JP4605794B2 - クレセント及びクレセント付サッシ - Google Patents

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Description

本発明は引き違い状の内外障子の召合せ框に設けられるクレセント及びクレセント付サッシに関し、特に内外障子の施錠・解錠状態を視覚的に示すことのできるクレセント及びクレセント付サッシに関する。
従来から内外障子を引き違い状としてなるサッシが知られている。このようなサッシでは、内障子の召合せ框にクレセントを設け、外障子の召合せ框には受部を設け、クレセントのハンドルを回動させることで、それに連動して爪状の掛部が回動し、外障子の受部に係合して障子を施錠することができるようにされている。このようなクレセントを有した引き違い障子のサッシは例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
特開2002−180755号公報
クレセントには、ハンドルと連動して回動する掛部の他に、掛部が受部に係合して障子が施錠状態となっているときに、スライド動作によりハンドルの回動をロックする補助ロックも設けられる。クレセントが補助ロックも含めて確実に施錠されることは、防犯上重要であるが、補助ロックによる施錠状態も含めたクレセントの施錠・解錠状態を容易に視認することは困難であった。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、クレセントの施錠・解錠状態を容易に視認することのできるクレセント及びクレセント付サッシを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るクレセントは、枠体内に設けられる内外障子のうち内障子の召合せ框に設けられるものであって、該召合せ框に固定される本体部に設けられる施錠手段によって内外障子を施錠するクレセントにおいて、
前記施錠手段は一部が前記本体部よりも突出するように形成されるとともに、突出した部分に磁石が取付けられ、
前記磁石の位置を検知する検知機構を内蔵し前記本体部とは別体として形成された検知装置を前記本体部の近傍に配置して前記施錠手段の突出した部分と対向させ、前記検知装置は前記検知機構の他に電池と、発光部と、制御基板とを備え、
前記検知装置の制御基板は前記検知機構が前記磁石の位置を検知したら、該磁石の位置によって判別される前記施錠手段の施錠・解錠状態に応じて前記発光部を点灯または点滅させる制御回路を有してなることを特徴として構成されている。
また、本発明に係るクレセントは、枠体内に設けられる内外障子のうち内障子の召合せ框に設けられるものであって、該召合せ框に固定される本体部に設けられる施錠手段によって内外障子を施錠するクレセントにおいて、
前記施錠手段はハンドルと連動して回動する掛部と、前記ハンドルが施錠位置にある場合にスライド操作するとその回動をロックする補助ロックとを備え、該補助ロックは前記本体部の側面に設けられ、上方または下方に延出された延出部を有すると共に、該延出部に磁石が取付けられ、
前記磁石の位置を検知する検知機構を前記本体部と一体または別体とした検知装置に設け、該検知装置は前記延出部と対向すると共に、前記検知機構の他に電池と、発光部と、制御基板とを備え、
前記検知装置の制御基板は前記検知機構が前記磁石の位置を検知したら、該磁石の位置によって判別される前記補助ロックの施錠・解錠状態に応じて前記発光部を点灯、消灯または点滅させる制御回路を有してなることを特徴として構成されている。
さらに、本発明に係るクレセントは、前記本体部は前記内外障子が閉じた状態で前記ハンドルを回動自在とし、前記内外障子が開いた状態で前記ハンドルの回動をロックする空掛け防止機構を備えたことを特徴として構成されている。
さらにまた、本発明に係るクレセントは、前記検知機構にホール素子を用いたことを特徴として構成されている。
そして、本発明に係るクレセントは、前記制御回路は前記施錠手段の施錠状態を前記検知装置が検知した場合には前記発光部を消灯させ、前記施錠手段の解錠状態を前記検知装置が検知した場合には前記発光部を点灯または点滅させることを特徴として構成されている。
さらにまた、本発明に係るクレセント付サッシは、枠体内に内外障子を引き違い状に納めてなり、前記内障子の召合せ框に請求項1〜5のいずれか1項に記載のクレセントを設けてなることを特徴として構成されている。
