JPH10184130A - 指紋錠 - Google Patents

指紋錠

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JPH10184130A
JPH10184130A JP34609396A JP34609396A JPH10184130A JP H10184130 A JPH10184130 A JP H10184130A JP 34609396 A JP34609396 A JP 34609396A JP 34609396 A JP34609396 A JP 34609396A JP H10184130 A JPH10184130 A JP H10184130A
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JP
Japan
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fingerprint
collator
electric lock
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door
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Pending
Application number
JP34609396A
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English (en)
Inventor
Mitsuharu Toda
光治 戸田
Kazumasa Nishiwaki
和正 西脇
Kei Egashira
圭 江頭
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U Shin Showa Ltd
Original Assignee
Showa Lock Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉外への配線工事を解消して施工を容易にす
ることができると共に、電池の消耗を低減しかつ操作性
の向上を図り得る指紋錠を提供する。 【解決手段】 指先を指紋照合器6のガラス窓6aに当
接させることにより、予め登録された指紋であるか否か
を照合して扉外側からの電気錠本体5の解錠を可能とす
る。指紋照合器6を駆動させかつ電気錠本体5を解錠さ
せるための電池7を扉内の指紋照合器6及び電気錠本体
5付近に設ける。指先にて指紋照合器6のガラス窓6a
を押圧したときに指紋照合器6が回動するように指紋照
合器6を錠ケース2に軸支する。指紋照合器6の回動範
囲内に、この回動により作動して指紋照合器6及び電気
錠本体5への電源供給をONするためのマイクロスイッ
チ8を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指先を指紋照合器
の窓部に当接させることにより、予め登録された指紋で
あるか否かを照合して扉外側からの電気錠本体の解錠を
可能とする指紋錠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような指紋錠においては、図7に
示すように、扉50に電気錠本体51が設けられる一
方、扉50の近傍における壁外側には指紋照合器52が
取り付けられている。
【0003】そして、この電気錠本体51を解錠すると
きには、図8に示すように、指紋照合器52の前面に形
成されたガラス窓部53に例えば右手人差し指の指先を
当接させる。これによって、この指紋照合器52には、
図示しないカメラが内蔵されているので、指紋が検出さ
れ、その検出信号が図7に示す指紋照合器制御部54に
送られる。
【0004】指紋照合器制御部54では、この指紋が、
予め登録されている指紋であるか否かを照合し、予め登
録されている指紋であると判断したときには、電気錠制
御盤55にその旨の信号を送る。これによって、電気錠
制御盤55は電気錠本体51に解錠信号を送り、電気錠
本体51を解錠させる。
【0005】なお、指紋照合器52のカメラを駆動する
ための電源及び指紋照合器制御部54を駆動するための
電源は、指紋照合器制御部54に接続されるACアダプ
