JP3694197B2 - 認証用端末及び認証システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は認証用端末及び認証システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、パーソナルコンピュータを始めとする電子計算機の本人認証手段として、パスワードを用いる方法、ICカードなどを鍵代わりとして用いる方法がある。
【0003】
パスワードを用いる方法では、入力装置から入力するパスワードによって認証する。この認証方法の問題点は、パスワードを解読された時に、なりすましによる不正の危険性が高いことである。パスワードは定期的に更新することやシステムごとに使い分けることが必要であり、これらが利用者にパスワードの忘却や認証時の混乱をもたらす。
【0004】
ICカードを用いる方法では、カードに記憶したIDなどのデータを計算機に接続した専用のリーダーライタで読み取って認証する。この方法では、カードの紛失、盗難といった問題がある。さらに、リーダーライタをそれぞれの計算機に対して一台ずつ設置する必要があるため、システム導入時においてコストがかかる。
【0005】
これらの方法に対して今日、新たな認証手段としてバイオメトリクスが注目されている。バイオメトリクスによる認証とは指紋、声紋、虹彩など個人特有の身体的特徴を生かした認証方法であり、解読、忘却、紛失、盗難の不安がないことが特徴である。
【0006】
この方法を用いた従来の認証システムの一つの例として、指紋認証を用いたシステムの概略図を図21に示す。図21のように計算機204に標準装備されているI/Oポートに、バイオメトリクスセンサ(ここでは指紋センサ)11を搭載した認証用端末300を接続して、認証システムを構築する。
【0007】
この認証システムの構成を図22に示す。認証用端末300のバイオメトリクスセンサ11で個人の指紋を読み取り、読み取った指紋データを信号変換装置25でI/Oデータポート80から送信可能な信号方式に変調して、計算機204のI/Oポート81へ送信する。読み取られた指紋データは信号変換装置26で所定の信号方式に変換された後、プロセッサとRAMから構成される認証装置54に送られる。認証装置54は、受信した指紋データと、あらかじめ記憶装置62に記憶しておいた登録データとを比較認証する。
【0008】
認証用端末300内の各装置は制御装置409からの制御信号によって制御される。認証用端末300は、計算機204からI/Oポートを通して電力を得る。もしくは電池などの電源から直接電力を得ることで動作する。図22には計算機204の電源43からI/Oデータポート81,80を通して電力を得る場合を示す。
【0009】
また、図23は、従来の認証システムの他の例として、PCMCIAのインターフェースを備えたノート型PC205にPCカード型のインタフェースをもつ認証用端末301を装着してなる認証システムの概略図である。このシステムでは、認証用端末301が小型であるために、携帯性に優れているという特徴がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図21及び図22に示す認証システムにおいて、多人数で共有している複数台の計算機のセキュリティを向上させようとした場合、利用者はそれぞれの計算機で認証を行うため、計算機一台一台に認証用端末300を設置する必要がある。したがって、認証用端末によって設置スペースが取られるという問題や、導入費用がかかるという問題がある。さらに、システム管理者の立場から考えると、個人の指紋データを認証システム側に登録する必要があるため、すべての計算機にデータを登録する設定作業の手間がかかるという問題がある。さらに、登録データや認証アルゴリズムを盗難、改ざんから保護しなければならないという問題がある。計算機の処理量に着目して考えると、登録したデータベースから個人の登録情報を検索して、演算処理量の大きい指紋認証を行うことによる負荷がかかるという問題がある。
【0011】
また、図23に示す認証用端末をデスクトップPCに応用することも考えられるが、デスクトップPCには概してPCカードスロットが標準装備されていない。したがって、PCMCIA型の認証用端末を用いたシステムは汎用性に劣るという欠点がある。
【0012】
このように、従来のバイオメトリクスによる認証用端末を用いた認証システムは、携帯性と汎用性を同時に兼ね備えた認証用端末と、そのような認証用端末を用いた認証システムを提供することができなかった。
【0013】
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、携帯性と汎用性を同時に兼ね備えた認証用端末と、そのような認証用端末を用いた認証システムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様は、人の生体情報を電気信号に変換するバイオメトリクスセンサと、このバイオメトリクスセンサの出力を磁気信号に変換する信号変換装置と、この信号変換装置の出力に基づいて磁界の変化による信号を発生する磁気発生装置と、前記バイオメトリクスセンサと前記信号変換装置と前記磁気発生装置の各々の動作を制御する制御装置と、前記バイオメトリクスセンサと前記信号変換装置と前記磁気発生装置と前記制御装置の各々に電力を供給する電源と、を具備する認証用端末であって、計算機に装備されるフロッピーディスクドライブを入出力インタフェースとし、該計算機は、該フロッピーディスクドライブを介して前記磁気発生装置で発生された信号を読み取る。
【0015】
また、本発明の第2の態様は、人の生体情報を電気信号に変換するバイオメトリクスセンサと、個人の生態情報を認証のための登録データとして記憶する記憶装置と、前記バイオメトリクスセンサの出力と前記記憶装置の出力とを切り替えて出力するセレクタと、前記セレクタの出力を磁気信号に変換する信号変換装置と、前記信号変換装置の出力に基づいて磁界の変化による信号を発生する磁気発生装置と、前記バイオメトリクスセンサと前記記憶装置と前記セレクタと前記信号変換装置と前記磁気発生装置の各々の動作を制御する制御装置と、前記バイオメトリクスセンサと前記記憶装置と前記セレクタと前記信号変換装置と前記磁気発生装置と前記制御装置の各々に電力を供給する電源と、を具備する認証用端末であって、計算機に装備されるフロッピーディスクドライブを入出力インタフェースとし、該計算機は、該フロッピーディスクドライブを介して前記磁気発生装置で発生された信号を読み取る。
