JP4812679B2 - オイルシール - Google Patents

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Description

本発明は、潤滑部から外部へのオイルの漏洩を防止するオイルシールに関し、特に、静止部と回転体との間に配設されて環状の隙間を密封するためのものである。
例えば、内燃機関においては、クランクシャフトやカムシャフトなどを回転自在に支持する支持部に対して、潤滑を促進するためにオイルを供給して磨耗や発熱を防止し、円滑な作動を確保するようにしている。一般的に、オイルはエンジン下部に装着されたオイルパンに貯留されており、オイルポンプによってオイルギャラリを通してエンジンの各潤滑必要部にオイルを供給し、再び、オイルパンに戻されるようになっている。そして、上述した支持部では、このオイルが外部に漏れないように、軸とこれを回転自在に支持するハウジングとの間に設けられた環状の隙間を密封するオイルシールが設けられている。
この内燃機関に適用される一般的なオイルシールは、金属環にシールリップを構成する合成ゴムを焼き付け接着して構成されており、ハウジングに対して軸が回転自在に支持された構造にて、ハウジングにオイルシールの基端部が嵌合して固定される一方、先端部のシールリップがコイルスプリングにより軸の外周面に密接した状態に保持されている。従って、このオイルシールは、シールリップが軸の外周面に隙間なく密接することで、ハウジング内からのオイルの漏洩を防止することができる。
ところが、この一般的なオイルシールは、シールリップが軸の外周面に隙間なく密接してオイルの漏洩を防止しているため、この軸が高速で回転するときにそのフリクションが問題となる。そこで、軸の低速回転から高速回転まで広い範囲にわたって、フリクションを増大させることなく、オイルの漏洩を適正に防止するものが、例えば、下記特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載された密封装置は、回転体と静止部の間にシール隙間を設け、このシール隙間に移動可能な浮動リングを配設することで、シール隙間を狭くせずに、低速から高速までの広い範囲にわたって密封流体の漏洩を防止するものである。
特開2004−132524号公報
上述した特許文献1に記載された従来の密封装置では、回転体と静止部の間のシール隙間にラビリンスシールを設け、このラビリンスシールは、回転部材用弾性シールと固定部材用弾性シールとを有し、回転部材用弾性シールに回転体の回転停止時にオイル漏れを防止するリップシールを形成し、回転部材用弾性シールと固定部材用弾性シールの間に高回転時にオイル漏れを防止する浮動リングを配設している。そのため、構造が複雑になって、製造コストが増加してしまうという問題がある。また、回転体の高回転時には、浮動リングによりオイル漏れを防止しているが、このとき、内圧が高くなると、浮動リングによるオイル漏れの防止が不十分となってしまう。
本発明は、このような問題を解決するためのものであって、簡単な構成で回転体の停止時及び低回転時から高回転時にわたってオイルの漏洩を防止可能とするオイルシールを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のオイルシールは、静止部と回転体との間に配設されて環状の隙間を密封するオイルシールにおいて、基端部が前記回転体に固定されるシール本体と、該シール本体の先端部に設けられて前記回転体の停止時及び低回転時に前記静止部に接触して隙間を密封する停止・低回転用リップと、前記シール本体の先端部に設けられて前記回転体の高回転時に前記静止部に接触して隙間を密封する高回転用リップとを具え、前記回転体にインサイドケースが固定され、該インサイドケースに前記シール本体の基端部が固定され、該シール本体の先端部に断面L字形状をなすリップ部が一体に形成される一方、前記静止部に前記リップ部を取り囲む断面コ字形状のアウトサイドケースが固定され、前記リップ部の基端部が前記停止・低回転用リップとして前記アウトサイドケースの先端部に接触可能であり、前記リップ部の先端部が前記高回転用リップとして前記アウトサイドケースの基端部に接触可能であることを特徴とするものである。
本発明のオイルシールでは、前記停止・低回転用リップ及び前記高回転用リップを前記アウトサイドケースに接触する方向に付勢するスプリングが設けられることを特徴としている。
