JP4526743B2 - 給油装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は給油装置に係り、特に油液を供給する送液経路に設けられた電磁弁の弁開度を変更して給油ノズルへの供給量を調整するよう構成された給油装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の給油装置としては、計量機本体の内部に挿入された送液経路にポンプ、流量計、電磁弁を配置し、電磁弁の弁開度に応じた流量の油液が送液経路を通過して給油ノズルに供給されるように構成されている。この種の電磁弁としては、例えば口径の大きい第1の弁と口径の小さい第2の弁を切り替えることにより、給油ノズルへ供給される流量を段階的に調整するように構成されている。
【0003】
しかしながら、このような従来の電磁弁では、きめ細かな流量制御ができないため、給油ノズルへの供給量に応じて弁開度を複数段階に調整される無段電磁弁を用いることが検討されている。
【0004】
この無段電磁弁では、ソレノイドに入力される駆動信号の周波数とデューティー(%)の関係から弁開度が制御される構成である。無段電磁弁を制御する方式としては、▲1▼予め測定された実験データに基づいて無段電磁弁に弁開度を指示することで吐出量の制御を行う制御方式と、▲2▼電磁弁の吐出量を常に測定し、その測定結果をフィードバックして弁開度を制御する制御方式とがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、無段電磁弁を用いて給油ノズルに供給される油液の流量制御を行う場合、無段電磁弁のソレノイドに通電すると、通電時間の経過と共にソレノイドの温度が上昇し、ソレノイドの温度上昇に伴ってデューティーに対する弁開度が小さくなってしまい所望の吐出量が確保できないという問題がある。
【0006】
また、小吐出量から給油を開始する場合には、ソレノイドの温度上昇に伴ってデューティーに対する弁開度が小さくなって所定のデューティーを電磁弁に与えても閉弁状態が維持され、デューティーに対する弁開度を演算することができないという問題もある。
そこで、本発明は上記課題を解決した給油装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は以下のような特徴を有する。
本発明は、油液を給油するための給油ノズルと、給油ノズルへ油液を送液する送液経路と、送液経路に油液を送液するポンプと、送液経路を流れる油液の流量を計測する流量計と、送液経路に設けられ、ソレノイドに供給される駆動信号のデューティーの大きさに応じて弁開度が調整される電磁弁とを備えてなる給油装置において、電磁弁の開弁時間に対する吐出量の補正値を記憶する記憶手段と、電磁弁のソレノイドへの通電時間を測定する計時手段と、計時手段により測定された通電時間に対応する補正値を記憶手段から読み込み、読み込まれた補正値を用いて電磁弁のソレノイドへ供給される駆動信号のデューティーを変更する制御手段と、を備えており、電磁弁のソレノイドへの通電時間の経過に応じた補正値を用いて電磁弁のソレノイドへ供給される駆動信号のデューティーを変更することが可能になり、電磁弁の温度上昇に応じたデューティーでソレノイドを駆動することにより電磁弁の弁開度及び吐出量を確保することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明になる給油装置の一実施例を説明する。
図1は本発明になる給油装置の一実施例の構成図である。
図1に示されるように、給油装置11は給油所の給油現場に設置され、装置本体12の側面には給油ノズル13に接続された給油ホース15が引き出されている。給油ノズル13は通常、装置本体12の側面に設けられたノズル掛け14に掛止されており、例えば顧客の自動車が給油所に到着すると、操作者は給油ノズル13をノズル掛け14から外し自動車の燃料タンク16の給油口16aに挿入して給油を行う。
【0009】
また、給油ノズル13は、ノズル本体の側面に設けられた継手に給油ホース15が接続されており、給油ホース15は装置本体12内において、送液管路20に接続されている。この送液管路20は、地下タンク21まで延在して挿入されており、その途中にはポンプ22,流量計24,無段電磁弁27が配設されている。
