JPH03133798A - 給油装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は車輌の燃料タンクにガソリン等の油液を給油す
る給油装置に関する。

〔従来の技術〕

一般に、この種の給油装置のうち、固定式給油装置は、
給油ノズルをノズル掛けから外し、該給油ノズルの吐出
パイプを車輌の燃料タンクの給油口に挿入し、開弁する
ことによって給油を開始するようになっている。

しかし、自動満タン給油を行なうような場合には、液面
検出センサが満タンを検知したときポンプモータを停止
させるものがあるから、給油終了後に給油ノズルの操作
レバーな閉弁操作せず、開弁じたままの状態でノズル掛
けに掛けてしまうことがある。このような場合、次回の
給油に際して、給油ノズルをノズル掛けから外すと同時
にポンプモータが駆動し、該給油ノズルから油液が流出
してしまうという欠点がある。

また、自動満タン給油を行なっているときに、作業者は
他の作業を行なうことができるが、何かの拍子に給油ノ
ズルが車輌の燃料タンクの給油口から外れてしまった場
合にも、給油ノズルから油液が流出してしまうという欠
点がある。

これらの欠点を改良するため、給油ノズルの吐出パイプ
先端に例えば光学式の挿入センサを設け、光量の変化か
ら吐出パイプが燃料タンクの給油口に挿入されたか否か
を検出し、挿入検出回路で該挿入センサからの検出信号
を受け、挿入の確認を行った後に給油許可信号を出力し
、ポンプモータを駆動させるようにしている。即ち、挿
入検出回路から出力される給油許可信号がＯＦＦの場合
、または給油途中で給油許可信号がＯＮからＯＦＦにな
った場合に、ポンプモータの駆動を停止するようにした
緊急停止装置として作動することにより、不必要な油液
の流出を停止する給油装置が知られている。

〔考案が解決しようとする課題〕

このような挿入センサを備えた給油ノズルは、乗用車等
の燃料タンク給油口の如く、当該給油口が長いときには
、吐出パイプを十分に挿入できるから、挿入センサを用
いて好適である。

しかし、バイツやオートバイの燃料タンクのように、給
油口が短い場合には、給油ノズルの吐出パイプを当該給
油口に挿入しても、深く挿入することができないため、
挿入センサによる検出光量があまり変化せず、検出信号
の信号レベルが所定の基準値よりも低くならないことが
ある。

このような場合、給油ノズルを給油口に挿入しても、挿
入検出回路から給油許可信号が出力されず、従ってポン
プモータが駆動しないために、給油を行なうことができ
ないという問題点がある。

本発明はこのような従来技術の問題点に鑑みなされたも
ので、バイツやオートバイに給油するときには、挿入セ
ンサを一旦挿入検出状態にしておき、この状態をホール
ドさせることによって、給油を可能にするようにした給
油装置を提供することを目的とする。

Ｃ課題を解決するための手段〕 上述した課題を解決するために、本発明が採用する構成
の特徴は、給油ノズル近傍の操作しやすい位置に設けら
れたホールドスイッチと、該ホールドスイッチの操作に
より、挿入検出回路から出力された給油許可信号をホー
ルドする信号ホールド回路とを設けたことにある。

〔作用〕

上記構成により、ホールドスイッチの操作で、挿入検出
回路から一旦出力された給油許可信号をホールドさせる
ことができ、バイツやオートバイのように燃料タンクの
給油口が短い場合でも、油液を給油することができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を第１図ないし第４図に基いて説
明する。

まず、第１図は給油装置を固定式給油装置とした場合の
全体構成図を示す。同図において、■は固定式給油装置
で、該固定式給油装置ｌはアイランド上に設けられたハ
ウジング２を有し、該ハウジング２内には一端が地下タ
ンク３に至る固定配管４が配設され、該固定配管４の途
中にはポンプモータ５によって回転駆動されるポンプ６
、給油量を計測する流量計７が設けられ、該流量計７に
は流量パルス発信器８が何段されている。９は可撓性配
管となるホースで、該ホース９の一端はハウジング２の
側壁に位置して固定配管４の他端に接続され、該ホース
９の他端には給油ノズル１０が設けられている。