ター56から供給されており、始終、これらが通電状態
となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の指紋錠では、電気錠本体51以外は、全て扉50外
に設けられている。したがって、扉50に指紋錠を設け
るためには、扉50の電気錠本体51と扉50外の電気
錠制御盤55、指紋照合器制御部54及び指紋照合器5
2との間に配線工事が必要となり、施工が複雑なものに
なるという問題点を有している。
【0007】また、電源が扉外から供給される場合に
は、電気錠本体51や指紋照合器52を始終通電状態に
しておいても良いが、扉外との配線工事を解消するため
に、単に、電源を電池にして始終通電状態にしておくの
では、電池の寿命が直ぐに無くなるという問題点を有し
ている。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、扉外への配線工事を解消
して施工を容易にすることができると共に、電池の消耗
を低減し得る指紋錠を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の指
紋錠は、上記課題を解決するために、指先を指紋照合器
の窓部に当接させることにより、予め登録された指紋で
あるか否かを照合して扉外側からの電気錠本体の解錠を
可能とする指紋錠において、上記指紋照合器を駆動させ
かつ電気錠本体を解錠させるための例えば電池等の電源
と、上記指紋照合器及び電気錠本体への電源供給をON
するためスイッチと、上記指先にて指紋照合器の窓部へ
指紋照合動作をしたときに、その指紋照合動作に基づき
上記スイッチをONさせるON起動手段とが扉内の指紋
照合器及び電気錠本体付近に設けられていることを特徴
としている。
【0010】上記の発明によれば、電気錠本体を解錠す
るときには、指先にて指紋照合器の窓部へ指紋照合動作
を行う。この指紋照合動作に基づきON起動手段が、ス
イッチをONさせる。これにより、指紋照合器及び電気
錠本体への電源供給がONとなり、指紋照合器が作動し
て、窓部に当接された指先の指紋が、予め登録された指
紋であるか否かを照合する。そして、予め登録された指
紋であるときには、電気錠本体へ解錠信号を送ることに
より、電気錠本体が解錠する。
【0011】ここで、上記指紋照合器、電気錠本体及び
電池等の電源は、全て扉内に設けられている。したがっ
て、従来のような扉外への配線工事を不要とすることが
できる。
【0012】また、指紋を照合するときにのみスイッチ
がONとなって、指紋照合器及び電気錠本体へ電気が供
給される。そして、それ以外のときには、スイッチがO
FFとなっており、通電が遮断されている。したがっ
て、電気の供給は、照合及び解錠に必要なときにのみ行
われるので、電池の消耗は非常に小さいものとなる。
【0013】さらに、本発明では、指紋照合動作をする
ことが、ON起動手段により、スイッチのONに繋がる
ようになっている。したがって、操作性の良いものとな
っている。このON起動手段としては、例えば、請求項
2に記載するように、指先の指紋照合器の窓部への押圧
により指紋照合器を回転させてスイッチをONさせるも
のや、指先の指紋照合器の窓部への押圧により指紋照合
器を移動又は摺動させてスイッチをONさせるというよ
うな機械的な手段にて構成することが可能である。
【0014】また、ON起動手段として、指紋照合器の
窓部への指先の当接により、静電的にその当接を検出し
てスイッチをONさせるものや、指先の当接を光電的に
検出してスイッチをONさせるものであっても良い。
【0015】これにより、扉外への配線工事を解消して
施工を容易にすることができると共に、電池の消耗を低
減し、かつ操作性の向上を図り得る指紋錠を提供するこ
とが可能となる。
【0016】請求項2に係る発明の指紋錠は、上記課題
を解決するために、指先を指紋照合器の窓部に当接させ
ることにより、予め登録された指紋であるか否かを照合
して扉外側からの電気錠本体の解錠を可能とする指紋錠
において、上記指紋照合器を駆動させかつ電気錠本体を
解錠させるための電源を扉内の指紋照合器及び電気錠本
体付近に設ける一方、上記指先にて指紋照合器の窓部を
