JP6043304B2 - 低トルクラジアル軸封止組立体 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本願は、2011年3月17日に提出され、その開示全体が引用によりこの明細書中に援用される米国仮出願シリアル番号第61/453,577号の利益を主張する。
発明の背景
1.技術分野
本発明は、一般的に封止組立体に関し、より詳しくは、回転軸封止組立体に関する。
2.関連技術
軸封止は、多くの種類の車両応用によく使用されている。軸封止は、回転軸または摩耗スリーブの運動面に対して信頼性のある封止を確立することによって汚染の侵入と望ましい潤滑剤の流出との両方を防ぐことに加え、軸に対して最小の回転トルクをもたらすことが望ましい。トルクが低くなると、軸の運動面に対して軸封止により生成された引張りが少なくなるため、たとえばクランク軸などのような軸を回すのに必要な寄生馬力が少なくなる。よって、封止の回転トルクが低減されると、車両全体の燃費の向上に役立つ。残念なことに、一般的には、最大の封止または軸との最小の摩擦のいずれかを達成するのに妥協が必要である。さらに、封止リップが容易かつ適切に軸上に設置されることも望ましい。残念なことに、設置時、封止リップは時々誤って反転し、その結果、使用上の問題を引起す。
本発明に従って構成された軸封止は、封止リップが誤って反転する心配がなく、空気側から軸に容易に設置することができ、信頼性のある封止と最小の摩擦との両方を達成する必要性に応えるものである。
発明の概要
軸封止組立体は、封止組立体の中心軸に向かって径方向内側へ自由端部まで延在する環状の脚部を有する環状の金属ケースを含む。脚部は、封止組立体のオイル側と空気側とにそれぞれ面する対向するオイル側面と空気側面とを有する。さらに、エラストマー材料が脚部に接合される。エラストマー材料は、脚部の自由端部に直接隣接する本体を形成し、本体から径方向内側へ延在する環状の主要封止リップをさらに与える。主要封止リップは、径方向外側に面する裏当て面と径方向内側に面する封止面との間に延在する厚さを有する。封止面は、空気側端部から、封止組立体のオイル側に向かって延在するオイル側自由端部までの主要封止リップの全長に沿って延在する。封止面は、軸の運動面に押付けている主要封止リップの長さに沿って中心軸と平行に延在するように構成される。空気側の端部は、第1ヒンジ部を介してエラストマー材料により形成された環状のブリッジ部に取付けられる。ブリッジ部は、第2ヒンジ部を介して本体に動作可能に取付けられる。ブリッジ部は、ブリッジ部の厚さをもって延在する対向する側面を有する。第1ヒンジ部と第2ヒンジ部との各々は、ブリッジ部の厚さより小さい厚さを有する。また、第1ヒンジ部は、主要封止リップの厚さより小さい厚さを有する。
よって、第1および第2ヒンジ部は協働し、主要封止リップの封止面が軸の運動面と適切に封止当接することを保証する。さらに、可撓性のある第1および第2ヒンジ部は、可撓性の低い主要封止リップと組合わせると、厚さが増加し、それによって、主要封止リップが軸の運動面に押付ける負荷の主な供給源を提供することは可能になる。
本発明の別の側面によれば、軸封止組立体は、本体に動作可能に取付けられ、軸の運動面に接触するように構成された自由端まで延在する補助リップを含む。自由端は、主要封止リップとともに、封止組立体のオイル側に面する。主要封止リップと補助封止リップとの両方が封止組立体のオイル側に面しているため、軸との適切な動作関係に組込まれるときに、封止組立体を通して軸を空気側で組立てる作業が容易になり、封止リップが誤って反転する心配がなくなる。
本発明の別の側面によれば、補助リップは、本体に直接隣接した対向する側面の間に延在する厚さを有し、補助リップは、補助リップの厚さより小さい厚さを有する補助ヒンジ部を介して本体に動作可能に取付けられる。よって、補助ヒンジ部は、補助リップと軸の運動面との間に生じた回転摩擦の最小化を容易にする。
本発明の別の側面によれば、封止組立体はさらに、補助リップから延在する第2補助リップを含む。第2補助リップは、軸封止組立体の空気側に向かって自由端部まで延在する。第2補助リップは、封止組立体のオイル側に侵入する汚染をさらに抑える。
本発明の別の側面によれば、第2補助リップは、軸の運動面に当接するように構成される。よって、補助リップと第2補助リップとの間に密閉された環状のポケットが形成され、流体潤滑膜の形成を容易にし、封止組立体の空気側への潤滑剤の流出をさらに抑える。
本発明の上記および他の側面、特徴および利点は、以下の現時点で好ましい実施形態および最良実施形態の詳細な説明、特許請求の範囲および添付図面に関連して考えればより簡単に理解できるようになるであろう。
