JP4931175B2 - 電子線励起発光素子用蛍光体、その作製方法、及び電子線励起発光素子 - Google Patents

電子線励起発光素子用蛍光体、その作製方法、及び電子線励起発光素子 Download PDF

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本発明は、電子線により励起されて発光する蛍光体及びその作製方法並びにこの蛍光体を含む電子線励起発光素子に関する。
今日、ディスプレイ分野では、ブラウン管(CRT)から薄型のフラットパネルディスプレイ(FPD)に移行しつつあり、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイパネル(PDP)、有機ELディスプレイ、フィールドエミッションディスプレイ(FED)等の、様々なFPDが開発されている。その中でFEDは、CRTと同様の発光原理で、陰極から発生した電子線を陽極の蛍光体に衝突させて発光させるものである。この発光源を担う蛍光体は、発光輝度・色純度・寿命等の特性が優れたものであることが望ましい。従来のCRTで用いられているZnS系やYS系等の硫化物蛍光体は、劇物であったり、電子線照射による蛍光体表面の劣化に起因した発光効率の低下を引き起こすこと、また、赤・緑・青の三色のうち青色は、材料自身が低輝度であること等、未だ解決すべき課題があり、代替材料の開発も盛んに行われている。しかし、未だに満足すべきものは得られていない。
蛍光体としては、例えば、式:M 12 1433(式中のMはCa、Sr及びBaからなる群から選ばれる1種以上であり、MはAl及びGaからなる群から選ばれる1種以上である。)により表される化合物に付活剤としてLn(LnはCe、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb及びMnからなる群より選ばれる1種以上である。)が含有されているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この蛍光体は、紫外線発光体素子用のものである。
特開2004−300261号公報(特許請求の範囲)
本発明の課題は、上述の従来技術の問題点を解決することにあり、CRTやFED用蛍光体として現在用いられている硫化物蛍光体に代わり、安全かつ安価な発光輝度の高い電子線励起発光素子用蛍光体及びその作製方法並びにこの蛍光体を含んでなる電子線励起発光素子を提供することにある。
本発明者らは、蛍光体の開発過程において、構成元素が安全であると共に、クラーク数上位の豊富な元素(Ca:5位、Al:3位、O:1位)で構成されているCa12Al1433で表される化合物を蛍光体の母体材料に用いた場合、輝度の高い電子線励起発光が生じることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の電子線励起発光素子用蛍光体は、Ca12Al1433又はSr12Al1433で表される組成の化合物を母体とし、これに、Tmからなる元素を付活剤として含有せしめてなり、この化合物基準で、該Tmが3〜8原子%含まれていることを特徴とする。
本発明の電子線励起発光素子用蛍光体において、Tmが4〜6原子%含まれていることを特徴とする。
本発明の電子線励起発光素子用蛍光体の作製方法は、Ca又はSrを含み、焼成の際に分解してカルシウム酸化物又はストロンチウム酸化物となり得る化合物と、Alを含み、焼成の際に分解してアルミニウム酸化物となり得る化合物とをCa又はSrとAlとの原子当量比で12:14となるように配合し、これに、Tmからなる元素又はその酸化物を、その元素に換算して、Ca12Al1433又はSr12Al1433基準で、3〜8原子%混合し、得られた混合物を焼成することにより、式:(Ca12Al1433)100Tm 又は(Sr12Al1433)100Tm (式中、xは、3〜8原子%である)で表される蛍光体を得ることを特徴とする。
本発明の電子線励起発光素子用蛍光体の作製方法において、焼成の際に分解してカルシウム酸化物又はストロンチウム酸化物となり得る化合物及び焼成の際に分解してアルミニウム酸化物となり得る化合物は、酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、ハロゲン化物及びシュウ酸塩から選ばれた化合物である。この焼成の際に分解してカルシウム酸化物又はストロンチウム酸化物となり得る化合物が炭酸塩であり、また、焼成の際に分解してアルミニウム酸化物となり得る化合物が酸化物であることが好ましい。
本発明の電子線励起発光素子用蛍光体の作製方法において、xが4〜6原子%であることを特徴とする。
本発明の電子線励起発光素子は、前記蛍光体を含んでなることを特徴とする。
