JP4477812B2 - 施解錠検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両ドアや建物用窓などに設けられた施錠装置の施解錠状態を検出する施解錠検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば特開平9−158560号公報や特開平9−184332号公報に示されるように、住宅の窓などに設けられたクレセント錠の施解錠状態を検出し、その施解錠状態を監視する施解錠状態監視装置が提案されている。
【0003】
この種の施解錠状態監視装置は、クレセント錠の近傍に配設された施解錠検出装置と、同施解錠検出装置からの出力信号に基づいて同クレセント錠の施解錠状態を監視するモニタ装置とによって構成されている。
【0004】
クレセント錠の操作レバー内には磁石が設けられており、施解錠検出装置においてクレセント錠の施錠状態における磁石の位置と対面する箇所には、1つのリードスイッチが設けられている。このため、リードスイッチは、クレセント錠が施錠状態のときにON状態となる。そして、施解錠検出装置は、このリードスイッチの動作状態を無線信号として出力するようになっている。
【0005】
また、モニタ装置には、施解錠検出装置からの無線信号に基づいてクレセント錠の施解錠状態を表示する表示部が設けられている。こうした表示部は複数個設けられており、複数のクレセント錠の施解錠状態をそれぞれ表示するようになっている。このため、モニタ装置を見るだけで各クレセント錠の施解錠状態を確認することができる。よって、クレセント錠の施解錠状態を容易に確認することができる。
【0006】
さらに、モニタ装置には、監視モードと警戒モードとが設定されている。監視モードにおいてモニタ装置は、クレセント錠の施解錠状態を表示する。そして、警戒モードにおいてモニタ装置は、施解錠検出装置のリードスイッチの動作状態が変化したときに警報を発するようになっている。すなわち、モニタ装置は、警戒モードにおいてクレセント錠が施解錠されたときには警報を発するようになっている。このため、夜間や外出時にモニタ装置を警戒モードに設定しておくことにより、防犯性を向上させることができる。
【0007】
また、従来の施解錠状態監視装置には、施解錠検出装置に表示器が設けられ、クレセント錠が施錠状態にあるときに同表示器が点灯するようになっている。このため、家人は、例えば夜間等においても、表示器の点灯・非点灯によってクレセント錠の施解錠状態を容易に認識可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、こうした施解錠状態監視装置では、クレセント錠が施錠状態にあるときには、常に表示器が点灯するため、施解錠検出装置の電力消費量が増加してしまう。通常、施解錠検出装置は内蔵されたバッテリを電源として作動するため、こうした電力消費量の増加に起因して、バッテリの寿命が短くなってしまうという不都合が生じる。
【0009】
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、施錠装置の施解錠状態を容易かつ確実に認識することができるとともに、電力消費量を低減することができる施解錠検出装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、施錠装置の近傍に設けられ、その施錠装置の施解錠状態を検出する検出手段と、同施錠装置が施錠状態にあるときに作動してその施錠状態にある旨を点灯により表示する表示手段と、周辺の光度を検知する光検知手段と、屋内外における周辺の所定領域内の人の存在有無を検知する人検知手段と、前記施錠装置が施錠状態にあり、且つ前記光検知手段からの検知信号に基づき、周辺の光度が所定の光度以下であり、且つ前記人検知手段からの検知信号に基づき、前記所定領域内に人が存在しているときに前記表示手段を作動させる作動制御手段とを備えることを要旨とする。
【0011】
