JP4628322B2 - 給液システム - Google Patents

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Description

本発明は給液システムに係り、特に給液ノズルのレバー操作により被給液タンクへ給液される液体の流量を調整するように構成された給液システムに関する。
例えば、自動車の燃料タンク(被給液タンク)にガソリンなどの油液(液体)を給液する給油ノズル(給液ノズル)を操作して給油する場合、操作者は、給油ノズルのノズルレバーを操作してノズルの弁機構を開弁することで燃料タンクへの液体給液を行える。このような給油ノズルを有する給油装置(給液装置)では、ポンプにより送液された油液を給油ノズルのレバー操作により給油ノズルの弁機構の弁開度を手動で調整して燃料タンクに給油される流量を調整している(例えば、特許文献1参照)。
ところが、自動車の給油口のパイプ形状は、車種によって異なり、給油口の近くで曲げられている場合がある。そして、給油ノズルの吐出パイプを給油口の奥まで挿入した状態でノズルレバーを全開位置まで操作すると、ポンプにより送液された油液が勢い良く給油口の内壁に噴出されるため、油液の一部が跳ね返って給油口から噴きこぼれるおそれがあった。
特に給液ノズルに設けられた液面検知機構が液面上昇を検知して閉弁動作した場合、操作者は、給油ノズルのノズルレバーを再度開弁操作して追加の給液を行うが、ノズルレバーを任意の位置に操作して給油口からの噴きこぼれを防止していた。
特開2000−109199号公報
しかしながら、従来は、給液ノズルを構成する各部品の加工精度や各部品の組み立て精度などのばらつきによりダイヤフラムの作動タイミングに変動があると、液面検知機構の感度を一定に調整することが難しく、例えば、液面検知の感度が高い場合には、まだ液面が給油口に上昇していないのに給油口内壁から跳ね返った液粒がノズル先端に設けられた液面検知孔に付着するだけで閉弁動作して給液を停止させてしまうという問題があった。
また、液面検知の感度が低い場合には、液面が給油口に達しているのに閉弁動作が遅れてしまうおそれがあった。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した給液システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
本発明は、手動操作により給液量を調整するためのレバーを有し、当該レバーの操作により被給液タンクへ給液される液体の流量を調整する弁機構を有する給液ノズルと、
該給液ノズルに設けられ、前記給液ノズルの吐出パイプ先端が前記被給液タンクの液面に接触した場合に液面検知動作と共に当該給液ノズルよりの液体の供給を停止する液面検知機構と、
該給液ノズルへ液体を給液するための給液経路と、
該給液経路を介して前記給液ノズルに液体を給液するためのポンプと、
前記給液経路を流れる液体の流量を計測する流量計と、
給液操作毎に行われる前記液面検知機構による液面検知に伴う追加給液回数を計数する計数手段と、
予め定められた基準となる基準追加給液回数記憶する記憶手段と、
前記計数手段により計数された追加給液回数と前記記憶手段に記憶された基準追加給液回数とを比較することにより異常の有無を検出する異常検出手段と、
前記異常検出手段により異常が検出された場合に、異常信号を出力する異常信号出力手段と、
を有する給液システムにおいて、
前記記憶手段は、基準となる下限追加給液回数を記憶してなり、
前記異常検出手段は、
前記追加給液回数と前記下限追加給液回数とを比較し、前記追加給液回数が前記下限追加給液回数以上でない場合に異常ありと判定する判定手段を備えており、上記課題を解決するものである。
また、本発明は、手動操作により給液量を調整するためのレバーを有し、当該レバーの操作により被給液タンクへ給液される液体の流量を調整する弁機構を有する給液ノズルと、
該給液ノズルに設けられ、前記給液ノズルの吐出パイプ先端が前記被給液タンクの液面に接触した場合に液面検知動作と共に当該給液ノズルよりの液体の供給を停止する液面検知機構と、
該給液ノズルへ液体を給液するための給液経路と、
該給液経路を介して前記給液ノズルに液体を給液するためのポンプと、
前記給液経路を流れる液体の流量を計測する流量計と、
給液操作毎に行われる前記液面検知機構による液面検知に伴う追加給液回数を計数する計数手段と、
