JP4927265B2 - 安全装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エスカレータと建屋の上階床開口部周縁とが交差する部分、或いは、エスカレータとこれに並設された他のエスカレータとが交差する部分である三角部に配設され、エスカレータの利用者の安全性を確保するための安全装置及びこの安全装置を備えたエスカレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、高齢化社会の到来を背景に、エスカレータの設置が急ピッチで進められている。このようなエスカレータを運用するにあたっては、利用者の安全性の確保が最も重要な課題となっており、エスカレータ安全対策標準(昭和52年建設省住指発第25号により通達)に則った安全対策を施すことが求められている。
【0003】
このようなエスカレータ安全対策標準に則った安全対策の一つとして、エスカレータとこのエスカレータが設置された建屋の上階床開口部周縁とが交差する部分、或いは、エスカレータとこれに隣接して設置された他のエスカレータとが交差する部分である三角部には、三角部ガード板と呼ばれる安全装置を設けることが義務付けられている。
【0004】
この三角部ガード板と呼ばれる安全装置は、例えば図10及び図11に示すように、アクリル樹脂等が三角部に対応した略三角形状に成形されてなる保護板101を有し、この保護板101の前端側、すなわちエスカレータの踏段及びハンドレールが走行する方向の始端側に、アクリル樹脂等が円筒状に成形されてなる筒状部材102が固着された構造となっている。この筒状部材102には、その長さ方向に沿ってスリット102aが形成されており、このスリット102aから保護板101の前端側が内部に挿入されて、境界部分が接着剤等によって接合されることで、この保護板101の前端側に固着されるようになっている。
【0005】
また、保護板101の上端側には吊り具取付孔101aが形成されており、この吊り具取付孔101aに吊り具103が取り付けられている。そして、前端側に筒状部材102が固着された保護板101は、この吊り具103によって、建屋の上階床の下部、或いは、他のエスカレータの下部に揺動自在に取り付けられるようになっている。
【0006】
また、吊り具103が取り付けられる保護板101の上端側には、この保護板101の上端側をその厚み方向に挟み込むかたちで一対の補強板104が接合されて強度の向上が図られており、この部分が破損することで保護板101が吊り具103から外れて落下するといった不都合が未然に抑制されるようになっている。
【0007】
以上のような安全装置が三角部に設けられることによって、エスカレータの利用者が欄干から身を乗り出した状態で三角部に近づいた場合、この利用者は、保護板101の前端側に固着された筒状部材102に接触することになる。これにより、欄干から身を乗り出した利用者に危険を認識させて、この利用者が三角部に挟み込まれるといった事故を未然に防止することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上のような三角部に設けられる安全装置は、エスカレータの利用者が簡単に手で触れることができるので、いたずら等の対象となることも想定される。そして、エスカレータの利用者によるいたずらで、例えば筒状部材102が強引に捩られると、この筒状部材102と補強板104が接合された保護板101の上端側との接合部分(図11中D部)に強い応力が加わって、この部分から亀裂が生じて保護板101の破損を招いてしまうことも考えられる。また、エスカレータの利用者によるいたずらに起因して保護板101が破損して、この保護板101と筒状部材102とが分離すると、筒状部材102が落下する不都合が生じることも考えられる。
【0009】
筒状部材102の落下を防止する方法としては、例えば実公平2−45271号公報において、筒状部材と吊り具とを索状体を介して連結する方法が提案されているが、この方法では保護板の破損を防止することはできず、根本的な解決には至っていない。
【0010】
