JP4478596B2 - 液体供給装置 - Google Patents

液体供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4478596B2
JP4478596B2 JP2005063088A JP2005063088A JP4478596B2 JP 4478596 B2 JP4478596 B2 JP 4478596B2 JP 2005063088 A JP2005063088 A JP 2005063088A JP 2005063088 A JP2005063088 A JP 2005063088A JP 4478596 B2 JP4478596 B2 JP 4478596B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
nozzle
discharge
supply
storage tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005063088A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006240727A (ja
Inventor
繁 阿部
竜平 山本
淳孝 浅井
栄三 矢澤
Original Assignee
トキコテクノ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トキコテクノ株式会社 filed Critical トキコテクノ株式会社
Priority to JP2005063088A priority Critical patent/JP4478596B2/ja
Publication of JP2006240727A publication Critical patent/JP2006240727A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4478596B2 publication Critical patent/JP4478596B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)

Description

本発明は液体供給装置に係り、特に貯蔵タンクに貯蔵された液体をポンプにより送液してノズルから液体を吐出させるよう構成された液体供給装置に関する。
液体供給装置としては、例えば、油液を配送する車両の荷台に搭載された貯蔵タンクと、貯蔵タンクの油液を送液するポンプと、ポンプからノズルへ供給された供給量を計測する流量計(供給量計測手段)と、流量計の下流に連通された給油ホースと、給油ホースの先端に連通された給油ノズルとを有する給油装置がある(例えば、特許文献1参照)。
この種の装置では、例えば、貯蔵タンク内の油液をポンプにより送液してノズルに供給しており、貯蔵タンク内に貯蔵された油液の残量が給液量に応じて低下する。そして、給液操作を行なう操作者は、ポンプが起動されているにもかかわらず、ノズルから油液が吐出されなくなると、貯蔵タンクの残量がゼロになったものと判断していた。
ところが、貯蔵タンクの残量がゼロになると、ポンプに連通された吸い込み管路内に空気が侵入しているので、油液を貯蔵タンクに補給した後にポンプを稼動させたとしてもポンプの羽根車(インペラー)が空転してしまい、貯蔵タンクの油液を汲み上げることができなくなってしまう。
そのため、従来は、貯蔵タンクの残量がゼロになる前に油液の補給をしており、補給のタイミングとしては貯蔵タンクの容積から供給した供給量の総和を差し引いて残量を推測し、例えば、その日の始業前に油液の補給を行なっていた。
特開昭61−127494号公報
しかしながら、従来の装置では、その日の供給量が予測していた量よりも多い場合には、供給途中で貯蔵タンクの残量がゼロになるおそれがあり、供給途中で貯蔵タンクの残量がゼロになると、そのとき供給していた顧客への供給量が不十分になってしまい、顧客に迷惑をかけてしまうことになる。
このような問題を解消するため、貯蔵タンクに液面センサを設けて油液の残量を確認できるように構成することも考えられるが、油液の液位がタンク底部のぎりぎりの位置に低下した場合には、液面センサでタンク底部に残っている残量を正確に計測することも難しく、且つ顧客が要望する供給量を供給できるか否かの判断が難しい。
従って、従来の装置に液面センサを設けたとしても操作者が液面センサの検出値を確認するのを忘れたり、あるいは警報が発せられても操作者の判断で顧客への油液供給を行なってしまうと、供給途中で貯蔵タンクの残量がゼロになってしまい、顧客に対する信頼性が低下するという問題があった。