本発明に係るクレセントによれば、施錠手段は一部が本体部よりも突出するように形成されるとともに、突出した部分に磁石が取付けられ、磁石の位置を検知する検知機構を内蔵し本体部とは別体として形成された検知装置を本体部の近傍に配置し、検知装置の制御基板は検知機構が磁石の位置を検知したら、該磁石の位置によって判別される施錠手段の施錠・解錠状態に応じて発光部を点灯または点滅させる制御回路を有してなることにより、障子の施錠状態を容易に視認することができ、施錠のし忘れなどを防止してサッシの防犯性を高めることができる。また、検知装置が本体部と別体として設けられているので、施錠状態の検知及び視認の機能を後付けで容易に追加することができると共に、検知装置のメンテナンス性も良好にすることができる。
また、本発明に係るクレセントによれば、施錠手段はハンドルが施錠位置にある場合にスライド操作するとハンドルの回動をロックする補助ロックを備え、補助ロックは本体部の側面に設けられ、上方または下方に延出された延出部を有すると共に、延出部に磁石が取付けられ、磁石の位置を検知する検知機構を本体部と一体または別体とした検知装置に設け、検知装置の制御基板は検知機構が磁石の位置を検知したら、該磁石の位置によって判別される補助ロックの施錠・解錠状態に応じて発光部を点灯、消灯または点滅させる制御回路を有してなることにより、障子の施錠状態を容易に視認することができ、施錠のし忘れなどを防止してサッシの防犯性を高めることができる。また、補助ロックのスライド操作を検出して発光部を点灯等させることにより、ハンドルの回動操作により内外障子が係合された上で補助ロックのスライド操作によるハンドルのロックを行った状態を施錠状態と認識でき、より完全な施錠状態を検出して防犯性を高めることができる。
本発明に係るクレセントによれば、本体部は内外障子が閉じた状態でハンドルを回動自在とし、内外障子が開いた状態でハンドルの回動をロックする空掛け防止機構を備えたことにより、内外障子が完全に閉まっていない状態で施錠状態とされることを防止でき、確実に障子が閉鎖された状態で施錠されたことを検出することができる。
また、本発明に係るクレセントによれば、検知機構にホール素子を用いたことにより、施錠手段の位置を非接触で容易に検知することができる。
さらに、本発明に係るクレセントによれば、制御回路は施錠手段の施錠状態を検知装置が検知した場合には発光部を消灯させ、施錠手段の解錠状態を検知装置が検知した場合には発光部を点灯または点滅させることにより、障子が施錠されていないことを点灯または点滅で確実に視認させることができ、一方で障子が施錠されている際には電力を消費しないので、電池の寿命を長くすることができる。
本発明に係るクレセント付サッシによれば、枠体内に内外障子を引き違い状に納めてなり、前記内障子の召合せ框に前記いずれかのクレセントを設けてなることにより、クレセントによる施錠状態を容易に視認することのできるサッシとすることができる。
本発明の実施形態について、図面に沿って詳細に説明する。図1は本実施形態におけるサッシを室内側から見た正面図である。この図に示すように、本実施形態におけるサッシは、建物開口部に方形状の枠体1を設け、その内部に2枚の障子4、4を引き違い状に納めてなるものである。
障子4は上框50と下框51及び左右の縦框52、52を方形状に框組みしてなる框体2にガラス体3を納めてなるものである。そして、内障子4aの召合せ框52aにはクレセント10が設けられ、外障子4bの召合せ框52aには受金具15が設けられる。
クレセント10は、召合せ框52aに固定される本体部11と、本体部11に回動自在に取付けられたハンドル13と、ハンドル13に固定され共に回動する爪状の掛部12と、本体部11の室内側面に設けられスライド操作によってハンドル13の回動をロックする補助ロック14とを備えている。受金具15は、内障子4aと外障子4bが閉じた状態でクレセント10の掛部12が回動することで係合する受部16を備えている。ハンドル13と連動して回動する掛部12は、受け金具15に対する係合によって障子4を施錠し、補助ロック14はさらにハンドル13の回動をロックすることによって障子4を施錠するもので、これら掛部12及び補助ロック14によって障子4の施錠手段を構成している。
また、内障子4aの召合せ框52aにおいてクレセント10の上方には、本体部11と隣接するように検知装置60が取付けられる。補助ロック14はクレセント10の室内面から上方に突出するように延出された延出部14aを有しており、検知装置60は補助ロック14の延出部14aと対向して、その位置を検知する検知機構64を内部に有している。
