JP4931552B2 - 開口部の施錠構造 - Google Patents

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Description

本発明は、住宅などの建築物に設けられる開口部(窓や玄関、勝手口等の出入り口)の戸(引き違いタイプのサッシ障子や出入り口の扉等)の施錠構造において、その施錠状態を電気的に表示する機能を備えた開口部の施錠構造に関する。
近年住宅における侵入盗犯罪が増加してきていることにより、住宅における防犯ニーズは、非常に高くなってきている。これに対応するため、住宅等建物の開口部にかかわる部材の防犯性能の強化が望まれており、平成16年には、防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議により、「防犯性能の高い建物部品目録」が公表されるなど、行政および民間で一丸となって進められてきている。
一方、戸建住宅における犯罪手口は、ガラス破りが最も多く、ついで無締りによる犯罪が顕著であり、窓開口部の防犯強化は、必須の課題である(非特許文献1)。
開口部の防犯強化として、窓の開閉を検知するマグネットセンサー、窓ガラスの破壊を検知するガラス破壊警報装置等が市販されており、また、これらのセンサーや人感センサー等をシステム化した警備会社によるセキュリティシステムなどが挙げられるが、これらはいずれも侵入盗によって犯罪が実施されたことを検知することを重視したものであり、どちらかと言えば、犯罪を未然に防ぐためのものではなかった。
無締り状態を予防するシステムとして、引き違い窓等のクレセントの施錠状況を磁気センサーであるリードスイッチを用いて検知し、クレセントの施錠信号を親機に送信する子機に係る技術が特許文献1に開示されている。これは、無締りの予防という点で、一定の目的を果たしているが、クレセントの施錠時に、クレセントの施錠を操作する操作ハンドルの回動部の回転を物理的にストップさせる補助ロック部の状態まで検知するものではなかった。クレセントが施錠状態であり、かつ補助ロック部が未施錠状態であると、たとえば、ガラスに数ミリ程度の穴をあけるだけで、細い棒等を挿入し、クレセントの操作ハンドルを回転させることができ、その結果、短時間で容易に狙われた開口部を解錠されてしまい、折角の施錠機能が活かされないという課題があった。さらに、上記開示されたクレセントの施錠状態を検知する技術は、複数の開口部の状態をセンシングするシステムとしての一部として構成されており、そのための通信手段も必要となり、利用するために利用者は高いコストを強いられていた。
また、特許文献2には、補助ロックの施錠状態を検知する技術が開示されている。この開示された技術は、補助ロックを一種のリミットスイッチに見立て、補助ロックを施錠状態にした場合、併設する窓開閉センサーのセンシングを作動させるような仕組みになっている。さらに、その状態確認は、別体となっている防犯システムの表示装置に無線で通信することで行っており、この表示装置は、通常一邸宅に1つ置かれることから、対象としているクレセントのある部屋とは、別の部屋に存在することが多い。したがって、戸締りをしたい部屋の戸締り確認をする場合、クレセント1つ1つの補助ロックのスライドレバーの位置確認を直接手で作動できる距離まで近づいて行うか、あるいは別室の防犯システムの表示装置のあるところまで確認しに行き未施錠の補助ロックがあれば、再度、該当する部屋まで行かなければならず、戸締り確認に煩わしさがあった。
特許文献1および特許文献2で開示されているような防犯システムの一構成となるクレセントの状態を監視する仕組みでは、防犯システムが警戒モードにした場合、利用者自らが、誤って警戒モード中のクレセントを操作してしまい、警報を鳴らしてしまうことが多い。この結果、利用者は、警報音への不快感・恐怖感や近所迷惑等を気にして、結局防犯システムそのものを利用しないという傾向が強かった。
警察庁ホームページ:http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/index.html 特開2002−213122号公報 特開2004−232293号公報
本発明は、前述した従来の技術における不具合を少なくとも部分的に解消することを目的とするもので、住人が開口部単位に単独で施錠状態を確認することができ、無締りを簡便かつ確実に防止することができる開口部の施錠構造を提供することを目的とする。
また、本発明は、開口部の施錠構造に備えられた複数の施錠機能の状態を検知し、住人にその施錠状態を視認性良く報知する手段を設けることによって、閉め忘れを防止するだけでなく、複数の施錠機能をすべて利用することを促す効果を提供し、防犯性能を日常的に高めるよう配慮された開口部の施錠構造を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記課題を解決するため、戸締り確認表示手段が付いた開口部の施錠構造を見出し、本発明をなすにいたった。
すなわち、本発明に係る開口部の施錠構造の第1の構成は、
建築物の開口部に設置されて該開口部を開閉する戸に設けられる本体部と、
該本体部に備えられ前記戸を施錠および解錠する複数の施解錠機構と、
該複数の施解錠機構の少なくとも一の施解錠状態を電気的に検知する電気的検知手段と、
検知した施解錠機構の施解錠状態を区別して表示する電気的表示部と、
を具備し、
前記戸が引き違い障子で、
前記本体部が該引き違い障子の室内側召合框の側面に設けられる箱型部材であり、前記複数の施解錠機構が、前記本体部の上面に軸支され、回動自在とされた操作ハンドルと、該操作ハンドルに設けられ該操作ハンドルの回動に伴って前記引き違い障子のフック受け部に係止されることにより前記引き違い障子を施錠および解錠するフック部とを具備する主施解錠機構と、
前記フック部が前記引き違い障子のフック受け部に係止された施錠状態にあるときに前記操作ハンドルの回転をロックして前記引き違い障子の解錠を阻止する補助施解錠機構とを有してなり、
前記電気的表示部が、
