JP2000305358A - マグネットローラ - Google Patents

マグネットローラ

Info

Publication number
JP2000305358A
JP2000305358A JP11108774A JP10877499A JP2000305358A JP 2000305358 A JP2000305358 A JP 2000305358A JP 11108774 A JP11108774 A JP 11108774A JP 10877499 A JP10877499 A JP 10877499A JP 2000305358 A JP2000305358 A JP 2000305358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet roller
main body
magnet
magnetic
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11108774A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Iwai
雅治 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOCHIGI KANEKA KK
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
TOCHIGI KANEKA KK
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOCHIGI KANEKA KK, Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical TOCHIGI KANEKA KK
Priority to JP11108774A priority Critical patent/JP2000305358A/ja
Publication of JP2000305358A publication Critical patent/JP2000305358A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁極の位置精度を向上させて高画質化を図
り、特にカラー画像形成に好適なマグネットローラを提
供することを目的とする。 【解決手段】 外面に軸線方向に沿った凹部4a,4
b,4c,4dを設けた本体部2が、引張り強さ50k
gf/mm2以下の材料を主体としてなり、且つ凹部4
a,4b,4c,4dに5KG以上の残留磁束密度を有
する希土類磁性粉を用いた樹脂磁石5a,5b,5c,
5dが配設されることを特徴とするマグネットローラで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザー
プリンターまたはファクシミリの受信装置などの画像形
成装置において、電子写真プロセスを採用した電子写真
装置に組み込まれるマグネットローラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置に組み込まれるマグネット
ローラは、トナーを静電潜像担持体へ供給し静電潜像を
顕在化させて現像を行う現像ローラや、その顕在化した
トナー像を用紙に転写した後の静電潜像担持体上の残存
トナーを除去するクリーニングローラなどに適用され
る。例えば、マグネットローラを現像ローラとして用い
る場合、図9に示すように、マグネットローラ40は、
磁性材料からなる本体部41の両端に、電子写真装置の
軸受に装着される軸部42a,42bを設けて構成さ
れ、アルミニウム合金などからなる中空円筒状のスリー
ブ43に内蔵されて使用される。このようなマグネット
ローラ40の本体部41の外面には、複数の磁極が形成
されており、通常、これら磁極のうち最も高い表面磁束
密度を有するものを主磁極と呼び、現像極として用いる
ことが多い。また、前記軸部42a,42bは、円形や
多角形の断面形状を有し、ステンレス合金(SUS30
3など)や鉄系合金(SUM22など)、アルミニウム
合金(A6063など)などからなることが多い。
【0003】従来のマグネットローラの代表例として
は、(1)図10および同図のA−A断面図(図11
(a))に示すように、断面形状が多角形状の支持軸5
1に、接着剤や熱収縮チューブなどを用いて磁石ピース
52a,52b,52c,52dを貼り付け、支持軸5
1の両端を軸部53a,53bに形成したもの、または
(2)図12および同図のA'−A'断面図(図13
(a))に示すように、円筒状磁石の本体部61に支持
軸62を貫通配設し、この支持軸62の両端を軸部63
a,63bにしたものが挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図1
0,11に示した従来のマグネットローラにおいては、
図10のA−A断面図(図11(a))に示す磁石ピー
