JPH0676113B2 - 給液装置 - Google Patents

給液装置

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JPH0676113B2
JPH0676113B2 JP60260862A JP26086285A JPH0676113B2 JP H0676113 B2 JPH0676113 B2 JP H0676113B2 JP 60260862 A JP60260862 A JP 60260862A JP 26086285 A JP26086285 A JP 26086285A JP H0676113 B2 JPH0676113 B2 JP H0676113B2
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新三 鈴木
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トキコ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばガソリン等発泡性の液体を給液する給
液装置に係り、特に自動満タン給液するのに用いて好適
な給液装置に関する。
〔従来技術〕
一般に、ガソリン給液装置等を用いて車輌にガソリンを
給油する場合、燃料タンク内に満パイになるまで給油す
るいわゆる満タン給油が行なわれることが多い。このた
め、給油ノズルには液面センサを設けて、当該液面セン
サが作動したとき、給油ノズルに付設された自動閉弁機
構、または液面センサからの信号でポンプ、電磁弁が作
動を停止する構成となっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、ガソリンは発泡性の液体であるために給油の際
泡が発生しやすく、液面センサがこの泡によって作動
し、実際に満タンとなっていない状態で給油が停止され
ることがある。このため、給油所の作業者が手動操作に
よって追加給油を行なっているのが実情であり、給油作
業に手間を要するという欠点がある。
本発明はこのような従来技術の問題点に鑑みなされたも
ので、給液ノズルの吐出パイプ内に設けられた液センサ
が真に液体によって検知信号を出力したのか、または液
センサに付着した泡等によって検知信号を出力したのか
を確認し、正確な満タン給液を行ないうるようにした給
液装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため、本発明は第1図の機能ブロ
ック図に示すように、一側がタンクに連なる流路1の途
中に設けられたポンプまたは電磁弁からなる送液手段2
と、前記流路の他側に設けられ、先端に吐出パイプを有
すると共に内部に主弁体と補助弁体を有する給液ノズル
3とからなる給液装置である。
そして、本発明の特徴は、前記給液ノズル3には、液面
または泡面が前記吐出パイプに達したとき主弁体を閉弁
して補助弁体のみを開弁状態に保つ主弁変位機構3Aと、
前記吐出パイプに設けられ、液面が該吐出パイプに達し
たことを検知したときに検知信号を出力する液センサB
と、前記主弁変位機構3Aによって主弁体が閉弁したこと
を検知したとき検知信号を出力する液面予備検知手段3C
とを設け、 一方制御装置4には、前記液面予備検知手段3Cからの検
知信号により、第1の所定時間tだけ前記送液手段2
を停止する給液停止手段4Aと、該給液停止手段4Aによる
第1の所定時間tの計時後、前記送液手段2を再び作
動させ、前記液センサ3Bから検知信号が入力されたとき
作動を停止せしめる給液再開手段4Bと、該給液再開手段
4Bの作動停止後において前記液センサ3Bから検知信号が
入力されたときにはその都度前記送液手段2を第2の所
定時間tだけ複数回繰返して微小駆動する微小駆動手
段4Cと、該微小駆動手段4Cの作動によって前記液センサ
3Bから継続して検知信号が入力されているときには前記
送液手段2を停止せしめ、検知信号が消失したときには
前記微小駆動手段4Cの作動を停止し再び前記給液再開手
段4Bを作動せしめる満タン確認手段4Dとを設ける構成と
したことにある。
〔作用〕
給液ノズル3を車両の燃料タンクに挿入し、主弁体と補
助弁体を開弁することによって大流量による通常給油を
開始する。
燃料タンク内の液面または泡面が上昇すると、液面予備