【0016】
また、本発明の第3の態様は、人の生体情報を電気信号に変換するバイオメトリクスセンサと、アクセス権の管理を行う計算機が発生する磁界の変化による信号を読み取る磁気読取装置と、前記バイオメトリクスセンサの出力と、前記計算機に設けられ、個人の生体情報を認証のための登録データとして記憶する記憶装置の出力とを比較認証する演算処理を行う認証装置と、前記磁気読取装置からの磁気信号を電気信号に変換するとともに、前記認証装置からの電気信号を磁気信号に変換するとともに、前記認証装置からの電気信号を磁気信号に変換する信号変換装置と、前記信号変換装置の出力に基づいて磁界の変化による信号を発生する磁気発生装置と、前記バイオメトリクスセンサと前記磁気読取装置と前記認証装置と前記信号変換装置と前記磁気発生装置の各々の動作を制御する制御装置と、前記バイオメトリクスセンサと前記磁気読取装置と前記認証装置と前記信号変換装置と前記磁気発生装置と前記制御装置の各々に電力を供給する電源と、を具備する認証用端末であって、計算機に標準装備されるフロッピーディスクドライブを入出力インタフェースとし、前記認証用端末の磁気読取装置は、該フロッピーディスクドライブを介して前記計算機が発生する磁界の変化による信号を読み取る。
【0017】
また、本発明の第4の態様は、人の生体情報を電気信号に変換するバイオメトリクスセンサと、個人の生態情報を認証のための登録データとして記憶する記憶装置と、前記バイオメトリクスセンサの出力と前記記憶装置の出力とを切り替えて出力するセレクタと、前記バイオメトリクスセンサの出力と前記記憶装置の出力とを比較認証する演算処理を行う認証装置と、この認証装置からの電気信号を磁気信号に変換する信号変換装置と、この信号変換装置の出力に基づいて磁界の変化による信号を発生する磁気発生装置と、前記バイオメトリクスセンサと前記記憶装置と前記セレクタと前記認証装置と前記信号変換装置と前記磁気発生装置の各々の動作を制御する制御装置と、前記バイオメトリクスセンサと前記記憶装置と前記セレクタと前記認証装置と前記信号変換装置と前記磁気発生装置と前記制御装置の各々に電力を供給する電源と、を具備する認証用端末であって、計算機に装備されるフロッピーディスクドライブを入出力インタフェースとし、該計算機は、該フロッピーディスクドライブを介して前記磁気発生装置で発生された信号を読み取る。
【0018】
また、本発明の第5の態様は、人の生体情報を電気信号に変換するバイオメトリクスセンサと、このバイオメトリクスセンサからの出力を記憶する一時記憶装置と、前記バイオメトリクスセンサに対するセンシングの開始の動作を電気信号に変換するスイッチと、前記バイオメトリクスセンサによって個人の生体情報を電気信号に変換したことの完了を表示する表示装置と、前記一時記憶装置の出力を磁気信号に変換する信号変換装置と、この信号変換装置の出力に基づいて磁界の変化による信号を発生する磁気発生装置と、前記バイオメトリクスセンサと前記一時記憶装置と前記スイッチと前記表示装置と前記信号変換装置と前記磁気発生装置の各々の動作を制御する制御装置と、前記バイオメトリクスセンサと前記一時記憶装置と前記スイッチと前記表示装置と前記信号変換装置と前記磁気発生装置と前記制御装置の各々に電力を供給する電源と、を具備する認証用端末であって、計算機に装備されるフロッピーディスクドライブを入出力インタフェースとし、該計算機は、該フロッピーディスクドライブを介して前記磁気発生装置で発生された信号を読み取る。
【0019】
また、本発明の第6の態様は、人の生体情報を電気信号に変換するバイオメトリクスセンサと、このバイオメトリクスセンサからの出力を記憶する一時記憶装置と、前記バイオメトリクスセンサに対するセンシングの開始の動作を電気信号に変換するスイッチと、前記バイオメトリクスセンサによって個人の生体情報を電気信号に変換したことの完了を表示する表示装置と、個人の生体情報を認証のための登録データとして記憶する記憶装置と、前記一時記憶装置の出力と前記記憶装置の出力とを切り替えて出力するセレクタと、このセレクタの出力を磁気信号に変換する信号変換装置と、この信号変換装置の出力に基づいて磁界の変化による信号を発生する磁気発生装置と、前記バイオメトリクスセンサと前記一時記憶装置と前記スイッチと前記表示装置と前記記憶装置と前記セレクタと前記信号変換装置と磁気発生装置の各々の動作を制御する制御装置と、バイオメトリクスセンサと前記一時記憶装置と前記スイッチと前記表示装置と前記記憶装置と前記セレクタと前記信号変換装置と前記磁気発生装置と前記制御装置の各々に電力を供給する電源と、を具備する認証用端末であって、計算機に装備されるフロッピーディスクドライブを入出力インタフェースとし、該計算機は、該フロッピーディスクドライブを介して前記磁気発生装置で発生された信号を読み取る。
【0020】
また、本発明の第7の態様は、人の生体情報を電気信号に変換するバイオメトリクスセンサと、このバイオメトリクスセンサに対するセンシングの開始の動作を電気信号に変換するスイッチと、前記バイオメトリクスセンサによって個人の生体情報を電気信号に変換したことの完了を表示する表示装置と、アクセス権の管理を行う計算機が発生する磁界の変化による信号を読み取る磁気読取装置と、前記バイオメトリクスセンサの出力と、前記計算機に設けられ、個人の生体情報を認証のための登録データとして記憶する記憶装置の出力とを比較認証する演算処理を行う認証装置と、前記磁気読取装置からの磁気信号を電気信号に変換するとともに、前記認証装置からの電気信号を磁気信号に変換する信号変換装置と、前記信号変換装置の出力に基づいて磁界の変化による信号を発生する磁気発生装置と、前記バイオメトリクスセンサと前記スイッチと前記表示装置と前記磁気読取装置と前記認証装置と前記信号変換装置と磁気発生装置の各々の動作を制御する制御装置と、前記バイオメトリクスセンサと前記スイッチと前記表示装置と前記磁気読取装置と前記認証装置と前記信号変換装置と磁気発生装置と前記制御装置の各々に電力を供給する電源と、を具備する認証用端末であって、前記計算機に装備されるフロッピーディスクドライブを入出力インタフェースとし、前記認証用端末の磁気読取装置は、該フロッピーディスクドライブを介して前記計算機が発生する磁界の変化による信号を読み取る。
