JP2514034B2 - 給油装置 - Google Patents
給油装置Info
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- JP2514034B2 JP2514034B2 JP12353787A JP12353787A JP2514034B2 JP 2514034 B2 JP2514034 B2 JP 2514034B2 JP 12353787 A JP12353787 A JP 12353787A JP 12353787 A JP12353787 A JP 12353787A JP 2514034 B2 JP2514034 B2 JP 2514034B2
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- oil supply
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車輌の燃料タンクにガソリン等を給油する給
油装置に関し、特に自動満タン給油やセルフサービス給
油を行うのに好適な給油装置に関する。
油装置に関し、特に自動満タン給油やセルフサービス給
油を行うのに好適な給油装置に関する。
従来、給油ノズルを燃料タンクの給油口に挿入して給
油を行う場合、該給油ノズルの吐出パイプが給油口に確
実に挿入されたことを確認した後に、ポンプモータが起
動するように、該吐出パイプの先端に挿入センサを設け
るように構成したものが知られている。
油を行う場合、該給油ノズルの吐出パイプが給油口に確
実に挿入されたことを確認した後に、ポンプモータが起
動するように、該吐出パイプの先端に挿入センサを設け
るように構成したものが知られている。
このように、挿入センサを設けてなる給油装置にあっ
ては、該挿入センサから挿入検出信号が出力されたとき
のみ、ポンプモータを起動するから、給油ノズルの挿入
が不完全なままで油液が吐出してしまう事態を防止する
ことができる。
ては、該挿入センサから挿入検出信号が出力されたとき
のみ、ポンプモータを起動するから、給油ノズルの挿入
が不完全なままで油液が吐出してしまう事態を防止する
ことができる。
然るに、従来技術による挿入センサとしては、吐出パ
イプ先端に光学センサを設け、燃料タンク内の暗さと、
外界の明るさとの差から挿入状態を検知する方式、また
は吐出パイプ先端にリミットスイッチ機構を設ける方式
等が提案されているが、いずれの方式にあっても給油ノ
ズルが燃料タンクに挿入されたか否かの挿入判定手段に
しかすぎなかった。
イプ先端に光学センサを設け、燃料タンク内の暗さと、
外界の明るさとの差から挿入状態を検知する方式、また
は吐出パイプ先端にリミットスイッチ機構を設ける方式
等が提案されているが、いずれの方式にあっても給油ノ
ズルが燃料タンクに挿入されたか否かの挿入判定手段に
しかすぎなかった。
このため、燃料タンクに給油ノズルを挿入したことを
判定しても、実際にはどの深さまで挿入したのか確認す
ることができず、挿入深さは入手で確認することを期待
したものにしかすぎなかった。一方、挿入センサを用い
たものは給油口への挿入は判定できても、吐出パイプの
相手方である当該給油口の口径については全く検知する
ことができず、例えば給油口の口径が小さいにも拘らず
大流量で給油を行ってしまった場合など、油液が給油口
内から燃料タンクへ円滑に流れず、給油口より油を溢れ
させてしまう恐れもあった。
判定しても、実際にはどの深さまで挿入したのか確認す
ることができず、挿入深さは入手で確認することを期待
したものにしかすぎなかった。一方、挿入センサを用い
たものは給油口への挿入は判定できても、吐出パイプの
相手方である当該給油口の口径については全く検知する
ことができず、例えば給油口の口径が小さいにも拘らず
大流量で給油を行ってしまった場合など、油液が給油口
内から燃料タンクへ円滑に流れず、給油口より油を溢れ
させてしまう恐れもあった。
このような欠点を改良するために、給油ノズルの吐出
パイプに燃料タンク内の泡面又は液面を検出する液セン
サを設けると共に、該液センサの出力信号に基づきポン
プモータ又は電磁弁等の送液手段を制御して満タンに対
応する給油を行う追加給油制御手段を設け、第7図に示
す如く液センサが「ON」となるまでの間所定量Q0だけ通
常給油を行い、さらに所定の泡消え待ち時間tの後に液
センサが「OFF」なら、再び送液手段を繰返し駆動し給
油量q1,q2の追加給油を行い、泡消え待ち時間tの間に
連続して液センサが「ON」ならば、最終満タン給油が完
了したものと判定し、給油作業を終了するようになって
いる。
パイプに燃料タンク内の泡面又は液面を検出する液セン
サを設けると共に、該液センサの出力信号に基づきポン
プモータ又は電磁弁等の送液手段を制御して満タンに対
応する給油を行う追加給油制御手段を設け、第7図に示
す如く液センサが「ON」となるまでの間所定量Q0だけ通
常給油を行い、さらに所定の泡消え待ち時間tの後に液
センサが「OFF」なら、再び送液手段を繰返し駆動し給
油量q1,q2の追加給油を行い、泡消え待ち時間tの間に
連続して液センサが「ON」ならば、最終満タン給油が完
了したものと判定し、給油作業を終了するようになって
いる。
ところが、このような追加給油方式にあっては、追加
給油量q1,q2,…は、給油ノズルの吐出パイプを給油口
に挿入したときの挿入深さや給油口の口径とは無関係
に、液センサの「ON」,「OFF」によって一様に制限さ
れる。この結果、第1に給油口の形状が複雑であった
り、口径が小さい場合や、給油ノズルの吐出パイプ挿入
深さが極端に浅い場合には、追加給油を行った途端に、
該給油口から液や泡を溢れさせてしまうという問題点が
ある。第2に、大形の燃料タンクでであったり、給油ノ
ズルを極端に深く挿入した場合、追加給油を完了して
も、実質的な満タン給油になっていないという問題点が