予め定められた基準となる基準追加給液回数を記憶する記憶手段と、
前記計数手段により計数された追加給液回数と前記記憶手段に記憶された基準追加給液回数とを比較することにより異常の有無を検出する異常検出手段と、
前記異常検出手段により異常が検出された場合に、異常信号を出力する異常信号出力手段と、
を有する給液システムにおいて、
前記記憶手段は、基準となる下限追加給液回数と上限追加給液回数とを記憶してなり、
前記異常検出手段は、
記追加給液回数と前記下限追加給液回数とを比較し、さらに前記追加給液回数と前記上限追加給液回数とを比較して前記追加給液回数が前記下限追加給液回数以上でない、または、前記追加給液回数が前記上限追加給液回数以下でない場合に異常ありと判定する判定手段を備えており、上記課題を解決するものである。
本発明によれば、計数手段により計数された追加給液回数と記憶手段に記憶された下限追加給液回数とを比較し、追加給液回数が下限追加給液回数以上でない場合に異常ありと判定するため、液面検知機構の感度が低過ぎる場合に異常信号を出力して報知することができ、液面検知機構の点検・修理などのメンテナンスを速やかに行うことが可能になる。
また、本発明によれば、計数手段により計数された追加給液回数と記憶手段に記憶された下限追加給液回数とを比較し、さらに追加給液回数と上限追加給液回数とを比較して追加給液回数が下限追加給液回数以上でない、または、追加給液回数が上限追加給液回数以下でない場合に異常ありと判定するため、液面検知機構の感度が高過ぎたり、あるいは低過ぎる場合に異常信号を出力して報知することができ、液面検知機構の点検・修理などのメンテナンスを速やかに行うことが可能になる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明になる給液システムの一実施例を示すシステム構成図である。図1に示されるように、給液システム10は、ガソリンなどの燃料を給液する計量機12と、計量機12及び表示器40を制御する制御回路16と通信回線(SS−LAN)18を介して通信可能に接続された管理端末装置14とを有する。また、管理端末装置14は、例えば、給液所のインターネット15を介してメンテナンス会社13と通信可能に接続されている。
管理端末装置14は、車両への給液が行われると、計量機12から個別に送信された液面検知機構情報(例えば、給液ノズルの液面検知機構による追加給液回数及び液面検知機構の異常の有無など)を記憶装置19に格納する。さらに、管理端末装置14は、複数の計量機12から出力された燃料給液情報(例えば、車両へ供給される燃料の供給量(給液量)、燃料の種類(液種)、給液金額、料金支払方法等の情報を含む)を管理している。
管理端末装置14は、予め設定された制御プログラムを読み込んで各制御プログラムの制御処理を実行することで、予め定められた基準となる基準追加給液回数を記憶装置19に記憶する記憶手段と、計量機12の制御回路16により計数された追加給液回数と記憶装置19に記憶された基準給停止回数とを比較することにより異常の有無を検出する異常検出手段と、異常検出手段により異常が検出された場合に、異常信号を出力する異常信号出力手段とを有する。
また、計量機12の制御回路16は、給液が終了する度に液面検知機構情報及び燃料給液情報を管理端末装置14へ送信する。そして、管理端末装置14は、計量機12の制御回路16から送信された情報を集計して定期的に公衆回線及びインターネット15を介してメンテナンス会社13のメンテナンス端末装置17へ送信する。メンテナンス端末装置17は、受信した燃料給液情報及び顧客入力情報をデータベース(データテーブル)17Aに格納している。
ここで、計量機12の構成について説明する。計量機12は、給液所の地下に埋設された地下タンク(図示せず)から燃料(本実施例では、油液)を汲み上げる給液管路20に、給液ポンプ22、流量計24、流量制御弁26が設けられている。そして、流量制御弁26の吐出口に連通された給液ホース28の先端には、給液ノズル30が設けられている。また、流量制御弁26は、制御回路16からの開弁信号により開弁し、開弁信号がオフになると閉弁する。
給液ノズル30は、例えば、前述した特許文献1に記載されているように、ノズルレバーの回動操作により弁開度を調整される弁機構、油液の流速によって負圧を発生させる負圧発生部、一端が負圧発生部に連通され、他端が吐出パイプの先端付近に開口する空気導入口を有して空気を吸引する吸引管、給液による液面上昇により空気導入口が閉塞されると負圧によって閉弁動作する液面検知機構(液面検知手段)とを有する。