そこで、本発明は上記課題を解決した液体供給装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
発明は、液体を貯蔵する貯蔵タンクと、
一端が前記貯蔵タンクに連通され、他端が被液体供給体に液体を供給するためのノズルに連通された液体供給経路と、
前記液体供給経路に設けられたポンプと、
前記液体供給経路に設けられ、前記ポンプにより圧送された液体の供給量を計測する供給量計測手段と、
を有する液体供給装置において、
前記貯蔵タンク内の液体の残量が予め決められた所定量に減少したことを検出する残量検出手段と、
該残量検出手段により液体の残量が所定量に減少したことが検出された場合には前記ノズルよりの液体の吐出を停止させる停止制御手段と、
該停止制御手段により前記ノズルよりの液体の吐出が停止された後、前記ノズルよりの液体の吐出を再開させるために操作される吐出再開スイッチと、
該吐出再開スイッチの操作により前記停止制御手段による前記ノズルよりの液体の吐出停止を解除して前記ノズルよりの液体の吐出を可能とされた後、前記ノズルより液体を吐出させる吐出停止解除手段と、
前記液体供給経路内に気体が存在するか否かを検出するための気体検出手段と、
前記吐出再開スイッチの操作により前記ノズルよりの液体の吐出を再開させた後において、前記気体検出手段により気体が検出された場合には、前記ノズルよりの液体の吐出を停止すると共に、その後の前記吐出再開スイッチの操作による前記ノズルよりの液体の吐出再開を禁止する吐出禁止手段と、
前記停止制御手段が前記ノズルよりの液体の吐出を停止させた場合には、操作者に対して前記吐出再開スイッチの操作により液体の供給の再開が可能であることを報知するための補給報知信号を出力する補給報知信号出力手段と、
を備えてなることを特徴とする。
本発明によれば、残量検出手段により液体の残量が所定量に達したことが検出された場合にはノズルよりの液体の吐出を停止させるため、操作者に貯蔵タンクの残量が少なくなったことを確実に知らせることができ、吐出再開スイッチの操作により停止制御手段による液体の吐出停止を解除して液体供給を再開することが可能になり、液体供給中に貯蔵タンクの残量がゼロになることがなく、顧客に対する信頼性を高められる。
また、本発明によれば、ノズルよりの液体の吐出を停止させた場合には、操作者に対して吐出再開スイッチの操作により液体の供給の再開が可能であることを報知するための補給報知信号を出力し、気体検出手段により気体が検出した場合には、ノズルよりの液体の吐出を停止すると共に、その後の吐出再開スイッチの操作によるノズルよりの液体の吐出再開を禁止するため、貯蔵タンクの残量が殆どない(ゼロに近い状態)での液体の供給を強制的に禁止し、その後における吐出再開スイッチの操作によっても吐出の再開を行えない様にすることにより、供給量の誤計測等を防止することが可能になり、気体混入状態の液体の流量を正確に計測することができない状態のままでの液体供給を停止して顧客に対する信頼性を高められる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明になる液体供給装置の一実施例を示す構成図である。図1に示されるように、液体供給装置10は、筐体12の下部に液体を貯蔵する貯蔵タンク14と、貯蔵タンク14の上方に設けられた計装部16とを有する。貯蔵タンク14に貯蔵される液体としては、例えば、自動車等の車両の燃料として用いられる油液、あるいは燃料以外の化学薬品(例えば、自動車の排気ガスを浄化する浄化装置で消費される尿素など)がある。
また、計装部16には、ポンプ28が空転した場合に供給される呼び液としての液体を貯留するための予備タンク15が設けられている。この予備タンク15は、ポンプ28よりも高い位置に設けられており、ポンプ28との高低差を利用してポンプ28の吐出側に呼び液を供給するものである。
予備タンク15の上部には、液体供給経路20から分岐されて液体を補給するための第1補給管路(分岐経路)17が連通され、予備タンク15の底部には、ポンプ28の吐出側に呼び液としての液体を供給するための呼び液供給管路(供給経路)19が連通されている。また、呼び液供給管路19の下端は、ポンプ28の吐出側に連通された液体供給経路20に接続されている。尚、予備タンク15の容量は、ポンプ28の内部容積とポンプ28の吸い込み側に連通された管路長さ分の容積を合計した容積によって決まる。