【0010】
無段電磁弁27は、駆動信号の周波数及びデューティーに応じた弁開度で開弁して給油ノズル13へ供給される油液の流量を調整する。尚、無段電磁弁27の構成については、後述する。
【0011】
また、装置本体12の前面には、流量計24により計測された瞬時流量を積算して得られる給油量を表示する給油量表示器26が配設されている。そして、上記ノズル掛け14のノズルスイッチ14a,ポンプ22のポンプモータ22a,流量計24の流量パルス発信器24a,給油量表示器26は、制御回路25に接続されている。
【0012】
制御回路25は、給油ノズル13がノズル掛け14より外されてノズルスイッチ14aからの信号が入力されると、ポンプ22のポンプモータ22aが起動して地下タンク21内の油液を汲み上げると共に、無段電磁弁27を所定の弁開度を保つように所定周波数の駆動信号を出力すると共に、駆動信号のデューティーを変更するように制御する。
【0013】
また、給油ノズル13は、ノズルレバー13aの操作位置によって内蔵された弁の弁開度が調整される構成となっており、且つノズルレバー13aの先端を任意の操作位置に掛止する掛止部(図示せず)が設けられている。給油ノズル13のノズルレバー13aが操作されると、燃料タンク16への給油が開始され、流量計24の流量パルス発信器24aから流量パルスが制御回路25に出力される。
【0014】
そして、制御回路25は、流量パルス発信器24aから出力された流量パルスを積算して給油量表示器26に給油量を表示させる。また、制御回路25は、後述するように満タン給油制御あるいはプリセット給油制御を行う。
図2は制御回路25の構成を示すブロック図である。
【0015】
図2に示されるように、制御回路25は、後述する給油制御処理を実行するCPU30と、各データが記憶されるRAM31と、プリセット給油制御プログラムが格納されたROM32と、信号の入出力を行うI/Oインタフェース33とを有する。RAM31は、バッテリ34からの電源供給により記憶状態を維持している。また、I/Oインタフェース33には、ノズル掛け14のノズルスイッチ14aと、流量計24の流量パルス発信器24aと、表示器26と、無段電磁弁27と、プリセットスイッチ35が接続されている。
【0016】
尚、本実施例においては、ROM32は、満タン給油、プリセット給油を行う場合に給油時間の経過に応じて無段電磁弁27の弁開度を制御するためのデューティーが記憶されている。さらに、ROM32は、開弁時間に対する吐出量の補正値を記憶する記憶手段(請求項1)として機能する。また、ROM32には、無段電磁弁27の通電時間を測定する制御プログラムI(計時手段)と、通電時間に対応する補正値をROM32から読み込み、読み込まれた補正値を用いて無段電磁弁27へ供給される駆動信号のデューティーを変更する制御プログラムII(請求項1の制御手段)とが格納されている。
【0017】
従って、制御回路25は、給油する際に無段電磁弁27への通電時間に応じた補正値(電圧印加時間に対する吐出量との関係)を求めた後、この補正値に基づいて当該無段電磁弁27へのデューティーを補正して無段電磁弁27に駆動信号を供給する。
【0018】
プリセットスイッチ35は、例えばノズル掛け14の近傍に設置されており、プリセット給油を行う場合のみ操作される。従って、給油を開始する前にプリセットスイッチ35を操作してプリセット値が入力されると、プリセット給油モードが設定される。
【0019】
図3は無段電磁弁27の構成を示す縦断面図である。
図3に示されるように、無段電磁弁27は、弁本体40と、弁本体40の弁座41に離着座する弁体42と、弁体42の弁軸42aが挿入されるソレノイド43と、弁体42の弁軸42aを閉弁方向に付勢するコイルバネ44とを有する。また、弁本体40は、油液が流入する流入口45と、弁座41の開口41aを通過した油液が給油ノズル13へ吐出される流出口46とを有する。弁体42は、コイルバネ44のバネ力により弁座41に当接する閉弁位置に付勢されており、油液の圧力が作用しても開弁しないように押圧されている。
