JP4934943B2 - 軸用リップパッキン - Google Patents

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Description

本発明は、特に内燃機関用の水ポンプの転がり軸受において採用され、圧力室を液密もしくは流動媒体密に仕切るための弾性材料から成る軸用リップ・パッキンに関する。該軸用リップ・パッキンはその場合、互いに相対的に運動する2つの構成部分間に配置されている。殊に溝に回動不能に装嵌されたパッキンは、第1の半径方向封止リップと、該半径方向封止リップに接続する第2の軸方向封止リップとから成っている。その場合、少なくとも1つのシールエッジを有する半径方向封止リップは、パッキンの対称軸線の方向に方位づけられて回転する構成部品つまり軸に、ばね部材によって支持されている。別の軸方向封止リップは組付け位置において少なくとも1つのシールエッジを介して、パッキンの対称軸線に対して垂直に方位づけられた当接面に支持されている。軸用リップ・パッキンを補強するために補強材が設けられており、該補強材は殊に有利にはパッキンの半径方向区分内に埋込まれ、かつ少なくとも片面では弾性的なパッキン材料によって包囲されている。
明細書冒頭で述べた形式の構造を備えた軸用リップ・パッキンはすでに公知である(例えば特許文献1参照。)。この公知のパッキンの軸方向封止リップは組付け位置において、大きな軸方向のオーバーラップ値をもって遠心スリーブの当接面に支持されている。比較的短い長さ寸法の軸方向封止リップは、軸方向封止リップと当接面との間の軸方向オーバーラップ値が大きいことと相俟って、許容不能に高い過熱を伴うところの高い圧着力を生ぜしめる。その場合特に構成部品の回転数が高い場合には、強い摩耗が生じ、それに伴って封止リップは支持域において「焼ける」ことがあり、これはパッキンの機能にネガティブな影響を及ぼすことになる。
内燃機関用の冷却水ポンプに装備された転がり軸受に軸用リップ・パッキンを使用する場合は特に、冷却液のような水、水蒸気又は類似媒体の浸透を恒久的に阻止するために、水ポンプ軸受の封止作用が要求される。水ポンプ用の転がり軸受パッキンでは、液状又はガス状の液体侵入を防止するために、パッキンの半径方向リップも軸方向リップも共に常時、転がり軸受の全耐用期間にわたって対応摺動面に永続的に接触させて封止する必要がある。
ドイツ連邦共和国特許出願第38 43 337号明細書
本発明の課題は、公知解決手段の欠点を考慮しつつ、パッキンの封止リップと協働する構成部品の温度及び回転数には無関係に、封止リップのオーバーラップ部の温度発生感度を低下させるようにパッキンを構成することである。
前記課題は、請求項1の特徴部に記載した構成手段によって解決される。
すなわち本発明の構成によれば、軸方向封止リップは、パッキンに応力のかかっていない無緊張の非組付け状態では、パッキンの対称軸線に対して35゜以上の設定角度αをとって方位づけられている。半径方向封止リップのシールエッジを起点として軸方向封止リップは、パッキンの無応力状態において1.4mm以上の長さLにわたって延びている。更に本発明では軸用リップ・パッキンの組付け位置において、軸方向封止リップと所属の当接面もしくは封止面との間に、0.05〜0.55mmのオーバーラップ値X が設定されている。これらの構成手段は互いに相俟って、組付け状態において軸方向封止リップと所属の封止面との間における軸方向封止リップのオーバーラップ部の温度発生感度を低減させることになる。本発明の構成手段は、支持域における軸方向封止リップの耐摩耗性を効果的に高め、これによって軸方向封止リップ、ひいてはパッキンの機能及び耐用寿命も改善される。この目的達成を付加的に支援するために本発明では、パッキンのパッキン材料の硬度は7以下のショア硬度Aを有しており、この硬度は軸方向封止リップの弾性率にポジティブに作用することになる。
所属の当接面に支持される軸方向封止リップの設定角度の本発明による増大化は、軸方向封止リップの延長化並びに過度に硬質のパッキン素材の使用回避と相俟って、軸方向封止リップの弾性率を決定的に改善すると共に、本発明の設定した前記課題を具体的に解決することになる。
特許請求の範囲の請求項2〜請求項26に記載した構成手段は、本発明の更なる有利の実施形態に他ならない。
本発明の有利な1実施形態では、軸方向封止リップは、半径方向封止リップのシールエッジに対して間隔を隔てて、屈曲された区分を有している。軸方向封止リップを付加的に屈曲することによって、弾性率を更に高めることが可能になる。本発明では付加的な屈曲部は、半径方向外向きにも半径方向内向きにも方位づけることができる。軸方向封止リップが、残余封止リップに対して半径方向内向きに屈曲された付加的な区分を有している場合、本発明では60゜以上の傾斜角度βをとって設けることが提案される。屈曲区分の傾斜角度βがその場合、角度60゜以上をとるのは、パッキンの対称軸線に対して直角なラインを基準としてある。
前記とは択一的な実施形態として軸方向封止リップは、対称軸線から半径方向外向きに屈曲された端部区分を有することもできる。軸方向封止リップの、このように屈曲された端部区分はその場合、対称軸線に対して半径方向、つまり直角方向に方位づけられた辺を基準として40゜以下の傾斜角度γをとる。
軸方向封止リップの弾性率を改善するための更なる構成手段として本発明は、軸方向封止リップの設定角度αと軸方向封止リップの傾斜角度β又はγとの間の屈曲移行域にリング状の凹所もしくは窪みスロートを有している。負荷軽減溝とも呼ばれる前記窪みスロートは、軸方向封止リップの内面側に設けることも、或いは外面側に設けることもできる。この窪みスロートに伴って、軸方向封止リップの意識的な材料薄肉化(シンニング)が生じて、撓みジョイントが形成され、これによって軸方向封止リップには、撓み軟性の終端区分が有利に生じる。従って、許容可能な支持力を超えること無しに、所属の当接面に対する軸方向封止リップの最適な適合が得られる。
本発明によれば、軸方向封止リップの内面側に配置された窪みスロートは、潤滑剤溜めとして有利に利用可能である。その場合、幾何学的な形状賦与によって、特に半円形状に窪みスロートを成形することによって、潤滑剤固体成分を該窪みスロート内に残留させることが可能になる。これに対して潤滑剤のオイル成分は、半径方向外向きに、つまり軸方向封止リップの支持ゾーンに達し、これによってシールエッジと所属当接面との間に必要とする油膜を保証する。
更に本発明のパッキンの幾何学的形態では壁厚経過が特定されている。パッキンの無応力状態において軸方向封止リップの壁厚は、半径方向封止リップのシールエッジを起点として軸方向封止リップの自由端へ向かって0.9mm以上ら0.2mm以上にテーパを成している。このように形成された軸方向封止リップは、充分な強度もしくは曲げ剛さと所期の高い弾性率とを最適に適合させることになる。
本発明の有利な更なる構成は、軸方向封止リップと所属の当接面との間の接触域を最小限に抑え、もしくは該接触域を局限するための手段に関する。このために本発明は、当接面が適当な表面成形構造を有することを提案し、これによって軸方向封止リップの支持面は削減される。表面成形構造の成形された当接面としては、例えばワッフル成形部が適している。該ワッフル成形部は、幾何学的な表面構造を形成し、該表面構造は殊に円弧状に局所的に当接面内に凹設配置、或いは又、当接面から凸設配置することができる。削減された接触面は、軸方向封止リップへの熱導入を低減する。表面構造の成形された当接面は、更にまた潤滑剤の受容を助成し、これに伴って軸方向封止リップのシールエッジと所属当接面との間に該軸方向封止リップの耐用寿命のために必要な潤滑膜を保証する。
表面構造の成形された当接面とは択一的に本発明は、表面構造の成形された端面を有する軸方向封止リップも含むものである。この構成手段によっても、所属の当接面に対する軸方向封止リップの接触面を所期のように削減することが可能になる。
更に本発明によれば、所属当接面との軸方向封止リップの接触域に少なくともコーティングが設けられている。このためには、軸方向封止リップのシールエッジ端面もしくは自由端に設けたPTFEコーティングが特に適している。軸方向封止リップのコーティングとは択一的に、軸方向封止リップの支持域の当接面に減摩性コーティングを局所的に施すことも可能である。この当接面のためにも同じくPTFEコーティングを施すのが有利である。更にまた必要に応じて、当接面にも軸方向封止リップの端面にも共に減摩性コーテイングを施すことも可能である。
軸方向封止リップの封止確実性を高めるために、該軸方向封止リップは、当接面の方に向いた終端ゾーンの内側にスワールリブを備えている。該スワールリブは、シールギャップの方向へ運動する潤滑剤に所期の戻し搬送を生ぜしめ、これによって封止作用を改善するように配置されている。この場合、回転方向に無関係なパッキン組付けを可能にする変換スワールを軸方向封止リップに設けるのが有利である。このためには例えば、パッキンの対称軸線の方向に方位づけられたV字形の矢印構造が適しており、該矢印構造は、回転方向には無関係に潤滑剤の戻し案内を常時保証する。
本発明の軸用リップ・パッキンは組付け状態では跳ね飛ばしスリーブに有利に配設されており、該跳ね飛ばしスリーブはパッキンと共に、転がり軸受の外レースと軸との間の円環状領域を効果的に封止する。跳ね飛ばしスリーブはその場合、軸に相対回動不能に位置固定されており、かつ、軸用リップ・パッキンの軸方向封止リップのための当接面を形成している。軸の外周面に対して半径方向に方位づけられた領域を専ら形成する跳ね飛ばしスリーブとは択一的に、本発明は、円筒形区分を付加的に有する跳ね飛ばしスリーブも含んでいる。その場合、跳ね飛ばしスリーブの、軸を包囲して軸方向に延びる円筒形区分の外周面は、半径方向封止リップ用の当接面を形成し、かつ前記跳ね飛ばしスリーブの半径方向区分は、本発明の軸用リップ・パッキンの軸方向封止リップ用の当接面を形成している。
跳ね飛ばしスリーブの円筒形区分は、少なくとも外面側に1つの円環状の導入斜面を有しているのが有利である。この構成手段は、構成部品つまりパッキンと跳ね飛ばしスリーブとの逐次的な組付けを容易にし、この場合パッキンの組付け後に軸は、所属の跳ね飛ばしスリーブを含めて転がり軸受内へ軸方向に導入される。前記導入斜面は、半径方向封止リップの破損のない組付けを可能にする。それというのは半径方向封止リップが、跳ね飛ばしスリーブの軸方向給送時に前記導入斜面によって半径方向に拡張され、かつ損傷や亀裂のリスクなしに跳ね飛ばしスリーブの円筒形区分の外周面における組付け位置を占めることができるからである。外面側の導入斜面に加えて、軸への跳ね飛ばしスリーブの組付けを簡便にするために、円筒形区分の端面寄りの内面側に、円環状の導入斜面、円弧面又は面取り部を設けることも可能である。
本発明の軸用リップ・パッキンの封止作用を改善する手段として更にまた、半径方向封止リップ及び/又は軸方向封止リップに、2つ又はそれ以上のシールエッジを設けておくことも可能である。複数のシールエッジを有する封止リップは、段階的な適合した封止作用を生ぜしめる。この場合は、各シールエッジを異なった力で支持するように各封止リップを構成することが望ましい。このように構成すれば、より小さな支持力でもって設計されたシールエッジは、シールエッジと当接面とによって特定された後置の封止ゾーンへの不純物又は比較的大きな粒子の侵入を阻止し、ひいては封止性能を改善するプレ・パッキンの機能を果たすことになる。本発明の択一的な構成として、軸方向封止リップは、リングギャップ幅を維持した状態で所属の当接面にまで延びるような突出リップを有することもできる。前記リングギャップ幅はその場合、前記突出リップがリングギャップ幅内への潤滑グリースの侵入を阻止するが、摺動可能に配置された軸方向封止リップの耐用寿命にとって必要とされる潤滑膜を形成するために、潤滑オイルの流入は可能にするように設計もしくは特定されている。この構成手段が特に適しているのは、例えば回転軸が高速回転し、ひいては転がり軸受が高い回転負荷を受ける場合であり、この負荷に対処するために潤滑剤として潤滑グリースが使用され、これに伴なって使用される軸方向封止リップは、摺動シールエッジと非摺動シールエッジとから成る特殊構造の封止リップとして構成されており、かつ、摺動シールエッジに潤滑油を供給するために、使用される潤滑グリースからオイルを抽出できるようになっている。
軸用リップ・パッキンの本発明の構成は更にまた、半径方向封止リップの摩擦接続式支持を助成する緊締ばね手段の設計にも関わっている。緊締ばね手段としては、1.1mm以下の直径Dを有するチューブばねが設けられているのが有利である。この僅かな直径は、構造スペースに適合したチューブばねに設計することを可能にし、従って本発明の軸方向封止リップの設計に不都合な影響を及ぼすことはない。同時にまた、チューブばねの最適化された直径によって、僅かなばね質量が生じ、これは特に、高速回転する軸に半径方向封止リップが支持されている組付け条件にとってポジティブに作用し、これに伴って、僅かなばね質量に基づいて、半径方向封止リップの振動、ひいては回転軸の周面からの該封止リップの不利な離間を阻止することが実証された。
チューブばねとは択一的な緊締ばね手段として本発明では更に、半径方向予荷重のかけられたスリット付きのスナップリングが設けられている。このためには特に方形成形断面のスナップリングが適しており、該スナップリングは、組付け状態において、軸の周面に対して半径方向に方位づけられて、半径方向封止リップのシールエッジの領域において、僅かな軸方向スペースを必要とするにすぎない。
本発明による軸用リップ・パッキンの弾性材料のために適した素材として、エラストマー、特にHNBRが特定されている。エラストマーとしては更にまた、例えばFPM又はFKWのような熱安定性の弗素ゴムが適している。前記パッキン素材とは無関係にパッキン材料の硬度は≦75ショア硬度Aを有している。
本発明の軸用リップ・パッキンは特に、内燃機関の水ポンプのために特定された転がり軸受を封止するために適している。本発明のパッキンはこの場合、転がり軸受を包囲するアウター軸受レースとポンプ軸との間の円環状領域を効果的に封止する役目を有している。前記軸受レースの溝内に封止作用をもって装嵌された軸用リップ・パッキンは、半径方向封止リップのシールエッジをもって軸の周面にか又は、前記軸に配置された跳ね飛ばしスリーブの円筒形区分に直接支持されている。本発明のパッキンの別の軸方向に方位づけられた封止リップは、前記跳ね飛ばしスリーブの半径方向区分にか又は軸の当接面に摺動可能に支持されている。請求項1の特徴部分に記載した個々の構成手段、例えば軸方向封止リップの特定された設定角度、軸方向封止リップの拡大された長さ、並びに組付け位置に対して、予荷重のかかっていない無応力の封止リップの寸法値を特定する軸方向オーバーラップ値の具体的な限定値は、水ポンプにおいて適用する場合に特に適している。
次に図面に基づいて本発明の種々異なった具体的な実施例を詳説する。
図1では、軸用リップ・パッキンとして形成されたパッキン1aが半割断面図で示されている。弾性材料、殊にエラストマーから製作されたパッキン1aは、ビード2をもって摩擦接続式及び形状嵌合式に軸受レース4の溝3内に位置決めされている。対称軸線5の方向に該パッキン1aは、補強のために円板状に設計された補強材6を有する半径方向区分を形成している。前記補強材6はその場合少なくとも片側を、パッキン1aの弾性材料によって被覆されている。補強材6の内側輪郭の領域においてパッキン1aは、側方にずらされて前記対称軸線5の方向に傾斜された半径方向封止リップ7を形成し、該半径方向封止リップのシールエッジ8は、パッキン1aの組付け状態では、殊に回転する軸の周面に支持されて封止している。前記シールエッジ8には、ばね手段としてチューブばね9が配設されており、該チューブばねは、半径方向封止リップ7のリング溝10内に装嵌されて、該封止リップ7の半径方向支持力を高めている。半径方向封止リップ7には軸方向封止リップ11aが続いており、該軸方向封止リップは対称軸線5に対して設定角度αをとって方位づけられている。軸方向封止リップ11aの自由端部はシールエッジ12を形成しており、該シールエッジは組付け位置では、当接面、軸段部、又は軸と共に回転する別体構成部品に支持されて封止している。
パッキン1aは、特に軸方向封止リップ11aの弾性率を改善するための種々の手段を内包している。このために特に対称軸線5に対して設定角度αをとる軸方向封止リップ11aの特定位置が規定されており、つまり該軸方向封止リップは対称軸線に対して35゜以上の設定角度αをとって方位づけられている。更に軸方向封止リップ11aは1.4mm以上の長さLにわたって延在している。軸方向封止リップ11aはその場合、チューブばね9の内周面部とシールエッジ8との間の0.8mm以上の寸法S から、前記軸方向封止リップ11aの自由端では0.2mm以上の壁厚S に連続的に減少するようにテーパを成している。軸方向封止リップ11aの弾性率を改善するための補充手段として更にまた、構成空間に適合した1.3mm以上の直径Dを有するチューブばね9もしくはウォームばねが設けられている。該チューブばね9は、前記ばね直径Dを超える内法寸法D を有するリング溝10内に装嵌されている。前記の構造手段は、比較的軟質のパッキン材料、例えば7以下のショア硬度AのHNBRのようなエラストマーと相俟って、図5において詳説するように、軸方向封止リップ11aと所属の当接面との間に、狭い誤差の特定の軸方向オーバーラップを可能にする。
図1aには、図1の破線円Aで囲んだ軸方向封止リップ11aの自由端部が拡大して図示されている。これによればシールエッジ12の少なくとも1つの端面13は表面成形構造を有し、これによってシールエッジ12の接触面が減少すると共に、軸方向封止リップ11aの熱導入も低減されので、これはパッキン1aの摩耗もしくは耐用寿命に有利に作用することになる。表面成形構造を有する端面13もしくは全シールエッジ12とは択一的に、或いはこれに加えて、この領域に減摩コーティングを施すことも可能である。このためには例えばPTFEコーティングが適している。
図1bは、図1aに示した矢印Hの方向に見た図であり、かつ軸方向封止リップ11aの内面に設けられた表面成形構造14は変換スワールとして構成されている。このV形に形成された表面成形構造14は、軸方向封止リップ11aの内側に溜まる潤滑剤が組付け状態では妨げなく半径方向外向きには変位せず、変向されることによって、軸方向封止リップ11aの封止作用を更に改善することになる。
図2〜図4には、図1に示したパッキン1aの構造にほぼ合致するパッキン1b〜1dが図示されている。従って合致した構成部分には同一符号を付して示した。それ故に以下の説明は、特にパッキン1aとは相異した点のみに限られる。
図2に示したパッキン1bは、区分15b,16bを形成する軸方向封止リップ11bを有している。対称軸線5に対して設定角度αをとって延びる第1の区分15bには、対称軸線5に向かって傾斜角度β分だけ傾斜された屈曲区分16bが続いている。区分15bと区分16bとの間には、この場合、撓みジョイント17bが形成されている。該撓みジョイント17bは軸方向封止リップ11bの内面側に沿って、1つの円環状の窪みスロート18bを有しており、これによって軸方向封止リップ11bの意識的な材料薄肉化(シンニング化)が生じ、これは組付け状態において軸方向封止リップ11bの弾性率、特に屈曲区分16bの弾性率を改善する。
図2aには、図2の軸方向封止リップ11bとは択一的に構成された軸方向封止リップ11eを有するパッキン1bが図示されている。撓みジョイント17eは窪みスロートを有していないが、その他の構成は図2に等しい。
図3に示したパッキン1cの軸方向封止リップ11cは、撓みジョイント17cを間に介在された両区分15c,16cから成っている。図2とは異なって撓みジョイント17cは、封止リップ11cの外面側に円環状に配置された1つの窪みスロート18cを有している。撓みジョイント17cは、パッキン1cが組付けられていない無応力の状態では撓みジョイント17cが半径方向封止リップ7のシールエッジ8から距離Z を隔てて位置しているように配置されているのが有利であり、その場合距離Z は、シールエッジ8と軸方向封止リップ11cの端面13との間の軸方向間隔を表わす距離Zの 0.5以上に等しい。パッキン1cを設計するために図3はその他の尺度表示を含んでいる。内径dは、パッキン1cの無応力状態で16mm以上であるのが有利である。チューブばね9の内径を確定する直径値d は17mm以上である。パッキン幅を決定する値Bは3.2mm以上である。0.15mm以上の過剰寸法B は、補強材6とビード2との間の軸方向距離を規定する。
図4に示したパッキン1dの軸方向封止リップ11dは、傾斜角度γをとって対称軸線5から離反した終端区分16dを有している。軸方向封止リップ11dの撓みジョイント17dはこの場合、軸方向封止リップ11dの外面側に設けられた円環状の窪みスロート18dによって形成される。
図5には、回転する軸19、特に水ポンプの回転するポンプ軸と軸受レース4との間に生じるリングギャップを封止するためのパッキン1aが組付け状態で図示されている。パッキン1aはこの場合、2つの圧力室、つまり転動体21を収容するために特定されたオイル室20と、冷却媒体、特に内燃機関の冷却水によって負荷されている水室22、を仕切っている。パッキン1aの封止リップはこの場合、軸19に沿って位置決めされていて該構成部分と一緒に回転する跳ね飛ばしスリーブ23に配設されている。半径方向封止リップ7のシールエッジ8はこの場合、跳ね飛ばしスリーブ23の円筒形区分25の外周面24にチューブばね9によって圧着されて、摩擦接続式に支持されている。パッキン1aに所属の別の軸方向封止リップ11aは、対称軸線5に対して垂直に方位づけられた、跳ね飛ばしスリーブ23の半径方向区分26に支持されている。
跳ね飛ばしスリーブ23の半径方向区分26の半径方向当接面27と軸方向封止リップ11aとの間に特定の軸方向オーバーラップ値X を得るために、軸受レース4と跳ね飛ばしスリーブ23との間の寸法X によって表した特定の組付け位置が設けられている。軸方向オーバーラップ値X を確定することによって、特に軸方向封止リップ11aに関する設計上の手段と相俟って、跳ね飛ばしスリーブ23における軸方向封止リップ11aの最適の当接が可能になる。それに基づいて生じる軸方向封止リップ11aの支持力によって充分な封止作用が得られる一方、封止作用に対して、ひいてはパッキン1a全体の耐用寿命もしくはこれに関連した軸受装置の耐用寿命に対して不利な作用を及ぼすことになる過度に強い摩擦作用及びこれに伴う許容不能に高い加熱作用が回避される。特に許容不能に高い加熱作用を回避するための助成手段として、封止リップ支持域における当接面には少なくとも局部的に表面成形構造が形成されている。この表面成形構造のためには、例えば当接面27から軸方向に張出す複数の隆起を有するワッフル成形部28が適しており、該ワッフル成形部は、択一的な実施形態として、当接面27内への軸方向切削によって成形することもできる。これによって生じる軸方向封止リップ11aと当接面27との間の接触域の縮小化に伴って摩擦作用は低減し、ひいては又、当接面27と軸方向封止リップ11aのシールエッジ12との間に油膜もしくは潤滑剤膜を形成するために必要な、潤滑油もしくは潤滑剤の封入が可能になる。
図5では軸方向封止リップ11aは内面側に、つまり軸19寄り方向の側に、突出リップ29を有しており、該突出リップは、組付け状態においてリングギャップ30を維持したままで、跳ね飛ばしスリーブ23の当接面27にまで導かれている。前記の突出リップ29もしくはリングギャップ30は、オイルの通流は可能にするが、潤滑グリースの通流は抑止するように構成もしくは設計されている。この構成手段は封止特性にも影響を及ぼし、この場合シールエッジ12の支持面は充分な油膜を形成できるが、これに対して、シールエッジ12に潤滑剤を許容不能に高い負荷をかける必要がないことが保証されている。パッキン1a及び跳ね飛ばしスリーブ23を組付ける場合、跳ね飛ばしスリーブ23を軸方向に供給する前に先ずパッキン1aを溝3内に装嵌する逐次的な組付けを行うのが有利である。特に半径方向封止リップ7の損傷を避けるために、跳ね飛ばしスリーブ23の円筒形区分25は導入斜面31を有している。該導入斜面31は、組付け時に半径方向封止リップ7が損傷なく外周面24に沿ってシフトできるようにするために、前記半径方向封止リップ7を拡開するような角度δに選ばれている。該導入斜面31に加えて、跳ね飛ばしスリーブ23の円筒形区分25は端面側に、軸19における跳ね飛ばしスリーブ23の組付けを容易にする内法半径32を有しているのが有利である。
図6のパッキン1eも同じく組付け状態で図示されている。該パッキン1eは、軸方向間隔を隔ててシールエッジ36,37を介して軸19の外周面39に直接支持された2つの半径方向封止リップ34,35を有している。支持力を増強するために、パッキン1eのリング溝に装嵌された、半径方向予荷重のかけられたスリット付きのスナップリング39が用いられている。軸方向封止リップ40はシールエッジ41を介して、跳ね飛ばし円板43の当接面42に支持されている。このために跳ね飛ばし円板43は、軸方向封止リップ40のシールエッジ41と当接面42との間に特定の軸方向オーバーラップ値X が生じるように、軸19に位置決めされており、この場合、跳ね飛ばし円板43は、軸受レース4に対して距離X を隔てて軸19上に位置決めされている。
本発明による軸用リップパッキンの構成を示す半割断面図である。
図1に破線円で囲んだ軸方向封止リップの端部域の構成を示す拡大詳細図である。
図1aを矢印H方向に見た側面図である。
軸方向封止リップが屈曲終端区分を有し、該軸方向封止リップの各区分間の移行部の内面寄り側に窪みスロートを設けた実施形態の軸用リップ・パッキンの図1相当の半割断面図である。
軸方向封止リップの屈曲終端区分に窪みスロートを有していない実施形態の軸用リップ・パッキンの図2相当の半割断面図である。
軸方向封止リップの屈曲終端区分の外面側に窪みスロートを配置した実施形態の軸用リップ・パッキンの図2相当の半割断面図である。
軸方向封止リップが外向き屈曲終端区分を形成している実施形態による本発明の軸用リップ・パッキンの半割断面図である。
軸に位置固定された跳ね飛ばしスリーブと協働する本発明の軸用リップ・パッキンを組付け状態で示した半割断面図である。
図5の択一的な実施形態であって、2つの半径方向封止リップを介して軸の外周面に支持され、かつ1つの軸方向封止リップを介して、前記軸と結合された跳ね飛ばし円板に支持されている本発明の軸用リップ・パッキンの半割断面図である。
軸受レースの円筒形収容部内に装嵌された軸用リップ・パッキンの半割断面図である。
図6に示した軸用リップ・パッキンに対比可能な、跳ね飛ばしスリーブと協働する軸用リップ・パッキンの半割断面図である。本発明の軸用リップ・パッキンの構造の半割断面図である。
符号の説明
1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g 軸用リップ・パッキンとして形成されたパッキン、 2 ビード、 3 溝、 4 軸受レース、 5 対称軸線、 6 補強材、 7 半径方向封止リップ、 8 シールエッジ、 9 チューブばね、 10 リング溝、 11a,11b,11c,11d,11e 軸方向封止リップ、 12 シールエッジ、 13 端面、 14 V形の表面成形構造、 15b,15c,15d,16b,16c,16d 区分、 17b,17c,17d,17e 撓みジョイント、 18b,18c,18d 窪みスロート、 19 軸、 20 オイル室、 21 転動体、 22 水室、23 跳ね飛ばしスリーブ、 24 外周面、 25 円筒形区分、 26 半径方向区分、 27 当接面、 28 ワッフル成形部、 29 突出リップ、 30 リングギャップ幅、 31 導入斜面、 32 内法半径、 33 跳ね飛ばし円板、 34,35 半径方向封止リップ、 36,37 シールエッジ、 38 周面、 39 スナップリング、 40 軸方向封止リップ、 41 シールエッジ、 42 当接面、 43 跳ね飛ばし円板、 44 収容部、 α 設定角度、 β,γ 傾斜角度、 L 軸方向封止リップの長さ、 X 軸方向オーバーラップ値、 Z 間隔値、 D チューブばねの直径、 D リング溝の内法直径

Claims (16)

  1. 互いに相対運動する2つの構成部分間に装嵌されて圧力室を液密に仕切るための弾性材料から成る軸用リップ・パッキンであって、溝(3)内に装嵌された該パッキン(1〜1が1つの第1の半径方向封止リップ(7)を有し、該半径方向封止リップには1つの第2の軸方向封止リップ(11〜11d)が接続し、しかも1つのシールエッジ(8)を有する前記半径方向封止リップ(7,34,35)が1つのばね手段によって支持されて、前記パッキン(1〜1)の対称軸線(5)の方向に方位づけられて回転する1本の軸(19)に支持されており、前記軸方向封止リップ(11〜11d)が組付け位置において、1つのシールエッジ(12)を介して、前記パッキン(1〜1)の対称軸線(5)に対して半径方向に方位づけられた当接面に支持されており、かつ前記パッキン(1〜1)の半径方向区分内に埋込まれた補強材(6)が少なくとも片側で弾性的なパッキン材料によって囲まれている形式のものにおいて、次の構成手段(a〜d)すなわち:
    (a)軸方向封止リップ(11〜11d)が、パッキン(1〜1)の無応力の非組付け状態では、前記パッキンの対称軸線(5)に対して35゜以上の設定角度αをとって方位づけられており、
    (b)半径方向封止リップ(7)のシールエッジ(8)を起点として前記軸方向封止リップ(11〜11d)が、前記パッキン(1〜1)の非組付け状態において1.4mm以上の長さLにわたって延びており、
    (c)組付け状態では前記軸方向封止リップ(11〜11d)が、0.05〜0.55mmの軸方向オーバーラップ値X をもって所属の封止面もしくは当接面に支持されており、
    (d)前記パッキン(1〜1)のパッキン材料の硬度が75以下のショア硬度Aを有しており、前記軸方向封止リップ(11b〜11d)が、前記半径方向封止リップ(7)の前記シールエッジ(8)に対して間隔値Z を隔てて、屈曲された区分(16b〜16d)を有しており、前記軸方向封止リップ(11b〜11d)が、前記設定角度αと、前記屈曲された区分(16b〜16d)の、前記対称軸線(5)に対して直角に延びる辺を基準とする傾斜角度βもしくは傾斜角度γとの間の屈曲移行部に撓みジョイント(17b〜17d)を形成していることを特徴とする、軸用リップ・パッキン。
  2. 残余の軸方向封止リップ(11b,11c)に対して屈曲された区分(16b,16c)の前記傾斜角度βは、60゜以上である、請求項記載の軸用リップ・パッキン。
  3. 軸方向封止リップ(11d)の端部寄り区分(16d)の傾斜角度γは、40゜以下である、請求項1記載の軸用リップ・パッキン。
  4. 撓みジョイント(17b)が、軸方向封止リップ(11b)の内面側に対称軸線(5)の方に向いた窪みスロート(18b)を有し、かつ撓みジョイント(17c,17d)が、軸方向封止リップ(11c,11d)の外面側に配置された窪みスロート(18c,18d)を有している、請求項記載の軸用リップ・パッキン。
  5. 窪みスロート(18)が潤滑剤溜めとして設けられている、請求項記載の軸用リップ・パッキン。
  6. 互いに相対運動する2つの構成部分間に装嵌されて圧力室を液密に仕切るための弾性材料から成る軸用リップ・パッキンであって、溝(3)内に装嵌された該パッキン(1a,1e)が少なくとも1つの第1の半径方向封止リップ(7,34,35)を有し、該半径方向封止リップには少なくとも1つの第2の軸方向封止リップ(11a,11e;40)が接続し、しかも少なくとも1つのシールエッジ(8,36,37)を有する前記半径方向封止リップ(7,34,35)が1つのばね手段によって支持されて、前記パッキン(1a,1e)の対称軸線(5)の方向に方位づけられて回転する1本の軸(19)に支持されており、前記軸方向封止リップ(11a,11e;40)が組付け位置において、少なくとも1つのシールエッジ(12,41)を介して、前記パッキン(1a,1e)の対称軸線(5)に対して半径方向に方位づけられた当接面(27,42)に支持されており、かつ前記パッキン(1a,11e)の半径方向区分内に埋込まれた補強材(6)が少なくとも片側で弾性的なパッキン材料によって囲まれている形式のものにおいて、次の構成手段(a〜d)すなわち:
    (a)軸方向封止リップ(11a,11e;40)が、パッキン(1a,1e)の無応力の非組付け状態では、前記パッキンの対称軸線(5)に対して35゜以上の設定角度αをとって方位づけられており、
    (b)半径方向封止リップ(7;34,35)のシールエッジ(8;36,37)を起点として前記軸方向封止リップ(11a,11e;40)が、前記パッキン(1a,1e)の非組付け状態において1.4mm以上の長さLにわたって延びており、
    (c)組付け状態では前記軸方向封止リップ(11a,11e;40)が、0.05〜0.55mmの軸方向オーバーラップ値X をもって所属の封止面もしくは当接面(27,42)に支持されており、
    (d)前記パッキン(1a,1e)のパッキン材料の硬度が75以下のショア硬度Aを有しており、前記パッキン(1a,1e)の軸方向封止リップ(11a;40)のシールエッジ(12)が、ワッフル成形部(28)として形成された表面成形構造を有する当接面(27)に支持されていることを特徴とする、軸用リップ・パッキン。
  7. 軸方向封止リップ(11a)が、表面成形構造を有する端面(13)及び表面成形構造を有するシールエッジ(12)によって、表面成形構造を有する当接面(27)に支持されている、請求項記載の軸用リップ・パッキン。
  8. 軸方向封止リップ(11a)が、表面成形構造を有する端面(13)又は表面成形構造を有するシールエッジ(12)によって、表面成形構造を有する当接面(27)に支持されている、請求項記載の軸用リップ・パッキン。
  9. 軸方向封止リップ(11a)のシールエッジ(12)の端面が、PTFEコーティングを有している、請求項記載の軸用リップ・パッキン。
  10. 軸方向封止リップ(11a)のシールエッジ(12)が、部分的に減摩性コーティングの施された当接面(27,42)に支持されている、請求項記載の軸用リップ・パッキン。
  11. 軸方向封止リップ(11a)が内面側で、当接面(27)寄りに、もしくは対称軸線(5)の方に向いたスワールリブとして構成された表面成形構造(14)を有している、請求項記載の軸用リップ・パッキン。
  12. パッキン(1a)の軸方向封止リップ(1a)が、回転する跳ね飛ばしスリーブ(23)と協働する、請求項記載の軸用リップ・パッキン。
  13. 跳ね飛ばしスリーブ(23)が、回転する軸(19)に位置固定されている、請求項記載の軸用リップ・パッキン。
  14. 半径方向封止リップ及び軸方向封止リップが、2つ又はそれ以上のシールエッジ(36,37)を有している、請求項記載の軸用リップ・パッキン。
  15. パッキン(1a)の軸方向封止リップ(11a)が、パッキン(1a)の組付け位置においてリングギャップ幅(30)を維持した状態で当接面(27)にまで延びる突出リップ(29)を有している、請求項記載の軸用リップ・パッキン。
  16. パッキンが緊締ばね手段として、半径方向封止リップ(34,35)を包囲する、半径方向予荷重のかけられたスリット付きのスナップリング(39)を有している、請求項記載の軸用リップ・パッキン。
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