押圧したときに指紋照合器が回動するように指紋照合器
を錠ケースに軸支し、かつこの指紋照合器の回動範囲内
に、この回動により作動して上記指紋照合器及び電気錠
本体への電源供給をONするためのスイッチを設けたこ
とを特徴としている。
【0017】上記の発明によれば、電気錠本体を解錠す
るときには、指先にて指紋照合器の窓部を押圧する。こ
れにより、指紋照合器が軸を中心として回動し、このと
きに、スイッチをONさせる。この結果、指紋照合器及
び電気錠本体への電源供給がONとなり、指紋照合器が
作動して、窓部に当接された指先の指紋が、予め登録さ
れた指紋であるか否かを照合する。そして、予め登録さ
れた指紋であるときには、電気錠本体へ解錠信号を送る
ことにより、電気錠本体が解錠する。
【0018】ここで、上記指紋照合器、電気錠本体及び
電池等の電源は、全て扉内に設けられている。したがっ
て、従来のような扉外への配線工事を不要とすることが
できる。
【0019】また、指紋を照合するときにのみスイッチ
がONとなって、指紋照合器及び電気錠本体へ電気が供
給される。そして、それ以外のときには、スイッチがO
FFとなっており、通電が遮断されている。したがっ
て、電気の供給は、照合及び解錠に必要なときにのみ行
われるので、電池の消耗は非常に小さいものとなる。
【0020】さらに、本発明では、指紋照合動作である
指先での指紋照合器の窓部への押圧により、指紋照合器
を回動させてスイッチONさせるという機械的手段を採
用している。したがって、構造を簡単にしかつ安価なも
のとすることができる。
【0021】また、指紋照合動作として、指先で指紋照
合器の窓部を押圧することが、スイッチのONに繋が
る。
【0022】この結果、扉外への配線工事を解消して施
工を容易かつ安価にすることができると共に、電池の消
耗を低減しかつ操作性の向上を得る指紋錠を提供するこ
とが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図6に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0024】本実施の形態の指紋錠1は、図2に示すよ
うに、扉に取り付けられる錠ケース2を有しており、こ
の錠ケース2は、同図に示す外側錠ケース2aと、図1
に示す内側錠ケース2bとからなっている。上記外側錠
ケース2aの上部には、図3(a)(b)にも示すよう
に、三角柱状の凹部3aを有しかつその凹部3aの底面
が開口3bとなるプラスチック製の化粧カバー3が設け
られている。また、図2に示すように、外側錠ケース2
aの下部にはレバーハンドル4が回転可能に取り付けら
れている。
【0025】そして、本実施の形態の指紋錠1では、図
4に示すように、この錠ケース2内に、電気錠本体5
と、指紋を照合するための指紋照合器6と、この指紋照
合器6を駆動させかつ電気錠本体5を解錠させるための
電源としての電池7と、この指紋照合器6及び電気錠本
体5への電源供給をON・OFFするためのスイッチと
しての例えばマイクロスイッチ8と、上記指紋照合器6
及び電気錠本体5を制御するためのコントロール基板9
とが備えられている。
【0026】上記のコントロール基板9には、電気錠本
体5、指紋照合器6、電池7及びマイクロスイッチ8か
らの接続線が入力されていると共に、上記電池7からの
接続線は、このコントロール基板9にて、マイクロスイ
ッチ8からの接続線を介して上記電気錠本体5及び指紋
照合器6の接続線と繋がっている。
【0027】上記指紋照合器6は、直方体の一角部を大
きく面取りした立体形状を有しており、この面取り部の
中央には窓部としてのガラス窓6aが形成されたものと
なっている。
【0028】この指紋照合器6には、上記ガラス窓6a
に当接される例えば人差し指の指先の指紋を検出する図
示しないカメラ、検出した指紋が予め登録されたもので
あるか否かを照合する照合回路、及び予め登録した指紋
を記憶しておくメモリ等が内蔵されている。
【0029】また、上記指紋照合器6は、図1に示すよ
うに、上記外側錠ケース2aの三角柱状の凹部3aの開
口3bにガラス窓6aが上向きかつ略水平となるように
露出して設けられると共に、上記ガラス窓6aを指先で
押圧したときにこの指紋照合器6自体が回動するように