ここで、前記給油ノズル１０は、ノズル本体１０Ａと、
該ノズル本体１０Ａに設けられ、車輌の燃料タンクの給
油口（図示せず）に挿入される吐出パイプＩＯＢと、前
記給油ノズル本体１０Ａ内の流路途中に設けられた弁体
（図示せず）と、該弁体を開閉する操作レバー１０ｃと
から大略構成されている。

１１は給油ノズル１０の吐出パイプＩＯＢに設けられた
挿入検出センサとしてのフォトトランジスタノ（、該フ
ォトトランジスタ１１は吐出パイプ１（旧うの先端部に
設けられ、外光の明暗を検出して、後述の挿入検出回路
１８に検出信号を電流として伝送するようになっている
。

一方、１２は例えば給油ノズル１０のノズル本体１０Ａ
に設けられたホールドスイッチで、該ホールドスイッチ
１２はこれを押下することによって後述の信号ホールド
回路２１にＯＦＦ状態にホールド信号を出力するように
なっている。

次に、１３は前記給油ノズル１０を収納すべくハウジン
グ２の側壁に設けられたノズル掛け、１４は該ノズル掛
け１３に付設されたノズルスイッチで、該ノズルスイッ
チ１４はノズル掛け１３に給油ノズル１０を掛けたとき
ＯＦＦとなり、該給油ノズルＩＯを外したときＯＮとな
るスイッチ信号を出力する。

次に、１５はハウジング２内に設けられた制御装置を示
し、該制御装置１５の入力側は流量パルス発信器８、フ
ォトトランジスタ１１、ホールドスイッチ１２、ノズル
スイッチ１４と接続され、出力側は給油量表示器１６、
ポンプモータ５を起動、停止するポンプモータ駆動回路
１７と接続されている。そして、制御装置１５は流量パ
ルス発信器８から出力された流量パルスを計数し、給油
量表示器１６に給油量表示せしめる機能と、第２図に示
す回路構成によってモータ駆動回路１７にモータを駆動
、停止信号を出力し、ポンプモータ５を起動、停止制御
する機能とを有している。

ここで、制御装置１５のうち、ポンプモータ５を駆動、
停止させるため挿入検出回路１８、信号ホールド回路２
１、モータ制御回路２６等の回路構成について具体的に
述べる。

１８は挿入検出回路で、該挿入検出回路１８は電流−電
圧変換回路１９、電圧比較回路２０、分圧抵抗Ｒ，，Ｒ
，から構成され、電流−電圧変換回路１９はフォトトラ
ンジスタ１１からの検出電流を電圧変換して電圧比較回
路２０の反転入力端子に入力し、分圧抵抗Ｒ，，Ｒ，の
中点からの電圧Ｅ　ＴＨを基準電圧として電圧比較回路
２０の非反転入力端子に入力する。これにより、前記電
圧比較回路２０では、電流−電圧変換回路１９で電圧反
感されたフォトトランジスタ１１からの検出信号が、基
準電圧Ｅ　ＴＯより高いとき給油許可信号を出力するよ
うになっている。

２１は信号ホールド回路で、該信号ホールド回路２１は
、ホールドスイッチ１２からのホールド信号を反転して
アンド回路２３に出力するインバータ回路２２と、該イ
ンバータ回路２２と挿入検出回路１８から入力される給
油許可信号をアンド条件としてフリップフロップ回路２
４の入力端子Ｔに出力するアンド回路２３と、該アンド
回路２３からの入力でセットされる給油許可ホールド信
号を出力端子Ｑからモータ制御回路２６に出力すると共
に、ノズルスイッチ１４のＯＮによってリセットされる
フリップフロップ回路２４とから構成されている。この
結果、信号ホールド回路２１は、ホールドスイッチ１２
を押下したときのみ、挿入検出回路１８から入力された
給油許可信号をホールドし、給油許可ホールド信号とし
て出力することができる。

２５はオア回路で、該オア回路２５は前記フリップフロ
ップ回路２４から入力される給油許可ホールド信号と挿
入検出回路１８から入力される給油許可信号をオア条件
としてモータ制御回路２６に信号を出力するものである
。

さらに、モータ制御回路２６はノズルスイッチ１４から
のＯＮ、ＯＦＦのスイッチ信号と、オア回路２５からの
給油許可信号または給油許可ホールド信号とが入力され
、後述するようにノズルスイッチ１４からの信号がＯＮ
状態で、給油許可信号または給油許可ホールド信号が出
力されているときのみ、モータ駆動回路１７にモータ駆
動信号を出力するものである。

