JPH0455155Y2 - - Google Patents

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JPH0455155Y2
JPH0455155Y2 JP11889988U JP11889988U JPH0455155Y2 JP H0455155 Y2 JPH0455155 Y2 JP H0455155Y2 JP 11889988 U JP11889988 U JP 11889988U JP 11889988 U JP11889988 U JP 11889988U JP H0455155 Y2 JPH0455155 Y2 JP H0455155Y2
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lock
door
electric lock
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power supply
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば親子扉や引き戸用電気錠の施
解錠に好適な電気錠の施解錠装置に関する。
(従来の技術) モータ等のアクチユエータを利用して施解錠す
る電気錠は、近時のホームオートメイシヨンに伴
い、ビルやマンシヨン等のドア用錠前として多用
され、その給電手段は一般に専用のバツテリを使
用するものと、屋内配線を利用するものとに分け
られる。
このうち、前者の場合は、使用の永続性に欠
け、またモータやマグネツト等のアクチユエータ
のように、比較的大きな電力を要する使用には、
基本的に馴染まないため、一般的には後者のよう
な給電手段が用いられている。
ところで、この屋内配線を利用するドア用の電
気錠には、従来、ドアの戸当り柱側付近に電気錠
を埋設する方法と、ドアの端部に電気錠を埋設す
る方法とがある。
(考案が解決しようとする課題) しかし、この従来の方法では例えば前者の場
合、屋内配線を利用して容易に配線処理できる反
面、電気錠のデツドボルトの出入れを制御できな
いため、その利用範囲が制約される問題があつ
た。
また、後者の場合にはドア内への配線を要し、
ドアの製作が煩雑になる一方、電気錠と屋内配線
との接続を、ドア用蝶番を介して行なつていたた
め、ドアの開閉によつて配線の損傷トラブルが発
生し易い等の問題があつた。
本考案はこのような点に鑑み、ドアの内部に電
気錠を埋設するに際し、配線の簡潔化を図るとと
もに配線トラブルを防止し、屋内配線を安全かつ
合理的に利用できるようにした、電気錠の施解錠
装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) このため、本考案の電気錠の施解錠装置は、不
動の固定部材と、該固定部材に対し近接離反動
し、かつ内部に施解錠機構と該機構に連係するア
クチユエータを備えた電気錠を有する可動部材と
からなり、上記固定部材に、可動部材の位置を検
出可能な位置検出センサと、電源に導通する通電
素子を可動部材方向へ進退動可能にしたアクチユ
エータを設ける一方、上記位置検出センサおよび
通電素子と相対する可動部材の所定位置に、上記
センサにより被検可能な検出杆と、上記通電素子
と接触して通電され、かつ前記電気錠のアクチユ
エータへ給電可能な受動素子を設け、これら係合
杆と受動素子を前記電気錠から離間して配設する
ことで、電気錠の構造と配線の簡潔化を図るとと
もに、係合杆と受動素子を電気錠から離間して配
設することで、電気錠に対する給電方式の多様化
を図り、種々の使用に容易に応じられるようにし
たことを特徴としている。
(実施例) 以下、本考案をいわゆる親子扉に適用した図示
実施例について説明すると、第1図乃至第5図に
おいて1は固定部材である仕切壁2に形成した出
入口で、その両側に可動部材である親扉3と子扉
4が、蝶番(図示略)を介して回動可能に取り付
けられている。
これらの親子扉3,4は、出入口1の上下に設
けた戸当段部5に当接可能にされ、その扉幅は図
示のように相違していて、このうち扉幅の小さな
子扉4は常時は適宜なロツク手段で閉扉され、該
閉扉スペースを除く出入口1を親扉3で開閉させ
ている。
前記上側の戸当段部5に臨む仕切壁2の中間位
置には、給電ボツクス6が埋設され、その下向き
に開口した開口部を化粧板7で閉塞している。上
記化粧板7は仕切壁2にビス止めされ、その中間
部に通孔8と開口窓9が形成されている。
上記給電ボツクス6内の通孔8の上方位置に
は、マイクロスイツチ等の位置検出センサ10が
設けられ、後述するトリガー等係合杆の所定位置