本発明のオイルシールでは、前記高回転用リップは、前記回転体の高回転時に遠心力により前記シール本体が変形することで前記静止部に接触することを特徴としている。
本発明のオイルシールでは、前記停止・低回転用リップは、内部圧力の上昇時により前記シール本体が変形することで前記静止部への接触状態が維持されることを特徴としている。
本発明のオイルシールによれば、回転体に固定されるシール本体の先端部に、回転体の停止時及び低回転時に静止部に接触して隙間を密封する停止・低回転用リップと、回転体の高回転時に静止部に接触して隙間を密封する高回転用リップを設け、回転体にインサイドケースを固定し、インサイドケースにシール本体の基端部を固定し、シール本体の先端部に断面L字形状をなすリップ部を一体に形成する一方、静止部にリップ部を取り囲む断面コ字形状のアウトサイドケースを固定し、リップ部の基端部が停止・低回転用リップとしてアウトサイドケースの先端部に接触可能であり、リップ部の先端部が高回転用リップとしてアウトサイドケースの基端部に接触可能としたので、簡単な構成で、回転体の停止時及び低回転時から高回転時にわたってオイルの漏洩を適正に防止することができる。
以下に、本発明に係るオイルシールの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施例1に係るオイルシールの半断面図、図2は、実施例1のオイルシールにおける高回転時の作用を表す半断面図、図3は、実施例1のオイルシールにおける内部圧力上昇時の作用を表す半断面図である。
実施例1において、図1に示すように、オイルシール11は、図示しないエンジン本体(内燃機関本体)に固定されたリテーナ(静止部)12と、このリテーナ12により回転自在に支持されたクランクシャフト(回転体)13との間に設けられた環状の隙間を密封するためのものである。このリテーナ12はリング形状をなし、その内周面にアウトサイドケース14が固定される一方、クランクシャフト13の外周面には、インサイドケース15が固定されており、このインサイドケース15にオイルシール11が装着され、アウトサイドケース14に接触することで、環状の隙間を密封可能となっている。
アウトサイドケース14は、金属製で円筒形状をなすと共に断面コ字形状であって、基端部側の取付部14aがクランクシャフト13の軸方向に沿って配置され、リテーナ12の内周面に固定されている。そして、この取付部14aから屈曲して所定角度傾斜した傾斜部14bが一体に形成され、この傾斜部14bからクランクシャフト13の中心側に屈曲した鉛直部14cが一体に形成され、この鉛直部14cから屈曲してクランクシャフト13の軸方向に沿って延びる先端部側のシール部14dが一体に形成されている。
一方、インサイドケース15は、金属製で円筒形状をなすと共に断面L字形状であって、基端部側の取付部15aがクランクシャフト13の軸方向に沿って配置され、このクランクシャフト13の外周面に固定されている。そして、取付部15aから屈曲して所定角度傾斜した傾斜部15bが一体に形成され、この傾斜部15bからクランクシャフト13の中心側とは反対側に延びる鉛直部15cが一体に形成されている。また、インサイドケース15の鉛直部15cには、サブケース(規制部材)16が固定されており、このサブケース16は、金属製で円筒形状をなすと共に断面Z字形状であって、基端部側の取付部16aがクランクシャフト13の径方向に沿って配置され、インサイドケース15の鉛直部15cに固定されている。そして、取付部16aから屈曲してクランクシャフト13の軸方向に沿って延びる水平部16bが一体に形成され、この水平部16bから屈曲して所定角度傾斜した傾斜部16cが一体に形成されている。
オイルシール11は、ゴム製で円筒形状をなすと共に断面L字形状であって、基端部がクランクシャフト13側に固定されるシール本体17と、このシール本体17の先端部に設けられてクランクシャフト13の停止時及び低回転時にリテーナ12に接触して隙間を密封する停止・低回転用リップ18と、シール本体17の先端部に設けられてクランクシャフト13の高回転時にリテーナ12に接触して隙間を密封する高回転用リップ19とを有している。そして、この高回転用リップ19は、クランクシャフト13の高回転時に遠心力によりシール本体17が変形することでリテーナ12に接触可能であり、停止・低回転用リップ18及び高回転用リップ19は、内部圧力の上昇時によりシール本体17が変形することでリテーナ12への接触状態を維持することができる。