【0021】
また、本発明の第8の態様は、人の生体情報を電気信号に変換するバイオメトリクスセンサと、このバイオメトリクスセンサに対するセンシングの開始の動作を電気信号に変換するスイッチと、個人の生態情報を認証のための登録データとして記憶する記憶手段と、前記バイオメトリクスセンサの出力と前記記憶装置の出力とを切り替えて出力するセレクタと、前記バイオメトリクスセンサの出力と前記記憶装置の出力とを比較認証する演算処理を行う認証装置と、前記認証装置からの電気信号を磁気信号に変換する信号変換装置と、前記信号変換装置の出力に基づいて磁界の変化による信号を発生する磁気発生装置と、前記認証装置による比較認証の完了を表示する表示装置と、前記バイオメトリクスセンサと前記スイッチと前記記憶装置と前記セレクタと前記認証装置と前記信号変換装置と前記磁気発生装置と前記表示装置の各々の動作を制御する制御装置と、前記バイオメトリクスセンサと前記スイッチと前記記憶装置と前記セレクタと前記認証装置と前記信号変換装置と前記磁気発生装置と前記表示装置と前記制御装置の各々の動作を制御する電源と、を具備する認証用端末であって、計算機に装備されるフロッピーディスクドライブを入出力インタフェースとし、該計算機は、該フロッピーディスクドライブを介して前記磁気発生装置で発生された信号を読み取る。
【0022】
また、本発明の第9の態様は、第1〜第8のいずれか1つの態様において、前記電源が、二次電池と、この二次電池を充電するための発電装置とからなることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の認証用端末。
【0023】
また、本発明の第10の態様は、第1〜第9のいずれか1つの態様において、前記バイオメトリクスセンサが、指紋センサである。
【0024】
また、本発明の第11の態様は、第2、第4、第6、第8のいずれか1つの態様において、前記記憶装置が、RAMまたは不揮発性メモリである。
【0025】
また、本発明の第12の態様は、第5または第6のいずれか1つの態様において、前記一時記憶装置が、RAMまたは不揮発性メモリである。
【0026】
また、本発明の第13の態様は、第3、第4、第7、第8のいずれか1つの態様において、前記認証装置が、プロセッサとRAMからなる。
【0027】
また、本発明の第14の態様は、人の生体情報を磁界の変化による信号に変換する認証用端末と、この認証用端末が発生する磁界の変化による信号を読み取る磁気読取装置と、この磁気読取装置の出力を電気信号に変換する信号変換装置と、個人の生体情報を認証のための登録データとして記憶する記憶装置と、前記信号変換装置からの出力と前記記憶装置からの信号を比較認証する認証装置とを備えた電子計算機とから構成され、前記磁気読取装置と前記信号変換装置とは、前記計算機に標準装備されるフロッピーディスクドライブを構成し、前記認証用端末が、第1〜第13のいずれか1つの態様の構成を備えている。
【0028】
また、第15の発明に係る認証システムは、第14の発明において、前記電子計算機の前記磁気読取装置と、前記電子計算機の前記信号変換装置が、フロッピーディスクドライブである。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0030】
(第1実施形態)
本発明の第一の実施形態における概略図を図1に示す。この認証システムは新規の認証用端末100と既存の電子計算機(以下、単に計算機と呼ぶ)200で構成される。ここでは認証用端末100をフロッピーディスクドライブ220に挿入して、計算機200内で認証を行う。従来技術との違いは、認証用端末100に小型薄型のバイオメトリクスセンサ10が搭載されていることと、フロッピーディスクドライブ220をインターフェイスとすることである。さらに、このような認証用端末100を用いた認証システムが実現できることである。
【0031】
認証用端末100と計算機200とからなる認証システムの構成ブロックを図2に示す。図2のように認証用端末100は、指紋、声紋、虹彩等の生体情報を感知して電気信号に変換するバイオメトリクスセンサ10、センサ10からの電気信号を磁気信号に変換して発信するために必要な形式に変調する信号変換装置20、磁界の変化による信号を発生する磁気発生装置35,これらの装置に電力を供給する電源40、これら各装置の動作を制御する制御装置400とからなる。
【0032】
以下、実施形態では、バイオメトリクスセンサ10を指紋センサとした場合について説明する。小型薄型の指紋センサ10は、特願平10−370934号公報に記載されているLSI製造技術を用いた容量検出形センサの技術によって実現できる。容量検出形のセンサは、LSIチップ上に2次元に配列された小さなセンスユニットの電極と絶縁膜を介して触れた人間の指の皮膚との間に形成される静電容量を検出して、指紋の凹凸パターンを感知することができる。信号変換装置20はフロッピーディスクドライブ内で電気−磁気変換を行う変調回路などで実現できる。磁気発生装置35は既存の磁気ヘッドなどで実現できる。電源は小型薄型のリチウム電池などで実現できる。制御装置400は、LSI製造技術をもちいたコントローラなどによって実現できる。
【0033】
一方、計算機200は、認証用端末100からの磁界を磁気信号に変換する磁気読取装置36、磁気信号を電気信号に変調する信号変換装置21、指紋の初期登録データを収める記憶装置60、認証用端末100から受信したデータと記憶装置60の登録データとの照合・認証処理を行う認証装置50を具備している。計算機200は既存のものを想定しているため、信号変換装置21と磁気発生装置36の機能はフロッピーディスクドライブが、認証装置50の機能はプロセッサとRAMが、記憶装置60の機能は、ハードディスクドライブなどが果たす。