【0020】
また、ソレノイド43は、制御回路25からの駆動信号により励磁されると、弁体42の弁軸42aを上方に吸引する方向の電磁力を発生し、弁体42をコイルバネ44のバネ力に抗して開弁動作させる。そして、無段電磁弁27は、ソレノイド43に入力される駆動信号の1周期当りのデューティー比によって開弁方向の電磁力を弁体42に作用させることにより、所望とする流量の吐出量が得られるように、弁体42の弁開度が調整される。従って、弁体42は、ソレノイド43のある周波数の周期的な電磁力と、コイルバネ44のバネ力とがバランスする弁開度の位置に微少振動した状態で保持される。
【0021】
制御回路25は、後述するように給油開始当初、低流量で無段電磁弁17を開弁させ、駆動信号のデューティーで決まる弁開度に対する吐出量を測定して当該無段電磁弁27との関係を求める。そして、制御回路25は、無段電磁弁17の特性が基準弁開度に対して基準流量が吐出されるように駆動信号のデューティーを補正する。
【0022】
さらに、ソレノイド43は、通電時間の経過により温度が上昇するため、給油開始当初と給油中あるいは給油終了時点での温度が異なり、温度上昇に応じて弁体42の弁開度が減少する。そのため、無段電磁弁27においては、ソレノイド43へ供給される駆動信号のデューティーを補正する必要がある。そこで、制御回路25では、後述するようにソレノイド43への通電時間を計時し、通電時間に応じたデューティーの補正値をROM32から読み出して駆動信号のデューティーを補正して温度上昇に伴う弁開度の減少を補償する。
【0023】
図4は無段電磁弁27の弁開度(デューティー)と吐出量との関係を示すグラフである。
図4に示されるように、グラフA,B,Cは、3種類の無段電磁弁27のデューティーを0〜100%に上昇させたときの吐出量の変化を示すものである。グラフA,B,Cから分かるように、無段電磁弁27は、弁開度(デューティー)と吐出量との関係がグラフA,B,Cに示すようにスライドする。
【0024】
従って、無段電磁弁27に供給される駆動信号のデューティーを変更することにより、デューティーに対して吐出量が平行移動するように変化する。
【0025】
例えば、グラフBに対してデューティー50%のときの差(Sa%)を補正値として駆動信号のデューティーに減算すると、グラフAの特性が得られる。また、グラフBに対してデューティー50%のときの差(Sb%)を補正値として駆動信号のデューティーに加算すると、グラフCの特性が得られる。
【0026】
このように、制御回路25は、無段電磁弁27の特性に応じて駆動信号のデューティーをスライドして補正することにより、無段電磁弁27のデューティーに対する吐出量を変更することが可能になる。
【0027】
ここで、上記のように構成された無段電磁弁27の弁開度を調整して給油量制御を行う場合の吐出量の変化について説明する。
【0028】
図5は無段電磁弁27の弁開度に応じた吐出量の変化を示すグラフであり、(A)は満タン給油の場合のグラフ、(B)は定量給油(プリセット給油)の場合のグラフ、(C)は給油装置11の電源がオンになった後の最初(1回目)の給油の場合のグラフである。
【0029】
図5(A)に示されるように、満タン給油の場合、制御回路25のCPU30は、給油開始から所定流量(0.2L)給油されるまで、無段電磁弁27の弁開度を制御するためのデューティー値を小流量用のデューティーDa+Sに設定する。
【0030】
また、無段電磁弁27は、最大吐出量に設定する場合にデューティー値を100%に設定すると、弁体42が全開位置に貼り付いてしまうおそれがある。そのため、制御回路25のCPU30は、給油開始から所定流量(0.2L)給油された後はデューティーDbを70%〜80%程度に抑えている。
【0031】
燃料タンク16が満タンになると、給油ノズル13に内蔵された自動弁が液面検知による自動閉弁して給油が停止する。そして、制御回路25のCPU30は、無段電磁弁27へのデューティー値を0%に変更して無段電磁弁27を閉弁させる。
【0032】
