JP3841466B2 - サッシ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、防犯性の向上を図ったサッシに関する。
【0002】
【従来の技術】
防犯性の向上を図ったサッシとしては、例えば特開平2−274982号公報、特開平2−274983号公報、実開平4−103283号公報等に記載されているものが知られている。これらのサッシにおいては、引き違い式のガラス戸を閉鎖位置で施解錠するクレセント錠にその施解錠状態を検知するマイクロスイッチ等のセンサを設けている。
【0003】
また、上記センサからの信号をワイヤレスで伝送し、受信側ではその信号に基づいて警報等を発するようにしている。従って、上記サッシによれば、ガラス戸が不正に開放される前にクレセント錠の不正解錠を検知することができるので、不正侵入に対して速やかに対処することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記サッシにおいては、クレセント錠の不正解錠を検知できるが、その時点では既にクレセント錠が不正解錠されてしまっているため、防犯性が十分であるとはいえない。
【0005】
そこで、本発明の目的は、錠が不正解錠される前の段階で不正侵入行為を検知することができ、防犯性の一層の向上が図れるサッシを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、内障子の召合せ側の縦框にハンドルの回動により回動しつつ外障子側へ延出する掛け部を有するクレセント錠を設け、外障子の召合せ側の縦框に上記掛け部が係合するクレセント受けを設け、上記掛け部を含む回動側に、揺動可能な揺動体を設け、この揺動体の一端をクレセント錠の固定側である台座に設けられた係止部に係止させることにより上記ハンドルの施錠方向への所定角度以上の回動を阻止する回動阻止機構を構成すると共に、上記内障子と外障子が正常閉鎖位置にあるときに上記ハンドルの回動により上記揺動体の他端が上記クレセント受けに当接する反力で上記揺動体の一端と係止部の係止状態を解除してハンドルが施錠位置まで回動可能とする解除機構を構成し、上記クレセント錠に衝撃を感知する衝撃センサを設けたことを特徴とする。
【0009】
請求項2に係る発明は、内障子の召合せ側の縦框にハンドルの回動により回動しつつ外障子側へ延出する掛け部を有するクレセント錠を設け、外障子の召合せ側の縦框に上記掛け部が係合するクレセント受けを設け、上記掛け部を含む回動側に、揺動可能な揺動体を設け、この揺動体の一端をクレセント錠の固定側である台座に設けられた係止部に係止させることにより上記ハンドルの施錠方向への所定角度以上の回動を阻止する回動阻止機構を構成すると共に、上記内障子と外障子が正常閉鎖位置にあるときに上記ハンドルの回動により上記揺動体の他端が上記クレセント受けに当接する反力で上記揺動体の一端と係止部の係止状態を解除してハンドルが施錠位置まで回動可能とする解除機構を構成し、上記クレセント錠の台座に、上記ハンドルに設けた被検知体を介して施解錠状態を検知する施解錠センサを設けると共に衝撃を感知する衝撃センサを設け、これら施解錠センサおよび衝撃センサ側を子機とし、子機から施解錠センサおよび衝撃センサの信号を親機に送信して集中管理を行うように構成したことを特徴とする。
【0010】
請求項3に係る発明は、内障子の召合せ側の縦框にハンドルの回動により回動しつつ外障子側へ延出する掛け部を有するクレセント錠を設け、外障子の召合せ側の縦框に上記掛け部が係合するクレセント受けを設け、上記掛け部を含む回動側に、揺動可能な揺動体を設け、この揺動体の一端をクレセント錠の固定側である台座に設けられた係止部に係止させることにより上記ハンドルの施錠方向への所定角度以上の回動を阻止する回動阻止機構を構成すると共に、上記内障子と外障子が正常閉鎖位置にあるときに上記ハンドルの回動により上記揺動体の他端が上記クレセント受けに当接する反力で上記揺動体の一端と係止部の係止状態を解除してハンドルが施錠位置まで回動可能とする解除機構を構成し、上記クレセント錠の台座に、上記ハンドルに設けた被検知体を介して施解錠状態を検知する施解錠センサを設け、この施解錠センサを子機とし、子機から施解錠センサの信号を親機に送信して集中管理を行うように構成したことを特徴とする。