【0034】
図3に認証用端末100の形状を示す。認証用端末100は、フロッピーディスクドライブに挿入された時にセンサ部分だけが外に突出する形状である。
【0035】
図2の構成要素によって行う認証の動作を図4に示す。まず、認証用端末100を計算機200のフロッピーディスクドライブに挿入して(ステップS1)、計算機200にあらかじめインストールしておいた本人認証プログラムを起動する(ステップS2)。次に本人認証プログラム中で、認証開始をうながす制御信号を計算機200から認証用端末100に発信する。この信号を受けてバイオメトリクスセンサとしての指紋センサ10によるセンシングを開始する(ステップS3)。センシングした指紋データは信号変換装置20が電気信号から磁気信号に変調して(ステップS4)、磁気発生装置35が磁界を発生して(ステップS5)計算機200へ送信する。計算機200では、磁気読取装置36で磁界を磁気信号に変換して(ステップS6)、信号変換装置21で磁気信号を読み取り可能な電気信号に変調して(ステップS7)認証装置50に送信する。認証装置50では記憶装置60に記憶した登録データと信号変換装置21からの信号を比較照合して(ステップS8)、認証結果により計算機200に対するアクセスの可否を決定する(ステップS9)。
【0036】
第1実施形態に示した認証システムでは、認証用端末100と計算機200の間で、指紋データを磁界の変化による信号に変換して通信することによって、既存のフロッピーディスクドライブをインターフェイスとした認証システムが実現できる。一般に、計算機はフロッピーディスクドライブを搭載しているため、この認証用端末を用いた本認証システムは、汎用性が高い。さらに、認証用端末は図3に示した形状であるため、設置スペースを必要とせず、携帯性にも優れている。
【0037】
(第2実施形態)
本発明の第2の実施形態における構成ブロックを図5に示す。第1実施形態との違いは認証用端末101の内部に指紋の登録データを記憶しておくための記憶装置61と出力信号を切り替えるセレクタ70を搭載している点である。
【0038】
記憶装置61は、LSI製造技術を用いた小型薄型のRAM、不揮発性メモリなどによって実現できる。セレクタ70は制御装置401から受けた信号をもとに、入力切り換えを行う電子回路によって実現できる。
【0039】
図5に示した構成要素による認証の動作を図6のステップS11〜S22に示す。第1実施形態との違いは、認証用端末101から計算機201に対してセンシングデータだけでなく登録データも送る点と、照合・認証時には計算機200の認証装置50のRAMに登録データを一時記憶する点である。なお、ステップS13の処理とステップS19の処理は順不同である。また、ステップS18において認証装置50には順番に応じて登録データもしくはセンシングデータのどちらかを一時記憶する。
【0040】
認証用端末の形状は、第1実施形態の場合と同様である。
【0041】
本実施形態では、記憶装置61に指紋の登録データを記憶しておくことで、計算機201に個人情報である指紋データベースを構築する必要がなくなる。これによって、プライバシーが保護できる。さらに、認証時に登録データを計算機201のデータベースから検索する必要がない。また、記憶装置61にRAMを用いた場合、低コストで認証用端末101を実現できる。記憶装置61に不揮発性メモリを用いた場合、電力供給が停止しても記憶装置内の情報は保存できる。
【0042】
(第3実施形態)
本発明の第3の実施形態における構成ブロックを図7に示す。第1実施形態との違いは、認証用端末102の内部に照合・認証を行う認証装置51と磁界を磁気信号に変換する磁気読取装置37を搭載した点である。
【0043】
認証装置51は、LSI製造技術を用いた小型薄型のプロセッサとRAMによって実現できる。磁気読取装置37は第1実施形態における磁気読取装置35の実現手段を用いて実現できる。
【0044】
図7の構成による認証の動作を図8のステップS31〜S45に示す。図8のように照合・認証の演算処理を認証用端末102内でおこなう点が第1実施形態とは異なる。ただし、ステップS33の処理とステップS35〜S39の処理のどちらを先に行うかは順不同である。これに伴って、ステップS34で認証装置51に一時記憶しておくデータもセンシングデータもしくは登録データのどちらかとなる。
【0045】
認証用端末の形状は、第1実施形態の場合と同様である。
【0046】
本実施形態では、認証用端末102内部の認証装置51を専用LSIにすることで、認証アルゴリズムが盗難や改ざんから保護できる。さらに、認証を認証用端末内で行うことによって計算機側の演算処理の負荷も小さくなる。
【0047】
(第4実施形態)
本発明の第4の実施形態における構成ブロックを図9に示す。第1実施形態との違いは、認証用端末103の内部に認証装置51と記憶装置61とセレクタ71を搭載したことである。記憶装置61とセレクタ71の実現手段は第2実施形態と同様である。認証装置51の実現手段は第3実施形態と同様である。
【0048】
図9の構成による認証の動作を図10のステップS51〜S62に示す。記憶装置61に記憶した登録データを用いて照合・認証の演算処理を認証用端末103内部の認証装置51で行う点が第1実施形態とは異なる。さらに、認証用端末103から計算機203へ送信するデータは認証結果のみであることも第1実施形態とは異なる。ただし、ステップS53の処理とステップS55の処理は順不同である。これに伴って、ステップS54の処理では順番に応じて登録データもしくはセンシングデータのどちらかを一時記憶する。
【0049】
認証用端末の形状は、第1実施形態の場合と同様である。
【0050】
本実施形態では、第2実施形態の効果と第3実施形態の効果がともに得られる。
【0051】
(第5実施形態)