即ち、オイルシール11において、シール本体17は、基端部がインサイドケース15の鉛直部15cに固定され、先端部に断面L字形状をなすリップ部20が一体に形成されている。そして、このリップ部20の基端部に停止・低回転用リップ18が形成されると共に、先端部に高回転用リップ19が形成されている。この場合、リテーナ12に固定されたアウトサイドケース14は、断面コ字形状をなすことから、オイルシール11のリップ部20を取り囲むように配置されており、停止・低回転用リップ18がこのアウトサイドケース14のシール部14dに接触可能であり、高回転用リップ19がアウトサイドケース14の傾斜部14bに接触可能となっている。
また、オイルシール11のリップ部20には、その屈曲した内側にスプリング21が装着されており、このスプリング21の付勢力により、リップ部20、つまり、停止・低回転用リップ18及び高回転用リップ19がアウトサイドケース14に接触する方向に付勢支持されている。更に、オイルシール11のリップ部20には、その屈曲した外側であって、停止・低回転用リップ18に該当する部分にフッ素樹脂のコーティング部20aが形成されており、停止・低回転用リップ18の耐摩耗性が確保されている。
また、シール本体17には、その基端部側からインサイドケース15の外周面に沿って取付部15aまで延出されたカバー部17aが一体に形成され、インサイドケース15の取付部15aには、基端部がこのカバー部17a上に位置するダストカバー22が固定されており、このダストカバー22の先端部がアウトサイドケース14の鉛直部14cに接触しており、エンジン外部からエンジン内部への異物の侵入を防止している。
ここで、本実施例のオイルシール11の作用について説明する。
エンジンの停止・低回転時は、図1に示すように、オイルシール11は、大きな遠心力やエンジン内部圧力を受けないことから、スプリング21の付勢力により停止・低回転用リップ18がアウトサイドケース14のシール部14dに接触することとなり、リテーナ12(アウトサイドケース14)とクランクシャフト13(インサイドケース15)との環状の隙間が密封される。このとき、停止・低回転用リップ18は、コーティング部20aがアウトサイドケース14のシール部14dに接触することでフリクションが低減され、エンジンの低回転時におけるオイルシール11の摩耗が抑制される。また、このとき、高回転用リップ19は、アウトサイドケース14の傾斜部14bから若干の隙間をもって離間しているが、弱い力で接触するように構成してもよい。
一方、エンジンの高回転時は、図2に示すように、オイルシール11は、大きな遠心力Aを受けることから、この遠心力Aによりシール本体17がクランクシャフト13から離れる方向に変形することで、停止・低回転用リップ18がアウトサイドケース14のシール部14dから離間する一方、高回転用リップ19がアウトサイドケース14の傾斜部14bに接触することとなり、リテーナ12(アウトサイドケース14)とクランクシャフト13(インサイドケース15)との環状の隙間が密封される。このとき、シール本体17は、サブケース16の水平部16bに接触することで、所定以上の変形が規制され、高回転用リップ19は、所定以上の大きな押圧力でアウトサイドケース14の傾斜部14bに接触することはなく、フリクションが低減され、エンジンの高回転時におけるオイルシール11の摩耗が抑制される。
また、エンジン内部の圧力が高くなったときは、図3に示すように、オイルシール11は、エンジン内部圧力Bを受けることから、この内部圧力Bによりリップ部20がエンジン外部側に変形すると共に、シール本体17がクランクシャフト13に接近する方向に変形することで、停止・低回転用リップ18がアウトサイドケース14のシール部14dに接触すると共に、高回転用リップ19がアウトサイドケース14の傾斜部14bに接触することとなり、リテーナ12(アウトサイドケース14)とクランクシャフト13(インサイドケース15)との環状の隙間が密封される。
このように実施例1のオイルシール11にあっては、リテーナ12とクランクシャフト13との間に配設されて環状の隙間を密封可能に構成し、基端部がクランクシャフト13側に固定されるシール本体17と、このシール本体17の先端部に設けられてクランクシャフト13の停止時及び低回転時にリテーナ12に接触して隙間を密封する停止・低回転用リップ18と、シール本体17の先端部に設けられてクランクシャフト13の高回転時にリテーナ12に接触して隙間を密封する高回転用リップ19とを設けている。
