JP4932344B2 - 長尺磁石成形体の製造方法 - Google Patents

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本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置において用いられる長尺磁石成形体、その製造方法、並びに、該長尺磁石成形体を埋設させたマグネットローラ、該マグネットローラを有する現像ローラ、該現像ローラを有する現像装置、該現像装置を有するプロセスカートリッジ、及び、該プロセスカートリッジを有する画像形成装置に関する。
近年、注目されるようになってきた「トナー及び磁性粒子からなる二成分現像剤を用いて像担持体に形成された潜像を現像する高機能現像装置」(SLIC現像装置)(特許文献1を参照。)は、従来の二成分現像装置に対して高画質を達成するものであるが、このSLIC現像装置に搭載されるマグネットローラは、主極部の極間角度が従来のマグネットローラに比べて狭いので、これらの主極とされるマグネットブロックを構成するマグネット材料には、高い磁気特性を有するものが必要となる。それ故、このようなマグネットブロックを構成するマグネット材料として、従来一般的に用いられてきたフェライト系マグネットを用いても、必要な磁気特性を達成することができないので、最近提案された希土類マグネットのような高磁力のマグネット材料を用いる必要がある。
しかしながら、希土類マグネットは、コストが高いので、現実のマグネットローラにおいては、高い磁気力が必要となる磁極部分のみに、希土類マグネットで構成されるマグネットブロックが用いられ、その他の磁極部分には、フェライト系マグネットで構成されるマグネットブロックが用いられている。
従来、マグネットブロックは、燒結マグネットブロック、押出し成形又は射出成形により成形されるマグネットブロック、磁性粉とバインダーとを型内で圧縮成形することによるマグネットブロックなどが知られているが、希土類系の燒結マグネットブロックは、100mm程度の長さに成形するのが限界であって、300mmもの長さに成形するのは難しいという問題があった。押出し成形では、長尺に成形するのは可能であったが、300mmにわたって均一な寸法精度を達成するのは難しいという問題があった。また、押出し成形では、その成形特性上ある程度の流動性が必要となるので、バインダー樹脂の割合を多くしなければならず、そのために、マグネットブロック中の磁性粉の含有率を高めて磁気特性をあげることが困難であった。
一般的に、マグネットブロックでは、その形状や長さによらず端部の磁束密度が高くなる性質(エッジ効果)が生じるので、その両端部の磁気特性が高くなるという問題があった。
図11は、従来の長尺磁石成形体の長手方向の磁束分布を示す説明図である。図12は、従来の長尺磁石成形体における磁石粉の磁化の方向と長尺磁石成形体の長手方向の磁束分布との関係を示す説明図である。圧縮成形工法においては、プレス機によって型の高さ方向に平行に圧力をかける場合には、型内の圧力ベクトルの向きは分散するが、型壁近傍では、壁があるためにプレス方向と同方向の圧力が比較的強く発生するものの、型の中心では圧力が様々な向きに分散するので、型の中心では比較的圧力が弱くなる。また、金型キャビティ内に粉体を供給する際、その中央付近では型内に落下した粉体は両側に広がるように流入していくが、端部は型壁によってさえぎられるので、充填密度が中央部に比べ高くなる。しかも、従来の圧縮成形工法においては、キャビティの長手方向に直交した方向に磁場が印加されるので、図12に示されているように、成形された長尺磁石成形体における磁石粉の磁化は、その長尺磁石成形体の長手方向に直交した方向に配向する。したがって、圧縮成形法では、通常のエッジ効果に加えて、圧力分布不均一及び充填量不均一に起因する図11,12に示すような長手方向の磁気特性(磁束密度)のバラツキが生じるので、均一な磁気特性を得ることが難しいという問題があった。
また、射出成型工法においては、マグネットブロック(長尺磁石成形体)を成形する金型の中心にゲート部を設けるので、そのゲート部で流動による低下が生じやすく、そのために、成形された長尺磁石成形体では、その端部に比べ中心付近の磁気特性が低くなりやすいという問題があった。このような長尺磁石成形体は、長手方向で均一な磁気特性を得ることができないので、現像剤担持体におけるマグネットローラに配置すると、局所的に端部の現像剤量が増え、そのために、画像ムラや地汚れといった画像特性上の問題が発生するという問題があった。
特開2000−305360号公報
本発明は、かかる問題を解決することを目的としている。
即ち、長手方向において均一な磁気特性を有する長尺磁石成形体、及び、その製造方法を低コストで提供することを第1の目的とし、前記長手方向において均一な磁気特性を有する長尺磁石成形体を埋設させたマグネットローラを低コストで提供することを第2の目的とし、そして、画像ムラや地汚れのない良好な画像を得ることができる現像剤担持体、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を低コストで提供することを第3の目的としている。
前述したように、一般的には、マグネットブロック(長尺磁石成形体)の磁気特性は、磁性粉の磁化の向きにより決定されるが、磁性粉の磁化の向きがそろっている場合は、長尺磁石成形体の体積に比例して磁気特性が高くなるので、図11,12に示されているように、従来の長尺磁石成形体では、その両端部における磁束密度が高くなるという問題があったが、本発明者は、長尺磁石成形体の両端部の磁束密度の高い部分における磁石粉の磁化の向きを長尺磁石成形体の長手方向及び/又は幅方向に傾けた方向(前記長尺磁石成形体の長手方向に直交しない方向)に変えて磁束密度の高さの分布を均一化するか、或いは、長尺磁石成形体の両端部の磁束密度の高い部分における磁石粉の磁化を、前記長尺磁石成形体の長手方向の両端部を除く中央部に含有される磁石粉よりも、低く配行させるか、又は、配行させないで、磁束密度の高さの分布を均一化することにより、長手方向において均一な磁気特性を有する長尺磁石成形体を得ることができることを見出して本発明を完成するに至った。