本発明の第5の実施形態における構成を図11に示す。第1実施形態との違いは、認証用端末104内に指紋センサ10でセンシングしたデータを一時的に記憶する一時記憶装置65と、センシングの完了を示す表示装置90と、センシング開始の動作を電気信号に変換するスイッチ95を搭載した点である。
【0052】
一時記憶装置65は、第2実施形態の記憶装置61の実現手段を用いて実現できる。表示装置90は、IC製造技術を用いた発光ダイオードなどによって実現できる。スイッチ95は圧電素子などを用いることによって実現できる。
【0053】
図11の構成による認証の動作を図12のステップS71〜S85に示す。第2実施形態との違いは、認証用端末104のスイッチ95を押してセンシングを開始する点と、認証用端末104をフロッピーディスクドライブに挿入する前に、センシングデータを一時記憶装置65に一時記憶する点、センシングの完了を表示装置90で表示する点である。ただし、ステップS77の処理とステップS83の処理は順不同である。したがってステップS82で認証装置50に一時記憶しておくデータも登録データもしくはセンシングデータのどちらか先に呼び出したデータとなる。
【0054】
本実施形態では、認証用端末104を図13のようにフロッピーディスクドライブ内に収まる形状にして、携帯性を向上することができる。さらに、発光ダイオードなど小型薄型の表示装置90を用いることによって、携帯性の高い認証用端末を低コストで実現できる。
【0055】
(第6実施形態)
本発明の第6の実施形態における構成ブロックを図14に示す。第2実施形態との違いは、認証用端末105内にセンシングしたデータを一時記憶する一時記憶装置65とセンシングの完了を示す表示装置90とセンシング開始の動作を電気信号に変換するスイッチ95を搭載した点である。
【0056】
ここで、記憶装置61と一時記憶装置65は同一の構成を用いることができる。記憶装置61と一時記憶装置65を同一にした時の認証用端末105の構成は第5実施形態における認証用端末104と同様である。
【0057】
一時記憶装置65と表示装置90とスイッチ95は、それぞれ第5実施形態に示した実現手段を用いて実現できる。
【0058】
図14の構成による認証の動作を図15のステップS91〜S106に示す。第3実施形態との違いは、認証用端末105のスイッチ95を押してセンシングを開始する点と、認証用端末105をフロッピーディスクドライブに挿入する前に、センシングデータを一時記憶装置65に一時記憶する点、さらに、センシングの完了を表示装置90で表示する点である。ただし、ステップS97の処理とステップS103の処理は順不同である。よってステップS102で認証装置50に一時記憶しておくデータも登録データもしくはセンシングデータのどちらか先に呼び出したデータとなる。
【0059】
認証用端末の形状は、第5実施形態の場合と同様である。
【0060】
本実施形態では、第2実施形態の効果と第5実施形態の効果が共に得られる。
【0061】
(第7実施形態)
本発明の第7の実施形態における構成ブロックを図16に示す。第3実施形態との違いは、認証用端末106内に表示装置91とスイッチ95を搭載した点である。表示装置91とスイッチ95の実現手段は第5実施形態と同様である。
【0062】
図16の構成による認証の動作を図17のステップS111〜S126に示す。第3実施形態との違いは、認証用端末106のスイッチ95を押してセンシングを開始する点と、認証用端末106をフロッピーディスクドライブに挿入する前に、センシングデータを認証装置53に一時記憶する点、さらに、センシングの完了を表示装置91で表示する点である。
【0063】
認証用端末の形状は、第5実施形態の場合と同様である。
【0064】
本実施形態では、第3実施形態の効果と第5実施形態の効果が共に得られる。
【0065】
(第8実施形態)
本発明の第8の実施形態における構成ブロックを図18に示す。第4実施形態との違いは、認証用端末107内に表示装置91とスイッチ95を搭載した点である。表示装置91とスイッチ95の実現手段は第5実施形態と同様である。
【0066】
図18の構成による認証の動作を図19のステップS131〜S144に示す。第4実施形態との違いは、認証用端末107のスイッチ95を押してセンシングを開始する点と、認証用端末107をフロッピーディスクドライブに挿入する前に、認証用端末107内で認証を完了する点、さらに、認証の完了もしくは認証結果を表示装置91で示す点である。ただし、ステップS132の処理とステップS134の処理は順不同である。これに伴って、ステップS133の処理では、順番に応じて登録データもしくはセンシングデータのどちらかを一時記憶する。
【0067】
認証用端末の形状は、第5実施形態の場合と同様である。
【0068】
本実施形態では、第4実施形態の効果と第5実施形態の効果が共に得られる。
【0069】
(第9実施形態)
本発明の第9の実施形態における構成を図20に示す。第1実施形態との違いは、認証用端末108の電源が小型薄型の二次電池41と発電装置42とで構成される点である。発電装置42が発電した電力を二次電池41に蓄積する。認証用端末108内の各装置へは二次電池41から電力を供給する。
【0070】
二次電池41は、小型薄型のニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池を用いることで実現できる。発電装置42は、太陽光発電装置やフロッピーディスクドライブがフロッピーディスクを回転させる駆動力をもちいて発電する装置などによって実現できる。
【0071】
本実施形態の構成による認証の動作は第1実施形態と同様である。
【0072】
認証用端末の形状は、第1実施形態の場合と同様である。
【0073】
本実施形態では、各装置で必要な電力を認証用端末内で発電するため、電池を交換する必要がない。さらに、発電した電力を二次電池で蓄えておくため、各装置に安定した電力を供給することができる。
【0074】
(第10実施形態)
本発明の第10の実施形態は第2実施形態において、認証用端末の電源が、小型薄型の二次電池と発電装置からなる点である。図は容易に類推できるので省略する。