従って、エンジンの停止時や低回転時には、停止・低回転用リップ18がアウトサイドケース14に接触することとなり、リテーナ12とクランクシャフト13との環状の隙間が密封され、エンジンの高回転時には、高回転用リップ19がアウトサイドケース14に接触することとなり、リテーナ12とクランクシャフト13との環状の隙間が密封されることとなり、簡単な構成で、クランクシャフト13の停止時及び低回転時から高回転時にわたってオイルの漏洩を適正に防止することができる。
また、実施例1のオイルシール11では、高回転用リップ19は、クランクシャフト13の高回転時に遠心力によりシール本体17が変形することでリテーナ12に接触可能であり、停止・低回転用リップ18及び高回転用リップ19は、内部圧力の上昇時によりシール本体17が変形することでリテーナ12への接触状態を維持するようにしている。
従って、エンジンの高回転時には、遠心力により高回転用リップ19がアウトサイドケース14に接触することで、リテーナ12とクランクシャフト13との環状の隙間を密封することができ、エンジンの内部圧力が上昇したときには、その内部圧力により停止・低回転用リップ18及び高回転用リップ19がアウトサイドケース14に接触することで、リテーナ12とクランクシャフト13との環状の隙間の密封状態を維持することができる。
図4は、本発明の実施例2に係るオイルシールの半断面図、図5は、実施例2のオイルシールにおける高回転時の作用を表す半断面図、図6は、実施例2のオイルシールにおける内部圧力上昇時の作用を表す半断面図である。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例2において、図4に示すように、オイルシール31は、リテーナ12と、このリテーナ12により回転自在に支持されたクランクシャフト13との間に設けられた環状の隙間を密封するためのものである。このリテーナ12の内周面にアウトサイドケース34が固定される一方、クランクシャフト13の外周面にインサイドケース35が固定されており、このインサイドケース35にオイルシール31が装着され、アウトサイドケース34に接触することで環状の隙間を密封可能となっている。
アウトサイドケース34は、金属製で円筒形状をなすと共に断面コ字形状であって、基端部側の取付部34aがクランクシャフト13の軸方向に沿って配置され、リテーナ12の内周面に固定されている。そして、この取付部34aから屈曲してクランクシャフト13の中心側に屈曲した鉛直部34bが一体に形成され、この鉛直部34bから屈曲してクランクシャフト13の軸方向に沿って延びる先端部側のシール部34cが一体に形成されている。
一方、インサイドケース35は、金属製で円筒形状をなすと共に断面コ字形状であって、基端部側の取付部35aがクランクシャフト13の軸方向に沿って配置され、このクランクシャフト13の外周面に固定されている。そして、取付部35aから屈曲してクランクシャフト13の中心側とは反対側に延びる鉛直部15bが一体に形成され、この鉛直部15bから屈曲してクランクシャフト13の軸方向に沿って延びる先端部側の規制部(規制部材)15cが一体に形成されている。
オイルシール31は、ゴム製で円筒形状をなすと共に断面I字形状であって、基端部がクランクシャフト13側に固定されるシール本体37と、このシール本体37の先端部に設けられてクランクシャフト13の停止時及び低回転時にリテーナ12に接触して隙間を密封する停止・低回転用リップ38と、シール本体17の先端部に設けられてクランクシャフト13の高回転時にリテーナ12に接触して隙間を密封する高回転用リップ39とを有している。そして、この高回転用リップ39は、クランクシャフト13の高回転時に遠心力によりシール本体37が変形することでリテーナ12に接触可能であり、停止・低回転用リップ38及び高回転用リップ39は、内部圧力の上昇時によりシール本体37が変形することでリテーナ12への接触状態を維持することができる。