給液ノズル30の液面検知機構は、給液に伴う液面上昇により空気導入口が閉塞されることで弁機構が閉弁動作して給液を停止する。そのため、給液ノズル30が液面検知により閉弁操作すると、操作者は給液ノズル30の吐出パイプを燃料タンクの給油口から浮かせた状態でノズルレバーを半開位置に操作して追加給液を行うように操作する。そして、操作者は、液面が給油口付近まで上昇するまで追加給液操作を繰り返す。
尚、給液ノズル30を給油口に挿入した状態では、液面上昇に伴って吐出パイプの先端に跳ね返る油液の量が徐々に増大して空気導入口を閉塞する油液の量も次第に増大する。一方、給液ノズル30に内蔵された液面検知機構は、各部品の加工精度や各部品の組み立て精度などのばらつきによりダイヤフラムの作動タイミングに変動があると、液面検知機構の感度を一定に調整することが難しい。
また、給液ノズル30は、計量機12の筐体側面に設けられたノズル掛け32に掛止されており、車両へ燃料を供給する際にノズル掛け32から外されて開弁操作される。また、ノズル掛け32には、給液ノズル30の有無を検出するためのノズルスイッチ34が設けられている。このノズルスイッチ34は、給液ノズル30がノズル掛け32に掛止されている状態のときにオフとなり、給液ノズル30がノズル掛け32から外されるとオンに切り替わるように構成されている。
また、計量機12の筐体には、給液ポンプ22を駆動するポンプモータ36と、流量計24で計測した流量に比例した流量パルスを出力するパルス発信器38と、車両に給液された積算値や入力された給液情報(設定された液種、給液量、支払い方法など)を表示する表示器40とが設けられている。この表示器40は、液晶パネルからなるタッチパネルであり、顧客が表示された選択項目に触れることにより回答入力装置としても機能する。
また、制御回路16は、流量制御弁26、ノズルスイッチ34、ポンプモータ36、パルス発信器38、表示器40の各機器と電気的に接続されている。
制御回路16は、ノズルスイッチ34からオン信号が入力されると、ポンプモータ36を起動すると共に流量制御弁26を開弁して給液可能とする。また、制御回路16は、給液ノズル30の開弁操作によりパルス発信器38から流量パルスが出力されると、流量パルスの積算値から算出された給液量を表示器40に表示させるように制御処理を実行する。
そして、制御回路16は、ノズルスイッチ34がオフになると、給液が終了したものと判定するため、ポンプモータ36を停止させると共に流量制御弁26を閉弁し、給液量に応じた給液料金を算出して表示させる。さらに、給液終了後は、燃料給液情報(液種、給液量、給液金額、料金支払方法等の情報)をメモリ(記憶手段)44に記憶させる。尚、メモリ44では、メモリ44の記憶容量に応じて数回分の情報を一時的に記憶しており、数回分の情報のうち古い情報の記憶領域から順次上書きされる。
さらに、制御回路16は、後述するように、ノズルスイッチ34がオンになって給液ノズル30による給液開始から給液が終了してノズルスイッチ34がオフになるまでの間に給液ノズル39の液面検知機構による追加給液回数を計数し(計数手段)、計数された追加給液回数を上記メモリ44に記憶させる。この液面検知機構による給液停止に伴う追加給液回数の計数処理は、例えば、流量計24により計測された流量計測値の変化に基づいて給液ノズル30による液体給液開始から追加給液終了となる所定給液量が供給されるまでに行われる液面検知機構による追加給液回数を計数するようにプログラムされている。
そして、制御回路16は、給液ノズル30による給液が終了すると、管理端末装置14に追加給液回数の計数結果を通信回線18を介して管理端末装置14に送信する。これにより、管理端末装置14では、前述したように、計量機12の制御回路16により計数された追加給液回数と記憶装置19に記憶された基準給停止回数とを比較することにより異常の有無を検出する異常検出処理を行う。そして、管理端末装置14は、追加給液回数に基づいて液面検知機構の異常が検出された場合に、メンテナンス会社13に設置されたメンテナンス端末装置17へ異常を示す電子メール(異常信号)を出力する。そのため、メンテナンス会社13では、管理端末装置14から送信された異常信号により計量機12の給液ノズル30で異常が発生したことを認識することができ、例えば、メンテナンスを行う作業員にどこの給液所の計量機12の給液ノズル30で異常が発生したのかを報知することが可能になる。