図5(B)に示されるように、定量給油(プリセット給油)の場合、制御回路25のCPU30は、前述した満タン給油の場合と同様に、給油開始から所定流量(0.2L)給油されるまで、無段電磁弁27の弁開度を制御するためのデューティー値を小流量用のデューティーDa+Sに設定する。そして、制御回路25のCPU30は、所定流量(0.2L)給油された後はデューティーDb+Sを70%〜80%程度に設定する。
【0033】
また、制御回路25のCPU30は、給油開始後にプリセット給油終了直前給油量(目標給油量−0.5L)に達すると、無段電磁弁27の弁開度を制御するためのデューティー値を中流量用のデューティーDc+Sに設定する。
【0034】
さらに、制御回路25のCPU30は、流量計24によりプリセット値が計測されると、プリセット給油終了と判断して無段電磁弁27へのデューティーを0%に変更して無段電磁弁27を閉弁させる。
【0035】
図5(C)に示されるように、制御回路25のCPU30は、給油装置11の電源がオンになった後の最初(1回目)の給油の場合、その日の開店時間あるいはメンテナンス終了のための電源オンによって無段電磁弁27のソレノイド43の温度が上昇しているのか否かが不明であるため、ソレノイド43が温度上昇しているものと仮定し、給油開始から準備時間Tdが経過するまでの間、通常のデューティーDaよりも大きい値Dd+Sに設定して弁開度(吐出量)を確保する。尚、図5(C)は給油開始時において、ソレノイド43の温度上昇が生じていなかったときの吐出量の変化を示すグラフである。
【0036】
そして、給油開始から準備時間Tdが経過するまでの間に無段電磁弁27のソレノイド43の温度が上昇すると、制御回路25のCPU30は、デューティーを小流量用のデューティーDa+Sに変更する。
【0037】
また、この場合も上記満タン給油の場合と同様に、所定時間Taが経過した後はデューティーDbを70%〜80%程度に設定する。
【0038】
図6は給油の経過時間に応じた補正値の変化を示す図であり、(A)は給油時間及び給油停止時間に応じたデューティーのスライド量(補正値)の変化を示すグラフ、(B)は給油時間に応じた無段電磁弁27の状態(開弁)を示すグラフである。
【0039】
図6(A)に示すグラフI〜IIIは、夫々図6(B)に示すグラフIV〜VIに対応しており、給油開始からの経過時間に応じたデューティーの補正値としてROM32に記憶されている。図6(A)において、無段電磁弁27が開弁状態である間は、制御回路25のCPU30は、そのときの経過時間に応じたデューティーのスライド量(補正値)をROM32から読み込み、この読み込んだスライド量(補正値)をデューティーに加算する。
【0040】
例えば、グラフIにおいて、給油開始から時間T1までの間でスライド量(補正値)S1を読み込み、時間T1から時間T2までの間でスライド量(補正値)S2を読み込み、時間T2から時間T3までの間でスライド量(補正値)S3を読み込む。これにより、無段電磁弁27のソレノイド43の温度上昇に伴う弁開度の減少を解消するように弁体42の開弁動作を補正することが可能になる。
【0041】
尚、時間T3以降のスライド量(補正値)は、最大スライド量5%で一定値となる。これは、給油開始から時間T3経過すると、無段電磁弁27のソレノイド43の温度上昇が飽和するからである。
【0042】
また、無段電磁弁27が開弁状態から閉弁状態に切り替わると、給油が終了すると共に、無段電磁弁27のソレノイド43の温度が次第に低下するので、制御回路25のCPU30は、閉弁後の経過時間に応じたデューティーのスライド量(補正値)をROM32から読み込み、この読み込んだスライド量(補正値)を減算する。
【0043】
また、図6(A)に示すグラフI〜IIIは、給油時間が夫々異なる給油回数1〜3におけるスライド量(補正値)を示すグラフである。すなわち、グラフI〜IIIは、給油回数が1回目に比べて2回目の給油の方が給油時間が短く、2回目に比べて3回目の方が給油時間が短い場合を示している。例えば、2回目の給油では、時間T3から給油停止までの時間が1回目の給油時間よりも短くなっており、3回目の給油では時間T3に達する前に給油停止になった場合を示している。
【0044】