即ち、請求項1に記載された発明は、上記目的を達成するために、(a)長尺磁石成形体を形成するキャビティと該キャビティの長手方向の一方端近傍から他方端近傍にわたって接続されるゲート部とを有する金型における、該ゲート部の両端部分の厚さが、該ゲート部の中央部分の厚さよりも薄くされると共に、該ゲート部の入り口側の幅が、該ゲート部の出口側の幅よりも狭くされた、該ゲート部を介して、磁性粉と熱可塑性微粒子とからなるペレットの溶融物を該キャビティ内に充填する工程、及び、
(b)前記金型におけるキャビティ内に充填されたペレットの溶融物を保圧しながら冷却固化させる工程、
を順次経て長尺磁石成形体を製造することを特徴とする長尺磁石成形体の製造方法である。
請求項2に記載された発明は、(a)長尺磁石成形体を形成するキャビティと該キャビティの長手方向の一方端近傍から他方端近傍にわたって接続されるゲート部とを有する金型における、該ゲート部の両端部分の厚さが、該ゲート部の中央部分の厚さよりも薄くされた、該ゲート部を介して、磁性粉と熱可塑性微粒子とからなるペレットの溶融物を前記キャビティ内に充填する工程、及び、
(b)前記金型におけるキャビティ内に充填されたペレットの溶融物を保圧しながら冷却固化させる工程、
を順次経て長尺磁石成形体を製造することを特徴とする長尺磁石成形体の製造方法である。
請求項3に記載された発明は、(a)長尺磁石成形体を形成するキャビティと該キャビティの長手方向の一方端近傍から他方端近傍にわたって接続されるゲート部とを有する金型における、該ゲート部の入り口側の幅が、該ゲート部の出口側の幅よりも狭くされた、該ゲート部を介して、磁性粉と熱可塑性微粒子とからなるペレットの溶融物を該キャビティ内に充填する工程、及び、
(b)前記金型におけるキャビティ内に充填されたペレットの溶融物を保圧しながら冷却固化させる工程、
を順次経て長尺磁石成形体を製造することを特徴とする長尺磁石成形体の製造方法である。
請求項1に記載された発明によれば、(a)長尺磁石成形体を形成するキャビティと該キャビティの長手方向の一方端近傍から他方端近傍にわたって接続されるゲート部とを有する金型における、該ゲート部の両端部分の厚さが、該ゲート部の中央部分の厚さよりも薄くされると共に、該ゲート部の入り口側の幅が、該ゲート部の出口側の幅よりも狭くされた、該ゲート部を介して、磁性粉と熱可塑性微粒子とからなるペレットの溶融物を該キャビティ内に充填する工程、及び、
(b)前記金型におけるキャビティ内に充填されたペレットの溶融物を保圧しながら冷却固化させる工程、を順次経て長尺磁石成形体を製造するので、樹脂の流れによる力によって磁石粉の磁化が配向されにくくなり、しかも、磁性粉の磁化の向きも中央部に比べ揃いにくくなって、成形された長尺磁石成形体の両端部の磁束密度がその中央部と同レベルになり、そのために、前記長尺磁石成形体の形状及び成形金型の形状を修正することなく、前記長尺磁石成形体の両端部における磁気特性の上昇を抑制することができ、よって、長手方向において均一な磁気特性を有する長尺磁石成形体を低コストで提供することができる。
請求項2に記載された発明によれば、(a)長尺磁石成形体を形成するキャビティと該キャビティの長手方向の一方端近傍から他方端近傍にわたって接続されるゲート部とを有する金型における、該ゲート部の両端部分の厚さが、該ゲート部の中央部分の厚さよりも薄くされた、該ゲート部を介して、磁性粉と熱可塑性微粒子とからなるペレットの溶融物を前記キャビティ内に充填する工程、及び、(b)前記金型におけるキャビティ内に充填されたペレットの溶融物を保圧しながら冷却固化させる工程、を順次経て長尺磁石成形体を製造するので、樹脂の流れによる力によって磁石粉の磁化が配向されにくくなり、しかも、磁性粉の磁化の向きも中央部に比べ揃いにくくなって、成形された長尺磁石成形体の両端部の磁束密度がその中央部と同レベルになり、そのために、前記長尺磁石成形体の形状及び成形金型の形状を修正することなく、前記長尺磁石成形体の両端部における磁気特性の上昇を抑制することができ、よって、長手方向において均一な磁気特性を有する長尺磁石成形体を低コストで提供することができる。
請求項3に記載された発明によれば、(a)長尺磁石成形体を形成するキャビティと該キャビティの長手方向の一方端近傍から他方端近傍にわたって接続されるゲート部とを有する金型における、該ゲート部の入り口側の幅が、該ゲート部の出口側の幅よりも狭くされた、該ゲート部を介して、磁性粉と熱可塑性微粒子とからなるペレットの溶融物を該キャビティ内に充填する工程、及び、(b)前記金型におけるキャビティ内に充填されたペレットの溶融物を保圧しながら冷却固化させる工程、を順次経て長尺磁石成形体を製造するので、樹脂の流れによる力によって磁石粉の磁化が配向されにくくなり、しかも、磁性粉の磁化の向きも中央部に比べ揃いにくくなって、成形された長尺磁石成形体の両端部の磁束密度がその中央部と同レベルになり、そのために、前記長尺磁石成形体の形状及び成形金型の形状を修正することなく、前記長尺磁石成形体の両端部における磁気特性の上昇を抑制することができ、よって、長手方向において均一な磁気特性を有する長尺磁石成形体を低コストで提供することができる。
図1は、本発明の一実施の形態を示す長尺磁石成形体の磁束分布と該長尺磁石に含有される磁石粉の磁化の向きとの関係を示す説明図である。図2は、本発明の他の一実施の形態を示す長尺磁石成形体における磁石粉の磁化の向きを示す説明図であって、(a)は、長尺磁石成形体の長手方向の両端部を除く中央部における磁石粉の磁化の向きを示し、そして、(b)は、長尺磁石成形体の両端部における磁石粉の磁化の向きを示す。図3は、本発明の他の一実施の形態を示す長尺磁石成形体の磁束分布と該長尺磁石に含有される磁石粉の磁化の向きとの関係を示す説明図である。図4は、本発明の一実施の形態を示す長尺磁石成形体を圧縮成形する状態を示す説明図である。図5は、本発明の一実施の形態を示す長尺磁石成形体を射出成形する状態を示す説明図である。図6は、本発明の他の一実施の形態を示す長尺磁石成形体を射出成形する状態を示す説明図である。図7は、本発明の一実施の形態を示す現像剤担持体の一部断面説明図である。図8は、本発明の一実施の形態を示す現像装置の概略説明図である。図9は、本発明の一実施の形態を示すプロセスカートリッジの概略説明図である。図10は、本発明の一実施の形態を画像形成装置の概略説明図である。