本発明の一側面に従って構成され、設置されていない状態の軸封止組立体を示す断面図である。 図1の軸封止組立体の設置されていない状態を破線で、軸に設置された状態を実線で示す図である。 本発明の別の側面に従って構成され、設置されていない状態の軸封止組立体を示す断面図である。 図2の軸封止組立体が軸に設置された状態を示す図である。 本発明の別の側面に従って構成され、設置されていない状態の軸封止組立体を示す断面図である。 図3の軸封止組立体が軸に設置された状態を示す図である。 本発明の別の側面に従って構成され、設置されていない状態の軸封止組立体を示す断面図である。 図4の軸封止組立体が軸に設置された状態を示す図である。 本発明の別の側面に従って構成され、設置されていない状態の軸封止組立体を示す断面図である。 図5の軸封止組立体が軸に設置された状態を示す図である。 本発明の別の側面に従って構成され、設置されていない状態の軸封止組立体を示す断面図である。 図6の軸封止組立体が軸に設置された状態を示す図である。 本発明の別の側面に従って構成され、設置されていない状態の軸封止組立体を示す断面図である。 図7の軸封止組立体が軸に設置された状態を示す図である。
現在の好ましい実施形態の詳細な説明
図面をより詳細に参照すれば、本発明の一側面に従って構成された回転ラジアル軸封止組立体は、図1(設置されていない)および図1A(設置された)に示されている。以下、回転ラジアル軸封止組立体を組立体10と称する。組立体10は、ケース12とも呼ばれる環状の外側金属シェルを含む。限定することなく、例として示されたケース12は、概ねL字状であって、組立体10の中心軸16(図1A)の周りに周方向に延在する環状の円筒形または実質的に円筒形の外壁14と、平面に沿って壁14から中心軸16に向かって径方向内側へ自由端部20まで延在する環状の脚部18とを有する。脚部18は、封止組立体の空気側Aとオイル側Oとにそれぞれ面する対向する空気側面19とオイル側面21とを有している。ケース12の形状は、図示の形状に限定されず、任意の適切な形状は、特許請求の範囲内に含まれることが意図されていることを認識すべきである。組立体10はさらに、脚部18に接合されたエラストマー材料22を含む。エラストマー材料22は、たとえば低コストゴムであって、自由端部20に直接隣接する本体24を形成する。また、エラストマー材料22は、本体24から径方向内側へ延在する環状の主要封止リップ26を形成する。主要封止リップ26は、空気側で設置作業において、封止組立体10を通した軸28(図1A)の円滑な設置を容易にするように構成されている。設置作業においては、軸28は、封止組立体10の空気側Aから、封止組立体10を通した封止組立体10のオイル側Oに向かって挿入される(一般的に、設置作業は、封止組立体10をハウジング29(図1A)に設置し、その後、封止組立体10を通って軸28を挿入することにより行われる。ただし、封止組立体10は、最初からハウジング29に設置される必要がない)。このような円滑な設置によって、主要封止リップ26は、誤って反転する心配なく、軸28の運動面30と適切に封止当接することができる。
エラストマー材料22は、本体24と主要封止リップ26とを形成する以外に、ケース12の外面32の全体または実質的に全体を覆うように成形することができる。よって、エラストマー材料22の径方向最外部34は、外壁14の外面32を覆うように成形することができる。最外部34の直径は、たとえばライン・ツー・ラインまたは若干干渉のあるプレス嵌めにより、ハウジング29のボア内に受入られる大きさに構成される。また、エラストマー材料22は、脚部18の周りに少なくとも部分的に延在するように成形されることができる。図示では、エラストマー材料22は、脚部18の空気側面19を完全に覆い、かつ、脚部18のオイル側21を部分的に覆うように延在し、本体24は自由端部20を横切る。したがって、エラストマー材料20は、脚部18の空気側外面19の全体を覆うことができ、それによってケース12を腐食されないように保護する。