請求項2に記載の発明では、施錠装置の近傍に設けられ、その施錠装置の施解錠状態を検出する検出手段と、同施錠装置が施錠状態にあるときに作動してその施錠状態にある旨を点灯により表示する表示手段と、屋内外における周辺の所定領域内の人の存在有無を検知する人検知手段と、前記施錠装置が施錠状態にあり、且つ予め設定された開始時刻から終了時刻までの間にあり且つ前記人検知手段からの検知信号に基づき、前記所定領域内に人が存在しているときに前記表示手段を作動させる作動制御手段とを備えることを要旨とする。
【0013】
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1に記載の発明によると、施錠装置が施錠状態にあり、且つ施解錠検出装置の周辺が暗く、且つ施解錠検出装置に人が近づいたときにのみ表示手段が作動する。このため、夜間等には、表示手段の作動・非作動状態によって施錠装置の施解錠状態を容易且つ確実に認識可能となる。また、昼間など施解錠検出装置の周辺が明るいときには表示手段は作動しないため、施解錠検出装置の電力消費量を低減することができる。
しかも、施解錠検出装置に人が近づいたときのみに表示手段が作動するため、施解錠検出装置の電力消費量をより低減することができる。
【0014】
請求項2に記載の発明によると、所定の開始時刻から終了時刻までの間において施錠装置が施錠状態にあり、且つ施解錠検出装置に人が近づいたときにのみ表示手段が作動するようになっている。このため、例えば開始時刻を夕方の時刻、終了時刻を明け方の時刻に設定すれば、施解錠検出装置の周辺が暗いときにのみ表示手段を作動させることが可能となり、上記請求項1と同様の作用を奏する。
【0015】
しかも、施解錠検出装置に人が近づいたときのみに表示手段が作動するため、施解錠検出装置の電力消費量をより低減することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、住宅用窓を施解錠するクレセント錠の施解錠状態監視装置に具体化した一実施形態を図1〜図に基づき詳細に説明する。
【0017】
図1に示すように、施解錠状態監視装置1は、施解錠検出装置2と、その施解錠検出装置2と無線による相互通信が可能なモニタ装置3とを備えている。
施解錠検出装置2は略直方体形状をなし、セットスイッチ11、第1リードスイッチ12、第2リードスイッチ13、作動制御手段としてのマイクロコンピュータ(マイコン)14、リードオンリメモリ(ROM)15、送受信回路16、バッテリ17、表示手段としての表示器18、光検知手段としての光センサ31及び人検知手段としての人検知センサ32を備えている。また、図2に示すように、施解錠検出装置2は、正面視で略長方形状をなしている。
【0018】
図2に示すように、セットスイッチ11は、施解錠検出装置2の略中央に設けられた押しボタンスイッチである。
第1リードスイッチ12及び第2リードスイッチ13は、施解錠検出装置2の下端付近に配設されている。これらリードスイッチ12,13は、互いに近接して配設されている。本実施形態において、各リードスイッチ12,13は、図2(a)に示す施解錠検出装置2の中心線Oに対して左右対称となる位置に配設されている。詳しくは、各リードスイッチ12,13は、後記する引き違い式窓4の外障子6に第1リードスイッチ12が近接し、同外障子6から第2リードスイッチ13が離間する態様で、水平に並んだ状態となるように配設されている。
【0019】
送受信回路16は、マイコン14から入力された登録信号、施解錠信号または警告信号を変調し、その変調信号を送信信号としてアンテナ16aから出力するとともに、モニタ装置3からの送信信号を復調してマイコン14に対して出力する。
【0020】
バッテリ17は、図2に破線で示すように2本の乾電池によって構成され、マイコン14及び送受信回路16に対して電力を供給する。
表示器18は、図2に破線で示すように、施解錠検出装置2の略中央に内蔵されたLEDによって構成されている。この表示器18は、マイコン14からの出力信号に基づいて点灯するようになっている。
【0021】
光センサ31は、施解錠検出装置2において表示器18の光を検知しにくい箇所に配設され、本実施形態では、図2に示すように施解錠検出装置2の側面に露出した状態で配設されている。この光センサ31は、施解錠検出装置2の周辺の光度を検知し、その光度が所定の光度を超えているときにH(L)レベルの検知信号をマイコン14に対して出力する。また、光センサ31は、施解錠検出装置2の周辺の光度が所定の光度以下であるときにはL(H)レベルの検知信号をマイコン14に対して出力する。