図2には、内障子4aと外障子4bが閉じた状態のサッシの横断面図を示している。内障子4aと外障子4bは、上枠(図示しない)と下枠(図示しない)及び左右の縦枠42、42を方形状に枠組みした枠体1内に納められ、また内障子4aと外障子4bの縦框52のうち、召合せ框52a、52aは室内外方向で互いに対向しており、内障子4aの召合せ框52aを構成する一側面にクレセント10の本体部11が取付けられている。
図3には、クレセント10及び検知装置60を室内側から見た正面図を示している。この図に示すように、本体部11は上下方向に長い箱状に形成されており、ハンドル13は本体部11に対して回動自在に設けられている。また、掛部12はハンドル13が上向きに配置されているときに室外面となる面に取付けられている。
検知装置60も上下方向に長い箱状に形成されており、その上面はカバー60aによって構成されている。また、検知装置60の下部は、クレセント10のハンドル13上部と対向し、上部は下部よりも張り出すように形成されている。そして、検知装置の60の下部には、室内側に露出するように窓部60bが形成されており、ここには半透明の樹脂材が嵌め込まれている。後述するように検知装置60には発光部63が内蔵されており、窓部60bを介して室内側からその発光を視認することができる。さらに、検知装置60の下面は、クレセント10の本体部11の上面と当接するように配置される。
補助ロック14は上下方向に長い平板状に形成されており、下端部近傍においてクレセント10の本体部11内部と連係すると共に、上部の延出部14aにおいて検知装置60と連係している。また、延出部14aの検知装置60と対向する部分には、内部に磁石14bが納められている。
本体部11内部にはハンドル13を回動させる回動機構(図示しない)と、掛部12の空掛け状態の場合にハンドル13の回動をロックする回動規制機構(図示しない)とが納められている。また、図2に示すように、クレセント10の本体部11の室外面からは、ハンドル13の回動に伴って回動規制機構を構成するトリガ部20が出没する。
図4には、受金具15を室内側から見た正面図を示している。受金具15は、図4で示す右半分は召合せ框52aに対する固定部17として形成され、左半分はクレセント10の掛部12に対する受部16として形成されている。受部16は方形状で中央部が中空状とされた枠形状に形成されており、左端部にはクレセント10の掛部12に係合する被係合部16aを有している。また、受部16の室内面には樹脂材からなる金具カバー30が設けられている。
金具カバー30は、受部16の固定部側一端を覆う略長方形状に形成されている。また、金具カバー30には、上下二箇所に室内側に向かって突出させた突起部31が形成される。またその突起部31は、被係合部16aに対して水平位置が上方及び下方に位置している。
図5には内障子4aと外障子4bを閉じた状態における召合せ框52a、52aの横断面図であって、クレセント10による施錠がなされていない状態の図を示している。この図に示すように、この状態ではクレセント10のハンドル13は下向きに配置され、また掛部12は室内側に配置されている。外障子4bの受部16に形成された被係合部16aは、内障子4aと外障子4bを閉じた状態でクレセント10の掛部12に対向する位置に配置されている。また、金具カバー30に形成された突起部31は、クレセント10の本体部11に対向する位置に配置されている。
図6には図5の状態からクレセント10による施錠を行った状態の図を示している。この図に示すように、この状態ではクレセント10のハンドル13は上向きに配置され、また掛部12は受部16の被係合部16aに係合している。ここで、クレセント10の本体部11からはその内部に設けられた回動規制機構のトリガ部20が突出し、その先端部20aが金具カバー30の突起部31の先端部31aに当接している。
このように、内障子4aと外障子4bが完全に閉じた状態で、クレセント10の掛部12が受部16の被係合部16aに係合可能な状態においては、クレセント10のハンドル13の回動に伴って本体部11から室外側に向かって突出するトリガ部20が、受部16の被係合部16aよりも見付方向外側に形成された金具カバー30の突起部31に当接し、これによって回動規制機構20はハンドル13の回動に対するロックを解除する。すなわち、内障子4aと外障子4bが完全に閉じた状態では、クレセント10のハンドル13は、回動規制機構に回動を規制されることなく掛部12が受部16の被係合部16aに係合する位置まで回動させることができる。
図7には内障子4aと外障子4bが閉じていない状態における召合せ框52a、52aの横断面図を示している。この図に示すように、この状態でクレセント10のハンドル13を回動させると、本体部11から回動規制機構のトリガ部20が突出し、この場合はトリガ部20の突出方向に突起部31のような障害物がないため、図6の場合よりさらに室外側まで突出する。すると、回動規制機構はハンドル13の回動をロックし、それ以上ハンドル13を施錠方向に回動できないようにする。これにより内障子4aと外障子4bが完全には閉じていない際に生じるクレセントの空掛けを防止することができる。