を検出し、その信号を制御ボツクス(図示略)へ
入力可能にしている。この場合、上記センサ10
として、マイクロスイツチ等の接触型センサの代
わりに、近接スイツチやリードスイツチまたは光
電スイツチ等の非接触型センサを使用することも
可能である。
図中、11は感圧片、12は配線コードで上記
制御ボツクスに接続されている。制御ボツクスは
例えば台所に設置され、変圧器および整流器を介
してAC電源に接続され、更に非電源としてDC電
源にも接続されていて、その操作パネルに施錠お
よび開扉表示並びに開扉準備表示用ランプ(図示
略)と、解錠スイツチが設けられている。
上記施錠および開扉表示ランプは、位置検出セ
ンサ10からの入力信号と解錠スイツチによつて
表示可能にされ、上記係合杆の所定位置検出時に
は施錠ランプ(図示略)が点灯し、係合杆が上記
センサから離反する開扉時には開扉表示ランプ点
灯可能にされ、更に解錠スイツチ操作後、係合杆
が離反するまでの間は、開扉準備表示用ランプ
(図示略)が点灯可能にされている。
上記解錠スイツチはそのON操作を介して、ア
クチユエータ13のソレノイド14を励磁し、解
錠準備状態を形成可能にしている。すなわち、ア
クチユエータ13は給電ボツクス6内の定位置に
ソレノイド14を固定しており、該ソレノイド1
4内をプランジヤ15が上下動可能に貫通してい
る。
上記プランジヤ15は一端にバネ受16を備
え、該バネ受16とソレノイド14との間にはス
プリング17が介挿され、該スプリング17の復
元力を介して、プランジヤ15を上方へ付勢させ
ている。
プランジヤ15の他端には絶縁部材からなる矩
形の給電板18が固定され、これが常時は開口窓
9の内側に位置付けられている。上記給電板18
は複数の通電素子19を有し、これらは給電板1
8に埋設したガイドブシユ20内に摺動可能に収
容され、一方、上記ガイドブシユ20の上端部に
は、前記電源に導通する給電線21を接続した給
電端子22が固定され、該端子22と通電素子1
9との間にはスプリング23が介挿されていて、
その復元力を介し通電素子19を下方へ付勢させ
ている。
図中、24はプランジヤ15に取付けられたス
トツパピン、75はソレノイド14に一端を接続
した配線コードである。
一方、上記給電ボツクス6の設置位置と相対す
る親扉3の上端部には、受電ボツクス25が埋設
され、該ボツクス25の上側開口部を化粧板26
で閉塞している。上記化粧板26の前記通孔8と
相対する位置には、略同形の通孔27が形成さ
れ、該通孔27にトリガ等の係合杆28が上下動
可能に係入している。
上記受電ボツクス25内にはバネ受29が固定
され、該バネ受29と係合杆28の頸部28aと
の間にはスプリング30が介挿され、該スプリン
グ30を介して係合杆28を上方へ付勢してい
る。
上記化粧板26の前記給電板18と相対する位
置には、該板18と略同形の絶縁部材からなる受
電板31が設けられ、該板31の前記通電素子1
9と相対する位置に、複数の受電素子32が配設
されている。上記受電素子32は給電素子19よ
りも幅広な通電面を有し、該受電面は受電板31
と同高面に形成されていて、それらの下端部に給
電線33の一端が接続され、その他端が電気錠3
4に接続されている。
この場合、通電素子19から受電素子32への
通電時間は、例えば制御ボツクスの近接位置に設
けたタイマ(図示略)で規定され、該タイマは解
錠スイツチON時、つまりアクチユエータ13が
作動して給電板18が突出し、通電素子19から
受電素子32への通電開始時期に始動し、その設
定時間は後述のロツクアームの一方のカムアーム
がロツク板の係合突起と係合して、開扉準備状態
が完了するまでの所要時間に設定されている。
また、このような電気的な処理手段の代わり
に、例えば後述のロツクカムの一方のカムアーム
の近接位置にリミツトスイツチを設置し、該スイ
ツチでカムアームとロツク板の係合突起との係合
を検出させることで、通電回路をOFF状態にさ
せる、機械的な手段を用いることも可能である。
上記電気錠34は親扉3の自由端部中高位置に
埋設され、その錠ケース35内にアクチユエータ
36を収容している。上記アクチユエータ36
は、前記給電線33の他端を接続したソレノイド
37を備え、該ソレノイド37は錠ケース35内
に固定されていて、その内部をプランジヤ38が
移動可能に貫通している。
上記プランジヤ38の一端にはバネ受39が設
けられ、該バネ受39とソレノイド37との間に
スプリング40が介挿され、その復元力を介して
プランジヤ38を外側へ付勢している。
図中、41はプランジヤ38に取付けられたス
トツパピン、42はプランジヤ38の他端に取付