ある。
給油量q1,q2,…は、給油ノズルの吐出パイプを給油口
に挿入したときの挿入深さや給油口の口径とは無関係
に、液センサの「ON」,「OFF」によって一様に制限さ
れる。この結果、第1に給油口の形状が複雑であった
り、口径が小さい場合や、給油ノズルの吐出パイプ挿入
深さが極端に浅い場合には、追加給油を行った途端に、
該給油口から液や泡を溢れさせてしまうという問題点が
ある。第2に、大形の燃料タンクでであったり、給油ノ
ズルを極端に深く挿入した場合、追加給油を完了して
も、実質的な満タン給油になっていないという問題点が
ある。
本発明はこのような従来技術の問題点に鑑みなされた
もので、給油口への吐出パイプの挿入深さと、当該給油
口の口径とを同時に検出することによって、最適な追加
給油量を設定しうるようにした給油装置を提供すること
を目的とする。
もので、給油口への吐出パイプの挿入深さと、当該給油
口の口径とを同時に検出することによって、最適な追加
給油量を設定しうるようにした給油装置を提供すること
を目的とする。
上記問題点を解決するために、本発明は、一端がタン
クに連なる配管と、該配管の途中に設けられ、送液の開
始、停止及び流量調節が可能な送液手段と、該送液手段
から吐出される給油量を計測する計測手段と、前記配管
の他端側にホースを介して設けられ、該送液手段から送
液された油液を吐出パイプから燃料タンクに給油する給
油手段とからなる給油装置において、前記給油手段の吐
出パイプに設けられ、燃料タンク内の泡面または液面を
検出する液検出手段と、前記給油手段の吐出パイプに設
けられ、該吐出パイプを燃料タンクの給油口に挿入する
ときの挿入深さと給油口の口径とを検出する挿入深さ・
口径検出手段と、前記燃料タンクの給油口の口径と吐出
パイプの挿入深さとによって予め定められる追加給油量
を記憶する追加給油量記憶手段と、前記計測手段、液検
出手段、及び挿入深さ・口径検出手段からの信号に基づ
き、該追加給油量記憶手段に記憶された追加給油量を給
油すべく、前記送液手段を追加給油制御する追加給油制
御手段とから構成したことを特徴とする。
クに連なる配管と、該配管の途中に設けられ、送液の開
始、停止及び流量調節が可能な送液手段と、該送液手段
から吐出される給油量を計測する計測手段と、前記配管
の他端側にホースを介して設けられ、該送液手段から送
液された油液を吐出パイプから燃料タンクに給油する給
油手段とからなる給油装置において、前記給油手段の吐
出パイプに設けられ、燃料タンク内の泡面または液面を
検出する液検出手段と、前記給油手段の吐出パイプに設
けられ、該吐出パイプを燃料タンクの給油口に挿入する
ときの挿入深さと給油口の口径とを検出する挿入深さ・
口径検出手段と、前記燃料タンクの給油口の口径と吐出
パイプの挿入深さとによって予め定められる追加給油量
を記憶する追加給油量記憶手段と、前記計測手段、液検
出手段、及び挿入深さ・口径検出手段からの信号に基づ
き、該追加給油量記憶手段に記憶された追加給油量を給
油すべく、前記送液手段を追加給油制御する追加給油制
御手段とから構成したことを特徴とする。
以下、本発明の給油装置を固定式給油装置に適用した
場合につき、図面に示す実施例に基づいて詳細に述べ
る。
場合につき、図面に示す実施例に基づいて詳細に述べ
る。
第1図は本実施例に用いる給油装置の全体構成図を示
し、同図において、1は給油所の敷地内に設けられた計
量機、2は該計量機1内に配設された配管で、該配管2
の途中にはポンプモータ3によって駆動されるポンプ
4、流量計5が設けられ、該流量計5には流量に比例し
た流量パルスを発信する流量パルス発信器6が装着され
ている。また、計量機1の正面には給油量を積算表示す
る給油量表示器7が設けられている。
し、同図において、1は給油所の敷地内に設けられた計
量機、2は該計量機1内に配設された配管で、該配管2
の途中にはポンプモータ3によって駆動されるポンプ
4、流量計5が設けられ、該流量計5には流量に比例し
た流量パルスを発信する流量パルス発信器6が装着され
ている。また、計量機1の正面には給油量を積算表示す
る給油量表示器7が設けられている。
8は基端側が前記配管2に接続されたホース、9は該
ホース8の先端側に設けられた給油ノズルで、該給油ノ
ズル9を開弁することにより燃料タンクに油液を吐出し
うるようになっている。10は計量機1の側面に設けられ
たノズル収納部で、給油ノズル9は該ノズル収納部10に
掛け外しするもので、該ノズル収納部10には給油ノズル
9の掛け外しと連動して開閉成するノズルスイッチ10A
が付設され、閉成中は給油作業中であることを示すノズ
ルスイッチ信号を出力する。
ホース8の先端側に設けられた給油ノズルで、該給油ノ
ズル9を開弁することにより燃料タンクに油液を吐出し
うるようになっている。10は計量機1の側面に設けられ
たノズル収納部で、給油ノズル9は該ノズル収納部10に
掛け外しするもので、該ノズル収納部10には給油ノズル
9の掛け外しと連動して開閉成するノズルスイッチ10A
が付設され、閉成中は給油作業中であることを示すノズ
ルスイッチ信号を出力する。
また、第2図は本実施例に用いる給油ノズル9の外観
図を示し、該給油ノズル9は内部に流路開閉用の弁体
(図示せず)が設けられたノズル本体9Aと、該ノズル本
体9Aの一側に設けられ、ホース8と接続される継手9B
と、前記ノズル本体9Aの他側に設けられ、燃料タンクの
給油口に挿入する吐出パイプ9Cと、前記弁体を開閉操作
するレバー9Dとから大略構成されている。
図を示し、該給油ノズル9は内部に流路開閉用の弁体
(図示せず)が設けられたノズル本体9Aと、該ノズル本
体9Aの一側に設けられ、ホース8と接続される継手9B
と、前記ノズル本体9Aの他側に設けられ、燃料タンクの
給油口に挿入する吐出パイプ9Cと、前記弁体を開閉操作
するレバー9Dとから大略構成されている。