図8には、クレセント10と検知装置60の側面図を示している。この図の補助ロック14は、実線で示した位置にあるときは、ハンドル13の回動をロックした状態であり、破線で示した位置にあるときは、ロックが解除されてハンドル13を回動自在とした状態である。すなわち、ハンドル13が施錠状態の位置にある場合に、補助ロック14を下方に向かってスライド操作すると、補助ロック14はハンドル13の回動をロックし、補助ロック14を上方に向かってスライド操作すると、補助ロック14はハンドル13のロック状態を解除する。このように補助ロック14は図8に示した範囲でスライドし、ハンドル13の回動をロックまたはロック解除する。なお、本体部11には、ハンドル13が施錠状態の位置にない場合には補助ロック14がスライドしないようにロックする機構を備えている。
クレセント10には前述のように空掛けを防止する機構が設けられているから、障子4の施錠の際は、まず内障子4aと外障子4bが完全に閉じた状態とされていなければ、クレセント10のハンドル13を回動させることはできない。障子4が完全に閉じた状態でクレセント10のハンドル13が回動操作されると、掛部12が受金具15に係合し、さらに補助ロック14が下方に向かってスライド操作されて、ハンドル13の回動がロックされることで、障子4が完全な施錠状態であるものとし、検知装置60は障子4がこの完全な施錠状態であるか否かを視認できる機能を有している。
図9には、検知装置60のカバー60aを取り外した状態の側面図を示している。この図にはクレセント10の補助ロック14も示している。検知装置60の内部は中空状に形成されており、その上部には電池(図示しない)を納める電池収容部65が形成され、下部には各種部品を載置する制御基板61が設けられる。
制御基板61には、色の異なる2つのLEDからなる発光部63と、補助ロック14に取付けられる磁石14bの位置を非接触で検出する検知機構64と、検知機構64及び発光部63と接続され発光部63における発光を制御する制御回路62とが配置されている。
発光部63は、赤色のLEDと緑色のLEDとが縦方向に近接配置されており、制御回路62による制御に伴いいずれかが点灯または点滅、あるいは消灯する。図8に示すように、検知装置60のカバー60aには発光部63の位置に窓部60bが形成され、ここは半透明の樹脂材で覆われており、発光部63のいずれかのLEDが点灯または点滅すると、外部からそれを視認できるようにされている。
検知機構64は、制御基板61上で検知装置60の室内面近傍であって、補助ロック14のスライド動作に伴って磁石14bが上下方向に移動する範囲内に配置されている。検知機構64は磁力線を検出可能なホール素子によって構成されており、磁石14bが近づいた位置にあるか遠ざかった位置にあるかを検知することができる。これによって検知機構64は、補助ロック14のスライド動作に伴う磁石14bの位置の変化を、非接触状態で検出することができる。
また、制御基板61上において発光部63と検知機構64は、片側に偏して配置されているが、それと左右対称位置には、発光部63を取付けることのできる発光部取付部66と、検知機構64を取付けることのできる検知機構取付部67とが設けられている。これらは、クレセント10の取付けが左右勝手違いとなる場合に、補助ロック14も検知装置60の反対側の側面に対向することとなるので、その際には発光部63を図9に示す位置から反対側の発光部取付部66に、検知機構64を図9に示す位置から反対側の検知機構取付部67に、それぞれ移動させる。
また、図8に示すように、検知装置60のカバー60aには一方側のみに半透明の樹脂材が嵌め込まれた窓部60bを有し、左右対称反対側の部分には光を非透過の樹脂材が嵌め込まれているが、左右勝手違いの場合には、図8の窓部60b部分には光を非透過の樹脂材を嵌め込み、それと左右対称反対側の部分に半透明の樹脂材を嵌め込むことで、発光部63からの光を視認できるようにする。
別の形態として、制御基板61上の左右両方に発光部63及び検知機構64を予め取付け、さらに検知装置60のカバー60aにも左右両方に半透明の樹脂材を嵌め込んで窓部60bを形成し、取付ける勝手に応じていずれか一方のみが発光部63及び検知機構64として機能するように構成してもよい。この場合には、制御基板61に切替スイッチを設けるなどして、左右いずれの発光部63及び検知機構64を機能させるかを切替えることができる。