主施解錠機構が解錠されている状態と、
主施解錠機構が施錠されかつ補助施解錠機構が解錠されている状態と、
主施解錠機構が施錠されかつ補助施解錠機構が施錠されている状態と、
の各状態を区別して表示する手段であるであることを特徴とする開口部の施錠構造である
また、開口部の施錠構造は、前記電気的表示部が、その開口部の施錠構造と対応して建築物の室内側から視認可能な位置に配される
ここで、建築物の開口部とは、住宅などの建築物の窓や玄関、勝手口等の出入り口のような、建築物の外部と内部を連通させ、人の出入り(侵入を含む)を可能にする開口部を意味する。戸とは、前記開口部に取付けられてこれを開閉できるようにした建具を意味し、サッシ障子などの窓体や玄関や勝手口の扉が例示される。
また、施解錠機構とは、戸が引き違い障子のように複数の戸部材からなる場合は、一の戸部材と他の戸部材を係脱する係脱機構を、戸が一の戸部材からなる場合は、戸と開口部の枠体との間を係脱する係脱機構を、それぞれ意味する。複数の施解錠機構とは、一の施錠装置自体に備えられた二以上の施解錠機構であって、それぞれが単独で又は他の施解錠機構と協働して施錠および解錠をなす施解錠機構を意味する。たとえば、開口部である引き違い障子付サッシのクレセント錠の場合は、操作ハンドルとクレセントからなる施解錠機構(主施解錠機構)と、前記操作ハンドル等をロックする他の施解錠機構(補助施解錠機構)とによって、複数の施解錠機構が構成される。玄関ドアや勝手口ドアなどのシリンダー錠の場合は、シリンダー錠自体が一の施解錠機構(主施解錠機構)を構成し、着脱式サムターン機構が他の施解錠機構(補助施解錠機構)を構成する。
さらに、電気的検知手段とは、それぞれの施解錠機構の施錠操作および解錠操作によって生じる物理的な変位を、電気的に検知する手段であれば特に限定されるものではない。たとえば、導電素子の回路を用いて、施錠状態と解錠状態とを導電素子の接触・非接触の2状態とに連動させ、回路の電位を電気的に検知する方法や、磁気センサと磁石を用いて、施錠状態と解錠状態とを磁石の磁気センサへの近接・非近接の2状態に対応付けし、電気信号として取り出す方法などが挙げられる。また、磁気センサと磁石に代えて、発光素子と受光素子を用い、これらが互いに近接した位置の時にのみ受光素子に発光素子からの光が入力されるようにし、受光素子の出力信号を把握することにより施錠状態を監視することもできる。
また、電気的表示部とは、表示部より、2〜3m以上の距離において、視認出来る程度の輝度を有する電気的な光源であれば、特に限定されるものではない。たとえば、パイロットランプ、豆電球、LED、EL素子等が挙げられる。好ましくは、LEDやEL素子など、消費電力の小さいものが好適である。また、視認性を高めるため、電気的に点灯する光源の背面に反射板を設けたり、拡散板や拡散レンズ等で光源を覆うことなどもできる。
上記電気的表示部は、戸に設けられる本体部上であって、建築物の室内側から視認可能な位置に配され、好ましくは、防犯上、室内側から視認可能であるが、屋外から直接視認できない位置に配される。たとえば、前記本体部の室内側に向いている面に、光源の放射の向きを室内側に向けて、取り付けられる。よって、本発明に係る開口部の施錠構造の好適な構成は、本発明に係る施錠構造の第1の構成において、電気的表示部が、屋外から視認不能な位置に配されることを特徴とする開口部の施錠構造である。
また、「その開口部の施錠構造と対応して建築物の室内側から視認可能な位置」とは、その施錠構造を備えた開口部が配置される室またはその室に隣接する室等内部側から、人が視覚的に見ることができる状態であり、電気的表示とその開口部の施錠構造との対応関係が明確であること、すなわち、施錠がされていない開口部がどの開口部かをその室に居る人が一目でわかる位置に電気的表示がされることを意味する。よって、電気的表示部は、たとえば、開口部の戸に設置された本体部に設けたり、本体部の近傍の戸に設けてもよい。
また、信号処理部は、電気的検知手段からの検知信号を処理して複数の施解錠機構の施解錠状態を判別して判別信号を出力するものであり、一般にICから構成されるが、前記電気的検知手段としてICを備えたホールセンサなどを用いた場合には、センサの機能として信号処理が可能であるので、センサが電気的検知手段と信号処理部を構成する態様となる。
本発明に係る開口部の施錠構造の第の構成は、本発明に係る開口部の施錠構造の第の構成において、電気的表示部が、複数の施解錠機構のうち、少なくとも補助施解錠機構が解錠状態の場合に第1の表示色で点滅する構成とされたことを特徴とする開口部の施錠構造である。また、本発明に係る開口部の施錠構造の第の構成は、本発明に係る開口部の施錠構造の第1から第12のいずれかの構成において、複数の施解錠機構が全て施錠状態となった場合に第2の表示色で点灯し、所定の時間を経過すると消灯する構成とされたことを特徴とする開口部の施錠構造である。
例えばクレセント錠構造の場合、主施解錠機構を構成する操作ハンドルと補助施解錠機構を構成する補助ロック部がともに解錠状態の場合、第1の表示色で点滅し、操作ハンドルが施錠状態で補助ロック部がロック状態になったときに、第2の表示色で点灯し、所定時間後消灯する。解錠状態の場合は、住人への警告となるように、赤色等の目立つ色で点滅させる一方、施錠状態にある場合は、施錠状態を視認できれば良いため、緑色等の穏やかな色で点灯のみさせ、また施錠状態の視認後も継続して点灯させておくのは電池消耗につながるのみであるので、たとえば3秒経過後には消灯する構成とされる。
本発明に係る開口部の施錠構造の第の構成は、本発明に係る開口部の施錠構造の第の構成において、前記電気的表示部が、点滅若しくは点灯により施解錠状態を表示する構成とされ、前記本体部には、前記電気的表示部が点滅若しくは点灯を継続している状態において、点滅若しくは点灯を一時的に停止させる表示停止手段が設けられ、該表示停止手段には、施解錠状態の変化を検知した場合に一時的停止を解除する解除手段が接続されてなることを特徴とする開口部の施錠構造である。
