JP2000356060A - 指紋照合式制御装置 - Google Patents

指紋照合式制御装置

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JP2000356060A
JP2000356060A JP11168900A JP16890099A JP2000356060A JP 2000356060 A JP2000356060 A JP 2000356060A JP 11168900 A JP11168900 A JP 11168900A JP 16890099 A JP16890099 A JP 16890099A JP 2000356060 A JP2000356060 A JP 2000356060A
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Hirotoshi Namazue
広利 鯰江
Akira Cho
皓 張
Montarou Nishimori
門太郎 西森
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Alpha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池を効率的に使用し、電池寿命を向上させ
る。 【解決手段】 指紋錠1は、電池2の電力によって作動
する。電池2の出力電圧は、昇圧回路4によって昇圧さ
れた後、電圧変換回路5に入力される。電力制御回路3
は、指紋読取り部6やCPU8等に電力を供給する。ここ
で、電池2と電力制御回路3とは、起動センサ10が指
紋照合動作を検出した場合に接続される。これにより、
無駄な電力消費を防止することができると共に、電池2
の出力電圧が終止電圧近傍まで低下した場合でも、安定
した電力を供給して指紋錠1を作動させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、指紋情報
の照合結果に応じて施解錠等を行う指紋照合式制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の指紋照合式制御装置としては、例
えば、特開平10−184130号公報等に記載されて
いるように、指紋照合によって施解錠を行うようにした
指紋錠が知られている。この従来技術では、ユーザーが
指先を指紋照合器に押し当てると、指紋が読み取られ
る。そして、読み取られた指紋と予め登録された指紋と
を照合することにより、施錠又は解錠を行うようになっ
ている。
【0003】このように、指紋錠では、従来の機械的な
錠前装置と異なり、指紋画像の読取り及び照合作業等に
電気的・電子的な構造を必要とする。従って、扉に取り
付けられた指紋錠に電力を供給しなければならない。こ
の場合、屋内配線から指紋錠に給電したり、屋内に設置
したバッテリ等から給電することが考えられる。しか
し、屋内配線やバッテリから指紋錠に給電するのでは、
電気技術者による配線作業が必要となり、また、指紋錠
の構造も複雑化する。そこで、前記公報に記載の従来技
術では、指紋錠の内部に電池を内蔵させると共に、操作
時にのみ電池からの通電を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術で
は、常時通電させるのではなく、指紋照合器への操作を
検出した場合にのみ電池から電力を供給させることによ
り、電池寿命の向上を図っている。しかし、一般的に、
電池は、時間の経過に伴って次第に出力電圧が低下して
いく。即ち、電池の出力電圧は、1.5V程度の初期値から
0.9V程度の終止電圧に向けて漸次低下していく。一方、
指紋の読取りや照合作業を行うためには、それぞれ所定
の駆動電圧を必要とする。駆動電圧以下の電力を供給し
ても、各部の機能を働かせることはできない。CPU等に
よっては、供給電圧の低下によって誤動作を招来し、正
確な指紋照合作業が行えない可能性もある。従って、電
池の出力電圧が終止電圧近傍まで低下した場合は、電池
残量が残っているにも拘わらず、電池を取り替えなけれ
ばならない。このため、電池を十分に使用することがで
きず、指紋錠の運転コストが増大する。
【0005】また、指紋照合作業を正確にかつ速やかに
行うためには、比較的処理能力の高いCPUを用いる必要
がある。このような処理能力の高いCPUは、一般的に駆
動周波数が高いため、多くの電力を消費する。従って、
高速かつ高精度の指紋照合を実現しようとすれば、電池
寿命が一層短くなる。