本発明は、以上のような従来の実情に鑑みて創案されたものであって、エスカレータの利用者が筒状部材を強引に捩っても保護板が破損しにくい構造とし、保護板の破損に起因する筒状部材の落下等の不都合を未然に防止できる安全装置、及び、この安全装置を備えるエスカレータを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る安全装置は、建屋の上下階にまたがって設置されたエスカレータと前記建屋の上階床開口部周縁とによって形成される三角部、或いは、前記エスカレータとこれに並設された他のエスカレータとによって形成される三角部に配設されるものであり、前記三角部に対応した略三角形状の保護板と、前記保護板を前記建屋の上階床の下部、或いは、前記他のエスカレータの下部に揺動自在に取り付ける吊り具と、前記保護板の前記吊り具が取り付けられる上端側に接合され、この保護板の上端側の強度を向上させる補強板と、長さ方向に沿って形成されたスリットを有し、このスリットから前記保護板の前端側が内部に挿入されて、前記保護板の前端側に固着された筒状部材とを備え、前記筒状部材のスリットの上端側が幅広に形成され、この幅広に形成されたスリットから前記保護板の前端側に加えて前記補強板の前端側が前記筒状部材の内部に挿入され、かつ、前記筒状部材の上端部を閉塞する蓋体を有し、この蓋体に、前記保護板の前端側及び前記補強板の前端側の前記筒状部材内部における位置を規制する位置規制手段が設けられていることを特徴としている。
【0012】
この本発明に係る安全装置では、筒状部材に形成されたスリットから、保護板の前端側に加えて補強板の前端側が筒状部材の内部に挿入されていることによって、筒状部材の捩りに対する強度が高められている。すなわち、筒状部材が強引に捩られた場合には、その応力が筒状部材に形成されたスリット端面を起点としてこのスリット端面と接触する部分に集中することになるが、本発明に係る安全装置では、この応力が集中する部分の強度が補強板によって高められるので、筒状部材が強引に捩られた場合でも、その応力が集中する部分を起点として保護板に亀裂等が生じるといった不都合が有効に抑制される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0016】
本発明を適用した安全装置を備えるエスカレータは、図1に示すように、上下階を有する建屋に設置され、チェーン等によって無端状に連結された複数の踏段1が、上階と下階とに亘って斜めに循環移動するようになっている。
【0017】
無端状に連結された複数の踏段1の左右両側には、一対の欄干2が立設されている。そして、これら一対の欄干2の上部には、踏段1と同期して走行するハンドレール3がそれぞれ配設されている。
【0018】
また、踏段1の下方には、図示を省略するが、自重及び利用者の荷重を支えるトラスと呼ばれる躯体部分が設けられており、この躯体部分の内部に、踏段1やハンドレール3を駆動する駆動機や、踏段1の移動を案内する踏段レール、制御盤等が配設されている。
【0019】
以上のように構成されるエスカレータは、無端状に連結された複数の踏段1及び一対のハンドレール3が、駆動機による駆動力を受けて上階と下階との間を移動することにより、利用者を下階から上階へ、或いは上階から下階へと搬送するようになっている。
【0020】
このエスカレータは、その一端側が建屋の上階床(下階天井)に設けられた開口部を通して上階の床面上に設置されており、その中途部において上階床に設けられた開口部の周縁と交差するようになっている。このエスカレータと開口部周縁とが交差する部分は三角部と呼ばれている。また、図1に示したように、建屋内にこのエスカレータと隣接して他のエスカレータが設置されている場合には、これらのエスカレータは互いの中途部において交差することになる。これら、隣接するエスカレータ同士が交差する部分も三角部と呼ばれている。そして、これらの三角部に、本発明を適用した安全装置10が設置されている。すなわち、本発明を適用した安全装置10は、エスカレータと建屋の上階床開口部周縁とのが交差する部分、或いは、エスカレータとこれに隣接して設置された他のエスカレータとが交差する部分である三角部に設置されて、エスカレータの欄干2から身を乗り出した利用者が、この三角部に挟み込まれる事故を未然に防止するものである。
【0021】
本発明を適用した安全装置10の具体的な一例を図2及び図3に示す。この図2及び図3に示す安全装置10は、アクリル樹脂等が上記三角部に対応した略三角形状に成形されてなる保護板11を有している。
【0022】
この保護板11の上端側には、この保護板11を厚み方向に挟み込むようにして、保護板11と同質のアクリル樹脂等よりなる一対の補強板12が接着剤等によって接合されている。そして、これら一対の補強板12が接合された保護板11の上端側には、その厚み方向に貫通する複数の貫通孔13が形成されており、これら複数の貫通孔13に吊り具14がそれぞれ取り付けられている。