【0022】
図2に示すように、人検知センサ32は焦電センサ等によって構成され、セットスイッチ11の側方に配設されている。そして、この人検知センサ32は、図4に示す施解錠検出装置2の周辺の所定領域A1内に人が侵入したときにその旨を示す検知信号をマイコン14に対して出力する。
【0023】
マイコン14は、ROM15に格納された制御アルゴリズムに基づいて処理を行うCPUユニットである。このマイコン14は、セットスイッチ11の操作や、各リードスイッチ12,13からの検出信号や、光センサ31及び人検知センサ32からの検知信号に基づき、送受信回路16や表示器18に対して所定の信号を出力する。詳しくは、マイコン14は、セットスイッチ11が操作されたときに、送受信回路16に対して登録信号を出力する。また、マイコン14は、各リードスイッチ12,13からの検出信号に基づき、送受信回路16に対して施解錠信号または警告信号を出力する。さらに、マイコン14は、各リードスイッチ12,13からの検出信号、光センサ31及び人検知センサ32からの検知信号に基づき、表示器18に対して作動信号を出力する。
【0024】
このように構成された施解錠検出装置2は、図3に示すように、引き違い式窓4に配設されている。引き違い式窓4はそれぞれスライド開閉可能な内障子5と外障子6とによって構成されている。内障子5の側面(召合せ框)5aには、施錠装置としてのクレセント錠7が配設されている。このクレセント錠7は、図2(a)に示す軸心Cを中心に矢印F方向に回動可能な施錠レバー7aと、その施錠レバー7aと連動するフック部7bとを備えている。外障子6の召合せ框には図示しない嵌合部が形成されており、フック部7bと嵌合部とが嵌合することによって窓4が施錠される。なお、本実施形態では、施錠レバー7aが図2(a)に示す位置でフック部7bと嵌合部とが嵌合するようになっている。
【0025】
そして、施解錠検出装置2は、内障子5の側面5aにおいて、クレセント錠7の上方に配設されている。詳しくは、施解錠検出装置2は、クレセント錠7の上方において、施錠レバー7aが施錠位置にあるときに第1リードスイッチ12と施錠レバー7aとが対面する位置に配設されている。
【0026】
施錠レバー7a内には磁石8が設けられており、施錠レバー7aが施錠位置にあるときには、磁石8と第1リードスイッチ12とが対面した状態で近接するようになっている。このため、第1リードスイッチ12は、クレセント錠7の施錠状態においてON状態となり、クレセント錠7の解錠状態でOFF状態となる。
【0027】
また、クレセント錠7の施錠状態において、第2リードスイッチ13はOFF状態となっている。換言すれば、第2リードスイッチ13は、クレセント錠7の施錠状態においてON状態とならない程度に第1リードスイッチ12に近接配置されている。より詳しくは、第2リードスイッチ13は、磁石8の回動軌跡上に位置するように配設されている。このため、施錠レバー7aを施錠位置から解錠位置に回動させると、第1リードスイッチ12がON状態からOFF状態に切り替わった後に、第2リードスイッチ13が瞬間的にON状態となる。また、施錠レバー7aを解錠位置から施錠位置に回動させると、第2リードスイッチ13が瞬間的にON状態になった後に、第1リードスイッチ12がOFF状態からON状態に切り替わる。
【0028】
そして、マイコン14は、第1リードスイッチ12がON状態、かつ第2リードスイッチ13がOFF状態のときに、クレセント錠7が施錠している旨を示す前記施解錠信号を送受信回路16に出力する。また、マイコン14は、第1リードスイッチ12がOFF状態、かつ第2リードスイッチ13がOFF状態のときに、クレセント錠7が解錠している旨を示す施解錠信号を送受信回路16に出力する。送受信回路16は、こうした施解錠信号を送信信号としてモニタ装置3に送信する。すなわち、施解錠検出装置2は、第1リードスイッチ12のON状態及びOFF状態によってクレセント錠7の施解錠状態を検出する。よって、本実施形態において、第1リードスイッチ12は、クレセント錠7の施解錠状態を検出する検出手段及び施解錠検出手段として機能する。なお、本実施形態において、マイコン14は、第1リードスイッチ12がOFF状態からON状態に切り替わったとき、及びON状態からOFF状態に切り替わったときに施解錠信号を出力するようになっている。