【0006】一方、上述のように、電池内蔵式の指紋錠
では、電池寿命向上のために、消費電力をできるだけ抑
える必要がある。従って、最低限の処理以外は行わない
ようにするのが通常である。余分な処理が増えるほど、
CPUの作動時間が長くなり、電力消費が増大するためで
ある。従って、従来の指紋錠では、読み取った指紋の画
像も照合作業以外に用いず、読み捨てている。
【0007】本発明は、上記のような種々の課題に鑑み
なされたものであり、その目的は、電池寿命を増大させ
ることができるようにした指紋照合式制御装置を提供す
ることにある。本発明の他の目的は、電池を有効利用す
ることにより、指紋情報の履歴を保存可能として使い勝
手を向上できるようにした指紋照合式制御装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
すべく、本発明に係る指紋照合式制御装置では、電池出
力電圧を昇圧させることにより、電池を有効に利用する
こととしている。
【0009】即ち、本発明では、読み取られた指紋情報
と予め登録された指紋情報とを照合することにより所定
の制御を実行する指紋照合式制御装置において、指紋情
報を読み取るための読取り手段と、予め登録された指紋
情報を記憶する記憶手段と、前記読取り手段により読み
取られた指紋情報と前記記憶手段に記憶された指紋情報
とを照合し、両指紋情報が一致する場合には、所定の制
御を実行させる制御手段と、少なくとも前記読取り手段
及び前記制御手段に電池からの電力を供給するための電
力制御手段と、指紋照合動作を検出する検出手段とを設
け、前記電力制御手段は、前記検出手段によって前記指
紋照合動作が検出された場合には、前記電池の出力電圧
を昇圧させて前記読取り手段及び前記制御手段に電力を
供給することを特徴としている。
【0010】ここで、「所定の制御」には、例えば、ド
アロック装置の施錠又は解錠、パーソナルコンピュータ
等の各種電子機器の起動等を含めることができる。「指
紋情報」には、代表的には、指紋の画像を含めることが
できる。但し、指紋画像の生データ又は二値化データを
そのまま用いる必要はなく、指紋の特徴的な情報のみを
用いることができる。従って、指紋全体を読み取る必要
はなく、識別に必要な範囲で指紋を読み取れれば足り
る。「両指紋情報が一致」とは、識別に十分な範囲で一
致すれば足りる意味である。「指紋照合動作」とは、ユ
ーザーによる指紋照合の動作を意味し、例えば、ユーザ
ーの指腹が読み取り手段に押し付けられた場合等には、
指紋照合動作が行われたものとして検出することができ
る。
【0011】ユーザーが読取り手段に指腹を押し付ける
と、この指紋照合動作は検出手段により検出される。電
力制御手段は、指紋照合動作が検出されると、電池の出
力電圧を昇圧させて読取り手段及び制御手段に電力を供
給する。電池の出力電圧を昇圧させることにより、電池
の出力電圧が低下した場合でも、読取り手段及び制御手
段に必要な電力を供給することができ、電池を有効に使
用できる。
【0012】具体的には、電力制御手段は、前記電池か
らの供給電圧を昇圧させる昇圧回路と、該昇圧回路から
の出力電圧を所定の電圧に変換して前記読取り手段及び
前記制御手段に供給する電圧変換回路とを含んでなり、
前記昇圧回路と前記電池との間に前記検出手段を設ける
こともできる。
【0013】例えば、昇圧回路としては、自己誘導作用
による起電力を発生させるコイルと、該コイルへの通電
を制御する制御回路等から構成することができる。電圧
変換回路としては、昇圧された電圧の出力電圧を所定の
一つ又は複数の直流電圧に変換するDC/DCコンバータ等
で構成することができる。そして、昇圧回路と電池との
間に検出手段を介在させることにより、指紋照合動作が
検出された場合にのみ電池と昇圧回路とを接続し、電池
からの通電を許可することができる。
【0014】前記電池の終止電圧近傍まで前記読取り手
段及び前記制御手段への電力供給が可能となるように、
前記昇圧回路及び前記電圧変換回路を設定することがよ
り望ましい。
【0015】例えば、昇圧回路からの出力電圧値が、電
圧変換回路で制御可能な入力電圧の最低値以上となるよ
うに、昇圧回路や電圧変換回路の回路定数等を適宜設定
するのが好ましい。これにより、電池の出力電圧が終止
電圧近傍まで低下した場合でも、指紋情報の読取り及び
指紋情報の照合作業を行うことができ、電池寿命を向上
させることができる。
【0016】更に、前記読取り手段により読み取られた
指紋情報を保存する履歴保存手段を設けることもでき