11は給油ノズル9の吐出パイプ9C先端に設けられ、燃
料タンク内の液面又は泡面を検出する液センサで、該液
センサ11は例えば超音波発信子と超音波受信子とからな
る超音波式液センサが用いられている。ここで、前記液
センサ11は常時は「OFF」の状態にあり、液面又は泡面
の上昇によって、超音波発信子と超音波受信子との間に
油液または泡が介在することによる出力電圧レベルが変
化したとき、「ON」として液または泡の検知を行うもの
である。なお、液センサ11としては超音波式液センサに
限らず、光電式液センサ、静電容量式液センサを用いて
もよいものである。
料タンク内の液面又は泡面を検出する液センサで、該液
センサ11は例えば超音波発信子と超音波受信子とからな
る超音波式液センサが用いられている。ここで、前記液
センサ11は常時は「OFF」の状態にあり、液面又は泡面
の上昇によって、超音波発信子と超音波受信子との間に
油液または泡が介在することによる出力電圧レベルが変
化したとき、「ON」として液または泡の検知を行うもの
である。なお、液センサ11としては超音波式液センサに
限らず、光電式液センサ、静電容量式液センサを用いて
もよいものである。
12は給油ノズル9の吐出パイプ9C下面側外周に軸方向
に4個の超音波センサ12A,12B,12C,12Dを所定間隔で配
設することにより構成された下側センサ、13は同じく吐
出パイプ9C上面側外周に軸方向に4個の超音波センサ13
A,13B,13C,13Dを所定間隔で配設することにより構成さ
れた上側センサを示し、これら各超音波センサ12A〜12
D,13A〜13Dはそれぞれ超音波発信子12A1〜12D1,13A1〜
13D1と、超音波受信子12A2〜12D2,13A2〜13D2とから構
成され、これらは例えば圧電振動子、電磁超音波振動子
等が用いられる。そして、超音波センサ12A〜12D,13A〜
13Dは超音波発信子12A1〜12D1,13A1〜13D1から吐出パ
イプ9Cの軸線と直交方向に超音波を発信したとき、給油
口の内壁から反射してくる反射波を超音波受信子12A2〜
12D2,13A2〜13D2でそれぞれ受信することによって検出
信号を出力するようになっている。
に4個の超音波センサ12A,12B,12C,12Dを所定間隔で配
設することにより構成された下側センサ、13は同じく吐
出パイプ9C上面側外周に軸方向に4個の超音波センサ13
A,13B,13C,13Dを所定間隔で配設することにより構成さ
れた上側センサを示し、これら各超音波センサ12A〜12
D,13A〜13Dはそれぞれ超音波発信子12A1〜12D1,13A1〜
13D1と、超音波受信子12A2〜12D2,13A2〜13D2とから構
成され、これらは例えば圧電振動子、電磁超音波振動子
等が用いられる。そして、超音波センサ12A〜12D,13A〜
13Dは超音波発信子12A1〜12D1,13A1〜13D1から吐出パ
イプ9Cの軸線と直交方向に超音波を発信したとき、給油
口の内壁から反射してくる反射波を超音波受信子12A2〜
12D2,13A2〜13D2でそれぞれ受信することによって検出
信号を出力するようになっている。
14は挿入検出回路を示し、該挿入検出回路14は下側セ
ンサ12、上側センサ13の各超音波発信子12A1〜12D1,13
A1〜13D1に所定の順序で超音波発信信号を出力すると共
に、各超音波受信子12A2〜12D2,13A2〜13D2による検出
信号を受信し、この検出信号を後述する追加給油制御装
置34に出力するものである。
ンサ12、上側センサ13の各超音波発信子12A1〜12D1,13
A1〜13D1に所定の順序で超音波発信信号を出力すると共
に、各超音波受信子12A2〜12D2,13A2〜13D2による検出
信号を受信し、この検出信号を後述する追加給油制御装
置34に出力するものである。
このため、前記挿入検出回路14は第4図に示す如く、
デューティ90%をもった所定発振パルス数(この発振パ
ルス数は、例えば100Hz)のクロックパルスを出力する
発振回路15と、該発振回路15からのクロックパルスを3
桁の2進数として計数し、後述の超音波選択発信回路1
8、超音波選択受信回路19、及び記憶回路29にアドレス
信号を出力する3ビットのカウンタ16と、前記発振回路
15からのクロックパルスの立上りで極めて短時間だけ
「H」レベルとなるインパルスを発生するインパルス発
生回路17と、前記3ビットカウンタ16からのアドレス信
号に基づいて超音波発信子12A1〜12D1,13A1〜13D1を順
次選択し、インパルス発生回路17からのインパルスの入
力によってこれらに超音波発信信号を出力す超音波選択
発信回路18と、前記3ビットカウンタ16からのアドレス
信号に基づいて超音波受信子12A2〜12D2,13A2〜13D2を
順次選択し、これらからの検出信号を受信する超音波選
択受信回路19と、該受信回路19からの受信信号を増幅す
る増幅回路20と、該増幅回路20の次段に設けられた波形
整形回路21と、発振回路15からのクロックパルスの立下
りでパルスを反転出力する単安定発振回路22(以下、
「MM回路22」という)と、前記発振回路15からのクロッ
クパルスの立上りでパルスを出力する単安定発振回路23
(以下、「MM回路23」という)と、MM回路23からの出力
でセットされ、波形成形回路21からの出力でリセットさ
れ、こん間「H」レベルの信号を出力する双安定発振回
路24(以下「FF回路24」という)と、所定の高周波発振
パルス数(例えば、100KHz)のクロックパルスを発振す
るクロックパルス発振回路25と、FF回路24からの出力で
ゲートを開き、この間クロックパルス発振回路25からの
クロックパルスを出力するアンド回路26と、該アンド回
路26から出力されたクロックパルスを計数する16ビット
カウンタ27と、MM回路22の立上りによって該カウンタ27