主要封止リップ26は、径方向外側に面する裏当て面42と、径方向内側に面する封止面44との間に延在する厚さt1(図1)を有するように成形される。封止面44は、主要封止リップ26の長さLに沿って空気側端部46から封止組立体10のオイル側Oに面するオイル側自由端部48まで延在する。設置時および使用中に、封止面44の全体は、軸運動面30に押付けている主要封止リップの全長Lに沿って中心軸線16に平行に延在するように構成される。図示のように、封止面44は、リブ47とも称される、オイル側自由端部48に直接隣接する環状の、周方向に連続するリップと、リブ47のすぐ近隣から空気側端部46に向かって延在する螺旋状の溝49とを有する。したがって、リブ47は、組立体10のオイル側Oからの潤滑剤の流出を抑えるが、一部の潤滑剤がリブ47を越えて流れた場合に、溝49は、潤滑剤をオイル側Oに向かって送込むように構成される。空気側端部46は、エラストマー材料22から形成された環状のブリッジ部50を介して本体24に動作可能に取付けられる。ブリッジ部50は、第1ヒンジ部52を介して空気側端部46に取付けられ、第2ヒンジ部54を介して本体24に取付けられる。環状のブリッジ部50は、厚さt2(図1)を挟んで延在する対向する両側面56、58を有する。図示では、厚さt2は、ブリッジ部50の全長に亘って一定または実質的に一定である。第1ヒンジ部52と第2ヒンジ部54は、厚さt3とt4(図1)をそれぞれ有する。厚さt3とt4の両者は、ブリッジ部50の厚さt2より小さい。また、第1ヒンジ部52の厚さt3は、主要封止リップ26の厚さt1より小さい。
エラストマー材料22はさらに、環状の補助リップ60を形成するように成形される。補助リップ60は、主要封止リップ26に対して、本体24から組立体10の空気側Aにある自由端部62まで径方向内側へ延在する。補助リップ60は、本体24に直接隣接する両対向側面64、66の間に延在する厚さt5(図1)を有する。補助リップ60は、補助ヒンジ部68を介して本体24に取付けられる。補助ヒンジ部68は、補助リップ60の厚さt5より小さい厚さt6を有する。よって、補助ヒンジ部68は、補助リップ60の主な屈曲ポイントとして機能し、補助リップ60の他の部分よりも先にかつより大きい程度に屈曲する傾向がある。補助リップ60は、自由端部62が主要封止リップ26に面する(向ける)状態になり、よって組立体10のオイル側Oに面する(向いている)状態になることにより、軸に当接するように構成される。オイル側Oと空気側Aとの間に圧力勾配を等しく維持することを容易にするために、補助封止リップ60は、自由端部62の内部に延在する、通気孔70とも呼ばれる1つ以上の切込みを有してもよい。
図1Aに示すように、封止組立体10を通して軸28を組立てる際に、主要封止リップ26および補助封止リップ60のそれぞれの自由端部48および62の両方が組立体10のオイル側Oに面した状態で、ブリッジ部50および補助封止リップ60が互いに平行または実質的に平行に延在する。図1に示すように、設置されていない状態では、補助リップ60の自由端部62は、概ね空気側Aに向かって傾斜するが、組立体を通して軸28を組立てる際に、補助リップ60は、軸28からの付勢によって、主に補助ヒンジ部68でオイル側Oに向かって軸方向に屈曲され、設置された状態になる(図1A)。補助リップ60は、使用時に空気側Aに向かって逆に折曲げられるのを防ぐのに十分な長さを有し、かつ、1つまたは複数の通気口70は、補助リップ60が空気側Aに向かって誤って移動することをさらに防止する。
図2および図2Aは、本発明の別の側面に従って構成された軸封止組立体110を示している。図において、上記と類似する特徴は、係数100を足した同一の参照番号により示される。組立体110は、前述した組立体10と同様であるため、顕著な違いのみを説明する。
前述した封止組立体10と同様に、封止組立体110は、本体124と、主要封止リップ126と、補助封止リップ160とを含み、さらに、本体124から垂れ下がるネック領域72を含む。主要および補助封止リップ126、160は、ネック領域72から延在する。よって、図1および図1Aに示された実施形態と異なり、補助封止リップ160は、本体124の端面73から組立体110のオイル側Oに向かって軸方向内側へ延在するように構成されている。したがって、端面73がハウジングに当接する応用において、補助封止リップ160は、ハウジングから軸方向に離れるように維持されているので、干渉する心配はない。その他の点では、封止110は、関連するヒンジ部および封止リップ厚さt1〜t6を含む、前述した特徴を備える。
図3および図3Aは、本発明の別の側面に従って構成された軸封止組立体210を示している。図において、上記と類似する特徴は、係数200を足した同一の参照番号により示される。組立体210は、前述した組立体10と同様であるため、顕著な違いのみを説明する。