【0029】
さらに、マイコン14は、第1リードスイッチ12と第2リードスイッチ13とが共にON状態となったときに、前記警告信号を送受信回路16に出力する。送受信回路16は、この警告信号を送信信号としてモニタ装置3に送信する。すなわち、通常の状態において、両リードスイッチ12,13が共にON状態となることはないため、両スイッチ12,13が共にON状態となったときには、施解錠検出装置2は、クレセント錠7が不正操作されたものとして警告信号を出力する。よって、本実施形態において、第2リードスイッチ13は、異常検出手段として機能する。なお、送信信号には、各リードスイッチ12,13の動作状態に加え、施解錠検出装置2のIDコード、施解錠検出装置2の電源電圧などの動作状態が含まれている。
【0030】
また、マイコン14は、光センサ31から検知信号のレベルから、施解錠検出装置2の周辺の光度が所定の光度以下であるか否かを判断する。また、マイコン14は、人検知センサ32からの検知信号に基づき、所定領域A1内に人が存在しているか否かを判断する。そして、マイコン14は、施解錠検出装置2の周辺の光度が所定の光度以下であり、且つ前記所定領域A1内に人の存在を検知した状態で、クレセント錠7が施錠していると判断したときには、表示器18に対して作動信号を出力する。換言すれば、マイコン14は、施解錠検出装置2の周辺が暗いこと、同施解錠検出装置2に人が近接したこと、クレセント錠7が施錠状態であることの全ての条件が一致したときに表示器18を作動させる。よって、これらのうちの一つでも条件を満たしていないときには表示器18は作動しないようになっている。なお、本実施形態において表示器18は、作動信号が入力されると、緑色点灯するようになっている。
【0031】
一方、図1に示すように、モニタ装置3は、送受信回路21、マイコン22、ROM23、登録スイッチ24、警戒スイッチ25、リセットスイッチ26、電源回路27、バックアップ電池28、表示部29及び警報手段としての警報部30を備えている。
【0032】
送受信回路21は、マイコン22から入力された信号を変調し、その変調信号を送信信号としてアンテナ21aから出力するとともに、前記施解錠検出装置2からの送信信号を復調してマイコン22に入力する。
【0033】
マイコン22には、登録スイッチ24、警戒スイッチ25及びリセットスイッチ26が電気的に接続されている。マイコン22は、 ROM23に格納された制御アルゴリズムに基づいて、所定の処理を行う。詳しくは、マイコン22は、これらスイッチ24〜26の操作によって、登録モード、警戒モード、監視モードのうちのいずれかに切り替わり、各モード毎にそれぞれ個別の処理を行う。そして、マイコン22は、各モードに切り替わった旨を示す応答信号を送受信回路21に出力する。すなわち、モニタ装置3は、施解錠検出装置2に対してアンサーバックする。
【0034】
電源回路27及びバックアップ電池28は、送受信回路21及びマイコン22に対して電力を供給する。
表示部29は、LEDなどの発光素子によって構成され、マイコン22からの出力信号に基づいて点灯する。本実施形態においてこの表示部29は、2色発光ダイオードによって構成されている。
【0035】
警報部30は、例えばブザーやスピーカによって構成され、マイコン22からの作動信号に基づいて動作する。
このように構成されたモニタ装置3において、マイコン22は、通常監視モードにあり、登録スイッチ24が操作されたときに登録モードに切り替わり、再び登録スイッチ24が操作されると監視モードに復帰する。また、マイコン22は、警戒スイッチ25が操作されたときに警戒モードに切り替わり、リセットスイッチ26が操作されたときに警戒モードから監視モードに復帰する。
【0036】
監視モードにおいてマイコン22は、施解錠検出装置2からの施解錠信号に基づいて、クレセント錠7の施錠状態または解錠状態を表示部29に表示する。本実施形態においてこの表示部29は、施錠状態で緑色点灯、解錠状態で赤色点灯するように設定されている。
