JP2005338995A - 情報媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】他人によるなりすましを防止した電子カードを提供すること。
【解決手段】本発明にかかる電子カード10は、指紋入力部11から入力された指紋情報をもとに使用者が真正の使用者か否かを判断する指紋処理部12と、リーダライタ20との間で無線通信を行なうRFID処理部14と、指紋処理部12の判断結果に基づいてRFID処理部14における無線通信処理を制御する制御部17とを備える。制御部17は、指紋処理部12が使用者が真正の使用者であると判断した場合に、RFID処理部14に対してリーダライタ20との間の無線通信を許可する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、外部装置との間で無線通信を行なう無線通信手段を備えた情報媒体に関する。
磁気テープに個人情報等を記録した磁気カードに代わり、マイクロプロセッサやメモリを構成する集積回路が埋め込まれた非接触型の電子カードをクレジットカードとして利用することが提案されている(特許文献1参照)。このような電子カードでは、使用者本人であることを確認する方法として、たとえば、電子カードとの間で情報の授受を行うリーダライタに使用者が暗証番号を入力する方法が知られている。この方法では、予め電子カードに暗証番号を記憶させておき、電子カードをリーダライタに近接することによってリーダライタに読み取られた暗証番号と、利用者によってリーダライタに入力された暗証番号とを比較する。そして、両方の暗証番号が一致した場合に、使用者は真正の使用者であると判断され、使用者は電子カードを利用することができる。
特開2001−34725号公報
しかしながら、たとえば、電子カードとの間で情報の授受を行なうリーダライタを用いて、電子カードに記憶された暗証番号等の情報を取得または書替えることによって、電子カードの暗証番号を取得した他人が使用者になりすまし電子カードを不正に使用するという問題があった。
この発明は、上記した従来技術の欠点に鑑みてなされたものであり、他人のなりすましなどによる不正使用を防止した情報媒体であって、無線通信機能を備えた情報媒体を提供することを目的とする。
請求項1にかかる情報媒体は、外部装置との間で無線通信を行なう無線通信手段を備えた情報媒体において、個人生体情報を入力する入力手段と、予め取得された使用者の個人生体情報を記憶する記憶手段と、前記入力手段によって入力された個人生体情報と前記記憶手段に記憶された個人生体情報とを比較し、使用者が真正な使用者か否かを判断する認証手段と、前記認証手段が使用者が真正な使用者であると判断した場合に、前記無線通信手段を用いた情報通信を許可する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1にかかる情報媒体によれば、個人生体情報に基づいて真正な使用者か否かを判断する認証手段と、認証手段の判断結果に応じて無線通信手段における無線通信を制御する制御手段とを備えることによって、使用者が真正な使用者であると判断された場合にのみ、外部装置の間において無線通信を行なうことができる。
請求項2にかかる情報媒体は、電力を供給する電力供給手段を備えたことを特徴とする。
請求項3にかかる情報媒体は、前記記憶手段は、所定の識別情報を記憶し、前記無線通信手段は、前記外部装置から送信された応答要求電波を受信し、該応答要求電波に応じて前記識別情報を含む応答電波を前記外部装置に対して送信し、前記制御手段は、前記応答要求電波に応じて、前記無線通信手段に対して前記応答電波を送信させ、前記記憶手段に対して前記識別情報の書替えおよび書き込みを行なうことを特徴とする。
請求項4にかかる情報媒体は、前記電力供給手段は、二次電池であることを特徴とする。
請求項5にかかる情報媒体は、前記認証手段の判断結果を表示出力する表示手段を備え、前記制御手段は、前記表示手段に対して、前記認証手段の判断結果を表示させることを特徴とする。
請求項6にかかる情報媒体は、前記個人生体情報は、指紋の特徴を含む情報であることを特徴とする。