図1の下段に示されているように、本発明の長尺磁石成形体114は、磁石粉1と熱可塑性樹脂微粒子2とで構成されている。そして、前記長尺磁石成形体114の長手方向の両端部114a,114aを除く中央部114bにおける磁石粉1の磁化容易軸は、前記長尺磁石成形体114の長手方向に直交又は両端部114a,114aにおける磁化容易軸に比べてより直交に近い状態に配向されており、また、前記長尺磁石成形体114の両端部114a,114aにおける磁石粉1の磁化容易軸は、前記長尺磁石成形体114の長手方向及び/又は幅方向に傾けた方向(前記長尺磁石成形体の長手方向に直交しない方向)に配向されている。本明細書においては、前記磁化容易軸は、磁性粉を構成する磁石材料が磁化されやすい方向を意味し、さらに、詳しくは、磁気モーメントと結晶格子との関係で原子磁石の方向が並びやすい方向を意味する。図1では、磁石粉1の磁化容易軸は、前記長尺磁石成形体114の長手方向の両端に傾けた方向に配向されている。なお、図1の上段に示されているグラフにおいて、Aは、長尺磁石成形体の長手方向の磁束密度を示すグラフであり、そして、Bは、従来の長尺磁石成形体の長手方向の磁束密度を示すグラフである。
このように、磁石粉1と熱可塑性樹脂微粒子2とで構成される長尺磁石成形体114において、前記長尺磁石成形体114の長手方向の両端部114a,114aを除く中央部114bにおける磁石粉1の磁化容易軸が、前記長尺磁石成形体114の長手方向に直交又は両端部114a,114aにおける磁化容易軸に比べてより直交に近い状態に配向されており、そして、前記長尺磁石成形体114の両端部114a,114aにおける磁石粉1の磁化容易軸は、前記長尺磁石成形体114の長手方向及び/又は幅方向に傾けた方向(前記長尺磁石成形体の長手方向に直交しない方向)に配向されていると、図1におけるAに示されているように、前記長尺磁石成形体114の両端部114a,114aにおける磁気特性の上昇を抑制することができ、そのために、長手方向において均一な磁気特性(磁束密度)を有する長尺磁石成形体114を低コストで提供することができる。かかる事実は、図1の上段に示されているグラフからみても明らかである。即ち、図1の上段に示されているグラフにおいて、それらの両端の部分においては、Aは、Bと比べて、著しく低下している。
図1では、長尺磁石成形体114の両端部114a,114aの磁化の向きが、長手方向、即ち、両端方向に傾けられているので、図1におけるAに示されているように、長尺磁石成形体114の両端部114a,114aの表面上(垂直成分)の端部磁束密度がその中央部114bと同等のレベルにされ、そのために、長尺磁石成形体114の長手方向で均一な磁束密度の分布が得られる。
また、長尺磁石成形体114の両端部114a,114aの磁化の向きは、図2に示されているように、幅方向へ角度をつけたものであってもよい。長尺磁石成形体114の中央部114bに対して0°<θ(両端部の配向角度)<90°、又は、−90°<θ(両端部の配向角度)<0°とすることが好ましい。長尺磁石成形体114の両端部114a,114aの配向角度を中央部114bと両端部114a,114aの磁束密度偏差に合わせて変化させると、長尺磁石成形体114の長手方向において均一な磁束密度分布を得ることができる。
本発明においては、前記長尺磁石成形体114の長手方向の両端部114a,114aを除く中央部114bにおける磁石粉1の磁化容易軸が、前記長尺磁石成形体114の長手方向の両端部114a,114aに含有される磁石粉1よりも長手方向に直交する方向に強く配向されており、そして、前記長尺磁石成形体114の長手方向の両端部114a,114aが、前記長尺磁石成形体114の長手方向の両端部114a,114aを除く中央部114bに含有される磁石粉1の磁化容易軸よりも低く配向されているか、又は、配向されていないものであってもよい(図3を参照。)。このように、前記長尺磁石成形体114の長手方向の両端部114a,114aを除く中央部114bにおける磁石粉1の磁化容易軸が、前記長尺磁石成形体114の長手方向の両端部114a,114aに含有される磁石粉1よりも長手方向に直交する方向に強く配向されており、そして、前記長尺磁石成形体114の長手方向の両端部114a,114aが、前記長尺磁石成形体114の長手方向の両端部114a,114aを除く中央部114bに含有される磁石粉1の磁化容易軸よりも低く配向されているか、又は、配向されていないと、前記長尺磁石成形体114の両端部114a,114aにおける磁気特性(磁束密度)の上昇を抑制することができ、そのために、長手方向において均一な磁気特性を有する長尺磁石成形体114を低コストで提供することができる。
前記長尺磁石成形体114の長手方向の両端部114a,114aに含有される磁石粉1の磁化容易軸は、好ましくは、前記長尺磁石成形体114の長手方向の両端部114a,114aを除く中央部114bに含有される磁石粉1を配向させる配向発生磁場よりも低い配向発生磁場で配行されている。このように、前記長尺磁石成形体114の両端部114a,114aに含有される磁石粉1の磁化容易軸が、前記長尺磁石成形体114の長手方向の両端部114a,114aを除く中央部114bに含有される磁石粉1を配向させる配向発生磁場よりも低い配向発生磁場で配行されていると、前記長尺磁石成形体114の両端部114a,114aにおける磁気特性の上昇を抑制することができ、そのために、長手方向において均一な磁気特性を有する長尺磁石成形体114を低コストで提供することができる。
また、前記長尺磁石成形体114の長手方向の両端部114a,114aを除く中央部114bは、好ましくは、異方性の磁性粉1を含有し、そして、前記長尺磁石成形体114の両端部114a,114aは、好ましくは、等方性の磁性粉1、又は、異方性の磁性粉1と等方性の磁性粉1とを混合した磁性粉1を含有している。このように、前記長尺磁石成形体の長手方向の両端部114a,114aを除く中央部114bが、異方性の磁性粉1を含有し、そして、前記長尺磁石成形体114の両端部114a,114aが、等方性の磁性粉1、又は、異方性の磁性粉1と等方性の磁性粉1とを混合した磁性粉1を含有していると、前記長尺磁石成形体114の両端部114a,114aにおける磁気特性の上昇を抑制することができ、そのために、長手方向において均一な磁気特性を有する長尺磁石成形体114を低コストで提供することができる。