電気的表示部は、施錠構造が解錠状態である場合、継続してそれを表示するが、施錠構造が解錠状態であっても住人がそれを知った上で部屋に所在している場合は、表示を継続させる必要はなく、また住人にとって点滅等が目障りになりうる。そこで、本発明に係る開口部の施錠構造にはそのような点を解消するものとして表示停止手段が設ける。表示停止手段は、点滅若しくは点灯を停止させることができれば如何なる構成のものでも良く、例えば本体部に専用のボタンを設け、該ボタンを押すことによって表示停止手段が作動して電気的表示部が消灯されるようにすることができる。一方、表示停止手段は、施解錠状態が変移すると、解除手段がそれを検知して表示停止手段による表示停止状態を解除し、電気的表示部の表示が再開される。よって、住人は、意識的に表示停止を解除することなく、戸締り確認機能が自動的に復旧する。
本発明に係る開口部の施錠構造の第の構成は、建築物の開口部に設置されて該開口部を開閉する戸に設けられる本体部と、該本体部に備えられ前記戸を施錠および解錠する複数の施解錠機構と、該複数の施解錠機構の少なくとも一の施解錠状態を電気的に検知する電気的検知手段と、検知した施解錠機構の施解錠状態を区別して表示する電気的表示部と、を具備し、前記戸が扉であり、前記本体部は、該扉に設けられ、前記複数の施錠機構が、シリンダー錠機構と、該シリンダー錠に挿入することで当該シリンダー錠を施解錠可能とすると共に、該シリンダー錠から離脱することで当該シリンダー錠を施解錠不能とする着脱式サムターン機構を有してなり、前記電気的検知手段は、着脱式サムターンに設けられる磁石と、前記本体部に設けられる一対の磁器センサを備え、前記シリンダー錠に挿入された前記着脱式サムターンを前記シリンダー錠の解錠姿勢としたときに対向する位置に一方の磁器センサが設けられると共に、他方のセンサが前記シリンダー錠に挿入された前記着脱式サムターンを前記シリンダー錠の施錠姿勢としたときに対向する位置に他方の磁器センサが設けられ、これら一対の磁器センサは、それぞれ着脱式サムターンの磁石が接近することでサムターンの装脱状態と姿勢が判別され、前記電気的表示部は、前記電気的検知手段による検知結果を受けて
)前記シリンダー錠が解錠され、着脱式サムターンが装着された状態とはずされた状態
)前記シリンダー錠が施錠され、着脱式サムターンが装着された状態とはずされた状態
のいずれかの場合において、各状態を区別して表示するものであることを特徴とする開口部の施錠構造である。
勝手口や玄関等の出入り口における扉の閉め忘れを室内から確認する必要が生じた場合に効果的な施錠構造であり、シリンダー錠の施錠状態を視認性良く確認することができる。シリンダー錠が施錠状態か解錠状態かは、シリンダー錠と連動するデッドボルトの位置を検知しても良いし、サムターンの指がかりとなる部分の両端の回動位置を検知してもよい。
本発明に係る第1の構成は、開口部の施錠構造に備えられた複数の施錠機構の少なくとも一による施解錠を検知し、施錠構造自体に電気的表示部を設けてその施錠状態を表示するようにしたので、住人は開口部の施錠状態を視認性良く確認することができ、開口部単位で無締りを容易に防止することができる上、操作を誤って警報をならしてしまうこともない。
本発明に係る第2の構成は、クレセント構造が有する複数の施錠機構による施錠状態を個別に検知し、それらの機構の利用状況に応じて、防犯レベルを利用者にLED等で視認性良くかつ積極的に報知することによって、無締り防止だけでなく、より高いレベルの戸締りを利用者に日常的に促す効果を有する
本発明に係る第の構成は、幅広い生活シーンに対応した利用が可能となる。特に、通風や開放感のために敢えて窓を開ける場合等に、表示部が点滅又は点灯していると、目障りや電池消耗などが問題となるが、それを解消するという効果を奏する
発明に係る第の構成は、幅広い生活シーンに対応した利用が可能となる。特に、通風や開放感のために敢えて窓を開ける場合等に、表示部が点滅又は点灯していると、目障りや電池消耗などが問題となるが、それを解消する効果を有する。
本発明に係る第の構成は、サムターン機構の施解錠を視認できるので、玄関扉や勝手口等の扉の無締り防止が容易になるという効果を奏する
らに、本発明に係る前述の開口部の施錠構造を建築物の開口部構造や該開口部で建築物を構成すれば、住人の意識が高まり、防犯性に優れた開口部構造および建築物を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
〔実施形態1〕
実施形態1は、クレセント構造(施錠構造)の操作ハンドル(主施解錠機構)の位置を検知することにより該操作ハンドルが解錠されている状態と該操作ハンドルが施錠されている状態を区別して表示するためのものである。図1は本発明に係るクレセント錠における施錠構造の一実施形態を説明するための模式図で、引き違い障子サッシにクレセント構造が設けられ、施錠されている状態を示す平面図、図2は図1のII−II線に沿って見た正面図、図3は図1のIII−III線に沿って見た側面図である。また、図4は図3と同様の図で、非施錠状態(解錠状態)を示すための模式図である。
これらの図において、符号Aは、開口部に設置された引き違い障子サッシの縦框召し合せ部に設けられたクレセント構造を示し、符号Oは建築物の外部、Iは建築物の室内側、Wは建築物の外壁、Sは開口部に設置された引き違い障子サッシの全体、Gはサッシガラス、Taは内側障子サッシの縦框、Tbは外側障子サッシの縦框、1は磁気検出素子(磁気センサ)、2は磁石、3は回動自在で施錠のためのフックを備えた第1の筐体(操作ハンドル)、5は回動自在で施錠のためのフック部を備えた第1の筐体3の回動を不可能にさせるためのサブロック部(補助ロック部又は補助施解錠機構)、7は施錠状態表示用のLED、8はサッシ等に取り付け可能な第2の筐体(クレセント構造の本体部)、aは回動自在で施錠のためのフック部を備えた第1の筐体3における第1の回転方向、bは回動自在で施錠のためのフック部を備えた第1の筐体3における第2の回転方向である。13は、外部出力端子(外部出力手段)である。