なっている。
【0030】すなわち、上記外側錠ケース2aには、上
記三角柱状の凹部3aの直下に固定金具10が取り付け
られている。この固定金具10は、図5(a)(b)
(c)に示すように、底面形状コの字状の金具にてなっ
ており、取り付け部11・11に穿設されたビス孔11
a・11aに図示しないビスを通すことにより、固定金
具10を上記外側錠ケース2aに取り付け得るようにな
っている。
【0031】また、図5(a)に示すように、固定金具
10の側面板10aの肩部には軸孔12が穿設されてい
る。この軸孔12には、図1に示すように、シャフト1
3が貫通されるようになっている。この固定金具10の
側面板10aの内側には、指紋照合器6を支持する照合
器受け具14が設けられており、この照合器受け具14
は、この照合器受け具14に穿設された後述する貫通孔
14aにシャフト13が通されることにより回動自在と
なっている。
【0032】すなわち、上記照合器受け具14は、図6
(a)(b)(c)に示すように、正面コの字状となっ
ており、その側面板に貫通孔14a・14aが穿設され
ている。また、照合器受け具14の底板には、取り付け
孔14b・14bが穿設されており、この取り付け孔1
4b・14bに図示しないビスを通すことにより、図1
に示すように、指紋照合器6がこの照合器受け具14に
取り付けられるようになっている。
【0033】したがって、照合器受け具14がシャフト
13により軸支されて回動自在になることにより、指紋
照合器6がこのシャフト13の周りに回動自在に軸支さ
れていることになる。この結果、本実施の形態では、上
記固定金具10、シャフト13、照合器受け具14及び
指紋照合器6にてON起動手段が構成されている。
【0034】一方、上記指紋照合器6の下側における指
紋照合器6の回動範囲内には、スイッチとしてのマイク
ロスイッチ8が上記固定金具10の側面板10aに取り
付けられている。このマイクロスイッチ8は、指先のガ
ラス窓6aへの押圧により指紋照合器6が回動したとき
に、その2〜3mm程度の動きによる押圧状態の変化に
てONするものとなっている。
【0035】なお、本実施の形態では、スイッチとし
て、指紋照合器6の回動動作による押圧によりONする
マイクロスイッチ8を採用しているが、必ずしもこれに
限らず、例えば、リードスイッチと永久磁石とを組み合
わせて、上記指紋照合器6の回動動作を検出してONす
るものでも良い。さらに、指紋照合器6の回動動作によ
り作動できるものであれば、例えば光電スイッチでも良
い。
【0036】また、上記指紋照合器6の下端部には、ス
プリング15が取り付けられており、このスプリング1
5にて指紋照合器6が指先のガラス窓6aへの押圧によ
る回動とは反対側に付勢されている。したがって、指先
のガラス窓6aへの押圧を解除すると、指紋照合器6は
元の初期位置に戻るようになっている。
【0037】次に、上記コントロール基板9は、図4に
示すように、例えば大きさ4cm×5cm程度のプレー
トにてなっており、このコントロール基板9には、指紋
照合器6及び電気錠本体5を制御するためのコントロー
ル回路が形成されている。なお、本実施の形態において
は、指紋照合器6による指紋の照合は瞬時に行われる
が、そうでない場合には、このコントロール回路に自己
保持回路を加えておくことにより、マイクロスイッチ8
がONすると、このマイクロスイッチ8がOFF状態に
なっても例えば約5秒間電源供給をON状態に維持する
ようにさせることが可能である。
【0038】また、本実施の形態では、コントロール基
板9の先端部に2個のLED(Light Emitting Diode)
9a・9bが設けられており、これらLED9a・9b
は、図1に示すように、コントロール基板9を外側錠ケ
ース2aの上部の裏面に取り付けたときに、外側錠ケー
ス2aのLED用孔3cから外側に露出するようになっ
ている(図2参照)。
【0039】上記LED9aは例えば青ランプ、LED
9bは例えば赤ランプにてなっており、指先を指紋照合
器6のガラス窓6aに当接して指紋を照合したときに、
その指紋が登録された指紋である場合には、青ランプの
LED9aが点灯して解錠動作することを示す一方、そ
の指紋が登録された指紋でない場合には、赤ランプのL