本発明によれば、Ca12Al1433又はSr12Al1433で表される化合物を蛍光体の母体材料に用い、これに、付活剤として特定の2価及び3価元素の少なくとも1種類を所定量含有せしめることにより、輝度の高い電子線励起発光が生じるという効果を奏する。このように、紫外線照射ではなく、電子線照射により、高い発光輝度が得られることは驚くべきことである。
本発明の蛍光体はまた、資源の豊富なCaとAlとの複合酸化物を母体とするため、従来用いられているZnS等の劇物と比べて、低環境負荷、低コストを実現できるという効果も奏する。
また、本発明の蛍光体は、通常の焼成による簡単なプロセスで作製することができるという効果を奏する。
さらに、本発明の優れた発光輝度・色純度を示す蛍光体を含んでなる発光素子は、輝度の高い電子線励起発光を生じるので、FED等のFPDやブラウン管(CRT)ディスプレイへの利用が期待できるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本発明によれば、Ca12Al1433又はSr12Al1433で表される組成の化合物を母体とし、これに、2価及び3価元素から選ばれた少なくとも1種類の元素を付活剤として添加、含有せしめてなる電子線励起発光素子用蛍光体を提供することにより、所期の目的を達成することができる。
本発明で用いる付活剤の添加量は、母体化合物Ca12Al1433又はSr12Al1433基準で、一般に0.001〜10原子%、好ましくは3〜8原子%、より好ましくは4〜6原子%である。添加量が、0.001原子%未満であり、また、10原子%を超えると発光輝度が低い。添加量を増やすに連れて、発光輝度は高くなり、一定の添加量になると発光輝度は減少を始める。3〜8原子%で450cd/m以上となり、4〜6原子%で750cd/m以上となる。
以下、本発明の蛍光体の作製方法について説明する。
本発明の蛍光体の作製方法は、特に限定されるものではない。例えば、母体を構成するカルシウム(或いはストロンチウム)及び/又はアルミニウムを含む化合物と付活剤元素又はその酸化物との混合物を焼成することにより作製することができる。この母体を構成する元素を含む化合物としては、酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、ハロゲン化物、及びシュウ酸塩等のような、焼成温度で分解してカルシウム(又はストロンチウム)/アルミニウムの酸化物となり得る化合物を用いることができ、これらの化合物を、母体の所定の組成となるように配合し、混合して用いる。母体のみを先に調製し、次いでこの母体に付活剤元素又はその酸化物を添加して得た混合物を焼成することにより目的とする蛍光体を作製することもできる。
本発明によれば、例えば、上記母体を構成する元素を含む化合物と付活剤元素又はその酸化物とを、目的とする蛍光体の組成に併せて秤量し、既知のボールミル、ジェットミル、V型混合器、攪拌装置等を用いて混合・粉砕し、得られた混合物を、例えば、不活性ガス雰囲気(アルゴン等の希ガスや窒素等の雰囲気)、酸化性ガス雰囲気(空気、酸素、酸素原子含有ガス等の雰囲気)、還元性ガス雰囲気(水素ガス等の水素原子含有ガス等の雰囲気)中、1000〜1500℃(好ましくは、1200〜1300℃)で所定の時間焼成し、目的とする蛍光体を得ることができる。これらの焼成雰囲気のうち、輝度の点からは、窒素ガス雰囲気が最も好ましい。
本発明によれば、具体的には、例えば、炭酸カルシウム(CaCO)又は炭酸ストロンチウム(SrCO)と酸化アルミニウム(Al)とを、その混合比がCa又はSrとAlとの原子当量比で12:14となるように配合し、これに、付活剤として、Mn、Sn、Pb、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、及びBiから選ばれた少なくとも1種類の元素又はその酸化物を、その元素に換算して、Ca12Al1433又はSr12Al1433基準で、一般に0.001〜10原子%、好ましくは3〜8原子%、より好ましくは4〜6原子%の添加量で混合し、かくして得られた混合粉末をボールミル中で粉砕・攪拌した後、これを不活性ガス雰囲気、酸化性ガス雰囲気又は還元性ガス雰囲気中において1000〜1500℃、好ましくは1200〜1300℃(例えば、1200℃)で焼成することにより、所望の蛍光体を得ることができる。この場合、添加量が、0.001原子%未満であり、また、10原子%を超えると得られた蛍光体の発光輝度が低い。添加量を増やすに連れて、発光輝度は高くなり、一定の添加量になると発光輝度は減少を始める。3〜8原子%で450cd/m以上となり、4〜6原子%で750cd/m以上となる。
上記したようにして得られる本発明の蛍光体は従来の蛍光体よりも優れた発光輝度を有する。この蛍光体を用いて、公知の製造方法により発光素子を製造できる。この蛍光体を用いるFEDやCRT用発光素子のうち、FED用発光素子を例にとり、以下簡単に説明する。