次に、本実施形態の各部機能について説明する。回動自在で施錠のためのフック部を備えた第1の筐体3は、図3の状態から回転方向aの向きに回転して、図4の解錠状態になることができる。また、図4の状態から回転方向bの向きに回転して、図3の施錠状態になることができる構成になっている。第1の筐体3が、図1から図3のような状態であるときに完全に施錠が施されているものとし、それ以外の状態では施錠がされていないものとして設定されている。すなわち、磁気検出素子1は、第1の筐体3を軸支する位置より上部の操作ハンドルの手掛り部の付近に埋め込まれている。クレセント錠が完全に施錠されている時に(つまり、図1から図3の状態)、第1の筐体3に備え付けられている磁石2の磁束を感知し、所望の出力信号を出力できるように、磁石2は磁気検出素子1の解錠時の位置において磁気検出素子1と対面する位置に取り付けられている。したがって、この磁気検出素子1によって、クレセント錠の施錠状態を判定できる。このとき、磁気検出素子1の出力信号は、施錠状態表示用LED7に転送され、施錠状態にあわせ(施錠がされているか否かにあわせ)点灯や点滅、あるいは消灯など所望の状態にすることができる。これにより、離れた位置からでもドアの施錠状態を容易に確認することができる。
図1から図4で示した実施形態では、回動自在で施錠のためのフックを備えた第1の筐体3に配置された磁石2と、サッシ等に取り付け可能な第2の筐体8(クレセント構造本体部)に配置された磁気検出素子1によって施錠状態を判定できるようにしたが、回動自在で施錠のためのフックを備えた第1の筐体側3に磁気検出素子1を、サッシ等に取り付け可能な第2の筐体側8に磁石を配置した場合においても、同様に施錠状態の監視が可能である。また、上述した実施形態では、回動自在で施錠のためのフック部を備えた第1の筐体3とサッシ等に取り付け可能な第2の筐体8で構成されるクレセント錠の一方に磁気検出素子1を、他方に磁石2を配置し、磁石2が磁気検出素子1に近づくことによって施錠状態を把握している。
〔実施形態2〕
実施形態2は、クレセント構造の操作ハンドルの施錠状態をロックするサブロック部の位置を検知することにより、補助施解錠機構が解錠されている状態と補助施解錠機構が施錠されている状態を区別して表示するためのものである。
本実施形態では、回動自在で施錠のためのフック部を備えた第1の筐体3の位置状態を把握することなく施錠状態のロック状態を監視するための実施形態を以下に示す。
図5は本発明に係るクレセント錠における施錠構造の実施形態2を説明するための模式図であり、図6は図5のサブロック部をスライドさせた状態を示す。9は第2の筐体8に配置された磁気検出素子、10はサブロック部5に配置された磁石、cはサブロック部5の可動方向である。なお、前記実施形態と同じ構造のものは同じ図を用いて、同じ機能を有するものは同じ符号を用いて説明する。
次に、本実施形態の各部機能について説明する。回動可能で施錠のためのフックを備えた第1の筐体3は、第1の筐体の回動可能範囲内において回動が自在である。第1の筐体3が、図5あるいは図6のような状態であるときに完全に施錠が施されているものとし、それ以外の状態では施錠がされていないものとして設定する。サブロック部5は、サブロック部可動方向cに可動となっており、図5のような位置にサブロック部5があるときには、第1の筐体3は回動可能であるが、第1の筐体3と第2の筐体8が施錠状態で、かつサブロック部5が図6の位置にあるときは、後述するサブロックが第2の筐体8に内蔵されている回動部の回転を阻止することにより第1の筐体3の回動ができなくなるように構成されている。磁気検出素子9は、サブロック部5が図6のような位置にあるとき、つまり、第1の筐体3の回動ができなくなる機構が働く位置にあるときにサブロック部5に配置された磁石10の磁束密度をうけ、所望の出力信号を出力することができるように、磁石2は磁気検出素子1のロック時の位置において磁気検出素子1と対面する位置に取り付けられている。
サブロック部5としては、第1の筐体が図5あるいは図6のような位置にあるとき、すなわちクレセント錠が施錠された状態であるときのみ可動するように構成されたものを使用すれば、間接的にこの磁気検出素子9によってクレセント錠の施錠状態を判定できる(サブロック部が動かずにクレセント錠がロックされないときは、クレセントは、解錠状態である)。
いずれにしても、磁気検出素子9の出力信号は施錠状態表示用LED7に転送され、施錠状態にあわせ(施錠がされているか否かにあわせ)点灯や点滅、あるいは消灯など所望の状態にすることができる。これにより、サブロック部である補助施解錠機構が解錠されている状態と補助施解錠機構が施錠されている状態を区別して表示し、離れた位置からでもドアの施錠状態を容易に確認することができる。
〔実施形態3〕
図示しない実施形態3は、クレセント構造の操作ハンドルの位置と操作ハンドルの施錠状態をロックするサブロック部の位置を検知することにより、該操作ハンドルが解錠している状態と該操作ハンドルの施錠されかつロックされている状態を区別して表示するか、または該操作ハンドルが解錠している状態、該操作ハンドルが施錠されかつロック状態されていない状態若しくは該操作ハンドルが施錠されかつロックしている状態を区別して表示するためのものである。
本実施形態は、実施形態1と実施形態2の各機能を併せ持つ。つまり、第1の筐体3が施錠状態にあり、さらにサブロック部5も施錠状態の時、LED7が点灯するようにできる。
具体的には、実施例1に示したとおり磁気検出素子1から得られた出力信号により施錠されているか否かを判定する。次に、実施形態2に示したとおり図6の磁気検出素子9から得られた出力信号により施錠されているか否かを判定する。住人等のユーザに施錠状態(施錠が施されているか否か)を知らせるための施錠状態表示用LED7には、上述の実施形態1より得られた判定結果と実施形態2で得られた判定結果の論理積によって得られる結果を出力するようにすればよい。
本実施例では、磁気検出素子2個と磁石2個を用いて、第1の筐体3が施錠状態で、さらにサブロック部5も施錠状態の時、LED7が点灯する構成を説明したが、配置を工夫することにより、例えば磁気検出素子2個と磁石1個で構成することも可能である。