本実施例はこのように構成されるが、次にその作動につ
いて第３図および第４図を参照しつつ説明する。

まず、第３図により、乗用車等の通常の燃料タンクに給
油するときの作動について説明する。

始めに、給油ノズル１０をノズル掛け１３から外すこと
によって、ノズルスイッチ１４がＯＮ状態になる。次に
、給油ノズルｌＯの吐出パイプ１０Ｂを乗用車の給油口
に挿入することによって、該吐出パイプＩＯＢの先端に
設けられたフォトトランジスタ１１が暗さを検出し、挿
入検出回路１８に出力する電流信号が低下する。これに
より、挿入検出回路１８は、基準電圧ＥＴ□よりも低い
電圧を検出するようになり、該挿入検出回路１８から出
力される給油許可信号はオア回路２５を介して、モータ
制御回路２６に出力される。これによって、モータ制御
・回路２６からモータ駆動回路１７にモータ駆動信号が
出力され、ポンプモータ５が起動し、ポンプ６が駆動さ
れる。

この状態で、給油ノズルｌＯの操作レバー１０Ｃによっ
て弁体を開弁するすれば、地下タンク３の油液は固定配
管４、ポンプ６、流量計７、ホース９を介して給油ノズ
ル１０から吐出される。この時の流量は流量計７で計測
され、給油量表示器１６に表示される。

そして、給油作業の間、挿入検出回路１８は緊急停止装
置として働き、給油口に給油ノズル１０の吐出パイプＩ
ＯＢを挿入したままで、作業者が他の作業を行なうこと
ができる。そして、燃料タンクが満タンになると、他に
設けられた液面センサ（図示せず）からの信号によって
、または機械的な自動閉弁機構によって、自動的に給油
を停止する。

さらに、給油が終了したら、給油ノズル１０を給油口か
ら離脱することによって、フォトトランジスタ１１が明
るいところにでるため、該フォトトランジスタ１１から
出力される電流信号が高くなる。これにより、挿入検出
回路１８は基準電圧ＥｒＨよりも高い電圧を検出するこ
とにより、該挿入検出回路１８からの給油許可信号の出
力が停止し、モータ制御回路２６によるモータ駆動回路
１７へのモータ駆動信号の出力も停止し、ポンプモータ
５によるポンプ６の作動を停止する。そして、給油ノズ
ル１０をノズル掛け１３に掛けることによって、ノズル
スイッチ１４がＯＦＦになり、−回の給油作業を終了す
るようになっている。

なお、以上の作動は従来技術のものと格別変わるところ
がない。

次に、第４図より、バイラ等の給油口の短い１ 燃料タンクに給油する場合の作動について説明する。

給油ノズル１０をノズル掛け１３から外すことによって
、ノズルスイッチ１４がＯＮになる。この状態で、作業
者は給油ノズル１０の吐出パイプ１　、ＯＢ先端を暗い
ところ、例えば作業者の脇の下等に隠蔽することによっ
てフォトトランジスタ１１は暗さを検出して電流信号が
低（なる。この結果、挿入検出回路１８は基準電圧ＥＴ
Ｈよりも低電圧を検出することになり、該挿入検出回路
１８から給油許可信号が出力される。これにより、オア
回路２５を介して、モータ制御回路２６による給油許可
信号が出力され、前述したと同様にモータ駆動回路１７
によってポンプモータ５が起動する。

この状態の間に、作業者は給油ノズルｌＯに設けられた
ホールドスイッチ１２を押下する。これによって、信号
ホールド回路２１のアンド回路２３では、インバータ回
路２２からの出力信号と挿入検出回路１８からの給油許
可信号との一致が２ とれ、該アンド回路２３からの出力によってフリップフ
ロップ回路２４がセットされる。この結果、フリップフ
ロップ回路２４から給油許可ホールド信号が出力され、
オア回路２５を介して、モータ制御回路２６に出力され
る。ここで、フリップフロップ回路２４はノズルスイッ
チ１４がＯＦＦとならない限りホールド状態にあるから
、作業者が給油ノズルｌＯの吐出パイプｌＯＢを明るい
ところに出しても給油許可信号はホールド状態に保たれ
る。