る。
【0017】本発明によれば、従来技術よりも電池を有
効に利用できるため、消費電力に対する制限を緩和する
ことができる。従って、読み取った指紋情報を読み捨て
ずに保存することも可能となる。履歴保存手段は、例え
ば、回路基板やCPU内に設けられたメモリ上に実現する
ことができる。但し、これに限らず、例えば、着脱可能
なメモリカードやハードディスク装置等の記録媒体を履
歴保存手段として用いてもよい。
【0018】前記履歴保存手段は、前記制御手段により
照合された指紋情報を照合順に保存することができる。
【0019】照合の結果一致した指紋情報だけを残した
り、あるいは、照合の結果不一致となった指紋情報だけ
を残すことも可能であるが、一致不一致を問わず、照合
順に指紋情報を保存する。これにより、指紋情報に時間
情報(タイムスタンプ)が関連付けられていない場合で
も、不審者の出現時期を推定できる。不審者の残した指
紋情報の前後に位置する指紋情報から推定できるためで
ある。
【0020】更に、前記履歴保存手段に保存された指紋
情報を出力させる出力手段を設けるのが好ましい。
【0021】例えば、履歴保存手段に保存された指紋情
報を映像信号等に変換して外部に出力させることによ
り、簡単なモニタ装置を接続するだけで指紋情報の履歴
を容易に確認することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図13に基づき本発
明の実施の形態について詳述する。
【0023】1.第1の実施の形態 まず、図1〜図7は、本発明の第1の実施の形態に係
り、指紋照合式制御装置として指紋錠に適用した場合を
示す。
【0024】図1は、指紋錠の全体的な機能構成を示す
ブロック図である。指紋錠1は、例えば、住居や施設の
扉に取り付けられ、指紋の照合によって施解錠を行うよ
うになっている。
【0025】指紋錠1は、内部電源として電池2を有し
ており、電池2は、「電力制御手段」としての電力制御
回路3に接続されている。電力制御回路3は、電池2の
出力電圧を昇圧させる昇圧回路4と、昇圧回路4から入
力された直流電圧を所定の電圧値に変換する電圧変換回
路5とを備えている。なお、昇圧回路4については、図
2と共に後述する。
【0026】「読取り手段」としての指紋読取り部6
は、例えば、CCD素子等を用いたスキャナ装置として構
成されており、ユーザーの指紋画像を読み取って出力す
る。出力された指紋画像は、A/D変換回路7によってデ
ィジタルデータに変換され、「制御手段」としてのCPU
8に入力される。CPU8は、「記憶手段」としてのメモ
リ9に予め記憶された指紋データを読み出して、指紋読
取り部6から入力された指紋データと比較し、両者が一
致するか否かを判定する。
【0027】「検出手段」としての起動センサ10は、
ユーザーの指腹が指紋読取り部6に置かれると、これを
指紋照合動作として検出する。起動センサ10として
は、例えば、静電容量式の近接スイッチや光電スイッ
チ、機械的スイッチ等を用いることができる。また、検
出のタイミングも適宜設定することができる。例えば、
ユーザーの指腹が指紋読取り部6の読取り面に置かれた
時点で検出することもできるし、読取り面に置かれる直
前で検出することもできる。
【0028】入力キー11は、指紋の登録番号や各種の
モードを切り換えるための入力手段である。表示器12
は、例えば、LEDランプ等の表示素子からなり、ユーザ
ーに対して各種のメッセージを通知する。また、表示器
12に加えて、あるいは、表示器12に代えて、ブザー
や合成音声発生装置等を設けることもできる。入力キー
11及び表示器12は、入出力回路13を介してCPU8
に接続されている。また、入出力回路13には、施解錠
を行うためのロック機構14が接続されており、ロック
機構14は、CPU8からの信号に基づいて施錠又は解錠
を行う。
【0029】例えば、金属製のプレート等からなるメカ
ニカルなキー(以下「メカキー」と呼ぶ)15は、指紋
錠1に設けられたシリンダ錠(図示せず)に挿入可能な
ものである。メカキー15は、指紋照合をバイパスして
ロック機構14を作動させることができる。また、メカ
キー15は、正当なユーザーであることを保証する物理
的な認証手段を兼ねている。
【0030】次に、図2に基づいて、昇圧回路4の一例
を説明する。電池2は、例えば、2個の電池を直列に接
続したものを3組並列に接続して構成することができ
る。説明の便宜上、図中では、2個直列にした一組だけ
を示す。電池2の出力側にはコイル21の一端側が接続
