JPH0350078Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0350078Y2
JPH0350078Y2 JP16041686U JP16041686U JPH0350078Y2 JP H0350078 Y2 JPH0350078 Y2 JP H0350078Y2 JP 16041686 U JP16041686 U JP 16041686U JP 16041686 U JP16041686 U JP 16041686U JP H0350078 Y2 JPH0350078 Y2 JP H0350078Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refueling
attitude
signal
output
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16041686U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6364700U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16041686U priority Critical patent/JPH0350078Y2/ja
Publication of JPS6364700U publication Critical patent/JPS6364700U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0350078Y2 publication Critical patent/JPH0350078Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は給油装置に係り、特に給油ノズルが給
油口に差し込まれ給油姿勢を安定に保つことが検
出されたとき給油が行なわれるよう構成した給油
装置に関する。
従来の技術 ガソリンスタンド等に設置される給油装置にお
いては、計量機から給油ノズルを外すとノズルス
イツチが作動してこれを検出し、ノズルスイツチ
より信号が出力されることにより油液を給送する
ポンプが駆動される。したがつて、作業者が給油
ノズルを車両の給油口に差し込んでノズルレバー
を操作すれば給油が行えるようになつている。と
ころが、給油中に地震が発生したりあるいは外部
から衝撃が加えられたりすると、給油ノズルが給
油口から外れてしまうおそれがある。その場合ポ
ンプが起動したままになつていると給油ノズルよ
り油液が地面にまきちらされてしまうため、給油
ノズルが給油口から外れたことを検知して給油を
停止させる必要がある。
そのため、給油装置では給油作業をより安全に
行なえるようにするため、給油ノズルが給油口に
差し込まれていることを確認する構成となつてい
る。この種給油装置としては、例えば給油口に差
し込まれる給油ノズルの吐出パイプに光学式セン
サを設け、給油口の内と外によつて周囲の明るさ
が異なることを利用して吐出パイプが給油口に差
し込まれていることを検出するものがある。
考案が解決しようとする問題点 しかるに、上記給油装置では光学式センサの受
光部が汚れたりあるいは受光部にくもりが生じた
りすると、吐出パイプが給油口の内にあるのか外
にあるのかを判定できないことがあるという問題
点がある。したがつて、上記給油装置では給油ノ
ズルの吐出パイプが給油口より外れている場合で
も給油口内にあるものと判定してしまうおそれが
あり、給油ノズルの状態を確実に検出できない場
合があるので給油作業の安全性における信頼性が
低いといつた問題点がある。
そこで、本考案は上記問題点を解決した給油装
置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案は、給油ノズルの給液操作に関連して該
給液ノズルに油液送液する送液手段と、 前記給油ノズルに設けられ、前記給油ノズルの
姿勢に応じて移動する移動体の位置に応じた出力
レベルの信号を出力する姿勢検出手段と、 該姿勢検出手段から出力される信号を監視し、
該信号の出力レベルが安定な出力状態にあるかま
たは変化している出力状態にあるかを検出する姿
勢変化検出手段と、 該姿勢検出手段から出力される信号を監視し、
該信号の出力レベルが給油ノズルの給油作業時に
おける適正姿勢に対応した予め定められた出力レ
ベル領域にあるかまたは給油ノズルの給油作業時