検知信号3Cが作動し、主弁体を閉弁して補助弁体のみを
開弁状態とすると共に液面予備検知手段3Cから検知信号
を出力する。
前記液面予備検知手段3Cからの検出信号の出力により、
制御装置4の給液停止手段4Aは、泡消え待ち時間となる
第1の所定流路tだけ送液手段2を停止する。
この第1の所定時間tが計時されたら、給液再開手段
4Bによって送液手段2を再作動し、液センサ3Bが液面ま
たは泡面を検知して検出信号が出力された時点で、給液
を停止する。
前記給液再開手段4Bによる給液が停止したら、液センサ
3Bから検知信号が入力されている間に、微小駆動手段4C
は泡の消失を待つことなく微小な第2の所定時間t
もって送液手段2を複数回繰返して駆動する。
かくして、満タン確認手段4Dは、微小駆動手段4Cの作動
によって液センサ3Bから継続して検知信号が入力されて
いるときには送液手段2を停止せしめ、検知信号が消失
したときには微小駆動手段4Cの作動を停止し、再び給液
再開手段4Bを連続的に作動し、該満タン確認手段4Dが液
センサ3Bから継続して検知信号が入力されていると判断
したとき、満タン給油を終了する。
〔実施例〕
以下、本発明による給液装置をガソリン給油装置を例に
挙げ、第2図ないし第11図に基づき説明する。
まず、第2図中で、11は固定式給油装置を示し、該給油
装置11は本体12と、本体12内に設けられ、一端が地下タ
ンク(図示せず)に連なる配管13と、該配管13の途中に
設けられたポンプモータ14によって駆動されるポンプ15
と、流量パルス発信器16が付設された流量計17と、前記
配管13の他端にホース18介して設けられ、後述する液セ
ンサ37、変位センサ58を有する給油ノズル19と、該給油
ノズル19を掛け外しするため、本体12の側壁に設けられ
たノズル収納部20と、該ノズル収納部20に給油ノズル19
を掛けたとき開成信号を出力し、外したとき閉成信号を
出力するノズルスイッチ21と、給油量を表示する給油量
表示器22と、第6図に示す具体的構成を有し、それぞれ
信号線を介して接続された制御装置23とから大略構成さ
れている。
次に、第3図ないし第5図により給油ノズル19の具体的
構成について述べる。
31は一端側がホース18に接続されるノズル本体を示し、
該ノズル本体31内には流体流路32が設けられ、また該ノ
ズル本体31の他端側には吐出パイプ33が設けられてい
る。34は前記吐出パイプ33の先端に設けられた検知穴、
35は前記吐出パイプ33内を挿通され、一端が該検知穴34
に接続され、他端が後述する主弁変位機構45の負圧室54
に接続された負圧管で、該負圧管35の途中は負圧発生機
構(図示せず)に開口している。
36は前記検知穴34の近傍に位置して負圧管35の途中を接
続すべく内部に連通穴36Aが形成された接続部材、37は
連通穴36A内に露出するように該接続部材36に埋設され
た液センサで、該液センサ37としては例えば超音波式セ
ンサが用いられ、液体(ガソリン)が連通穴36A内に充
満しているときと、充満していないときの受信波の変化
から液体の有無を検知し、検知信号を出力するものであ
る。なお、液センサ37としては超音波式センサに限ら
ず、光電式センサ等を用いてもよい。
38は流路32の途中に設けられた弁座、39は後述の操作レ
バー56によって開閉される弁機構を示し、該弁機構39は
弁座38に離着座する主弁体40と、該主弁体40に穿設され
た弁通路41と、該弁通路41を開閉すべく主弁体40に離着
座する補助弁体42と、主弁体40、補助弁体42を閉弁方向
に付勢するばね43,44とから構成されている。
また、45は液面が所定液面に達したとき主弁体42を閉弁
する主弁変位機構を示し、該主弁変位機構45はノズル本
体31に設けられたスリーブ46と、該スリーブ4内に摺動
可能に挿嵌され、下端側がノズル本体31外に突出して操
作レバー56によって操作される操作端となり、上端側が
スリーブ46内に位置する中空シャフト47と中空シャフト
47内に摺動可能に挿嵌され、操作レバー56による開弁時
には後述のローラ50を介して該中空シャフト47と一緒に
上方に変位して補助弁体42、主弁体40をこの順序で開弁
し、ローラ50が作動して下方に変位したときにはその拡
径部48Aが該中空シャフト47の上端に当接して主弁体40
のみを閉弁する弁体ロッド48と、該弁体ロッド48を上方