本発明にかかる情報媒体によれば、個人生体情報に基づいて真正な使用者か否かを判断する認証手段と、認証手段の判断結果に応じて無線通信手段における無線通信を制御する制御手段とを備えることによって、使用者が真正な使用者であると判断された場合にのみ、外部装置の間において無線通信を行なうことができる。このように、情報媒体自体が、使用者が真正の使用者か否かを判断し、この判断結果に応じて無線通信手段の動作を制御することで、他人による情報媒体の不正使用を防止することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態である情報媒体について説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。
(実施の形態)
まず、実施の形態にかかる情報媒体について説明する。本実施の形態にかかる情報媒体として、RFID(Radio Frequency Identification)機能を備え、クレジット決済処理に用いられる電子カードを一例として説明する。本実施の形態にかかる電子カードは、個人に固有の身体的特徴を表す個人生体情報に基づいて使用者が真正な使用者か否かを判断する認証手段を備え、認証手段における認証結果に応じてリーダライタとの間の無線通信を許可する。以下、実施の形態にかかる電子カードについて説明するとともに、この電子カードを備えた無線通信システムについて説明する。図1は、本実施の形態における無線通信システムの概略図である。また、図2は、本実施の形態にかかる電子カードの平面図である。
本実施の形態における無線通信システムは、図1に示すように、所定の識別情報等が記憶された電子カード10と、電子カード10との間で無線通信を行ない電子カード10に記憶された識別情報等を取得するリーダライタ20と、リーダライタ20から送信された識別情報等をもとに決済処理を行なう管理装置30とを備える。リーダライタ20と管理装置30とは有線または無線によって接続している。
リーダライタ20は、電子カード10に対して所定周波数の応答要求電波を送信し、この応答要求電波に応じて電子カード10から送信される識別情報等を含む応答電波を受信することによって、電子カード10に記憶された識別情報等を取得し、この識別情報等を管理装置30に送出する。また、リーダライタ20は、電子カード10に対して所定周波数の応答要求電波を送信することによって、電子カード10が記憶する情報の書替えおよび書き込みを行なう。
管理装置30は、リーダライタ20から送出された識別情報等を照合し、電子カード10の有効性を確認した後、決済処理等の各処理を行う。また、管理装置30は、必要に応じて、決済処理等の処理結果のうち、所定の情報をリーダライタ20に送出し、リーダライタ20に対して電子カード10の情報の書替えおよび書き込みを指示する。
電子カード10は、使用者が真正の使用者であると判断した後に、リーダライタ20との間で無線通信を開始し、所定の識別情報等を含む応答電波をリーダライタ20に送信し、また、リーダライタ20からの応答要求電波に応じて記憶する情報の書替えまたは書き込みを行なう。
電子カード10は、図1に示すように、指紋入力部11と、指紋処理部12と、アンテナ13と、RFID処理部14と、記憶部15と、表示部16と、制御部17とを備える。さらに、電子カード10は、二次電池18と、充電用端子部18aと、電源スイッチ18bと整流部19とを備える。指紋処理部12とRFID処理部14と記憶部15と表示部16とは、制御部17と電気的に接続し、制御部17は、指紋処理部12とRFID処理部14と記憶部15と表示部16との動作処理を制御する。また、アンテナ13はRFID処理部14と電気的に接続し、指紋入力部11は指紋処理部12と電気的に接続する。
指紋入力部11は、個人生体情報である指紋情報の入力を行ない、入力された指紋情報を指紋処理部12に送出する。指紋入力部11は、たとえば、図2に示すように、電子カード10の表面に設けられた指紋押圧領域11aを備え、使用者によって指紋押圧領域11aに指の腹が押し付けられることによって、指紋入力部11に指紋情報が入力される。指紋入力部11は、所定の測定点において圧力値を検出し、検出結果を指紋処理部12に送出する。