における不適正姿勢に対応した予め定められた出
力レベル領域にあるかを判定する姿勢判定手段
と、 前記姿勢変化検出手段より所定時間継続して安
定状態検出信号が出力され、且つ前記姿勢判定手
段より適正姿勢判定信号が出力されいるとき、前
記送液手を駆動して油液を前記給油ノズルに供給
せしめ、その後前記姿勢変化検出手段より変化状
態検出信号が出力され、または前記姿勢判定手段
より不適正姿勢判定信号が出力されたときには前
記送液手段の駆動を停止せしめる送液制御手段と
を備えてなる。
作 用 給油ノズルに給油ノズルの姿勢を検出するため
の姿勢検出手段が設けられてるので、給油口に差
し込まれた給油ノズルの姿勢に応じた出力レベル
の信号がこの姿勢検出手段によつて得られる。こ
れにより、姿勢変化検出手段が姿勢検出手段の出
力信号のレベルより給油ノズルの姿勢が案定状態
にあるか否かをチエツクし、姿勢判定手段により
給油ノズルの姿勢が安定に給油することができる
適正姿勢であるか否かをチエツクしており、両手
段により安定状態検出信号及び適正姿勢判定信号
が出力されたとき送液手段が駆動されて給油が開
始される。
しかし、その後給油ノズルが動いたときあるい
は給油ノズルが不適正姿勢となつたときには姿勢
変化検出手段あるいは姿勢判定手段から変化状態
検出信号あるいは不適正姿勢判定信号が出力さ
れ、送液手段は停止させられる。
実施例 第1図に本考案になる給油装置の一実施例の概
略構成を示し、第2図に給油装置の全体構成を示
す。第1図及び第2図中、給油装置11としての
計量機12には送液制御手段4と給油量計測手段
13とを有する制御回路14が設けられている。
送液制御手段4には後述する給油ノズル1のポテ
ンシヨメータからなる姿勢検出器26(姿勢検出
手段5)が姿勢変化検出回路31及び姿勢判定回
路32(姿勢変化検出/姿勢判定手段6)を介し
て接続されている。計量機12内に配設された給
液配管15の下端は油液を貯溜する地下タンク1
6内に挿入されており、給液配管15の上端には
給油ホース17が接続されている。給油ホース1
7の先端には給油ノズル1が接続されている。ま
た、計量機12内の給液配管15途中には送液手
段3としてのポンプ18と流量計19とが配設さ
れている。
なお、ポンプ18は送液制御手段4によつて制
御されるポンプモータ20により駆動される。ま
た、流量計19により計測された流量計測信号は
流量パルス発信器21よりパルス信号として出力
され送液制御手段4及び給油量計測手段13に供
給される。
給油ノズル1は通常計量機12のノズル掛け2
2に掛けられており、ノズル掛け22には給油ノ
ズル1の掛け外しを検出する給油作業検出手段2
としてのノズルスイツチ23が設けてある。した
がつて給油ノズル1をノズル掛け22より外すと
ノズルスイツチ23が作動しその信号が送液制御
手段4に供給される。そのため、送液制御手段4
はポンプモータ20を起動しポンプ18を駆動さ
せ給油可能な状態とする。さらに、給油ノズル1
の吐出パイプ1aを車両(図示せず)等の給油口
に差し込みノズルレバーを操作することにより、
給油ノズル1内に設けられた図示せぬ弁が開弁さ
れ、地下タンク16内の油液が給液配管15、給
油ホース17、給油ノズル1を介して車両のタン
ククに給油される。なお、給油された流量が流量
計19によつて計測されるとともに、、給油量計
測手段13はそのときの給油量を算出し表示器2
4に表示する。
給油ノズル1の吐出パイプ1aの先端には給油
時満タン給油を検出するための満タンセンサ25
が設けてある。満タンセンサ25によつて満タン
給油が検知されると、満タンセンサ25から信号
が送液制御手段4に供給され、送液制御手段4は
ポンプモータ20の回転を停止させる。このた
め、作業者は給油ノズル1の吐出パイプ1aを給
油口に挿入しノズルレバーを開弁位置に保持させ
ておけば、後は作業者が付き添つてなくとも自動
的に満タン給油が行なわれるようになつている。
また、給油ノズル1には第3図に示す姿勢検出
器26が設けられている。この姿勢検出器26は
給油ノズル1の姿勢に応じた信号を出力する構成
とされている。また、姿勢検出器26は姿勢変化
検出回路31及び姿勢判定回路32に接続されて
いる。
姿勢検出器26は半円形状に配設された複数の
電極27と、電極27に接する導電性材により形
成されたボール28とよりなる。複数の電極27
は各抵抗R1〜R9を介して定電流源29に接続さ
れた電極27a1〜27a9と、アース接続された電
極27b1〜27b9とを交互に配設してなる。また