けられたピンで、該ピン42にロツク板43と一
体のロツクアーム44が、適当な裕度を以て連結
されている。
ロツク板43は、キー操作に連動可能なロツク
ピン45を介して回動可能に軸支され、その中間
部には長孔46が形成されていて、該孔46にト
リガーピン47が係入している。トリガーピン4
7は、トリガー48と一体のトリガーシヤフト4
9の端部に突設され、該シヤフト49が錠ケース
35に固定したガイドピース50に摺動可能に支
持されている。
上記ガイドピース50とトリガー48との間に
はスプリング51が介挿され、該スプリング51
を介して、トリガー48を外側へ付勢させてい
る。ロツク板43の前端部にはラツチボルト等の
作動杆52と係合可能な切欠53が形成され、一
方、ロツク板43の後端部に係合突起54が突設
され、該突起54にロツクカム55が係合可能に
配設されている。
上記ロツクカム55はピン56を介して、錠ケ
ース35に回動可能に枢着され、上記ピン56に
装着した据りバネ57を介して、一方のカムアー
ム58aを第4図上時計方向へ付勢させ、その先
端を係合突起54に係合可能にしている。
また、上記ロツクカム55は上記カムアーム5
8aより短小な、別のカムアーム58bを有し、
作動杆52の後端に突設した後述するフランジと
係合可能に配設されている。
すなわち、作動杆52の後部にはロツド59が
突設され、該ロツド59は錠ケース35に固定し
たガイド60に摺動可能に支持され、該ガイド6
0と作動杆52との間に介挿したスプリング61
を介して、作動杆52を外側へ付勢している。
上記ロツド59の後端部にはフランジ62が突
設され、これに操作カム63と一体のカムアーム
64aが係合している。操作カム63は錠ケース
35に回動可能に支持され、その枢支部には角穴
65が形成されていて、該穴65に挿入されるハ
ンドル66と一体のハンドルシヤフト(図示略)
を介して、回動可能にされている。
上記操作カム63には、カムアーム64aと反
対側に別のカムアーム64bが突設され、該アー
ム64bにスプリング67を収容したバネケース
68が係合していて、上記カム63を第4図上反
時計方向へ付勢させ、上記カムアーム64aを常
時はガイド60に係合させている。
この他、図中69,70は錠ケース35の前端
部に配設されたフロント板と固定板、71,72
は子扉4の端部に配設されたフロント板と固定板
で、作動杆52と相対する位置には透孔73が形
成され、その奥部に作動杆52を受け入れ可能な
トロヨケ74が取付けられている。
第6図は本考案の他の実施例を示し、前述の実
施例と対応する構成部分には同一の符合を用いて
いる。すなわち、この実施例は本考案を引戸に適
用したもので、給電ボツクス6を仕切壁2内に埋
設し、受電ボツクス25を一方の引戸の上側框枠
76内に埋設している。
(作用) このように構成した施解錠装置は、仕切壁2を
給電側とし親扉3を受電側にして、それらの相対
する位置に給電ボツクス6と受電ボツクス25を
埋設している。
このうち、給電ボツクス6の設置に際しては、
その内部に位置検出センサ10とアクチユエータ
13を組み付け、その開口部を化粧板7で閉塞す
る一方、上記センサ10の感圧片11を通孔8の
上方に位置付け、またソレノイド14を貫通する
プランジヤ15の下端に給電板18を固定し、こ
れを第2図および第3図に示すように開口窓9に
係入させ、かつ各通電素子19を化粧板7の下面
の自由端側に埋設した電気錠34に接続する。
この場合、給電線33を第1図に示すように親
扉3の端部に沿つて配線しているから、配線作業
が容易になるとともに、この種の配線に要する上
記扉3の加工や構造が簡単になつて、該扉3を容
易に製作し得る一方、配線後は給電線33が外部
に一切露出しないから、該扉3の開閉に伴う配線
トラブルを防止し得る。
上記電気錠34は内部にアクチユエータ36を
有し、該ソレノイド37に給電線33を接続する
とともに、該ソレノイド37を貫通するプランジ
ヤ38の一端に、ロツク板43のロツクアーム4
4を連結する。電気錠34内にはこの他に、トリ
ガー48、ロツクカム55、作動杆52、操作カ
ム63等が第4図示のように組込まれ、これが親
扉3の中高位置に埋め込まれている。
このような施解錠装置において、親扉3の解錠
時には係合杆28が位置検出センサ10の感圧片
11から離間し、上記センサ10がOFF状態に
置かれている。したがつて、制御ボツクスに設け
扉3の端部に沿つて配線しているから、配線作業
が容易になるとともに、この種の配線に要する上
記扉3の加工や構造が簡単になつて、該扉3を容
易に製作し得る一方、配線後は給電線33が外部
に一切露出しないから、該扉3の開閉に伴う配線