指紋処理部12は、制御部17の制御のもと、指紋入力部11から入力された指紋情報を処理し、取得した指紋情報と記憶部15に予め記憶された真正の使用者の指紋情報とを比較して、使用者が真正の使用者であるか否かを判断する。指紋処理部12は、指紋押圧領域11aに使用者が指の腹を押し付けた際に指紋の凹部と凸部とでは圧力値が異なることを利用して、入力された指紋情報を取得する。具体的には、指紋処理部12は、指紋入力部11から入力された各測定点における圧力値を処理し、指紋の凹凸に応じた圧力分布を形成することによって入力された指紋情報を取得する。次いで、指紋処理部12は、制御部17の制御のもと、入力された指紋情報と、記憶部15に予め記憶された真正の使用者の指紋情報とを比較することにより、使用者が真正の使用者であるか否かを判断し、判断結果を制御部17に送出する。
RFID処理部14は、制御部17の制御のもと、リーダライタ20との間で無線通信を行なう。RFID処理部14は、リーダライタ20から送信された応答要求電波をアンテナ13を介して受信し、この応答要求電波に対応する電気信号を必要に応じて復調してリーダライタ20からの指示情報を取得する。RFID処理部14は、取得した指示情報を制御部17に送出する。この指示情報として、記憶部15に記憶された指示情報等を含む応答電波の送信指示のほか、記憶部15に記憶される情報の書替え指示、または、記憶部15に対する情報の書き込み指示がある。また、RFID処理部14は、制御部17の制御のもと、記憶部15に記憶された識別情報等に対応する電気信号を必要に応じて変調し、アンテナ13に送出する。そして、RFID処理部14は、アンテナ13に対して、この電気信号に対応する所定の電波を応答電波として送信するよう制御する。
アンテナ13は、RFID処理部14の制御のもと、通信エリア内に存在するリーダライタ20との間において、所定周波数の電波を送受信する。この場合、リーダライタ20から送信された応答要求電波を受信し、受信した応答要求電波に対応する電気信号をRFID処理部14に送出する。また、アンテナ13は、RFID処理部14から入力された電気信号に対応する所定の電波を応答電波としてリーダライタ20に対して送信する。アンテナ13は、図2に示すように、ループ状に導体が巻回されたループアンテナ13aである。アンテナ13は、所定周波数の電波を発するリーダライタ20に電子カード10が近接したときに誘導電流を発生し、接続する整流部19に誘導電流を供給する。
記憶部15は、真正の使用者の指紋情報や処理プログラム等の各種情報が予め記憶されたROM(Read Only Memory)と、各処理の演算パラメータやリーダライタ20から書き込まれた各種情報を記憶するRAM(Random Access Memory)とを備える。記憶部15は、真正の使用者の指紋情報、使用者を識別する情報、電子カード10を識別する所定の識別情報、電子カードの暗証番号に加え、電子カード10を用いて行なわれた決済処理の履歴なども識別情報として記憶する。
表示部16は、指紋処理部12の使用者認証の判断結果を表示出力する。表示部16は、たとえば図2に示すように、電子カード10の表面に表示領域16aを備え、指紋処理部12が使用者が真正の使用者ではないと判断した場合には、表示領域16aに所定のエラー表示を出力し、使用者が真正の使用者でない旨を報知する。一方、指紋処理部12が使用者が真正の使用者であると判断した場合には、表示領域16aに所定の認証終了表示を行い、使用者が真正の使用である旨を報知する。また、表示部16は、図2に示すように、表示領域16aに二次電池残存表示16bを表示することによって、二次電池18の残存電池量を表示する。
制御部17は、記憶部15に記憶された処理プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)を備える。また、制御部17は、指紋処理部12、RFID処理部14、記憶部15および表示部16の各処理または動作を制御する。制御部17は、これらの各構成部位に入出力される情報について所定の入出力制御を行い、かつ、この情報に対して所定の情報処理を行う。制御部17は、指紋処理部12の判断結果に基づいて、RFID処理部14の処理動作を制御する。具体的には、指紋処理部12が使用者が真正の使用者であると判断した場合には、制御部17は、RFID処理部14に対してリーダライタ20との間の無線通信を許可する。一方、指紋処理部12が使用者が真正の使用者でないと判断した場合には、制御部17は、RFID処理部14に対してリーダライタ20との間の無線通信を禁止する。なお、制御部17は、二次電池18から電力を供給されることによって、動作を行なう。
