JPH0979274A - オイルシ−ル装置 - Google Patents
オイルシ−ル装置Info
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- JPH0979274A JPH0979274A JP25935295A JP25935295A JPH0979274A JP H0979274 A JPH0979274 A JP H0979274A JP 25935295 A JP25935295 A JP 25935295A JP 25935295 A JP25935295 A JP 25935295A JP H0979274 A JPH0979274 A JP H0979274A
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- Japan
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- oil seal
- shaft
- heat
- inner ring
- seal device
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/7816—Details of the sealing or parts thereof, e.g. geometry, material
- F16C33/782—Details of the sealing or parts thereof, e.g. geometry, material of the sealing region
- F16C33/7826—Details of the sealing or parts thereof, e.g. geometry, material of the sealing region of the opposing surface cooperating with the seal, e.g. a shoulder surface of a bearing ring
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/7869—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted with a cylindrical portion to the inner surface of the outer race and having a radial portion extending inward
- F16C33/7873—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted with a cylindrical portion to the inner surface of the outer race and having a radial portion extending inward with a single sealing ring of generally L-shaped cross-section
- F16C33/7876—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted with a cylindrical portion to the inner surface of the outer race and having a radial portion extending inward with a single sealing ring of generally L-shaped cross-section with sealing lips
Abstract
(57)【要約】
【課題】 オイルシ−ルのリップ部の耐摩耗性を大幅に
改善し、また、オイルシ−ルリップ部の締代も大きくす
ることが可能で且つ軸や内輪表面の加工精度も考慮する
必要のないオイルシ−ル装置を提供する。 【解決手段】 オイルシ−ル1の外周側を固定部材4に
嵌合固定し、該オイルシ−ルの内周側に設けたリップ部
を、軸や内輪等の回転部材5の外周表面に嵌着した熱収
縮性チュ−ブ6の滑らかな表面に一定の締代で摺接させ
るように構成する。前記熱収縮性チュ−ブ6としては、
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)またはリップ
部の摺接する面にPTFEコ−ティングしたポリエチレ
ンテレフタレ−ト(PET)やナイロン等のチュ−ブを
用いる。
改善し、また、オイルシ−ルリップ部の締代も大きくす
ることが可能で且つ軸や内輪表面の加工精度も考慮する
必要のないオイルシ−ル装置を提供する。 【解決手段】 オイルシ−ル1の外周側を固定部材4に
嵌合固定し、該オイルシ−ルの内周側に設けたリップ部
を、軸や内輪等の回転部材5の外周表面に嵌着した熱収
縮性チュ−ブ6の滑らかな表面に一定の締代で摺接させ
るように構成する。前記熱収縮性チュ−ブ6としては、
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)またはリップ
部の摺接する面にPTFEコ−ティングしたポリエチレ