に付勢するばね49と、前記中空シャフト47、弁体ロッド
48の軸方向中間に挿入され、該弁体ロッド48に対して係
合、離脱可能な一対のローラ50と、該ローラ50を軸方向
にのみ移動可能に受承する長孔51Aを有する「コ」字状
の受け板51と、スリーブ46の側面側に配設され、周縁部
がノズル本体31に固着され、中央部に前記受け板51が固
着されたダイアフラム52と、該ダイアフラム52の外側に
設けられた蓋53と該ダイアフラム52との間に形成された
負圧室54と、該負圧室54内に張設された圧縮ばね55とか
ら大略構成される。ここで、前記負圧室54は前述した負
圧管35の他端が開口している。
一方、56は一端側がノズル本体31に枢支された操作レバ
ーで、該操作レバー56の操作によって中空シャフト47を
押し上げ、主弁体40、補助弁体42を開弁しうるようにな
っている。なお、自動満タン給油に際しては、前記操作
レバー56の他端側はレバーガード57に設けられたフック
(図示せず)に係止しうるようになっている。
さらに、58は本実施例に用いる液面予備検知手段として
の変位センサを示し、該変位センサ58は前述した主弁変
位機構45の作動状態から、主弁体40が閉弁したことを検
知するものである。このため、本実施例による変位セン
サ58は受け板51に取付けられた遮蔽板59と、該遮蔽板59
が第4図中で矢示A方向に変位したときのみ主弁変位信
号を出力するホトカプラ60とから構成されている。な
お、変位センサ58としては光電式センサに限ることな
く、遮蔽板59に代る氷久磁石とホトカプラ60に代る磁気
抵抗素子とからなる磁気式センサとしてもよく、また超
音波式センサを用いてもよい。
次に、第6図は第2図中の制御装置23の具体的構成を示
し、該制御装置23はポンプモータ14を駆動するポンプモ
ータ駆動回路61と、計数信号に基づいて給油量表示器22
の各桁を駆動する表示器駆動回路62と、マイクロコンピ
ュータ等からなる処理回路63とから構成されている。そ
して前記処理回路63は演算処理を行なうCPU64と、第9
図ないし第11図に示すプログラムを格納したROM65と、
後述の第7図に示す構成を有するRAM66と、信号の入出
力を行なうI/O回路67と、これらを接続するシステムバ
ス68と、CPU64と接続され、クロックパルスを発振する
発振器69とから構成され、流量パルス発信器16は波形成
型回路(図示せず)を介してCPU64と直接接続されてい
る。
さらに、第7図はRAM66内に実現される記憶エリアの具
体的構成を示すもので、パルスカウンタPLSCNTと、パル
スタイマカウンタPtmと、泡消え待ちタイマtと、微
小駆動タイマtと、微小駆動回数カウンタFLGとから
構成される。
ここで、パルスカウンタPLSCNTは第10図による流量パル
ス割込み処理により、流量パルスを計数するエリア、パ
ルスタイマカウンタPtmは流量パルスのインターバルを
計測するため、第11図に示すタイマ割込み処理によって
流量パルス間のクロックパルスを計測し、所定値Kより
大なるときパルス停止フラグPFLGに「1」を立てるエリ
ア、泡消え待ちタイマtは変位センサ58が主弁変位信
号を出力してから、クロックパルスを計測し、泡が消え
るであろう所定時間t(例えば、5〜20秒)後にタイ
マ信号を発信するエリア、微小駆動タイマtはパルス
停止フラグPFLGが「1」となってから微小時間t(例
えば、60〜150msec)後に微小駆動停止信号を出力する
エリア、微小駆動回数カウンタFLGはポンプの微小駆動
回数を例えば「3」として設定し、微小駆動毎に「1」
ずつ減算するエリアである。
本実施例はこのように構成されるが、次にその作動につ
いて第8図のタイムチャート、第9図ないし第11図のフ
ローチャートを参照しつつ述べる。
まず、第10図による流量パルス割込処理は、第9図の処
理に拘らず流量パルス発信器16から流量パルスが入力さ
れると、割込み処理によってパルスタイマカウンタPtm
を零リセットし(ステップS111)、該パルスタイマカウ
ンタPtm内に設けられた停止フラグPFLGを給油中を示す
べく「0」とし(ステップS112)、かつパルスカウンタ
PLSCNTの値を1ずつインクリメントし、給油量を演算す
る(ステップS113)。
一方、第11図に示すタイマ割込み処理は、第9図の処理