また、グラフI〜IIIでは、各給油開始のタイミングとしては、その前の給油が終了してスライド量(補正値)の減算処理が終了した後に次の給油が開始される場合を示しているが、これに限らず、減算処理の途中で次の給油が開始される場合もある。その場合、例えば、グラフIの減算処理とグラフIIの給油開始のタイミングがクロスすることになり、そのときの減算処理のスライド量(補正値)が2回目の給油開始時のスライド量(補正値)としてデューティーに加算される。
【0045】
ここで、制御回路25のCPU30が実行する給油時の制御処理につき図7及び図8のフローチャートを併せ参照して説明する。
図7において、CPU30は、ステップS11(以下「ステップ」を省略する)で、給油装置11の電源がオンに投入されると、S12に進み、電源投入後の最初(1回目)の給油であるので、フラグ=1にセットする。続いて、S13において、プリセット給油値が入力されたかどうかをチェックする。S13において、プリセットスイッチ35を操作してプリセット値が入力されたときは、S14で入力されたプリセット値を目標給油量として設定する。
【0046】
また、S13において、プリセット値が入力されないときは、S14の処理を省略してS15に進む。S15では、ノズルスイッチ14aの状態を監視しており、給油ノズル13がノズル掛け14から外されたか否かを確認する。S15において、ノズルスイッチ14aがオフになると、給油ノズル13がノズル掛け14から外されたものと判断してS16に進み、給油量表示器26に表示された給油量をゼロリセットする。
【0047】
次のS17では、フラグ=0であるかどうかをチェックする。S17において、電源投入後の最初(1回目)の給油である場合、フラグ=1がセットされているので、S18に進み、ポンプ22のモータ22aを起動させると共に、基準小流量のデューティー値Dd(図5(C)参照)をROM32から読み込む。続いて、S19では、ROM32から初期スライド値S1(図6参照)を読み込む。
【0048】
そして、S20で基準小流量のデューティー値Ddに初期スライド値S1を加算して現在のデューティー値を求め、このデューティー値を出力する。そのため、給油開始時に無段電磁弁27の温度が上昇していても無段電磁弁27の弁開度及び吐出量を確保することができる。
【0049】
次のS21では、流量計24の流量パルス発信器24aから出力された流量パルスを積算して給油量表示器26に表示される給油量を更新させる。続いて、S22に進み、給油を開始してからの経過時間の計時を開始する。
【0050】
S23では、給油開始から所定時間Taが経過したかかどうかをチェックする。この所定時間Taは、図5(C)に示すように、積算給油量が0.2L(リットル)に達するまでの時間である。S23において、所定時間Taが経過していないときは、上記S19に戻り、S19〜S24の処理を繰り返す。また、S23において、所定時間Taが経過したときは、図8に示すS24に進み、流量計24の流量パルス発信器24aから出力された流量パルスを積算して給油量表示器26に表示される給油量を更新させる。
【0051】
次のS25では、積算給油量が所定流量(例えば0.2L(リットル))に達したかどうかをチェックする。S25において、積算給油量が0.2L(リットル)に達していないときは、S26に進み、目標給油量(プリセット給油量)が設定されているかどうかをチェックする。S26において、プリセット給油量が設定されていないときは、S27に進み、給油ノズル13がノズル掛け14に戻されたか(給油終了)どうかをチェックする。
【0052】
S27において、ノズル掛け14のノズルスイッチ14aがオフであるときは、給油ノズル13がノズル掛け14に戻されておらず、給油中であると判断して上記S24の処理に戻り、S24以降の処理を再度実行する。
【0053】
また、上記S27において、ノズル掛け14のノズルスイッチ14aがオンであるときは、給油ノズル13がノズル掛け14に戻されており、給油終了であるので、S42でポンプ22のモータ22aを停止させると共に、無段電磁弁27のソレノイド43へのデューティーを0%に変更して無段電磁弁27を閉弁させる。次のS43では、1回目の給油が終了したのでフラグ=0をセットする。