【0075】
二次電池と発電装置の実現手段は第9実施形態と同様である。
【0076】
本実施形態の構成による認証の動作は第2実施形態と同様である。
【0077】
認証用端末の形状は、第1実施形態の場合と同様である。
【0078】
本実施形態では、第2実施形態と第9実施形態の効果が共に得られる。
【0079】
(第11実施形態)
本発明の第11の実施形態は第3実施形態において、認証用端末の電源が、小型薄型の二次電池と発電装置からなる点である。図は容易に類推できるので省略する。
【0080】
二次電池と発電装置の実現手段は第9実施形態と同様である。
【0081】
本実施形態の構成による認証の動作は第3実施形態と同様である。
【0082】
認証用端末の形状は、第1実施形態の場合と同様である。
【0083】
本実施形態では、第3実施形態と第9実施形態の効果が共に得られる。
【0084】
(第12実施形態)
本発明の第12の実施形態は第4実施形態において、認証用端末の電源が、小型薄型の二次電池と発電装置からなる点である。図は容易に類推できるので省略する。
【0085】
二次電池と発電装置の実現手段は第9実施形態と同様である。
【0086】
本実施形態の構成による認証の動作は第4実施形態と同様である。
【0087】
認証用端末の形状は、第1実施形態の場合と同様である。
【0088】
本実施形態では、第4実施形態と第9実施形態の効果が共に得られる。
【0089】
(第13実施形態)
本発明の第13の実施形態は第5実施形態において、認証用端末の電源が、小型薄型の二次電池と発電装置からなる点である。図は容易に類推できるので省略する。
【0090】
二次電池と発電装置の実現手段は第9実施形態と同様である。
【0091】
本実施形態の構成による認証の動作は第5実施形態と同様である。
【0092】
認証用端末の形状は、第5実施形態の場合と同様である。
【0093】
本実施形態では、第5実施形態と第9実施形態の効果が共に得られる。
【0094】
(第14実施形態)
本発明の第14の実施形態は第6実施形態において、認証用端末の電源が、小型薄型の二次電池と発電装置からなる点である。図は容易に類推できるので省略する。
【0095】
二次電池と発電装置の実現手段は第9実施形態と同様である。
【0096】
本実施形態の構成による認証の動作は第6実施形態と同様である。
【0097】
認証用端末の形状は、第5実施形態の場合と同様である。
【0098】
本実施形態では、第6実施形態と第9実施形態の効果が共に得られる。
【0099】
(第15実施形態)
本発明の第15の実施形態は第7実施形態において、認証用端末の電源が、小型薄型の二次電池と発電装置からなる点である。図は容易に類推できるので省略する。
【0100】
二次電池と発電装置の実現手段は第9実施形態と同様である。
【0101】
本実施形態の構成による認証の動作は第7実施形態と同様である。
【0102】
認証用端末の形状は、第5実施形態の場合と同様である。
【0103】
本実施形態では、第7実施形態と第9実施形態の効果が共に得られる。
【0104】
(第16実施形態)
本発明の第16の実施形態は第8実施形態において、認証用端末の電源が、小型薄型の二次電池と発電装置からなる点である。図は容易に類推できるので省略する。
【0105】
二次電池と発電装置の実現手段は第9実施形態と同様である。
【0106】
本実施形態の構成による認証の動作は第8実施形態と同様である。
【0107】
認証用端末の形状は、第5実施形態の場合と同様である。
【0108】
本実施形態では、第8実施形態と第9実施形態の効果が共に得られる。
【0109】
なお、上記した第1〜16実施形態では、バイオメトリクスセンサとして指紋センサを用いた指紋認証システムについて説明した。指紋認証システム以外では、本実施形態は声紋認証システムの場合にも適用することができる。この場合、小型薄型のマイクを声紋センサとして使用する。
【0110】
上記したように、本実施形態では、認証用端末が小型薄型のバイオメトリクスセンサを搭載し、なおかつフロッピーディスクドライブを入出力インターフェイスとしている点において従来の認証用端末と異なる。また、この認証用端末を用いた認証システムを提供することが、従来の認証システムとは異なる。
【0111】
【発明の効果】
本発明によれば、小型薄型のバイオメトリクスセンサを用いることと、計算機に標準装備されているドライブ、例えばフロッピーディスクドライブを入出力インターフェイスとして用いることで、携帯性と汎用性をともに備えた認証用端末を実現できる。また、この認証用端末を用いることで、認証システムの導入時における端末設置スペース、設置作業、設定作業が従来と比べて軽減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の概略図である。
【図2】第1の実施形態における構成ブロック図である。
【図3】第1の実施形態における認証用端末の形状概観を示す図である。
【図4】第1の実施形態における認証の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】第2の実施形態における構成ブロック図である。
【図6】第2の実施形態における認証の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】第3の実施形態における構成ブロック図である。
【図8】第3の実施形態における認証の動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】第4の実施形態における構成ブロック図である。
【図10】第4の実施形態における認証の動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】第5の実施形態における構成ブロック図である。
【図12】第5の実施形態における認証の動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】第5の実施形態における認証用端末の形状概観を示す図である。