貯蔵タンク14と計装部16との間には、隔壁18が設けられており、この隔壁18には液体供給経路20の一端を構成する吸い上げ管路21と、予備タンク15の上部に連通された第2補給管路22と、液体供給経路20から分岐された逃がし用管路23と、予備タンク15の上部空間に連通された空気逃がし管路25とが貫通している。
吸い上げ管路21及び第2補給管路22は、夫々貯蔵タンク14の左右側壁近傍に挿入されており、吸い上げ管路21及び第2補給管路22の下端は、貯蔵タンク14の底部近傍まで延在している。また、貯蔵タンク14の底部には、気体の移動を遮断するバッフルプレート24が起立している。吸い上げ管路21の下端には、吸い上げ管路21内の液体が下方に流出しないように逆流防止弁21aが設けられている。
貯蔵タンク14の内壁には、液体供給に伴う液面の低下を検出する残量検出手段としての液面センサ60が取り付けられている。この液面センサ60は、例えば、フロート式の液面検出スイッチからなり、液面低下により貯蔵タンク14の残量が予め決められた所定量に達したときにフロート(図示せず)が降下して検出信号を出力する高さ位置(下限位置L)に設けられている。
また、吸い上げ管路21の下端に設けられた吸い込み口21bは、液面センサ60が設けられた下限液位Lよりも低い貯蔵タンク14の底部近傍の位置(供給禁止位置L)にあり、液面センサ60から検出信号が出力された後も貯蔵タンク14の底部に残留する液体を吸い上げることが可能な位置に設けられている。
また、筐体12の側面には、吐出再開スイッチ62が取り付けられている。この吐出再開スイッチ62は、操作者が手動操作する押釦式スイッチであり、後述するように液面センサ60から検出信号が出力されてポンプ28の運転を停止した後、液体供給を再開する際に操作されるものである。従って、操作者は、ノズル38より液体を吐出している途中に液面センサ60からの検出信号に基づいてポンプ28の運転が停止された場合、吐出再開スイッチ62を押圧操作することにより、ポンプ28が起動されて液体の供給を再開することができる。
さらに、計装部16の液体供給経路20には、上流から三方弁26、ポンプ28、逃がし用管路23、流量計30、経路切替手段としての第1電磁弁32、ホース継ぎ手34、ホース36、ノズル38が設けられている。また、第1補給管路17には、経路切替手段としての第2電磁弁40が設けられ、呼び液供給管路19には、第3電磁弁42(請求項1の弁に相当する)が設けられている。
各電磁弁32,40,42は、夫々ノーマルクローズ方式の電磁弁であり、ソレノイドが励磁されることで、開弁動作するように構成されている。
三方弁26は、吸い上げ管路21が連通されたaポートと、液体供給経路20に連通された吐出側のbポートと、外部の補給タンク(図示せず)から液体を補給するための補給ホース(図示せず)が連通されるcポートとを有する。三方弁26のcポートは、補給ホースが接続される接続口44に連通されている。
また、三方弁26は、制御信号の入来により切り替わる電磁式の切替弁であり、ノズル38へ供給する際は、a−bポートを連通させ、貯蔵タンク14に補給する際にはc−bポートを連通させるように切り替わる。尚、ノズル38へ供給する際は、第1電磁弁32が開弁されてポンプ28から圧送された液体をノズル38へ供給する。また、予備タンク15に補給する際は、第2電磁弁40が開弁されており、外部から補給された液体は、ポンプ28により加圧されて流量計30に圧送され、流量計30により流量を計測されて予備タンク15に補給される。そして、予備タンク15から溢れた液体は、第2補給管路22を介して貯蔵タンク14に補給される。
また、ポンプ28が空転状態になった場合には、後述するように第3電磁弁42が開弁されて予備タンク15に貯留された液体が呼び液供給管路19を介してポンプ28の吐出側に供給される。これにより、ポンプ28の内部及び吸い込み側の液体供給経路20に呼び液としての液体が供給され、ポンプ28は貯蔵タンク14の液体を汲み上げることが可能になる。
本実施例では、ポンプ28にマグネットカップリングを介してモータの回転駆動力を羽根車に伝達するように構成されており、ポンプ28とモータとの回転伝達部分からの液漏れが防止されている。
ノズル38は、吐出口に液体供給により発生する負圧により空気を吸引するための空気導入口を有しており、この空気導入口が液面によって閉塞されると、ノズル38に内蔵された弁機構が自動的に閉弁動作して液体の供給を停止するように構成されている。このような液面検知による自動閉弁機構は、周知のものであるので、ここではその詳細な説明を省略する。