かくして、バイラ等の給油口の短い場合でも給油を可能
にすることができるか゛ら、給油ノズル１０の吐出パイ
プＩＯＢを給油口に挿入して、該給油ノズル１０の操作
レバー１０Ｃの操作によって開弁じ、給油を行なうこと
ができる。そして、給油を終了する場合には、給油ノズ
ル１０を閉弁し、該給油ノズル１０をノズル掛け１３に
戻すことによって、ノズルスイッチ１４がＯＦＦになり
、フリップフロップ回路２４にリセットがかかり、給油
許可ホールド信号の出力が停止する。これにより、モー
タ駆動回路１７によるポンプモータ５の駆動を停止し、
給油作業を終了する。

このように、本実施例ではホールドスイッチ１２と信号
ホールド回路２１によって、バイツやオートバイのよう
に燃料タンクの給油口が短い場合でも、給油許可信号を
ホールド状態に保持することができ、油液の給油作業を
行なうことができる。

なお、実施例では、ホールドスイッチ１２は給油ノズル
１０に設けられたものとして述べたが、ホース９の途中
で給油ノズル１０近傍に設けてもよく、また、第１．図
中−点鎖線で示したように、給油装置本体１のノズル掛
け１３近傍に設けてもよいものであり、前記ホールドス
イッチ１２は給油ノズル１０をノズル掛け１３から外し
た状態で、作業者の操作しやすい位置であればよい。

また、挿入検出センサ１１は光学式挿入センサを例示し
たが、超音波式挿入センサを用いてもよく、この場合に
は燃料タンク給油口、またはこれと同等の物体に超音波
を発振し、反射波のエコーレベルから挿入を検出する構
成とすればよい。

さらに、実施例では、本発明の給油装置として固定式給
油装置を例示したが給油所の天井等から先端に給油ノズ
ルを有するホースを吊下してなる懸垂式給油装置に適用
してもよいことは勿論である。

〔発明の効果〕

以上、詳述した通り本発明によれば、給油ノズルの先端
に設けた挿入センサを一旦挿入検出状態において挿入検
出回路から給油許可信号を出力し、ホールドスイッチの
操作によって、信号ホールド回路により給油許可信号を
ホールドし、挿入センサが侵入検知を行なわなくても、
ポンプモータの駆動を許可する構成としたから、乗用車
の燃料タンクの給油口のように給油口の長い場合の給油
作業は勿論、給油口の短いバイツやオートバイ等への給
油作業が可能になり、種々の車輌への給油作業が可能に
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例による給油装置の全体構成　５ ６ 図、第２図は制御装置の構成を示す回路図、第３図は乗
用車等のように長い給油口を有する燃料タンクへ給油作
業を行なうときの動作を示す説明図、第４図はバイツや
オートバイ等のように短い給油口を有する燃料タンクへ
給油を行なうときの動作を示す説明図である。 １・・・固定式給油装置、４・・・固定配管、５・・・
ポンプモータ、６・・・ポンプ、７・・・流量計、９・
・・ホース、１０・・・給油ノズル、ＩＯＢ・・・吐出
パイプ、１１・・・フォトトランジスタ（挿入センサ）
、１２・・・ホールドスイッチ、１８・・・挿入検出回
路、２１・・・信号ホールド回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一端が給油タンクに連なる配管と、該配管の途中に設け
   られ、ポンプモータによって駆動されるポンプおよび給
   油量を計測する流量計と、前記配管の他端側にホースを
   介して接続され、吐出パイプを車輌の燃料タンクに挿入
   して給油する給油ノズルと、該給油ノズルの吐出パイプ
   先端に設けられ、該吐出パイプが燃料タンクに挿入され
   たか否かを検出する挿入センサと、該挿入センサが吐出
   パイプの挿入を検出したとき、給油許可信号を出力する
   挿入検出回路とからなる給油装置において、前記給油ノ
   ズルまたはその近傍の操作しやすい位置に設けられたホ
   ールドスイッチと、該ホールドスイッチの操作により、
   前記挿入検出回路から出力された給油許可信号をホール
   ドする信号ホールド回路とを設けたことを特徴とする給
   油装置。