【図14】第6の実施形態における構成ブロック図である。
【図15】第6の実施形態における認証の動作を説明するためのフローチャートである。
【図16】第7の実施形態における構成ブロック図である。
【図17】第7の実施形態における認証の動作を説明するためのフローチャートである。
【図18】第8の実施形態における構成ブロック図である。
【図19】第8の実施形態における認証の動作を説明するためのフローチャートである。
【図20】第9の実施形態における構成ブロック図である。
【図21】従来例の概略を説明するための図である。
【図22】従来例の構成ブロック図である。
【図23】従来例の概略(PCカード型認証用端末)を説明するための図である。
【符号の説明】
10,11…バイオメトリクスセンサ
20〜26…信号変換装置
30…磁気発生装置における計算機との接点
35,38…磁気発生装置
36,37…磁気読取装置
40,43…電源
41…二次電池
42…発電装置
50〜54…認証装置
60〜62…記憶装置
65…一時記憶装置
70,71…セレクタ
80,81…I/Oデータポート
90,91…表示装置
95…スイッチ
100〜109…認証用端末
200〜204…電子計算機
300,301…従来の認証用端末
400〜409…制御装置。
Claims (14)
- 人の生体情報を電気信号に変換するバイオメトリクスセンサと、
このバイオメトリクスセンサの出力を磁気信号に変換する信号変換装置と、
この信号変換装置の出力に基づいて磁界の変化による信号を発生する磁気発生装置と、
前記バイオメトリクスセンサと前記信号変換装置と前記磁気発生装置の各々の動作を制御する制御装置と、
前記バイオメトリクスセンサと前記信号変換装置と前記磁気発生装置と前記制御装置の各々に電力を供給する電源と、を具備する認証用端末であって、
計算機に装備されるフロッピーディスクドライブを入出力インタフェースとし、該計算機は、該フロッピーディスクドライブを介して前記磁気発生装置で発生された信号を読み取ることを特徴とする認証用端末。 - 人の生体情報を電気信号に変換するバイオメトリクスセンサと、
個人の生態情報を認証のための登録データとして記憶する記憶装置と、
前記バイオメトリクスセンサの出力と前記記憶装置の出力とを切り替えて出力するセレクタと、
前記セレクタの出力を磁気信号に変換する信号変換装置と、
前記信号変換装置の出力に基づいて磁界の変化による信号を発生する磁気発生装置と、
前記バイオメトリクスセンサと前記記憶装置と前記セレクタと前記信号変換装置と前記磁気発生装置の各々の動作を制御する制御装置と、
前記バイオメトリクスセンサと前記記憶装置と前記セレクタと前記信号変換装置と前記磁気発生装置と前記制御装置の各々に電力を供給する電源と、を具備する認証用端末であって、
計算機に装備されるフロッピーディスクドライブを入出力インタフェースとし、該計算機は、該フロッピーディスクドライブを介して前記磁気発生装置で発生された信号を読み取ることを特徴とする認証用端末。 - 人の生体情報を電気信号に変換するバイオメトリクスセンサと、
アクセス権の管理を行う計算機が発生する磁界の変化による信号を読み取る磁気読取装置と、
前記バイオメトリクスセンサの出力と、前記計算機に設けられ、個人の生体情報を認証のための登録データとして記憶する記憶装置の出力とを比較認証する演算処理を行う認証装置と、
前記磁気読取装置からの磁気信号を電気信号に変換するとともに、前記認証装置からの電気信号を磁気信号に変換するとともに、前記認証装置からの電気信号を磁気信号に変換する信号変換装置と、
前記信号変換装置の出力に基づいて磁界の変化による信号を発生する磁気発生装置と、
前記バイオメトリクスセンサと前記磁気読取装置と前記認証装置と前記信号変換装置と前記磁気発生装置の各々の動作を制御する制御装置と、
前記バイオメトリクスセンサと前記磁気読取装置と前記認証装置と前記信号変換装置と前記磁気発生装置と前記制御装置の各々に電力を供給する電源と、を具備する認証用端末であって、
前記計算機に装備されるフロッピーディスクドライブを入出力インタフェースとし、前記認証用端末の磁気読取装置は、該フロッピーディスクドライブを介して前記計算機が発生する磁界の変化による信号を読み取ることを特徴とする認証用端末。 - 人の生体情報を電気信号に変換するバイオメトリクスセンサと、
個人の生態情報を認証のための登録データとして記憶する記憶装置と、
前記バイオメトリクスセンサの出力と前記記憶装置の出力とを切り替えて出力するセレクタと、
前記バイオメトリクスセンサの出力と前記記憶装置の出力とを比較認証する演算処理を行う認証装置と、
この認証装置からの電気信号を磁気信号に変換する信号変換装置と、
この信号変換装置の出力に基づいて磁界の変化による信号を発生する磁気発生装置と、
前記バイオメトリクスセンサと前記記憶装置と前記セレクタと前記認証装置と前記信号変換装置と前記磁気発生装置の各々の動作を制御する制御装置と、
前記バイオメトリクスセンサと前記記憶装置と前記セレクタと前記認証装置と前記信号変換装置と前記磁気発生装置と前記制御装置の各々に電力を供給する電源と、を具備する認証用端末であって、
計算機に装備されるフロッピーディスクドライブを入出力インタフェースとし、該計算機は、該フロッピーディスクドライブを介して前記磁気発生装置で発生された信号を読み取ることを特徴とする認証用端末。 - 人の生体情報を電気信号に変換するバイオメトリクスセンサと、
このバイオメトリクスセンサからの出力を記憶する一時記憶装置と、
前記バイオメトリクスセンサに対するセンシングの開始の動作を電気信号に変換するスイッチと、
前記バイオメトリクスセンサによって個人の生体情報を電気信号に変換したことの完了を表示する表示装置と、
前記一時記憶装置の出力を磁気信号に変換する信号変換装置と、
この信号変換装置の出力に基づいて磁界の変化による信号を発生する磁気発生装置と、
前記バイオメトリクスセンサと前記一時記憶装置と前記スイッチと前記表示装置と前記信号変換装置と前記磁気発生装置の各々の動作を制御する制御装置と、