【0023】
保護板11は、これらの吊り具14によって、エスカレータが設置された建屋の上階床の下部、或いは、隣接する他のエスカレータの下部に、揺動自在に取り付けられるようになっている。
【0024】
また、安全装置10は、保護板11の前端側、すなわち、エスカレータの踏段1及びハンドレール3が走行する方向の始端側に固着される筒状部材15を有している。
【0025】
この筒状部材15は、保護板11や補強板12と同質のアクリル樹脂等が円筒状に成形されてなるものである。そして、この筒状部材15には、その長さ方向に沿って、内部に保護板11の前端側を挿入するためのスリット16が形成されている。このスリット16は、その下端側から中途部までの範囲は、保護板11の厚みに相当する幅で形成されている。一方、その上端側は、保護板11の厚みと一対の補強板12の厚みとの総厚に相当する幅広に形成されている。そして、筒状部材15は、以上のように形成されたスリット16から保護板11の前端側及びこの保護板11に接合された一対の補強板12の前端側が内部に挿入された状態で、スリット16の周縁から接着剤が注入されること等によってこれらと接合され、上端側に補強板12が接合された保護板11の前端側に固着されるようになっている。
【0026】
また、筒状部材15の上端部は、蓋体17によって閉塞されるようになっている。この蓋体17の筒状部材15内部と対向する一方の主面部には、保護板11の厚みと一対の補強板12の厚みとの総厚に相当する幅の溝部18が形成されている。蓋体17は、筒状部材15の内部に挿入された保護板11及び一対の補強板12の上端部が、この溝部18内に収容されるようにして、筒状部材15の上端部に嵌合される。これにより、筒状部材15の内部に挿入された保護板11及び一対の補強板12の位置が蓋体17の溝部18によって規制されて、筒状部材15の内部における保護板11及び一対の補強板12の変位が抑制されることになる。
【0027】
以上のように構成される安全装置10が上記三角部に設置されることによって、エスカレータの利用者が欄干2から身を乗り出した状態で三角部に近づいた場合に、この利用者は、安全装置10の筒状部材15に接触することになる。これにより、欄干から身を乗り出した利用者は危険を認識して安全な位置に退避することができ、この利用者が三角部に挟み込まれるといった事故を未然に防止することができる。
【0028】
また、この安全装置10では、エスカレータの利用者によるいたずらで筒状部材15が強引に捩られた場合であっても、これに起因して保護板11に亀裂が生じるといった不都合が有効に抑制されることになる。
【0029】
すなわち、筒状部材15に図3中矢印Aで示す捩り方向の力が加わった場合、その捩り方向の力は筒状部材15に形成されたスリット16の端面からこのスリット16の端面に接触する部分に伝わり、特に、スリット16の上端側の端面と接触する部分(図3中B部)にその応力が集中することになる。しかしながら、本発明を適用した安全装置10では、保護板11の前端側に加えて一対の補強板12の前端側も、このスリット16を介して筒状部材15の内部に挿入されており、スリット16の上端側の端面と接触する部分、すなわち、筒状部材15が強引に捩られたときに応力が集中する部分の強度が高められているので、この部分を起点として保護板11に亀裂が生じる不都合が有効に抑制される。
【0030】
また、保護板11の前端側に加えて一対の補強板12の前端側も筒状部材15の内部に挿入した構造では、筒状部材15の内部において保護板11及び一対の補強板12の変位が抑制されていないと、筒状部材15に捩り方向の力が加わったときに、図3中C部に応力が集中して、ここを起点として保護板11に亀裂が生じる場合がある。すなわち、筒状部材15の内部に挿入された一対の補強板12は、その面積が保護板11に比べて小さいために、筒状部材15に捩り方向の力が加わった場合に筒状部材15の内部における変位が抑制されていないと、筒状部材15に形成されたスリット16の端面を支点として筒状部材15の内部で大きく変位することになる。一方、筒状部材15の内部に挿入された保護板11の補強板12が接合されていない部分は、筒状部材15に捩り方向の力が加わったときに保護板11全体として変位することになるため、筒状部材15の内部における変位量は、補強板12に比べて小さくなる。
【0031】