ンテレフタレ−ト(PET)やナイロン等のチュ−ブを
用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、玉やころ等の転
動体を配置した軸受内部への防水や防塵或いは潤滑剤漏
れ等を防止するためのオイルシ−ル装置に関する。
動体を配置した軸受内部への防水や防塵或いは潤滑剤漏
れ等を防止するためのオイルシ−ル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】外輪と内輪との間に玉やころ等の転動体
を配置する軸受は、使用箇所によっては粉塵や泥水のか
かる位置に組み込まれるため内部へ塵埃や泥水が侵入す
るのを防止したり、内部の潤滑剤が漏洩するのを防止す
る必要上オイルシ−ルが使用される。このようなオイル
シ−ルは、例えば図3に示すように、芯金13にゴムや
エラストマ−等の弾性材12を焼付固着させたオイルシ
−ル11の外周側を外輪14に固定し、内周側のリップ
部12aを回転軸(又は内輪)15に摺動させるように
してある。或いは、図4に示すように、芯金13にゴム
やエラストマ−等の弾性材12を固着したオイルシ−ル
11の外周側を外輪14に固定し、内周側を二股とした
リップ部12a、12bを回転軸(又は内輪)15に摺
動させるようにしてある。
を配置する軸受は、使用箇所によっては粉塵や泥水のか
かる位置に組み込まれるため内部へ塵埃や泥水が侵入す
るのを防止したり、内部の潤滑剤が漏洩するのを防止す
る必要上オイルシ−ルが使用される。このようなオイル
シ−ルは、例えば図3に示すように、芯金13にゴムや
エラストマ−等の弾性材12を焼付固着させたオイルシ
−ル11の外周側を外輪14に固定し、内周側のリップ
部12aを回転軸(又は内輪)15に摺動させるように
してある。或いは、図4に示すように、芯金13にゴム
やエラストマ−等の弾性材12を固着したオイルシ−ル
11の外周側を外輪14に固定し、内周側を二股とした
リップ部12a、12bを回転軸(又は内輪)15に摺
動させるようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記するように、従来
のオンルシ−ルは、ゴムやエラストマ−等の弾性体を使
用し、軸(内輪或いは外輪)の回転運動時のグリ−スや
油分の漏洩を防止したり泥水等の侵入を防止している。
オイルシ−ルがその性能を発揮するためには、摺動部と
なるリップ部12a、12bに耐摩耗性があること、オ
イルシ−ルのリップ部が接する相手(軸や内輪や外輪)
側表面が滑らかであること、オイルシ−ルリップ部に適
正な締代をとること、等が必要である。そのため軸等の
表面を滑らかに加工したり、リップ部にはテフロンを用
いたりすることが行われていた。しかしながら、オイル
シ−ルはゴムや合成樹脂等の弾性材でありシ−ルリップ
部の締代はあまりタイトに出来ず、また、軸等の表面は
常に高精度加工するとは限らず耐磨耗性にも限度があ
る。
のオンルシ−ルは、ゴムやエラストマ−等の弾性体を使
用し、軸(内輪或いは外輪)の回転運動時のグリ−スや
油分の漏洩を防止したり泥水等の侵入を防止している。
オイルシ−ルがその性能を発揮するためには、摺動部と
なるリップ部12a、12bに耐摩耗性があること、オ
イルシ−ルのリップ部が接する相手(軸や内輪や外輪)
側表面が滑らかであること、オイルシ−ルリップ部に適
正な締代をとること、等が必要である。そのため軸等の
表面を滑らかに加工したり、リップ部にはテフロンを用
いたりすることが行われていた。しかしながら、オイル
シ−ルはゴムや合成樹脂等の弾性材でありシ−ルリップ
部の締代はあまりタイトに出来ず、また、軸等の表面は
常に高精度加工するとは限らず耐磨耗性にも限度があ
る。
【0004】この発明は上記する課題に着目してなされ
たものであり、オイルシ−ルのリップ部の耐摩耗性を大
幅に改善し、また、オイルシ−ルリップ部の締代も大き
くすることが可能で且つ軸や内輪表面の加工精度も考慮
する必要のないオイルシ−ル装置を提供することを目的
とする。
たものであり、オイルシ−ルのリップ部の耐摩耗性を大
幅に改善し、また、オイルシ−ルリップ部の締代も大き
くすることが可能で且つ軸や内輪表面の加工精度も考慮
する必要のないオイルシ−ル装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は上記す
る課題を解決するために、オイルシ−ル装置が、オイ
ルシ−ルの外周側を軸受外輪等の部材に嵌合固定し、該
オイルシ−ルの内周側に設けたリップ部を、軸受内輪や
軸等の部材の外周表面に嵌着した熱収縮性チュ−ブの滑
らかな表面に一定の締代で摺接させるように構成して成
ることを特徴とする。また、前記熱収縮性チュ−ブ
が、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)またはリ
ップ部の摺接する面にPTFEコ−ティングしたポリエ
チレンテレフタレ−ト(PET)やナイロン等のチュ−
ブであることを特徴とする。
る課題を解決するために、オイルシ−ル装置が、オイ
ルシ−ルの外周側を軸受外輪等の部材に嵌合固定し、該
オイルシ−ルの内周側に設けたリップ部を、軸受内輪や