をリセットするためのインパルスを出力する単安定発振
回路28(以下、「MM回路28」という)と、及びMM回路22
からの出力レベルの立下りのタイミングで16ビットカウ
ンタ27の計数値を読込み、記憶する記憶回路29とから構
成されている(第6図参照)。そして、前記記憶回路29
の記憶内容は後述する追加給油制御装置34からの読出命
令によって、該追加給油制御装置34側に読出される。
デューティ90%をもった所定発振パルス数(この発振パ
ルス数は、例えば100Hz)のクロックパルスを出力する
発振回路15と、該発振回路15からのクロックパルスを3
桁の2進数として計数し、後述の超音波選択発信回路1
8、超音波選択受信回路19、及び記憶回路29にアドレス
信号を出力する3ビットのカウンタ16と、前記発振回路
15からのクロックパルスの立上りで極めて短時間だけ
「H」レベルとなるインパルスを発生するインパルス発
生回路17と、前記3ビットカウンタ16からのアドレス信
号に基づいて超音波発信子12A1〜12D1,13A1〜13D1を順
次選択し、インパルス発生回路17からのインパルスの入
力によってこれらに超音波発信信号を出力す超音波選択
発信回路18と、前記3ビットカウンタ16からのアドレス
信号に基づいて超音波受信子12A2〜12D2,13A2〜13D2を
順次選択し、これらからの検出信号を受信する超音波選
択受信回路19と、該受信回路19からの受信信号を増幅す
る増幅回路20と、該増幅回路20の次段に設けられた波形
整形回路21と、発振回路15からのクロックパルスの立下
りでパルスを反転出力する単安定発振回路22(以下、
「MM回路22」という)と、前記発振回路15からのクロッ
クパルスの立上りでパルスを出力する単安定発振回路23
(以下、「MM回路23」という)と、MM回路23からの出力
でセットされ、波形成形回路21からの出力でリセットさ
れ、こん間「H」レベルの信号を出力する双安定発振回
路24(以下「FF回路24」という)と、所定の高周波発振
パルス数(例えば、100KHz)のクロックパルスを発振す
るクロックパルス発振回路25と、FF回路24からの出力で
ゲートを開き、この間クロックパルス発振回路25からの
クロックパルスを出力するアンド回路26と、該アンド回
路26から出力されたクロックパルスを計数する16ビット
カウンタ27と、MM回路22の立上りによって該カウンタ27
をリセットするためのインパルスを出力する単安定発振
回路28(以下、「MM回路28」という)と、及びMM回路22
からの出力レベルの立下りのタイミングで16ビットカウ
ンタ27の計数値を読込み、記憶する記憶回路29とから構
成されている(第6図参照)。そして、前記記憶回路29
の記憶内容は後述する追加給油制御装置34からの読出命
令によって、該追加給油制御装置34側に読出される。
また、30はポンプモータ3を回転駆動するモータ駆動
回路を示し、該モータ駆動回路30は後述するモータ制御
装置33からの制御信号に基づき、交流電源31からポンプ
モータ3に印加する交流電圧または周波数を変化させ
て、該モータ3の回転数を制御するもので、これにより
ポンプ4の吐出流量を制御するようになっている。
回路を示し、該モータ駆動回路30は後述するモータ制御
装置33からの制御信号に基づき、交流電源31からポンプ
モータ3に印加する交流電圧または周波数を変化させ
て、該モータ3の回転数を制御するもので、これにより
ポンプ4の吐出流量を制御するようになっている。
次に、32は制御装置を示し、該制御装置32は第3図に
示すようにモータ制御装置33、追加給油制御装置34、追
加給油量テーブル35等からなり、該制御装置32全体とし
ては、例えば処理回路(CPU又はMPU)と、記憶回路(RO
M及びRAM)とを含むマイクロコンピュータとして構成さ
れ、図示のように接続され、ROM内には第8図のプログ
ラム、第6図の追加給油量テーブル35が格納されてい
る。
示すようにモータ制御装置33、追加給油制御装置34、追
加給油量テーブル35等からなり、該制御装置32全体とし
ては、例えば処理回路(CPU又はMPU)と、記憶回路(RO
M及びRAM)とを含むマイクロコンピュータとして構成さ
れ、図示のように接続され、ROM内には第8図のプログ
ラム、第6図の追加給油量テーブル35が格納されてい
る。
ここで、モータ制御装置33は入力側がノズルスイッチ
10A、液センサ11、追加給油制御装置34と接続され、出
力側がモータ駆動回路30と接続され、ノズルスイッチ10
Aから閉成信号が入力されることによってモータ起動信
号を出力するモータ起動機能(第1の機能)と、該ノズ
ルスイッチ10Aから開成信号が入力されることによって
モータ停止信号を出力する第1のモータ停止機能(第2
の機能)と、液センサ11を監視し、液面又は泡面の上昇
によって該液センサ11が「ON」となったとき、モータ停
止信号を出力する第2のモータ停止機能(第3の機能)
と、追加給油制御装置34から追加給油開始信号が入力さ
れることによってモータ低速駆動信号を出力するモータ
低速駆動機能(第4の機能)と、追加給油制御装置34か
ら追加給油終了信号又は追加給油停止信号が入力される
ことによって、モータ停止信号を出力する追加給油停止
機能(第5の機能)とを有している。
10A、液センサ11、追加給油制御装置34と接続され、出
力側がモータ駆動回路30と接続され、ノズルスイッチ10
Aから閉成信号が入力されることによってモータ起動信
号を出力するモータ起動機能(第1の機能)と、該ノズ
ルスイッチ10Aから開成信号が入力されることによって
モータ停止信号を出力する第1のモータ停止機能(第2
の機能)と、液センサ11を監視し、液面又は泡面の上昇
によって該液センサ11が「ON」となったとき、モータ停
止信号を出力する第2のモータ停止機能(第3の機能)
と、追加給油制御装置34から追加給油開始信号が入力さ