このため、筒状部材15の内部における保護板11及び一対の補強板12の変位が抑制されていないと、以上のような保護板11と補強板12との変位量の差に起因して、保護板11と補強板12との境界部分であるC部に応力が集中し、この部分を起点として保護板11に亀裂が生じてしまう場合がある。
【0032】
しかしながら、本発明を適用した安全装置10では、上述したように、筒状部材15の内部に挿入された保護板11及び一対の補強板12の上端部が、筒状部材15の上端部を閉塞する蓋体17に形成された溝部18内に収容されてその位置が規制されることで、筒状部材15の内部における保護板11及び一対の補強板12の変位が抑制されるようになっているので、筒状部材15に捩り方向の力が加わった場合の保護板11の破損が、更に有効に抑制されることになる。
【0033】
なお、以上は筒状部材15の上端部を閉塞する蓋体17に溝部18を形成し、この溝部18内に筒状部材15の内部に挿入された保護板11及び一対の補強板12の上端部を収容することで、これら保護板11及び一対の補強板12の筒状部材15内部における変位を抑制するようにしているが、この溝部18が形成された蓋体17に代えて、図4に示すように、保護板11の厚みと一対の補強板12の厚みとの総厚に相当する幅で2つの部材19a,19bに分断された蓋体19を用い、この蓋体19の2つの部材19a,19bで保護板11及び一対の補強板12の上端部を挟み込むようにして、これらの部材19a,19bを筒状部材15の上端部に嵌合させるようにしても、上述した例と同様の効果を得ることができる。
【0034】
また、この蓋体19と同等の部材を筒状部材15の内部に複数設けるようにした場合、または、蓋体19の2つの部材19a,19bを厚み方向に大きくした柱状の部材を筒状部材15の内部に設けるようにした場合には、筒状部材15の内部における保護板11及び一対の補強板12の変位が更に抑制されて、筒状部材15に捩り方向の力が加わった場合の保護板11の破損が、より効果的に抑制されることになる。
【0035】
ところで、本発明を適用した安全装置10は、上述したように、筒状部材15に加わる捩り方向の力に対する強度が高められているが、筒状部材15が極めて大きな力で捩られた場合には、保護板11に亀裂が生じてしまうことも考えられる。このように、筒状部材15が極めて大きな力で捩られて保護板11に亀裂が生じた場合、保護板11と筒状部材15が分離して、筒状部材15がその自重によって落下してしまうことも想定される。
【0036】
このような不都合を回避するために、本発明を適用した安全装置10では、例えば図5及び図6に示すように、筒状部材15の上端部を閉塞する蓋体17に立ち上げ片20を立設し、この立ち上げ片20に貫通孔21を形成してこの貫通孔21に吊り具14を取り付け、この吊り具14によって、筒状部材15を建屋の上階床の下部、或いは、隣接する他のエスカレータの下部に、揺動自在に取り付けることが望ましい。
【0037】
安全装置10を以上のような構造とすれば、筒状部材15が保護板11とは独立して建屋の上階床の下部、或いは、隣接する他のエスカレータの下部に取り付けられることになるので、筒状部材15に極めて大きな捩り方向の力が加わり、仮に保護板11に亀裂が生じて保護板11と筒状部材15とが分離した場合であっても、筒状部材15が落下するといった不都合を有効に抑制することができる。
【0038】
また、筒状部材15が極めて大きな力で捩られて保護板11に亀裂が生じた場合に筒状部材15が落下するといった不都合を回避する方法としては、例えば図7に示すように、保護板11と筒状部材15とを連結部材22によって相互に連結することも非常に有効である。この場合には、仮に保護板11に亀裂が生じても、保護板11と筒状部材15とが連結部材22によって連結されているので、筒状部材15が落下するといった不都合を有効に抑制することができる。
【0039】
また、この場合、連結部材22として剛性の高い締結金具を用い、この締結金具によって補強板12が接合された保護板11の上端側と筒状部材15とを締結するようにすれば、筒状部材15に加わる捩り方向の力に対する強度が更に高められ、保護板11の破損をより効果的に抑制することも可能となる。
【0040】
また、筒状部材15が極めて大きな力で捩られて保護板11に亀裂が生じた場合に筒状部材15が落下するといった不都合を回避する方法としては、例えば図8に示すように、保護板11の主面部に粘着フィルム23を貼着することも有効である。この場合には、仮に保護板11に亀裂が生じた場合であっても、この亀裂によって分離される保護板11の破片同士が粘着フィルム23によって繋ぎ止められることになり、結果的に筒状部材15が落下する不都合を有効に抑制することができる。