供給量計測手段としての流量計30は、超音波式渦流量計からなり、流路内を流れる液体の流量に応じて発生するカルマン渦を超音波の伝播速度の変化によって検出し、2つの超音波受信器から出力される流量パルスの積算値から流速(瞬時流量)を求めるように構成されている。尚、超音波式渦流量計の構成及び検出回路、流量演算回路は、周知のものであるので、ここではその詳細な説明を省略する。
超音波式渦流量計では、図2(a)に示されるように、液体中に気体がないと、超音波が液体中を支障なく進行することができるため、等間隔の流量パルスが得られ、流量パルスの欠落が発生しない。ところが、図2(b)に示されるように、液体中に気体があると、超音波が気体によって進行することができず、等間隔の流量パルスが得られないので、流量パルスが欠落する。従って、流量計30から出力される流量パルスの欠落を監視することにより液体中への気体の侵入を検出することが可能になる。従って、流量計30は、供給量計測手段及び気体検出手段として兼用することができ、気体検出手段を別個に設けなくて済むので、その分構成の簡略化が図れる。
計装部16には、上記三方弁26、ポンプ28、流量計30、第1電磁弁32、第2電磁弁40、第3電磁弁42の他に、流量計30により計測された液体の供給量、または液体の補給量を表示する流量表示部46と、各弁やポンプなどを制御するCPU(Central processing unit)を有する制御装置48と、記憶手段としてのメモリ58とが設けられている。
また、筐体12の右側面には、使用しないときのノズル38を掛止するノズル掛け52が設けられている。そして、ノズル掛け52には、ノズル38を検出するノズルスイッチ54が設けられている。このノズルスイッチ54は、ポンプ起動スイッチとして機能するスイッチであり、ノズル38がノズル掛け52に掛止されているときにオンになり、ノズル38がノズル掛け52から外れるとオフになる。そして、ノズル38がオフになると、ポンプ28に駆動電圧が印加されてポンプ制御が行われる。
メモリ58には、貯蔵タンク14から液体をノズル38に供給する場合には、吸い上げ管路21とポンプ28の吸い込み口との連通状態、及びノズル38とポンプ28の吐出口との連通状態を保持するように三方弁26、電磁弁32を切り替え、貯蔵タンク14及び予備タンク15に液体を補給する場合には、接続口44とポンプ28の吸い込み口との連通状態、及びポンプ28の吐出口とノズル38との連通状態を保持するように三方弁26、電磁弁32を切り替える制御プログラムと、ポンプの起動後、流量計30により流量が計測されない場合に電磁弁42を開弁させて予備タンク15の液体(呼び液)をポンプ28の吐出側に供給する制御プログラムと、流量計30により流量が計測されない場合に液体供給経路20に気体が侵入した物と判定する制御プログラム(気体検出手段)とが格納されている。
また、メモリ58には、液面センサ60により液体の残量が所定量に達したことが検出された場合にはノズル38よりの液体の吐出を停止させる制御プログラム(停止制御手段)と、吐出再開スイッチ62の操作によりノズル38よりの液体の吐出停止を解除する制御プログラム(吐出停止解除手段)と、ポンプ28が駆動されている際に、気体が検出した場合には、ノズル38よりの液体の吐出を停止すると共に、その後の吐出再開スイッチ62の操作によるノズル38よりの液体の吐出再開を禁止する制御プログラム(吐出禁止手段)とが格納されている。
また、上記液体供給装置10において、腐食性の液体を供給することができるように、各管路が耐食性を有する塩化ビニールなどにより形成され、流量計30が耐食性を有するPPS(ポリフェニレンサルファイド)により形成されている。
ここで、上記構成とされた液体供給装置10の制御装置48が実行する制御処理について図3に示すフローチャートを参照して説明する。尚、図3に示す制御処理としては、予備タンク15に液体を補給する補給モード処理(S12〜S14)と、貯蔵タンク14からノズル38に液体を供給する供給モード処理(S17〜S22)と、液体中に気体が存在するか否かを判定する気体検出処理(S15〜S27)と、貯蔵タンク14の液体残量が所定量に減少したとき液体供給を停止させる供給停止処理(S28〜S33)と、供給停止処理後に吐出再開スイッチ62の操作により吐出再開させる吐出停止解除処理(S34〜S43)とがある。
図3に示されるように、制御装置48は、S11でノズルスイッチ54がオフになったかどうかをチェックする。S11において、S11でノズルスイッチ54がオンであるときは、ノズル38がノズル掛け52に掛止されているので、S11に戻る。従って、液体の供給及び補給も行わない状態では、S11の処理を繰り返す待機状態となる。