二次電池18は、制御部17に動作電力を供給する。充電用端子部18aは、電子カード10の待機時に、所定の充電装置と電気的に接続することによって、二次電池18を充電し、二次電池18の端子電圧をもとの電圧まで回復させる。また、電源スイッチ18bは、二次電池18の制御部に対する電力供給を制御する。すなわち、電源スイッチ18bが使用者によってオン状態とされた場合には、二次電池18の制御部17に対する電力供給を行なう。一方、電源スイッチ18bが使用者によってオフ状態とされた場合には、二次電池18の制御部17に対する電力供給を停止する。このように、電源スイッチ18bをオフ状態とすることによって、不使用時における二次電池18の不要な放電を防ぐことができる。整流部19は、アンテナ13に発生した誘導電流を交流電流から直流電流に変換し、二次電池18に供給する。二次電池18は、充電用端子部18aからの充電のほか、アンテナ13からの誘導電流の供給によって充電される。
つぎに、図1に示す無線通信システムにおける処理のうち、決済処理について説明する。図3は、図1に示す無線通信システムにおける決済処理を説明するフローチャートである。図1に示す無線通信システムでは、電子カード10は、真正の使用者であると判断した場合に、リーダライタ10との間で無線通信を行なう。
使用者は、電子カード10の指紋入力部11に指の腹を押し付けて指紋情報を入力し、指紋入力部11は、この場合の圧力値を検出し、各圧力値を指紋処理部12に送出する。指紋処理部12は、指紋入力部11から入力された各圧力値を処理し、入力された指紋情報を取得する(ステップS102)。
次いで、指紋処理部12は、入力された指紋情報と、記憶部15に記憶された真正の使用者の指紋情報とを比較し、入力された指紋情報と記憶部15に記憶された真正の使用者の指紋情報とは一致するか否かを判断する(ステップS104)。
指紋処理部12は、入力された指紋情報と登録されていた指紋情報とが一致していないと判断した場合には(ステップS104:No)、使用者が真正の使用者ではないと判断し(ステップS106)、制御部17にその旨を送出する。指紋情報は、各人に固有の生体情報であるため、入力された指紋情報が記憶部15に記憶された真正の使用者の指紋情報と不一致である場合には、電子カード10の使用者が真正の使用者であるとは考えられないためである。次いで、制御部17は、指紋処理部12による使用者が真正の使用者ではないとの判断結果を受け、表示部16に対して所定のエラー表示を出力させ、表示部16はエラー表示を行う(ステップS108)。また、制御部17は、RFID処理部14に対して、リーダライタ20との間の無線通信を禁止する(ステップS110)。このため、指紋処理部12が電子カード10の使用者が真正の使用者でないと判断した場合には、制御部17によってRFID処理部14とリーダライタ20との間の無線通信が禁止されるため、電子カード10に記憶されていた識別情報等をリーダライタ20に対して送信することはない。また、電子カード10に記憶される識別情報の書替えおよび電子カード10に情報を書き込まれることもない。
一方、指紋処理部12は、入力された指紋情報と記録部15に記録されていた指紋情報とが一致していると判断した場合には(ステップS104:Yes)、使用者が真正の使用者であると判断し(ステップS112)、制御部17にその旨を送出する。制御部17は、指紋処理部12から、使用者が真正の使用者であるとの判断を受け、指紋認証が終了した旨を報知するため、表示部16に対して指紋認証が終了した旨を表示させ、表示部16は、指紋認証が終了した旨を表示する(ステップS114)。
次いで、制御部17は、指紋処理部12による使用者が真正の使用者である旨の判断結果を受け、RFID処理部14に対して、リーダライタ20との間の無線通信を許可し(ステップS116)、RFID機能を動作させる。RFID処理部14は、アンテナ13を介してリーダライタ20から送信された応答要求電波を受信し(ステップS118)、リーダライタ20からの指示情報を制御部17に送出する。制御部17は、この指示情報に応じて、記憶部15から識別情報等を抽出し、RFID処理部14にこの識別情報等を送出する。ここで、送出する識別情報として、たとえば、使用者の氏名、生年月日、性別、年齢、電子カード10の使用期限または電子カード10の暗証番号などがある。RFID処理部14は、制御部17の制御のもと、制御部17から入力された識別情報等を応答電波としてアンテナ13から送信する(ステップS120)。