各電極27a1〜27a9と電極27b1〜27b9とは
夫々逆向きの傾斜面を有しており、各電極間には
一対の傾斜面により谷が形成される。ボール28
は各電極間を移動自在に設けてあるので、給油ノ
ズル1の姿勢に応じて一の電極間に位置し、各電
極27a1〜27a9と電極27b1〜27b9とのいず
れかを接続する。
例えばボール28が電極27b5と27a6との間
に位置しているとすると、姿勢信号としての電圧
V1は V1=(R1+R2+R3+R4+R5+R6)i1=6R1・i1
となる。
但し、i1は定電流源よりの電流、R1〜R9は夫々
等しい抵抗値であるので、その抵抗値は6R1に等
しい。そのため、電圧V1はボール28の位置に
比例した電圧となつて出力される。
第4図に示す如く、姿勢検出器26では電極2
7a1〜27a2の区間A及び電極27b7〜27b9
区間A′は不適性姿勢領域である。また、電極2
7b2〜27a7の区間Bは適正姿勢領域である。し
たがつて、姿勢検出器26はボール28が区間B
にあるとき給油ノズル1が給油に適した姿勢であ
ることを検出し、またボール28が区間Aまたは
A′にあるとき、給油ノズル1が給油口に差し込
まれているが、何かのはずみで給油口から脱落す
る1歩手前の不安定な状態であり、給油を継続す
るのには適さない姿勢であることを検出する。例
えば第5図に示すように、給油ノズル1をノズル
掛け22に掛けているとき、ボール28が区間
A′に位置し電圧V1=8R1i1〜9R1・i1となるため、
給油ノズル1が不適正姿勢であることが検出され
る。また、第6図に示すように給油ノズル1の吐
出パイプ1aを供給口30に差し込んで給油する
ときは、ボール28が区間Bに位置し電圧V1
3R1i1〜7R1i1となるため、給油ノズル1が給油す
るのに適正な姿勢であることが検出される。
なお、この適正な姿勢区間B、および不適正な
姿勢区間AまたはA′は、給油ノズル1の形状や
ノズル掛け22の形状等に合わせて適宜設定され
ることは言うまでもない。
次に第3図に示す姿勢変化検出回路31及び姿
勢判定回路32につき説明する。姿勢検出器26
から出力された姿勢信号としてのV1は姿勢変化
検出回路31のサンプルホールド回路33に入力
される。ここで、例えば吐出パイプ1aを下方か
ら上方を向くように給油ノズル1の姿勢を変化さ
せたとする。姿勢検出器26のボール28は電極
27上を移動し、例えば電極27b1,27a2間か
ら電極27b5,27a6間に移動したとする。する
と、電圧V1は第7図Aに示す如く、時間T1から
T2の間にVa=2R1・i1からVb=6R1・i1に変化す
る。また、サンプルホールド回路33の出力V2
は、第7図B,Dに示す如くオシレータ34のク
ロツクパルスの周波数に同期して変化する。また
サンプルホールド回路33の出力V2を供給され
るサンプルホールド回路35の出力V3は、第7
図Cに示す如く1クロツクパルス分遅れた出力
V2の信号となる。
このサンプルホールド回路33,35の出力
V2,V3は夫々差動増幅回路36に入力される。
差動増幅回路36はV2−V3を増幅して出力する。
コンパレータ37は第7図Eに示すように差動増
幅回路36からの出力V2−V3をしきい値と比較
し、出力V2−V3が所定電圧を越えたときLレベ
ルの信号をフリツプフロツプ38に出力する。フ
リツプフロツプ38は第7図Fに示すようにオシ
レータ34のクロツクパルスに同期してLレベル
の信号を出力し、この状態を保つ。
また、差動増幅回路36からの出力V2−V3
反転増幅回路40によりその極性を反転され、増
幅されてコンパレータ41に入力される。コンパ
レータ41では負の出力V2−V3が供給されるた
め、Hレベルの信号をフリツプフロツプ42に出
力する。したがつて、アンドゲート39は第7図
Gに示すようにフリツプフロツプ38よりLレベ
ルの信号を入力され、フリツプフロツプ42より
Hレベルの信号を入力されるため、変化状態検出
信号としてLレベルの信号を端子43より出力す
る。給油ノズル1の姿勢が第6図に示すように給
油可能な姿勢で安定すると、姿勢検出器26の出
力V1は上限のVTHと下限のVTLとの間で安定する。
すなわち、姿勢検出器26のボール28が電極2
7b5,27a6間で安定に位置しており、V2=V3
となり、差動増幅回路36の出力は0となる。そ
のため、コンパレータ37及び41はHレベルの
信号を出力し、アンドゲート39は安定状態検出
信号としてのHレベルの信号を端子43より出力
する。
なお、姿勢検出器26のボール28が負の方向