即ち、オイルシール31において、シール本体37は、基端部がインサイドケース35の鉛直部35bに固定され、先端部にリップ部40が一体に形成されている。そして、このリップ部40の基端部に断面円形状をなして停止・低回転用リップ38が形成されると共に、先端部に断面先細スカート掲示用をなして高回転用リップ39が形成されている。この場合、リテーナ12に固定されたアウトサイドケース34は、断面コ字形状をなすことから、オイルシール31のリップ部40を取り囲むように配置されており、停止・低回転用リップ38及び高回転用リップ39がこのアウトサイドケース34のシール部34cに接触可能となっている。
また、オイルシール31のリップ部40には、外周部にスプリング41が装着されており、このスプリング41の付勢力により、リップ部40、つまり、停止・低回転用リップ38及び高回転用リップ39がアウトサイドケース34のシール部34cに接触する方向に付勢支持されている。
また、インサイドケース35の取付部35aには、ダストカバー42の基端部が固定されており、このダストカバー42の先端部がアウトサイドケース34の鉛直部34bに接触しており、エンジン外部からエンジン内部への異物の侵入を防止している。
ここで、本実施例のオイルシール31の作用について説明する。
エンジンの停止・低回転時は、図4に示すように、オイルシール31は、大きな遠心力やエンジン内部圧力を受けないことから、スプリング41の付勢力により停止・低回転用リップ38及び高回転用リップ39がアウトサイドケース34のシール部34cに接触することとなり、リテーナ12(アウトサイドケース34)とクランクシャフト13(インサイドケース35)との環状の隙間が密封される。
一方、エンジンの高回転時は、図5に示すように、オイルシール31は、大きな遠心力Aを受けることから、この遠心力Aによりシール本体37がクランクシャフト13から離れる方向に変形することで、停止・低回転用リップ38がアウトサイドケース34のシール部34cから離間するが、高回転用リップ39はアウトサイドケース34のシール部34cに接触した状態が維持されることとなる。即ち、遠心力Aによりシール本体37が変形しても、このシール本体37は、インサイドケース35の規制部35cに接触することで、所定以上の変形が規制され、高回転用リップ39はシール部34cに接触した状態が維持されることとなり、リテーナ12(アウトサイドケース14)とクランクシャフト13(インサイドケース15)との環状の隙間が密封される。このとき、シール本体37が所定量だけ変形することで、高回転用リップ39によるアウトサイドケース34のシール部34cへの押圧力が低くなり、フリクションが低減され、エンジンの高回転時におけるオイルシール31の摩耗が抑制される。
また、エンジン内部の圧力が高くなったときは、図6に示すように、オイルシール31は、エンジン内部圧力Bを受けることから、この内部圧力Bによりシール本体37及びリップ部40がクランクシャフト13に接近する方向に変形することで、停止・低回転用リップ38及び高回転用リップ39がアウトサイドケース34のシール部34cに接触することとなり、リテーナ12(アウトサイドケース14)とクランクシャフト13(インサイドケース15)との環状の隙間が密封される。
このように実施例2のオイルシール31にあっては、リテーナ12とクランクシャフト13との間に配設されて環状の隙間を密封可能に構成し、基端部がクランクシャフト13側に固定されるシール本体37と、このシール本体37の先端部に設けられてクランクシャフト13の停止時及び低回転時にリテーナ12に接触して隙間を密封する停止・低回転用リップ38と、シール本体37の先端部に設けられてクランクシャフト13の高回転時にリテーナ12に接触して隙間を密封する高回転用リップ39とを設けている。
従って、エンジンの停止時や低回転時には、停止・低回転用リップ38及び高回転用リップ39がアウトサイドケース34に接触することとなり、リテーナ12とクランクシャフト13との環状の隙間が密封され、エンジンの高回転時には、高回転用リップ39がアウトサイドケース34に接触することとなり、リテーナ12とクランクシャフト13との環状の隙間が密封されることとなり、簡単な構成で、クランクシャフト13の停止時及び低回転時から高回転時にわたってオイルの漏洩を適正に防止することができる。
また、実施例2のオイルシール31では、高回転用リップ39は、クランクシャフト13の高回転時に遠心力によりシール本体37が変形することでリテーナ12に接触可能であり、停止・低回転用リップ38及び高回転用リップ39は、内部圧力の上昇時によりシール本体37が変形することでリテーナ12への接触状態を維持するようにしている。