希土類系磁性粉には、等方性磁性粉及び異方性磁性粉があるが、前記長尺磁石成形体の中央部に異方性の磁石粉を含有させてその磁石粉の磁化の配向角度を変化させるには、磁石粉の磁化を配向をさせない場合、及び、磁石粉の磁化の配向を低くする場合には、異方性の磁石粉、等方性の磁石粉又は両方の磁石粉の混合でも構わないが、長尺磁石成形体の両端部に含有される磁石粉の磁化をその中央部に含有される磁石粉の磁化と同レベルに配向させる場合には、長尺磁石成形体の両端部に含有される磁石粉は、等方性の磁石粉又は等方性の磁石粉及び異方性の磁石粉の混合したものが好ましい。長尺磁石成形体の両端部に等方性の磁石粉又は等方性の磁石粉及び異方性の磁石粉の混合したものを含有させると、長尺磁石成形体の両端部に磁化を配向される磁性粉がない、もしくは、磁化を配向される磁性粉が少ないので、磁性粉の磁化の向きも揃いにくくなり、そのために、長尺磁石成形体の両端部の磁束密度は、その中央部レベルに押さえられる。
SLIC現像ローラでは、マグネットブロック(長尺磁石成形体)を貼り付けた磁極の磁束密度偏差の仕様は、8mT以内とされているところ、本発明の長尺磁石成形体114における磁気特性(磁束密度)が長手方向に均一であることは均一であるので、本発明の長尺磁石成形体114は、前記SLIC現像ローラにおける磁極の磁束密度偏差の仕様を満たすものとなる。
本発明における磁性粉1は、好ましくは、13MGOe以上もの高磁力化が可能な希土類元素を含有している。このような希土類元素を含有する磁性粉1は、希土類元素と遷移金属とを含む合金よりなり、それらの合金は、
(イ)R−Fe−B系合金(式中、Rは、Yを含む希土類元素のうちの少なくとも1種である。)であって、その代表的なものとしては、Nd−Fe−B系合金、Pr−Fe−B系合金、Nd−Pr−Fe−B系合金、Ce−Nd−Fe−B系合金、Ce−Pr−Nd−Fe−B系合金、又は、これらにおけるFeの一部をCo、Niなどのほかの遷移金属で置換したものであるか、
(ロ)Sm−Co系合金であって、Smを主とする希土類元素と、Coを主とする遷移金属とを基本成分とするものであり、その代表的なものとしては、SmCo5、又は、Sm2TM17(式中、TMは、遷移金属である。)であるか、或いは、
(ハ)Sm−Fe−N系合金であって、Smを主とする希土類元素と、Feを主とする遷移金属と、Nを主とする格子間元素とを基本成分とするものであり、その代表的なものとしては、Sm2Fe17合金を窒化して作製したSm2Fe17N3であるが、本発明では、特に、(イ)が好ましい。
前記希土類元素としては、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、ミッシュメタル等が挙げられ、これらを1種又は2種以上含むことができる。また、遷移金属としては、Fe、Co、Ni等が挙げられ、これらを1種又は2種以上含むことができる。また、磁性粉1には、磁気特性を向上させるために、必要に応じ、B、Al、Mo、Cu、Ga、Si、Ti、Ta、Zr、Hf、Ag、Zn等を含有することもできる。
前記「熱可塑性樹脂微粒子2」を構成する「熱可塑性樹脂」は、例えば、ポリスチレン、ポリクロロエチレン、ポリビニルトルエン等のスチレン系化合物及びその置換体よりなる単重合体、並びに、スチレン−p−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタレン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン−α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル重合体、スチレン−ビニルメチルケトン重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体等のスチレン系共重合体があげられる。また、前記「熱可塑性樹脂」は、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリビニルブチルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、エポキシポリオール系樹脂等の樹脂であってもかまわない。これらの樹脂は、1種又は2種以上混合して使用することができる。
前記「熱可塑性樹脂微粒子2」は、好ましくは、熱可塑性樹脂、顔料、帯電性制御剤、及び、離型剤の混合物を加熱ニーダー、3本ロールミル等の加熱混合処理可能な装置により、溶融、混練後、冷却固化したものをジェットミル、ボールミル等の粉砕機により1〜50μmの粒径に粉砕することにより得る。希土類磁性粉のバインダーとして作用する樹脂は、熱可塑性樹脂であるが、低軟化点の熱可塑性樹脂は粉砕しても再凝集してしまい、微粒子(10μm以下)がえられ難い。そこで、顔料(例えば、カーボンブラック)を混練することにより、粉砕後の再凝集を防止することができる。顔料の添加量は、1〜20wt%、好ましくは、5〜10wt%である。帯電制御剤は、磁石粒子と熱可塑性樹脂微粒子の分散性を向上するために添加される。帯電制御剤の添加量は、1〜20wt%、好ましくは、0.5〜10wt%である。離型剤は、成形後の型離れ性を良くするために添加される。離型剤の添加量は、1〜20wt%、好ましくは、2〜10wt%である。流動性付与剤は、粉砕後の(熱可塑性樹脂+顔料+帯電制御剤+離型剤)に添加することにより、流動性を改善することができる。
本発明においては、前記熱可塑性樹脂微粒子2は、好ましくは、乳化重合法又は懸濁重合法により製造された球状の微粒子である。このように、前記熱可塑性樹脂微粒子が乳化重合法又は懸濁重合法により製造された球状の微粒子であると、圧縮成形物の高密度化が可能になるので、磁気特性をさらに向上させることができる。また、球状粒子とすると、磁性粉への被覆面積が向上するので、磁石成形体の表面の磁性粉の露出面積が低減でき、そのために、防錆効果が生じる。
本発明の長尺磁石成形体114を得るには、磁石粉のみからなる燒結磁石、及び、磁石粉と高分子化合物とからなる樹脂組成物を成形するプラスチック磁石成形体が考えられるが、磁石粉として希土類磁石粉を用いる場合には、希土類磁石粉は、磁気特性が非常に高いので、長尺磁石成形体は、燒結磁石である必要はない。また、希土類磁石粉は、コストが非常に高いので、これを燒結磁石としたのでは、高コストになる。それ故、磁石粉として希土類磁石粉を用いる場合には、プラチック磁石成形体(長尺磁石成形体)とするのが好ましい。
かかるプラチック磁石成形体(長尺磁石成形体)の成形方法としては、次の