れることによってモータ低速駆動信号を出力するモータ
低速駆動機能(第4の機能)と、追加給油制御装置34か
ら追加給油終了信号又は追加給油停止信号が入力される
ことによって、モータ停止信号を出力する追加給油停止
機能(第5の機能)とを有している。
また、追加給油制御装置34は流量パルス発信器6、液
センサ11、挿入検出回路14、追加給油量テーブル35、及
びモータ制御装置33と接続され、挿入検出回路14から超
音波センサ12A〜12D,13A〜13Dに対応した受信信号が入
力されたとき、当該受信信号の有無から吐出パイプ9Cの
挿入深さを判定する挿入深さ判定機能(第1の機能)
と、下側センサ12を構成する各超音波センサ12A〜12Dに
ついて挿入検出回路14で計数されたクロックパルスの計
数値、及び上側センサ13を構成する各超音波センサ13A
〜13Dについて挿入検出回路14で計数された計数値とか
ら、給油口の口径を演算する口径演算機能(第2の機
能)と、挿入深さと口径とを演算要素として、追加給油
量テーブル35を参照して、演算した挿入深さと給油口の
口径に対応した追加給油量を読出す選択設定機能(第3
の機能)と、液センサ11を監視し、所定の泡消え待ち時
間t(例えば、5秒間)の間に該液センサ11が「ON」→
「OFF」に変化したとき、モータ制御装置33にモータ低
速起動信号を出力する起動信号出力機能(第4の機能)
と、該モータ低速起動信号を出力した後に流量パルス発
信器6から入力される流量パルスを計数し、この計数値
が選択設定した追加給油量に達したとき追加給油終了信
号を出力する追加給油終了機能(第5の機能)と、追加
給油途中で液センサ11が「OFF」→「ON」に変化したと
き、追加給油停止信号を出力する追加給油停止機能(第
6の機能)とを有している。なお、これら第4〜第6の
機能は第8図に示すプログラムに基づいて実行される。
センサ11、挿入検出回路14、追加給油量テーブル35、及
びモータ制御装置33と接続され、挿入検出回路14から超
音波センサ12A〜12D,13A〜13Dに対応した受信信号が入
力されたとき、当該受信信号の有無から吐出パイプ9Cの
挿入深さを判定する挿入深さ判定機能(第1の機能)
と、下側センサ12を構成する各超音波センサ12A〜12Dに
ついて挿入検出回路14で計数されたクロックパルスの計
数値、及び上側センサ13を構成する各超音波センサ13A
〜13Dについて挿入検出回路14で計数された計数値とか
ら、給油口の口径を演算する口径演算機能(第2の機
能)と、挿入深さと口径とを演算要素として、追加給油
量テーブル35を参照して、演算した挿入深さと給油口の
口径に対応した追加給油量を読出す選択設定機能(第3
の機能)と、液センサ11を監視し、所定の泡消え待ち時
間t(例えば、5秒間)の間に該液センサ11が「ON」→
「OFF」に変化したとき、モータ制御装置33にモータ低
速起動信号を出力する起動信号出力機能(第4の機能)
と、該モータ低速起動信号を出力した後に流量パルス発
信器6から入力される流量パルスを計数し、この計数値
が選択設定した追加給油量に達したとき追加給油終了信
号を出力する追加給油終了機能(第5の機能)と、追加
給油途中で液センサ11が「OFF」→「ON」に変化したと
き、追加給油停止信号を出力する追加給油停止機能(第
6の機能)とを有している。なお、これら第4〜第6の
機能は第8図に示すプログラムに基づいて実行される。
さらに、前記制御装置32を構成するROM内には第6図
に示す如き追加給油量テーブル35が格納されている。こ
こで、前記追加給油量テーブル35は横列が給油口の口径
に応じて4区分された口径欄、縦列が給油ノズルの挿入
深さに応じて4区分された挿入深さ欄となり、これらに
よって16の記憶エリアD11,D21,D22,…D61,D62,D71
を構成しており、これら記憶エリアには追加給油量I,I
I,III,IVが記憶されている。ただし、追加給油量I〜IV
は、下記の関係にある。
に示す如き追加給油量テーブル35が格納されている。こ
こで、前記追加給油量テーブル35は横列が給油口の口径
に応じて4区分された口径欄、縦列が給油ノズルの挿入
深さに応じて4区分された挿入深さ欄となり、これらに
よって16の記憶エリアD11,D21,D22,…D61,D62,D71
を構成しており、これら記憶エリアには追加給油量I,I
I,III,IVが記憶されている。ただし、追加給油量I〜IV
は、下記の関係にある。
I:……0.5l II:……1.0l III:……2.5l IV:……5.0l かくして、挿入検出回路14から追加給油制御装置34へ
の信号入力によって、挿入深さと口径が確定すれば、追
加給油量テーブル35の記憶エリアが特定できるから、追
加給油量q0を演算することができる。
の信号入力によって、挿入深さと口径が確定すれば、追
加給油量テーブル35の記憶エリアが特定できるから、追
加給油量q0を演算することができる。
本実施例はこのように構成されるが、次にその作動に
ついて述べる。
ついて述べる。
まず、給油作業を開始すべく、給油ノズル9をノズル
収納部10から外すと、ノズルスイッチ10Aからモータ制
御装置33にノズルスイッチ信号が入力される。これによ
り、モータ制御装置33からモータ駆動回路30にモータ起
動信号が出力され、ポンプモータ3が起動し、ポンプ4
が作動を開始する。なお、ノズルスイッチ信号は挿入検
出回路14にも出力され、発振回路15、クロックパルス発
振回路25等が発振を開始する。なお、この状態では液セ
ンサ11は「OFF」となっている。
収納部10から外すと、ノズルスイッチ10Aからモータ制
御装置33にノズルスイッチ信号が入力される。これによ
り、モータ制御装置33からモータ駆動回路30にモータ起
動信号が出力され、ポンプモータ3が起動し、ポンプ4
が作動を開始する。なお、ノズルスイッチ信号は挿入検