しトラブルを防止し得る。
上記電気錠34は内部にアクチユエータ36を
を有し、該ソレノイド37に給電線33を接続す
るとともに、該ソレノイド37を貫通するプラン
ジヤ38の一端に、ロツク板43のロツクアーム
44を連結する。電気錠34内にはこの他に、ト
リガー48、ロツクカム55、作動杆52、操作
カム63等が第4図示のように組込まれ、これが
親扉3の中高位置に埋め込まれている。
このような施解錠装置において、親扉3の開扉
時には係合杆28が位置検出センサ10の感圧片
11から離間し、上記センサ10がOFF状態に
置かれている。したがつて、制御ボツクスに設け
た開扉表示ランプが点灯して当該状況を告知し、
また解錠スイツチおよびアクチユエータ13,3
6の駆動回路が開成されている。
このような状況の下で親扉3を施錠する場合
は、開放下の親扉3を従来の扉と同様に閉扉操作
し、電気錠34内のトリガー48をフロント板7
1に係合させ、同時に作動杆52をトロヨケ74
内に係入させる。一方、親扉3が開扉されると、
受電ボツクス25側においても、係合杆28が給
電ボツクス6側の通孔8内に突入する。
この場合、通電素子19は化粧板7の下面より
若干上方に位置しているから、上記閉扉時に受電
板26と擦過することはない。
こうして、係合杆28が通孔8内に突入する
と、該杆28がその上方に位置する感圧片11を
押圧し、位置検出センサ10が杆28の所定位
置、つまり施錠位置を検出したところでONす
る。
このため、上記開扉表示ランプが消灯し、代わ
りに施錠ランプが点灯して当該状況を告知し、ま
た解錠スイツチおよびアクチユエータ13の駆動
回路が閉成可能になる。
このような施錠時には第2図に示すように、仕
切壁2の下面と親扉3の上端面とが若干離間して
対向し、それら面と略同高面に設けた給電板18
と受電板31とが対向している。この場合には、
ソレノイド14が消磁され、該ソレノイド14を
貫通するプランジヤ15がスプリング17を介し
て上方へ付勢されているため、該プランジヤ15
と一体の給電板18は、その最上位置に置かれて
いる。
一方、電気錠34内においてはソレノイド37
が消磁され、該ソレノイド37を貫通するプラン
ジヤ38が、スプリング40を介して前方、つま
り子扉4側に付勢されて、その後端部に連結した
ロツク板43のロツクアーム44を前方へ引き寄
せている。
そして、上記ロツク板43の先端に形成した切
欠53が、第4図のように作動杆52の後端に係
合して、その後退を阻止し、また係合突起54の
外側周面にロツクカム55のカムアーム58aが
係合している。
このような状況の下で、例えば来客時またはそ
の予定時間直前に解錠可能な状況を形成する場合
は、前記施錠表示ランプの点灯を確認した上で、
解錠スイツチをONすればよい。
このようにすると、給電ボツクス6内のソレノ
イド14が励磁され、これを貫通するプランジヤ
15がスプリング17を押し縮めながら下方へ吸
引移動する。このため、給電板18が受電板31
に当接し、各通電素子19が受電素子32の端面
と接触して、通電素子19から受電素子32へ通
電される。この場合の通電時間は、解錠スイツチ
ONと同時に始動するタイマによつて管理され
る。
この場合、通電素子19はスプリング23を介
して下方へ付勢されているから、親扉3の取付け
に伴う仕切壁2との多少の〓間を許容し得るとと
もに、受電素子32の接触面が通電素子19のそ
れよりも大径に形成されていることで、両者の多
少の位置ズレを許容する。
こうして受電素子32が通電されると、これが
給電線33を介して電気錠34内のソレノイド3
7に給電され、該ソレノイド37が励磁される。
このため、上記ソレノイド37を貫通するプラン
ジヤ38が、スプリング40を押し縮めながら後
方へ吸引移動し、その後端部に連結したロツクア
ーム44を同方向へ押し動かして、ロツク板43
をロツクピン45を中心に第4図上時計方向へ回
動させる。
この結果、ロツク板43に形成した切欠53が
作動杆52の後端部から離反し、それらの係合が
解除されて、第5図に示すように作動杆52の後
退が可能な、開扉準備状況が形成される。
この状況の下ではロツク板43の前記回動によ
つて、ロツクカム55のカムアーム58aが係合
突起54と係合し、ロツク板43の原位置への復
帰回動を阻止して、上記開扉準備状況を保持す
る。
そして、このような状況が形成されたところ
で、前記タイマの設定時間が終了し、該タイマが
リセツトされる。したがつて、施錠表示ランプが
消灯し、代わりに開扉準備表示ランプが点灯する
とともに、通電素子19から受電素子32への通
電回路が開成され、それらの通電が停止される。