また、作業員がノズル38をノズル掛け52から外し、ノズル38の吐出口を被液体供給体として容器(図示せず)の供給口に挿入してノズル38のノズルレバーを開弁位置に操作すると、S11でノズルスイッチ54がオフになるため、補給モード処理が開始される。
S11において、ノズル38がノズル掛け52より外されてノズルスイッチ54がオフになると、S12に進み、ポンプ駆動信号を出力してポンプ28を駆動する。続いて、S13に進み、循環時間計測を行なうタイマによる計時を開始する。同時に流量計30による流量計測も開始する。
その後、S14に進み、第2電磁弁40を開弁すると共に、三方電磁弁26のa−bポートを連通した液体供給状態に保持する(経路切替手段)。これにより、ポンプ28により貯蔵タンク14からくみ上げた液体が呼び液として予備タンク15に補給され、予備タンク15内の呼び液が満タンとなり予備タンク15から溢れた液体は第2補給管路22を介して貯蔵タンク14へ還流される(呼び液補給制御手段)。従って、ポンプ起動時には、予備タンク15の貯留量は常に満タン状態に保たれている。
次のS15では、流量計30から出力された流量パルスを監視して液体中に気体が存在するか否かをチェックする(気体検出手段)。このS15では、前述したように、流量パルスを監視しており(流量パルス監視手段)、液体中に気体があると超音波が気体によって進行することができず、流量パルスが欠落することにより等間隔の流量パルスが検出されなくなったことをもって気体の存在が検出されたと判定する(図2(b)に示す)。
上記S15において、気体が検出されないときは、S16に進み、所定循環時間Tが経過したか否かをチェックする。S16において、所定循環時間Tが経過していない場合は、S15に戻り、気体検出処理を行なう。従って、所定循環時間Tが経過するまで、流量パルスの監視(流量パルス監視手段)による気体検出の有無を判定しており、流量パルスが所定時間検出されない場合には、気体の存在が検出されたものと判定することができる。
また、S16において、所定循環時間Tが経過した場合は、S17に進み、第2電磁弁40を閉弁させることにより補給モード処理より供給モード処理に処理が移行する(経路切替手段)と共に、第1電磁弁32を開弁する(経路切替手段)。これにより、ポンプ28の運転により貯蔵タンク14からくみ上げた液体が液体供給経路20を介してノズル38が挿入された容器に供給される。
次のS18では、流量表示部46に表示される積算流量をゼロリセットする。そして、S19に進み、流量計30により検出された流量パルスを積算して液体の瞬時流量を計測し、供給された液体の供給量(積算量)を流量表示部46に表示する。
次のS20では、ノズルスイッチ54がオフかどうかをチェックする。S20において、ノズルスイッチ54がオフであるときは、後述するS28以降の処理に移行する。また、S20において、ノズル38がノズル掛け52に戻されてノズルスイッチ54がオンになると、ノズル38を用いた液体供給が終了したため、S21に進み、第1電磁弁32を閉弁して液体供給を停止した後、続いて、S22でポンプ駆動信号の出力を停止することによりポンプ28の運転を停止させて今回の処理を終了する。
また、上記S15において、気体が検出された場合には、S23に移行して第2電磁弁40を閉弁して予備タンク15への補給を停止し、さらに、S24でポンプ駆動信号の出力を停止することによりポンプ28の運転を停止させる。続いて、S25に進み、異常信号を出力して警報(アラーム)あるいは警告灯の点滅等により気体発生が発生していることを報知する。
この後、S26において、ノズル38がノズル掛け52に戻されてノズルスイッチ54がオンに切り替わると、S27に進み、異常信号を停止して今回の制御処理を終了する。
また、上記S20において、ノズルスイッチ54がオフであるときは、まだノズル38による液体供給が行なわれているので、S28に移行してノズル38よりの液体の供給量が予め設定された所定積算量(例えば、2リットル程度)に達したか否かをチェックする。尚、上記所定積算量は、任意の値に設定することが可能であり、被充填タンク側の容量に応じた数値が設定されることが望ましい。
上記S28において、ノズル38よりの液体の供給量が予め設定された所定積算量(例えば、2リットル程度)に達している場合には、S29に進み、液面センサ60からの検出信号に対応する補給信号が入力されたか否かをチェックする(請求項1の残量検出手段に相当する)。S29において、補給信号が入力された場合には、S30に進み、第1電磁弁32を閉弁して液体供給を停止した後、続いて、S31でポンプ駆動信号の出力を停止することによりポンプ28の運転を停止させる。