スの貼付位置では、支持軸51に磁石ピース52a〜5
2dが所定位置に正確に貼付されていても、図10のB
−B断面図(図11(b))に例示される位置では、磁
石ピース52cの貼付位置が不正確で下方に距離dのず
れが生じることがあり、この結果、磁極(N,S,N,
S)の位置が所望位置から周方向にずれるという不具合
が発生する。また、図12,13に示した従来のマグネ
ットローラにおいては、本体部61に支持軸62を貫通
配設する際に本体部61がねじれてしまい、図12の
A'−A'断面図(図13(a))の位置では、磁極
(N,S,N,S)位置は所定位置にあるが、図12の
B'−B'断面図(図13(b))やC'−C'断面図(図
13(c))に例示される位置では、本体部61が支持
軸62に対して周方向に角度δ,δ'ずれるという不具
合が発生することがある。
【0005】近年の電子写真の高画質化、特にカラー画
像の高画質化に伴い、マグネットローラの磁極位置を極
めて高精度に制御する必要が生じているが、上述した従
来のマグネットローラでは、磁極の位置ずれによりその
要求水準が満たされない。例えば、カラー画像形成装置
において、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)および墨(K)などの各色トナーを担持する複数
のマグネットローラを用いる場合、カラー画像に色ずれ
が現れたり、所望の色調が得られないという問題が生ず
る。よって、磁極位置についてはマグネットローラ周方
向において2゜以内とし、マグネットローラ軸方向にお
いて磁極上の表面磁束密度のばらつきを40G以下とす
ることが要求されているが、上述した従来のマグネット
ローラではこれは難しかった。
【0006】本発明は、かかる問題に鑑みてなされたも
のであり、磁極の位置精度を向上させて高画質化を図
り、特にカラー画像形成に好適なマグネットローラを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、本体部と、この本体部の両端を支持する
軸部とからなり、前記本体部の外面に周方向に亘る複数
の磁極を形成する樹脂磁石を配設してなるマグネットロ
ーラであって、外面に軸線方向に沿った凹凸部を設けた
本体部のうち当該凹部の構成部材が、引張り強さ50k
gf/mm2以下の材料を主体としてなり、且つ当該凹
部に5KG以上の残留磁束密度を有する希土類磁性粉を
用いた希土類樹脂磁石が配設されることを特徴としたも
のである。
【0008】ここで、前記凹部の構成部材の主体として
は合金材料が好ましく、中でも特に、アルミニウム合
金、ステンレス鋼、快削鋼および機械構造用炭素鋼のう
ちから選択したものを用いるのが好ましい。
【0009】また、前記本体部として、その軸心に配す
る芯材の周囲にアルミニウム合金を被覆したクラッド材
を用いることも好ましい。
【0010】そして、特に前記希土類磁性粉としては、
磁気的に交換相互作用する硬磁性相と軟磁性相との複相
を有する交換スプリング磁性粉を用いることが好まし
い。ここで、「交換スプリング磁性」とは、磁石内に多
量の軟磁性相が存在するとき、この軟磁性層および硬磁
性相の結晶粒の磁化が交換相互作用で互いに結びつくこ
とにより、本来低保磁力しかもたず逆磁界中では容易に
磁化反転する軟磁性相の磁化が逆磁界中でも反転し難く
なり、あたかも両相がばねで結びつけられた様態を示
し、硬磁性相のみの単相であるかのような磁気特性をい
う(例えば、「R.Coehoorn, K.H.J.Buschow et al. :
J. de phys., 49(1988) C8−669」を参照)。このよう
な磁気特性により、交換スプリング樹脂磁石は低保磁力
をもつと同時に高い残留磁束密度をもつこととなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るマグネット
ローラの種々の実施形態を図面を参照しながら説明す
る。
【0012】図1は、本発明に係るマグネットローラの
第1実施例を示す概略側面図であり、図2は、そのA1
−A1断面図である。本実施例のマグネットローラ1
は、引張り強さ50kgf/mm2以下の材料を主体と
した本体部2の両端に軸部3a,3bを形成し、更に、
この本体部2の外面に軸線方向の凹部4a,4b,4
c,4dを形成し、これら凹部4a,4b,4c,4d
に、5KG以上の残留磁束密度(Br)を有する希土類
磁性粉を樹脂バインダーで担持した樹脂磁石5a,5
b,5c,5dを配設して構成されるものである。尚、
前記軸部一端には、マグネットローラを電子写真装置の
軸受に装着する際の位置決めのために、切欠部6が形成
されている。
【0013】前記軸部3a,3bは、本体部2の両端に
切削加工を施して形成されたり、もしくは本体部両端の
軸心に設けた取付孔に、ステンレス鋼や鉄などからなる
軸部を、圧入、接着またはピン止めなどして形成され
る。
【0014】また、前記本体部2は、押出成形や切削加