に移動した場合には、コンパレータ37よりHレ
ベルの信号が出力され、また差動増幅回路36か
らの負の出力V2−V3が反転増幅回路40によつ
て正の出力V2−V3に反転、増幅される。したが
つて、コンパレータ41は出力V2−V3が所定電
圧を越えるとHレベルの信号をフリツプフロツプ
42に出力する。すなわち、アンドゲート39は
フリツプフロツプ38よりLレベルの信号を入力
されるとともに、フリツプフロツプ42よりHレ
ベルの信号を入力されるため、端子43より変化
状態検出としてのLレベル信号を出力する。
したがつて、アンドゲート39は第7図Gに示
すように出力V1が変化している間1クロツクパ
ルス分ずれてLレベルの信号を出力する。なお端
子43からの信号は制御回路14の送液制御手段
4に入力されている。したがつて、制御回路14
は姿勢変化検出回路31よりLレベルの信号が出
力されている間給液を停止させる。また、サンプ
ルホールド回路33の出力V2は姿勢判定回路3
2にも供給されており、コンパレータ44及び4
5に入力される。
コンパレータ44は第7図Aに示す如く出力
V2を上限のVTHと比較しておりコンパレータ45
は出力V2を下限のVTLと比較する。
したがつて、第7図A中時間T1の前ではV1
出力VaがVTLよりも小さいため、第7図H,Iに
示すようにコンパレータ44,45は共にHレベ
ルの信号を出力する。そのため、エクスクルーシ
ブオアゲート46は第7図J,Kに示すようにL
レベルの信号をフリツプフロツプ47に出力し、
フリツプフロツプ47は端子よりLレベルの信号
を出力する。
すなわち、姿勢検出器26のボール28が区間
A、またはA′に位置するとき、出力V1がVTLVTH
との範囲外となり、姿勢判定回路32は端子48
より給油ノズル1が給油するのに不適正な姿勢で
あることを検出する。
また、第7図A中、時間T1からT2の間に出力
V1がVaからVbに変化すると、VTLより大きくな
る。このため、コンパレータ45の出力がLレベ
ルの信号となるが、コンパレータ44の出力はH
レベルのままなので、エクスクルーシブオアゲー
ト46の出力はHレベルに変化し、端子48より
適正姿勢判定信号としてのHレベルの信号を出力
する。すなわち、姿勢検出器26のボール28が
区間Bに位置するとき、出力V1がVTLとVTHとの
範囲内となり、姿勢判定回路32は端子48より
給油ノズル1が適正な姿勢であることを検出す
る。また、端子48は制御回路14の送液制御手
段4に接続されており、制御回路14は端子48
よりLレベルの信号が出力されると給油を停止さ
せる。
ここで、上記構成になる給油装置の給油作業に
関連して実行される制御回路14の処理につき説
明する。制御回路14は第8図に示す処理を実行
する。
ガソリンスタンドに顧客の車両が到着すると、
作業者は給油ノズル1をノズル掛け22より外
し、第6図に示すように車両の給油口30内に差
し込む。このように給油口30に吐出パイプ1a
を挿入された給油ノズル1は安定した状態を保
つ。
そこで、まずノズルスイツチ23がONになつ
たことを検出する(ステツプS1)。次に、ステ
ツプS2で姿勢変化検出回路31の端子43より
出力された信号が例えば3秒間以上Lレベルを保
つているかどうかをみる。3秒間以上Lレベルの
信号が保たれた場合給油ノズル1が安定な状態に
あると判断する。なお、端子43からの出力がH
レベルであるときには、給油ノズル1が不安定な
状態であるのでステツプS2の前に戻り給油ノズ
ル1が安定するのを持つ。また、ステツプS2に
おいて、3秒以上給油ノズル1が安定した状態を
保もたれたとき、ステツプS3で給油ノズル1の
姿勢が給油作業を行なうのに適した姿勢であるこ
とを確認する。すなわち、ステツプS3において
は上記姿勢検出器26のボール28が区間Bに位
置し、姿勢判定回路32からの出力がHレベルで
あることを確認する。
したがつて、ステツプS3で、給油ノズル1の
姿勢が適正であると判断されると、、給油装置1
のインタロツクを解除しポンプモータ20を起動
させてポンプ18を駆動する(ステツプS4)。
ポンプ18の駆動後、流量計19の流量パルス発
信器21から流量パルスが出力されていることを
確認し(ステツプS5)、流量パルスが無い場合
には給油操作が行なわれていないのでステツプS
2の前に戻りステツプS2〜S5までの処理を繰
り返す。
また、ステツプS5において流量パルス発信器
21からの流量パルスがあつた場合、ステツプS