図2は複数の給液所とメンテナンス会社との間を接続する通信網を模式的に示すブロック図である。図2に示されるように、給液所A〜Zに設置された計量機12(12A〜12Z)は、計量機12(12A〜12Z)を管理する管理端末装置14A〜14Zと接続され、給液所A〜Zの管理端末装置14A〜14Zは、夫々が公衆回線及びインターネット15を介してメンテナンス会社13に設置されたメンテナンス端末装置17と通信可能に接続されている。
各給液所A〜Zには、車両の燃料タンク(図示せず)にガソリン等の燃料を給液する複数の計量機12(12A〜12Z)が設置されている。この計量機12(12A〜12Z)は、セルフサービス方式の給液装置であり、顧客(運転者)自身が表示器40で給液設定データを入力してから給液操作を行うようになっている。
従って、メンテナンス会社13では、給液所A〜Zの管理端末装置14A〜14Zから送信された燃料給液情報及び顧客入力情報をデータベース17Aに随時格納している。
図3は計量機12の制御回路16が実行する制御処理1を説明するためのフローチャートである。図3に示されるように、計量機12の制御回路16は、S11で給液ノズル30がノズル掛け32に掛止されているか否かをチェックする。このS11において、ノズルスイッチ34がオンのときは、給液ノズル30がノズル掛け32から外されて給液が開始されるため、S12に進み、給液ポンプ22を起動させると共に、給液ノズル30の開弁操作により給液が開始され、流量計24からの流量パルスを積算して給液ノズル30から燃料タンク(図示せず)に給液された給液量(積算流量)を計測する。
次のS13では、給液ノズル30の液面検知機構(図示せず)の作動による給液停止状態か否かをチェックする。なお、この給液停止状態か否かの判断は、後述のS15或いはS18においてセットされた給液中或いは給液停止の状態に基き判断される。
即ち、給液中にセットされている場合にはS13では「NO」と判断され、給液停止にセットされている場合にはS13では「YES」と判断されることになる。このS13において、給液停止状態と判断されたときはS14に進み、流量計24により計測されている瞬時流量が1L/min以上か否かをチェックする。S14で給液ノズル30より給液されている瞬時流量が1L/min以上のときは、給液ノズル30よりの油液の吐出が開始されたものと判断し、計量機12の状態を給液中にセットする。
続いて、S16に進み、追加給液回数(給液停止後、給液が開始された回数)に1を加算する(計数手段)。この後は、上記S11に戻る。また、上記S13において、給液停止状態でないと判断されたときはS17に進み、流量計24により計測されている瞬時流量が0L/minか否かをチェックする。このS17において、流量計24により計測されている瞬時流量が0L/minであるときは、S18に進み、瞬時流量がゼロの状態が1秒間継続したか否かをチェックする。S18において、瞬時流量がゼロの状態が1秒間継続したときは、S19に進み、給液ノズル30よりの油液の吐出が停止したものと判断し、計量機12の状態を給液停止状態にセットする。
このS13において、給液停止状態のときはS14に進み、流量計24により計測された瞬時流量が1L/min以上か否かをチェックする。S14で給液ノズル30より給液された瞬時流量が1L/min以上のときは、計量機12の状態を給液中にセットする。
続いて、S16に進み、追加給液回数に1を加算する(計数手段)。この後は、上記S11に戻る。また、上記S13において、給液停止状態でないときはS17に進み、流量計24により計測された瞬時流量が0L/minか否かをチェックする。このS17において、流量計24により計測された瞬時流量が0L/minFであるときは、S18に進み、流量ゼロの状態が1秒間継続したか否かをチェックする。S18において、流量ゼロの状態が1秒間継続したときは、S19に進み、計量機12の状態を給液停止状態にセットする。この後は、上記S11に戻る。このようにS11〜S19の処理を繰り返す。
そして、S11において、ノズルスイッチ34がオフのときは、給液ノズル30がノズル掛け32に戻されて給液が終了されて給液が終了したものと判断された場合には、S20に進み、給液ポンプ22を停止させると共に、管理端末装置14に追加給液回数を転送する。