1)射出成形法、
2)押出し成形法、及び、
3)圧縮成形法
の3つの方法があるが、高磁力の長尺磁石成形体を得るには、前記1)〜3)の何れかの方法による成形と、磁場印加による磁石粉の配向と、を同時に行う必要がある。前記1)の射出成形法は、前記3)の圧縮成形工法ほど高磁力な長尺磁石成形体が得られないが、金型で寸法が決定されるので、高精度の成形が可能となる。前記2)の押出し成形法は、生産性に優れているが、寸法精度が悪く、また、磁石粉の配合比率を上げることができないので、高磁力の長尺磁石成形体をえることは難しい。そして、前記3)の圧縮成形法は、高磁力な長尺磁石成形体が得られと共に、高精度の成形が可能となる。したがって、本発明の長尺磁石成形体を得るには、前記1)の射出成形法は、又は、前記3)の圧縮成形法が好ましい。
本発明による圧縮成形及び射出成形においては、成形金型は、長手方向で同じ材料としてもよいが、図5に示すように、成形金型の両端部を構成するの材料を中央部を構成する材料に比べ透磁率の低い磁性材料又は非磁性材料とすると、磁場が両端部を避けるように流れようとするので、両端部の磁性粉の磁化の向きは中央部に比べ揃いにくくなり、そのために、両端部の磁束密度を中央部の磁束密度と同レベルにすることができ、よって、均一な磁束密度分布を得ることができる。
即ち、本発明の長尺磁石成形体は、(a)長尺磁石成形体を形成するキャビティと該キャビティの長手方向の一方端近傍から他方端近傍にわたって接続されるゲート部とを有する金型における、該ゲート部の両端部分の厚さが、該ゲート部の中央部分の厚さよりも薄くされると共に、該ゲート部の入り口側の幅が、該ゲート部の出口側の幅よりも狭くされた、該ゲート部を介して、磁性粉と熱可塑性微粒子とからなるペレットの溶融物を該キャビティ内に充填する工程、及び、(b)前記金型におけるキャビティ内に充填されたペレットの溶融物を保圧しながら冷却固化させる工程、を順次経て製造される。
このように、(a)長尺磁石成形体を形成するキャビティと該キャビティの長手方向の一方端近傍から他方端近傍にわたって接続されるゲート部とを有する金型における、該ゲート部の両端部分の厚さが、該ゲート部の中央部分の厚さよりも薄くされると共に、該ゲート部の入り口側の幅が、該ゲート部の出口側の幅よりも狭くされた、該ゲート部を介して、磁性粉と熱可塑性微粒子とからなるペレットの溶融物を該キャビティ内に充填する工程、及び、(b)前記金型におけるキャビティ内に充填されたペレットの溶融物を保圧しながら冷却固化させる工程、を順次経て製造すると、樹脂の流れによる力によって磁石粉の磁化が配向されにくくなり、しかも、磁性粉の磁化の向きも中央部に比べ揃いにくくなって、成形された長尺磁石成形体の両端部の磁束密度がその中央部と同レベルになり、そのために、前記長尺磁石成形体の形状及び成形金型の形状を修正することなく、前記長尺磁石成形体の両端部における磁気特性の上昇を抑制することができ、よって、長手方向において均一な磁気特性を有する長尺磁石成形体を低コストで提供することができる。
また、本発明の長尺磁石成形体は、(a)長尺磁石成形体を形成するキャビティと該キャビティの長手方向の一方端近傍から他方端近傍にわたって接続されるゲート部とを有する金型における、該ゲート部の両端部分の厚さが、該ゲート部の中央部分の厚さよりも薄くされた、該ゲート部を介して、磁性粉と熱可塑性微粒子とからなるペレットの溶融物を前記キャビティ内に充填する工程、及び、(b)前記金型におけるキャビティ内に充填されたペレットの溶融物を保圧しながら冷却固化させる工程、を順次経て製造される。
このように、(a)長尺磁石成形体を形成するキャビティと該キャビティの長手方向の一方端近傍から他方端近傍にわたって接続されるゲート部とを有する金型における、該ゲート部の両端部分の厚さが、該ゲート部の中央部分の厚さよりも薄くされた、該ゲート部を介して、磁性粉と熱可塑性微粒子とからなるペレットの溶融物を前記キャビティ内に充填する工程、及び、(b)前記金型におけるキャビティ内に充填されたペレットの溶融物を保圧しながら冷却固化させる工程、を順次経て製造すると、樹脂の流れによる力によって磁石粉の磁化が配向されにくくなり、しかも、磁性粉の磁化の向きも中央部に比べ揃いにくくなって、成形された長尺磁石成形体の両端部の磁束密度がその中央部と同レベルになり、そのために、前記長尺磁石成形体の形状及び成形金型の形状を修正することなく、前記長尺磁石成形体の両端部における磁気特性の上昇を抑制することができ、よって、長手方向において均一な磁気特性を有する長尺磁石成形体を低コストで提供することができる。
また、本発明の長尺磁石成形体は、(a)長尺磁石成形体を形成するキャビティと該キャビティの長手方向の一方端近傍から他方端近傍にわたって接続されるゲート部とを有する金型における、該ゲート部の入り口側の幅が、該ゲート部の出口側の幅よりも狭くされた、該ゲート部を介して、磁性粉と熱可塑性微粒子とからなるペレットの溶融物を該キャビティ内に充填する工程、及び、(b)前記金型におけるキャビティ内に充填されたペレットの溶融物を保圧しながら冷却固化させる工程、を順次経て製造される。
このように、(a)長尺磁石成形体を形成するキャビティと該キャビティの長手方向の一方端近傍から他方端近傍にわたって接続されるゲート部とを有する金型における、該ゲート部の入り口側の幅が、該ゲート部の出口側の幅よりも狭くされた、該ゲート部を介して、磁性粉と熱可塑性微粒子とからなるペレットの溶融物を該キャビティ内に充填する工程、及び、(b)前記金型におけるキャビティ内に充填されたペレットの溶融物を保圧しながら冷却固化させる工程、を順次経て製造すると、樹脂の流れによる力によって磁石粉の磁化が配向されにくくなり、しかも、磁性粉の磁化の向きも中央部に比べ揃いにくくなって、成形された長尺磁石成形体の両端部の磁束密度がその中央部と同レベルになり、そのために、前記長尺磁石成形体の形状及び成形金型の形状を修正することなく、前記長尺磁石成形体の両端部における磁気特性の上昇を抑制することができ、よって、長手方向において均一な磁気特性を有する長尺磁石成形体を低コストで提供することができる。
本発明による圧縮成形法においては、図4に示すように、磁場印加方向415は、好ましくは、圧縮成型方向に対して垂直方向とされる。このように、磁場印加方向415が圧縮成形方向に対して垂直方向とされると、成形された長尺磁石成形体における磁性分の磁化の配向が高くなるので、高磁力長尺磁石成形体が得られる。図4において、411は電磁石であり、412は上パンチであり、413は下パンチであり、そして、414はギャップである。