出回路14にも出力され、発振回路15、クロックパルス発
振回路25等が発振を開始する。なお、この状態では液セ
ンサ11は「OFF」となっている。
次に、車輌に給油すべく、給油ノズル9を燃料タンク
の給油口に挿入する。この際、挿入検出回路14を構成す
る超音波選択発信回路18から、下側センサ12、上側セン
サ13の超音波発信子12A1〜12D1,13A1〜13D1に対し、所
定の順序で超音波発信信号が出力されているから、給油
ノズル9の吐出パイプ9Cを給油口に挿入したときには、
超音波受信子12A2〜12D2,13A2〜13D2はその挿入深さに
対応して該給油口内壁からの反射波を受信し、この反射
波を検出信号として超音波選択受信回路19に所定の順序
で出力する。この結果、16ビットカウンタ27はOFF回路2
4によってアンド回路26のゲートを開いている間、クロ
ックパルス発振回路25からのクロックパルスを計数し、
記憶回路29はこの計数値を記憶し、追加給油制御装置34
側からの読出命令によって、この計数値を出力する。
の給油口に挿入する。この際、挿入検出回路14を構成す
る超音波選択発信回路18から、下側センサ12、上側セン
サ13の超音波発信子12A1〜12D1,13A1〜13D1に対し、所
定の順序で超音波発信信号が出力されているから、給油
ノズル9の吐出パイプ9Cを給油口に挿入したときには、
超音波受信子12A2〜12D2,13A2〜13D2はその挿入深さに
対応して該給油口内壁からの反射波を受信し、この反射
波を検出信号として超音波選択受信回路19に所定の順序
で出力する。この結果、16ビットカウンタ27はOFF回路2
4によってアンド回路26のゲートを開いている間、クロ
ックパルス発振回路25からのクロックパルスを計数し、
記憶回路29はこの計数値を記憶し、追加給油制御装置34
側からの読出命令によって、この計数値を出力する。
一方、追加給油制御装置34は装置検出回路14から読出
した計数値に基づき、まず超音波センサ12A〜12D,13A〜
13Dからそれぞれ検出信号が出力されているか否か(こ
の場合、検出信号の有無のみで計数値は問わない)に基
づき、挿入深さを判定する。次に、この挿入深さを演算
したのち、下側センサ12と上側センサ13について互いに
対向している超音波センサ12Aと13A、12Bと13B、12Cと1
3C、12Dと13Dによる計数値を加算処理し、給油口の口径
を演算する。なお、この挿入深さ判定処理(第1の機
能)、口径演算処理(第2の機能)はサブルーチンによ
って常時繰返し行われている。
した計数値に基づき、まず超音波センサ12A〜12D,13A〜
13Dからそれぞれ検出信号が出力されているか否か(こ
の場合、検出信号の有無のみで計数値は問わない)に基
づき、挿入深さを判定する。次に、この挿入深さを演算
したのち、下側センサ12と上側センサ13について互いに
対向している超音波センサ12Aと13A、12Bと13B、12Cと1
3C、12Dと13Dによる計数値を加算処理し、給油口の口径
を演算する。なお、この挿入深さ判定処理(第1の機
能)、口径演算処理(第2の機能)はサブルーチンによ
って常時繰返し行われている。
さて、給油ノズル9を燃料タンクに挿入し、操作レバ
ー9Dによって弁体を開弁すると、地下タンクの油液は配
管2、ポンプ4、流量計5、ホ−ス8を介して該給油ノ
ズル9から吐出される。この間の給油量は流量計5で計
測され、流量パルス発信器6からの流量パルスは制御装
置32で計数され、給油量表示器7で表示される。
ー9Dによって弁体を開弁すると、地下タンクの油液は配
管2、ポンプ4、流量計5、ホ−ス8を介して該給油ノ
ズル9から吐出される。この間の給油量は流量計5で計
測され、流量パルス発信器6からの流量パルスは制御装
置32で計数され、給油量表示器7で表示される。
そして、給油が進行し、燃料タンク内の液面又は泡面
が上昇すると、液センサ11がこの液面又は泡面に接触し
て「ON」となり、検出信号をモータ制御装置33、追加給
油制御装置34に出力する。この結果、まずモータ制御装
置33はモータ駆動回路30にモータ停止信号を出力し、モ
ータ3を停止し、給油量Q0の通常給油を終了する(第7
図参照)。一方、液センサ11から追加給油制御装置34に
検出信号が入力されることによって、追加給油制御処理
が開始される。
が上昇すると、液センサ11がこの液面又は泡面に接触し
て「ON」となり、検出信号をモータ制御装置33、追加給
油制御装置34に出力する。この結果、まずモータ制御装
置33はモータ駆動回路30にモータ停止信号を出力し、モ
ータ3を停止し、給油量Q0の通常給油を終了する(第7
図参照)。一方、液センサ11から追加給油制御装置34に
検出信号が入力されることによって、追加給油制御処理
が開始される。
以下、この追加給油制御処理について、第8図を参照
しつつ述べる。
しつつ述べる。
まず、追加給油制御装置34が液センサ11からの検出信
号を読込むと(ステップS2)、泡消え待ち時間tの計測
を開始し(ステップS3)、一方スイッチS4で給油ノズル
9の吐出パイプ9C挿入状態を読込む。なお、この挿入状
態は挿入検出回路14からの検出信号に基づき、挿入深さ
と口径として別途演算されている。
号を読込むと(ステップS2)、泡消え待ち時間tの計測
を開始し(ステップS3)、一方スイッチS4で給油ノズル
9の吐出パイプ9C挿入状態を読込む。なお、この挿入状
態は挿入検出回路14からの検出信号に基づき、挿入深さ
と口径として別途演算されている。
次のステップS5では給油ノズル9の挿入深さと給油口
の口径とを演算ファクタとして追加給油量テーブル35を
アクセスし、当該挿入深さと口径とによって定まる記憶
エリアから、対応の追加給油量を読出す。例えば、挿入
深さが14cm、給油口の口径が35mmであれば、記憶エリア
D42が特定され、ここに記憶された追加給油量II,即ち
