流量VをグラフIIIで示すように段階的に減少させることができ、さらに、最低吐出流量Vminを維持するように無段電磁弁27の絞り量を制御することができる。
尚、上記実施例では、ガソリンなどの液体を給液する給液装置の一例として給油装置を例示したが、これに限らず、ポンプにより送液される燃料以外の液体(例えば、水や化学薬品や食品など)をタンクに供給する装置にも本発明を適用できるのは勿論である。
上記実施例では、ガソリンや軽油などの燃料を給油する給油装置を例に挙げて説明したが、これに限らず、ガソリンや軽油以外の燃料(例えば、水素を含有した有機ハイドライドなどの液体)をタンクに供給する装置にも本発明を適用できるのは勿論である。
本発明による給液装置の一実施例を模式的に示す構成図である。 制御回路25の構成を示すブロック図である。 無段電磁弁27の構成を示す縦断面図である。 制御回路25が実行する給液制御処理を説明するためのフローチャートである。 給液開始後の流量計からのパルス入力信号の停止により最大吐出流量を制御する制御例1を示すグラフである。 給液開始後の流量計からのパルス入力信号の停止により最大吐出流量を制御する制御例2を示すグラフである。 給液開始後の流量計からのパルス入力信号の停止により最大吐出流量を制御する制御例3を示すグラフである。
符号の説明
11 給油装置
12 装置本体
13 給油ノズル
14 ノズル掛け
15 給油ホース
16 燃料タンク
20 送液管路
22 ポンプ
24 流量計
25 制御回路
27 無段電磁弁
28 絞り量調整解除スイッチ

Claims (3)

  1. 手動操作により給液量を調整するためのレバーを有し、当該レバーの操作により被給液タンクへ給液される液体の流量を調整する弁機構を有する給液ノズルと、
    該給液ノズルに設けられ、前記給液ノズルの吐出パイプ先端が前記被給液タンクの液面に接触した場合に当該給液ノズルよりの液体の供給を停止する液面検知手段と、
    該給液ノズルへ液体を給液するための給液経路と、
    該給液経路を介して前記給液ノズルに液体を給液するためのポンプと、
    前記給液経路を流れる液体の流量を計測する流量計と、
    該流量計から出力された流量パルスを積算して流量を演算する流量積算手段と、
    前記給液経路に設けられ、前記給液ノズルより吐出される液体の流量を制御する可変絞りと、
    前記液面検知手段により前記給液ノズルよりの液体の供給が停止された場合に前記可変絞りの絞り量を増加させ、前記給液ノズルによる吐出可能な最大吐出流量を低下させる可変絞り調整手段と、
    を有する給液装置において、
    前記可変絞り調整手段は、前記給液ノズルよりの給液が停止した際、前記給液ノズルよりの給液が停止されるまでに前記給液ノズルより連続して供給された液体の供給量としての連続供給量が予め定められた所定供給量以下であった場合に前記可変絞りの絞り量を増加させることにより前記給液ノズルによる吐出可能な最大吐出流量を低下させ、当該連続供給量が当該所定供給量を超えていた場合に前記可変絞りの絞り量を維持することにより前記給液ノズルによる吐出可能な最大吐出流量を維持することを特徴とする給液装置。
  2. 前記可変絞り調整手段は、前記給液ノズルよりの液体の供給が停止されている時間が所定の停止時間に達した場合に作動することを特徴とする請求項1記載の給液装置。
  3. 前記可変絞り調整手段は、前記給液ノズルから前記被給液タンクへ供給された液体の供給量が前記連続供給量よりも大きい所定供給量以下の場合に作動することを特徴とする請求項1または2記載の給液装置。
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