軸等の部材の外周表面に嵌着した熱収縮性チュ−ブの滑
らかな表面に一定の締代で摺接させるように構成して成
ることを特徴とする。また、前記熱収縮性チュ−ブ
が、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)またはリ
ップ部の摺接する面にPTFEコ−ティングしたポリエ
チレンテレフタレ−ト(PET)やナイロン等のチュ−
ブであることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的な実施の
形態について図面を参照して説明する。図1は、この発
明のオイルシ−ル装置を備えた軸受部分の一部断面図で
ある。芯金3にゴム等の弾性部材2を焼付固着させたオ
イルシ−ル1の外周部は固定部材である外輪4に設けた
溝4aに嵌め入れ固定してある。該オイルシ−ル1の内
周部には二股のリップ部2a、2bが設けられており、
これらのリップ部2a、2bは軸5の外周表面に嵌着し
た熱収縮性チュ−ブ6の表面に一定の締代で摺動させる
ようにしてある。即ち、このオイルシ−ル装置は、オイ
ルシ−ル1のリップ部2a、2b自身の耐摩耗性を考慮
するのではなく、該リップ部2a、2bが摺動する相手
側の軸5に熱収縮性チュ−ブ6を嵌着し、表面が滑らか
で摺動抵抗の極めて少ない該熱収縮性チュ−ブ6の表面
に摺動させるようにしたものである。
形態について図面を参照して説明する。図1は、この発
明のオイルシ−ル装置を備えた軸受部分の一部断面図で
ある。芯金3にゴム等の弾性部材2を焼付固着させたオ
イルシ−ル1の外周部は固定部材である外輪4に設けた
溝4aに嵌め入れ固定してある。該オイルシ−ル1の内
周部には二股のリップ部2a、2bが設けられており、
これらのリップ部2a、2bは軸5の外周表面に嵌着し
た熱収縮性チュ−ブ6の表面に一定の締代で摺動させる
ようにしてある。即ち、このオイルシ−ル装置は、オイ
ルシ−ル1のリップ部2a、2b自身の耐摩耗性を考慮
するのではなく、該リップ部2a、2bが摺動する相手
側の軸5に熱収縮性チュ−ブ6を嵌着し、表面が滑らか
で摺動抵抗の極めて少ない該熱収縮性チュ−ブ6の表面
に摺動させるようにしたものである。
【0007】前記熱収縮性チュ−ブ6は、100°C〜
150°C程度の熱で収縮し軸5(或いは内輪)に密着
する合成樹脂のチュ−ブを用いる。即ち、該熱収縮性チ
ュ−ブ6としては、潤滑性のよいポリテトラフルオロエ
チレン(PTFE)またはリップ部2a、2bの摺接す
る面にPTFEコ−ティングした熱収縮性樹脂ポリエチ
レンテレフタレ−ト(PET)やナイロン等のチュ−ブ
を用いる。尚、これらのPTFEやPET及びナイロン
等は弾性体でもある。また、前記軸5表面と熱収縮性チ
ュ−ブ6の内径側表面との間には回り止め策(クリ−プ
防止策)として密着させるための加工として、例えば軸
5の表面の周回り数カ所に凹部を形成したり、極めて小
さな突起或いは小さな凹凸面を形成するようにしてもよ
い。即ち、軸5表面を少しざらついた状態として熱収縮
性チュ−ブ6を固着すればよい。
150°C程度の熱で収縮し軸5(或いは内輪)に密着
する合成樹脂のチュ−ブを用いる。即ち、該熱収縮性チ
ュ−ブ6としては、潤滑性のよいポリテトラフルオロエ
チレン(PTFE)またはリップ部2a、2bの摺接す
る面にPTFEコ−ティングした熱収縮性樹脂ポリエチ
レンテレフタレ−ト(PET)やナイロン等のチュ−ブ
を用いる。尚、これらのPTFEやPET及びナイロン
等は弾性体でもある。また、前記軸5表面と熱収縮性チ
ュ−ブ6の内径側表面との間には回り止め策(クリ−プ
防止策)として密着させるための加工として、例えば軸
5の表面の周回り数カ所に凹部を形成したり、極めて小
さな突起或いは小さな凹凸面を形成するようにしてもよ
い。即ち、軸5表面を少しざらついた状態として熱収縮
性チュ−ブ6を固着すればよい。
【0008】図2(A)は、自動車用のハブユニットの
軸方向の断面図、図2(B)は図2(A)の一部拡大図
であって、この発明のオイルシ−ル装置をこのハブユニ
ットに適用した場合の実施例である。このハブユニット
は、車体側にボルト7により固定する外輪兼用のハウジ
ング8と、車輪側の回転軸(図示省略)に固定される内
輪10、10と、これらハウジング8と内輪10、10
との間に配置される玉9と保持器12及び該ハウジング
8と内輪10との間に配置されるオイルシ−ル1等で構
成されるが、内輪10の外表面には熱収縮性チュ−ブ6
が固着されている。
軸方向の断面図、図2(B)は図2(A)の一部拡大図
であって、この発明のオイルシ−ル装置をこのハブユニ
ットに適用した場合の実施例である。このハブユニット
は、車体側にボルト7により固定する外輪兼用のハウジ
ング8と、車輪側の回転軸(図示省略)に固定される内
輪10、10と、これらハウジング8と内輪10、10
との間に配置される玉9と保持器12及び該ハウジング
8と内輪10との間に配置されるオイルシ−ル1等で構
成されるが、内輪10の外表面には熱収縮性チュ−ブ6
が固着されている。
【0009】前記熱収縮性チュ−ブ6を内輪10に嵌め
て熱収縮させ固着するには次のようにする。先ず、熱収
縮性チュ−ブ6の内径は、前記内輪10の外径より1.