制御回路62は、検知機構64により検知した磁石14bの位置により判断した補助ロック14の施錠・解錠状態に応じて、発光部63を点灯、点滅、または消灯する制御を行う。補助ロック14が下方に向かってスライド操作されたことを磁石14bの位置の変化により検知機構64が検知した場合、制御回路62は補助ロック14が施錠状態となり障子4が完全な施錠状態になったものとして、発光部63の緑色のLEDを5秒間点灯させた後、消灯させる。すなわち、障子4が完全な施錠状態であるとき、発光部63は所定時間後には消灯するので、発光部63が消灯状態にあれば障子4が完全に施錠されていると視認することができる。
一方、補助ロック14が上方に向かってスライド操作されたことを磁石14bの位置の変化により検知機構64が検知した場合、制御回路62は補助ロック14が解錠状態となったものとして、発光部63の赤色のLEDを間欠的に点滅させる。この点滅は、補助ロック14が下方にスライド操作されて完全な施錠状態となったことを検知するまで継続される。すなわち、障子4が完全な施錠状態ではないとき、発光部63は赤色のLEDが点滅した状態であるので、発光部63が点滅状態にあれば障子4が施錠されていないと視認することができる。
図10には、制御回路62による発光部63の制御のフローチャートを示している。このフローチャートの初期状態は、補助ロック14が下方位置にある、すなわち完全な施錠状態にあるものとする。この場合、発光部63は消灯された状態にある(S1)。制御回路62は、検知機構64によって磁石14bの位置を検知させ、補助ロック14が上方にスライド、すなわち施錠を解除する方向に操作されたか否かを検出する(S2)。操作されていなければ、その検出を継続して行う。
補助ロック14が施錠解除の方向で操作されたことを検知した場合、制御回路62は施錠状態が解除されたものとして発光部63の赤色のLEDを点滅させる(S3)。次に制御回路62は、検知機構64によって磁石14bの位置を検知させ、補助ロック14が下方にスライド、すなわち施錠する方向に操作されたか否かを検出する(S4)。操作されていなければ、発光部63の点滅が継続され、操作の検出が継続される。なお、前述のように補助ロック14が下方にスライドするためには、予め障子4が完全に閉まった状態でクレセント10のハンドル13が操作され施錠状態の位置にある必要がある。
補助ロック14が施錠の方向で操作されたことを検知機構64により検知した場合、制御回路62は施錠がなされたものとして発光部63の緑色のLEDをまず点灯させる(S5)。続いて点灯から5秒経過したか否かを判断し(S6)。経過したら発光部63の緑色のLEDを消灯させる(S7)。これはすなわち、S1の状態に戻ることを意味する。なお、初期状態が補助ロック14の解錠状態にある場合には、図10のS3のステップから開始される。
このように、クレセント10の本体部11上方に設けた検知装置60により、施錠手段を構成する補助ロック14のスライド操作を検知し、そのスライド方向に応じて発光部63を点灯、点滅、または消灯する制御を行うようにしたことにより、障子4の施錠状態を容易に視認することができ、施錠のし忘れなどを防止して防犯性を高めることができる。また、障子4には空掛け防止機構が設けられているので、障子4が完全な施錠状態にある場合にのみ、その旨を発光部63により表示することができる。
また、検知装置60の別の形態としては、図11及び図12に示すものがある。図11には別の形態の検知装置60をクレセント10の近傍に配置した状態の正面図を、図12にはその状態の側面図を、それぞれ示している。図11及び図12に示すように、この形態の場合には、検知装置60の窓部60bを室内面のみに設けて、検知装置60のハンドル13と対向する面には窓部60bが掛からないようにしている。このようにすることで、発光部63が点灯または点滅した場合に、それを室内側からのみ視認することができ、室外側からは視認することができないようにすることができるので、より防犯性の高いものとすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。例えば、本実施形態では施錠手段を構成する補助ロック14に磁石14bを設け、検知装置60ではその位置を検出することで発光部63の点灯等を制御するようにしたが、施錠手段を構成するハンドル13の上端部近傍に磁石14bを設け、検知装置60でその位置を検出するようにしてもよい。この場合、ハンドル13の回動操作を検知機構64で検知するため、障子4が完全に閉じた状態でハンドル13を回動操作し、掛部12を受金具15に係合させた時点で障子4が施錠状態になったものと判断することになる。