【0054】
続いて、S44では、無段電磁弁27のソレノイド43への通電停止時間の計時を開始すると共に、通電時間(給油開始からの経過時間)の計時をリセットする。
【0055】
そして、S45において、給油装置11の電源がオフに操作されたかどうかをチェックしており、電源がオンのときは上記S13に戻り、電源オフのときは今回の処理を終了する。
【0056】
また、上記S25において、積算給油量が0.2L(リットル)に達したときは、S28に移行して基準大流量に対応するデューティー値Db(図5参照)をROM32から読み込む。続いて、S29では基準大流量のデューティー値Dbに給油開始からの経過時間(T1〜T3)に応じたスライド値S(S1〜S3の何れか、図6参照)を加算して現在のデューティー値を求め、このデューティー値を出力する。
【0057】
続いて、S50に進み、給油ノズル13がノズル掛け14に戻されたか(給油終了)どうかをチェックする。S50において、給油ノズル13がノズル掛け14に戻されていないときは、まだ給油中であるので、上記S24に戻りS24以降の処理を実行する。また、S50において、給油ノズル13がノズル掛け14に戻されたときは、まだ給油終了であるので、S42に移行する。
【0058】
そして、S42でポンプ22のモータ22aを停止させると共に、無段電磁弁27のソレノイド43へのデューティーを0%に変更して無段電磁弁27を閉弁させる。次のS43では、1回目の給油が終了したのでフラグ=0をセットする。
【0059】
続いて、S44では、無段電磁弁27のソレノイド43への通電停止時間の計時を開始すると共に、通電時間(給油開始からの経過時間)の計時をリセットする。
【0060】
そして、S45において、給油装置11の電源がオフに操作されたかどうかをチェックしており、電源がオンのときは上記S13に戻り、電源オフのときは今回の処理を終了する。
【0061】
また、2回目の給油を行うときは、上記S17において、フラグ=0(S36,S43)であるので、S46に進み、ポンプ22のモータ22aを起動させると共に、基準小流量のデューティー値Dd(図5(C)参照)をROM32から読み込む。続いて、S47では、給油開始からの経過時間の計時を開始する。その後は、前述したS24以降の処理を実行する。
【0062】
また、上記S26において、目標給油量(プリセット給油量)が設定されているときは、S51に進み、給油ノズル13がノズル掛け14に戻されたか(給油終了)どうかをチェックする。
【0063】
S51において、ノズル掛け14のノズルスイッチ14aがオフであるときは、給油終了であるので、上記S42に移行してS42以降の処理を実行する。また、S51において、ノズル掛け14のノズルスイッチ14aがオンであるときは、S30に進み、今回給油の総給油量がプリセット給油終了直前給油量(目標給油量(プリセット給油量)−0.5L(リットル))に達したかどうかをチェックする。
【0064】
S30において、今回給油の総給油量が目標給油量(プリセット給油量)より例えば0.5L(リットル)少ない給油量に達したときは、S31に進み、基準中流量のデューティー値Dc(図5参照)をROM32から読み込む。続いて、S32では給油開始からの経過時間(T1〜T3)に応じたスライド値S(S1〜S3の何れか、図6参照)をROM32から読み込む。
【0065】
続いて、S33では、基準中流量のデューティー値Dcに給油開始からの経過時間(T1〜T3)に応じたスライド値S(S1〜S3の何れか、図6参照)を加算して現在のデューティー値を求め、このデューティー値を出力する。
【0066】
次のS34において、今回給油の総給油量が目標給油量(プリセット給油量)に達していないときは、上記S51に戻り、給油ノズル13がノズル掛け14に戻されたか(給油終了)どうかをチェックしてS51以降の処理を実行する。
【0067】
また、S34において、今回給油の総給油量が目標給油量(プリセット給油量)に達しているときは、プリセット給油が終了したため、S35に進み、ポンプ22のモータ22aを停止させると共に、無段電磁弁27のソレノイド43へのデューティーを0%に変更して無段電磁弁27を閉弁させる。次のS36では、1回目の給油が終了したのでフラグ=0をセットする。