このように、計量機12の制御回路16は、給液操作の度に追加給液回数をカウント(計数)しており、給液開始から給液終了までの間に行われた追加給液回数をメモリ44に記憶させる。
図4は管理端末装置14が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。図4に示されるように、管理端末装置14は、S31で計量機12の制御回路16から送信された追加給液回数を受信すると、記憶装置19に記憶させる。続いて、S32に進み、本日の平均追加給液回数をAとし、前日の平均追加給液回数をBとし、一昨日の平均追加給液回数をCとする。
次のS33では、本日の平均追加給液回数Aが予め設定された下限設定値以上か否か、または前日の平均追加給液回数Bが予め設定された下限設定値以上か否か、または一昨日の平均追加給液回数Cが予め設定された下限設定値以上か否かをチェックする(異常検出手段)。従って、上記S33において、本日の平均追加給液回数A、前日の平均追加給液回数B、一昨日の平均追加給液回数Cの何れかが下限設定値以上でないときは、S34に進み、給液ノズル30の液面検知機構が効きかない傾向(液面検知感度が低過ぎる)であることを示す電子メールをメンテナンス会社13のメンテナンス端末装置17に送信する(異常信号出力手段)。
また、S33において、本日の平均追加給液回数A、前日の平均追加給液回数B、一昨日の平均追加給液回数Cの何れかが下限設定値以上であるときは、S35に進み、本日の平均追加給液回数Aが予め設定された上限設定値以上か否か、または前日の平均追加給液回数Bが予め設定された上限設定値以上か否か、または一昨日の平均追加給液回数Cが予め設定された上限設定値以上か否かをチェックする(異常検出手段)。
そして、S35において、本日の平均追加給液回数A、前日の平均追加給液回数B、一昨日の平均追加給液回数Cの何れかが上限設定値以下であるときは、今回の制御処理を終了させる。
また、上記S35において、本日の平均追加給液回数A、前日の平均追加給液回数B、一昨日の平均追加給液回数Cの何れかが上限設定値以下でないときは、S36に進み、給液ノズル30の液面検知機構が効き過ぎる傾向(液面検知感度が高過ぎる)であることを示す電子メールをメンテナンス会社13のメンテナンス端末装置17に送信する(異常信号出力手段)。
このように、管理端末装置14は、計量機12により計数された平均追加給液回数と予め設定された下限設定値及び上限設定値とを比較することにより給液ノズル30の液面検知機構での異常の有無を推測することが可能になる。
図5はメンテナンス端末装置17のデータベース17Aに格納された記録形式を模式的に示す図である。図5に示されるように、各計量機12の登録番号に相当する器物番号から当該計量機12に設けられた給液ノズル30の追加給液回数が一覧になっており、メンテナンス会社の作業員が容易に確認することができるようになっている。
図6は計量機12の制御回路16が実行する制御処理2を説明するためのフローチャートである。尚、図6に示すS41〜S45の制御処理は前述した図3のS11〜S15と同様な処理であるので、その説明を省略する。また、図6に示すS46〜S48の制御処理は前述した図3のS17〜S19と同様な処理であるので、その説明を省略する。
図6に示されるように、計量機12の制御回路16は、S48で計量機12の状態を給液停止にセットした後、S49に進み、現在の給液量をメモリ44に記憶させる。この後は、S41に戻り、S41〜S49の処理を繰り返す。
そして、S41において、ノズルスイッチ34がオフにより、給液ノズル30がノズル掛け32に戻されて給液が終了されたと判断された場合には、S50に進み、例えば、液面検知機構による最初の給液停止時の給液量32リットルから2リットルを追加給液して34リットルになるまで給液した場合の追加給液回数(4回)を算出する。また、S50において、例えば、液面検知機構による最初の給液停止時の給液量が31.9リットルの場合は、給液停止回数が2回であるので、追加給液回数が1回となる。
図7は給液停止回数を算出するためのデータベース(データテーブル)50の記録方式を模式的に示した図である。図7に示されるように、データベース50は、4回の追加給液を行ったことにより、給液停止が5回発生した場合のデータ例を示している。従って、S50では、データベース50から給液量が32リットル(=34L−2L)の場合の追加給液回数=5回を算出し、S51では管理端末装置14に追加給液回数(5回)を転送する。