【0041】
なお、以上は、保護板11の前端側に加えて一対の補強板12の前端側も筒状部材15の内部に挿入することで、筒状部材15に加わる捩り方向の力に対する強度を高めて、保護板11の破損を有効に抑制するようにした本発明の安全装置10について説明したが、筒状部材15に加わる捩り方向の力を保護板11に伝えないことで、保護板11の破損を抑制することも効果的である。
【0042】
具体的には、例えば図9に示すように、筒状部材15を保護板11に固着することなく、これらをリングやヒンジ等の連結部材24によって相対的に変位可能に連結するようにすれば、筒状部材15に捩り方向の力が加わった場合でも、この力は保護板11に伝達されない。したがって、安全装置をこのような構造とすることで、保護板11の破損が有効に抑制されることになる。
【0043】
【発明の効果】
本発明に係る安全装置は、筒状部材に形成されたスリットから保護板の前端側に加えて補強板の前端側も筒状部材の内部に挿入されることによって、筒状部材の捩りに対する強度が高められているので、筒状部材が強引に捩られた場合でも、保護板の破損が有効に抑制されると共に、この保護板の破損に起因して筒状部材が落下するといった不都合が有効に抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した安全装置を備えるエスカレータの全体構成を示す模式図。
【図2】本発明を適用した安全装置の一例を示す側面図。
【図3】図2に示す安全装置の要部を拡大して示す斜視図。
【図4】本発明を適用した他の安全装置の要部を拡大して示す斜視図。
【図5】本発明を適用した更に他の安全装置を示す側面図。
【図6】図5に示した安全装置の要部を拡大して示す斜視図。
【図7】本発明を適用した更に他の安全装置の要部を拡大して示す斜視図。
【図8】本発明を適用した更に他の安全装置を示す側面図。
【図9】筒状部材と保護板とが相対的に変異可能に連結された安全装置の側面図。
【図10】従来の安全装置を示す側面図。
【図11】図10に示した従来の安全装置の要部を拡大して示す斜視図。
【符号の説明】
1 踏段
2 欄干
3 ハンドレール
10 安全装置
11 保護板
12 補強板
14 吊り具
15 筒状部材
16 スリット
17 蓋体
18 溝部
19 蓋体
20 立ち上げ片
22 連結部材
23 粘着フィルム
Claims (4)
- 建屋の上下階にまたがって設置されたエスカレータと前記建屋の上階床開口部周縁とによって形成される三角部、或いは、前記エスカレータとこれに並設された他のエスカレータとによって形成される三角部に配設される安全装置において、
前記三角部に対応した略三角形状の保護板と、
前記保護板を前記建屋の上階床の下部、或いは、前記他のエスカレータの下部に揺動自在に取り付ける吊り具と、
前記保護板の前記吊り具が取り付けられる上端側に接合され、この保護板の上端側の強度を向上させる補強板と、
長さ方向に沿って形成されたスリットを有し、このスリットから前記保護板の前端側が内部に挿入されて、前記保護板の前端側に固着された筒状部材とを備え、
前記筒状部材のスリットの上端側が幅広に形成され、この幅広に形成されたスリットから前記保護板の前端側に加えて前記補強板の前端側が前記筒状部材の内部に挿入され、かつ、前記筒状部材の上端部を閉塞する蓋体を有し、この蓋体に、前記保護板の前端側及び前記補強板の前端側の前記筒状部材内部における位置を規制する位置規制手段が設けられていることを特徴とする安全装置。 - 前記筒状部材の蓋体に前記吊り具が取り付けられ、この吊り具を介して前記筒状部材が前記保護板を前記建屋の上階床の下部、或いは、前記他のエスカレータの下部に揺動自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の安全装置。
- 前記保護板と前記筒状部材とが連結部材により相互に連結されていることを特徴とする請求項1または2に記載の安全装置。
- 前記保護板の主面部に粘着フィルムが貼着されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の安全装置。
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