次いで、リーダライタ20は、受信した応答電波を処理することによって、識別情報等を管理装置30に送出し、管理装置30は、入力された識別情報をもとに、電子カード10が有効であるかを判断する(ステップS122)。管理装置30は、電子カード10が有効でないと判断した場合には(ステップS122:No)、電子カード10が有効でない旨を報知させるため、リーダライタ20に対してエラー出力を行なう(ステップS124)。そして、リーダライタ20は、このエラー出力を受けて、出力内容に対応して電子カード10が有効でない旨を出力する。
一方、管理装置30は、電子カード10が有効であると判断した場合には(ステップS122:Yes)、決済処理を行なう(ステップS126)。そして、管理装置30は、処理内容に対応してリーダライタ20に対して電子カード10に記憶された情報の書替えおよび書き込みを指示し、この指示に応じてリーダライタ20は、電子カード10に応答要求電波を送信して、電子カード10に記憶された情報の書替えおよび書き込みを行なう。
このように、本実施にかかる電子カード10では、制御部17は、指紋処理部12が使用者が真正の使用者であると判断した場合に、RFID処理部14とリーダライタ20との間の無線通信を許可する。また、制御部17は、指紋処理部12が使用者が真正の使用者でないと判断した場合には、RFID処理部14とリーダライタ20との間の無線通信を禁止する。すなわち、電子カード10では、指紋処理部12が使用者が真正の使用者であると判断した場合に限って、リーダライタ20との間で無線通信を行なう。このため、本実施の形態にかかる電子カード10を用いることによって、他人のなりすましによる電子カード10の不正な決済処理を防止することができる。また、他人のなりすましによる電子カード10の識別情報等の不正取得および電子カード10に対する識別情報の書替え、書き込みを防止することが可能となる。したがって、本実施の形態では、電子カード10および電子カード10を用いた通信システムの安全性の向上を図ることができる。
また、電子カード10は、動作電力を制御部17に供給する二次電池18を備えており、二次電池18は、充電用端子部18aを介して外部装置から充電が行なわれる。このため、二次電池18の交換は不要であり、電子カード10の長期使用が可能である。また、電子カード10は、電源スイッチ18bを備えるため、不使用時に電源スイッチ18bをオフ状態として、不使用時における二次電池18の不要な放電を防ぐことができる。また、二次電池18は、充電用端子部18aからの充電のほか、アンテナ13から誘導電流を供給された場合も充電される。電子カード10は、充電用端子部18aまたはアンテナ13から電力が供給され充電される二次電池18を備えるため、制御部17に対して十分に電力を供給することができる。このため、電子カード10の動作中における電力不足を原因とした動作停止を低減することができ、電子カード10を安定して用いることができる。
また、電子カード10は、指紋入力部11および指紋処理部12を備え、使用者が指紋入力部11に対して指の腹を押圧した際の圧力を検出することによって指紋情報を取得する。このため、水や静電気の影響を受けることなく、正確に指紋情報を取得することができ、使用者の認証を確実に行なうことができる。
なお、実施の形態として、充電用端子部18aを備えた電子カード10について説明したが、これに限らず、図4に示すように、入射された光エネルギーを直接電気エネルギーに変換する太陽電池18cを備えた電子カード101でもよい。この場合、二次電池18は、太陽電池18cが変換した電気エネルギーを供給されることによって充電される。
また、実施の形態にかかる電子カードは、図5に示す電子カード102のように、電源スイッチ18bを必ずしも必要とせず、また、図6に示す電子カード103のように、充電用端子部18aを必ずしも必要としない。また、実施の形態にかかる電子カード10,101,102,103は、充電用端子部18aおよび電源スイッチ18bをともに削除した構成としてもよい。充電用端子部18bから供給された電力またはアンテナ13から供給された誘導電流を蓄積する二次電池18の電力を用いて動作すれば足りるためである。
実施の形態にかかる電子カードとして、二次電池18を備えた場合について説明したが、図7に示すように、二次電池18、充電用端子部18a、電源スイッチ18bおよび整流部19を削除した構成である電子カード110であってもよい。