「q0=1.0l」が選択設定される。
の口径とを演算ファクタとして追加給油量テーブル35を
アクセスし、当該挿入深さと口径とによって定まる記憶
エリアから、対応の追加給油量を読出す。例えば、挿入
深さが14cm、給油口の口径が35mmであれば、記憶エリア
D42が特定され、ここに記憶された追加給油量II,即ち
「q0=1.0l」が選択設定される。
そして、所定の泡消え待ち時間tの経過後(ステップ
S6)、液センサ11が「ON」となっているか否か判定し
(ステップS7)、「YES」ならば満タン給油が行われた
ものとして、追加給油を行わずにステップS13に進み、
処理を終了する。
S6)、液センサ11が「ON」となっているか否か判定し
(ステップS7)、「YES」ならば満タン給油が行われた
ものとして、追加給油を行わずにステップS13に進み、
処理を終了する。
一方、ステップS7で「NO」と判定されたときには、追
加給油が必要な状態にあるから、次のステップS8に進
み、モータ制御装置33にモータ低速起動信号を出力す
る。この結果、モータ制御装置33はモータ駆動回路30に
ポンプモータ3を低速駆動するためのモータ低速駆動信
号を出力し、ポンプ4を低吐出量回転せしめる。
加給油が必要な状態にあるから、次のステップS8に進
み、モータ制御装置33にモータ低速起動信号を出力す
る。この結果、モータ制御装置33はモータ駆動回路30に
ポンプモータ3を低速駆動するためのモータ低速駆動信
号を出力し、ポンプ4を低吐出量回転せしめる。
このように、追加給油が開始されると、地下タンクの
油液は再び給油ノズル9から吐出される。そして、流量
計5はこの吐出流量を計測し、流量パルス発信器6から
の流量パルスは追加給油制御装置34に入力され、追加給
油量q0の計数が開始される(ステップS9)。
油液は再び給油ノズル9から吐出される。そして、流量
計5はこの吐出流量を計測し、流量パルス発信器6から
の流量パルスは追加給油制御装置34に入力され、追加給
油量q0の計数が開始される(ステップS9)。
そして、次のステップS10では追加給油量q0の給油が
完了したか否かを監視し、「YES」ならば給油量q0の追
加給油が終了したものとして、ステップS12に移り、モ
ータ制御装置33に追加給油終了信号を出力して、追加給
油制御を終了する(ステップS13)。一方、ステップS10
の判定で「NO」のときにはステップS11に移って液セン
サ11が「NO」となっているか否かを監視し、「NO」の判
定ならば追加給油を継続する。また、「YES」の判定な
らば給油口から油液が溢れる恐れがあるから、ステップ
S12に移って追加給油終了信号を出力する。
完了したか否かを監視し、「YES」ならば給油量q0の追
加給油が終了したものとして、ステップS12に移り、モ
ータ制御装置33に追加給油終了信号を出力して、追加給
油制御を終了する(ステップS13)。一方、ステップS10
の判定で「NO」のときにはステップS11に移って液セン
サ11が「NO」となっているか否かを監視し、「NO」の判
定ならば追加給油を継続する。また、「YES」の判定な
らば給油口から油液が溢れる恐れがあるから、ステップ
S12に移って追加給油終了信号を出力する。
かくして、本実施例では給油ノズル9の挿入深さ、給
油口の口径に応じて追加給油量q0が選択的に設定され、
当該追加給油量q0だけ追加給油を行うものである。この
結果、給油ノズル9の挿入深さや給油口の口径が小さい
ときには、これに対応した追加給油量を設定でき、例え
ばバイクや軽自動車等に対して給油するときにも、安全
に、かつ確実に自動満タン給油を実行することができ
る。逆に、挿入深さが深いときや、給油口の口径が大き
いときにも、これに見合った大量の追加給油量を選択設
定しうるから、短時間で確実な追加給油を行うことがで
きる。
油口の口径に応じて追加給油量q0が選択的に設定され、
当該追加給油量q0だけ追加給油を行うものである。この
結果、給油ノズル9の挿入深さや給油口の口径が小さい
ときには、これに対応した追加給油量を設定でき、例え
ばバイクや軽自動車等に対して給油するときにも、安全
に、かつ確実に自動満タン給油を実行することができ
る。逆に、挿入深さが深いときや、給油口の口径が大き
いときにも、これに見合った大量の追加給油量を選択設
定しうるから、短時間で確実な追加給油を行うことがで
きる。
なお、実施例では給油ノズル9の吐出パイプ9Cに、下
側センサ12、上側センサ13として、該吐出パイプ9Cの周
方向に2箇所、軸方向に4個の超音波センサ12A〜12D,1
3A〜13Dをそれぞれ配設する構成としたが、周方向に3
箇所以上、軸方向に5個以上の超音波センサを配設し、
分解能を高めるように構成してもよい。
側センサ12、上側センサ13として、該吐出パイプ9Cの周
方向に2箇所、軸方向に4個の超音波センサ12A〜12D,1
3A〜13Dをそれぞれ配設する構成としたが、周方向に3
箇所以上、軸方向に5個以上の超音波センサを配設し、
分解能を高めるように構成してもよい。
また、実施例では送液手段としてポンプモータ3とポ
ンプ4とで構成するものとして述べたが、配管2の途中
に電磁弁を設け、モータ制御装置33と同様の電磁弁制御
装置により開,閉制御を行わせてもよい。
ンプ4とで構成するものとして述べたが、配管2の途中
に電磁弁を設け、モータ制御装置33と同様の電磁弁制御
装置により開,閉制御を行わせてもよい。
さらに、給油装置として固定式計量機1を例示した
が、給油所の高所からホースを介して給油ノズルを昇降
可能に吊下してなる懸垂式計量機としてもよく、一方給
油ノズルはレバー型の給油ノズル9に限らず、ピストル
型給油ノズルとして構成してもよいことは勿論である。
が、給油所の高所からホースを介して給油ノズルを昇降
可能に吊下してなる懸垂式計量機としてもよく、一方給
油ノズルはレバー型の給油ノズル9に限らず、ピストル