に拘らず発振器69からクロックパルスが入力されると、
割込み処理によってパルスタイマカウンタPtmの値を1
ずつインクリメントし(ステップS121)、計数したクロ
ックパルス数Ptmを所定値Kと比較し、給油作業が停止
したか否かを判定する(ステップS122)。そして、クロ
ックパルス数Ptmが所定値K(例えば、1秒間に該当す
る値)以上に達したら、給油が停止しているものと確認
し、パルス停止フラグPFLGを「1」とする。
ここで、パルス停止フラグPFLGはこれが「0」なら流量
パルスが継続して入力され、「1」なら給油が停止して
いるものとして、CPU64内にフラグが立てられ、該CPU64
は第9図のフローチャートを次の処理に移す。
次に、第9図に示すフローチャートに基づき、満タン給
油動作の全体的処理について述べる。
まず、給油装置11の近くに停車した車両に給油すべく、
給油ノズル19をノズル収納部20から外すと、ノズルスイ
ッチ21から閉成信号が出力され、給油開始となる(ステ
ップS1)。この閉成信号が処理回路63に入力されること
により、CPU64の制御の下にRAM66のパルスカウンタPLSC
NT、泡消え待ちタイマt、微小駆動タイマtがリセ
ットされる(ステップS2)。また、ポンプモータ駆動回
路61を介してポンプモータ14が駆動されると共に(ステ
ップS3)、表示器駆動回路62を介して給油量表示器22内
の前回表示値が零リセットされる。
さて、ステップS3まで進んだ状態で、給油作業を中止し
た場合には、給油ノズル19がノズル収納部20に掛けられ
ることにより、ノズルスイッチ21から処理回路63に開成
信号が出力され(ステップS4)、ステップS13に移って
ポンプモータ14の駆動を停止し、給油終了となる。
然るに、給油ノズル19の吐出パイプ33を車両の燃料タン
クに挿入し、操作レバー56を引き上げると、主弁変位機
構45を介して弁機構39を構成する補助弁体42、主弁体40
が順次開弁し、流体流路32が大きく開く。この結果、地
下タンク内の油液は配管13、ポンプ15、流量計17、ホー
ス18を介して給油ノズル19から吐出される。そして、こ
の時の流量は流量計17によって計測され、流量パルス発
信器16からは流量パルスが発信され、第10図の流量パル
ス割込み処理により給油量が計数され、この計数値は表
示駆動回路62を介して給油量表示器22に表示される。な
お給油ノズル19内を油液が流れると負圧発生機構によっ
て負圧室35内の空気が吸引されるが、検知穴34が大気に
開口している間は、主弁変位機構45が作動することはな
い。
このようにして、給油を続行すると、吐出パイプ33から
燃料タンクに油液が吐出されるが、この際負圧発生機構
から吸引した空気も一緒に吐出されており、当該空気は
泡となって液体中に混入し、燃料タンク内を泡立たせて
いる。
給油が進行し、燃料タンク内の液面上昇と共に泡も上昇
し、検知穴34が泡または液面によって閉塞される状態と
なる。この結果、負圧発生機構によって主弁変位機構45
を構成する負圧室54内の空気が吸引され、ダイアフラム
52は圧縮ばね55に抗して第4図中の左方側に変位し、該
ダイアフラム52に取付けられた受け板51がこれに追従し
て左方に変位し、ローラ50が弁体ロッド48から抜け出
て、主弁体40の開弁状態を解除する。かくして、主弁体
40に作用する液圧、ばね43のばね力により、ばね49のば
ね力に抗して主弁体40は弁体ロッド48と一緒に下方に変
位し、弁座38に着座し閉弁する。この時、弁体ロッド48
はその拡径部48Aが中空シャフト47の上端に当接し、主
弁体40のみは閉弁するが、補助弁体42はその先端部48B
によって閉弁が阻止され、開弁状態を継続している。こ
の状態が、丁度第5図の状態である。
前述のように、主弁変位機構45が作動し、受け板51が変
位すると、これに取付けられ、変位センサ58を構成する
遮蔽板59も矢示A方向に変位し、ホトカプラ60からは主
弁変位信号を出力する。かくして、給油ノズル19の主弁
体40が閉弁したことを検出したことになり(ステップS
5)、主弁変位信号の入力により、処理回路63はポンプ
モータ停止信号を出力し、ポンプモータ14を停止する
(ステップS6)。これにより、給油ノズル19からの油液
の吐出は停止し、この間の流量特性は第8図中の符号a
として示される。