また、本実施形態では検知装置60をクレセント10の本体部11とは別体として設けているが、検知装置60と本体部11とを一体的に形成してもよい。ただし、別体とした方が後付けやメンテナンスには対応しやすいようにすることができる。さらに、本実施形態では補助ロック14を上方に延出し、それと対向する検知装置60を本体部11の上方に配置したが、逆に補助ロック14を下方に延出し、検知装置60を本体部11の下方に配置するようにしてもよい。
本実施形態におけるサッシを室内側から見た正面図である。 サッシの横断面図である。 クレセント及び検知装置を室内側から見た正面図である。 受金具を室内側から見た正面図である。 内障子と外障子を閉じた状態における召合せ框の横断面図であって、クレセントによる施錠がなされていない状態の図である。 図4の状態からクレセントによる施錠を行った状態の図である。 内障子と外障子が閉じていない状態における召合せ框の横断面図である。 クレセントと検知装置の側面図である。 検知装置のカバーを取り外した状態の側面図である。 発光部制御のフローチャートである。 クレセントと別の形態の検知装置を室内側から見た正面図である。 図11の側面図である。
符号の説明
1 枠体
2 框体
3 ガラス体
4 障子
4a 内障子
4b 外障子
10 クレセント
11 本体部
12 掛部
13 ハンドル
14 補助ロック
14a 延出部
14b 磁石
15 受金具
20 トリガ部
30 金具カバー
31 突起部
52a 召合せ框
60 検知装置
61 制御基板
62 制御回路
63 発光部
64 検知機構
65 電池収容部

Claims (6)

  1. 枠体内に設けられる内外障子のうち内障子の召合せ框に設けられるものであって、該召合せ框に固定される本体部に設けられる施錠手段によって内外障子を施錠するクレセントにおいて、
    前記施錠手段は一部が前記本体部よりも突出するように形成されるとともに、突出した部分に磁石が取付けられ、
    前記磁石の位置を検知する検知機構を内蔵し前記本体部とは別体として形成された検知装置を前記本体部の近傍に配置して前記施錠手段の突出した部分と対向させ、前記検知装置は前記検知機構の他に電池と、発光部と、制御基板とを備え、
    前記検知装置の制御基板は前記検知機構が前記磁石の位置を検知したら、該磁石の位置によって判別される前記施錠手段の施錠・解錠状態に応じて前記発光部を点灯または点滅させる制御回路を有してなることを特徴とするクレセント。
  2. 枠体内に設けられる内外障子のうち内障子の召合せ框に設けられるものであって、該召合せ框に固定される本体部に設けられる施錠手段によって内外障子を施錠するクレセントにおいて、
    前記施錠手段はハンドルと連動して回動する掛部と、前記ハンドルが施錠位置にある場合にスライド操作するとその回動をロックする補助ロックとを備え、該補助ロックは前記本体部の側面に設けられ、上方または下方に延出された延出部を有すると共に、該延出部に磁石が取付けられ、
    前記磁石の位置を検知する検知機構を前記本体部と一体または別体とした検知装置に設け、該検知装置は前記延出部と対向すると共に、前記検知機構の他に電池と、発光部と、制御基板とを備え、
    前記検知装置の制御基板は前記検知機構が前記磁石の位置を検知したら、該磁石の位置によって判別される前記補助ロックの施錠・解錠状態に応じて前記発光部を点灯、消灯または点滅させる制御回路を有してなることを特徴とするクレセント。
  3. 前記本体部は前記内外障子が閉じた状態で前記ハンドルを回動自在とし、前記内外障子が開いた状態で前記ハンドルの回動をロックする空掛け防止機構を備えたことを特徴とする請求項2記載のクレセント。
  4. 前記検知機構にホール素子を用いたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のクレセント。
  5. 前記制御回路は前記施錠手段の施錠状態を前記検知装置が検知した場合には前記発光部を消灯させ、前記施錠手段の解錠状態を前記検知装置が検知した場合には前記発光部を点灯または点滅させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のクレセント。
  6. 枠体内に内外障子を引き違い状に納めてなり、前記内障子の召合せ框に請求項1〜5のいずれか1項に記載のクレセントを設けてなることを特徴とするクレセント付サッシ。
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