【0068】
次のS37では、無段電磁弁27のソレノイド43への通電停止時間の計時を開始すると共に、通電時間(給油開始からの経過時間)の計時をリセットする。続いて、S38において、給油ノズル13がノズル掛け14に戻されたか(給油終了)どうかをチェックする。
【0069】
S38において、ノズル掛け14のノズルスイッチ14aがオンであるときは、給油ノズル13がノズル掛け14に戻されており、給油終了と判断してS45に移行する。S45では、給油装置11の電源がオフに操作されたかどうかをチェックする。そして、S45において、給油装置11の電源がオンであるときは、上記S13に戻り、S13以降の処理を再度実行する。
【0070】
また、上記S30において、今回給油の総給油量が目標給油量(プリセット給油量)の例えば0.5L(リットル)以下に達していないときは、S52に進み、積算給油量が所定流量(例えば0.2L(リットル))に達したかどうかをチェックする。S25において、積算給油量が0.2L(リットル)に達していないときは、S39に進み、基準小流量のデューティー値Da(図5参照)をROM32から読み込む。
【0071】
次のS40では、通電時間(給油開始からの経過時間)及び通電停止時間(通電停止からの経過時間)に対応するデューティーのスライド値(補正値、図6参照)SをROM32から読み込む。この場合、通電時間(給油開始からの経過時間)に対応するデューティーのスライド値と、通電停止時間(通電停止からの経過時間)に対応するデューティーのスライド値とを読み込むが、給油中は通電時間に対応するスライド値を用いるが、給油停止後は通電停止時間に対応するスライド値を用いる。
【0072】
続いて、S41では、基準小流量のデューティー値Daにスライド値Sを加算して現在のデューティー値を求め、このデューティー値を出力する。尚、S41において、給油停止後の場合には、デューティー値から通電停止時間に対応するスライド値を減算して給油停止後のデューティー値を求める。
【0073】
上記S40においては、通電時間及び通電停止時間に対応するデューティーのスライド値SをROM32から読み込むようにしたが、これに限らず、図6(A)に示されるように、給油の停止の有無を判別可能な構成とすることにより、通電時間及び通電停止時間を1つのタイマで計時することも可能になる。
【0074】
そして、上記S51の処理に戻り、S51以降の処理を繰り返す。また、上記S52において、積算給油量が0.2L(リットル)に達したときは、S53に進み、S53に移行して基準大流量に対応するデューティー値Db(図5参照)をROM32から読み込む。続いて、S54では基準大流量のデューティー値Dbに給油開始からの経過時間(T1〜T3)に応じたスライド値S(S1〜S3の何れか、図6参照)を加算して現在のデューティー値を求め、このデューティー値を出力する。
【0075】
この後、上記S51に戻り、給油ノズル13がノズル掛け14に戻されたか(給油終了)どうかをチェックしてS51以降の処理を繰り返す。
【0076】
また、2回目の給油を行うときは、上記S17において、フラグ=0(S36,S43)であるので、S46に進み、ポンプ22のモータ22aを起動させると共に、基準小流量のデューティー値Dd(図5(C)参照)をROM32から読み込む。続いて、S47では、給油開始からの経過時間の計時を開始する。その後は、S48で通電時間(給油開始からの経過時間)及び通電停止時間(通電停止からの経過時間)に対応するデューティーのスライド値(補正値、図6参照)SをROM32から読み込む。続いて、S49では、基準小流量のデューティー値Daにスライド値Sを加算して現在のデューティー値を求め、このデューティー値を出力する。この後は、前述したS24以降の処理を実行する。
【0077】