ED9bが点灯して解錠動作できないことを示すように
なっている。
【0040】上記電池7は、図4に示すように、例え
ば、電池ボックスに入った単三乾電池6本にて構成され
ており、電気錠本体5及び指紋照合器6に電気を供給す
るものとなっている。また、この電池7は、図1に示す
ように、内側錠ケース2bの裏側に装着されている。な
お、このように、上記電池7は、本実施の形態では、錠
ケース2内に設けられているが、必ずしもこれに限ら
ず、錠ケース2外の、例えば、扉内の指紋照合器6及び
電気錠本体5付近に設けることが可能である。
【0041】一方、指紋照合器6の下側には、電気錠本
体5が設けられている。この電気錠本体5は、図示しな
いソレノイドによりデッドボルト5aを出没移動させ
て、施解錠するようになっている。また、例えば、デッ
ドボルト5aの下側には、ラッチボルト5bが設けられ
ている。
【0042】上記構成を有する指紋錠1の動作を説明す
る。まず、最初に、指紋照合器6に予め指紋を登録して
おく。この登録は、例えば、別途に設けた外部のCPU
(Central Processing Unit)にて、通信により行うこと
が可能である。
【0043】指紋が指紋照合器6に登録された状態にお
いて、電気錠本体5が施錠状態となっている場合に、こ
の電気錠本体5を外側から解錠するときには、図2に示
す外側錠ケース2aの凹部3aに例えば人差し指の指先
を挿入し、図1に示すように、指紋照合器6のガラス窓
6aに当接し、そのガラス窓6aを少し押圧する。
【0044】これにより、同図において二点鎖線で示す
ように、指紋照合器6がシャフト13を中心として回動
する。この指紋照合器6の回動により、回動範囲内に設
けられたマイクロスイッチ8がONする。このマイクロ
スイッチ8のONにより、電池7からコントロール基板
9、電気錠本体5及び指紋照合器6に電気が供給され、
指紋照合器6は、上記ガラス窓6aに当接された指先の
指紋が予め登録された指紋であるか否かを照合する。
【0045】次いで、ガラス窓6aに当接された指先の
指紋が予め登録された指紋であるときには、指紋照合器
6はその旨の信号をコントロール基板9に送る。コント
ロール基板9では、この信号に基づき、電気錠本体5に
解錠信号を送ると共に、青ランプのLED9aを点灯さ
せる。
【0046】この解錠信号により、電気錠本体5では、
図示しないソレノイドにてデッドボルト5aを没入移動
させることにより、電気錠本体5が解錠状態となる。な
お、指紋照合から解錠までの動作は瞬時に行われる。
【0047】最後に、レバーハンドル4を回転して引き
寄せることにより、ラッチボルト5bが解錠され、扉が
開く。
【0048】なお、上記のレバーハンドル4を引くとき
には、上記指先は既に、指紋照合器6のガラス窓6aか
ら離れており、これによって、指紋照合器6への押圧が
解除されるので、指紋照合器6はスプリング15にて元
の初期位置に回動する。また、この結果又は数秒後に、
マイクロスイッチ8がOFF状態となり、電池7と電気
錠本体5及び指紋照合器6との通電が解除されるので、
電池7の消耗を防ぐことができる。また、この電気錠本
体5は、再び扉を閉めると自動的に施錠されるようにな
っている。
【0049】一方、この施錠状態の電気錠本体5を、扉
の内側から解錠するときには、内側から図示しないサム
ターンを回すことにより、手動にて電気錠本体5を解錠
し、扉を開けることが可能となる。
【0050】このように、本実施の形態の指紋錠1で
は、電気錠本体5を解錠するときには、指紋照合動作と
して指先にて指紋照合器6のガラス窓6aを押圧する。
この指紋照合動作に基づき、指紋照合器6がシャフト1
3を中心として回動し、このときに、マイクロスイッチ
8をONさせる。この結果、指紋照合器6及び電気錠本
体5への電源供給がONとなり、指紋照合器6が作動し
て、ガラス窓6aに当接された指先の指紋が、予め登録
された指紋であるか否かを照合する。そして、予め登録
された指紋であるときには、電気錠本体5へ解錠信号を
送ることにより、電気錠本体5が解錠する。
【0051】ここで、指紋照合器6、電気錠本体5及び
電池7は、全て扉内に設けられている。したがって、従
来のような扉外への配線工事を不要とすることができ