これにより、貯蔵タンク14内の液面が液面センサ60により検出される下限位置Lに低下している場合には、貯蔵タンク14内の残量が少ないので、一旦ノズル38よりの液体供給を停止させる。そのため、ノズル38を操作している操作者は、ノズル38からの液体の吐出が停止されて貯蔵タンク14内の残量が少ないことを確実に確認することができる。
そして、次のS32では、操作者に液体の供給を再開することが可能であることを報知するための補給報知信号を出力する。次のS33では、ノズルスイッチ54がオフかどうかをチェックする。S20において、ノズルスイッチ54がオンであるときは、ノズル38がノズル掛け52に戻されているので、前述したS22に戻り、ポンプ駆動信号の出力を停止することによりポンプ28の運転を停止させて今回の処理を終了する。
また、上記S28において、ノズル38よりの液体の供給量が予め設定された所定積算量(例えば、2リットル程度)に達していない場合には、S34に進み、供給された液体中から気体が検出されたか否かをチェックする。S34において、供給された液体中から気体が検出されないときは、前述したS19に戻り、S19以降の処理を行なう。また、S34において、供給された液体中から気体が検出されたときは、S35に進み、第1電磁弁32を閉弁した後、前述したS24に戻り、S24以降の気体検出処理を行なう。
また、上記S33において、貯蔵タンク14内の液面が液面センサ60により検出される下限位置Lに低下しているのにノズル38がノズル掛け52に戻されていない場合には、操作者がノズル38による液体供給を継続しようとしているものと推測してS36に移行する。このS36では、吐出再開スイッチ62が押圧操作されて強制補給信号が入力されたか否かをチェックする(請求項1の吐出停止解除手段に相当する)。S36において、強制補給信号が入力されないときは、上記S33に戻り、ノズル38がノズル掛け52に戻されたか否かをチェックする。よって、操作者がノズル38を持ったままのときは、S33,S36の処理が繰り返される。
また、S36において、吐出再開スイッチ62が押圧操作されて強制補給信号が入力されたときは、S37に進み、ポンプ駆動信号を出力してポンプ28を駆動する。そして、S38では、第1電磁弁32を開弁する。これにより、ノズル38よりの液体供給が再開される。続いて、S39に進み、流量計30による流量計測を開始し、供給停止前の供給量(積算流量)に吐出再開スイッチ62が押圧操作された後の追加給液量を加算し、合計された積算流量を流量表示部46に表示する。
次のS40では、ノズルスイッチ54がオフかどうかをチェックする。S40において、ノズルスイッチ54がオンであるときは、今回の液体供給が終了してノズル38がノズル掛け52に戻されているので、S41に進み、第1電磁弁32を閉弁して液体供給を停止した後、続いて、S22でポンプ駆動信号の出力を停止することによりポンプ28の運転を停止させる。
また、S40において、ノズルスイッチ54がオフであるときは、ノズル38がノズル掛け52に戻されていないので、S42に進み、供給された液体中から気体が検出されたか否かをチェックする(請求項の気体検出手段に相当する)。S42において、供給された液体中から気体が検出されないときは、前述したS39に戻る。従って、S42において、吐出再開スイッチ62が押圧操作されて液体供給が再開されたときは、S39からS42の処理を繰り返しており、液体の供給が終了する前に貯蔵タンク14内の残量が供給禁止位置L以下に減少すると、吸い上げ管路21の吸い込み口21bより空気が吸い込まれることになる。
そのため、S42においては、供給された液体中から気体が検出されたときは、S43に進み、第1電磁弁32を閉弁した後、前述したS24に戻り、S24以降の気体検出処理を行なう。そして、S42において、供給された液体中から気体が検出されたときは、貯蔵タンク14内の液体残量が供給禁止位置Lに低下しており、流量計30により正確な流量計測ができないため、S43に進み、第1電磁弁32を閉弁して液体供給を停止した後、前述したS24に戻り、S24以降の気体検出処理を行なう(請求項の吐出禁止手段に相当する)。
尚、S42では、気体を検出する代わりに、供給禁止位置Lを検出する液面センサを設けて貯蔵タンク14内の液体残量が供給禁止位置Lに低下したことを検出して第1電磁弁32を閉弁するようにしても良い。