されており、コイル21と電池2との間には、起動セン
サ10が設けられている。
【0031】なお、図中では常開接点として示している
が、起動センサ10が接点出力を備える必要はない。起
動センサ10が指紋照合動作を検出したときに、電池2
とコイル21とが接続されてるように構成されていれば
よい。
【0032】コイル21の他端側は、逆流防止用のダイ
オード22を介して出力端子23に接続されている。ま
た、コイル21の他端側とダイオード22のアノード側
との間には、パワーMOS素子等のスイッチング素子24
が並列に接続されている。ダイオード22のカソード側
には、直列接続された2個の抵抗25,26が並列に接
続されており、抵抗25,26間の電圧がモニタ出力と
して取り出される。
【0033】比較回路27は、基準電圧回路28から出
力される基準電圧と抵抗25,26間から取り出された
モニタ電圧とを比較し、両者の差分電圧をパルス制御回
路29に出力する。パルス制御回路29は、入力された
差分電圧に基づいて、スイッチング素子24の開閉を制
御する。なお、30は発振回路であり、31,32は電
解コンデンサである。
【0034】このような昇圧回路4では、起動センサ1
0が指紋照合動作を検出すると、電池2とコイル21と
が接続される。そして、スイッチング素子24が閉じる
と、電池2からの電流がコイル21に供給され、コイル
21に電気エネルギが蓄積される。スイッチング素子2
4を開くと、電流変化の割合とコイル21の自己インダ
クタンスによって定まる所定の起電力が発生し、この起
電力が昇圧回路4の出力電圧として出力端子23に現れ
る。従って、コイル21の巻き数や電池2から取り出す
電流値等を適宜設定することにより、例えば、8〜9V
程度の所定の値まで昇圧させることができる。
【0035】次に、図3〜図7に基づいて本発明の作用
を説明する。なお、図中では、ステップを「S」と略記
する。図3は、指紋錠1に正当なユーザーの指紋を登録
するための登録処理を示している。
【0036】まず、メカキー15が鍵穴に挿入されてい
るか否かを監視する(S1)。メカキー15が挿入され
た場合は、正当なユーザーが指紋の新規登録又は変更を
希望している場合であると判定して、CPU8に電源を
供給し(S1a)、登録モードに移行する(S2)。ユ
ーザーは、入力キー11を介して、何番に指紋を登録す
るかを入力する(S3)。指紋錠1には、例えば、10
人分等の複数の指紋を登録することができる。ユーザー
が登録番号を選択した後、指腹が指紋読取り部6の読取
り面上に置かれたか否かを判定する(S4)。指腹が読
取り面上に置かれると、起動センサ10がこれを検出す
るため、電池2の出力電圧が昇圧されて所定の電圧値に
変換され、指紋読取り部6,A/D変換回路7,CPU8,メ
モリ9に電力が供給される(S5)。これにより、指紋
読取り部6は、ユーザーの指紋を読み取る(S6)。
【0037】次に、ユーザーが入力キー11の登録ボタ
ンを操作したか否かを判定し(S7)、登録ボタンが操
作された場合は、読み取った指紋のデータをメモリ9内
に記憶させて登録する(S8)。そして、メカキー15
が引き抜かれたか否かを判定し(S9)、メカキー15
が引き抜かれた場合は、登録処理を終了し、電源供給を
停止する。一方、指紋を読み取った後で、ユーザーが登
録をキャンセルした場合は(S7:NO)、未登録である旨
を通知して(S10)、S1に戻る。なお、登録時(S
8)及び未登録時(S10)では、それぞれ表示器12
を点灯させたり、ブザーを鳴動させたりしてユーザーに
通知することができる。
【0038】次に、図4は、既に登録された指紋データ
を削除する場合の処理を示すフローチャートである。ま
ず、メカキー15の挿入を検出することにより正当なユ
ーザーであるか否かを判定する(S21)。メカキー1
5が検出された場合は、CPU8に電源を供給し(S2
1a)、登録モードに移行する(S22)。削除すべき
指紋データの登録番号をユーザーが入力すると(S2
3)、入力キー11の削除ボタンが操作されたか否かを
判定する(S24)。削除ボタンが操作された場合に
は、その登録番号に係る指紋データを削除する(S2
5)。そして、メカキー15が引き抜かれるのを待って
処理を終了する(S26)。
【0039】次に、図5は、施解錠処理を示すフローチ
ャートである。まず、起動センサ10は、指腹が指紋読
取り部6の読取り面に置かれたか否かを監視している
(S31)。ここで、S31の監視ステップは、CPU8