図7に示すように、本発明のマグネットローラ120には、磁性粉を含有するプラスチック磁石で構成される円筒形状のマグネットローラ112の現像極に相当する部分に、他の部材が埋設できるような溝形状部113が少なくとも1つ配設され、その溝形状部113には、前記マグネットローラ112よりも高磁力の長尺磁石成形体114が接着剤を介して配置されている。そして、前記長尺磁石成形体114は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の長尺磁石成形体とされている。なお、図7において、111は芯軸であり、121は現像スリーブであり、そして、130は現像剤担持体である。
このように、磁性粉を含有するプラスチック磁石で構成される円筒形状のマグネットローラ120の現像極に相当する部分に、他の部材が埋設できるような溝形状部113が少なくとも1つ配設され、そして、前記溝形状部113に前記マグネットローラ120よりも高磁力の長尺磁石成形体114が接着剤を介して配置されたマグネットローラ120において、前記長尺磁石成形体114が、請求項1〜4のいずれか1項に記載の長尺磁石成形体とされていると、現像極に相当する部分で長手方向に磁束密度の分布の均一なマグネットローラ120を低コストで提供することができる。また、現像極に相当する部分の磁力及び磁力波形の傾きが調整可能となるので、設計余裕度の高いマグネットローラ120を提供することができる。
図7に示すように、本発明の現像剤担持体130には、請求項8に記載のマグネットローラ120の外周に回転可能な非磁性円筒体121が配置されている。前記非磁性円筒体121としては、例えば、アルミニウム、SUS(ステンレス)などを用いることができる。加工性、軽さの面でアルミニウムが用いられることが多い。アルミニウムの場合、A6063、A5056、A3003等、SUSの場合、303、304、316などを用いることができる。このように、請求項8に記載のマグネットローラの外周に回転可能な非磁性円筒体121が配置されていると、長手方向において磁気特性を均一にすることができると共に、非磁性円筒体121にキャリアの付着を防止することができ、そのために、画像ムラや字汚れのない高画質な画像特性を有する現像剤担持体130を提供することができる。
図8に示すように、本発明の現像装置4は、現像剤担持体130、現像剤供給部材72、及び、現像剤層規制部材71を少なくとも有している。そして、前記現像剤担持体130として、請求項9に記載の現像剤担持体130を有している。このように、前記現像剤担持体130として、請求項9に記載の現像剤担持体130を有していると、高画質化を可能とした現像装置4を提供することができる。
図9に示すように、本発明のプロセスカートリッジ5は、現像装置4、及び、像担持体40を少なくとも有している。そして、前記現像装置4として、請求項9に記載の現像装置を有している。このように、前記現像装置4として、請求項9に記載の現像装置を有していると、高画質化を可能とすることができるプロセスカートリッジ5を提供することができる。
図10において、100は複写装置本体、200はそれを載せる給紙テーブル、300は複写装置本体100上に取り付けるスキャナ、500はさらにその上に取り付ける原稿自動搬送装置(ADF)である。複写装置本体100には、像担持体40の周囲に帯電、現像、クリーニング等の電子写真プロセスを実行する各手段を備えた画像形成手段18を4つ並列にしたタンデム型の画像形成装置20が設けられている。この画像形成装置20の上部には、画像情報に基づいて像担持体40をレーザー光により露光し潜像を形成する露光装置21が設けられている。また、画像形成装置20の各像担持体40と対向する位置には、無端状のベルト部材からなる中間転写ベルト10が設けられている。中間転写ベルト10を介して像担持体40と相対する位置には、像担持体40上に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト10に転写する一次転写手段62が配置されている。画像形成手段18の現像装置4には、上記のトナーを含んだ現像剤が用いられる。現像装置4は、現像剤担持体(図7における130を参照。)が現像剤を担持、搬送して、像担持体40との対向位置において交互電界を印加して像担持体40上の潜像を現像する。このように像担持体40に交互電界を印加して現像剤を活性化させるので、トナーの帯電量分布をより狭くすることができ、そのために、像担持体40の現像性を向上させることができる。また、像担持体40及び現像装置4と共に一体に支持されて画像形成装置20に対し着脱自在に形成されたプロセスカートリッジ(図9における5を参照。)とすることができる。このプロセスカートリッジは、この他に帯電手段及びクリーニング手段を含んで構成してもよい。
前記画像形成装置20の動作は以下の通りである。初めに、原稿自動搬送装置500の原稿台30上に原稿をセットするか、又は、原稿自動搬送装置500を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットした後、原稿自動搬送装置500を閉じてこれで原稿を押さえる。そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置500に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動させた後に、他方、コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちに、スキャナ300を駆動させて、第一走行体33及び第二走行体34に走行させる。次に、第一走行体33で光源から光を発射すると共に原稿面からの反射光をさらに反射して第二走行体34に向け、さらに、第二走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読み取りセンサ36に入れて、原稿内容を読み取る。