03倍程度とする。該熱収縮性チュ−ブ6としては、
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、またはポ
リエチレンテレフタレ−ト(PET)の表面にPTFE
をコ−ティングしたもの、或いはナイロンの表面にP
TFEをコ−ティングしたもの、等を用いる。そしてこ
れらの材料で円筒状に製作した熱収縮性チュ−ブ6を内
輪10に嵌め入れ、(100°C〜150°C)程度に
加熱してから冷却するが、この場合冷却後の熱収縮性チ
ュ−ブ6の厚みtとしては10〜50μm程度が好まし
い。勿論、これ以上の厚みであってもよい。また、熱収
縮性チュ−ブ6の内径側にはクリ−プ防止用として接着
剤(例えばポリウレタン)をコ−ティングしてもよい。
て熱収縮させ固着するには次のようにする。先ず、熱収
縮性チュ−ブ6の内径は、前記内輪10の外径より1.
03倍程度とする。該熱収縮性チュ−ブ6としては、
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、またはポ
リエチレンテレフタレ−ト(PET)の表面にPTFE
をコ−ティングしたもの、或いはナイロンの表面にP
TFEをコ−ティングしたもの、等を用いる。そしてこ
れらの材料で円筒状に製作した熱収縮性チュ−ブ6を内
輪10に嵌め入れ、(100°C〜150°C)程度に
加熱してから冷却するが、この場合冷却後の熱収縮性チ
ュ−ブ6の厚みtとしては10〜50μm程度が好まし
い。勿論、これ以上の厚みであってもよい。また、熱収
縮性チュ−ブ6の内径側にはクリ−プ防止用として接着
剤(例えばポリウレタン)をコ−ティングしてもよい。
【0010】以上のように構成したこのオイルシ−ル装
置では、オイルシ−ル1のリップ部2a、2bは軸5や
内輪10等の回転に伴い熱収縮性チュ−ブ6の表面に滑
らかに摺接するため該リップ部2a、2bの摩耗を大幅
に低下させることができる。尚、このオイルシ−ル装置
は外輪側を回転させる場合でも適用することができるこ
とはいうまでもない。
置では、オイルシ−ル1のリップ部2a、2bは軸5や
内輪10等の回転に伴い熱収縮性チュ−ブ6の表面に滑
らかに摺接するため該リップ部2a、2bの摩耗を大幅
に低下させることができる。尚、このオイルシ−ル装置
は外輪側を回転させる場合でも適用することができるこ
とはいうまでもない。
【0011】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明のオイルシ
−ル装置によれば、熱収縮性チュ−ブによる潤滑性を利
用することにより、従来問題となっていた軸や内輪の回
転に伴うオイルシ−ルのリップ部の摺動部に生じる摩耗
を大幅に減少させることができる。また、熱収縮性チュ
−ブは弾性を有し且つ表面は滑らかであるためオイルシ
−ルのリップ部の締代を増やすことが可能となり、密封
性能も向上させることができる。更に、オイルシ−ルリ
ップの締代を増やすことが可能となれば、回転軸や内輪
が偏心していても追従させることができる。そして熱収
縮性チュ−ブの潤滑性の良さや弾性を利用することによ
りオイルシ−ルリップ部の設計の簡略化を図ることがで
きるだけでなく、軸や内輪等回転体の表面の仕上げ精度
をあまり考慮する必要がないのでハブユニット等軸受を
必要とする回転密封装置のコスト低減を図ることができ
る。
−ル装置によれば、熱収縮性チュ−ブによる潤滑性を利
用することにより、従来問題となっていた軸や内輪の回
転に伴うオイルシ−ルのリップ部の摺動部に生じる摩耗
を大幅に減少させることができる。また、熱収縮性チュ
−ブは弾性を有し且つ表面は滑らかであるためオイルシ
−ルのリップ部の締代を増やすことが可能となり、密封
性能も向上させることができる。更に、オイルシ−ルリ
ップの締代を増やすことが可能となれば、回転軸や内輪
が偏心していても追従させることができる。そして熱収
縮性チュ−ブの潤滑性の良さや弾性を利用することによ
りオイルシ−ルリップ部の設計の簡略化を図ることがで
きるだけでなく、軸や内輪等回転体の表面の仕上げ精度
をあまり考慮する必要がないのでハブユニット等軸受を
必要とする回転密封装置のコスト低減を図ることができ
る。
【図1】この発明のオイルシ−ル装置を備えた軸受部分
の一部断面図である。
の一部断面図である。
【図2】図2(A)は、この発明のオイルシ−ル装置を
適用した自動車用のハブユニットの軸方向の断面図、図
2(B)は図2(A)の一部拡大図である。
適用した自動車用のハブユニットの軸方向の断面図、図
2(B)は図2(A)の一部拡大図である。
【図3】従来のオイルシ−ル装置を備えた軸受部分の一
部断面図である。
部断面図である。
【図4】従来のオイルシ−ル装置を備えた軸受部分の一
部断面図である。
部断面図である。
1 オイルシ−ル 2 弾性部材 2a、2b リップ部 3 芯金 4 外輪 5 軸 6 熱収縮性チュ−ブ 8 ハウジング 10 内輪
Claims (2)
- 【請求項1】 オイルシ−ルの外周側を軸受外輪等の部
材に嵌合固定し、該オイルシ−ルの内周側に設けたリッ
プ部を、軸受内輪や軸等の部材の外周表面に嵌着した熱