従って、エンジンの高回転時には、遠心力により高回転用リップ39がアウトサイドケース34に接触することで、リテーナ12とクランクシャフト13との環状の隙間を密封することができ、エンジンの内部圧力が上昇したときには、その内部圧力により停止・低回転用リップ38及び高回転用リップ39がアウトサイドケース34に接触することで、リテーナ12とクランクシャフト13との環状の隙間の密封状態を維持することができる。
また、実施例2のオイルシール31では、シール本体37の基端部にリップ部40を形成し、このリップ部40にアウトサイドケース34のシール部34cに接触可能な停止・低回転用リップ38及び高回転用リップ39を形成している。従って、エンジンの停止時や低回転時には、両方のリップ38,39がアウトサイドケース34に接触し、エンジンの高回転時には、高回転用リップ39のみがアウトサイドケース34に接触することとなり、エンジンの停止時や低回転時における高いシール性を確保することができる一方、エンジンの高回転時におけるフリクションを低減しては耐摩耗性を向上することができる。
この場合、エンジンの高回転時に、シール本体37が変形しても、このシール本体37がインサイドケース35の規制部35cに接触することで、所定以上の変形が規制されるため、高回転用リップ39によるシール部34cへの接触が維持され、且つ、その押圧力が低くなることから、十分なシール性を確保することができると共に、フリクションを低減することができる。
図7は、本発明の実施例3に係るオイルシールの半断面図、図8は、実施例3のオイルシールにおける高回転時の作用を表す半断面図、図9は、実施例3のオイルシールにおける内部圧力上昇時の作用を表す半断面図、図10は、実施例3のオイルシールにおけるエンジン回転数に対するフリクショントルクを表すグラフである。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例3において、図7に示すように、オイルシール51は、リテーナ12と、このリテーナ12により回転自在に支持されたクランクシャフト13との間に設けられた環状の隙間を密封するためのものである。このリテーナ12の内周面にアウトサイドケース54が固定される一方、クランクシャフト13の外周面にインサイドケース55が固定されており、このインサイドケース55にオイルシール51が装着され、アウトサイドケース54に接触することで環状の隙間を密封可能となっている。
アウトサイドケース54は、金属製で円筒形状をなすと共に断面コ字形状であって、基端部側の取付部54aがクランクシャフト13の軸方向に沿って配置され、リテーナ12の内周面に固定されている。そして、この取付部54aから屈曲してクランクシャフト13の中心側に屈曲した鉛直部54bが一体に形成され、この鉛直部54bから屈曲してクランクシャフト13の軸方向に沿って延びる先端部側のシール部54cが一体に形成されている。
一方、インサイドケース55は、金属製で円筒形状をなすと共に断面L字形状であって、基端部側の取付部55aがクランクシャフト13の軸方向に沿って配置され、このクランクシャフト13の外周面に固定されている。そして、取付部55aから屈曲してクランクシャフト13の中心側とは反対側に延びる鉛直部55bが一体に形成されている。
オイルシール51は、ゴム製で円筒形状をなすと共に断面Y字形状であって、基端部がクランクシャフト13側に固定されるシール本体57と、このシール本体57の先端部に設けられてクランクシャフト13の停止時及び低回転時にリテーナ12に接触して隙間を密封する停止・低回転用リップ58と、シール本体57の先端部に設けられてクランクシャフト13の高回転時にリテーナ12に接触して隙間を密封する高回転用リップ59とを有している。そして、この高回転用リップ59は、クランクシャフト13の高回転時に遠心力によりシール本体57が変形することでリテーナ12に接触可能であり、停止・低回転用リップ58は、内部圧力の上昇時によりシール本体57が変形することでリテーナ12への接触状態を維持することができる。
即ち、オイルシール51において、シール本体57は、基端部がインサイドケース55の鉛直部55bに固定され、先端部に断面V字形状をなすリップ部60が一体に形成されている。即ち、このリップ部60は二又形状をなし、一方に停止・低回転用リップ58が形成され、他方に高回転用リップ59が形成されている。この場合、リテーナ12に固定されたアウトサイドケース54は、断面コ字形状をなすことから、オイルシール51のリップ部60を取り囲むように配置されており、停止・低回転用リップ58がこのアウトサイドケース54のシール部54cに接触可能であり、高回転用リップ59がアウトサイドケース54の取付部54aに接触可能となっている。