る。また、信号線はできるだけ短い方が好ましいという
点においても優れている。
【0052】さらに、指紋を照合するときにのみスマイ
クロスイッチ8がONとなって、指紋照合器6及び電気
錠本体5へ電気が供給される。そして、それ以外のとき
には、マイクロスイッチ8がOFFとなっており、通電
が遮断されている。したがって、電気の供給は、照合及
び解錠に必要なときにのみ行われるので、電池7の消耗
は非常に小さいものとなる。
【0053】また、本実施の形態の指紋錠1では、指紋
照合動作である指先での指紋照合器6のガラス窓6aへ
の押圧により、指紋照合器6を回動させてマイクロスイ
ッチ8をONさせるという機械的手段を採用している。
したがって、構造を簡単にしかつ安価なものとすること
ができる。
【0054】この結果、扉外への配線工事を解消して施
工を容易かつ安価にすることができると共に、電池7の
消耗を低減し得る指紋錠1を提供することが可能とな
る。
【0055】なお、本実施の形態では、指紋照合動作を
することが、ON起動手段により、マイクロスイッチ8
のONに繋がるようになっている。したがって、操作性
の良いものとなっている。
【0056】この動作を行わせるON起動手段として、
上述したように、本実施の形態では、指先の指紋照合器
6のガラス窓6aへの押圧により指紋照合器6を回転さ
せてマイクロスイッチ8をONさせるものを開示してい
る。
【0057】しかしながら、必ずしもこれに限らず、O
N起動手段として、例えば、指先の指紋照合器6のガラ
ス窓6aへの押圧により指紋照合器6を移動又は摺動さ
せてマイクロスイッチ8をONさせるというような機械
的な手段にて構成することが可能である。
【0058】また、ON起動手段として、指紋照合器6
のガラス窓6aへの指先の当接により、静電的にその当
接を検出してスイッチをONさせるものや、指先の当接
を光電的に検出してスイッチをONさせるものであって
も良い。
【0059】これにより、扉外への配線工事を解消して
施工を容易にすることができると共に、電池7の消耗を
低減しかつ操作性の向上を図り得る指紋錠を提供するこ
とが可能となる。
【0060】
【発明の効果】請求項1に係る発明の指紋錠は、以上の
ように、上記指紋照合器を駆動させかつ電気錠本体を解
錠させるための電源と、上記指紋照合器及び電気錠本体
への電源供給をONするためスイッチと、上記指先にて
指紋照合器の窓部へ指紋照合動作をしたときに、その指
紋照合動作に基づき上記スイッチをONさせるON起動
手段とが扉内の指紋照合器及び電気錠本体付近に設けら
れているものである。
【0061】それゆえ、指紋照合器、電気錠本体及び電
池等の電源は、全て扉内に設けられているので、従来の
ような扉外への配線工事を不要とすることができる。
【0062】また、電気の供給は、照合及び解錠に必要
なときにのみ行われるので、電池の消耗は非常に小さい
ものとなる。さらに、指紋照合動作をすることが、スイ
ッチのONに繋がるようになっている。
【0063】これにより、扉外への配線工事を解消して
施工を容易にすることができると共に、電池の消耗を低
減しかつ操作性の向上を図り得る指紋錠を提供すること
が可能となるという効果を奏する。
【0064】請求項2に係る発明の指紋錠は、以上のよ
うに、指紋照合器を駆動させかつ電気錠本体を解錠させ
るための電源を扉内の指紋照合器及び電気錠本体付近に
設ける一方、上記指先にて指紋照合器の窓部を押圧した
ときに指紋照合器が回動するように指紋照合器を錠ケー
スに軸支し、かつこの指紋照合器の回動範囲内に、この
回動により作動して上記指紋照合器及び電気錠本体への
電源供給をONするためのスイッチを設けたものであ
る。
【0065】それゆえ、指紋照合器、電気錠本体及び電
池等の電源は、全て扉内に設けられているので、従来の
ような扉外への配線工事を不要とすることができる。
【0066】また、電気の供給は、照合及び解錠に必要
なときにのみ行われるので、電池の消耗は非常に小さい
ものとなる。
【0067】さらに、本発明では、指紋照合動作である
指先での指紋照合器の窓部への押圧により、指紋照合器
を回動させてスイッチONさせるという機械的手段を採
用している。したがって、構造を簡単にしかつ安価なも