封止組立体210は、前述した封止組立体10と同様である。ただし、前述した補助リップ260に加えて、補助リップ260の両側面264、266のうち一側面、図示では組立体210の空気側Aに面する側面264から延在する第2補助リップ74を含む。第2補助リップ74は、組立体210の空気側Aに向かって自由端部76まで延在する。図示では、第2補助リップ74は、補助リップ260から空気側Aに向かって外側へ分岐する。組立時に、第2補助リップ74の自由端部76は、軸228と密封当接するように下方へロールするように構成され、よって、補助リップ260と第2補助リップ74との間に環状の密封チャネルを構築する。補助リップ260と第2補助リップ74とは各々、少なくとも1つの切込みを有する。この切込みは、通気孔270(図3)とも呼ばれ、自由端部262、76の内部に延在し、オイル側Oと空気側Aとの間に圧力勾配が蓄積しないように、対応の補助リップ260および第2リップ74を減圧または通気する。その他の点では、封止組立体210は、関連するヒンジ部および封止リップ厚さt1〜t6を含む、前述したものと同様である。
図4および図4Aは、本発明の別の態様に従って構成された軸封止組立体310を示している。図において、上記と類似する特徴は、係数300を足した同一の参照番号により示される。組立体310は、前述した組立体210と同様であるため、顕著な違いのみを説明する。
前述した封止組立体210と同様に、封止組立体310は、本体324と、主要封止リップ326と、補助封止リップ360と、第2補助封止リップ374とを含み、さらに、本体324から垂れ下がるネック領域372を含む。主要および補助封止リップ326、360は、ネック領域372から直接延在する。よって、軸328上における封止組立体310の組立てが完了すると、図3および図3Aに示された実施形態と異なり、補助封止リップ360および第2補助封止リップ374は、本体324の端面373から組立体310のオイル側Oに向かって軸方向内側へ延在するように構成されている。したがって、封止組立体110と同様、補助封止リップ360および第2補助封止リップ374は、ハウジングから軸方向に離れるように維持されているので、干渉する心配はない。その他の点では、封止310は、関連するヒンジ部および封止リップ厚さt1〜t6を含む、前述した特徴を備える。
図5および図5Aは、本発明の別の態様に従って構成された軸封止組立体410を示している。図において、上記と類似する特徴は、係数400を足した同一の参照番号により示される。組立体410は、前述した組立体10と同様であるため、顕著な違いのみを説明する。
封止組立体410は、前述した封止組立体10と本質的に同様である。ただし、ブリッジ部450は、本体424に直接取付けられる代わりに、第2ヒンジ部454を介して補助リップ460に直接取付けられる。設置されていない状態において、ブリッジ部450と補助リップ460とは、互いに分岐することにより、それらの間に概ね環状のV字形チャネル78を形成する(図5)。その後、組立体410を通して軸428を設置するときに、V字形チャネル78は、大幅に狭くなり(図5A)、ブリッジ部450と補助リップ460とが互いに平行または実質的に平行にされる。その他の点では、封止410は、関連するヒンジ部および封止リップ厚さt1〜t6を含む、前述した特徴を備える。
図6および図6Aは、本発明の別の態様に従って構成された軸封止組立体510を示している。図において、上記と類似する特徴は、係数500を足した同一の参照番号により示される。組立体510は、前述した組立体410と同様であるため、顕著な違いのみを説明する。
前述した封止組立体410と同様に、封止組立体510は、本体524と、主要封止リップ526と、補助封止リップ560とを含み、さらに、本体524から垂れ下がるネック領域572を含む。主要および補助封止リップ526、560は、ネック領域572から延在する。よって、軸528上における封止組立体510の組立てが完了すると、図5および図5Aに示された実施形態と異なり、補助封止リップ560は、本体524の端面573から組立体510のオイル側Oに向かって軸方向内側へ延在するように構成されている。したがって、封止組立体110および310と同様、補助封止リップ560は、ハウジングから軸方向に離れるように維持されているので、干渉する心配はない。その他の点では、封止510は、関連するヒンジ部および封止リップ厚さt1〜t6を含む、前述した特徴を備える。
図7および図7Aは、本発明の別の側面に従って構成された軸封止組立体610を示している。図において、上記と類似する特徴は、係数600を足した同一の参照番号により示される。組立体610は、前述した組立体10と同様であるため、顕著な違いのみを説明する。