〔実施形態4〕
実施形態4は、実施形態1の変形例であり、操作ハンドルや第2の筐体を小さくして構造全体をコンパクト化するためにクレセント構造の操作ハンドルによって回転する回動部の位置を検知するようにして、該操作ハンドルが解錠している状態と該操作ハンドルが施錠されている状態を区別して表示するためのものである。
本実施形態では、第2の筐体8内に設けた第1の筐体3の回動部11に、状態検知用の磁石2を配置した実施形態を以下に示す。前記実施形態と同じ機能を有するものは同じ符号を用いて説明する。
ここで、回動部11は、施錠状態のロックを実現する補助ロック部の一部であり、操作ハンドル及びフック部とともに軸支され、かつ第2の筐体の内部に納められている。通常は、操作ハンドルの回転に伴って回転するものであるが、補助ロックをロック状態にすることによって回動部が回転阻止されることにより操作ハンドルの回転も制限されることによりクレセント構造の施錠状態がロックされる。
図7は本発明に係るクレセント錠の第2の筐体内部に磁石と磁気センサを設置し、施錠により磁気センサが磁石の磁束密度をうけた状態を説明するための模式図であり、図8は、図7の解錠により磁気センサが磁石の磁束密度をうけていない状態を示す模式図である。
本実施例のように、磁石2を第1の筐体3ではなく、第1の筐体の第2の筐体内部の回動部11に設けても、同様の機能を満足することができる。
〔実施形態5〕
実施形態5は、実施形態2の変形例であり、該操作ハンドルが解錠している状態と該操作ハンドルの施錠されかつロックされている状態を区別して表示するためのものである。
本実施形態では、サブロック部5に磁気センサ1を配置し、第2の筐体8内に設けた第1の筐体3の回動部11に、状態検知用の磁石2を配置した実施形態を以下に示す。前記実施形態と同じ機能を有するものは同じ符号を用いて説明する。
図9は、本発明に係るクレセント構造の第2の筐体内部に磁石と磁気センサを設置し、磁気センサがサブロック部に接続され、施錠とサブロックにより磁気センサが磁石の磁束密度をうけた状態を示す模式図であり、図10は、図9のサブロック部の解錠により、磁気センサが磁石の磁束密度をうけていない状態を示す模式図である。
実施形態4のように、磁気センサ1を第2の筐体内に固定するのではなく、サブロック部5の移動に伴い磁気センサ1も移動するように構成しているので、第1の筐体3とサブロック部5を含めた複合的な施錠もしくは解錠状態、又は施錠状態がロックされているか否かの状態を簡易な構成で検知可能になる。
〔実施形態6〕
実施形態6は上記実施形態5の変形例である。
本実施形態では、サブロック部5に磁性体12を配置し、第2の筐体8内に設けた第1の筐体3の回動部11に状態検知用の磁石2を、また、第2の筐体内に磁気センサを固定して配置した実施形態を以下に示す。前記実施形態と同じ機能を有するものは同じ符号を用いて説明する。
図11は、本発明に係るクレセント構造の第2の筐体内部に磁石と磁気センサと磁性体を設置し、磁性体がサブロック部に接続され、施錠とサブロックにより磁石の磁束密度を磁性体を介して磁気センサがうけた状態を示す模式図であり、図12は、図11のサブロックの解錠により磁石の磁束密度を磁気センサがうけていない状態を示す模式図である。
本実施形態のように、磁性体12を磁気ヨークのように用いることで、クレセント構造の施錠もしくは解錠状態、又は施錠状態がロックされているか否かの状態を検知することも可能である。本実施形態では、磁性体12を磁気ヨークとして利用する例を説明したが、逆に磁性体を磁気シールドのように用いて、施錠もしくは解錠状態、又は施錠状態がロックされているか否かの状態を検知することも可能である。
〔実施形態7〕
実施形態7は、実施形態4の変形例であり、施錠状態において磁石と磁気センサの位置が他の部品との関係でやむをえず離隔してしまう場合の対応例である。
本実施形態では、第2の筐体8内に設けた第1の筐体3の回動部11に、状態検知用の磁石2と磁性体12を、さらに第2の筐体内部に磁性体12と磁気センサ1を固定して配置した実施形態を以下に示す。前記実施形態と同じ機能を有するものは同じ符号を用いて説明する。
図13は、本発明に係るクレセント構造の第2の筐体内部に磁石と磁気センサと磁性体を設置し、磁性体が施錠により磁石の磁束密度を磁性体を介して磁気センサがうけた状態を示す模式図であり、図14は、図13の解錠により磁石の磁束密度を磁性体を介して磁気センサがうけていない状態を示す模式図である。
本実施形態のように、クレセント構造内部に磁気回路を構成しておき、施錠もしくは解錠状態、又は施錠状態がロックされているか否かの状態を検知することも可能である。施錠または解錠に応じて、磁気回路が導通または切断するようにすれば良い。本実施例の構成に限定することなく、例えば、磁気センサと磁石の配置を逆にしても、状態検知可能であるので、状況に応じて適宜磁気回路を修正して使用することが可能である。つまり、本実施形態で示した図13に示す構成以外にも様々な構成の磁気回路を形成可能である。
〔実施形態8〕
実施形態8は、実施形態6の変形例であり、施錠状態のロック状態において磁石と磁気センサの位置が他の部品との関係でやむをえず離隔してしまう場合の対応例である。
本実施形態では、第2の筐体8内に設けた第1の筐体3の回動部11に、状態検知用の磁石2と磁性体12を、さらに第2の筐体内部に磁性体12と磁気センサ1を、また第2の筐体内部でサブロック部5に連動して移動する磁性体12を配置した実施形態を以下に示す。前記実施形態と同じ機能を有するものは同じ符号を用いて説明する。
図15は、本発明に係るクレセント構造の第2の筐体内部に磁石と磁気センサと磁性体を設置し、磁性体がサブロック部に接続され、磁性体が施錠とサブロックにより磁石の磁束密度を磁性体を介して磁気センサがうけた状態を示す模式図であり、図16は、図15のサブロックの解錠により磁石の磁束密度を磁性体を介して磁気センサがうけていない状態を示す模式図である。