【0012】
【実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0013】
図2において、1は引き違い式のサッシで、建物の開口に取り付けられる方形に組み立てられた枠2を有している。この枠2内には、ガラス戸である内障子3と外障子4がスライド開閉可能に取り付けられている。内障子3および外障子4は、上框5a,6a、下框5b,6bおよび両側の縦框5c,5d,6c,6dにより方形に組み立てられた框体5,6の内側にガラス7を嵌めて構成されている。
【0014】
上記内障子3の召合せ側の縦框(召合せ框ともいう)5cには、障子3,4を閉鎖位置で施解錠する錠として、図3ないし図4にも示すようにハンドル8の回動操作により回動しつつ外障子4側に延出する掛け部(フック部)9を有するクレセント錠10が取り付けられ、外障子4の召合せ側の縦框(召合せ框ともいう)6cには上記掛け部9が係合するクレセント受け11が取り付けられている。上記掛け部9は、剛性を有する板材、好ましくは金属板からなる取付基板12を有し、この取付基板12の一部を略円弧状に折り曲げ加工して形成されている。上記クレセント受け11は、剛性を有する板材、好ましくは金属板からなり、先端が内障子3側にU字状に折り曲げられ、且つ上記掛け部9が係合しやすいように断面円弧状に加工された受部13を有している。
【0015】
上記クレセント錠10には、そのハンドル8の施錠方向への所定角度以上の回動を阻止する回動阻止機構14が設けられると共に、上記内障子3と外障子4が正常閉鎖位置にあるときに上記ハンドル8の回動により上記クレセント受け11に当接する反力で上記回動阻止機構14を解除する解除機構15が設けられている。これらの構造について更に具体的に説明すると、上記クレセント錠10は、これを内障子3の召合せ框5cの端面に取り付けるための箱状の台座16を有し、この台座16には上記ハンドル8に設けられた回動軸17を回動可能に支持する孔部18が設けられている。
【0016】
上記ハンドル8の基部には、上記回動軸17が直角に突設されており、この回動軸17にはキー19が突設されている。上記掛け部9の取付基板12には、上記ハンドル8のキー19を含む回動軸17が嵌合するキー溝20付きの嵌合穴21が設けられ、取付基板12を含む掛け部9がハンドル8と一体に回動するようになっている。また、上記台座16には、上記回動軸17のキー19を収容し、このキー19を介してハンドル8の回動を一定範囲、図示例では図7にも示すように下向きから上向きまでの略180度の範囲に規制する回動規制溝22が設けられている。
【0017】
上記クレセント錠10の掛け部9を含む回動側には、揺動可能な揺動体23が設けられ、この揺動体23の一端を固定側に設けられた係止部24に係止させてハンドル8の所定角度以上の回動を阻止すると共に、内障子3と外障子4が正常閉鎖位置にあるときに上記ハンドル8の回動で上記揺動体23の他端が上記クレセント受け11、具体的にはその受部13に当接する反力で上記揺動体23の一端と係止部24の係止状態を解除するように構成されている。
【0018】
すなわち、回動側である上記掛け部9の取付基板12とハンドル8には、上記揺動体23の支軸25が嵌合する孔部26,27が設けられ、取付基板12とハンドル8の間には、剛性を有する板材、好ましくは金属板からなる上記揺動体23が支軸25を介して揺動可能に取り付けられている。上記揺動体23の一端には台座16側へ突出した爪部28が形成され、揺動体23の他端には上記クレセント受け11の受部13に当接される感知部としての当接面部29が形成されている。
【0019】
上記揺動体23の支軸25には、上記爪部28を取付基板12の一部に係止させ、上記当接面部29を掛け部9の始端側に保持するように付勢する復帰バネ30が取り付けられている。また、固定側である台座16には、ハンドル8を下向きの解除位置イから施錠方向へ所定角度(当接面部29がクレセント受け11の受部13に当接するのに必要な回動角度、例えば70度程度)回動すると、上記揺動体23の爪部28を係止して、ハンドル8のそれ以上の回動を阻止する係止部24が設けられている(図5参照)。すなわち、上記揺動体23の爪部28および係止部24によって上記回動阻止機構14が構成されている。