による処理ではない点に注意すべきである。起動センサ
10が指紋照合動作を検出するまで、CPU8に給電は行
われない。
【0040】指腹が指紋読取り部6の読取り面に置かれ
ると、起動センサ10がオン状態となり、電池2と昇圧
回路4とが接続される。これにより、電池2の出力電圧
が昇圧されて電圧変換回路5に入力される。電圧変換回
路5は、例えば、CPU8用に3.3Vの電圧を出力し、
指紋読取り部6やA/D変換回路7及びメモリ9等のため
に5Vの電圧を出力する(S32)。
【0041】これにより、指紋読取り部6は、指紋を読
み取る(S33)。読み取られた指紋はディジタルデー
タに変換され、メモリ9に登録された指紋データと照合
される(S34)。照合の結果、登録された指紋データ
と一致する場合は(S35:YES)、ドアに取り付けられた
レバー(図12参照)が操作されたか否かを判定し(S
36)、レバーが操作された場合は、施錠又は解錠を行
う(S37)。一方、読み取られた指紋データと登録さ
れた指紋データとが一致しない場合は(S35:NO)、表示
器12やブザー等を介してエラーを通知する(S3
8)。
【0042】次に、図6は、電池2を交換するときの処
理を示すフローチャートである。本処理では、図5中に
示すS31〜S35及びS38を備えている。
【0043】これに加えて、本処理では、読み取られた
指紋のデータと登録された指紋データとが一致する場合
は(S35:YES)、入力キー11の電源ボタンが操作され
たか否かを判定する(S41)。そして、ユーザーは、
電池2を新品に交換する(S42)。
【0044】このように構成される本実施の形態によれ
ば、指紋照合動作が検出された場合には、電池2からの
出力電圧を昇圧させて電力供給を行うため、電池2を有
効に使用して電池寿命を長くすることができる。昇圧回
路4を設けない場合は、図7(a)に示すように、電池
2の出力電圧は徐々に低下していく。やがて、ある時刻
T1において、電池2の出力電圧は、電圧変換回路5が
最低限必要とする電圧値VLを下回る。従って、時刻T
1以降は、指紋読取り部6やCPU8等に給電を行うこと
ができない。
【0045】これに対し、昇圧回路4を設けた場合は、
電池2の出力電圧値を昇圧させることができるため、図
7(b)に示すように、最低限必要な電圧値VLに低下
するまでの時刻T2を先に延ばすことができる。従っ
て、電池2を効率的に使い切ることができ、電池交換の
頻度を下げることができる。
【0046】特に、指紋データの照合を高速かつ高精度
に行うためには、高性能のCPUを必要とするが、一般的
に、高性能のCPUほど電力を多量に消費する。従って、
従来技術のような昇圧回路をもたない指紋錠において高
性能のCPUを採用すると、電池寿命が大きく低下する。
しかし、本発明では、電池2を効率的に使用可能である
ため、高速・高精度の指紋照合に必要なCPU8を利用す
ることができる。
【0047】2.第2の実施の形態 次に、図8〜図11に基づいて、本発明の第2の実施の
形態を説明する。本実施の形態の特徴は、指紋照合の履
歴を保存する点にある。
【0048】本実施の形態による指紋錠41は、前記第
1の実施の形態で述べた指紋錠1と同様に、電池2,電
力制御回路3,指紋読取り部6,CPU8,起動センサ1
0等を備えている。ここで、メモリ42には、「履歴保
存手段」を実現する記憶領域が形成されている。また、
指紋錠41には、外部に指紋画像を出力するためのコネ
クタ43と、該コネクタの使用状態を検出するコネクタ
スイッチ(図中「SW」と略記)44と、D/A変換回路
45とが設けられている。
【0049】一方、指紋錠41とは別体に構成されるハ
ンディターミナル51には、指紋表示部52が設けられ
ている。ハンディターミナル51と指紋錠41とをコネ
クタ43等を介して接続すると、コネクタスイッチ44
が作動してCPU8にトリガ信号が入力される。これによ
り、CPU8は、メモリ42内に保存された照合結果の履
歴データ(指紋データ)を取り出してD/A変換回路45
に入力する。D/A変換回路45は、指紋データを画像信
号に変換して出力する。
【0050】図9は、ハンディターミナル51の指紋表
示部52に表示される状態を模式的に示す説明図であ
る。
【0051】指紋表示部52には、G1〜Gnまでの複
数の指紋画像を順番に表示させることができる。各指紋
画像には、照合日時(YY/MM/DDは年月日、hh/mm/ssは時
分秒をそれぞれ示す)と、照合結果(一致は「OK」、
不一致は「NG」)とを対応付けることができる。さら