このように、通電素子19から受電素子32へ
の通電時間は僅かに数秒程度であるから、ソレノ
イド14,37の電力消費を軽減し得、またそれ
らの有害な発熱を抑制する。
こうして、ソレノイド14,37に対する通電
が停止されると、それらが消磁され、かつそれら
を貫通するプランジヤ15,38への電磁力が消
失するため、各プランジヤ15,38がスプリン
グ17,40によつて原位置へ復帰しようとす
る。
このうち、プランジヤ15は上記スプリング1
7によつて原位置に引き戻され、これと一体の給
電板18が受電板31から離反して、開口窓9内
に移動し原位置に復帰する。
一方、プランジヤ38はスプリング40によつ
て、前方へ突出しようとするが、前述のようにカ
ムアーム58aが係合突起54と係合して、ロツ
ク板43の原位置復帰回動を阻止し、かつピン4
2を介して上記プランジヤ38の移動を拘束して
いるため、該プランジヤ38は前方へ突出し得な
い。したがつて、上記通電停止後も開扉準備状況
が堅持される。
このような状況の下で来客者により、親扉3の
外側からハンドル66が操作されると、操作カム
63がハンドル66の回動に同動して、スプリン
グ67に抗し第5図上時計方向へ回動する。
このため、カムアーム64aと係合するフラン
ジ62が後方へ移動し、該フランジ62と一体の
作動杆52が後退動して、トロヨケ74から引き
抜かれる。したがつて、この後親扉3が開放可能
になる。
こうして親扉3が開放されると、係合杆28が
通孔8から引き抜かれ、感圧片11から離反する
ことで、その位置検出が解かれ、位置検出センサ
10がOFF状態になる。
一方、上記ロツド59の後退動によつて、フラ
ンジ62がロツクカム55のカムアーム58bと
係合し、該カム55がピン56を中心に第5図上
反時計方向へ回動して、カムアーム58aと係合
突起54との係合を解除する。
この結果、プランジヤ38がスプリング40に
よつて前方へ引き戻され、その後端部にロツクア
ーム44を介して連結されたロツク板43が、ロ
ツクピン45を中心に第5図上反時計方向へ回動
して原位置に復帰し、またトリガー48が前方へ
突出する。
(考案の効果) 本考案の電気錠の施解錠装置は以上のように、
不動の固定部材と、該固定部材に対し近接離反動
し、かつ内部に施解錠機構と該機構に連係するア
クチユエータを備えた電気錠を有する可動部材と
からなり、上記固定部材に、可動部材の位置を検
出可能な位置検出センサと、電源に導通する通電
素子を可動部材方向へ進退動可能にしたアクチユ
エータを設ける一方、上記位置検出センサおよび
通電素子と相対する可動部材の所定位置に、上記
センサにより被検可能な係合杆と、上記通電素子
と接触して通電され、かつ前記電気錠のアクチユ
エータへ給電可能な受電素子を設け、これら係合
杆と受動素子を上記電気錠から離間して配設する
ようにしたから、電気錠の構造と配線の簡潔化を
図ることができ、しかも係合杆と受電素子を電気
錠から離間して配設したから、電気錠に対する給
電方式の多様化を図れ、種々の使用に容易に応じ
られる実用的な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は本考案の要部を拡大して示す断面図、第3図
は給電板と受電板の一例を拡大して示す断面図、
第4図および第5図は電気錠の施錠状態と解錠準
備完了状態を示す断面図、第6図は本考案の他の
実施例の要部を示す斜視図である。 2……固定部材、3……可動部材、10……位
置検出センサ、13,36……アクチユエータ、
19……通電素子、28……係合杆、32……受
電素子、34……電気錠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 不動の固定部材と、該固定部材に対し近接離反
    動し、かつ内部に施解錠機構と該機構に連係する
    アクチユエータを備えた電気錠を有する可動部材
    とからなり、上記固定部材に、可動部材の位置を
    検出可能な位置検出センサと、電源に導通する通
    電素子を可動部材方向へ進退動可能にしたアクチ
    ユエータを設ける一方、上記位置検出センサおよ
    び通電素子と相対する可動部材の所定位置に、上
    記センサにより被検可能な係合杆と、上記通電素
    子と接触して通電され、かつ前記電気錠のアクチ
    ユエータへ給電可能な受動素子を設け、これら係
    合杆と受動素子を前記電気錠から離間して配設し
    たことを特徴とする電気錠の施解錠装置。
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