収縮性チュ−ブの滑らかな表面に一定の締代で摺接させ
るように構成して成るオイルシ−ル装置。 - 【請求項2】 熱収縮性チュ−ブが、ポリテトラフルオ
ロエチレン(PTFE)またはリップ部の摺接する面に
PTFEコ−ティングしたポリエチレンテレフタレ−ト
(PET)やナイロン等のチュ−ブである請求項第1項
記載のオイルシ−ル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25935295A JPH0979274A (ja) | 1995-09-11 | 1995-09-11 | オイルシ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25935295A JPH0979274A (ja) | 1995-09-11 | 1995-09-11 | オイルシ−ル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0979274A true JPH0979274A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17332924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25935295A Pending JPH0979274A (ja) | 1995-09-11 | 1995-09-11 | オイルシ−ル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0979274A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001023789A1 (fr) * | 1999-09-27 | 2001-04-05 | Koyo Seiko Co., Ltd. | Joint et ensemble tournant l'utilisant |
JP2001099327A (ja) * | 1999-09-27 | 2001-04-10 | Koyo Seiko Co Ltd | シールおよび回転アセンブリ |
JP2004125176A (ja) * | 2002-10-04 | 2004-04-22 | Ina Schaeffler Kg | 軸用リップパッキン |
US8828178B2 (en) | 2008-10-01 | 2014-09-09 | Uchiyama Manufacturing Corp. | Sealing device |
CN104403179A (zh) * | 2014-12-17 | 2015-03-11 | 天津金发新材料有限公司 | 一种聚乙烯/尼龙热缩管及其制备方法 |
DE102018200603A1 (de) * | 2018-01-15 | 2019-07-18 | Audi Ag | Dichtungsanordnung für eine Radlageranordnung eines Kraftfahrzeugs |
DE102020103261A1 (de) | 2020-02-10 | 2021-08-12 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Axialwälzlager |
-
1995
- 1995-09-11 JP JP25935295A patent/JPH0979274A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001023789A1 (fr) * | 1999-09-27 | 2001-04-05 | Koyo Seiko Co., Ltd. | Joint et ensemble tournant l'utilisant |
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DE102009043031B4 (de) * | 2008-10-01 | 2019-01-17 | Uchiyama Manufacturing Corp. | Dichtungsvorrichtung |
CN104403179A (zh) * | 2014-12-17 | 2015-03-11 | 天津金发新材料有限公司 | 一种聚乙烯/尼龙热缩管及其制备方法 |
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US11274704B2 (en) | 2018-01-15 | 2022-03-15 | Audi Ag | Sealing arrangement for a wheel bearing arrangement of a motor vehicle |
DE102020103261A1 (de) | 2020-02-10 | 2021-08-12 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Axialwälzlager |
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