工などを施して凹部を精度良く形成するために、アルミ
ニウム合金、ステンレス鋼、快削鋼(不純物添加により
被削性を改善した鋼)および機械構造用炭素鋼などの引
張り強さ50kgf/mm2以下の合金材料を主体とし
て構成されることが好ましい。引張り強さが50kgf
/mm2を超える材料を用いると、マグネットローラの
加工性や成形性が低下し、上記した従来のマグネットロ
ーラの如く、磁極位置を精度良く定めるのが困難にな
る。ところで、本体部2に用いるアルミニウム合金の中
でも、マグネットローラに適した強度や加工性を考慮す
ると、Al−Mg系合金(「5052」「5083」な
ど)、Al−Mg−Si系合金(「6063」「606
1」など)、Al−Cu系合金(「2011」「201
4」「2017」「2024」など)が好適である。
尚、本体部は無垢材あるいは中空材の何れでもよく、要
求されるたわみ強度などを考慮して適宜選択すればよ
い。このようにアルミニウム合金に代表される上記引張
り強さを有する材料を用いることで、本体部外面に凹部
を高精度に位置決めして形成し易く、よってこれら凹部
に希土類樹脂磁石を配設し、磁極位置を高精度(周方向
における位置ずれが2゜以内、軸方向の磁束密度のばら
つきが40G以下)に定めることが可能となる。
【0015】上記凹部4a,4b,4c,4dは、押出
成形法を用いて金型を通過させる際に賦形したり、射出
成形法を用いて金型内にて成形してもよく、または、押
出成形法や射出成形法により成形した後の本体部に、フ
ライスや旋盤などによる切削加工を施し形成してもよ
い。また、凹部形状は、本実施例のような方形に限ら
ず、U字形状、逆三角形状などでもよく、所望の磁束密
度強度や磁界分布に基づいて形成される希土類樹脂磁石
の形状に合わせて適宜設定すればよい。但し、凹部の深
さは、押出成形、射出成形および切削加工の際に生ずる
誤差を小さくする観点からは、浅い方が好ましい。ま
た、本実施例の凹部の数は、4極着磁を想定し4つに設
定しているが、本発明ではこれに限らず、所望の磁極数
や着磁位置、磁界パターンにより適宜設定すればよい。
【0016】また、上記凹部4a,4b,4c,4dに
希土類樹脂磁石を配設する方法としては、(1)溶融状
態の希土類樹脂磁石を凹部に流し込み固着させる方法、
(2)溶融状態の希土類樹脂磁石を凹部に塗布したり、
溶射したりし、薄層形成して固着させる方法、(3)凹
部の壁面や樹脂磁石ピースの側面に接着剤を塗布した
り、接着用テープを用いて、樹脂磁石ピースを凹部に接
着固定する方法、(4)接着手段を用いずに、凹部に希
土類樹脂磁石ピースを埋設し、熱収縮チューブで被覆し
加熱して固定する方法、(5)接着手段を用い、前記
(4)と同様に熱収縮チューブを用いて樹脂磁石ピース
を凹部に固定する方法、などが挙げられる。
【0017】このようなマグネットローラの変形例を図
3,図4に示す。図3は、本変形例の概略側面図であ
り、図4は、そのA2−A2断面図である。本変形例の
マグネットローラ10は、上記実施例と同じく、引張り
強さ50kgf/mm2以下の材料を主体とし、凸部1
1a,11b,11c,11dが形成された本体部12
を有し、これら凸部11a,11b,11c,11dの
間の凹部に5KG以上の残留磁束密度(Br)を有する
希土類磁性粉を用いた樹脂磁石13a,13b,13
c,13dを配設したものである。尚、前記凸部形状
は、本実施例のように方形状に限らず、三角形状、台形
状などでもよく、所望の磁束密度強度や磁界分布に基づ
いて形成される希土類樹脂磁石の形状に合わせて適宜設
定すればよいが、高精度に成形するには凸部の高さが低
い方が好ましい。尚、図3における軸部14a,14b
と切欠部15は、上記実施例と同様にして形成される。
【0018】ところで、上記各実施例において凹部に配
設する希土類樹脂磁石には、所望の高磁力を得るため
に、5KG以上の残留磁束密度(Br)を有する希土類
磁性粉を用いるが、特に、着磁の容易さを考慮すると、
5KOe以下の低い固有保磁力(iHc)を有する交換ス
プリング磁性粉を用いたものが好適である。具体的に
は、R(希土類)−Fe−N系、R(希土類)−Fe−
B系またはR(希土類)−Fe−Co系合金が好ましい
が、これらの中でも特に硬磁性相と軟磁性相を含む交換
スプリング磁性粉が好ましい。前記Rとしては、好まし
くはSm,Nd、この他にPr,Dy,Tbなどの1種
または2種以上を組み合わせたものを用い、また、前記
Feの一部を置換して磁気特性を高めるために、Co,
Ni,Cu,Zn,Ga,Ge,Al,Si,Sc,T
i,V,Cr,Mn,Zr,Nb,Mo,Tc,Ru,
Rh,Pd,Ag,Cd,In,Sn,Sb,Hf,T
a,W,Re,Os,Ir,Pt,Au,Hg,Tl,
Pb,Biなどの元素の1種または2種以上を添加して
もよい。より具体的には、Nd−Fe−B系合金(軟磁
性相:Fe−B合金,αFe)、Sm−Fe−N系合金