前記バイオメトリクスセンサと前記一時記憶装置と前記スイッチと前記表示装置と前記信号変換装置と前記磁気発生装置と前記制御装置の各々に電力を供給する電源と、を具備する認証用端末であって、
計算機に装備されるフロッピーディスクドライブを入出力インタフェースとし、該計算機は、該フロッピーディスクドライブを介して前記磁気発生装置で発生された信号を読み取ることを特徴とする認証用端末。 - 人の生体情報を電気信号に変換するバイオメトリクスセンサと、
このバイオメトリクスセンサからの出力を記憶する一時記憶装置と、
前記バイオメトリクスセンサに対するセンシングの開始の動作を電気信号に変換するスイッチと、
前記バイオメトリクスセンサによって個人の生体情報を電気信号に変換したことの完了を表示する表示装置と、
個人の生体情報を認証のための登録データとして記憶する記憶装置と、
前記一時記憶装置の出力と前記記憶装置の出力とを切り替えて出力するセレクタと、
このセレクタの出力を磁気信号に変換する信号変換装置と、
この信号変換装置の出力に基づいて磁界の変化による信号を発生する磁気発生装置と、
前記バイオメトリクスセンサと前記一時記憶装置と前記スイッチと前記表示装置と前記記憶装置と前記セレクタと前記信号変換装置と磁気発生装置の各々の動作を制御する制御装置と、
バイオメトリクスセンサと前記一時記憶装置と前記スイッチと前記表示装置と前記記憶装置と前記セレクタと前記信号変換装置と前記磁気発生装置と前記制御装置の各々に電力を供給する電源と、を具備する認証用端末であって、
計算機に装備されるフロッピーディスクドライブを入出力インタフェースとし、該計算機は、該フロッピーディスクドライブを介して前記磁気発生装置で発生された信号を読み取ることを特徴とする認証用端末。 - 人の生体情報を電気信号に変換するバイオメトリクスセンサと、
このバイオメトリクスセンサに対するセンシングの開始の動作を電気信号に変換するスイッチと、
前記バイオメトリクスセンサによって個人の生体情報を電気信号に変換したことの完了を表示する表示装置と、
アクセス権の管理を行う計算機が発生する磁界の変化による信号を読み取る磁気読取装置と、
前記バイオメトリクスセンサの出力と、前記計算機に設けられ、個人の生体情報を認証のための登録データとして記憶する記憶装置の出力とを比較認証する演算処理を行う認証装置と、
前記磁気読取装置からの磁気信号を電気信号に変換するとともに、前記認証装置からの電気信号を磁気信号に変換する信号変換装置と、
前記信号変換装置の出力に基づいて磁界の変化による信号を発生する磁気発生装置と、
前記バイオメトリクスセンサと前記スイッチと前記表示装置と前記磁気読取装置と前記認証装置と前記信号変換装置と磁気発生装置の各々の動作を制御する制御装置と、
前記バイオメトリクスセンサと前記スイッチと前記表示装置と前記磁気読取装置と前記認証装置と前記信号変換装置と磁気発生装置と前記制御装置の各々に電力を供給する電源と、を具備する認証用端末であって、
前記計算機に装備されるフロッピーディスクドライブを入出力インタフェースとし、前記認証用端末の磁気読取装置は、該フロッピーディスクドライブを介して前記計算機が発生する磁界の変化による信号を読み取ることを特徴とする認証用端末。 - 人の生体情報を電気信号に変換するバイオメトリクスセンサと、
このバイオメトリクスセンサに対するセンシングの開始の動作を電気信号に変換するスイッチと、
個人の生態情報を認証のための登録データとして記憶する記憶手段と、
前記バイオメトリクスセンサの出力と前記記憶装置の出力とを切り替えて出力するセレクタと、
前記バイオメトリクスセンサの出力と前記記憶装置の出力とを比較認証する演算処理を行う認証装置と、
前記認証装置からの電気信号を磁気信号に変換する信号変換装置と、
前記信号変換装置の出力に基づいて磁界の変化による信号を発生する磁気発生装置と、
前記認証装置による比較認証の完了を表示する表示装置と、
前記バイオメトリクスセンサと前記スイッチと前記記憶装置と前記セレクタと前記認証装置と前記信号変換装置と前記磁気発生装置と前記表示装置の各々の動作を制御する制御装置と、
前記バイオメトリクスセンサと前記スイッチと前記記憶装置と前記セレクタと前記認証装置と前記信号変換装置と前記磁気発生装置と前記表示装置と前記制御装置の各々の動作を制御する電源と、を具備する認証用端末であって、
計算機に装備されるフロッピーディスクドライブを入出力インタフェースとし、該計算機は、該フロッピーディスクドライブを介して前記磁気発生装置で発生された信号を読み取ることを特徴とする認証用端末。 - 前記電源が、二次電池と、この二次電池を充電するための発電装置とからなることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の認証用端末。
- 前記バイオメトリクスセンサが、指紋センサであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の認証用端末。
- 前記記憶装置が、RAMまたは不揮発性メモリであることを特徴とする請求項2,4,6,8のいずれか1つに記載の認証用端末。
- 前記一時記憶装置が、RAMまたは不揮発性メモリであることを特徴とする請求項5,6のいずれか1つに記載の認証用端末。
- 前記認証装置が、プロセッサとRAMからなることを特徴とする請求項3,4,7,8のいずれか1つに記載の認証用端末。
- 人の生体情報を磁界の変化による信号に変換する認証用端末と、
この認証用端末が発生する磁界の変化による信号を読み取る磁気読取装置と、
この磁気読取装置の出力を電気信号に変換する信号変換装置と、
個人の生体情報を認証のための登録データとして記憶する記憶装置と、
前記信号変換装置からの出力と前記記憶装置からの信号を比較認証する認証装置とを備えた電子計算機とから構成され、前記磁気読取装置と前記信号変換装置とは、前記計算機に装備されるフロッピーディスクドライブを構成し、
前記認証用端末が、請求項1〜13のいずれか1つに記載の構成を備えていることを特徴とする認証システム。
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