次に、主弁変位信号の入力により、CPU64の制御の下にR
AM66内の泡消え待ちタイマtがスタートし(ステップ
S7)、該タイマtは15秒後にタイマ信号を出力する
(ステップS8)。この間、給油ノズル19からの油液の吐
出は停止しているから、燃料タンク内の泡は徐々に消え
ることになる。
そして、処理回路63は泡消え待ちタイマtからタイマ
信号が出力された状態で、液センサ37から検知信号が入
力されているか否かの判定を行なう(ステップS9)。該
液センサ37から検知信号が入力されているときにはステ
ップS16に移り、微小駆動回数カウンタFLGに回数「3」
を設定し、ステップS17以下の微小駆動に移る。一方、
液センサ37から検知信号が入力されていないときには、
次のステップS10に移り、ポンプ駆動信号を出力してポ
ンプモータ14を再起動する。
第8図の実施例では液センサ37から検知信号が出力され
ていない場合を示しており、このためステップS10でポ
ンプモータ14が再起動すると、給油ノズル19からは燃料
タンクに再び油液が吐出される。この際、給油ノズル19
においては、主弁体40は閉弁し、補助弁体42のみが開弁
しているから、流体流路32から吐出パイプ33へは弁通路
41のみを介して流れることになり、この時の流量は絞ら
れた小流量状態となっている。そして、次のステップS1
1では液面の上昇または泡によって液センサ37から検知
信号が出力されたか否か、またステップS12ではノズル
スイッチ21が開閉したか否か監視する待ちループとな
る。仮りに、液センサ37から検知信号が出力されていな
い状態でノズルスイッチ21が開成した場合には、追加給
油途中で給油作業を停止し、給油ノズル19を閉弁操作し
た後該給油ノズル19をノズル収納部20に掛けてしまった
ものと判定し、次のステップS13でポンプモータ14を停
止し、給油終了となる。
また、ステップS11の判定において、液センサ37から検
知信号が出力されたと判定したときにはステップS14で
ポンプモータ14を停止し、次のステップS15でパルス信
号フラグPFLGが「1」となったか否か監視する。
一方、ポンプモータ14が停止すると、流量パルス発信器
16からの流量パルスの発信も停止するから、前述したよ
うにタイマ割込み処理によって行なわれているパルスタ
イマカウンタPtmの値は所定値Kより大となり、パルス
停止フラグPFLGは「1」にセットされる。かくして、ス
テップS15でパルス停止フラグPFLGが「1」になったと
判定したときには、油液の流れは完全に止ったものとし
て、ステップS16で微小駆動回数カウンタFLGに「3」を
設定する。なお、この間の流量特性は第8図中の符号b
として示される。
次に、前述のようにしてポンプモータ14の再駆動が停止
したら、ステップS17以下の微小駆動制御による満タン
確認動作に移る。なお、第8図は第1回目の満タン確認
動作では満タンになっていないと判定し、第2回目の満
タン確認動作で満タンとなった場合を示している。
そこで、ポンプモータ14が起動し(ステップS17)、微
小駆動タイマtがスタートすると(ステップS13)、
給油ノズル19からは該微小駆動タイマtに設定されて
いる時間だけ油液が吐出する。そして、次のステップS1
9では微小駆動タイマtが設定時間に達したか否か監
視し、設定時間に達したら、微小駆動停止信号を出力
し、ポンプモータ14を停止する(ステップS20)。そし
て、ステップS21で前述したステップS15の場合と同様に
パルス停止フラグPFLGが「1」となったと判定したとき
には、次のステップS22で液センサ58から検知信号が入
力されているか否かの判定を行なう。なお、この間の流
量特性は第8図中の符号cとして示される。
さて、本実施例の場合第1回目の微小駆動によっては、
液センサ37からは継続して検知信号が出力されており、
液面によって真に満タンとなっているのか、該検知セン
サ37に付着した泡、または負圧管35内に局部的に付着し
た液体、即ち、ブリッジ現象による液体かは判別できな
い。
このように、ステップS22の判定の結果、次のステップS
23でで微小駆動回数カウンタFLGの設定回数「3」から
「1」を減算して、設定回数を「2」とする処理を行な
い、次のステップS24で前記カウンタFLGが「0」でない
と判定した後、微小駆動タイマtをリセットする。そ