(軟磁性相:αFe)、Nd−Fe−Co−Cu−Nb
−B系合金(軟磁性相:Fe−B合金,αFeなど)、
Nd−Fe−Co系合金(軟磁性相:αFeなど)など
の交換スプリング磁性粉が好適であり、例えば、Nd4
Fe8020合金(軟磁性相:Fe3B,αFe)やSm2
Fe173合金(軟磁性相:αFe)の交換スプリング
磁性粉が挙げられる。
【0019】前記交換スプリング磁性粉の製造方法に
は、高速急冷法やメカニカルアロイング(機械的合金
化)などが使用される。具体的には、各原料元素を秤量
し、メカニカルアロイングを施して得た合金粉末に熱処
理を施し、必要に応じて窒化処理を行う方法を用いた
り、または、各原料元素を秤量し、単ロール法による高
速急冷法を施して得た非晶質または非晶質に近い微細組
織を含む合金を粉砕後、熱処理を施して結晶を析出さ
せ、必要に応じて窒化処理を行う方法を用いて作製す
る。その急冷条件(ロール速度など)や粉砕条件、熱処
理条件(処理時間、温度)などを適宜調整することで、
結晶粒径が数十nmの軟磁性相を有する交換スプリング
磁性粉を作製できる。尚、前記窒化処理は、R−Fe−
N系交換スプリング磁性粉を作製する際に必要である。
【0020】また、希土類樹脂磁石は、上記の希土類磁
性粉を樹脂磁石全体の50重量%〜95重量%の割合で
樹脂バインダーに混合し、溶融混練し、ペレット状に成
形して、射出成形法や押出成形法を用いて製造してもよ
いし、または、上記本体部凹部に溶融状態の希土類樹脂
磁石を直接流し込み固化形成してもよい。特に、本体部
における凹部を浅く形成した場合は、溶融状態の希土類
樹脂磁石を当該凹部に刷毛状のもので塗布したり、溶融
粒子を高速度で吹き付けて層形成する溶射法を用いるの
が効果的である。また必要に応じて、前記樹脂バインダ
ーとともに、磁性粉の表面処理剤であるシラン系やチタ
ネート系のカップリング剤、溶融磁石材料の流動性を良
好にする滑剤であるアミド系滑剤、樹脂バインダーの熱
分解を防止する安定剤、もしくは難燃剤などの添加剤を
混合させてもよい。但し、前記希土類磁性粉の含有率が
50重量%未満では、磁性粉不足によりマグネットロー
ラの磁気特性が低下して所望の磁力が得られず、またそ
の含有率が95重量%を超えると、バインダー不足とな
り樹脂磁石の成形性が損なわれる。また、前記樹脂バイ
ンダーとしては、エチレンーエチルアクリレート樹脂、
ポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹
脂、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PBT
(ポリブチレンテレフタレート)、PPS(ポリフェニ
レンスルフィド)、EVA(エチレン−酢酸ビニル共重
合体)、EVOH(エチレン−ビニルアルコール共重合
体)およびPVC(ポリ塩化ビニル)などの1種類ある
いは2種類以上、もしくは、エポキシ樹脂、フェノール
樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、フラン樹脂、不飽和ポ
リエステル樹脂およびポリイミド樹脂などの熱硬化性樹
脂の1種類あるいは2種類以上を混合して用いることが
できる。
【0021】また、上記希土類樹脂磁石への着磁は、射
出成形や押出成形、鋳込み成形の際に外部磁場を印加す
ることにより行ってもよいし、また、このような着磁成
形後に、内部歪みを除き脱型を容易にするために一旦脱
磁した後に再着磁してもよく、もしくは成形の際に着磁
せずに成形後に着磁してもよい。また、上述の塗布方式
や溶射法を用いて凹部に樹脂磁石を成形する場合は、成
形と同時にあるいは成形後に着磁すればよい。
【0022】以上の実施例では、本体部の構成材料とし
て、凹部を形成するのに加工性の良好な、引張り強さ5
0kgf/mm2以下のアルミニウム合金などの材料を
用いたが、この種の材料は、加工性が高い反面、たわみ
強度が低い傾向にある。実際に電子写真装置に組み込ん
で使用するとき、このような本体部はたわむ場合があ
る。そこで、本体部のたわみ強度を改善し画質を向上す
べく、本体部にクラッド材を用いた実施例を図5〜図8
に示して以下に詳説する。
【0023】図5は、本発明に係るマグネットローラの
第2実施例を示す概略側面図であり、図6は、そのA3
−A3断面図である。本実施例のマグネットローラ20
は、その軸心に配する芯材21の周囲にアルミニウム合
金などの外周材22を被覆したクラッド材からなる本体
部23を備え、この本体部23の外面に軸線方向の凹部
24a,24b,24c,24dを形成し、また、これ
ら凹部24a,24b,24c,24dに、上記第1実
施例と同様の5KG以上の残留磁束密度(Br)を有す
る希土類磁性粉を用いた樹脂磁石25a,25b,25
c,25dを配設して構成されるものである。尚、前記
凹部24a,24b,24c,24dや軸部26a,2
6b、切欠部27の形成方法は上記第1実施例と略同様
であるから、その詳細な説明を省略する。