2と同様に給油中の給油ノズル1の姿勢が安定し
ていることを確認し(ステツプS6)、さらに給
油ノズル1の給油姿勢が適正であることを確認す
る(ステツプS7)。
次に、ステツプS8で満タンセンサ25からの
満タン給油完了の信号が得られるとポンプモータ
20の回転を停止させ、ポンプ18を止める(ス
テツプS9)。なお、ステツプS8において満タ
ンセンサ25の信号が無いときはステツプS6の
前に戻り、満タンセンサ25からの信号が得られ
るまでステツプS6〜S8を繰り返し、給油中、
給油ノズル1が安定した状態にありかつ給油に適
正な姿勢であることを常にみている。ポンプ停後
給油ノズル1が給油口30より抜かれてノズル掛
22に掛けられると、ノズルスイツチ23が開成
し(ステツプS10)、処理が終了する。
また、ステツプS6におい、例えば地震または
外部衝撃の作用で給油ノズル1が動くことがあ
る。その場合にはステツプS11によりポンプ1
8を停止させる。また、ステツプS7において給
油ノズル1の姿勢が変化し、例えば吐出パイプ1
aが給油30より外れた場合姿勢検出器26より
の出力V1が変化し、姿勢変化検出回路31の出
力がLレベルになる。そのため、給油を継続する
と危険であり、ステツプS11でポンプ18を停
止するとともに、警報器49(1図に示す)を作
動して警報を発し、作業者に知らせる。ステツプ
S13で警報によりかけつけた作業者が給油ノズ
ル1の姿勢を直して吐出パイプ1aが安定に給油
口30に差し込み、前記ステツプS11でポンプ
8を停止させた送液制御手段4を適宜方法により
イニシヤライズ操作して、再度給油開始した場
合、ステツプS2の前に戻りステツプS2〜S1
0の処理を実行する。
また、給油作業を継続できない場合には、給油
ノズル1をノズル掛け22に戻し(ステツプS1
4)給油作業を中止する。
なお、上記説明では計量機を地上に設置する構
成とされた給油装置について説明したが、懸垂式
給油装置にも適用できるのは勿論である。その場
合給油作業検出手段を給油ノズル位置検出スイツ
チに置き換えれば良い。
又、上記実施例では半円形状の配設された複数
の電極27a1〜27a9,27b1〜27b9上を導電
体よりなるボール28が給油ノズル1の姿勢に応
じて転動するようにしたが、これに限らず、要は
給油ノズル1の姿勢に応じたレベルの信号が出力
されるポテンシヨメータであれば良い。
考案の効果 上述の如く、本考案になる給油装置は給油ノズ
ルに給油ノズルの姿勢を検出する姿勢検出手段を
設けたため、給油口に差し込まれた給油ノズルの
姿勢に応じた信号を正確且つ確実に得ることがで
きる。しかも、姿勢変化検出手段により姿勢検出
手段の出力信号のレベルをチエツクして給油ノズ
ルが安定していることを検出でき、姿勢判定手段
により姿勢検出手段の出力信号のレベルをチエツ
クして給油ノズルが安定に給油できる適正姿勢に
あることを判定できるので、両手段より安定状態
検出信号及び適正姿勢判定信号が出力されたとき
のみ送液手段が駆動されて安全な状態で給油が開
始される。また、その後給油ノズルが給油口に挿
入された状態で動いたときあるいは給油ノズルが
給油口に差し込まれたまま不適正姿勢となつたと
きには、姿勢変化検出手段あるいは姿勢判定手段
により出力される変化状態検出信号あるいは不適
正姿勢判定信号により給油ノズルの脱落前に送液
手段を停止させることをできる。
しかも、給油中、給油ノズルが不安定になると
給油ノズル脱落前に送液手段を停止するため、給
油ノズルが万が一給油口から外れても油液がまき
ちらされることを防止でき、給油作業の安全性を
より高めることができるとともに給油ノズルが不
安定な状態になつた緊急時の安全性の向上が図ら
れている等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる給油装置の一実施例の要
部の概略構成図、第2図は給油装置の正面図、第
3図は姿勢検出器及び姿勢変化検出回路の回路
図、第4図は姿勢検出器の電極の適正区間を示す
図、第5図は給油ノズルをノズル掛けに掛けた状
態の図、第6図は給油ノズルを給油口に差し込ん
だときの図、第7図は姿勢変化検出回路及び姿勢
判定回路の各部のタイムチヤート、第8図は制御
回路が実行する処理のフローチヤートである。 1……給油ノズル、2……給油作業検出手段、
3……送液手段、4……送液制御手段、14……
制御回路、18……ポンプ、21……流量パルス
発信器、22……ノズル掛け、23……ノズルス
イツチ、26……姿勢検出器、27,27a1〜2