【0020】
上記揺動体23は、内外の障子3,4が正常閉鎖位置にあるときにハンドル8を解錠位置イから施錠方向へ回動すると、当接面部29がクレセント受け11の受部13に当接し、更に復帰バネ30の付勢力に抗して支軸25を支点に掛け部9の内側後方へ倒れ、その反力ないし反作用で爪部28が取付基板12および上記係止部24から離反し、回動阻止状態が解除されるようになっている。すなわち、上記揺動体23の当接面部29によって上記回動阻止機構14を解除する解除機構15が構成されている。上記回動阻止状態が解除されることにより、ハンドル8を上向きの施錠位置ロまで回動することができる(図6参照)。上記台座16には、上記係止部24から離反された爪部28を上記当接面部29が倒れた状態を維持するように案内する案内部31が設けられている。
【0021】
上記台座16の内部において、上記ハンドル8の回動軸17の端部には抜け止め用の端板32がネジ33で取り付けられ、この端板32にはハンドル8の回動に伴ってハンドル8を解錠位置イ方向もしくは施錠位置ロ方向へ選択的に付勢するバネ34が取り付けられている。また、台座16内には、施錠位置ロにおいて、上記端板32に形成された係合溝35に着脱可能に係合する係合片36を有するロック部材37が摺動可能に設けられ、このロック部材37に突設された摘み38の操作でクレセント錠10を施錠位置にロックすることができるように構成されている。
【0022】
一方、図1に示すように上記クレセント錠10には、その施解錠状態を検知する施解錠センサ39および衝撃を感知する衝撃センサ40が設けられている。上記施解錠センサ39は、リードスイッチからなり、ハンドル8の自由端側内側面部にはマグネットからなる被検知体41が設けられている。
【0023】
上記施解錠センサ39は、クレセント錠10の台座16におけるハンドル8が施錠位置ロに位置したときの上記被検知体41と対向する位置に配置されている。これにより、図1の(a)に仮想線で示すようにハンドル8を施錠位置ロに回動したときに上記施解錠センサ39がオンとなることで施錠状態を検知し、同図に実線で示すようにハンドル8を解錠位置イに回動したときにオフとなることで解錠状態を検知するようになっている。
【0024】
上記衝撃センサ40は、衝撃等の機械的歪が作用したときに電圧を発生する圧電フィルム、具体的にはポリフッ化ビニリデンの圧電プラスチックフィルム(カイナー圧電フィルムとも称する)を用いたセンサ(これを圧電フィルムセンサという)からなり、上記施解錠センサ39の近傍に上記障子3,4のガラス7面と平行に配置されている。これにより、クレセント錠10近傍のガラス7が割られるときに生じる衝撃を上記衝撃センサ40が感度よく、より確実に感知することができるようになっている。
【0025】
上記施解錠センサ39および衝撃センサ40側を子機42とし、建物の全ての窓等のサッシに設けられた子機42に対して親機43(図9参照)によりワイヤレスの遠隔操作で集中管理を行なうために、次のような構成が採用されている。上記台座16の上側は、内障子3の召合せ框5cの長手方向に沿った縦長のケーシング44として例えばプラスチックにより形成されており、このケーシング44内に基板45が設けられている。上記基板45は、召合せ框5cの端面側にこれと平行に配置され、この基板45上の下側に上記施解錠センサ39が設けられると共に、これと隣接して上記衝撃センサ40の取付基板46がガラス7面と平行になるよう垂直に起立して設けられ、この取付基板46にこれと平行に上記圧電フィルムセンサからなる衝撃センサ40が一端の電極40aを介して取付けられている。
【0026】
また、上記基板45には、図8にも示すように送受信制御回路を有する制御部47(図1には図示省略)、アンテナ(アンテナ線)48aおよび送受信駆動回路を有するRF(無線周波数)モジュール48、これらの電源であるの電池49等が設けられている。上記施解錠センサ39および衝撃センサ40の信号は、制御部47に入力され、RFモジュール48を介して親機43に送信されるようになっている。
【0027】