【0037】
登録モードにおいてマイコン22は、施解錠検出装置2の登録を可能な状態となる。この登録モードにおいてマイコン22は、施解錠検出装置2からの送信信号によって施解錠検出装置2のセットスイッチ11が操作されたことを検出すると、施解錠検出装置2を監視対象として登録する。
【0038】
警戒モードにおいてマイコン22は、施解錠検出装置2からの登録信号または施解錠信号が入力されたときに、警報部30に対して作動信号を出力する。これにより、警報部30から警報音が発せられる。すなわち、警戒モードにおいてマイコン22は、施解錠検出装置2のセットスイッチ11が操作されたとき、クレセント錠7が施解錠されたときに警報部30を動作させるように設定されている。
【0039】
また、各モードにおいて、マイコン22は、施解錠検出装置2からの警告信号が入力されたときにも、警報部30に対して作動信号を出力して警報部30を動作させる。すなわち、モニタ装置3は、施解錠検出装置2が不正操作を検出したときに警報部30を動作させる。
【0040】
したがって、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)クレセント錠7が施錠状態にあり、且つ施解錠検出装置2の周辺の光度が所定の光度以下であるときには、表示器18が点灯するようになっている。このため、夜間等には、表示器18の点灯を確認することによってクレセント錠7の施解錠状態を容易且つ確実に認識することができる。また、昼間など施解錠検出装置2の周辺が明るいときには表示器18は点灯しないため、施解錠検出装置2の電力消費量を低減することができる。なお、昼間など施解錠検出装置2の周辺が明るいときには、クレセント錠7を目視することによって同クレセント錠7の施解錠状態を容易且つ確実に認識することができるため、不都合は生じない。
【0041】
(2)しかも、表示器18は、クレセント錠7が施錠状態にあり、且つ施解錠検出装置2の周辺の光度が所定の光度以下である状態に加え、施解錠検出装置2の周辺の所定領域A1内に人が侵入したときのみに点灯する。このため、表示器18の不要な点灯を防止することができ、施解錠検出装置2の電力消費量をより低減することができる。
【0042】
(3)また、表示器18を点灯させることにより、クレセント錠7の施解錠状態が監視されている旨を示すことができ、クレセント錠7に対する不正な施解錠操作を未然に防ぐことができる。すなわち、表示器18を点灯させることにより、威嚇動作を行わせることができ、防犯性をより向上させることができる。
【0043】
(4)施解錠検出装置2には2つのリードスイッチ12,13が設けられ、これらスイッチ12,13が共にON状態となったときには、登録モード、警戒モード、監視モードのいずれの場合であってもモニタ装置3から警報音が発せられる。第1及び第2リードスイッチ12,13は互いに近接して配設されているため、例えば別部材からなる磁石を第1リードスイッチ12付近に近接させると、両リードスイッチ12,13が共にON状態となる。よって、磁石を第1リードスイッチ12付近に近接させた状態でクレセント錠7を解錠し、同磁石によって第1リードスイッチ12のON状態を維持させたままにするような不正解錠操作を行った場合には、モニタ装置3から警報を発せさせることができる。したがって、不正解錠操作に対する防犯性を向上させることができる。
【0044】
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 前記実施形態では、施解錠検出装置2に光センサ31を設け、施解錠検出装置2の周辺の光度に基づいて表示器18の作動が制御されるようになっている。しかし、この光センサ31を省略するとともに、マイコン14にタイマを設け、所定の開始時刻から終了時刻までの間にのみ表示器18を作動させるようにしてもよい。すなわちこうした場合、表示器18は、所定の開始時刻から終了時刻までの間に、クレセント錠7が施錠状態にあり、且つ所定領域A1内に人が侵入したときにのみ点灯するようになる。このため、例えば開始時刻を夕方の時刻、終了時刻を明け方の時刻に設定すれば、施解錠検出装置2の周辺が暗いときにのみ表示手段を作動させることが可能となり、上記(1)に記載の効果と同等の効果を得ることができる。