このように、上記データベース50から給液停止時の給液量に対応する給液停止回数から追加給液回数を求めることにより、追加給液回数をカウントせずに済み、演算処理の負担を軽減することができる。
図8は計量機12の制御回路16が実行する制御処理3を説明するためのフローチャートである。図8に示されるように、制御回路16は、S61で給液ノズル30がノズル掛け32に掛止されているか否かをチェックする。このS61において、ノズルスイッチ34がオンのときは、給液ノズル30がノズル掛け32から外されて給液が開始されるため、S62に進み、給液ポンプ22を起動させると共に、給液ノズル30の開弁操作により給液が開始され、流量計24からの流量パルスを積算して給液ノズル30から燃料タンク(図示せず)に給液された給液量(積算流量)を計測する。
次のS63では、流量計24から出力された流量パルスのパルス間隔(周期)から流速を演算し、給液ノズル30から吐出される油液の流速を求める。続いて、S64に進み、単位時間当たりの流速の差から流速変化率を演算する。
次のS65では、上記のように演算された流速変化率が予め設定された所定減少率以下か否かをチェックする。このS65において、演算された流速変化率が予め設定された所定減少率以下の場合は、給液ノズル30の液面検知機構による給液停止動作が行われたものと判断することができる。そのため、S65で流速変化率が予め設定された所定減少率以下のときは、S66に進み、追加給液回数のカウント値に1を加算する。
また、S65で流速変化率が予め設定された所定減少率以下でないときは、S66の処理を省略する。次のS67では、給液ノズル30がノズル掛け32に戻されたか否かをチェックする。このS67において、ノズルスイッチ34がオンのときは、給液ノズル30がノズル掛け32から外されているため、給液中であると判断して上記S62に戻り、S62〜S67の処理を繰り返す。従って、給液ノズル30により給液が行われている間は、S62〜S67の処理を繰り返すことで、流速変化率を監視することができ、液面検知機構による液面検知動作に伴う給液停止の有無を判定することが可能になる。
また、S67において、ノズルスイッチ34がオフのときは、給液ノズル30がノズル掛け32に戻されたものと判断してS68に進み、給液ポンプ22を停止させると共に、追加給液回数のカウント値を管理端末装置14に送信する。そして、S69では、追加給液回数のカウント値をゼロリセットする。
このように、給液ノズル30から吐出される油液の流速の変化率に基づいて液面検知機構の液面検知に伴う追加給液回数を求めることが可能であり、流量計24の流量パルスの有無による方法以外の方法でも追加給液が行われたことを判定することができる。
上記実施例では、計量機12の制御回路16にて追加給液回数を計数し、管理端末装置14にて液面検知機構の異常の有無を判定する場合について説明したが、これに限らず、例えば、計量機12の制御回路16が追加給液回数を計数し、その計数された値から液面検知機構の異常の有無を判定する演算処理を行う構成としても良いのは勿論である。
また、上記実施例では、計量機12による追加給液回数の計数値を管理端末装置14に送信するものとして説明したが、これに限らず、例えば、メンテナンス会社13にも送信するようにして、メンテナンス端末装置17において、異常判定処理を行うようにしても良い。
また、上記実施例では、S33では、本日の平均追加給液回数A、または前日の平均追加給液回数B、または一昨日の平均追加給液回数Cの何れかが予め設定された下限設定値以上か否かをチェックし、S35では本日の平均追加給液回数A、または前日の平均追加給液回数B、または一昨日の平均追加給液回数Cの何れかが予め設定された上限設定値以上か否かをチェックする場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、本日の平均追加給液回数Aのみを下限設定値、上限設定値と比較するようにして良いし、あるいは平均追加給液回数A及びBの比較結果に基づいて異常の有無を判定するようにして良いし、あるいは、平均追加給液回数A及びB及びCの比較結果に基づいて異常の有無を判定するようにして良いのは、勿論である。