に、照合結果が一致する場合は、一致する登録番号も併
せて表示してもよい。照合日時、照合結果等の関連デー
タは、必要に応じて採用すればよい。
【0052】図10は、本実施の形態による施解錠処理
を示すフローチャートである。本処理では、図5中に示
すS31〜S38の全てを備えている。これに加えて、
本処理では、読み取られた指紋のデータと登録された指
紋データとが一致する場合及び不一致の場合に、それぞ
れの照合結果を履歴データとしてメモリ9に保存してい
る(S51,S52)。例えば、メモリ9内にリングバ
ッファのような履歴保存部を設ければ、一つ又は複数の
最新の照合結果を保存することができる。
【0053】図11は、ハンディターミナル51を介し
て履歴データを読み出す場合の処理を示すフローチャー
トである。まず、メカキー15が挿入されているか否か
を判定し(S61)、メカキー15が挿入されている場
合は、CPU8に電源を供給して(S61a)、登録モ
ードに移行する(S62)。次に、コネクタスイッチ4
4がオン状態か否かを判定し(S63)、コネクタスイ
ッチ44がオン状態の場合は、メモリ42に保存された
履歴データを画像信号に変換して出力し(S64)、ハ
ンディターミナル51の指紋表示部52に表示させる
(S65)。なお、省電力のために、D/A変換回路45
への給電は、「履歴情報読取り装置」として表現可能な
ハンディターミナル51から行うのが好ましい。
【0054】このように構成される本実施の形態でも上
述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができ
る。これに加えて、本実施の形態では、照合結果の履歴
を保存するため、悪戯等の不審な事態が発生した場合に
は、履歴データを参照することができる。従って、不審
者の特定等に便利であり、安全性が向上する。
【0055】また、履歴データに照合日時を含めれば、
不審な事態の発生時刻を容易に特定することができる。
但し、照合結果の一致不一致を問わず、照合順に指紋デ
ータを保存することにより、照合日時の情報がなくても
不審な事態の発生時刻をある程度推定することができ
る。
【0056】本発明では、電池2を昇圧させて従来より
も電池寿命を長くすることができるため、履歴データの
保存機会が高まる点に注意すべきである。
【0057】3.具体例 次に、図12,図13は、指紋錠の外観の具体的一例を
示している。図12は指紋錠61の正面図である。指紋
錠61は、本体62と、本体62の上部に開閉可能に設
けられたカバー63とを備えている。カバー63を上方
に押し上げると、指紋読取り部64,入力キー65及び
表示器66が現れる。指紋読取り部64には、例えば静
電容量式の起動センサ(図示せず)が設けられている。
本体62の略中央部には、メカキーを挿入するためのシ
リンダ錠67が設けられている。電池が切れた場合で
も、メカキーをシリンダ錠67に挿入して回動すること
により、施解錠を行うことができる。
【0058】シリンダ錠67の下側には、レバー68が
回動可能に設けられている。本体62の下側には、電池
を収容するための電池ホルダ69が設けられている。ユ
ーザーは、所定の操作を行うことにより、電池ホルダ6
9内の電池を交換することができる。
【0059】図13は、カバー63及びレバー68を除
いた状態で示す指紋錠61の側面図である。本体62の
下側には、ハンディターミナルと接続するためのコネク
タ70が設けられている。このコネクタ70に信号ケー
ブルを接続することにより、履歴データを外部に出力す
ることができる。
【0060】なお、当業者であれば、前記各実施の形態
に限らず、本発明から逸脱しない範囲で種々の追加や変
更等を行うことが可能である。特に、図2に示す電気回
路は単なる例示であり、当業者であれば、これと同等の
機能を有する他の回路を容易に形成することができる。
【0061】また、照合結果を問わず照合順に履歴を保
存するものとして述べたが、照合結果が一致する履歴だ
けを保存したり、照合結果が不一致の履歴だけを保存し
たりすることもできる。
【0062】さらに、本発明は、指紋錠に限らず、種々
のものに適用することができる。例えば、パーソナルコ
ンピュータ等にログインするための認証装置として用い
ることもできる。
【0063】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る指紋照
合式制御装置によれば、電池を効率的に使用することが
でき、使い勝手が向上する。