実施形態7のように、磁性体12のすべてを第2の筐体内に固定するのではなく、サブロック部5の移動に伴い磁性体12も移動するように構成しているので、第1の筐体3とサブロック部5を含めた複合的な施錠もしくは解錠状態、又は施錠状態がロックされているか否かの状態を簡易な構成で検知可能になる。
また、実施形態7と同様、磁気回路の構成は本実施形態に限定されるものではなく、施錠または解錠に応じて、磁気回路が導通または切断するようにすれば良い。例えば、磁気センサと磁石の配置を逆にしても、状態検知可能であるので、状況に応じて適宜磁気回路を修正して使用することが可能である。つまり、本実施形態で示した図14に示す構成以外にも様々な構成の磁気回路を形成可能である。
〔実施形態9〕
実施形態9は、実施形態3と同様に、クレセント構造の操作ハンドルの位置と操作ハンドルの施錠状態をロックするサブロック部の位置を検知するが、本実施形態では、次の4通りの状態を検知し、LEDは状態1から3のいずれかの場合に赤色で点滅し、状態4の場合には、緑色で点灯し、その後消灯する構成とされている。
状態1:操作ハンドルが解錠しかつサブロック部がロックされていない状態、
状態2:操作ハンドルが施錠されているがサブロック部がロックされていない状態、
状態3:操作ハンドルが施錠されていないがサブロック部がロックされている状態、
状態4:操作ハンドルとサブロック部の双方とも施錠されている状態。
すなわち、図17に示すように、本実施形態に係るクレセント施錠構造は、実施形態1において説明したものと同様の構成とできる操作ハンドルの位置を検知する操作ハンドル検知部(主施解錠機構検知部)14aと、実施形態2において説明したものと同様の構成とできるサブロック部の位置を検知するサブロック検知部(補助施解錠機構検知部)14bと、これら検知部14a,14bに接続された信号処理部15と、該信号処理部15に接続されたLEDからなる電気的表示部16を有する。また、クレセント施錠構造は、サブロック部が、操作ハンドルの施解錠に関係なく、スライド可能な構成である。
前記検知部14a,14bは既に説明した磁気センサからなるもので、操作ハンドル検知部14aが操作ハンドルの施錠状態を検知し、例えば施錠状態にあるとき1の出力値を出力し、解錠状態にあるとき0の出力値を出力し、同様に、サブロック検知部14bは施錠状態にあるとき1の出力値を出力し、解錠状態にあるとき0の出力値を出力する。前記信号処理部15は、前記検知部14a,14bからの出力値を受けてこれを処理して操作ハンドルとサブロック部の施錠状態が前記状態1から4の何れにあるかを判別する。すなわち、前記検知部14a,14bからの出力値が何れも0である場合は状態1にあると判別し、前記検知部14a,14bからの出力値が何れも1である場合は状態4にあると判別し、前記検知部14aからの出力値が1で前記検知部14bからの出力値が0の場合は状態2にあり、前記検知部14aからの出力値が0で前記検知部14bからの出力値が1の場合は状態3にあると判別し、状態1から3のいずれかにある場合には解錠警告信号を、状態4にある場合は施錠確認信号を出力する。この信号処理部15は、ICチップからなり、磁気センサと別体としてもよいが、ICチップを一体に含むホール効果を利用した磁気センサを用いるのが好都合であり、その場合、磁気センサの機能の一部が信号処理部を構成することになる。LEDからなる前記電気的表示部16は、解錠警告信号が入力されると、赤色で点滅し、施錠確認信号が入力されると、緑色に点灯し、その後、例えば3秒後に消灯する。
更に、本実施形態においては、クレセント錠本体部(実施形態1における第2の筐体)のクレセントより上方の部位に、LEDが点滅若しくは点灯を継続している状態において、点滅若しくは点灯を一時的に停止させる表示停止ボタン17が設けられている。この表示停止ボタン17は、図17に示すように、前記信号処理部15に接続されており、該ボタンを押すことによって信号処理部15からのLEDへの出力を絶つ構成とされている。また、前記信号処理部15は、状態がいずれかに変移すると表示停止ボタン17による一時的な停止を解除する機能を有しており、この機能が停止解除手段を構成している。このような構成とすることにより、一旦表示機能が停止させられても、利用者がクレセント錠を操作すれば、停止状態を意識的に解除することなく、戸締り確認機能が自動的に復旧することとなる。
ここで、本実施形態においては、サブロック部が、操作ハンドルの施解錠に関係なく、スライド可能な構成であり、操作ハンドルが施錠されていないがサブロック部がロックされている前述の状態3が生じているが、この状態3を一時停止ボタンとして代用することも可能である。すなわち、信号処理部15において検知部14a,14bからの信号が前記状態3に相当する信号である場合にLEDが消灯するように設定しておくと、操作ハンドルが解錠状態にあるときにサブロック部をロック位置に移動させる操作によって、LEDが消灯する。そして、利用者が、例えば操作ハンドルをロック状態とするなど、クレセント錠を再び操作すると、前記状態3から別の状態に移行し、LEDが点滅又は点灯することとなる。
〔実施形態10〕
実施形態10は、勝手口や玄関等の出入り口(開口部)に設置される扉に設けられる施錠構造に係るもので、図18は該施錠構造Aを勝手口の扉Dに設けた例を示している。該施錠構造Aは、扉Dに設けられたシリンダー錠構造の本体部18と、扉Dの室内側の面で該本体部18の上側近傍に設けられたセンサー本体19とを具備し、本体部18には、図19(a)から(c)に示すように、着脱式サムターン20(補助施解錠機構)を有するシリンダー錠21(主施解錠機構)が備えられている。実施形態9に関連して示した図17の回路構成図における場合と同様に、シリンダー錠21には、その施解錠状態を検知する主施解錠機構検知部が設けられ、着脱式サムターン20には、その施解錠状態を検知する補助施解錠機構検知部が設けられているが、前者については例えばシリンダー錠と連動するデッドボルトの位置を検知する等により容易に実現することができるので、説明を省き、後者についてのみここで説明する。