例えば、本発明の蛍光体の粒子を高分子化合物(例えば、セルロース系化合物、ポリビニルアルコール等)からなるバインダーの有機溶媒溶液に分散せしめて、蛍光体ペーストを調製する。この蛍光体ペーストを公知のスクリーン印刷等の塗布方法により導電性膜(例えば、ITO(酸化インジウムスズ))が形成された(この導電性膜をアノード電極とする)前面基板の表面に塗布する。この蛍光体層と、電子源(例えば、カーボンナノチューブ、グラファイトナノチューブ)及びカソード電極を備えた背面基板とを、真空領域を確保するためのスペーサーを挟んで重ねて貼り合わせる。次いで、内部を排気して真空封止し、電子飛行空間を形成させることにより、目的とするFEDモデルを製造することができる。
以下に、本発明の実施例を挙げて具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
CaCOとAlとをCaとAlとの原子当量比で12:14となるように混合し、これに、酸化ユーロピウム(Eu)を、Ca12Al1433基準で、Euに換算して0.48原子%((Ca12Al1433)100:Eu0.48)、また、酸化ツリウム(Tm)をCa12Al1433基準で、Tmに換算して4.8原子%((Ca12Al1433)100:Tm4.8)添加し、乾式粉砕・攪拌した粉末を大気中にて1時間30分で1200℃まで昇温し、この温度に4時間保持して焼成した。
図1に、上記のようにして焼成して得た(Ca12Al1433)100:Eu0.48の粉末XRD回折スペクトルを示す。図中、下段に併せて示してある結晶構造データより求めたピークと比べて分かるように非常に単相性の良い試料が作製された。図中、C12A7は、Ca12Al1433を意味する。また、(Ca12Al1433)100:Tm4.8も同等の単相性を示しており、上記した焼成条件により単相性の高い試料が作製できた。
次に、得られた焼成粉末の蛍光特性評価について説明する。
測定サンプルの準備として、まず、エタノール20ccを注入したビーカーに上記焼成粉末0.01gを入れ、十分攪拌した。このビーカー中に導電性を持つITOの成膜されたガラス基板を投入し、エタノール混合液を乾燥させた。この手法により堆積した粉末に加速電圧3kV電子線を照射し、分光光度計により蛍光特性を評価した。
(Ca12Al1433)100:Eu0.48及び(Ca12Al1433)100:Tm4.8に加速電圧3kVの電子線を照射したときの発光スペクトルを図2に示す。(Ca12Al1433)100:Eu0.48は波長395nm程度にピークを持ち、色座標は、CIE色度図上ではx=0.186、y=0.054に位置する青色発光(2価のEuの発光)を示した。また、(Ca12Al1433)100:Tm4.8では、波長約455nmにピークを持ち、色座標は、CIE色度図上ではx=0.157、y=0.048に位置する青色発光(3価のTmの発光)を示した。これは、従来の青色蛍光体であるZnS:Agの色座標x=0.146、y=0.074と同等であり、ZnS:Agに匹敵する色度であることが確認できた。
実施例1記載の方法に従って、CaCOとAlとをCaとAlとの原子当量比で12:14となるように混合し、これに、酸化ユーロピウム(Eu)を、Ca12Al1433基準で、Euに換算して0〜8原子%の範囲で変動させて添加し、乾式粉砕・攪拌した粉末を大気中にて1時間30分で1200℃まで昇温し、この温度に4時間保持して焼成した。かくして得られた式:(Ca12Al1433)100:Eu(x=0〜8)で表される蛍光体に電子線を加速電圧3kVで照射した時の発光輝度(任意単位)に対するEu濃度依存性を評価し、その結果を図3に示す。図3から明らかなように、付活剤としてのEuの濃度が一般に0.001〜8原子%の範囲である程度の発光輝度が得られ、1〜4原子%の範囲でそれより高い発光輝度が得られ、1.6〜2原子%の範囲でさらに高い発光輝度が得られ、1.6原子%で最も高い発光輝度が得られることが分かる。
実施例1記載の方法に従って、CaCOとAlとをCaとAlとの原子当量比で12:14となるように混合し、これに、酸化ツリウム(Tm)を、Ca12Al1433基準で、Tmに換算して0〜10原子%の範囲で変動させて添加し、乾式粉砕・攪拌した粉末を大気中にて1時間30分で1200℃まで昇温し、この温度に4時間保持して焼成した。かくして得られた式:(Ca12Al1433)100:Tm(x=0〜10)で表される蛍光体に電子線を加速電圧3kVで照射した時の発光輝度(cd/m)に対するTm濃度依存性を評価し、その結果を図4に示す。図4から明らかなように、付活剤としてのTmの濃度が一般に0.001〜10原子%の範囲である程度の発光輝度が得られ、3〜8原子%の範囲でそれより高い発光輝度が得られ、4〜6原子%の範囲で最も高い発光輝度が得られることが分かる。