【0024】また、本実施例の変形例を図7,図8に示
す。本体部が図8に示す断面形状を有するものが挙げら
れる。図7は、本変形例の概略側面図であり、図8は、
そのA4−A4断面図である。本変形例のマグネットロ
ーラ30は、前記実施例と同様にその軸心に配する芯材
31の周囲にアルミニウム合金などの外周材32を被覆
したクラッド材からなる本体部33を備え、この本体部
33の外周面に形成された凸部34a,34b,34
c,34dの間の凹部に、上記第1実施例と同様の希土
類樹脂磁石35a,35b,35c,35dを配設した
ものである。
【0025】以上の本体部23,33は、鋳塊を面削し
たり、溶融材料を用いて押出成形したりして予成形を施
した芯材21,31と外周材22,32とをそれぞれ面
合わせし、両者を圧着して作製される。作製の容易さの
点では、芯材と外周材とを同時に押出成形した直後に、
両者を圧着し本体部23,33を成形するのが好まし
い。また、前記芯材21,31は、非磁性材料、磁性材
料の何れでもよく、具体的には、所望のたわみ強度を得
て低コスト化を図る観点からは、SUS303、SUS
304、SUS316、SUS430などのステンレス
合金や、SUM22、SUM24,S45Cなどの鉄系
合金が好適である。また、前記外周材22,32には、
たわみ強度と加工性のバランスを考慮すると、Al−M
g系合金の「5052」や「5083」など、A1−M
g−Si系合金の「6063」や「6061」など、A
1−Cu系合金の「2011」や「2014」「201
7」「2024」などが好適である。
【0026】また、本発明に係る本体部の断面形状は、
本実施例のものに制限されないが、図8に示した変形例
のように、芯材31の断面形状を方形のような非円形と
すると、外周材32との固着性および耐回転強度が格段
に向上する。また、上記外周材と芯材の断面積比は、マ
グネットローラに要求されるたわみ強度やコストとのバ
ランスを考慮して選択すればよいが、特に、(外周材の
断面積)/(芯材の断面積)が1/4〜4/1の範囲内
に設定するのが好適である。前記断面積比が4/1を超
えると、たわみ強度がアルミニウム合金と略同じになる
ため改善されず、他方、前記断面積比が1/4未満で
は、加工性が低下するため、上記凹凸部を精度良く形成
することが困難になる。
【0027】
【実施例】以下、本発明に係るより具体的な実施例と比
較例について説明するが、以下の実施例は本発明を何ら
限定するものではない。
【0028】(実施例1) 図1および図2に示したよ
うに、50kgf/mm2以下の引張り強さを有するア
ルミニウム合金(A6063)を用いて押出成形によ
り、凹部4a,4b,4c,4dをもつ本体部2(最大
外径18mm)を形成し、この本体部両端を旋盤加工に
より縮径して軸部3a,3b(軸径6mm)を形成し
た。前記凹部4a,4b,4c,4dに配設する樹脂磁
石ピース5a,5b,5c,5dは、Nd4Fe8020
の交換スプリング磁性粉(固有保磁力iHc=3.0KO
e;残留磁束密度Br=12KG)の90重量%と、樹
脂バインダーであるエチレンーエチルアクリレート樹脂
の10重量%とを混合し溶融混練した後に、ペレット状
に成形し、断面形状をかまぼこ状(底辺長6mm;高さ
3mm;外周面の曲率半径9mm;軸方向長さ320m
m)となすように押出成形し、次いで、印加磁場8KO
e〜15KOeで着磁して各磁石ピースに1つの磁極を
形成することにより作製された。そして、これら樹脂磁
石ピースを本体部2の凹部4a,4b,4c,4dに接
着剤を用いて固着し、4極の磁極をもつ本実施例のマグ
ネットローラを作製した。
【0029】(実施例2) 図3および図4に示したよ
うに、50kgf/mm2以下の引張り強さを有するア
ルミニウム合金(A6063)を用いて押出成形によ
り、凸部11a,11b,11c,11dをもつ本体部
12(最大外径:18mm)を形成し、この本体部両端
を旋盤加工により縮径して軸部14a,14b(軸径:
6mm)を形成した。また、前記凸部11a,11b,
11c,11dの間の凹部に配設する樹脂磁石ピース1
3a,13b,13c,13dの断面形状を扇状(内周
長さ3mm;外周面の曲率半径9mm;外周長さ7m
m;軸方向長さ320mm)となすように成形する他
は、前記実施例1と同様にして本実施例のマグネットロ
ーラを作製した。
【0030】(実施例3) 図5および図6に示したよ
うに、芯材21としてステンレス合金(SUS303)
を用い、外周材22として、50kgf/mm2以下の
引張り強さを有するアルミニウム合金(A6063)を
用いて、両部材を押出成形した直後に圧着して本体部2
3を形成する他は、前記実施例1と同様にして本実施例
のマグネットローラを作製した。
【0031】(実施例4) 図7および図8に示したよ
うに、芯材31として鉄系合金(SUM22)を用い、
外周材32として、50kgf/mm2以下の引張り強