着脱式サムターン20は、シリンダー錠21の室内側に開口するスリット状の鍵穴22に室内側から挿脱自在に装着される構成とされており、サムターン20を鍵穴22に装着した状態においては、室内側からサムターン20を回して水平状態にすることによりシリンダー錠21が施錠され(図19(b))、垂直状態にすることによりシリンダー錠21が解錠される一方(図19(c))、サムターン20が水平状態でシリンダー錠21が施錠状態にあるときにサムターン20を鍵穴22から引き抜くことができるものである(図19(a))。このような着脱式のサムターン20はサムターン回しを確実に防止して防犯効果を高めることができるが、本実施形態では、このサムターン20を引き抜いたかどうか、サムターン20が施錠状態にあるかどうか等が前記センサー本体19により検知され、前記主施解錠機構検知部からのシリンダー錠21の施解錠状態に関する検知信号と併せて、表示される。
すなわち、前記センサー本体19は、シリンダー錠21の近傍斜め上方位置に配されており、シリンダー錠21に対向する面が凹に湾曲せしめられ、その湾曲部が終端する一端部がシリンダー錠21の略真上に位置せしめられ、他端部がシリンダー錠21の略真横に位置せしめられた構造に形成されており、シリンダー錠21の略真上に位置する前記一端部には第1ホール素子23が設けられ、シリンダー錠21の略真横に位置する前記他端部には第2ホール素子24が設けられ、これらホール素子23,24は、図示しない主施解錠機構検知部とともに、センサー本体19の室内側に臨む面に設けられたLED表示部25(電気的表示部)に電気的に接続されている。また、サムターン20の操作部分となる板状部には、その長手方向の両端部に一対の磁石26がそれぞれ取り付けられ、サムターン20が水平状態に位置せしめられると、該一対の磁石26のいずれかが第2ホール素子24に接近し、サムターン20が垂直状態に位置せしめられると、該一対の磁石26のいずれかが第1ホール素子23に接近する配置とされ、第1ホール素子23と第2ホール素子24は、それぞれサムターン20の磁石26が接近するとそれを検知し、サムターン20の装脱状態が判別される。
このようにして、図示しない主施解錠機構検知部から得られたシリンダー錠21の施解錠状態に関する検知信号と、第1ホール素子23、第2ホール素子24(補助施解錠機構検知部)から得られたサムターン20の装脱状態に関する検知信号は、実施形態9に関連して示した図16の回路構成図における場合と同様に、信号処理部に送られるか、ホール素子23,24に含まれるICによって処理されて、シリンダー錠21の施解錠状態とサムターン20の装脱状態が判別され、次の4通りの状態を判別する信号が得られる。
状態1:シリンダー錠が施錠され、サムターンが装着されている状態(図19(b))
状態2:シリンダー錠が解錠され、サムターンが装着されている状態(図19(c))
状態3:シリンダー錠が施錠された後、サムターンがはずされた状態(図19(a))
状態4:シリンダー錠が解錠された後、サムターンがはずされた状態(図示せず)
LED表示部25は、前記4通りの状態を識別する信号を受けてこれを住人に視認容易な形で表示する。すなわち、前記状態1の場合は、緑色の点滅を、前記状態2または状態4の場合は赤色の点滅をする。一方、状態3の場合は緑色の点灯をした後、所定時間後に消灯する。
なお、状態3および状態4において、「シリンダー錠が施錠(解錠)された後」と記載したのは、シリンダー錠が施錠(解錠)されていることの信号を信号処理部が記憶して保持したまま、サムターンがはずされた状態を検知するという意味である。
本実施形態によれば、着脱式サムターンを備えたシリンダー錠構造においても複数の施解錠機構の施解錠を視認できるので、玄関扉や勝手口等の扉の無締り防止が可能となる。
クレセント構造だけでなく、複数の施錠機能を持つことによって、一定の防犯性能を有する扉等、広範に利用することが出来る。
本発明に係るクレセント錠における施錠状態監視構造の一実施形態を説明する模式図であり、クレセント錠が施錠状態の平面図である。 図1のII−II線に沿って見た正面図である。 図1のIII−III線に沿う側面図である。 図3と同様の図で、クレセント錠の非施錠状態を説明するための模式図である。 本発明に係るクレセント錠における施錠状態監視構造の他の一実施形態を説明する模式図である。 図5に示されたクレセント錠において、フック部を固定するためにサブロック部がスライドされた状態を説明するための模式図である。 クレセント構造の第2の筐体内部に磁石と磁気センサを設置し、施錠により磁気センサが磁石の磁束密度をうけた状態を示す模式図である。 図7の解錠により磁気センサが磁石の磁束密度をうけていない状態を示す模式図である。 クレセント構造の第2の筐体内部に磁石と磁気センサを設置し、磁気センサがサブロック部に接続され、施錠とサブロックにより磁気センサが磁石の磁束密度をうけた状態を示す模式図である。 図9の、サブロック部の解錠により、磁気センサが磁石の磁束密度をうけていない状態を示す模式図である。 クレセント構造の第2の筐体内部に磁石と磁気センサと磁性体を設置し、磁性体がサブロック部に接続され、施錠とサブロックにより磁石の磁束密度を磁性体を介して磁気センサがうけた状態を示す模式図である。 図11の、サブロックの解錠により磁石の磁束密度を磁気センサがうけていない状態を示す模式図である。 クレセント構造の第2の筐体内部に磁石と磁気センサと磁性体を設置し、磁性体が施錠により磁石の磁束密度を磁性体を介して磁気センサがうけた状態を示す模式図である。 図13の、解錠により磁石の磁束密度を磁性体を介して磁気センサがうけていない状態を示す模式図である。 クレセント構造の第2の筐体内部に磁石と磁気センサと磁性体を設置し、磁性体がサブロック部に接続され、磁性体が施錠とサブロックにより磁石の磁束密度を磁性体を介して磁気センサがうけた状態を示す模式図である。 図15の、サブロックの解錠により磁石の磁束密度を磁性体を介して磁気センサがうけていない状態を示す模式図である。 本発明の変形例に係る施錠構造の回路構成図である。 本発明の他の変形例に係る着脱式サムターン付きシリンダー錠構造を扉に設けた模式図である。 図18に示すシリンダー錠構造における施解錠状態を示す模式図で、(a)はサムターンをはずした状態、(b)はサムターンを装着して施錠した状態、(c)はサムターンを装着して解錠した状態を、それぞれ示す。