また、インサイドケース55の取付部55aには、ダストカバー62の基端部が固定されており、このダストカバー62の先端部がアウトサイドケース54の鉛直部54bに接触しており、エンジン外部からエンジン内部への異物の侵入を防止している。
ここで、本実施例のオイルシール11の作用について説明する。
エンジンの停止・低回転時は、図7に示すように、オイルシール51は、大きな遠心力やエンジン内部圧力を受けないことから、自身の弾性力により停止・低回転用リップ58がアウトサイドケース54のシール部54cに接触すると共に、高回転用リップ59がアウトサイドケース54の取付部54aに接触することとなり、リテーナ12(アウトサイドケース54)とクランクシャフト13(インサイドケース55)との環状の隙間が密封される。
一方、エンジンの高回転時は、図8に示すように、オイルシール51は、大きな遠心力Aを受けることから、この遠心力Aによりシール本体57がクランクシャフト13から離れる方向に変形することで、停止・低回転用リップ58がアウトサイドケース54のシール部54cから離間する一方、高回転用リップ59がアウトサイドケース54の取付部54aに接触することとなり、リテーナ12(アウトサイドケース54)とクランクシャフト13(インサイドケース55)との環状の隙間が密封される。
また、エンジン内部の圧力が高くなったときは、図9に示すように、オイルシール51は、エンジン内部圧力Bを受けることから、この内部圧力Bによりシール本体57がクランクシャフト13に接近する方向に変形することで、停止・低回転用リップ58がアウトサイドケース54のシール部54cに接触する一方、高回転用リップ59がアウトサイドケース54の取付部54aから離間することとなり、リテーナ12(アウトサイドケース54)とクランクシャフト13(インサイドケース55)との環状の隙間が密封される。
この場合、図10に示すように、オイルシール51は、エンジンの停止・低回転時、停止・低回転用リップ58の押圧力(フリクショントルク)aと高回転用リップ59の押圧力(フリクショントルク)bが作用することから、全体の押圧力(フリクショントルク)cとなる。そして、エンジン回転数の上昇に伴って低回転時、停止・低回転用リップ58の押圧力(フリクショントルク)aが低下する一方、高回転用リップ59の押圧力(フリクショントルク)bが高くなることから、全体の押圧力(フリクショントルク)cは、低下した後に再び上昇することとなり、エンジン回転数に応じて適正なフリクショントルクが確保される。
このように実施例3のオイルシール51にあっては、リテーナ12とクランクシャフト13との間に配設されて環状の隙間を密封可能に構成し、基端部がクランクシャフト13側に固定されるシール本体57と、このシール本体57の先端部に設けられてクランクシャフト13の停止時及び低回転時にリテーナ12に接触して隙間を密封する停止・低回転用リップ58と、シール本体57の先端部に設けられてクランクシャフト13の高回転時にリテーナ12に接触して隙間を密封する高回転用リップ59とを設けている。
従って、エンジンの停止時や低回転時には、停止・低回転用リップ58がアウトサイドケース54に接触することとなり、リテーナ12とクランクシャフト13との環状の隙間が密封され、エンジンの高回転時には、高回転用リップ59がアウトサイドケース54に接触することとなり、リテーナ12とクランクシャフト13との環状の隙間が密封されることとなり、簡単な構成で、クランクシャフト13の停止時及び低回転時から高回転時にわたってオイルの漏洩を適正に防止することができる。
また、実施例3のオイルシール51では、高回転用リップ59は、クランクシャフト13の高回転時に遠心力によりシール本体57が変形することでリテーナ12に接触可能であり、停止・低回転用リップ58は、内部圧力の上昇時によりシール本体57が変形することでリテーナ12への接触状態を維持するようにしている。