して、次にノズルスイッチ21が開成しているか否か判定
し(ステップS26)、これが開成されていれば、給油作
業が継続しているものとしてステップS17に戻り、第2
回目の微小駆動を行なう。なお、ステップS24で微小駆
動回数カウンタFLGの設定回数が「0」であれば、後述
するように満タン確認が完了したことになり、またステ
ップS26でノズルスイッチ21が開成していれば、途中で
給油作業を停止したものとして、給油終了となる。
前述の如く、ステップS17に戻って第2回目の微小駆動
が開始されると、ステップS18〜S21により、再び給油ノ
ズル19から油液の微小吐出が行なわれ、この間の流量特
性は第8図中の符号dとして示される。そして、本実施
例の場合この微小吐出の結果、液センサ37からの検知信
号が消失したこととなり、これまでの検知信号は泡の付
着またはブリッジによるものである。このため、ステッ
プS22では検知信号は消失したものと判定し、再度ステ
ップS10に戻り、給液の再開を行なう。
そこで、次に給油再開後の動作について述べる。いま、
給油ノズル19は小流量状態に絞られているから、ポンプ
モータ14の再起動によって小流量による2回目の追加給
油が行なわれる。そして、この追加給油は液センサ37か
ら再び検知信号が出力された状態まで継続し(ステップ
S11)、これによりポンプモータ14が停止し(ステップS
14)、給油停止フラグPFLGが「1」となった後微小駆動
回数カウンタFLGを「3」に設定する(ステップS15、S1
6)。かくして、所定流量の追加行なわれたことにな
り、この間の流量特性は第8図中の符号eとして示され
る。
さらに、前述した処理が終了したら、再びステップS17
〜S26による微小駆動処理と満タン確認処理が開始され
る。本実施例の場合、液センサ37から再び検知信号が出
力された状態では、燃料タンク内は真に満タン状態とな
っているものとする。このため、ステップS17〜S26によ
る第1回目の微小駆動において、液センサ37からは検知
信号が消失することはなく、微小駆動回数カウンタFLG
を「2」に設定するだけである。以下、第2回目、第3
回目の微小駆動についても第1回目と同様である。そし
て、この間の流量特性は第8図中の符号f,g,hとして示
される。
かくして、合計3回の微小駆動により、ステップS22で
は液センサ37から継続して検知信号が出力されており、
満タン給油が確認されたことになる。この結果、第3回
目の微小駆動後には微小駆動回数カウンタFLGの設定回
数も「0」となり、ステップS24でこれを確認した後、
ステップS27に移る。
そこで、給油ノズル19を把持している作業者は、給油量
表示器22の動作状態から、自動満タン給油が終了したこ
とを視認したら、操作レバー56をフックから外し、該操
作レバー56を引き下げる。これにより、中空シャフト46
はばね43,44によって弁体ロッド48と共に下方に変位
し、補助弁体42も主弁体40に着座して閉弁する。一方、
給油ノズル19を燃料タンクから引き上げると、負圧室54
内が再び大気圧状態となり、ばね55によってローラ50が
再び弁体ロッド48に嵌合し、最初の状態に戻る。最後
に、給油ノズル19をノズル収納部20に掛ければ、ノズル
スイッチ21が開成し(ステップS27)、一連の給油作業
が終了し、次回の給油作業に備える。
なお、実施例においては、ステップS5〜S8までの処理動
作と、泡消え待ちタイマtとが本発明による給液停止
手段の具体例であり、ステップS9〜S14までの処理動作
が給液再開手段の具体例であり、またステップS15〜S27
の処理動作と、パルスタイマカウンタPtmと、微小駆動
タイマtと、微小駆動回数カウンタFLGとが微小駆動
手段の具体例であり、さらにはステップS22が満タン確
認手段の具体例である。しかし、本発明においては上記
実施例に限ることなく種々の処理プログラムを採用する
ことができ、またはハード回路によって構成してもよ
い。
また、実施例では給油装置として固定式給油装置を例に
挙げたが、懸垂式ガソリン給油装置としてもよく、一方
タンクローリ車、タンク車等への出荷装置に適用しても
よい。
さらに、実施例では配管13内を油液を流すための送液手
段として、ポンプモータ14の駆動、停止を例に挙げた
が、該配管13の途中に電磁弁を設け、該電磁弁の開閉に
よって送液制御を行なわせてもよい。この場合には、ス