封止組立体610は、前述した封止組立体10と同様である。ただし、補助リップ660は、組立体610を通して軸628を挿入するときに、軸628と当接するように延在し、組立体610のオイル側Oに向かって延在するように構成されるのではなく、補助リップ660の長さは、軸628と回転接触しないように短くされている。よって、組立体610を通して軸628を挿入するときに、補助リップ660の自由端部662は、軸628から軸方向に離れるように維持される。したがって、補助リップ660は、本体624からオイル側Oに向かって自由端部662まで径方向内側へ収束する。このとき、自由端部662は、組立時に組立体の空気側Aに面するように維持され、よって、組立体610を通して軸628を挿入するときに、ヒンジ部でオイル側Oに向かって折曲がらない。したがって、補助リップ660は、汚染がオイル側Oに侵入しないように防止する非接触型の隔離装置として機能する。
上記の教示を考慮すると、本発明に多くの修正および変更ができることは明らかである。したがって、理解すべきことは、最終的に許可された請求の範囲に属する本発明は、詳細説明以外の方法で実施することが可能であることである。

Claims (10)

  1. 軸封止組立体であって、
    前記封止組立体の中心軸に向かって径方向内側へ自由端部まで延在する環状の脚部を有する環状の金属ケースを含み、
    前記脚部は、前記封止組立体のオイル側と空気側とにそれぞれ面する対向するオイル側面と空気側面とを有し、
    前記脚部に接合されたエラストマー材料を含み、
    前記エラストマー材料は、前記脚部の前記自由端部に隣接する本体と、前記本体から径方向内側へ延在する環状の主要封止リップとを形成し、
    前記主要封止リップは、径方向外側に面する裏当て面と径方向内側に面する封止面との間に延在する厚さを有し、
    前記封止面は、空気側端部からオイル側自由端部までの前記主要封止リップの長さに沿って延在し、かつ、軸の運動面に押付けている前記長さに沿って前記中心軸と平行に延在するように構成され、
    前記空気側端部は、第1ヒンジ部を介して前記エラストマー材料により形成された環状のブリッジ部に取付けられ、
    前記ブリッジ部は、第2ヒンジ部を介して前記本体に動作可能に取付けられ、前記ブリッジ部は、前記ブリッジ部の厚さを挟んで延在する対向する側面を有し、
    前記第1ヒンジ部と前記第2ヒンジ部との各々は、前記ブリッジ部の前記厚さより小さい厚さを有し、
    前記第1ヒンジ部は、前記主要封止リップの前記厚さより小さい厚さを有し、軸封止組立体はさらに、
    前記主要封止リップに対して、前記本体から空気側の自由端部まで径方向内側へ延在する補助リップをさらに含み、
    前記補助リップは、前記本体に直接隣接する対向側面の間に延在する厚さを有し、
    前記補助リップは、補助ヒンジ部を介して前記本体に取付けられ、
    前記補助ヒンジ部は、前記補助リップの前記厚さより小さい厚さを有し、
    前記エラストマー材料は、単一の前記補助リップを形成する、軸封止組立体。
  2. 前記補助リップは、前記補助リップの前記自由端部が前記主要封止リップに面するとともに、前記軸に当接するように構成される、請求項1に記載の軸封止組立体。
  3. 前記補助リップは、前記補助リップの前記自由端部内に延在し、前記補助リップに通気孔を形成する切込みを少なくとも1つ有する、請求項2に記載の軸封止組立体。
  4. 前記補助リップは、前記本体に直接隣接する対向側面の間に延在する厚さを有し、
    前記補助リップは、補助ヒンジ部を介して前記本体に取付けられ、
    前記補助ヒンジ部は、前記補助リップの前記厚さより小さい厚さを有する、請求項2に記載の軸封止組立体。
  5. 前記補助リップは、対向側面を有し、
    前記軸封止組立体はさらに、前記補助リップの前記側面のうち1つの側面から直接延在する第2補助リップを含む、請求項2に記載の軸封止組立体。
  6. 前記第2補助リップは、前記軸封止組立体の前記空気側に向かって自由端部まで延在する、請求項5に記載の軸封止組立体。
  7. 前記第2補助リップは、前記軸に当接するように構成される、請求項6に記載の軸封止組立体。
  8. 前記補助リップと前記第2補助リップとの各々は、それぞれの自由端部内に延在し前記補助リップと前記第2補助リップとの間の環状のチャネルを通気させる切込みを少なくとも1つ有する、請求項7に記載の軸封止組立体。
  9. 前記ブリッジ部は、前記第2ヒンジ部を介して前記本体に直接取付けられる、請求項1に記載の軸封止組立体。
  10. 前記ブリッジ部は、前記第2ヒンジ部を介して前記補助リップに直接取付けられる、請求項1に記載の軸封止組立体。
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