上記制御部47には、警報音を発するブザー等のアラーム50およびLED等の発光素子51が接続されており(図1には図示省略)、親機43側をセット状態にすると、発光素子52が点滅して警戒態勢に入ったことが確認できるようになっている。上記基板45に設けられた施解錠センサ39、衝撃センサ40、RFモジュール48、電池49等は、上記ケーシング44内に収容されており、ケーシング44には電池49の交換を行うための電池カバー44aが着脱可能に設けられている。
【0028】
一方、集中制御装置である親機43は、図9に示すようにアンテナ52aおよび送受信駆動回路を有するRFモジュール52、送受信制御回路を有する制御部53、これらの電源(例えば商用電源)54等を備えている。この親機43の制御部53には、各子機42の施解錠状態を表示するLED等の発光素子からなる施解錠状態表示部55、警報音を発するブザー等のアラーム56、電話回線を介して外部へ通報する外部通報手段57、セット・リセットスイッチ58等が接続されている。
【0029】
上記セット・リセットスイッチ58は、外出時や就寝時等に親機43をセット状態にしたり、あるいはセット状態を解除(アラーム50,56の停止を含む)する手動スイッチである。上記親機43の制御部53は、例えば施解錠状態表示部55が全て施錠状態を表示しているときにのみ、セット・リセットスイッチ58をオンすることでセット状態(警戒態勢)に入るように設定されている。
【0030】
また、このセット状態において、上記衝撃センサ40が衝撃を感知した信号または施解錠センサ39が解錠状態を検知した信号により、子機42および親機43のアラーム50,56が作動する(警報を発する)ように設定されている。なお、上記親機43の制御部53には、衝撃センサ40がガラス7の割れる衝撃以外の不要な振動等を拾わないように感度を調整する感度調整手段が設けられていることが好ましい。
【0031】
次に、以上のように構成されたサッシの作用について述べる。通常、クレセント錠10は、内障子3および外障子4を閉鎖してから施錠するのであるが、内障子3および外障子4の閉鎖が不十分な状態、或いは内障子3や外障子4が開放された状態で誤って施錠操作を行なってしまう場合がある。このような場合、クレセント錠10のハンドル8を図5の(a)、(b)に示すように解錠位置イから施錠方向に回動操作すると、揺動体23の当接面部29がクレセント受け11の受部13に当接しないため、揺動体23の爪部28が台座16側の係止部24に係止され、ハンドル8の回動が阻止される。従って、ハンドル8をそれ以上施錠方向へ回動することができないため、誤って施錠を行なうことが未然に防止される。
【0032】
また、ハンドル8を解放すると、ハンドル8がバネ34によって解除位置イに自動的に戻るため、クレセント錠10の掛け部9が施錠方向に延出したままになることがない。従って、その後、内障子3や外障子4を開閉しても、上記掛け部9と外障子4の縦框6d等が衝突して変形または損傷するようなことはなく、耐久性の向上が図れる。
【0033】
一方、上記内障子3および外障子4が正常閉鎖位置にある場合には、図6の(a)、(b)に示すようにクレセント錠10のハンドル8を解錠位置イから施錠方向へ回動操作すると、上記ハンドル8の回動に伴って掛け部9および揺動体23の当接面部29がクレセント受け11に接近し、更に図6の(c)に示すように当接面部29がクレセント受け11の受部13に当接して復帰バネ30の付勢力に抗して支軸25を支点に倒れ、その反力ないし反作用で揺動体23の爪部28が台座16側の係止部24から離反する。
【0034】
従って、上記揺動体23の爪部28が係止部24に係止されず、すなわち回動阻止機構14が解除された状態となるため、図6の(d)に示すようにハンドル8をそのまま施錠位置ロまで回動することが可能となり、掛け部9をクレセント受け11の受部13に十分に係合させて確実に施錠することができる。また、上記係止部24から離反した爪部28はそのまま案内部31に沿って案内されることにより、揺動体23の当接面部29が倒れたままの状態を維持される。
【0035】
クレセント錠10を解錠する場合には、ハンドル8を施錠位置ロから解錠方向へ回動操作すればよく、上記とは逆の順序で掛け部9および揺動体23の当接面部29がクレセント受け11から離反され、揺動体23の当接面部29がクレセント受け11の受部13に引っ掛かることがなく、確実且つ容易に解錠することができる。
【0036】