【0045】
また、こうした場合、タイマはマイコン14に必ずしも設けられている必要はない。例えば、モニタ装置3にタイマを設け、所定の開始時刻または終了時刻になったときに、その旨を示す無線信号をモニタ装置3から施解錠検出装置2に対して出力させるようにしてもよい。そして、マイコン14は、その無線信号に従って表示器18の作動制御を行うようになっていてもよい。このようにすれば、施解錠検出装置2の部品点数を減らすことができる。
【0046】
・ 前記実施形態では、施解錠検出装置2に人検知センサ32を設け、クレセント錠7が施錠状態にあり、且つ周辺が暗い状態で、所定領域A1内に人が侵入したときにのみ表示器18を作動させるようになっている。しかし、この人検知センサ32を省略して表示器18の作動条件を減らしてもよい。すなわち、クレセント錠7が施錠状態にあり、且つ周辺が暗いときに表示器18を作動させるようにしてもよい。
【0047】
・ 前記実施形態では、表示器18は、クレセント錠7が施錠状態にあるときにのみ点灯するようになっている。しかし、表示器18は、クレセント錠7が解錠状態にあるときにも点灯するようになっていてもよい。但し、この場合には、解錠状態における表示器18の点灯色を赤色等にして、施錠状態での点灯色と区別したり、点滅させたりするなどして施錠状態と解錠状態とで点灯態様を区別することが望ましい。
【0048】
・ 前記実施形態において表示器18は、LEDによって構成されている。しかし、表示器18は、例えばEL(エレクトロルミネッセンス)素子や、電球などの発光素子によって構成されてもよい。
【0049】
・ 前記実施形態では、モニタ装置3の監視モード、警戒モードにかかわらず、表示器18は作動するようになっている。しかし、表示器18は、モニタ装置3が監視モード、警戒モードのうちのどちらか一方のモードとなっているときにのみ作動するようになっていてもよい。
【0050】
・ 前記実施形態において施解錠検出装置2は送受信回路16を備え、モニタ装置3は送受信回路21を備えている。しかし、送受信回路16を送信回路に変更するとともに、送受信回路21を受信回路に変更してもよい。すなわち、施解錠検出装置2からモニタ装置3に対してのみに通信を行う単方向通信となっていてもよい。
【0051】
・ 前記実施形態において施解錠検出装置2は、送受信回路16を備え、モニタ装置3と相互通信可能となっている。しかし、送受信回路16を省略し、施解錠検出装置2をモニタ装置3と相互通信不能としてもよい。そして、モニタ装置3を省略して、単にクレセント錠7の施解錠状態を検出してその旨を表示器18によって表示する装置として用いてもよい。すなわち、施解錠検出装置2を、施解錠状態監視装置1の構成要素としてではなく、単体で用いてもよい。
【0052】
・ 前記実施形態では、施錠装置としてクレセント錠7を用いている。しかし、施錠装置はクレセント錠7に限らず、例えば押し開きの窓や玄関ドア等の建物用の施錠装置や、車両ドアの施錠装置などに具体化されてもよい。すなわち、施解錠検出装置2は、押し開きの窓や玄関ドア等の建物用の施錠装置や、車両ドアの施錠装置の近辺に配設されてもよい。
【0053】
・ 第1及び第2リードスイッチ12,13を、例えば磁気抵抗素子などの他の磁気センサに変更してもよい。また、磁気センサに限らず、例えば赤外線センサなどの近接センサに変更してもよい。
【0054】
・ 前記実施形態において第1及び第2リードスイッチ12,13は、施解錠検出装置2の中心線Oに対して左右対称となるように配設されている。しかし、各リードスイッチ12,13は、こうした左右対称の配設位置に限らず、水平に並んだ状態であればどのように配設されてもよい。また、各リードスイッチ12,13は、上下に並んだ状態に配設されてもよい。
【0055】
・ 前記実施形態では、第1リードスイッチ12の動作状態のみによってクレセント錠7の施解錠状態を検出するようにしている。しかし、クレセント錠7の施解錠時には、第2リードスイッチ13も瞬間的にON状態となるため、各リードスイッチ12,13の変化に基づいてクレセント錠7の施解錠状態を検出するようにしてもよい。すなわち、第1リードスイッチ12がOFF状態となった後に第2リードスイッチ13が瞬間的にON状態となったときに、施解錠検出装置2から解錠の旨の施解錠信号を出力させる。そして、第2リードスイッチ13が瞬間的にON状態となった後に第1リードスイッチ12がON状態となったときに、施解錠検出装置2から施錠の旨の施解錠信号を出力させる。