このように、給油開始からの経過時間に応じたスライド量をROM32から読み込んで加算したデューティー値を出力することにより、無段電磁弁27のソレノイド43への通電に伴う温度上昇に応じたデューティー値でソレノイド43を駆動するため、温度上昇による弁開度の減少を解消することが可能になり、無段電磁弁27の弁開度及び吐出量を確保することができる。よって、無段電磁弁27の通電による温度変化に拘わらず流量制御の安定性及び精度を高めることが可能になる。
尚、上記実施例では、無段電磁弁27の弁開度をデューティーの変更により調整する構成を一例として挙げたが、これに限らず、無段電磁弁27の代わりに複数段階に弁開度を切り替えることができる電磁弁であれば良い。
【0078】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、油液を給油するための給油ノズルと、給油ノズルへ油液を送液する送液経路と、送液経路に油液を送液するポンプと、送液経路を流れる油液の流量を計測する流量計と、送液経路に設けられ、ソレノイドに供給される駆動信号のデューティーの大きさに応じて弁開度が調整される電磁弁とを備えてなる給油装置において、電磁弁の開弁時間に対する吐出量の補正値を記憶する記憶手段と、電磁弁のソレノイドへの通電時間を測定する計時手段と、計時手段により測定された通電時間に対応する補正値を記憶手段から読み込み、読み込まれた補正値を用いて電磁弁のソレノイドへ供給される駆動信号のデューティーを変更する制御手段と、を備えてなるため、電磁弁のソレノイドへの通電時間の経過に応じた補正値を用いて電磁弁へ供給される駆動信号のデューティーを変更することが可能になり、電磁弁の温度上昇に応じたデューティーでソレノイドを駆動することにより電磁弁の弁開度及び吐出量を確保することができる。よって、電磁弁のソレノイドへの通電による温度変化に拘わらず流量制御の安定性及び精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる給油装置の一実施例の概略構成を示す構成図である。
【図2】制御回路25の構成を示すブロック図である。
【図3】無段電磁弁27の構成を示す縦断面図である。
【図4】無段電磁弁27の弁開度(デューティー)と吐出量との関係を示すグラフである。
【図5】無段電磁弁27の弁開度に応じた吐出量の変化を示すグラフであり、(A)は満タン給油の場合のグラフ、(B)は定量給油(プリセット給油)の場合のグラフ、(C)は給油装置11の電源がオンになった後の最初(1回目)の給油の場合のグラフである。
【図6】給油の経過時間に応じた補正値の変化を示す図であり、(A)は給油時間及び給油停止時間に応じたデューティーのスライド量(補正値)の変化を示すグラフ、(B)は給油時間に応じた無段電磁弁27の状態(開弁)を示すグラフである。
【図7】制御回路25のCPU30が実行する給油時の制御処理のフローチャートである。
【図8】図7に示す制御処理に続いて制御回路25のCPU30が実行する制御処理のフローチャートである。
【符号の説明】
11 給油装置
13 給油ノズル
14 ノズル掛け
15 給油ホース
16 燃料タンク
17 吐出パイプ
20 送液管路
22 ポンプ
22a ポンプモータ
24 流量計
25 制御回路
26 給油量表示器
27 無段電磁弁
30 CPU
31 RAM
32 ROM
35 プリセットスイッチ
40 弁本体
41 弁座
42 弁体
43 ソレノイド
44 コイルバネ
45 流入口
46 流出口
Claims (1)
- 油液を給油するための給油ノズルと、
該給油ノズルへ油液を送液する送液経路と、
該送液経路に油液を送液するポンプと、
前記送液経路を流れる油液の流量を計測する流量計と、
前記送液経路に設けられ、ソレノイドに供給される駆動信号のデューティーの大きさに応じて弁開度が調整される電磁弁とを備えてなる給油装置において、
前記電磁弁の開弁時間に対する吐出量の補正値を記憶する記憶手段と、
前記電磁弁のソレノイドへの通電時間を測定する計時手段と、
該計時手段により測定された通電時間に対応する補正値を前記記憶手段から読み込み、該読み込まれた補正値を用いて前記電磁弁のソレノイドへ供給される駆動信号のデューティーを変更する制御手段と、
を備えてなることを特徴とする給油装置。
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