テップS10,S17を「電磁弁開」、ステップS6,S14,S20を
「電磁弁閉」とし、ステップS3の次に「電磁弁開」のス
テップを挿入し、かつステップS26,S27をステップS13の
前に戻せばよい。
〔発明の効果〕
本発明に係る給液装置は以上詳細に述べた如くであっ
て、給液ノズルの主弁体と補助弁体を開弁して行なわれ
る大流量による通常給液の後に、液面予備検知手段によ
る液面または泡面の検知により、給液停止手段が作動し
て泡消え待ち時間に該当する第1の所定時間給液を停止
し、その後給液再開手段によって液センサが作動するま
で給液を再開し、液センサが継続的に液面を検知してい
ることを満タン確認手段が確認するまで、微小駆動手段
と給液再開手段を連続的に駆動する構成としたから、泡
の消失を妨害しない状態で連続的に満タン給液動作を行
なうことができる。これにより、液センサに付着した泡
を完全に消失させ、該液センサが真に液面検知を行なう
まで確実な満タン給液を行なうことができ、しかも作業
者による煩雑な操作を軽減し、給液作業時間の短縮を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による給液装置の基本的構成を示す機能
ブロック図、第2図ないし第11図は本発明の実施例に係
り、第2図は本実施例に用いる給油装置の全体構成図、
第3図は本実施例に用いる給油ノズルの具体的構成を示
す要部縦断面図、第4図は第3図中のIV−IV矢示方向断
面図、第5図は主弁変位機構が作動した状態を示す第3
図と同様の要部縦断面図、第6図は本実施例の回路構成
図、第7図は第6図中のRAMの具体的構成を示す説明
図、第8図は本実施例の動作を示すタイムチャート、第
9図は給油装置の給油処理動作を示すフローチャート、
第10図は流量パルスの割込み処理を示すフローチャー
ト、第11図はタイマ割込み処理を示すフローチャートで
ある。 11……給油装置、13……配管、14……ポンプモータ、15
……ポンプ、16……流量パルス発信器、17……流量計、
18……ホース、19……給油ノズル、21……ノズルスイッ
チ、22……給油量表示器、23……制御装置、31……ノズ
ル本体、33……吐出パイプ、35……負圧管、37……液セ
ンサ、39……弁機構、45……主弁変位機構、56……操作
レバー、58……変位センサ(液面予備検知手段)、63…
…処理回路、64……CPU、65……ROM、66……RAM。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一側がタンクに連なる流路の途中に設けら
    れたポンプまたは電磁弁からなる送液手段と、前記流路
    の他側に設けられ、先端に吐出パイプを有すると共に内
    部に主弁体と補助弁体を有する給液ノズルとからなる給
    液装置において、 前記給液ノズルには、液面または泡面が前記吐出パイプ
    に達したとき主弁体を閉弁して補助弁体のみを開弁状態
    に保つ主弁変位機構と、前記吐出パイプに設けられ、液
    面が該吐出パイプに達したことを検知したときに検知信
    号を出力する液センサと、前記主弁変位機構によって主
    弁体が閉弁したことを検知したとき検知信号を出力する
    液面予備検知手段と設け、 一方制御装置には、前記液面予備検知手段からの検知信
    号により、第1の所定時間だけ前記送液手段を停止する
    給液停止手段と、該給液停止手段による第1の所定時間
    の計時後、前記送液手段を再び作動させ、前記液センサ
    から検知信号が入力されたとき作動を停止せしめる給液
    再開手段と、該給液再開手段の作動停止後において前記
    液センサから検知信号が入力されたときにはその都度前
    記送液手段を第2の所定時間だけ複数回繰返して微小駆
    動する微小駆動手段と、該微小駆動手段の作動によって
    前記液センサから継続して検知信号が入力されていると
    きには前記送液手段を停止せしめ、検知信号が消失した
    ときには前記微小駆動手段の作動を停止し再び前記給液
    再開手段を作動せしめる満タン確認手段と、 を設ける構成としたことを特徴とする給液装置。
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