型給油ノズルとして構成してもよいことは勿論である。
本発明に係る給油装置は以上詳細に述べた如くであっ
て、挿入深さ・口径検出手段によって給油ノズルの挿入
深さと給油口の口径を検出し、この検出信号に基づいて
最適な追加給油量を選択設定し、送液手段を制御して追
加給油を行うように構成したから、挿入深さ、口径に見
合った追加給油を行うことができ、オーバフロー等に対
する安全性を高めると共に、満タン給油を過不足なく、
確実に行うことができる。
て、挿入深さ・口径検出手段によって給油ノズルの挿入
深さと給油口の口径を検出し、この検出信号に基づいて
最適な追加給油量を選択設定し、送液手段を制御して追
加給油を行うように構成したから、挿入深さ、口径に見
合った追加給油を行うことができ、オーバフロー等に対
する安全性を高めると共に、満タン給油を過不足なく、
確実に行うことができる。
第1図は本実施例に用いる固定式給油装置の全体構成
図、第2図は給油ノズルを示す一部破断の外観図、第3
図は全体の回路構成を示すブロック図、第4図は第3図
中の挿入検出回路を示す具体的回路構成図、第5図は挿
入検出回路の動作を示す動作説明図、第6図は追加給油
量テーブルを示す説明図、第7図は本実施例による流量
特性を示す線図、第8図は追加給油制御装置による追加
給油制御処理を示す流れ図、第9図は従来技術による給
油装置の流量特性を示す線図である。 1…計量機、2…配管、3…ポンプモータ、4…ポン
プ、5…流量計、8…ホース、9…給油ノズル、9A…ノ
ズル本体、9C…吐出パイプ、10A…ノズルスイッチ、11
…液センサ、12…下側センサ、13…上側センサ、12A〜1
2D,13A〜13D…超音波センサ、12A1〜12D1,13A1〜13D1
…超音波発信子、12A2〜12D2,13A2〜13D2…超音波受信
子、14…挿入検出回路、30…モータ駆動回路、32…制御
装置、33…モータ制御装置、34…追加給油制御装置、35
…追加給油量テーブル。
図、第2図は給油ノズルを示す一部破断の外観図、第3
図は全体の回路構成を示すブロック図、第4図は第3図
中の挿入検出回路を示す具体的回路構成図、第5図は挿
入検出回路の動作を示す動作説明図、第6図は追加給油
量テーブルを示す説明図、第7図は本実施例による流量
特性を示す線図、第8図は追加給油制御装置による追加
給油制御処理を示す流れ図、第9図は従来技術による給
油装置の流量特性を示す線図である。 1…計量機、2…配管、3…ポンプモータ、4…ポン
プ、5…流量計、8…ホース、9…給油ノズル、9A…ノ
ズル本体、9C…吐出パイプ、10A…ノズルスイッチ、11
…液センサ、12…下側センサ、13…上側センサ、12A〜1
2D,13A〜13D…超音波センサ、12A1〜12D1,13A1〜13D1
…超音波発信子、12A2〜12D2,13A2〜13D2…超音波受信
子、14…挿入検出回路、30…モータ駆動回路、32…制御
装置、33…モータ制御装置、34…追加給油制御装置、35
…追加給油量テーブル。
Claims (1)
- 【請求項1】一端がタンクに連なる配管と、該配管の途
中に設けられ、送液の開始、停止及び流量調節が可能な
送液手段と、該送液手段から吐出される給油量を計測す
る計測手段と、前記配管の他端側にホースを介して設け
られ、該送液手段から送液された油液を吐出パイプから
燃料タンクに給油する給油手段とからなる給油装置にお
いて、前記給油手段の吐出パイプに設けられ、燃料タン
ク内の泡面または液面を検出する液検出手段と、前記給
油手段の吐出パイプに設けられ、該吐出パイプを燃料タ
ンクの給油口に挿入するときの挿入深さと給油口の口径
とを検出する挿入深さ・口径検出手段と、前記燃料タン
クの給油口の口径と吐出パイプの挿入深さとによって予
め定められる追加給油量を記憶する追加給油量記憶手段
と、前記計測手段、液検出手段、及び挿入深さ・口径検
出手段からの信号に基づき、該追加給油量記憶手段に記
憶された追加給油量を給油すべく、前記送液手段を追加
給油制御する追加給油制御手段とから構成したことを特
徴とする給油装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12353787A JP2514034B2 (ja) | 1987-05-20 | 1987-05-20 | 給油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12353787A JP2514034B2 (ja) | 1987-05-20 | 1987-05-20 | 給油装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63294399A JPS63294399A (ja) | 1988-12-01 |
JP2514034B2 true JP2514034B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=14863055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12353787A Expired - Lifetime JP2514034B2 (ja) | 1987-05-20 | 1987-05-20 | 給油装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2514034B2 (ja) |
-
1987
- 1987-05-20 JP JP12353787A patent/JP2514034B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63294399A (ja) | 1988-12-01 |
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