【0064】また、照合結果の履歴を保存するため、安
全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る指紋照合式制
御装置としての指紋錠の機能構成を示すブロック図であ
る。
【図2】昇圧回路の一例を示す回路図である。
【図3】登録処理を示すフローチャートである。
【図4】削除処理を示すフローチャートである。
【図5】施解錠処理を示すフローチャートである。
【図6】電池交換処理を示すフローチャートである。
【図7】電池や昇圧回路の出力電圧の変化を模式的に示
す特性図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る指紋錠のブロ
ック図である。
【図9】保存された指紋を外部出力する場合の状態を模
式的に示す説明図である。
【図10】施解錠処理を示すフローチャートである。
【図11】指紋画像を外部出力する際の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図12】指紋錠の具体的外観を示す正面図である。
【図13】指紋錠の側面図である。
【符号の説明】
1 指紋錠 2 電池 3 電力制御回路 4 昇圧回路 5 電圧変換回路 6 指紋読取り部 8 CPU 9 メモリ 20 起動センサ 41 指紋錠 42 メモリ 43 コネクタ 44 コネクタスイッチ 51 ハンディターミナル 52 指紋表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 張 皓 神奈川県横浜市金沢区福浦1−6−8 株 式会社アルファテクニカルセンター内 (72)発明者 西森 門太郎 兵庫県姫路市下手野1丁目3番1号 グロ ーリー工業株式会社内 Fターム(参考) 2E250 AA02 AA03 BB35 CC06 DD09 4C038 FF01 FF05 FG00 FG01 5B043 AA04 AA05 AA09 BA02 CA10 DA04 DA05 FA03 FA07 GA19 HA20 5B047 AA25 BB01 CA30 CB16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取られた指紋情報と予め登録された
    指紋情報とを照合することにより所定の制御を実行する
    指紋照合式制御装置において、 指紋情報を読み取るための読取り手段と、 予め登録された指紋情報を記憶する記憶手段と、 前記読取り手段により読み取られた指紋情報と前記記憶
    手段に記憶された指紋情報とを照合し、両指紋情報が一
    致する場合には、所定の制御を実行させる制御手段と、 少なくとも前記読取り手段及び前記制御手段に電池から
    の電力を供給するための電力制御手段と、 指紋照合動作を検出する検出手段とを設け、 前記電力制御手段は、 前記検出手段によって前記指紋照合動作が検出された場
    合には、前記電池の出力電圧を昇圧させて前記読取り手
    段及び前記制御手段に電力を供給することを特徴とする
    指紋照合式制御装置。
  2. 【請求項2】 前記電力制御手段は、前記電池からの供
    給電圧を昇圧させる昇圧回路と、該昇圧回路からの出力
    電圧を所定の電圧に変換して前記読取り手段及び前記制
    御手段に供給する電圧変換回路とを含んでなり、前記昇
    圧回路と前記電池との間に前記検出手段を設ける請求項
    1に記載の指紋照合式制御装置。
  3. 【請求項3】 前記電池の終止電圧近傍まで前記読取り
    手段及び前記制御手段への電力供給が可能となるよう
    に、前記昇圧回路及び前記電圧変換回路が設定されてい
    る請求項2に記載の指紋照合式制御装置。
  4. 【請求項4】 更に、前記読取り手段により読み取られ
    た指紋情報を保存する履歴保存手段を設けたことを特徴
    とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の指紋照合
    式制御装置。
  5. 【請求項5】 前記履歴保存手段は、前記制御手段によ
    り照合された指紋情報を照合順に保存する請求項4に記
    載の指紋照合式制御装置。
  6. 【請求項6】 更に、前記履歴保存手段に保存された指
    紋情報を出力させる出力手段を設けたことを特徴とする
    請求項5に記載の指紋照合式制御装置。
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