さを有するアルミニウム合金(A6063)を用いて、
両部材を押出成形した直後に圧着して本体部33(最大
外径18mm;芯材の断面の大きさ8mm角)を形成し
た。また、この本体部33の凹部に配設する樹脂磁石ピ
ース35a,35b,35c,35dの形状(底辺長6
mm;高さ4.5mm;外周面の曲率半径9mm;外周
長さ12mm;軸方向長さ320mm)を同図のように
成形する他は、前記実施例1と同様にして本実施例のマ
グネットローラを作製した。
【0032】(比較例1) 図10および図11に示し
たように、支持軸51として断面が6mm角の鋼材(S
UM22)を用い、この支持軸51の両端を旋盤加工に
て縮径して軸部53a,53b(軸径6mm)を形成し
た。支持軸51に貼付する樹脂磁石ピース52a,52
b,52c,52d(外周面の曲率半径9mm;軸方向
長さ320mm)は、従来のフェライト磁性粉(SrO
・6Fe23)の90重量%と、樹脂バインダーである
エチレンーエチルアクリレート樹脂の10重量%とを混
合し溶融混練した後に、ペレット状に成形し、押出成形
した後に、印加磁場8KOe〜15KOeで着磁し磁極
を形成することにより作製された。そして、図示するよ
うにこれら樹脂磁石ピース52a,52b,52c,5
2dを支持軸51に接着剤を用いて貼付し、本比較例の
マグネットローラを作製した。
【0033】(比較例2) 図12および図13に示し
たように、支持軸62として軸径6mmの鋼材(SUM
22)を用い、この支持軸62の両端を軸部63a,6
3bとした。また、本体部61は、従来のフェライト磁
性粉SrO・6Fe23の90重量%と、樹脂バインダ
ーであるエチレンーエチルアクリレート樹脂の10重量
%とを混合し溶融混練した後に、ペレット状に成形した
ものを押出成形法により、円筒形状(外径18mm;内
径6mm;軸方向長さ320mm)に成形すると同時
に、着磁磁場8KOe〜15KOeで配向着磁すること
により作製された。この本体部61の軸心に前記支持軸
62を貫通配設し、両者を接着して、本比較例のマグネ
ットローラを作製した。
【0034】(比較例3) 磁性粉として従来のフェラ
イト磁性粉(SrO・6Fe23)を用いる他は、本発
明に係る上記実施例1と同様にして、本比較例のマグネ
ットローラを作製した。
【0035】以上の実施例および比較例のマグネットロ
ーラの表面から径方向に1.2mm離れた位置にプロー
ブ(磁気センサー)を配置し、ガウスメータを用いて、
マグネットローラを回転させながら周方向における磁極
位置を測定した。その測定は、マグネットローラ両端か
ら軸方向内側へ10mm離れた2箇所(P1点,P
3点)、マグネットローラ中央箇所(P2点)の合計3箇
所で行われた。主磁極の測定位置と所望位置との最大の
ずれを「磁極位置のずれ」として以下の表1に示す。
【0036】また、以上の実施例および比較例のマグネ
ットローラ中央において、その表面から径方向に1.2
mm離れた位置にプローブ(磁気センサー)を配置し、
同じガウスメータを用いて、マグネットローラを回転さ
せずに、プローブをマグネットローラ中央から軸方向端
に至る範囲(P1点からP3点まで)をスキャンさせて、
各磁極上における軸方向磁束密度を測定した。前記測定
範囲(P1点からP3点)における最大磁束密度と最小磁
束密度との差を「軸方向磁束密度のばらつき」として以
下の表1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】表1の結果から明らかなように、実施例1
〜4のマグネットローラでは、「磁極位置のずれ」が2
゜以内、且つ「軸方向磁束密度のばらつき」が40G以
下であるのに対し、比較例1,2のマグネットローラで
は、「磁極位置のずれ」が2゜を超えており、「軸方向
磁束密度のばらつき」が40Gを超えている。また、比
較例3のマグネットローラでは、「極位置のずれ」と
「軸方向磁束密度のばらつき」がそれぞれ2゜以内且つ
40G以下であったが、所望の磁束密度強度(1000
G)を得ることができなかった。従って、上記実施例の
マグネットローラは、高精度に着磁位置を定め得るもの
であることが確認できた。
【0039】
【発明の効果】以上の如く、本発明のマグネットローラ
は、外面に軸線方向に沿った凹凸部を設けた本体部のう
ち当該凹部の構成部材が、引張り強さ50kgf/mm
2以下の材料を主体としてなり、且つ当該凹部に5KG
以上の残留磁束密度を有する希土類磁性粉を用いた希土
類樹脂磁石が配設されるものなので、本体部の加工性が
向上し、前記凹部の位置精度が高まり、よって磁極の位
置精度が向上するので、高画質化が可能となり、特にカ
ラー画像形成に好適なマグネットローラを得ることが可
能となる。
【0040】また、前記本体部が、芯材の周囲にアルミ
ニウム合金を被覆したクラッド材からなることにより、
マグネットローラのたわみ強度が向上し、更なる高画質
化が可能となる。
【0041】そして、前記希土類樹脂磁石として、磁気