符号の説明
A クレセント構造
O 建築物の外部
I 建築物の室内側
W 建築物の外壁
S 障子サッシ
G サッシガラス
Ta 内側障子サッシの縦框
Tb 外側障子サッシの縦框
1 磁気検出素子
2 磁石
3 第1の筐体
4 フック部
4a サッシ障子に設けられたフック受け部
5 サブロック部
7 施錠状態表示用LED
8 第2の筐体
8a 第2の筐体の上面
a 第1の筐体の第1の回転方向
b 第1の筐体の第2の回転方向
c サブロック部の可動方向
9 磁気検出素子
10 磁石
11 第1の筐体の、第2の筐体内部の回動部
12 磁性体
13 外部出力端子
14a 操作ハンドル検知部
14b サブロック検知部
15 信号処理部
16 電気的表示部
17 表示停止ボタン
D 扉
18 本体部
20 サムターン
21 シリンダー錠
23 第1ホール素子
24 第2ホール素子
25 LED表示部(電気的表示部)
26 磁石

Claims (8)

  1. 建築物の開口部に設置されて該開口部を開閉する戸に設けられる本体部と、
    該本体部に備えられ前記戸を施錠および解錠する複数の施解錠機構と、
    該複数の施解錠機構の少なくとも一の施解錠状態を電気的に検知する電気的検知手段と、
    検知した施解錠機構の施解錠状態を区別して表示する電気的表示部と、
    を具備し、
    前記戸が引き違い障子で、
    前記本体部が、該引き違い障子の室内側召合框の側面に設けられ、
    前記複数の施解錠機構が、
    前記本体部の上面に軸支され、回動自在とされた操作ハンドルと、該操作ハンドルに設けられ該操作ハンドルの回動に伴って前記引き違い障子のフック受け部に係止されることにより前記引き違い障子を施錠および解錠するフック部とを具備する主施解錠機構と、
    前記フック部が前記引き違い障子のフック受け部に係止された施錠状態にあるときに前記操作ハンドルの回転をロックして前記引き違い障子の解錠を阻止する補助施解錠機構とを有してなり、
    前記電気的表示部が、
    主施解錠機構が解錠されている状態と、
    主施解錠機構が施錠されかつ補助施解錠機構が解錠されている状態と、
    主施解錠機構が施錠されかつ補助施解錠機構が施錠されている状態と、
    の各状態を区別して表示する手段である
    ことを特徴とする開口部の施錠構造。
  2. 前記電気的表示部が、その開口部の施錠構造と対応して建築物の室内側から視認可能な位置に配されてなることを特徴とする請求項1に記載の開口部の施錠構造。
  3. 前記電気的表示部が、前記複数の施解錠機構のうち少なくとも補助施解錠機構が解錠状態の場合に第1の表示色を点滅することを特徴とする請求項1又は2に記載の開口部の施錠構造。
  4. 前記電気的表示部が、前記複数の施解錠機構が全て施錠状態となった場合に第2の表示色を点灯し、所定の時間を経過すると消灯する構成とされたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の開口部の施錠構造。
  5. 前記電気的表示部が、点滅または点灯により施解錠状態を表示する構成とされ、前記本体部には、前記電気的表示部が点滅または点灯を継続している状態において、点滅または点灯を一時的に停止させる表示停止手段が設けられ、該表示停止手段には、施解錠状態の変化を検知した場合に一時的停止を解除する解除手段が接続されてなることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の開口部の施錠構造。
  6. 建築物の開口部に設置されて該開口部を開閉する戸に設けられる本体部と、
    該本体部に備えられ前記戸を施錠および解錠する複数の施解錠機構と、
    該複数の施解錠機構の少なくとも一の施解錠状態を電気的に検知する電気的検知手段と、
    検知した施解錠機構の施解錠状態を区別して表示する電気的表示部と、
    を具備し、
    前記戸が扉であり、
    前記本体部は、該扉に設けられ、
    前記複数の施錠機構が、シリンダー錠機構と、該シリンダー錠に挿入することで当該シリンダー錠を施解錠可能とすると共に、該シリンダー錠から離脱することで当該シリンダー錠を施解錠不能とする着脱式サムターン機構を有してなり、
    前記電気的検知手段は、
    着脱式サムターンに設けられる磁石と、前記本体部に設けられる一対の磁器センサを備え、前記シリンダー錠に挿入された前記着脱式サムターンを前記シリンダー錠の解錠姿勢としたときに対向する位置に一方の磁器センサが設けられると共に、他方のセンサが前記シリンダー錠に挿入された前記着脱式サムターンを前記シリンダー錠の施錠姿勢としたときに対向する位置に他方の磁器センサが設けられ、
    これら一対の磁器センサは、それぞれ着脱式サムターンの磁石が接近することでサムターンの装脱状態と姿勢が判別され、
    前記電気的表示部は、前記電気的検知手段による検知結果を受けて
    )前記シリンダー錠が解錠され、着脱式サムターンが装着された状態とはずされた状態
    )前記シリンダー錠が施錠され、着脱式サムターンが装着された状態とはずされた状態
    のいずれかの場合において、各状態を区別して表示するものである
    ことを特徴とする開口部の施錠構造。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の開口部の施錠構造を有する建築物の開口部構造。
  8. 請求項に記載された開口部の施錠構造を有する開口部構造により開口部が構成された建築物。
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