続いて、不図示のスタートスイッチを押して、不図示の駆動モータで支持ローラ14、15、16の1つを回転駆動させ、他の2つの支持ローラを従動回転させて、中間転写ベルト10を回転させる。同時に、個々の画像形成手段18でその像担持体40を回転して各像担持体40上にブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの単色画像をそれぞれ形成する。そして、中間転写ベルト10の搬送とともに、それらの単色画像を順次転写して中間転写ベルト10上に合成カラー画像を形成する。
一方、不図示のスタートスイッチを押して、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転させ、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つからシートを繰り出し、この給紙カセット44の1つから繰り出したシートを分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、この1枚ずつ分離したシートを搬送ローラ47で搬送して複写機本体100内の給紙路48に導き、そして、この給紙路48に導いたシートをレジストローラ49に突き当てて止めるか、或いは、給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上のシートを繰り出し、このトレイ上に繰り出したシートを分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差しで給紙路53に入れ、そして、この給紙路53に入れたシートを同じくレジストローラ49に突き当てて止める。次に、中間転写ベルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転させた後、中間転写ベルト10と二次転写装置22との間にシートを送り込み、二次転写装置22で転写してシート上にカラー画像を記録する。
このようにして得た画像転写後のシートは、二次転写装置22に搬送し、次に、定着装置25に送り込んで、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を定着した後、切換爪55で切り換えて排出ローラ56で排出して、排紙トレイ57上にスタックするか、或いは、切換爪55で切り換えてシート反転装置28に入れ、そこで、反転して再び転写位置へと導いて、シートの裏面にも画像を記録して後、この画像を記録したシートを排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。一方、画像転写後の中間転写ベルト10は、中間転写ベルトクリーニング装置17において、中間転写ベルト10上に残留する残留トナーが除去された後、画像形成装置20による再度の画像形成に備えられる。
(実施例1)
(1)平均粒径110μmの異方性Nd−Fe−B系磁石粉(愛知製鋼社製、MFP−12)94重量部に、『ポリエステル樹脂79重量部及びスチレンアクリル樹脂7重量部で構成される軟化点75℃の熱可塑性樹脂、並びに、カーボンブラック(顔料)7.6重量部、サルチル酸ジルコニウム(帯電制御剤)0.9重量部、カルナバワックスとライスワックスの混合物(離型剤)4.3重量部、及び、疎水性シリカ(流動性付与剤)1.2重量部』からなる平均粒径7.3μmの微粒子6重量部を配合し、これらを攪拌分散して、磁石コンパウンドとした。
(2)上金型と下金型とによって形成される幅2.5mm、高さ10.0mm、長さ310mmのキャビティ内に前記磁石コンパウンドを充填した後、キャビティの中央部に18,000(Oe)の磁界が発生するように金型に直流電界を加え、さらに、キャビティの両端部に配向コイルを45°傾けた状態で18,000(Oe)の磁界が発生するように金型に直流電界を加えて磁場印加状態とし、この磁場印加状態において、キャビティに5.5ton/cm2 のプレス圧を加えて圧縮成形することにより長尺磁石成形体を得た。
(実施例2)
前記(2)において、上金型と下金型とによって形成される幅2.5mm、高さ10.0mm、長さ310mmのキャビティ内に前記磁石コンパウンドを充填した後、キャビティの中央部に18,000(Oe)の磁界が発生するように金型に直流電界を加えて、さらに、キャビティの両端部に3,000(Oe)の磁界が発生するように金型に直流電界を加えて磁場印加状態とし、この磁場印加状態において、キャビティに5.5ton/cm2 のプレス圧を加えて圧縮成形を行った以外は、実施例1と同様にして長尺磁石成形体を得た。
(実施例3)
前記(2)において、上金型と下金型とによって形成される幅2.5mm、高さ10.0mm、長さ310mmのキャビティ内に前記磁石コンパウンドを充填した後、キャビティの両端部以外の中央部のみに18,000(Oe)の磁界が発生するように金型に直流電界を加えて磁場印加状態とし、この磁場印加状態において、キャビティに5.5ton/cm2 のプレス圧を加えて圧縮成形を行った以外は、実施例1と同様にして長尺磁石成形体を得た。
(実施例4)
(1)平均粒径110μmの異方性Nd−Fe−B系磁石粉(愛知製鋼社製、MFP−12)94重量部に、『ポリエステル樹脂79重量部及びスチレンアクリル樹脂7重量部で構成される軟化点75℃の熱可塑性樹脂、並びに、カーボンブラック(顔料)7.6重量部、サルチル酸ジルコニウム(帯電制御剤)0.9重量部、カルナバワックスとライスワックスの混合物(離型剤)4.3重量部、及び、疎水性シリカ(流動性付与剤)1.2重量部』からなる平均粒径7.3μmの微粒子6重量部を配合し、これらを攪拌分散して、第1の磁石コンパウンドと、そして、平均粒径110μmの異方性Nd−Fe−B系磁石粉(愛知製鋼社製、MFP−12)70重量部及び平均粒径110μmの等方性Nd−Fe−B系磁石粉(愛知製鋼社製、MFP−12)26重量部に、『ポリエステル樹脂79重量部及びスチレンアクリル樹脂7重量部で構成される軟化点75℃の熱可塑性樹脂、並びに、カーボンブラック(顔料)7.6重量部、サルチル酸ジルコニウム(帯電制御剤)0.9重量部、カルナバワックスとライスワックスの混合物(離型剤)4.3重量部、及び、疎水性シリカ(流動性付与剤)1.2重量部』からなる平均粒径7.3μmの微粒子6重量部を配合し、これらを攪拌分散して、第2の磁石コンパウンドとした。