電子カード110では、リーダライタ20から送信された所定周波数の電波を媒介として動作電力を得て、制御部17が起動し、他の構成部位の動作を制御する。図8は、電子カード110を用いた無線通信システムにおける決済処理を説明するフローチャートである。
図8に示すように、電子カード110のアンテナ13は、所定周波数の電波を送信するリーダライタ10に近接することによって誘導電流を発生する(ステップS202)。この誘導電流が制御部17などの他の構成部位の動作電力となって、制御部17は動作を開始する(ステップS204)。次いで、制御部17は、他の構成部位を駆動させる。
次いで、図3に示す処理手順と同様に、指紋処理部12は、入力された指紋情報を取得し(ステップS212)、入力された指紋情報と記憶部15に記憶された指紋情報とは一致するか否かを判断する(ステップS214)。指紋処理部12は、入力された指紋情報と登録された指紋情報とが一致しないと判断した場合には(ステップS214:No)、使用者が真正の使用者でないと判断し(ステップS216)、この判断結果を制御部17に送出する。制御部17は、表示部16に対してエラー表示を出力させるとともに(ステップS218)、RFID処理部14に対してリーダライタ20との間の無線通信を禁止する(ステップS220)。一方、指紋処理部12は、入力された指紋情報と記憶部15に記憶された指紋情報とが一致したと判断した場合には(ステップS214:Yes)、使用者が真正の使用者であると判断し(ステップS222)、この判断結果を制御部17に送出する。制御部17は、この判断結果に基づいて表示部16に対して認証終了を表示させるとともに(ステップS224)、RFID処理部14に対してリーダライタ20との間の無線通信を許可する(ステップS226)。
次いで、RFID処理部14は、制御部17の制御のもと、リーダライタ20から応答要求電波を受信し(ステップS228)、この応答要求電波に応じて、応答電波をリーダライタ20に対して送信する(ステップS230)。そして、管理装置30は、リーダライタ20を介して受信した個人情報をもとに電子カード110は有効か否かを判断し(ステップS232)、電子カード110が有効でないと判断した場合には(ステップS232:No)、リーダライタ20に対してエラー出力を行わせる(ステップS234)。これに対し、管理装置30は、電子カード110は有効であると判断した場合には(ステップS232:Yes)、決済処理を行なう(ステップS236)。
このように、リーダライタ20から送信される所定周波数の電波を媒介にして動作起電力を得ることによって、二次電池18、充電用端子部18a、電源スイッチ18bおよび整流部19を省略することができ、簡易な構成である電子カードを実現することができる。
なお、制御部17は、指紋処理部12が使用者が真正の使用者でないと判断した場合には、RFID処理部14に対して通信禁止を指示する場合について説明したが、これに限らず、指紋処理部12が使用者が真正の使用者でないと判断した場合には、記憶部15が記憶する情報の読み書きを禁止してもよい。このように、記憶部15が記憶する情報の読み書きを禁止することによって、他人のなりすましによる識別情報の不正取得および識別情報の書替え、書き込みを防止することができる。また、制御部17は、指紋処理部12が使用者が真正の使用者でないと判断した場合には、記憶部15が記憶する情報の読み書きを禁止するとともに、リーダライタ20に対して、使用者が真正の使用者でない旨を応答してもよい。
また、実施の形態では、指紋の凹部と凸部との圧力値の差に基づいて指紋情報を取得する電子カード10,101,102,103,110について説明したが、これに限らず、指紋の凹部と凸部の伝熱特性の差に基づいて指紋情報を取得してもよく、指紋の凹部と凸部の静電容量の差に基づいて指紋情報を取得してもよい。また、指紋の凹部および/または凸部を撮像して光学的に指紋情報を取得してもよい。
また、実施の形態にかかる電子カード10,101,102,103,110は、個人生体情報として指紋情報を取得することによって使用者が真正の使用者であるか否かを判断したが、これに限らず、声紋、DNAまたは手のひらの静脈などの個人生体情報を入力し、この個人生体情報にもとづき使用者が真正の使用者であるか否かを判断してもよい。