【0056】
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1) 施錠装置の近傍に設けられ、前記施錠装置の施解錠状態を検出する施解錠検出装置と、その施解錠検出装置と通信を行い、前記施解錠検出装置によって検出された前記施錠装置の施解錠状態を監視するモニタ装置とを備えた施錠装置の施解錠状態監視装置において、前記施解錠検出装置は、前記施錠装置の施解錠状態を検出する検出手段と、同施錠装置が少なくとも施錠状態にあるときに作動してその旨を表示する表示手段と、周辺の光度を検知する光検知手段と、前記光検知手段からの検知信号に基づき、周辺の光度が所定の光度以下となったときに前記表示手段を作動させる作動制御手段とを備えること。
【0057】
(2) 技術的思想(1)に記載の施錠装置の施解錠状態監視装置において、前記施錠装置は、施錠状態と解錠状態とで位置が変化する可動部と、その可動部に設けられた磁石とからなる被検出部を備え、前記施解錠検出装置は、前記被検出部の検出の有無によって前記施錠装置の施解錠状態を検出する施解錠検出手段と、その施解錠検出手段の近傍に設けられた少なくとも1つの異常検出手段とからなる磁気センサを備え、前記モニタ装置は、前記施解錠検出手段と前記異常検出手段のうちの少なくとも1つとが同時に検出信号を出力していることを条件として作動を開始する警報手段を備えていること。
【0058】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1又は請求項2に記載の発明によれば、施錠装置の施解錠状態を容易かつ確実に認識することができるとともに、施解錠検出装置の電力消費量を低減することができる。
【0059】
また、施解錠検出装置の電力消費量をより低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を住宅用窓を施解錠するクレセント錠の施解錠状態監視装置に具体化した一実施形態の概略構成を示すブロック図。
【図2】(a)は同実施形態の施解錠検出装置の正面図、(b)は同施解錠検出装置の側面図。
【図3】同実施形態の施解錠検出装置の配設状態を示す斜視図。
【図4】同実施形態に用いられる窓の概略平面図。
【符号の説明】
1…施解錠状態監視装置、2…施解錠検出装置、3…モニタ装置、7…施錠装置としてのクレセント錠、12…検出手段としての第1リードスイッチ、14…作動制御手段としてのマイクロコンピュータ(マイコン)、18…表示手段としての表示器、31…光検知手段としての光センサ、32…人検知手段としての人検知センサ。

Claims (2)

  1. 施錠装置の近傍に設けられ、その施錠装置の施解錠状態を検出する検出手段と、同施錠装置が施錠状態にあるときに作動してその施錠状態にある旨を点灯により表示する表示手段と、周辺の光度を検知する光検知手段と、屋内外における周辺の所定領域内の人の存在有無を検知する人検知手段と、前記施錠装置が施錠状態にあり、且つ前記光検知手段からの検知信号に基づき、周辺の光度が所定の光度以下であり、且つ前記人検知手段からの検知信号に基づき、前記所定領域内に人が存在しているときに前記表示手段を作動させる作動制御手段とを備えることを特徴とする施解錠検出装置。
  2. 施錠装置の近傍に設けられ、その施錠装置の施解錠状態を検出する検出手段と、同施錠装置が施錠状態にあるときに作動してその施錠状態にある旨を点灯により表示する表示手段と、屋内外における周辺の所定領域内の人の存在有無を検知する人検知手段と、前記施錠装置が施錠状態にあり、且つ予め設定された開始時刻から終了時刻までの間にあり且つ前記人検知手段からの検知信号に基づき、前記所定領域内に人が存在しているときに前記表示手段を作動させる作動制御手段とを備えることを特徴とする施解錠検出装置。
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