(2)上金型と下金型とによって形成される幅2.5mm、高さ10.0mm、長さ310mmのキャビティ内におけるその両端部より20mmを除く中央部領域に前記第1の磁石粉コンパウンドを充填し、両端部20mm区間に前記第2の磁石コンパウンドを充填した後、キャビティに18,000(Oe)の磁界が発生するように金型に直流電界を加えて磁場印加状態とし、この磁場印加状態において、キャビティに5.5ton/cm2 のプレス圧を加えて圧縮成形を行った。
(比較例1)
前記(2)において、上金型と下金型とによって形成される幅2.5mm、高さ10.0mm、長さ310mmのキャビティ内に前記磁石コンパウンドを充填した後、キャビティ全体に18,000(Oe)の磁界が発生するように金型に直流電界を加えて磁場印加状態とし、この磁場印加状態において、キャビティに5.5ton/cm2 のプレス圧を加えて圧縮成形を行った以外は、実施例1と同様にして長尺磁石成形体を得た。
以上、実施例1〜4及び比較例1で得た長尺磁石成形体を平板状のベーク治具にセットして、100℃で30分間のベークを行なうことにより、長尺磁石成形体の強度を向上させると共に、成形で発生した反りを矯正した後、このベークした長尺磁石成形体に空芯コイルを用いて発生磁場2.5Tのパルス着磁を行なうことにより着磁された長尺磁石成形体とした。そして、フェライト磁石とEEA樹脂からなる磁石コンパウンドを磁場中押し出し成形して、深さ2.5mm、幅10.0mm、及び、長さ300.5mmの軸方向の溝部を表面に有する直径23.0mmのマグネットチューブを作成した後、このマグネットチューブの中空部に直径6mmの芯金を挿入した。次に、この芯金を挿入したマグネットチューブをヨーク着磁法で各極の着磁を行った後、そのマグネットチューブの溝部に前記着磁された長尺磁石成形体をそれぞれ配置し、瞬間接着剤で固定して、マグネットローラを得た。このようにして得たマグネットローラについて、長手方向の磁束密度偏差の評価と画像ムラ評価とを行ったところ、次の表1に示される結果を得た。表1における画像ムラ評価の基準は、○:画像ムラが目視できない、△:画像ムラがわずかに目視できる、及び、×:画像ムラが目視確認できる、とした。
Figure 0004932344
表1によれば、本発明の実施例1〜4で得た長尺磁石成形体を配置したマグネットローラは、その長手方向磁束密度偏差が前述したSLIC現像ローラの基準値8mT以内であり、その画像ムラも目視できない程度であって、SLIC現像ローラとして使用可能なレベルのものであった。一方、比較例1で得た長尺磁石成形体を配置したマグネットローラは、その長手方向磁気密度偏差及び画像ムラ評価に関して基準のレベルに達せず、SLIC現像ローラとして使用不可能又は使用困難なレベルのものであった。
本発明の一実施の形態を示す長尺磁石成形体の磁束分布と該長尺磁石に含有される磁石粉の磁化の向きとの関係を示す説明図である。 本発明の他の一実施の形態を示す長尺磁石成形体における磁石粉の磁化の向きを示す説明図であって、(a)は、長尺磁石成形体の長手方向の両端部を除く中央部における磁石粉の磁化の向きを示し、そして、(b)は、長尺磁石成形体の両端部における磁石粉の磁化の向きを示す。 本発明の他の一実施の形態を示す長尺磁石成形体の磁束分布と該長尺磁石に含有される磁石粉の磁化の向きとの関係を示す説明図である。 本発明の一実施の形態を示す長尺磁石成形体を圧縮成形する状態を示す説明図である。 本発明の一実施の形態を示す長尺磁石成形体を射出成形する状態を示す説明図である。 本発明の他の一実施の形態を示す長尺磁石成形体を射出成形する状態を示す説明図である。 本発明の一実施の形態を示す現像剤担持体の一部断面説明図である。 本発明の一実施の形態を示す現像装置の概略説明図である。 本発明の一実施の形態を示すプロセスカートリッジの概略説明図である。 本発明の一実施の形態を画像形成装置の概略説明図である。 従来の長尺磁石成形体の長手方向の磁束分布を示す説明図である。 従来の長尺磁石成形体における磁石粉の磁化の方向と長尺磁石成形体の長手方向の磁束分布との関係を示す説明図である。
1 磁石粉
2 熱可塑性樹脂微粒子
4 現像装置
5 プロセスカートリッジ
20 画像形成装置
40 像担持体
111 芯軸
112 マグネットローラ
113 溝形状部
114 長尺磁石成形体
114a 両端部
114b 中央部
120 マグネットローラ
121 現像スリーブ
130 現像剤担持体
A 長尺磁石成形体の長手方向の磁束密度を示すグラフである。
B 従来の長尺磁石成形体の長手方向の磁束密度を示すグラフである。

Claims (3)

  1. (a)長尺磁石成形体を形成するキャビティと該キャビティの長手方向の一方端近傍から他方端近傍にわたって接続されるゲート部とを有する金型における、該ゲート部の両端部分の厚さが、該ゲート部の中央部分の厚さよりも薄くされると共に、該ゲート部の入り口側の幅が、該ゲート部の出口側の幅よりも狭くされた、該ゲート部を介して、磁性粉と熱可塑性微粒子とからなるペレットの溶融物を該キャビティ内に充填する工程、及び、
    (b)前記金型におけるキャビティ内に充填されたペレットの溶融物を保圧しながら冷却固化させる工程、
    を順次経て長尺磁石成形体を製造することを特徴とする長尺磁石成形体の製造方法。
  2. (a)長尺磁石成形体を形成するキャビティと該キャビティの長手方向の一方端近傍から他方端近傍にわたって接続されるゲート部とを有する金型における、該ゲート部の両端部分の厚さが、該ゲート部の中央部分の厚さよりも薄くされた、該ゲート部を介して、磁性粉と熱可塑性微粒子とからなるペレットの溶融物を前記キャビティ内に充填する工程、及び、
    (b)前記金型におけるキャビティ内に充填されたペレットの溶融物を保圧しながら冷却固化させる工程、
    を順次経て長尺磁石成形体を製造することを特徴とする長尺磁石成形体の製造方法。
  3. (a)長尺磁石成形体を形成するキャビティと該キャビティの長手方向の一方端近傍から他方端近傍にわたって接続されるゲート部とを有する金型における、該ゲート部の入り口側の幅が、該ゲート部の出口側の幅よりも狭くされた、該ゲート部を介して、磁性粉と熱可塑性微粒子とからなるペレットの溶融物を該キャビティ内に充填する工程、及び、
    (b)前記金型におけるキャビティ内に充填されたペレットの溶融物を保圧しながら冷却固化させる工程、
    を順次経て長尺磁石成形体を製造することを特徴とする長尺磁石成形体の製造方法。
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