7a9,27b1〜27b9……電極、28……ボー
ル、30……給油口、31……姿勢変化検出回
路、32……姿勢判定回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 給油ノズルの給液操作に関連して該給液ノズル
    に油液を送液する送液手段と、 前記給油ノズルに設けられ、前記給油ノズルの
    姿勢に応じて移動する移動体の位置に応じた出力
    レベルの信号を出力する姿勢検出手段と、 該姿勢検出手段から出力される信号を監視し、
    該信号の出力レベルが安定な出力状態にあるかま
    たは変化している出力状態にあるかを検出する姿
    勢変化検出手段と、 該姿勢検出手段から出力される信号を監視し、
    該信号の出力レベルが給油ノズルの給油作業時に
    おける適正姿勢に対応した予め定められた出力レ
    ベル領域にあるかまたは給油ノズルの給油作業時
    における不適正姿勢に対応した予め定められた出
    力レベル領域にあるかを判定する姿勢判定手段
    と、 前記姿勢変化検出手段より所定時間継続して安
    定状態検出信号が出力され、且つ前記姿勢判定手
    段より適正姿勢判定信号が出力されているとき、
    前記送液手段を駆動して油液を前記給油ノズルに
    供給せしめ、その後前記姿勢変化検出手段より変
    化状態検出信号が出力され、または前記姿勢判定
    手段より不適正姿勢判定信号が出力されたときに
    は前記送液手段の駆動を停止せしめる送液制御手
    段とを備えてなることを特徴とする給油装置。
JP16041686U 1986-10-20 1986-10-20 Expired JPH0350078Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16041686U JPH0350078Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16041686U JPH0350078Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6364700U JPS6364700U (ja) 1988-04-28
JPH0350078Y2 true JPH0350078Y2 (ja) 1991-10-25

Family

ID=31085775

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16041686U Expired JPH0350078Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0350078Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6364700U (ja) 1988-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106052798A (zh) 一种液位传感装置及液位检测方法
JPH0350078Y2 (ja)
CN113864146B (zh) 液体供应系统
CN113646509B (zh) 用于填充飞行器发动机的油储存部的设备和方法
JP4814482B2 (ja) 燃料供給装置
JPH0116758B2 (ja)
CN206132151U (zh) 一种新型燃油油耗流量计
JP2005016971A (ja) 燃料供給装置
JPH1077098A (ja) 懸垂式給油装置
JPS6126240Y2 (ja)
JP2514034B2 (ja) 給油装置
JPS6013838Y2 (ja) 給油装置
JPH0113116Y2 (ja)
US7000628B2 (en) Electronic air separation system
KR930004788B1 (ko) 급유장치
JPH0723191B2 (ja) 給油装置
JPH01139399A (ja) 給油車
JPH0217063B2 (ja)
KR100928067B1 (ko) 주유기 공회전 감지 알고리즘 및 장치
JPH0231437Y2 (ja)
JPH0646878Y2 (ja) 配管漏洩検知機能付給油装置
JPH03111299A (ja) 給油装置
JPH05223619A (ja) タンク内液量検出装置
JPH03133798A (ja) 給油装置
JPH07108718B2 (ja) 固定式給油装置