また、実施の形態では、RFID処理部14を備えた電子カード10,101,102,103,110について説明したが、これに限らず、所定周波数の電波を用いて、専用の通信装置との間で無線通信機能を備えた情報媒体に適用してもよい。
また、実施の形態では、情報媒体の一例として、クレジット決済処理時に用いられるRFID機能を備えた電子カード10,101,102,103,110について説明したが、これに限らず、使用者の認証を必要とする認証カードであればよい。たとえば、免許証や社員証などの本人証明のための認証カードや、建物等の特定領域への進入可否のもととなる認証カード、さらには、自動車、家屋等の電子施錠用鍵に適用してもよい。使用者を認証する必要のある分野で、認証処理および認証処理後に所定の処理を行なう分野における認証用の情報媒体として用いることができる。このような情報媒体に適用した場合も、真正の使用者を認証する機能を有するため、他人のなりすましを防止することができ、高度な安全性を提供することができる。また、個人情報として、氏名等のほかに、血液型、病歴、通院履歴等を記憶する認証カードであってもよい。このような認証カードを用いることによって、救急医療時に口頭による本人の身元確認が行なえない場合に指紋情報を入力することによって身元確認が可能となり、さらに、身元確認後、認証カードに記憶された個人情報を取得することによって、救急医療の遅れを回避することが可能となる。
実施の形態における無線通信システムの概略図である。 実施の形態における電子カードの平面図である。 実施の形態における決済処理を説明するフローチャートである。 実施の形態にかかる電子カードの他の例の概略図である。 実施の形態にかかる電子カードの他の例の概略図である。 実施の形態にかかる電子カードの他の例の概略図である。 実施の形態にかかる電子カードの他の例の概略図である。 実施の形態1における決済処理を説明するフローチャートの他の例である。
符号の説明
10、101、102、103、110 電子カード
11 指紋入力部
12 指紋処理部
13 アンテナ
14 RFID処理部
15 記憶部
16 表示部
17 制御部
18 二次電池
18a 充電用端子部
18b 電源スイッチ
18c 太陽電池
19 整流部
20 リーダライタ
30 管理装置

Claims (6)

  1. 外部装置との間で無線通信を行なう無線通信手段を備えた情報媒体において、
    個人生体情報を入力する入力手段と、
    予め取得された使用者の個人生体情報を記憶する記憶手段と、
    前記入力手段によって入力された個人生体情報と前記記憶手段に記憶された個人生体情報とを比較し、使用者が真正な使用者か否かを判断する認証手段と、
    前記認証手段が真正な使用者であると判断した場合に、前記無線通信手段を用いた情報通信を許可する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする情報媒体。
  2. 電力を供給する電力供給手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報媒体。
  3. 前記記憶手段は、所定の識別情報を記憶し、
    前記無線通信手段は、前記外部装置から送信された応答要求電波を受信し、該応答要求電波に応じて前記識別情報を含む応答電波を前記外部装置に対して送信し、
    前記制御手段は、前記応答要求電波に応じて、前記無線通信手段に対して前記応答電波を送信させ、前記記憶手段に対して前記識別情報の書替えおよび書き込みを行なうことを特徴とする請求項1または2に記載の情報媒体。
  4. 前記電力供給手段は、二次電池であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報媒体。
  5. 前記認証手段の判断結果を表示出力する表示手段を備え、
    前記制御手段は、前記表示手段に対して、前記認証手段の判断結果を表示させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の情報媒体。
  6. 前記個人生体情報は、指紋の特徴を含む情報であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の情報媒体。
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