このように、貯蔵タンク14内の液体の残量が所定量(下限位置L)に達したことが検出された場合にはノズル38よりの液体の吐出を停止させるため、操作者に貯蔵タンク14の残量が少なくなったことを確実に知らせることができ、吐出再開スイッチ62の操作により液体の吐出停止を解除して液体供給を再開することが可能になり、液体供給中に貯蔵タンク14の残量がゼロになることが防止され、顧客に対する信頼性を高められる。
また、吐出再開スイッチ62の操作により液体の供給を再開し、液体中に気体が含まれていることが検出された場合には、ノズル38よりの液体の吐出を停止すると共に、その後の吐出再開スイッチ62の操作によるノズルよりの液体の吐出再開を禁止するため、貯蔵タンク14の残量が殆どない(ゼロに近い状態)での液体の供給を強制的に禁止し、気体混入状態の液体の流量を正確に計測することができない状態のままでの液体供給を停止して顧客に対する信頼性を高められる。
上記実施例では、筐体12の下部に貯蔵タンク14が設けられた構成を一例として挙げたが、これに限らず、貯蔵タンク14が筐体12の外部に設置される構成のものにも本発明が適用できるのは勿論である。
また、貯蔵タンク14に貯蔵される流体としては、ポンプにより圧送することができる液体であれば供給及び補給が可能であるので、ガソリン等の燃料や化学薬品や冷却用液や洗浄液など様々な種類の液体が考えられる。
また、上記実施例において、電磁弁32,40の代わりに三方弁を設ける構成としても良い。
本発明になる液体供給装置の一実施例を示す構成図である。 超音波式渦流量計から出力される流量パルスの波形図であり、(a)は液体中に気体がない場合の波形図、(b)は液体中に気体が侵入した場合の波形図である。 制御装置48が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 液体供給装置
12 筐体
14 貯蔵タンク
15 予備タンク
16 計装部
17 第1補給管路
19 呼び液供給管路
20 液体供給経路
21 吸い上げ管路
22 第2補給管路
28 ポンプ
30 流量計
32 第1電磁弁
38 ノズル
40 第2電磁弁
42 第3電磁弁
46 流量表示部
48 制御装置
54 ノズルスイッチ
60 液面センサ
62 吐出再開スイッチ

Claims (1)

  1. 液体を貯蔵する貯蔵タンクと、
    一端が前記貯蔵タンクに連通され、他端が被液体供給体に液体を供給するためのノズルに連通された液体供給経路と、
    前記液体供給経路に設けられたポンプと、
    前記液体供給経路に設けられ、前記ポンプにより圧送された液体の供給量を計測する供給量計測手段と、
    を有する液体供給装置において、
    前記貯蔵タンク内の液体の残量が予め決められた所定量に減少したことを検出する残量検出手段と、
    該残量検出手段により液体の残量が所定量に減少したことが検出された場合には前記ノズルよりの液体の吐出を停止させる停止制御手段と、
    該停止制御手段により前記ノズルよりの液体の吐出が停止された後、前記ノズルよりの液体の吐出を再開させるために操作される吐出再開スイッチと、
    該吐出再開スイッチの操作により前記停止制御手段による前記ノズルよりの液体の吐出停止を解除して前記ノズルよりの液体の吐出を可能とされた後、前記ノズルより液体を吐出させる吐出停止解除手段と、
    前記液体供給経路内に気体が存在するか否かを検出するための気体検出手段と、
    前記吐出再開スイッチの操作により前記ノズルよりの液体の吐出を再開させた後において、前記気体検出手段により気体が検出された場合には、前記ノズルよりの液体の吐出を停止すると共に、その後の前記吐出再開スイッチの操作による前記ノズルよりの液体の吐出再開を禁止する吐出禁止手段と、
    前記停止制御手段が前記ノズルよりの液体の吐出を停止させた場合には、操作者に対して前記吐出再開スイッチの操作により液体の供給の再開が可能であることを報知するための補給報知信号を出力する補給報知信号出力手段と、
    を備えてなることを特徴とする液体供給装置。
JP2005063088A 2005-03-07 2005-03-07 液体供給装置 Expired - Fee Related JP4478596B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005063088A JP4478596B2 (ja) 2005-03-07 2005-03-07 液体供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005063088A JP4478596B2 (ja) 2005-03-07 2005-03-07 液体供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006240727A JP2006240727A (ja) 2006-09-14