従って、エンジンの高回転時には、遠心力により高回転用リップ59がアウトサイドケース54に接触することで、リテーナ12とクランクシャフト13との環状の隙間を密封することができ、エンジンの内部圧力が上昇したときには、その内部圧力により停止・低回転用リップ58がアウトサイドケース54に接触することで、リテーナ12とクランクシャフト13との環状の隙間の密封状態を維持することができる。
また、実施例3のオイルシール51では、シール本体57の先端部を二又形状とし、一方に停止・低回転用リップ58を形成し、他方に高回転用リップ59を形成している。従って、簡単な構成で2つのリップ58,59を構成し、この各リップ58,59によりクランクシャフト13の停止時及び低回転時から高回転時にわたってオイルの漏洩を防止することができ、構造の簡素化及び低コスト化を可能とすることができる。
なお、上述の各実施例では、本発明のオイルシールを、互いに回転自在に組み付けられたリテーナ(エンジン本体)12とクランクシャフト13の間の隙間を密封するオイルシール11,31,51として説明したが、この分野に限定されるものではなく、互いに相対回転自在に組み付けられた静止部と回転体との間に設けられた環状の隙間を密封するものであれば、いずれの分野のオイルシールにも適用することができる。
以上のように、本発明に係るオイルシールは、回転体の停止時及び低回転時から高回転時にわたってオイルの漏洩を防止可能とするものであり、内燃機関に拘らず、互いに相対回転自在または軸方向に相対移動自在に組み付けられた静止部と回転体との間に設けられるようなオイルシールとして有用である。
本発明の実施例1に係るオイルシールの半断面図である。 実施例1のオイルシールにおける高回転時の作用を表す半断面図である。 実施例1のオイルシールにおける内部圧力上昇時の作用を表す半断面図である。 本発明の実施例2に係るオイルシールの半断面図である。 実施例2のオイルシールにおける高回転時の作用を表す半断面図である。 実施例2のオイルシールにおける内部圧力上昇時の作用を表す半断面図である。 本発明の実施例3に係るオイルシールの半断面図である。 実施例3のオイルシールにおける高回転時の作用を表す半断面図である。 実施例3のオイルシールにおける内部圧力上昇時の作用を表す半断面図である。 実施例3のオイルシールにおけるエンジン回転数に対するフリクショントルクを表すグラフである。
符号の説明
11,31,51 オイルシール
12 リテーナ(静止部)
13 クランクシャフト(回転体)
14,34,54 アウトサイドケース
15,35,55 インサイドケース
16 サブケース
17,37,57 シール本体
18,38 ,58停止・低回転用リップ
19,39 ,59高回転用リップ
20,40 ,60リップ部
21,41 スプリング
22,42,62 ダストカバー

Claims (4)

  1. 静止部と回転体との間に配設されて環状の隙間を密封するオイルシールにおいて、基端部が前記回転体に固定されるシール本体と、該シール本体の先端部に設けられて前記回転体の停止時及び低回転時に前記静止部に接触して隙間を密封する停止・低回転用リップと、前記シール本体の先端部に設けられて前記回転体の高回転時に前記静止部に接触して隙間を密封する高回転用リップとを具え
    前記回転体にインサイドケースが固定され、該インサイドケースに前記シール本体の基端部が固定され、該シール本体の先端部に断面L字形状をなすリップ部が一体に形成される一方、前記静止部に前記リップ部を取り囲む断面コ字形状のアウトサイドケースが固定され、前記リップ部の基端部が前記停止・低回転用リップとして前記アウトサイドケースの先端部に接触可能であり、前記リップ部の先端部が前記高回転用リップとして前記アウトサイドケースの基端部に接触可能であることを特徴とするオイルシール。
  2. 請求項1記載のオイルシールにおいて、前記停止・低回転用リップ及び前記高回転用リップを前記アウトサイドケースに接触する方向に付勢するスプリングが設けられることを特徴とするオイルシール。
  3. 請求項1または2記載のオイルシールにおいて、前記高回転用リップは、前記回転体の高回転時に遠心力により前記シール本体が変形することで前記静止部に接触することを特徴とするオイルシール。
  4. 請求項1または2記載のオイルシールにおいて、前記停止・低回転用リップは、内部圧力の上昇時により前記シール本体が変形することで前記静止部への接触状態が維持されることを特徴とするオイルシール。
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