このように上記クレセント錠10は、ハンドル8の回動を利用して内障子3と外障子4が正常閉鎖位置にあるか否かを機械的に感知することができ、正常閉鎖位置にあるときにのみハンドル8を施錠方向に十分に回動して確実に施錠することができるようになっている。上記クレセント錠10の施解錠状態は、台座16のケーシング44に設けられた施解錠センサ39によって検知されており、施解錠センサ39が施錠状態を検知していれば、必ず障子3,4が正常閉鎖位置でクレセント錠10により確実に施錠されている状態にある。
【0037】
上記クレセント錠10の施解錠状態は、施解錠センサ39により検知され、制御部47およびRFモジュール48を介して無線信号で親機43に送信され、これを親機43がRFモジュール52および制御部53を介して受信し、施解錠状態表示部55に表示する。外出時や就寝時等に親機43をセット状態にする場合には、全ての子機42からの信号により施解錠状態表示部55が全て施錠状態を表示していることを確認して、セット・リセットスイッチ58をオンにすればよい。
【0038】
セット状態になると、セット状態になったことが親機43から子機42に送信され、これにより子機42の発光素子51が点滅し、セット状態になっていることが確認される。また、上記セット状態になることにより、各子機42の衝撃センサ40および施解錠センサ39を介する警戒態勢に入る。従って、不正侵入を企てる者が、施錠状態にあるサッシのクレセント錠10を解錠操作するために、先ずクレセント錠10近傍の障子3,4のガラス7を割って穴を開けようとすると、その際に発生する衝撃が上記衝撃センサ40によって感知されることになる。
【0039】
上記衝撃センサ40が衝撃を感知した信号により、その子機42のアラーム50が作動すると共に、子機42からの信号を受信して親機43のアラーム56も作動する。また、親機43から外部通報手段57を介して外部にも通報される。上記子機42のアラーム50の作動によって、不正侵入を企てる者を怯ませて不正侵入行為を中止させることができる。
【0040】
仮に、不正侵入行為を続行しようとしても、クレセント錠10を解錠操作する前の段階であり、これから室内に侵入するまでには時間があるため、その不正侵入行為に対して十分に対処することが可能である。上記アラーム50,56の作動を停止する場合および上記セット状態を解除する場合には、上記セット・リセットスイッチ58をオフにすればよい。
【0041】
このように上記サッシによれば、建物の開口に枠2を介して開閉可能に設けられるガラス戸障子3,4に、これを閉鎖位置で施解錠する錠としてのクレセント錠10を設け、このクレセント錠10に衝撃を感知する衝撃センサ40を一体に設けたので、上記クレセント錠10の近傍のガラス7が割られるときに生じる衝撃を上記衝撃センサ40で確実に感知することが可能となり、クレセント錠10が不正解錠される前の段階で不正侵入行為を検知することができ、防犯性のより一層の向上が図れる。
【0042】
また、クレセント錠10の台座16に、ハンドル8に設けた被検知体41を介して施解錠状態を検知する施解錠センサ39を設けると共に上記衝撃センサ40を設けているため、施錠状態を確認してから衝撃センサ40による警戒態勢に入るというような構成を採ることが可能となると共に、上記施解錠センサ39および衝撃センサ40を台座16にユニット化して設けることが可能となり、コンパクト化が図れる。
【0043】
特に、上記クレセント錠10が、障子3,4が正常閉鎖位置にあるか否かを機械的に感知して正常閉鎖位置にあるときにのみ施錠することが可能な機構をハンドル8自身に備えているため、このような機構を例えば特開平2−274982号公報に記載されているように電気的、光学的あるいは磁気的に構成した場合と異なり、クレセント受け11側には何等細工を施す必要がなく、施解錠センサ39および衝撃センサ40を含む電気的部分を上記機構から切り離して一箇所にまとめることができ、上記ユニット化およびコンパクト化を容易に図ることができる。
【0044】
また、上記衝撃センサ40が圧電フィルムセンサからなり、この圧電フィルムセンサが上記ガラス戸障子3,4のガラス7面と平行に配置されているため、ガラス7が割られるときに生じる衝撃を感度よく、より確実に感知することが可能となる。