本発明になる給液システムの一実施例を示すシステム構成図である。 複数の給液所とメンテナンス会社との間を接続する通信網を模式的に示すブロック図である。 計量機12の制御回路16が実行する制御処理1を説明するためのフローチャートである。 管理端末装置14が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。 メンテナンス端末装置17のデータベース17Aに格納された記録形式を模式的に示す図である。 計量機12の制御回路16が実行する制御処理2を説明するためのフローチャートである。 給液停止回数を算出するためのデータベース(データテーブル)50の記録方式を模式的に示した図である。 計量機12の制御回路16が実行する制御処理3を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 給液システム
12,12A〜12Z 計量機
13 メンテナンス会社
14,14A〜14Z 管理端末装置
16 制御回路
17 メンテナンス端末装置
17A,50 データベース
18 通信回線
19 記憶装置
22 給液ポンプ
24 流量計
30 給液ノズル
32 ノズル掛け
34 ノズルスイッチ
44 メモリ

Claims (2)

  1. 手動操作により給液量を調整するためのレバーを有し、当該レバーの操作により被給液タンクへ給液される液体の流量を調整する弁機構を有する給液ノズルと、
    該給液ノズルに設けられ、前記給液ノズルの吐出パイプ先端が前記被給液タンクの液面に接触した場合に液面検知動作と共に当該給液ノズルよりの液体の供給を停止する液面検知機構と、
    該給液ノズルへ液体を給液するための給液経路と、
    該給液経路を介して前記給液ノズルに液体を給液するためのポンプと、
    前記給液経路を流れる液体の流量を計測する流量計と、
    給液操作毎に行われる前記液面検知機構による液面検知に伴う追加給液回数を計数する計数手段と、
    予め定められた基準となる基準追加給液回数記憶する記憶手段と、
    前記計数手段により計数された追加給液回数と前記記憶手段に記憶された基準追加給液回数とを比較することにより異常の有無を検出する異常検出手段と、
    前記異常検出手段により異常が検出された場合に、異常信号を出力する異常信号出力手段と、
    を有する給液システムにおいて、
    前記記憶手段は、基準となる下限追加給液回数を記憶してなり、
    前記異常検出手段は、
    前記追加給液回数と前記下限追加給液回数とを比較し、前記追加給液回数が前記下限追加給液回数以上でない場合に異常ありと判定する判定手段を備えてなることを特徴とする給液システム。
  2. 手動操作により給液量を調整するためのレバーを有し、当該レバーの操作により被給液タンクへ給液される液体の流量を調整する弁機構を有する給液ノズルと、
    該給液ノズルに設けられ、前記給液ノズルの吐出パイプ先端が前記被給液タンクの液面に接触した場合に液面検知動作と共に当該給液ノズルよりの液体の供給を停止する液面検知機構と、
    該給液ノズルへ液体を給液するための給液経路と、
    該給液経路を介して前記給液ノズルに液体を給液するためのポンプと、
    前記給液経路を流れる液体の流量を計測する流量計と、
    給液操作毎に行われる前記液面検知機構による液面検知に伴う追加給液回数を計数する計数手段と、
    予め定められた基準となる基準追加給液回数を記憶する記憶手段と、
    前記計数手段により計数された追加給液回数と前記記憶手段に記憶された基準追加給液回数とを比較することにより異常の有無を検出する異常検出手段と、
    前記異常検出手段により異常が検出された場合に、異常信号を出力する異常信号出力手段と、
    を有する給液システムにおいて、
    前記記憶手段は、基準となる下限追加給液回数と上限追加給液回数とを記憶してなり、
    前記異常検出手段は、
    記追加給液回数と前記下限追加給液回数とを比較し、さらに前記追加給液回数と前記上限追加給液回数とを比較して前記追加給液回数が前記下限追加給液回数以上でない、または、前記追加給液回数が前記上限追加給液回数以下でない場合に異常ありと判定する判定手段を備えてなることを特徴とする給液システム。
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