的に交換相互作用する硬磁性相と軟磁性相との複相を有
する交換スプリング磁性粉を樹脂バインダーで担持した
ものを用いることにより、小さな着磁磁場であっても高
い磁力を得ることができるので、高磁場で着磁しなくと
も優れた磁気特性を有し、低コストのマグネットローラ
を作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマグネットローラの第1実施例を
示す概略側面図である。
【図2】図1に示すマグネットローラのA1−A1断面
図である。
【図3】第1実施例のマグネットローラの変形例を示す
概略側面図である。
【図4】図3に示すマグネットローラのA2−A2断面
図である。
【図5】本発明に係るマグネットローラの第2実施例を
示す概略側面図である。
【図6】図5に示すマグネットローラのA3−A3断面
図である。
【図7】第2実施例のマグネットローラの変形例を示す
概略側面図である。
【図8】図7に示すマグネットローラのA4−A4断面
図である。
【図9】スリーブに内蔵されたマグネットローラを示す
概略断面図である。
【図10】従来のマグネットローラを示す概略断面図で
ある。
【図11】(a)は、図10に示すA−A断面図であ
り、(b)は、図10に示すB−B断面図である。
【図12】従来のマグネットローラを示す概略断面図で
ある。
【図13】(a)は、図12に示すA'−A'断面図であ
り(b)は、図12に示すB'−B'断面図であり、
(c)は、図12に示すC'−C'断面図である。
【符号の説明】 1 マグネットローラ 2 本体部 3a,3b 軸部 4a,4b,4c,4d 凹部 5a,5b,5c,5d 希土類樹脂磁石 6 切欠部 10 マグネットローラ 11a,11b,11c,11d 凸部 12 本体部 13a,13b,13c,13d 希土類樹脂磁石 14a,14b 軸部 15 切欠部 20 マグネットローラ 21 芯材 22 外周材 23 本体部 24a,24b,24c,24d 凹部 25a,25b,25c,25d 希土類樹脂磁石 26a,26b 軸部 27 切欠部 30 マグネットローラ 31 芯材 32 外周材 33 本体部 34a,34b,34c,34d 凹部 35a,35b,35c,35d 希土類樹脂磁石 36a,36b 軸部 37 切欠部 40 マグネットローラ 41 本体部 42a,42b 軸部 43 スリーブ 50 従来のマグネットローラ 51 支持軸 52a,52b,52c,52d 磁石ピース 53a,53b 軸部 60 従来のマグネットローラ 61 本体部 62 支持軸 63a,63b 軸部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部と、この本体部の両端を支持する
    軸部とからなり、前記本体部の外面に周方向に亘る複数
    の磁極を形成する樹脂磁石を配設してなるマグネットロ
    ーラにおいて、外面に軸線方向に沿った凹凸部を設けた
    本体部のうち当該凹部の構成部材が、引張り強さ50k
    gf/mm2以下の材料を主体としてなり、且つ当該凹
    部に5KG以上の残留磁束密度を有する希土類磁性粉を
    用いた希土類樹脂磁石が配設されることを特徴とするマ
    グネットローラ。
  2. 【請求項2】 前記凹部の構成部材が合金材料を主体と
    してなる請求項1記載のマグネットローラ。
  3. 【請求項3】 前記合金材料として、アルミニウム合
    金、ステンレス鋼、快削鋼および機械構造用炭素鋼の中
    から選択したものを用いてなる請求項2記載のマグネッ
    トローラ。
  4. 【請求項4】 前記本体部が、その軸心に配する芯材の
    周囲にアルミニウム合金を被覆したクラッド材から構成
    される請求項1または2記載のマグネットローラ。
  5. 【請求項5】 前記希土類磁性粉として、磁気的に交換
    相互作用する硬磁性相と軟磁性相との複相を有する交換
    スプリング磁性粉を用いてなる請求項1〜4の何れか1
    項に記載のマグネットローラ。
JP11108774A 1999-04-16 1999-04-16 マグネットローラ Pending JP2000305358A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11108774A JP2000305358A (ja) 1999-04-16 1999-04-16 マグネットローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11108774A JP2000305358A (ja) 1999-04-16 1999-04-16 マグネットローラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000305358A true JP2000305358A (ja) 2000-11-02

Family

ID=14493150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11108774A Pending JP2000305358A (ja) 1999-04-16 1999-04-16 マグネットローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000305358A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002278280A (ja) * 2001-03-21 2002-09-27 Ricoh Co Ltd 現像ローラ及びその製造方法
JP2006251289A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置および画像形成装置
JP2006267335A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Tdk Corp マグネットロール及びその製造方法、及び現像ロール
JP2006267336A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Tdk Corp マグネットロール及びその製造方法、及び現像ロール

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002278280A (ja) * 2001-03-21 2002-09-27 Ricoh Co Ltd 現像ローラ及びその製造方法
JP2006251289A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置および画像形成装置
JP4604770B2 (ja) * 2005-03-10 2011-01-05 富士ゼロックス株式会社 現像装置および画像形成装置
JP2006267335A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Tdk Corp マグネットロール及びその製造方法、及び現像ロール
JP2006267336A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Tdk Corp マグネットロール及びその製造方法、及び現像ロール
JP4617949B2 (ja) * 2005-03-23 2011-01-26 Tdk株式会社 マグネットロール及びその製造方法、及び現像ロール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6021296A (en) Magnet roller and manufacturing method thereof
EP2077470B1 (en) Magnetic field generating member and manufacturing method thereof
JP2000305358A (ja) マグネットローラ
JP2002231526A (ja) マグネットローラ
JP3799994B2 (ja) マグネットローラ
JP2000323322A (ja) マグネットローラ
JP4032706B2 (ja) マグネットローラの製造方法及び該製造方法により作製してなるマグネットローラ
JP2000068120A (ja) マグネットローラ
JP2004087644A (ja) マグネットローラ
JP3564374B2 (ja) マグネットローラ
JP2007027220A (ja) 樹脂磁石成形体の製造方法、樹脂磁石成形体、および、着磁ヨーク
US6703915B1 (en) Magnet roller
JP2689619B2 (ja) マグネットロール
JPH0395578A (ja) 現像装置
JP2003015424A (ja) マグネットローラ
JP3525228B2 (ja) マグネットロールの押出成形金型及び当該押出成形金型を用いたマグネットロールの製造方法
EP1253604A1 (en) Magnet roller
JP3308187B2 (ja) マグネットローラの製造方法
JP4743575B2 (ja) 現像ロール
JP2000164443A (ja) 樹脂磁石成形物の製造方法
JPH11242390A (ja) マグネットロール
JPH0324574A (ja) 現像装置
JP2000029316A (ja) 磁気シリンダー
JP2000331823A (ja) マグネットローラ
JPH08115814A (ja) マグネットロールの押出成形金型及び当該押出成形金型を用いたマグネットロールの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051114

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060328