実施例1におけるCaCOの代わりにSrCOを用いて同様な条件で作製した式:(Sr12Al1433)100:Eu0.48及び(Sr12Al1433)100:Tm4.8で表される蛍光体について、実施例1と同様にして蛍光特性を評価したところ、ほぼ同様な結果が得られた(図5)。図中、C12A7は上記の通りであり、S12A7は又はSr12Al1433を意味する。この図から明らかなように、上記2種の蛍光体とも、395nm程度に幅の広いピークを持つと共に、Tmが付活されたものは460nm程度に、また、Euが付活されたものは600nm前後に幅の広いピークを持つことが分かる。
実施例1における焼成時間を1、2、4及び8時間の4種類に代え、実施例1記載の方法に従って、(Ca12Al1433)100:Eu0.48を得た。この場合、大気中1200℃、大気中1300℃、Nガス中1200℃、及びNガス中1300℃の4種類の雰囲気中で焼成すると共に、ロータリーポンプにより排気焼成についても実施した。かくして得られた蛍光体に電子線を加速電圧3kVで照射した時の発光輝度(任意単位)に対する焼成時間依存性を評価し、その結果を図6に示す。図6から明らかなように、焼成時間1〜8時間でほぼ満足できる輝度を有する蛍光体が得られ、特に2〜4時間でより高い輝度を有する蛍光体が得られることが分かる。なお、焼成雰囲気としては、Nガス中の場合、より高い輝度を有する蛍光体が得られる傾向があった。
本発明によれば、Ca12Al1433又はCa12Al1433で表される化合物を蛍光体の母体材料に用い、所定濃度の付活剤を含有せしめることにより、電子線照射により優れた発光輝度・色純度を示す蛍光体及びこの蛍光体を含んでなる発光素子を提供できるので、本発明は、薄型のFPD(液晶ディスプレイ、PDP、有機ELディスプレイ、FED等)、特にFEDやCRT等のディスプレイ分野で利用可能である。
上段は、実施例1で得られた(Ca12Al1433)100:Eu0.48のX線回折スペクトル、下段は、既知結晶構造から求めたピーク位置と強度を表すグラフ。 実施例1で得られた(Ca12Al1433)100:Eu0.48及び(Ca12Al1433)100:Tm4.8に電子線を加速電圧3kVで照射した時の発光スペクトル。 実施例2で得られた蛍光体についての、発光輝度に対するEu濃度の依存性を示すグラフ。 実施例3で得られた蛍光体についての、発光輝度に対するTm濃度の依存性を示すグラフ。 実施例4で得られた(Sr12Al1433)100:Eu0.48及び(Sr12Al1433)100:Tm4.8に電子線を加速電圧3kVで照射した時の発光スペクトル。 実施例5で得られた蛍光体の輝度に対する、焼成条件依存性を示すグラフ。

Claims (6)

  1. Ca12Al1433又はSr12Al1433で表される組成の化合物を母体とし、これに、Tmからなる元素を付活剤として含有せしめてなり、この化合物基準で、該Tmが3〜8原子%含まれていることを特徴とする電子線励起発光素子用蛍光体。
  2. 記Tmが4〜6原子%含まれていることを特徴とする請求項1記載の電子線励起発光素子用蛍光体。
  3. Ca又はSrを含み、焼成の際に分解してカルシウム酸化物又はストロンチウム酸化物となり得る化合物と、Alを含み、焼成の際に分解してアルミニウム酸化物となり得る化合物とをCa又はSrとAlとの原子当量比で12:14となるように配合し、これに、Tmからなる元素又はその酸化物を、その元素に換算して、Ca12Al1433又はSr12Al1433基準で3〜8原子%混合し、得られた混合物を焼成することにより、式:(Ca12Al1433)100Tm 又は(Sr12Al1433)100Tm (式中、xは、3〜8原子%である)で表される蛍光体を得ることを特徴とする電子線励起発光素子用蛍光体の作製方法。
  4. 前記焼成の際に分解してカルシウム酸化物又はストロンチウム酸化物となり得る化合物及び前記焼成の際に分解してアルミニウム酸化物となり得る化合物が、酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、ハロゲン化物及びシュウ酸塩から選ばれた化合物であることを特徴とする請求項3記載の電子線励起発光素子用蛍光体の作製方法。
  5. 記xが4〜6原子%であることを特徴とする請求項3又は4記載の電子線励起発光用蛍光体の作製方法。
  6. 請求項1又は2に記載の蛍光体又は請求項3〜5のいずれかに記載の作製方法により作製された蛍光体を含んでなることを特徴とする電子線励起発光素子。
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