のとすることができる。
【0068】また、指紋照合動作として、指先で指紋照
合器の窓部を押圧することが、スイッチのONに繋が
る。
【0069】この結果、扉外への配線工事を解消して施
工を容易かつ安価にすることができると共に、電池の消
耗を低減しかつ操作性の向上を図り得る指紋錠を提供す
ることが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における指紋錠の実施の一形態を示す断
面図である。
【図2】上記指紋錠における外側錠ケースの構造を示す
斜視図である。
【図3】上記外側錠ケースに取り付けられた化粧カバー
の構造を示すものであり、(a)は正面図、(b)は断
面図である。
【図4】上記指紋錠の錠ケース内に備えられる電気錠本
体、指紋照合器、電池、マイクロスイッチ及びコントロ
ール基板を示す構成図である。
【図5】上記指紋錠の固定金具の構造を示すものであ
り、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は底面図
である。
【図6】上記指紋錠の照合器受け具の構造を示すもので
あり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は底面
図である。
【図7】従来の指紋錠を示す構成図である。
【図8】上記の指紋錠の指紋照合器を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 指紋錠 2 錠ケース 2a 外側錠ケース 2b 内側錠ケース 5 電気錠本体 6 指紋照合器(ON起動手段) 6a ガラス窓(窓部) 7 電池(電源) 8 マイクロスイッチ(スイッチ) 10 固定金具(ON起動手段) 13 シャフト(軸、ON起動手段) 14 照合器受け具(ON起動手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】指先を指紋照合器の窓部に当接させること
    により、予め登録された指紋であるか否かを照合して扉
    外側からの電気錠本体の解錠を可能とする指紋錠におい
    て、 上記指紋照合器を駆動させかつ電気錠本体を解錠させる
    ための電源と、 上記指紋照合器及び電気錠本体への電源供給をONする
    ためスイッチと、 上記指先にて指紋照合器の窓部へ指紋照合動作をしたと
    きに、その指紋照合動作に基づき上記スイッチをONさ
    せるON起動手段とが扉内の指紋照合器及び電気錠本体
    付近に設けられていることを特徴とする指紋錠。
  2. 【請求項2】指先を指紋照合器の窓部に当接させること
    により、予め登録された指紋であるか否かを照合して扉
    外側からの電気錠本体の解錠を可能とする指紋錠におい
    て、 上記指紋照合器を駆動させかつ電気錠本体を解錠させる
    ための電源を扉内の指紋照合器及び電気錠本体付近に設
    ける一方、 上記指先にて指紋照合器の窓部を押圧したときに指紋照
    合器が回動するように指紋照合器を錠ケースに軸支し、
    かつこの指紋照合器の回動範囲内に、この回動により作
    動して上記指紋照合器及び電気錠本体への電源供給をO
    Nするためのスイッチを設けたことを特徴とする指紋
    錠。
JP34609396A 1996-12-25 1996-12-25 指紋錠 Pending JPH10184130A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000356060A (ja) * 1999-06-15 2000-12-26 Alpha Corp 指紋照合式制御装置
DE10048965B4 (de) * 2000-03-28 2013-04-18 Mitsubishi Denki K.K. Tragbarer Sender für ein Fahrzeugschlüsselsystem
JP6020748B1 (ja) * 2016-01-08 2016-11-02 日本電産リード株式会社 扉用虹彩認証装置、及び虹彩認証システム

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