【0045】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更等が可能である。例えば、上記実施の形態では本発明を引き違い式のサッシに適用した場合が示されているが、本発明は引き違い式以外の例えば、すべり出し窓や片開き式等の開閉可能なガラス戸を有する各種のサッシにも適用可能である。また、錠としては、クレセント錠に限られず、カムラッチ等であってもよい。
【0046】
上記衝撃センサとしては、圧電フィルムセンサが好ましいが、圧電フィルムセンサ以外の加速度センサ等であってもよい。また、施解錠センサとしては、リードスイッチが好ましいが、マイクロスイッチ等であってもよい。更に、上記実施の形態では、障子の正常施錠位置を機械的に感知する機構を備えたクレセント錠が示されているが、クレセント錠または錠は必ずしもこのような機構を備えている必要はない。
【0047】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、次のような優れた効果が得られる。
【0050】
(1)請求項1に係る発明によれば、内障子の召合せ側の縦框にハンドルの回動により回動しつつ外障子側へ延出する掛け部を有するクレセント錠を設け、外障子の召合せ側の縦框に上記掛け部が係合するクレセント受けを設け、上記掛け部を含む回動側に、揺動可能な揺動体を設け、この揺動体の一端をクレセント錠の固定側である台座に設けられた係止部に係止させることにより上記ハンドルの施錠方向への所定角度以上の回動を阻止する回動阻止機構を構成すると共に、上記内障子と外障子が正常閉鎖位置にあるときに上記ハンドルの回動により上記揺動体の他端が上記クレセント受けに当接する反力で上記揺動体の一端と係止部の係止状態を解除してハンドルが施錠位置まで回動可能とする解除機構を構成し、上記クレセント錠に衝撃を感知する衝撃センサを設けているため、クレセント錠は障子が正常閉鎖位置にあるか否かを機械的に感知して正常閉鎖位置にあるときにのみ施錠することができると共に、衝撃センサを有することにより錠が不正解錠される前の段階で不正侵入行為を検知することができ、防犯性の一層の向上が図れる。
(2)請求項2に係る発明によれば、内障子の召合せ側の縦框にハンドルの回動により回動しつつ外障子側へ延出する掛け部を有するクレセント錠を設け、外障子の召合せ側の縦框に上記掛け部が係合するクレセント受けを設け、上記掛け部を含む回動側に、揺動可能な揺動体を設け、この揺動体の一端をクレセント錠の固定側である台座に設けられた係止部に係止させることにより上記ハンドルの施錠方向への所定角度以上の回動を阻止する回動阻止機構を構成すると共に、上記内障子と外障子が正常閉鎖位置にあるときに上記ハンドルの回動により上記揺動体の他端が上記クレセント受けに当接する反力で上記揺動体の一端と係止部の係止状態を解除してハンドルが施錠位置まで回動可能とする解除機構を構成し、上記クレセント錠の台座に、上記ハンドルに設けた被検知体を介して施解錠状態を検知する施解錠センサを設けると共に衝撃を感知する衝撃センサを設け、これら施解錠センサおよび衝撃センサ側を子機とし、子機から施解錠センサおよび衝撃センサの信号を親機に送信して集中管理を行うように構成したので、クレセント錠は障子が正常閉鎖位置にあるか否かを機械的に感知して正常閉鎖位置にあるときにのみ施錠することができると共に、施解錠センサおよび衝撃センサを有することにより錠が不正解錠される前の段階で不正侵入行為を検知することができ、防犯性の一層の向上が図れる。
(3)請求項3に係る発明によれば、内障子の召合せ側の縦框にハンドルの回動により回動しつつ外障子側へ延出する掛け部を有するクレセント錠を設け、外障子の召合せ側の縦框に上記掛け部が係合するクレセント受けを設け、上記掛け部を含む回動側に、揺動可能な揺動体を設け、この揺動体の一端をクレセント錠の固定側である台座に設けられた係止部に係止させることにより上記ハンドルの施錠方向への所定角度以上の回動を阻止する回動阻止機構を構成すると共に、上記内障子と外障子が正常閉鎖位置にあるときに上記ハンドルの回動により上記揺動体の他端が上記クレセント受けに当接する反力で上記揺動体の一端と係止部の係止状態を解除してハンドルが施錠位置まで回動可能とする解除機構を構成し、上記クレセント錠の台座に、上記ハンドルに設けた被検知体を介して施解錠状態を検知する施解錠センサを設け、この施解錠センサを子機とし、子機から施解錠センサの信号を親機に送信して集中管理を行うように構成したので、クレセント錠は障子が正常閉鎖位置にあるか否かを機械的に感知して正常閉鎖位置にあるときにのみ施錠することができると共に、施解錠センサを有することにより錠が不正解錠される前の段階で不正侵入行為を検知することができ、防犯性の一層の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるサッシにおけるクレセント錠部分を示す図で、(a)は斜視図、(b)は一部断面斜視図である。
【図2】室内側から見たサッシの正面図である。
【図3】図2のA−A線拡大断面図である。
【図4】図1のクレセント錠の分解斜視図である。
【図5】クレセント錠の作動を示す説明図である。
【図6】クレセント錠の作動を示す説明図である。
【図7】クレセント錠の背面図である。
【図8】子機側の構成を示すブロック図である。
【図9】親機側の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 サッシ
2 枠
3,4 障子(ガラス戸)
7 ガラス
10 クレセント錠(錠)
39 施解錠センサ
40 衝撃センサ
41 被検知体
Claims (3)
- 内障子の召合せ側の縦框にハンドルの回動により回動しつつ外障子側へ延出する掛け部を有するクレセント錠を設け、外障子の召合せ側の縦框に上記掛け部が係合するクレセント受けを設け、上記掛け部を含む回動側に、揺動可能な揺動体を設け、この揺動体の一端をクレセント錠の固定側である台座に設けられた係止部に係止させることにより上記ハンドルの施錠方向への所定角度以上の回動を阻止する回動阻止機構を構成すると共に、上記内障子と外障子が正常閉鎖位置にあるときに上記ハンドルの回動により上記揺動体の他端が上記クレセント受けに当接する反力で上記揺動体の一端と係止部の係止状態を解除してハンドルを施錠位置まで回動可能とする解除機構を構成し、上記クレセント錠の台座に衝撃を感知する衝撃センサを設けたことを特徴とするサッシ。
- 内障子の召合せ側の縦框にハンドルの回動により回動しつつ外障子側へ延出する掛け部を有するクレセント錠を設け、外障子の召合せ側の縦框に上記掛け部が係合するクレセント受けを設け、上記掛け部を含む回動側に、揺動可能な揺動体を設け、この揺動体の一端をクレセント錠の固定側である台座に設けられた係止部に係止させることにより上記ハンドルの施錠方向への所定角度以上の回動を阻止する回動阻止機構を構成すると共に、上記内障子と外障子が正常閉鎖位置にあるときに上記ハンドルの回動により上記揺動体の他端が上記クレセント受けに当接する反力で上記揺動体の一端と係止部の係止状態を解除してハンドルを施錠位置まで回動可能とする解除機構を構成し、上記クレセント錠の台座に、上記ハンドルに設けた被検知体を介して施解錠状態を検知する施解錠センサを設けると共に衝撃を感知する衝撃センサを設け、これら施解錠センサおよび衝撃センサ側を子機とし、子機から施解錠センサおよび衝撃センサの信号を親機に送信して集中管理を行うように構成したことを特徴とするサッシ。
- 内障子の召合せ側の縦框にハンドルの回動により回動しつつ外障子側へ延出する掛け部を有するクレセント錠を設け、外障子の召合せ側の縦框に上記掛け部が係合するクレセント受けを設け、上記掛け部を含む回動側に、揺動可能な揺動体を設け、この揺動体の一端をクレセント錠の固定側である台座に設けられた係止部に係止させることにより上記ハンドルの施錠方向への所定角度以上の回動を阻止する回動阻止機構を構成すると共に、上記内障子と外障子が正常閉鎖位置にあるときに上記ハンドルの回動により上記揺動体の他端が上記クレセント受けに当接する反力で上記揺動体の一端と係止部の係止状態を解除してハンドルが施錠位置まで回動可能とする解除機構を構成し、上記クレセント錠の台座に、上記ハンドルに設けた被検知体を介して施解錠状態を検知する施解錠センサを設け、この施解錠センサを子機とし、子機から施解錠センサの信号を親機に送信して集中管理を行うように構成したことを特徴とするサッシ。
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