JP4478596B2 true JP4478596B2 (ja) 2010-06-09

Family

ID=37047538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005063088A Expired - Fee Related JP4478596B2 (ja) 2005-03-07 2005-03-07 液体供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4478596B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007182242A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Tokiko Techno Kk 液体供給システム
WO2018061799A1 (ja) * 2016-09-27 2018-04-05 日立オートモティブシステムズ株式会社 エアサスペンションシステム
PT3395756T (pt) * 2017-04-28 2020-02-28 Wayne Fueling Systems Sweden Ab Uma unidade de bomba de combustível para uma unidade de dispensação de combustível, uma unidade de dispensação de combustível para reabastecer um veículo, e um método para manusear uma unidade de bomba de combustível de uma unidade de dispensação de combustível
JP7013155B2 (ja) * 2017-07-20 2022-02-15 トキコシステムソリューションズ株式会社 液体燃料供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006240727A (ja) 2006-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4406890B2 (ja) 計量機
JP4478596B2 (ja) 液体供給装置
JP2014129766A (ja) 尿素scr用尿素水消費量診断装置
JP4672592B2 (ja) 給液装置
JP6011332B2 (ja) 尿素scr用尿素水消費量診断装置
JP6265825B2 (ja) 燃料供給装置
JP2006348766A (ja) ポンプの制御方法
JP2006151509A (ja) 液体供給装置
JP2007182242A (ja) 液体供給システム
JP2008247407A (ja) 燃料供給装置
KR100928943B1 (ko) 가스차량용 연료공급장치의 연료필터 막힘 감지시스템 및감지방법
JP4628312B2 (ja) 給液装置
JP2006123946A (ja) 液体供給装置
JPH11148332A (ja) エンジンのオイル自動補給装置
JP2006123926A (ja) 流体供給装置
JP4891857B2 (ja) 内燃機関のNOx浄化装置
JP6746255B2 (ja) 中和処理装置
JP4499529B2 (ja) 流体供給装置
JP3518182B2 (ja) 給油装置
JP3463472B2 (ja) 給油装置
JP2507191B2 (ja) 給油装置
JP2596597B2 (ja) 給油装置
JP4356462B2 (ja) 微細気泡発生装置
JP3387640B2 (ja) 給油装置
JP3163442B2 (ja) 燃料漏れ検出機能を有する燃料供給システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20071128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100309

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4478596

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees