JP4975014B2 - オイルシール - Google Patents

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Description

本発明は、静止体とその静止体に回転自在に取付けられた回転体との間に設けられるオイルシールに関する。
オイル等の流体の漏洩を防止するオイルシールとして、回転体と静止体との間に設けられた所定の隙間に移動可能な浮動リングを設けるとともに、回転体の回転停止時に静止体と接触して所定の隙間を塞ぐリップシールを備えたものがある(特許文献1)。
特開2004−132524号公報
特許文献1のオイルシールでは、回転体の回転速度の上昇に伴いリップシールが遠心力によって静止体から離れる方向に変位して、静止体とリップシールとが接触状態から非接触状態に変化する。これにより、静止体とリップシールとの間の摩擦抵抗が減少する。しかしながら、回転体の回転速度の上昇に伴って、静止体とリップシールとが非接触状態になるとリップシールで塞がれていた隙間が開かれるのでオイル漏れを誘発するおそれがある。
そこで、本発明は、回転体の回転速度の上昇に伴うオイル漏れを防止できるオイルシールを提供することを目的とする。
本発明の第1のオイルシールは、静止体と前記静止体に回転自在に取付けられる回転体との間に設けられるオイルシールであって、前記静止体に装着されるアウター部材と、前記回転体に一体回転可能に装着されるとともに、前記アウター部材との間に所定の隙間が形成されるようにして前記アウター部材と組み合わされるインナー部材と、前記所定の隙間に配置され、かつ前記回転体の回転停止時に前記アウター部材と非接触の状態で前記インナー部材に設けられるとともに、前記回転体の回転速度の上昇に伴って前記所定の隙間が塞がれるように前記アウター部材に接近する方向へ変位して前記アウター部材に接触する可動部材と、を備え前記可動部材は、前記アウター部材と接触する接触部を有し、前記接触部は他の部分よりも摩擦係数が低い低摩擦材料で構成され、前記接触部は、前記低摩擦材料で構成された低摩擦領域と前記低摩擦材料よりも剛性の低い弾性材料で構成された弾性領域とを有し、前記低摩擦領域と前記弾性領域とは、前記回転体の回転速度の上昇に伴って、前記可動部材が前記アウター部材と前記低摩擦領域とが接触しかつ前記アウター部材と前記弾性領域とが接触しない状態から、前記アウター部材と前記低摩擦領域及び前記弾性領域の両者とが接触する状態へ変化するように、前記接触部にそれぞれ配置されているものである。また、本発明の第2のオイルシールは、静止体と前記静止体に回転自在に取付けられる回転体との間に設けられるオイルシールであって、前記静止体に装着されるアウター部材と、前記回転体に一体回転可能に装着されるとともに、前記アウター部材との間に所定の隙間が形成されるようにして前記アウター部材と組み合わされるインナー部材と、前記所定の隙間に配置され、かつ前記回転体の回転停止時に前記アウター部材と非接触の状態で前記インナー部材に設けられるとともに、前記回転体の回転速度の上昇に伴って前記所定の隙間が塞がれるように前記アウター部材に接近する方向へ変位して前記アウター部材に接触する可動部材と、を備え、前記可動部材は、前記アウター部材と接触する接触部を有し、前記接触部は他の部分よりも摩擦係数が低い低摩擦材料で構成され、前記アウター部材には、前記可動部材の前記接触部に対向し、かつ前記アウター部材の構成材料よりも剛性の低い弾性材料で構成された補助弾性部が設けられ、前記可動部材は、前記回転体の回転速度の上昇に伴って前記接触部が前記補助弾性部に接触するように変位するものである。
これらのオイルシールによれば、回転体の回転停止時にアウター部材と非接触の状態にあった可動部材が回転体の回転速度の上昇に伴ってアウター部材に接近する方向に変位してアウター部材に接触する。これにより、可動部材がアウター部材に接触するまでの間は可動部材と非接触の状態であるので摩擦抵抗が低減し、可動部材がアウター部材に接触した後は所定の隙間が塞がれるので回転体の回転速度の上昇に伴うオイル漏れを確実に防止できるようになる。第1のオイルシールによれば、摩擦抵抗の増大を抑えながらより強く可動部材をアウター部材に押し当てることができるのでオイルシールの耐圧性が向上する。また、アウター部材と低摩擦領域とが接触しかつアウター部材と弾性領域とが接触しない状態ではアウター部材と可動部材との間の摩擦抵抗を低減できる。そして、その状態よりも回転体の回転速度が上昇した場合には静止体の内部空間の圧力が高まるが、アウター部材と低摩擦領域及び弾性領域の両者とが接触するのでシール性が向上する。これにより、例えば何らかの原因によって内部空間100の圧力が異常に高まった場合でも、オイル漏れを確実に防止できる。同時に外部からの異物侵入も防止することができる。第2のオイルシールによれば、摩擦抵抗の増大を抑えながらより強く可動部材をアウター部材に押し当てることができるのでオイルシールの耐圧性が向上する。また、補助弾性部はアウター部材の構成材料よりも剛性の低い弾性材料で構成されているため、アウター部材に補助弾性部材を介して接触することによりシール性が向上する。しかも、補助弾性部は静止するアウター部材に設けられているので、可動部材の重量増加を回避することができる。これにより、可動部材の応答性を維持しつつシール性を向上することができる。
本発明の第1又は第2のオイルシールにおいて、前記可動部材には、前記静止体の内部空間の圧力を受けて前記可動部材を前記接近する方向に付勢する受圧部が設けられてもよい。この態様によれば、受圧部が内部空間の圧力を受けることにより、可動部材がアウター部材に接近する方向へ付勢される。そのため、内部空間の圧力を利用して可動部材をアウター部材に押し当ることができるので、可動部材にて所定の隙間を塞ぐシール効果が向上する。この態様においては、前記受圧部は、前記可動部材が前記アウター部材と接触したときに前記アウター部材と接触するスカート部を有していてもよい。この場合、受圧部はスカート部によって内部空間の圧力を受け止め易くなるので、可動部材をアウター部材に対してより強く押し当てることができる。そして、可動部材がアウター部材に接触したときにはスカート部もアウター部材と接触する。従って、可動部材とアウター部材との接触がより強固なものとなるのでシール効果が更に向上する。
本発明の第1又は第2のオイルシールにおいて、前記所定の隙間に配置され、かつ前記回転体の回転停止時に前記アウター部材と接触して前記所定の隙間が塞がれた状態で前記インナー部材に設けられるとともに、前記回転体の回転速度の上昇に伴って前記所定の隙間が開かれるように前記アウター部材から離れる方向に変位する他の可動部材を更に備えてもよい。この態様によれば、二つの可動部材のそれぞれの変位の特性を適宜に設定することにより、オイルシールの特性を要求特性に応じて柔軟に対応させることができる。
本発明の第1又は第2のオイルシールにおいて、前記静止体として内燃機関のクランクケースが設けられるとともに、前記回転体として内燃機関のクランク軸が設けられてもよい。この態様によれば、クランク軸の回転速度が高回転の状態で負荷が増大することによりクランクケースの内圧が大気圧より高くなった場合でも、可動部材がアウター部材と接触して所定の隙間が塞がれるので、クランクケース内のオイルやブローバイガスの漏洩を確実に防止できる。
以上説明したように、本発明によれば、回転体の回転停止時にアウター部材と非接触の状態であった可動部材が回転体の回転速度の上昇に伴ってアウター部材に接近する方向に変位してアウター部材に接触する。これにより所定の隙間が塞がれるので回転体の回転速度の上昇に伴うオイル漏れを防止できる。
図1は、本発明の第1の形態に係るオイルシールを内燃機関に適用した要部を示した断面模式図である。 図2は、クランク軸が回転状態の時の図1のオイルシールを示した図である。 図3は、図2よりもクランク軸の回転速度が高い状態の図1のオイルシールを示した図である。 図4は、本発明の第2の形態に係るオイルシールを内燃機関に適用した要部を示した断面模式図である。 図5は、クランク軸が回転状態の時の図4のオイルシールを示した図である。 図6は、本発明の第3の形態に係るオイルシールを内燃機関に適用した要部を示した断面模式図である。 図7は、本発明の第4の形態に係るオイルシールを内燃機関に適用した要部を示した断面模式図である。 図8は、本発明の第5の形態に係るオイルシールを内燃機関に適用した要部を示した断面模式図である。 図9は、クランク軸が回転状態の時の図8のオイルシールを示した図である。 図10は、本発明の第6の形態に係るオイルシールを内燃機関に適用した要部を示した断面模式図である。 図11は、クランク軸が回転状態の時の図10のオイルシールを示した図である。 図12は、図11よりもクランク軸の回転速度が高い状態の図10のオイルシールを示した図である。 図13は、本発明の第7の形態に係るオイルシールを内燃機関に適用した要部を示した断面模式図である。 図14は、クランク軸が回転状態の時の図13のオイルシールを示した図である。 図15は、本発明の第8の形態に係るオイルシールを内燃機関に適用した要部を示した断面模式図である。 図16は、クランク軸が回転状態の時の図15のオイルシールを示した図である。 図17は、図16よりもクランク軸の回転速度が高い状態の図15のオイルシールを示した図である。
(第1の形態)
図1は本発明の第1の形態に係るオイルシールが組み付けられた内燃機関の要部を示した断面模式図である。なお、図1及びその他の図において、本発明に係るオイルシールは軸線CLに関して軸対称であるので片側の断面のみ図示することとする。図1はクランク軸101の回転停止状態を示しており、クランク軸101は軸線CL回りに回転自在な状態でクランクケース100に取付けられている。オイルシール1Aは、静止体としてのクランクケース100と回転体としてのクランク軸101との間に設けられる。即ちオイルシール1Aはクランクケース100とクランク軸101との間に形成される環状の隙間に装着される。オイルシール1Aはクランクケース100の外側である大気側ASとクランクケース100の内側である密封側OSとを区画することにより、密封側OSから大気側ASへのオイルやブローバイガス等の流体の漏洩を防止するとともに、大気側ASから密封側OSへの埃等の異物の侵入を防止する。オイルシール1Aはクランク軸101と同軸的に設けられた環状のアウター部材2及び環状のインナー部材3をそれぞれ有している。アウター部材2はオイルシールリテーナ103を介在させてクランクケース100に装着され、インナー部材3はクランク軸101に一体回転可能に装着されている。アウター部材2とインナー部材3とは、両者の間に隙間Gが形成されるように互いに離されて組み合わされている。
アウター部材2は、オイルシールリテーナ103に固定され、かつ軸線CL方向に延びる外側円筒部21と、外側円筒部21の大気側ASの端部から径方向内側に延びる内向きフランジ部22とを有している。内向きフランジ部22は、外側円筒部21に対して略直角に径方向内側に向かって立ち上がる直立壁部22aと、直立壁部22aに続いて密封側OSに向かって傾く傾斜壁部22bと、傾斜壁部22bに続いて軸線CL方向に延びる側壁部22cとを備えている。一方、インナー部材3は、クランク軸101に固定されかつ軸線CL方向に延びる内側円筒部31と、内側円筒部31の密封側OSの端部から径方向外側に延びる外向きフランジ部32とを有している。外向きフランジ部32はアウター部材2の内向きフランジ部22と対向するように配置される。即ち、外向きフランジ部32は、内側円筒部31に対して略直角に径方向外側に向かって立ち上がって内向きフランジ部22の直立壁部22aと略平行な直立壁部32aと、直立壁部32aに続いて軸線CL方向に延びて内向きフランジ部22の側壁部22cと略平行な側壁部32cと、側壁部32cに続いて大気側ASに向かって傾くように延びて内向きフランジ部22の傾斜壁部22bと略平行な傾斜壁部32bとを備えている。
アウター部材2とインナー部材3とで形成される隙間Gのうち、内向きフランジ部22の側壁部22cとインナー部材3の内側円筒部31との間に形成される隙間G1には、可動部材としての環状の第1可動リップ4が配置されている。第1可動リップ4はゴム等の弾性体で構成されていて、内側円筒部31の密封側OSの端部に取付けられた基端部4aと、基端部4aから大気側ASに向かって延びる中間部4bと、中間部4bから径方向外側に折り返された先端部4cとを有している。先端部4cには、第1可動リップ4を径方向内側へ付勢する環状のガータースプリング7が取付けられている。図1に示した回転停止状態では、第1可動リップ4はガータースプリング7の弾性力によってアウター部材2と非接触の状態、つまり隙間G1が開かれた状態に保持されている。
また、アウター部材2とインナー部材3とで形成される隙間Gのうち、内向きフランジ部22の側壁部22cと外向きフランジ部32の側壁部32cとの間に形成される隙間G2には、他の可動部材としての環状の第2可動リップ5が配置されている。第2可動リップ5は第1可動リップ4と同様にゴム等の弾性体で構成されている。第2可動リップ5は外向きフランジ部32の直立壁部32aと側壁部32cとの境界に取付けられた基端部5aと、基端部5aから大気側ASに向かって延びる中間部5bと、中間部5bから径方向内側に折り返された先端部5cとを有している。先端部5cには、第2可動リップ5を径方向内側へ付勢するための環状のガータースプリング8が取付けられている。図1に示した回転停止状態では、第2可動リップ5はガータースプリング8の弾性力によってアウター部材2に押し当てられており、第2可動リップ5によって隙間G2が塞がれた状態に保持されている。
また、アウター部材2とインナー部材3とで形成される隙間Gのうち、内向きフランジ部22の傾斜壁22bと外向きフランジ部32の傾斜壁32bとの間で形成される隙間G3には、浮動リング9が配置されている。浮動リング9はクランク軸101の回転中にアウター部材2及びインナー部材3のそれぞれと非接触の状態で隙間G3内を移動できる。つまり浮動リング9は、隙間G3内に存在するオイルを浮動リング9とアウター部材2との間及び浮動リング9とインナー部材3との間にそれぞれ介在させた状態で、インナー部材3の周速度よりも遅い速度でインナー部材3と同心的に回転するようになっている。浮動リング9の厚さ寸法は、浮動リング9、アウター部材2及びインナー部材3の三者の間でラビリンスシールが形成されるように隙間G3の大きさを考慮して設定される。
図2及び図3は、クランク軸101が回転状態にある場合のオイルシール1Aを示しており、図3は図2の状態よりもクランク軸101の回転速度が高い状態を示している。クランク軸101が回転すると、インナー部材3がクランク軸101と一体回転するので、第1可動リップ4には径方向外側に向かう遠心力が作用する。その遠心力はクランク軸101の回転速度と比例して大きくなる。そのため、図3に示すように、クランク軸101の回転速度の上昇に伴って第1可動リップ4はアウター部材2に接近する方向に変位して第1可動リップ4がアウター部材2と接触するに至る。これにより、隙間G1が第1可動リップ4によって塞がれる。クランク軸101の回転速度の変化に応じた第1可動リップ4のこのような挙動は、例えばガータースプリング7の外径、ばね定数等の仕様や第1可動リップ4の構成材料を適宜に設定することで自在に制御可能である。例えば、クランク軸101の任意の回転速度を狙って第1可動リップ4がアウター部材2に接触するように構成できる。
また、クランク軸101の回転により隙間G2に設けられた第2可動リップ5にも径方向外側に向かう遠心力が作用する。クランク軸101の回転速度の上昇に伴ってその遠心力が大きくなる結果、第2可動リップ5をアウター部材2に押し当てる力が徐々に減少する。そして図2に示すように第2可動リップ5がアウター部材2から離れる方向に変位して隙間G2が開かれるようになる。第2可動リップ5の挙動も第1可動リップ4と同様に、ガータースプリング8の外径、ばね定数等の仕様や第2可動リップ5の構成材料を適宜に設定することにより、クランク軸101の任意の回転速度を狙って第2可動リップ5がアウター部材2から離れるように構成することができる。
(第2の形態)
次に、本発明の第2の形態を図4及び図5を参照して説明する。この形態に係るオイルシール1Bは、可動部材としての第1可動リップ204の構成を除き、第1の形態のオイルシール1Aと同一である。図4及び図5には第1の形態と同一の構成に同一の参照符号が付されている。以下、第1の形態と重複する説明は省略する。
オイルシール1Bは、ゴム等の弾性体で構成された環状の第1可動リップ204を有しており、その第1可動リップ204は、インナー部材3の内側円筒部31に取付けられた基端部204aと、基端部204aから密封側OSに向かって延びる中間部204bと、中間部204bから径方向外側へ折り返された先端部204cとを備えている。オイルシール1Bは、図5に示すように、クランク軸101の回転速度の上昇に伴って第1可動リップ204がアウター部材2に接近する方向へ変位したときに第1可動リップ204の内周面210が密封側OSに向く。クランクケース100の内部空間100aの圧力(密封側OSの圧力)が大気圧よりも高い場合には、その圧力が第1可動リップ204の内周面210に作用するので、その圧力を受けた第1可動リップ204はアウター部材2へ接近する方向へ付勢される。そのため、内部空間100aの圧力を利用して第1可動リップ204をアウター部材2に押し当ることができるので、第1可動リップ204によるシール効果が向上する。こうして、第1可動リップ204の内周面210は本発明の受圧部として機能する。
(第3の形態)
次に、本発明の第3の形態を図6を参照して説明する。この形態のオイルシール1Cは第2の形態の第1可動リップ204の内周面210にスカート部11を設けたものであり、オイルシール1Bの変形例に相当する。以下、図6では第2の形態と同一構成に同一の参照符号を付して重複する説明を省略する。オイルシール1Cのスカート部11は第1可動リップ204から密封側OAに向かって延びており、図6の実線で示すように、第1可動リップ204がアウター部材2に接触したときに、その先端がアウター部材2に接触するように構成されている。なお、クランク軸101の回転停止時においては、図6の破線で示すように第1可動リップ204はアウター部材2と非接触の状態に保持される。この形態によれば、スカート部11が設けられることにより、クランクケース100の内部空間100aの圧力を受け止め易くなるので、その圧力を利用して第1可動リップ204をより強くアウター部材2に押し当てることができる。このため、第1可動リップ204によるシール効果が第2の形態よりも更に向上する。オイルシール1Cでは、第1可動リップ204の内周面210及びスカート部11が本発明の受圧部として機能する。
(第4の形態)
次に、本発明の第4の形態を図7を参照して説明する。この形態のオイルシール1Dは、ゴム等の弾性体で構成された環状の第1可動リップ404を有している。第1可動リップ404は、インナー部材3の内側円筒部31に取付けられた基端部404aを有し、その基端部404aから密封側OSに向かって延びるように構成される。第1可動リップ404は上述の各形態と異なり、その先端部にガータースプリングが取付けられていない。即ち、図7の破線で示すように第1可動リップ404は自身の弾性力によってクランク軸101の回転停止時にアウター部材2と非接触の状態に保持される。そして、クランク軸101の回転速度が上昇すると、その回転に伴って生じる遠心力が第1可動リップ404の弾性力に打ち勝ち、それによって図7の実線で示すように第1可動リップ404がアウター部材2に接近する方向に変位してアウター部材2に接触する。第1可動リップ404はその構造が上述の各形態よりも簡素化されるので、コストの削減に貢献できる。この形態の第1可動リップ404の内周面410は、アウター部材2に接近する方向へ変位したときに密封側OSに向く。そのため、内周面410は第2及び第3の形態と同様に、クランクケース100の内部空間100aの圧力を利用して第1可動リップ404をアウター部材2に押し当ることができ、内周面410は本発明の受圧部として機能する。もっとも、第1可動リップ404が延びる方向は、図7と反対向きに取付けられてもよい。つまり、第1の形態と同様に基端部404aから大気側ASに向かって延びるように構成されてもよい。
(第5の形態)
次に、本発明の第5の形態を図8及び図9を参照して説明する。図8に示すように、この形態のオイルシール1Eは、クランク軸101と同軸的に設けられた環状のアウター部材502及びインナー部材503をそれぞれ有している。アウター部材502はオイルシールリテーナ103を介在させてクランクケース100に装着され、インナー部材503はクランク軸101に一体回転可能に装着されている。アウター部材502とインナー部材503とは、上述の各形態と同様に両者の間に隙間Gが形成されるように互いに離されて組み合わされている。
アウター部材502は、オイルシールリテーナ103に固定され、かつ軸線CL方向に延びる外側円筒部521と、外側円筒部521の大気側ASの端部から径方向内側に延びる内向きフランジ部522とを有している。内向きフランジ部522は、外側円筒部521の大気側ASの端部から大気側ASに向かって傾く傾斜壁部522aと、傾斜壁部522aに続いて径方向内側に延びる水平壁部522bと、水平壁部522bに続いて軸線CL方向に延びる側壁部522cとを備えている。一方、インナー部材503は、クランク軸101に固定されかつ軸線CL方向に延びる内側円筒部531と、内側円筒部31の密封側OSの端部から径方向外側に延びる外向きフランジ部532とを有している。外向きフランジ部532は内側円筒部531の密封側OSの端部から密封側OSに向かって傾く傾斜壁部532aと、傾斜壁部532aに続いて径方向外側に延びる水平壁部532bと、水平壁部532bに続いて軸線方向に延びる側壁部532cとを有している。
アウター部材502とインナー部材503とで形成される隙間Gのうち、内向きフランジ部522の傾斜壁部522aと、外向きフランジ部532の側壁部532cとの間に形成される隙間G1には、可動部材としての環状の第1可動リップ504が配置されている。第1可動リップ504はゴム等の弾性体で構成されていて、外向きフランジ部532の側壁部532cの大気側ASの端部に取付けられた基端部504aを有し、その基端部4aから内向きフランジ部522の傾斜壁部522aと略平行に延びるように構成されている。その先端部には、第4の形態と同様にガータースプリングが取付けられていない。従って、図8に示すように、第1可動リップ504は自身の弾性力によってクランク軸101の回転停止時にアウター部材502と非接触の状態に保持される。そして、クランク軸101の回転速度が上昇すると、図9に示すように、その回転に伴って生じる遠心力が第1可動リップ504の弾性力に打ち勝ち、それによって第1可動リップ504がアウター部材502に接近する方向に変位してアウター部材502に接触する。第1可動リップ504の内周面510は第2〜第4の形態と同様に、第1可動リップ504がアウター部材502に接近する方向へ変位したときに密封側OSに向いている。そのため、第1可動リップ504の内周面510はクランクケース100の内部空間100aの圧力を受けて、第1可動リップ504をアウター部材502へ接近する方向へ付勢できる。そのため、可動リップ504の内周面510は本発明の受圧部として機能する。
アウター部材502とインナー部材503とで形成される隙間Gのうち、内向きフランジ部522の側壁部522cと外向きフランジ部532の側壁部532cとの間に形成される隙間G2には、他の可動部材としての環状の第2可動リップ505が配置されている。第2可動リップ505は上述した各形態の第2可動リップと同一構成であり、図8に示すように、クランク軸101の回転停止時にはガータースプリング8の弾性力によってアウター部材502に押し当てられており、第2可動リップ505によって隙間G2が塞がれた状態に保持されている。そして、図9に示すように、クランク軸101の回転速度が上昇すると、その回転に伴って生じる遠心力により第2可動リップ505がアウター部材502から離れる方向に変位して隙間G2が開かれるようになる。
本実施の形態では、第1可動リップ504がアウター部材502と接触する接触部12は他の部分よりも摩擦係数が低い低摩擦材料で構成されている。低摩擦材料としては、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素樹脂やダイヤモンドライクカーボン(DLC)などを使用できる。これにより、アウター部材502と第1可動リップ505とが接触した場合には、その接触による摩擦抵抗が低減するのでトルク損失の増加を抑えながらオイル漏れを確実に防止できるようになる。また、第2可動リップ505の接触部13も同様に低摩擦材料で構成されている。また、上述した低摩擦部材は、第1可動リップ504および第2可動リップ505と接触するアウター部材502に構成することも可能である。つまり、第1可動リップ504又は第2可動リップ505と接触するアウター部材502の接触部を低摩擦材料で構成してもよい。なお、上述した各形態に係る可動リップの接触部を上記の低摩擦材料で構成することも可能である。
また、本実施の形態では、第1可動リップ504とアウター部材2とが互いに非接触状態にある場合に、第1可動リップ504とアウター部材2との間でオイルの漏洩を抑制できるラビリンスシールが形成されるように、第1可動リップ504とアウター部材2との間の間隔gが設定されている。その間隔gの大きさは、例えばクランクケース100の内部空間100aに生じ得る圧力の大きさに応じて適宜に設定される。これにより、第1可動リップ504がアウター部材502と非接触の状態にある場合でも、アウター部材502と第1可動リップ504とによって形成されたラビリンスシールにてオイルの漏洩が抑制される。従って、上記各形態のように浮動リング等の別部品を設けて部品点数を増やすことなく、隙間G1が第1可動リップ504に塞がれる前のクランク軸101の低速回転時から隙間G1が第1可動リップ504に塞がれた後のクランク軸101の高速回転時に亘って効果的にオイル漏れを防止することができる。
(第6の形態)
次に、本発明の第6の形態を図10〜図12を参照して説明する。第6の形態は第5の形態の変形例に相当する。第6の形態と第5の形態との共通部分はこれらの図に同一の符号を付して説明を省略する。これらの図に示すように、オイルシール1Fはアウター部材502に接触する接触部14を有した可動部材としての第1可動リップ604を備えている。第1可動リップ604の接触部14は他の部分よりも摩擦係数が低い上述した低摩擦材料で構成された低摩擦領域14aとその低摩擦材料よりも剛性の低い弾性材料で構成された弾性領域14bとを有している。低摩擦領域14aは第1可動リップ604の先端側に配置され、弾性領域14bは第1可動リップ604の基端部604aの側に配置され、これらの領域は互いに隣接している。弾性領域14bは低摩擦領域14aよりも剛性が低く変形し易い。そのため、弾性領域14bがアウター部材502と接触した際のシール性は低摩擦領域14aがアウター部材502と接触した際よりも高い。なお、弾性材料としてはポリアミド等を原料としたゴムが適している。
クランク軸101の回転速度が上昇すると、オイルシール1Fは図10の状態から図11の状態へ変化する。図11の状態においては、第1可動リップ604はアウター部材502と接触部14の低摩擦領域14aとが接触しかつアウター部材502と接触部14の弾性領域14bとが接触しない位置に変位する。そして、図11の状態からクランク軸101の回転速度が更に上昇すると、図12に示すように、可動リップ604はアウター部材502と低摩擦領域14a及び弾性領域14bの両者とが接触する位置に変位する。
この形態によれば、図11の状態で低摩擦領域14aがアウター部材502に接触している場合には摩擦抵抗を低減できる。クランク軸101の回転速度が図11の状態よりも上昇した場合にはクランクケース100の内部空間100aの圧力が高まるが、図12に示すように、アウター部材502と低摩擦領域14a及び弾性領域14bの両者とが接触するためシール性が向上する。これにより、例えば何らかの原因によってクランクケース100の内部空間100aの圧力が異常に高まった場合でも、オイル漏れを確実に防止できる。同時に外部からの異物侵入も防止することができる。なお、第1可動リップ604の内周面610も本発明の受圧部として機能する。
(第7の形態)
次に、本発明の第7の形態を図13及び図14を参照して説明する。第7の形態は第5の形態の変形例に相当する。第7の形態と第5の形態との共通部分はこれらの図に同一の符号を付して説明を省略する。これらの図に示すように、オイルシール1Gはアウター部材502に接触する接触部15を有した他の可動部材としての第2可動リップ705を備えている。第2可動リップ705の接触部15は他の部分よりも摩擦係数が低い上述した低摩擦材料で構成された低摩擦領域15aとその低摩擦材料よりも剛性の低い弾性材料で構成された弾性領域15bとを有しており、これらの領域は互いに隣接して配置される。図13に示すように、第2可動リップ705がアウター部材502から離れる前、例えばクランク軸101の回転停止時においては、第2可動リップ705はアウター部材502と低摩擦領域15a及び弾性領域15bの両者とが接触する状態でインナー部材503に設けられている。図14に示すように、クランク軸101の回転速度が上昇すると第2可動リップ705がアウター部材502から離れる状態となる。
第2可動リップ705がアウター部材502から離れる前の低回転速度時又は回転停止時はトルク変動が大きく軸ぶれも大きいため、第2可動リップ705がアウター部材502から離れ易くなる。接触部15の全部を低摩擦材料で構成した場合には摩擦低減効果は向上するが、軸ぶれなどが起き易い低回転時においてシール性が悪化し易い。この形態によれば、アウター部材502と低摩擦領域15a及び弾性領域15bの両者とが接触しているためシール性の悪化を補うことができ、かつ接触部15の全部を弾性材料で構成する場合よりも摩擦力を低減することができる。なお、この形態は図10に示した第6の形態と組み合わせて実施することもできる。
(第8の形態)
次に、本発明の第8の形態を図15〜図17を参照して説明する。第8の形態は第5の形態の変形例に相当する。第7の形態と第5の形態との共通部分はこれらの図に同一の符号を付して説明を省略する。これらの図に示すように、オイルシール1Hのアウター部材502には、第1可動リップ504の接触部12に対向する補助弾性部16が設けられている。補助弾性部16は環状に形成されるとともに、アウター部材502の構成材料よりも剛性の低い弾性材料で構成されている。弾性部材16は第1可動リップ504との密着度が増すように、径方向外側に向かって厚さが徐々に薄くなった断面楔形状に構成される。補助弾性部16はアウター部材502の構成材料よりも剛性の低い弾性材料で構成されているため、接触部12がアウター部材502自体に接触する場合よりも、アウター部材502に補助弾性部材16を介して接触する場合の方がシール性が向上する。
クランク軸101の回転速度が上昇すると、オイルシール1Hは図15の状態から図116の状態へ変化する。図15の状態においては、第1可動リップ504はアウター部材502と接触部12とが接触しかつアウター部材502と補助弾性部16とが接触しない位置に変位する。そして、図16の状態からクランク軸101の回転速度が更に上昇すると、図17に示すように、可動リップ504はその接触部12と補助弾性部16とが接触する位置に変位する。
この形態によれば、図16の状態で接触部12がアウター部材502に接触している場合には摩擦抵抗を低減できる。クランク軸101の回転速度が図16の状態よりも上昇した場合にはクランクケース100の内部空間100aの圧力が高まるが、図17に示すように、接触部12が補助弾性部16とが接触するためシール性が向上する。これにより、例えば何らかの原因によってクランクケース100の内部空間100aの圧力が異常に高まった場合でも、オイル漏れを確実に防止できる。同時に外部からの異物侵入も防止することができる。しかも、補助弾性部16は静止するアウター部材502に設けられているので、第1可動リップ504の重量増加を回避することができる。これにより、第1可動リップ504の応答性を維持しつつシール性を向上することができる。なお、この形態は図10に示した第6の形態又は図13に示した第7の形態と組み合わせて実施することもできる。また、この形態において、クランク軸101の回転速度の上昇に伴って、第1可動リップ504が変位した場合に、図17の状態を経ずに補助弾性部16に接触部12が接触するように補助弾性部16を配置してもよい。
本発明は、上記各形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の形態にて実施することができる。例えば、本発明のオイルシールの適用対象は、内燃機関の他、各種ポンプに適用することもできる。本発明のオイルシールをポンプに適用する場合には、本発明のオイルシールを静止体としてのポンプハウジングと、ポンプハウジングに回転自在に取付けられるポンプ軸との間に設けてもよい。
また、上述した各形態における第2可動リップは必須ではなく、これを省略した形態で本発明を実施しても構わない。この場合でも、回転体の回転速度の上昇に伴って第1可動リップがアウター部材に接触して隙間を塞ぐことができるので、回転体の回転速度の上昇に伴うオイル漏れを防止することができる。

Claims (6)

  1. 静止体と前記静止体に回転自在に取付けられる回転体との間に設けられるオイルシールであって、
    前記静止体に装着されるアウター部材と、前記回転体に一体回転可能に装着されるとともに、前記アウター部材との間に所定の隙間が形成されるようにして前記アウター部材と組み合わされるインナー部材と、前記所定の隙間に配置され、かつ前記回転体の回転停止時に前記アウター部材と非接触の状態で前記インナー部材に設けられるとともに、前記回転体の回転速度の上昇に伴って前記所定の隙間が塞がれるように前記アウター部材に接近する方向へ変位して前記アウター部材に接触する可動部材と、を備え、
    前記可動部材は、前記アウター部材と接触する接触部を有し、前記接触部は他の部分よりも摩擦係数が低い低摩擦材料で構成され、
    前記接触部は、前記低摩擦材料で構成された低摩擦領域と前記低摩擦材料よりも剛性の低い弾性材料で構成された弾性領域とを有し、
    前記低摩擦領域と前記弾性領域とは、前記回転体の回転速度の上昇に伴って、前記可動部材が前記アウター部材と前記低摩擦領域とが接触しかつ前記アウター部材と前記弾性領域とが接触しない状態から、前記アウター部材と前記低摩擦領域及び前記弾性領域の両者とが接触する状態へ変化するように、前記接触部にそれぞれ配置されている、オイルシール。
  2. 静止体と前記静止体に回転自在に取付けられる回転体との間に設けられるオイルシールであって、
    前記静止体に装着されるアウター部材と、前記回転体に一体回転可能に装着されるとともに、前記アウター部材との間に所定の隙間が形成されるようにして前記アウター部材と組み合わされるインナー部材と、前記所定の隙間に配置され、かつ前記回転体の回転停止時に前記アウター部材と非接触の状態で前記インナー部材に設けられるとともに、前記回転体の回転速度の上昇に伴って前記所定の隙間が塞がれるように前記アウター部材に接近する方向へ変位して前記アウター部材に接触する可動部材と、を備え、
    前記可動部材は、前記アウター部材と接触する接触部を有し、前記接触部は他の部分よりも摩擦係数が低い低摩擦材料で構成され、
    前記アウター部材には、前記可動部材の前記接触部に対向し、かつ前記アウター部材の構成材料よりも剛性の低い弾性材料で構成された補助弾性部が設けられ、
    前記可動部材は、前記回転体の回転速度の上昇に伴って前記接触部が前記補助弾性部に接触するように変位する、オイルシール。
  3. 前記可動部材には、前記静止体の内部空間の圧力を受けて前記可動部材を前記接近する方向に付勢する受圧部が設けられている請求項1又は2に記載のオイルシール。
  4. 前記受圧部は、前記可動部材が前記アウター部材と接触したときに前記アウター部材と接触するスカート部を有している請求項に記載のオイルシール。
  5. 前記所定の隙間に配置され、かつ前記回転体の回転停止時に前記アウター部材と接触して前記所定の隙間が塞がれた状態で前記インナー部材に設けられるとともに、前記回転体の回転速度の上昇に伴って前記所定の隙間が開かれるように前記アウター部材から離れる方向に変位する他の可動部材を更に備える請求項1〜4のいずれか一項に記載のオイルシール。
  6. 前記静止体として内燃機関のクランクケースが設けられるとともに、前記回転体として内燃機関のクランク軸が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のオイルシール。
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